JP2000164316A - ワイヤーハーネスの製造における自動圧接方法及びその装置 - Google Patents

ワイヤーハーネスの製造における自動圧接方法及びその装置

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JP2000164316A
JP2000164316A JP10337249A JP33724998A JP2000164316A JP 2000164316 A JP2000164316 A JP 2000164316A JP 10337249 A JP10337249 A JP 10337249A JP 33724998 A JP33724998 A JP 33724998A JP 2000164316 A JP2000164316 A JP 2000164316A
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press
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Toshiaki Suzuki
俊秋 鈴木
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配索電線の両端の一方の向きを変えて、同一
向きのコネクタに円滑に圧接して、連続した圧接作用を
可能にする。 【解決手段】 レールL上をコネクタハウジングC付き
のパレットPを移行させ、そのハウジングCに端子挿入
A、電線aの圧接B及び圧接状態の検査E及びハウジン
グCの組立を行う。電線調尺送り出し機40から所要本
数の電線aを送り出し、それ(一端)をチャッキング5
3して一の圧接機30に移行させて圧接する。このと
き、パレットPを左右に動かして、所要のハウジングC
及び所要の端子に圧接する。電線aの他端は圧接機20
によって、同様に圧接するとともに、電線aを切断す
る。この作用を繰り返して、所要本数の電線aの両端を
コネクタCに圧接したワイヤーハーネスを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用などの
ワイヤーハーネス、すなわち複数の電線を並列し、その
各電線の両端をそれぞれコネクタに圧接したワイヤーハ
ーネスを製造する際の前記電線端をコネクタに圧接する
自動圧接方法及びその自動圧接装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、図12に示すように、自動車用
ワイヤーハーネスWは、複数のコネクタC1 、C2 、C
3 (総称符号C)に電線aを接続したものであり、近
年、その電線aのコネクタCへの接続には作業性の点か
ら圧接接続(以下、圧接という)が多用されている。
【0003】このため、本願出願人は、特開平10−9
7888号(公報1)において、電線aを確実にコネク
タのスロット(圧接端子)に圧入するための電線及び圧
接刃のガイドを、特開平10−106374号公報(公
報2)において、並列された任意の電線を所要のコネク
タの所要の圧接端子に圧接し得るように、複数の圧接刃
を任意に作動し得る技術を、特開平10−154423
号(公報3)及び特開平10−212068号公報(公
報4)において、複数本の電線から圧接する(配索す
る)電線を任意に送り出す技術を、特開平10−241
473号公報(公報5)において、移動パレット上にコ
ネクタを載置し、そのパレットを移動させて、圧接機に
対し、所要のコネクタ及び所要の圧接端子を対応させ、
図12に示す等の配索態様の圧接を行い得る技術を、そ
れぞれ提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ワイヤーハーネス
製造における技術開発の最終段階として、上記提案技術
を組合せて、ワイヤーハーネスWを連続して製造する
際、電線送り出し機から送り出される電線aは一方向で
あり、所要長さを送り出した後、切断すれば、その切断
端(切断部の対向端で、以下、送り出される先側の端を
A端、後側の端をB端という)は相反対方向を向く。一
方、コネクタCは一方向に向いて並べられるため、電線
aの両端はその一方(A端又はB端)の向きを変えて圧
接しなければならない。因みに、一つのコネクタCにも
A端とB端のいずれも圧接されるため、コネクタCの向
きを圧接状態(方向)に対応されることは困難である。
【0005】この発明は、配索電線のA端又はB端の向
きを変え得て、連続した自動圧接を可能にすること、及
びワイヤーハーネスの生産性を高めることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、各電線の両端(A端及びB端)の圧接
をそれぞれ別の圧接機で行い、その一の圧接機に電線調
尺送り出し機を付設し、その送り出し前の電線切断端を
チャッキングして電線を調尺送り出しながら前記他の圧
接機に導いてその圧接機によりコネクタに圧接し、所要
長さ送り出しすれば、その電線を前記チャッキング位置
を切断するとともに、その切断端を前記一の圧接機によ
ってコネクタに圧接し、以後、同様の作用を繰り返し
て、所要本数の電線の両端をコネクタに圧接するように
したのである。
【0007】このようにすれば、例えば、電線調尺送り
出し機から出て切断された電線B端の向きが圧接方向と
なるように全てのコネクタを配置して、B端は一の圧接
機で圧接を行い、一方、A端は他の圧接機への移行中に
反転させて、その圧接機で圧接を行う。これにより、連
続圧接が可能である。
【0008】この解決手段の具体的な構成としては、複
数の電線を並列し、その各電線の両端をそれぞれコネク
タに圧接したワイヤーハーネスを製造する際の前記電線
端をコネクタに圧接する自動圧接機において、架台上の
レールに前記コネクタが配置されるパレットを移動自在
に設けるとともに、前記レールに沿って対の圧接機を設
けて、前記パレットを両圧接機間をその圧接部にコネク
タが臨むように移動可能とし、前記両圧接機の一方に電
線調尺送り出し機及び電線切断機を付設するとともに、
電線チャックを両圧接機間に往復移動させる手段を設け
た構成を採用し得る。
【0009】この構成では、送り出し前の電線切断端を
上記チャックでチャッキングして、上記電線調尺送り出
し機により電線を調尺送り出しながら前記チャックを他
方の圧接機に導いて、その圧接機により前記電線切断端
をコネクタに圧接し、所要長さ送り出しすれば、その電
線を上記電線切断機で切断するとともに、その切断端を
前記一の圧接機によりコネクタに圧接する。
【0010】このとき、複数本の電線を同時にそれぞれ
所要長さに送り出し、その各電線の各両端を選択的に所
要のコネクタの所要の圧接端子に圧接するようにすれ
ば、図12に示す、複数のコネクタCに、電線aがクロ
ス状態で圧接されるような種々の態様のワイヤーハーネ
スWを容易かつ円滑に得ることができる。
【0011】この具体的構成としては、上記電線調尺送
り出し機は、複数の電線を同時にそれぞれ所要長さ送り
出すものであり、上記両圧接機は、複数の各電線を選択
的に所要のコネクタの所要の圧接端子に圧接可能なもの
である構成を採用する。
【0012】また、複数の電線を送り出す際、それらは
上下に不揃いとなり易いため、チャッキングする前に各
電線端を並列に揃えてチャッキングすることが好まし
い。このようにすれば、並列された電線を圧接すること
となり、圧接作用も円滑かつ正確となる。この作用は電
線調尺送り出し機の送り出し部前面に各電線端の並列揃
え具を設けて行うことができる。
【0013】上記電線切断端(A端)をチャッキングす
るチャックは円弧状に動かして他の圧接機に導くことが
好ましい。円弧状に動けば、電線の送り出しも円弧状と
なってその作用に支障がなく、180度回れば、A端は
反対向きとなって、圧接の向きとなる。因みに、レール
に沿ってA端を移動させれば、電線はほぼ直角に曲げら
れ、送り出しに支障が出るうえに、A端の反転機構を別
途に備える必要がある。この円弧状の動きは、架台に設
けた回転アームにより行い得る。
【0014】コネクタへの圧接は、そのコネクタを両圧
接機間に移動させてA端、B端を圧接すると、図12に
示す態様のワイヤーハーネスWなどの製造が容易であ
り、これには、上述のように単位のワイヤーハーネスに
必要な数のコネクタをパレット上に並べて配置し、この
パレットを前記両圧接機間を移動させて前記圧接を行う
とよい。
【0015】上記チャックは、上下面に開口する上下ス
リット及びその上下スリットに直交して前後面に開口す
る横スリットを有するガイドと、そのガイドの横スリッ
トに対応するスリットを有するスライド板から成り、前
記上下スリットに圧接機の圧接刃が挿通し、横スリット
及びスライド板のスリットには上記電線調尺送り出し機
からの電線が挿通し、前記ガイドの横スリットとスライ
ド板のスリットの対応度合の調節により電線を把持して
チャッキングする構成とすることができる。このように
すれば、チャックが電線送り出し及び圧接刃のガイドと
なって、安定した送り出し及び圧接を行い得る。
【0016】上記チャックはA端の圧接に参加し、B端
の圧接には参加しないため、B端の圧接においても、そ
の作用が円滑に(安定して)なされるように、上記一の
圧接機の圧接部に同じく、上下面に開口する上下スリッ
ト及びその上下スリットに直交して前後面が開口する横
スリットを有するガイドを設け、前記上下スリットに前
記圧接機の圧接刃が挿通し、横スリットには上記電線調
尺送り出し機からの電線が挿通する構成を採用するとよ
い。
【0017】上記圧接機の圧接刃は、上記ガイド(チャ
ック)のスリットに入って電線を圧接する刃とガイドか
ら導出された電線に当接する押え刃とから成り、この押
え刃により、圧接と同時に電線を押し下げるものとすれ
ば、圧接につれて電線の圧接部に近い電線部分(押え刃
の当接部)も押し下げられて追従するため、電線圧接部
分は円滑に圧接端子に圧入される。
【0018】上記各自動圧接装置は、上記一の圧接機の
前段に上記レールに沿う端子実装機を設けるとともに、
他の圧接機の後段に同じくレールに沿う検査・組立機を
設け、前記端子実装機は、上記コネクタハウジングの任
意のキャビティに圧接端子を挿入可能なものであり、前
記検査・組立機は、電線端の圧接状態の検査を行った
後、良好品のみのコネクタの組立てを行うものである構
成とすることができる。
【0019】このようにすれば、ワイヤーハーネスの製
造がより円滑となり、また、不良品の数も極力少なくな
る。また、端子実装機が任意のキャビティに圧接端子を
挿入可能なものであると、電線を圧入しないキャビティ
には端子を挿入することなく、次工程の圧接に移行で
き、部品費用の削減を図り得る。この任意の挿入は、挿
入子の動作を、コネクタの端子態様に応じて制御すれば
よい。因みに、空きキャビティがあるなどの所要の端子
が挿入されたコネクタを別途に用意して圧接工程に送り
込むことは、部品の品番が増加し、管理及び誤品混入の
恐れがある。電線端の圧接状態の検査には、圧接端子へ
の圧入電線の有無、先端出代、バレル部のカシメ度合
(状態)等がある。
【0020】なお、上記各自動圧接装置において、その
一の圧接機を除いて、電線調尺送り出し機からの電線の
A端及びB端をそれぞれチャックで他の圧接機に移載し
て圧接するようにすることもできる。すなわち、他の圧
接機でA、B端両方の圧接を行うようにすることもでき
る。この場合、チャックはA、B端が常に圧接方向に向
くような動きをさせる必要がある。また、電線は一本づ
つ送り出すものともし得る。
【0021】
【実施の形態】図1に一実施形態の全体斜視図を示し、
架台H上にレールLが設けられ、このレールLに沿って
端子実装機A、電線圧接装置B、検査・組立機E及びコ
ネクタCのセッティッング部Dが設けられている。この
実施形態は、図11に示す、アッパーコネクタハウジン
グC21とロワーコネクタハウジングC22からなるコネク
タC2 のそれぞれのハウジングC21、C22に、図10に
示すように電線aを圧接した後、図12のごとく、両ハ
ウジングC21、C22を嵌合して、図12に示すワイヤー
ハーネスWを作るものである。そのワイヤーハーネスW
のコネクタC1 、C2 、C3 は、C2 、C3 が図11に
示すものであり、C1 は端子数(キャビティ数)が一つ
多いものである。端子tは所要数がハウジングのキャビ
ティsに挿入される。アッパーコネクタハウジング
11、C21、C31の上蓋qは繋ぎnを切断して、図11
(a)の矢印のごとく反転することにより、同図(b)
のごとく本体に嵌合する(詳細は、特願平9−1453
28号を参照のこと)。
【0022】各コネクタ(ハウジング)Cは、セッティ
ング部Dにおいて、ストッカーQから、人手によって、
図10に示すパレットPの凹部に嵌合(配置)されて、
図示しないリフター及びコンベアによって、図1の矢印
のごとく、架台H内を通って端子実装機Aに至る。端子
実装機Aに至ったパレットPは、端子実装機A、電線圧
接装置B及び検査・組立機Eに対応するレールLに沿っ
て設けたそれぞれのボールねじ式搬送機(図示せず)に
よって、所要量送られるとともに次段に渡される。圧接
及び検査工程ではパレットPの往復動が行われる。
【0023】端子実装機Aは、端子リール10と端子切
断・挿入ユニット11とから成り、端子tが並列して帯
状に連結された端子帯がリール10からユニット11に
送り込まれ、ユニット11において、各端子tに切り離
されるとともに、パレットP上のハウジングCの所要の
キャビティsに挿入される。その挿入されるキャビティ
sは予め設定されており、パレットPの動きによって決
定される。端子挿入が終われば、パレットPは次工程の
電線圧接装置Bに移行される。
【0024】電線圧接装置Bは、2台の圧接機20、3
0と、一方の圧接機20に付設された電線調尺送り出し
機40及び電線移載旋回ユニット50とから成る。電線
調尺送り出し機40は、電線ブレーキユニット41、電
線送り量検出エンコーダユニット42、電線フィードユ
ニット43とから成り、所要数、所要色の電線aが所要
長さ一の圧接機20に送り出される(この電線調尺送り
出し機の詳細は、上記公報3、4参照)。
【0025】一の圧接機20は、図2乃至図5にその詳
細を示し、サーボモータ21によって任意の圧接刃22
を昇降させて電線aをハウジングC内の端子tに圧接す
る。この圧接機20の構成及び作用は上記公報2を参照
のこと。複数の圧接刃22の下方には電線ガイド23が
昇降自在に設けられており、このガイド23は、圧接刃
22が挿通する上下方向のスリット24とそのスリット
24に直交して前後面に開口する横スリット25を有
し、上昇した状態で、上記電線調尺送り出し機40から
所要数の電線aが送り込まれる。このガイド23の前面
には昇降自在な電線揃え具26が設けられており、下降
することによりガイド23内に挿通された電線aを揃え
る。ガイド23と揃え具26は圧接と同時(圧接刃22
の下降と同時)に下降する。なお、ガイド23について
は、後述のチャック53の構成とほぼ同一であり、その
図8及び公報1を参照のこと。
【0026】他方の圧接機30は、図6、7に示すよう
に2台備えられており、ともに上述の一の圧接機20と
構成作用は同じである。すなわち、サーボモータ31に
よって任意の圧接刃32が昇降して圧接を行う。2台設
けたのは、コネクタCの端子形状・配置の異なるものに
より対応し易くするためである。例えば、圧接刃32の
形状等が異なったものである。この両圧接機30、30
は図6の矢印のごとくスライドさせることによりパレッ
トP(ハウジングC)の圧接位置に対応させる。各圧接
機20、30には圧接下死点ストロークセンサー27、
37が設けられて、所要の圧接深さになるようになって
いる。
【0027】電線移載旋回ユニット50は、モータ51
により180度往復旋回するアーム52の先端にチャッ
ク53を設けたものである。このチャック53は、図
8、9に示すように、上下方向のスリット54とそれに
直交して前後面に開口するスリット55を有するガイド
56と、そのガイド56に嵌まってスリット57を有す
るスライド板58とから成る。スライド板58は、エア
シリンダ59により図8矢印のごとく進退し、図9
(b)のごとく、ガイド56とで電線aを把持してチャ
ッキングする。
【0028】圧接刃22、32は、図8に示すように、
電線aを圧接する刃22a、32aとチャック53(ガ
イド23)から突出する電線aに当接する押え刃22
b、32bとから成る。このため、圧接作用につれて、
図示鎖線のごとく、刃22a、32aがスリット54、
24に挿通して、その中の電線aを押圧して圧接すると
同時に、押え刃22b、32bも突出する電線aをその
圧接に追従して下方に押し下げて、電線aに屈曲するな
どの動きが生じないようにして、円滑な圧接作用を行
う。
【0029】いま、端子実装機AからパレットPが電線
圧接装置Bに送られてくると、図2に示すように、アー
ム52は一つの圧接機20側に旋回して、そのチャック
53がガイド23に沿い、その状態で電線調尺送り出し
機40から、所要の電線aが所要本数ガイド23及びチ
ャック53(スリット25、55)に送り込まれ、その
先端は、後述のチャック53が他の圧接機30に対応し
た時、所要の圧接長さとなるように送り量が決定され
る。送り込まれた電線aは揃え具26が下降することに
よって揃えられた後(図3)、エアシリンダ59が作動
してスライド板58により挾持される。
【0030】すると、図4に示すように、アーム52が
他の圧接機30に向かって旋回するとともに、パレット
Pも他の圧接機30に向かう。パレットPは前もって移
行していてもよい。このとき、電線調尺送り出し機40
は、各電線aを所要長さ調尺して送り出す。図6に示す
ように、チャック53が他の圧接機30に沿うと、圧接
機30が作動し、このとき、パレットPが左右動して、
所要のハウジングC及び所要の端子tに電線aのA端が
圧接される。チャッキングした全ての電線aのA端の圧
接が終了すると、パレットPは一の圧接機20側に移行
する。
【0031】パレットPが圧接機20に対応すると、ガ
イド23とともに圧接刃22が下降するとともに、パレ
ットPが左右動して、所要のハウジングC及び所要の端
子tに電線aのB端が圧接される。このとき、圧接作用
とともに、圧接刃22によって電線aは切断される。こ
のため、この実施形態では、圧接機20が電線切断機を
兼ねている。この切断機は別途に設けてもよい。圧接刃
22による電線切断は公報2参照。
【0032】ガイド23から送り出している全ての電線
aのB端の圧接が終了すると、再び、図2に示すよう
に、アーム53が一の圧接機20側に旋回し、以後、同
様な作用が繰り返されて、ハウジングCに電線aが圧接
される。電線圧接の終了したパレットPは次の検査・組
合機Eに移行する。なお、パレットPを圧接機20、3
0に対して移動させ、電線aをクロス状などに圧接する
作用については公報5を参照のこと。
【0033】検査・組立機Eは、電線aの圧接が終了し
たハウジングCのパレットPが送られてくると、図示し
ないレーザセンサーによってハウジングCに対する端子
tの高さ、電線aの圧接高さ等を検査し、さらに、画像
処理検査器70によって圧接状態、例えば電線出代(長
短)、バレルのカシメ状態などを検査する。不良があれ
ば、その旨を通報し、良好品であれば、図示しない動作
でもって図11に示す作用により、対のハウジングC11
とC12、C21とC22、C31とC32を嵌合させて図12に
示すワイヤーハーネスWを得る。このとき、ストローク
センサー71によってアッパーコネクタハウジング
11、C21、C31の嵌合下孔点が決定される。
【0034】図12で示すワイヤーハーネスWとなった
パレットPはセッティング部Dに移行し、ここで、ワイ
ヤーハーネスWは人によりパレットPから取外され、パ
レットPには新たなハウジングCが配置されて、端子実
装機Aに送られる。以上の作用が繰り返されて、図12
に示すワイヤーハーネスWが連続的に作られる。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上のようにしたので、電
線のA端、B端の圧接作用を連続して行うことができ、
ワイヤーハーネスを円滑に製造し得る。
【0036】このとき、任意の電線を圧接可能とすれ
ば、種々の態様のワイヤーハーネスを得ることができ
る。また、電線を揃えたり、旋回アームでA端を移行さ
せたりすることにより、圧接作用の円滑さが向上する。
さらに、押え刃付きの圧接刃及び電線ガイドを設けるこ
とによっても、圧接作用の円滑さが増す。
【0037】さらに、端子実装機、検査・組立機を付加
すれば、端子実装、検査・組立も連続した動きによって
行うことができ、ワイヤーハーネスの製造コストの削減
を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の概略全体斜視図
【図2】同実施形態の要部作用説明図
【図3】同実施形態の要部作用説明図
【図4】同実施形態の要部作用説明図
【図5】図3の電線揃え具を除去した斜視図
【図6】同実施形態の要部作用説明図
【図7】同実施形態の他の圧接機部分の斜視図
【図8】チャック部の斜視図
【図9】(a)は同チャックの分解斜視図、(b)は電
線チャッキング作用説明用切断平面図
【図10】パレット部の斜視図
【図11】コネクタハウジングの嵌合作用説明斜視図で
あり、(a)は嵌合前、(b)は嵌合後
【図12】ワイヤーハーネスの一例の斜視図
【符号の説明】
A 端子実装機 B 電線圧接装置 C、C1 、C2 、C3 、C11、C12、C21、C22
31、C32 コネクタハウジング(コネクタ) D コネクタセッティング部 E 検査・組立機 H 架台 L レール P パレット W ワイヤーハーネス a 電線 11 端子切断・挿入ユニット 20、30 圧接機 21、31 サーボモータ 22、32 圧接刃 22a、32a 電線圧接刃 22b、32b 押え刃 23 ガイド 24 ガイドの上下方向スリット 25 ガイドの横スリット 26 電線揃え具 40 電線調尺送り出し機 50 電線移載旋回ユニット 52 アーム 53 チャック 54 チャックの上下方向スリット 55 チャックの横方向スリット 56 ガイド 57 スライド板スリット 58 スライド板 59 エアシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊秋 名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会 社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E051 JA01 JA07 JB10 5E063 HA01 HB19

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電線aを並列し、その各電線aの
    両端をそれぞれコネクタCに圧接したワイヤーハーネス
    Wを製造する際の前記電線端をコネクタCに圧接する自
    動圧接方法であって、 上記各電線aの両端の圧接をそれぞれ別の圧接機20、
    30で行い、その一の圧接機20に電線調尺送り出し機
    40を付設し、その送り出し前の電線切断端をチャック
    キングして電線aを調尺送り出しながら、前記他の圧接
    機30に導いてその圧接機30によりコネクタCに圧接
    し、所要長さ送り出しすれば、その電線aを前記チャッ
    キング位置で切断するとともに、その切断端を前記一の
    圧接機20によってコネクタCに圧接し、以後、同様の
    作用を繰り返して、所要本数の電線aの両端をコネクタ
    Cに圧接するワイヤーハーネスの製造における自動圧接
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動圧接方法におい
    て、複数本の電線aを同時にそれぞれ所要長さに送り出
    し、その各電線aの各両端を選択的に所要のコネクタC
    の所要の圧接端子tに圧接することを特徴とするワイヤ
    ーハーネスの製造における自動圧接方法。
  3. 【請求項3】 チャッキングする前に各電線端を並列に
    揃えてチャッキングすることを特徴とする請求項2に記
    載のワイヤーハーネスの製造における自動圧接方法。
  4. 【請求項4】 上記電線切断端をチャッキングするチャ
    ック53を円弧状に動かして他の圧接機30に導くこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のワ
    イヤーハーネスの製造における自動圧接方法。
  5. 【請求項5】 単位のワイヤーハーネスWに必要な数の
    コネクタCをパレットP上に並べて配置し、このパレッ
    トPを上記両圧接機20、30間を移動させて上記圧接
    を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つ
    に記載のワイヤーハーネスの製造における自動圧接方
    法。
  6. 【請求項6】 複数の電線を並列し、その各電線aの両
    端をそれぞれコネクタCに圧接したワイヤーハーネスW
    を製造する際の前記電線端をコネクタCに圧接する自動
    圧接機であって、 架台H上のレールLに上記コネクタCが配置されるパレ
    ットPを移動自在に設けるとともに、前記レールLに沿
    って対の圧接機20、30を設けて、前記パレットPを
    両圧接機20、30間をその圧接部にコネクタCが臨む
    ように移動可能とし、 上記両圧接機20、30の一方に電線調尺送り出し機4
    0及び電線切断機を付設するとともに、電線チャック5
    3を両圧接機20、30間に往復移動させる手段を設
    け、 送り出し前の電線切断端を上記チャック53でチャッキ
    ングして、上記電線調尺送り出し機40により電線aを
    送り出しながら前記チャック53を他方の圧接機30に
    導いて、その圧接機30により前記電線切断端をコネク
    タCに圧接し、所要長さ送り出しすれば、その電線aを
    上記電線切断機で切断するとともに、その切断端を前記
    一の圧接機20によりコネクタCに圧接するワイヤーハ
    ーネスの製造における自動圧接装置。
  7. 【請求項7】 上記電線調尺送り出し機40は、複数の
    電線aを同時にそれぞれ所要長さ送り出すものであり、
    上記両圧接機20、30は、複数の各電線aを選択的に
    所要のコネクタCの所要の圧接端子tに圧接可能なもの
    であることを特徴とする請求項6に記載のワイヤーハー
    ネスの製造における自動圧接装置。
  8. 【請求項8】 上記電線調尺送り出し機40の送り出し
    部前面に各電線端の並列揃え具26を設けたことを特徴
    とする請求項7に記載のワイヤーハーネスの製造におけ
    る自動圧接装置。
  9. 【請求項9】 上記チャック53の往復移動手段は架台
    Hに設けた回転アーム52により構成したことを特徴と
    する請求項6乃至8のいずれか一つに記載のワイヤーハ
    ーネスの製造における自動圧接装置。
  10. 【請求項10】 上記チャック53は、上下面に開口す
    る上下スリット54及びその上下スリット54に直交し
    て前後面に開口する横スリット55を有するガイド56
    と、そのガイド56の横スリット55に対応するスリッ
    ト57を有するスライド板58から成り、前記上下スリ
    ット54に圧接機30の圧接刃32aが挿通し、横スリ
    ット55及びスライド板56のスリット57には上記電
    線調尺送り出し機40からの電線aが挿通し、前記ガイ
    ド56の横スリット55とスライド板58のスリット5
    7の対応度合の調節により電線aを把持してチャッキン
    グするものであることを特徴とする請求項6乃至9のい
    ずれか一つに記載のワイヤーハーネスの製造における自
    動圧接装置。
  11. 【請求項11】 上記一の圧接機20の圧接部に上下面
    に開口する上下スリット24及びその上下スリット24
    に直交して前後面に開口する横スリット25を有するガ
    イド23を設け、前記上下スリット24に前記圧接機2
    0の圧接刃22aが挿通し、横スリット25には上記電
    線調尺送り出し機40からの電線aが挿通することを特
    徴とする請求項6乃至10のいずれか一つに記載のワイ
    ヤーハーネスの製造における自動圧接装置。
  12. 【請求項12】 上記圧接機20、30の圧接刃22、
    32は、上記ガイド23、56のスリット24、54に
    入って電線aを圧接する刃22a、32aとガイド2
    3、56から導出された電線aに当接する押え刃22
    b、32bとから成り、その押え刃22b、32bによ
    り、圧接と同時に電線aを押し下げることを特徴とする
    請求項10又は11に記載のワイヤーハーネスの製造に
    おける自動圧接装置。
  13. 【請求項13】 上記一の圧接機20の前段に上記レー
    ルLに沿う端子実装機Aを設けるとともに、他の圧接機
    30の後段に同じくレールLに沿う検査・組立機Eを設
    け、前記端子実装機Aは、上記コネクタハウジングCの
    任意のキャビティsに圧接端子tを挿入可能なものであ
    り、前記検査・組立機Eは、電線端の圧接状態の検査を
    行った後、コネクタCの組立てを行うものであることを
    特徴とする請求項6乃至12のいずれか一つに記載の自
    動圧接装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110718832A (zh) * 2019-09-30 2020-01-21 东莞理工学院 一种连接器的端子插入机构
CN112517419A (zh) * 2019-09-30 2021-03-19 东莞理工学院 一种能够筛分连接器主体尺寸的端子转送设备
CN114976817A (zh) * 2022-08-03 2022-08-30 深圳市越洋达科技有限公司 一种汽车线束与端子排自动连接装置
CN115579707A (zh) * 2022-12-12 2023-01-06 东莞市鸿儒连接器有限公司 一种铆压工站及铆接线束半自动线束组装压接机

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