JP2000163888A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JP2000163888A
JP2000163888A JP33161898A JP33161898A JP2000163888A JP 2000163888 A JP2000163888 A JP 2000163888A JP 33161898 A JP33161898 A JP 33161898A JP 33161898 A JP33161898 A JP 33161898A JP 2000163888 A JP2000163888 A JP 2000163888A
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fade
error
bit digital
digital signal
signal
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JP33161898A
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English (en)
Inventor
Shigeo Tagami
繁男 田上
Keisuke Yamaoka
啓介 山岡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ΔΣ変調により得られた1ビットオーディオ
信号を記録している光ディスクを再生するオーディオデ
ィスクプレーヤにおいて、再生信号にエラーがあった場
合にノイズを発生させずに好ましいタイミングで、かつ
滑らかに出力信号をミュートするのは困難であった。 【解決手段】 フェード処理部18は、デコーダ17か
らの音楽データDAに対してミュートのためのフェード
処理を施す。エラーフラグ判断部20は、バッファ16
からデコーダ17に送られる上記再生用1ビットデジタ
ル信号DR’よりも時間的に前のデータ、例えば所定時
間後にデコーダ17に送られるべき判断用データ列Dd
中のエラーフラグfeの状態を判断する。フェード制御
部21は、このエラーフラグ判断部20からのエラー判
断結果(エラー判断フラグ)fe’に基づいて上記フェ
ード処理部18のミュートのためのフェード処理を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に予め記
録されているΔΣ変調により得られた1ビットデジタル
信号を再生する再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アナログオーディオ信号にデルタ
シグマ(ΔΣ)変調を施して得られた1ビットオーディ
オ信号を高音質のレコーダーやデータ伝送に応用するこ
とが考えられている。ΔΣ変調により得られた1ビット
オーディオ信号は、従来のデジタルオーディオに使われ
てきた例えばサンプリング周波数44.1KHz、デー
タ語長16ビットのいわゆるマルチビットデジタル信号
に比べて、サンプリング周波数が64倍(64×44.
1KHz)でデータ語長が1ビットというように、非常
に高いサンプリング周波数と短いデータ語長といった形
をとる。
【0003】上記1ビットオーディオ信号を記録した光
ディスクを再生するオーディオディスクプレーヤの構成
を図10に示す。このオーディオディスクプレーヤ60
は、光ディスク61から1ビットオーディオ信号のRF
信号や、アクチュエータ制御用のフォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号を検出する光学ピックアッ
プ62と、上記RF信号を波形整形したり上記フォーカ
スエラー信号及びトラッキングエラー信号を増幅するR
F回路63と、波形整形されたRF信号にEFM+復調
処理やRS(Read Solomon)−PC(Product Code)と
いうECC処理を施す第1信号処理部64とを備える。
【0004】また、このオーディオディスクプレーヤ6
0は、第1信号処理部64で上記復調やECC処理が施
されたRF信号の再生レートを一定に保つために一旦蓄
えるバッファ65と、バッファ65からの読み出し信号
に施されている暗号化に対するデコード処理や、フェー
ド処理等を施す第2信号処理部66と、第2信号処理部
66でデコード、フェード処理された1ビットオーディ
オ信号をアナログオーディオ信号に変換して出力端子6
8に供給する1ビットD/A変換器67とを備えてな
る。ここで、バッファ65は、第2の信号処理部66で
デコード処理を行う為と再生レートを一定に保つために
不可欠なものである。
【0005】ところで、1ビットオーディオ信号を記録
している光ディスク61の再生においては、上記光ディ
スク61から読み取った1ビットオーディオ信号に訂正
不可能なエラーがあった場合、前値ホールドや直線補間
といった信号処理ができないため、不要な大音量のノイ
ズが出てしまう恐れがあった。これを防ぐためにエラー
信号が出力される直前に出力信号をミュートさせること
が好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11に示す
様に第1信号処理部64で復調及びECC処理されたR
F信号出力と、第2信号処理部66で得られたデコード
出力には0〜数秒の時間ずれTdが生じるので、第1信
号処理部64で信号処理した時点で訂正不能なエラーデ
ータが検出された場合に、その時点でアナログオーディ
オ出力信号にミュート処理を行ってもタイミングが合わ
ない。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、再生信号にエラーがあった場合にノイズを発生
させずに好ましいタイミングで、かつ滑らかに出力信号
をミュートできる再生装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る再生装置
は、上記課題を解決するために、ΔΣ変調により得られ
た1ビットデジタル信号が記録された記録媒体から1ビ
ットデジタル信号を再生する再生装置において、上記記
録媒体から上記1ビットデジタル信号を再生する再生手
段と、上記再生手段が再生した上記1ビットデジタル信
号中のエラーを検出するエラー検出手段と、上記再生手
段が再生した上記1ビットデジタル信号を記憶する記憶
手段と、上記記憶手段から出力される上記1ビットデジ
タル信号に対して上記エラー検出手段で検出したエラー
に応じたフェード処理を施すフェード処理手段とを備え
る。
【0009】また、本発明に係る再生装置は、上記記憶
手段から出力される1ビットデジタル信号を復号する復
号手段と、上記記憶手段から上記復号手段に供給される
1ビットデジタル信号より時間的に前の1ビットデジタ
ル信号を上記記憶手段から読み出して上記エラー検出手
段で検出されたエラーの有無を判断するエラー判断手段
とを備え、上記フェード処理手段には上記エラー判断手
段からの判断結果に基づいて上記復号手段から供給され
る復号信号にフェード処理を施させる。
【0010】本発明に係る再生装置は、上記課題を解決
するために、ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル
信号が記録された記録媒体から1ビットデジタル信号を
再生する再生装置において、上記記録媒体から上記1ビ
ットデジタル信号を再生する再生手段と、上記再生手段
が再生した上記1ビットデジタル信号中のエラーを検出
するエラー検出手段と、上記エラー検出手段が検出した
エラーを形成する1ビットデジタル信号列を所定のエラ
ー信号列に置換すると共にエラーの無い正常な1ビット
デジタル信号をそのまま通す置換手段と、上記置換手段
から供給される上記エラー信号列を含んだ1ビットデジ
タル信号列を記憶する記憶手段と、上記記憶手段から供
給される上記1ビットデジタル信号に対して上記エラー
信号列に応じたフェード処理を施すフェード処理手段と
を備える。
【0011】また、上記再生装置は、上記記憶手段から
出力される、上記エラー信号列を含んだ1ビットデジタ
ル信号を復号する復号手段と、上記記憶手段から上記復
号手段に供給される上記1ビットデジタル信号より時間
的に前の1ビットデジタル信号を上記記憶手段から読み
出して上記エラー検出手段で検出されたエラーの有無を
判断するエラー判断手段とを備え、上記フェード処理手
段には上記エラー判断手段からの判断結果に基づいて上
記復号手段から供給される復号信号にフェード処理を施
させる。
【0012】つまり、本発明の再生装置では、再生をバ
ッファからデータを読み出してデコードすることで行う
が、再生している時点のデータよりも時間的に後に入力
されたデータを時々監視し、エラーであれば、そのエラ
ーデータが再生される前に音楽信号を減衰して、いわゆ
るソフトミュートを行う。
【0013】このミュートを解除するときは、エラーで
あったという情報を保持しておき、デコード出力がエラ
ーでなくなるまで待ってからミュート解除を開始する。
【0014】また、ミュートのオン/オフすなわち音量
の減衰及び増大を行うためにカウンタを用意しその状況
に応じてカウンタのステップ数を切り替えて減衰及び増
大の早さを制御する。
【0015】また、1ビット音楽信号は、正常な再生に
おいてある一定数以上1又は0が続かないという性質を
利用し、RF信号処理部出力が訂正不能であった場合、
エラーデータをバッファに入力させる時点でこのデータ
を0に置換する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。先ず、この実施の形態
の構成を図1に示す。すなわち、この実施の形態は、光
ディスク11に予め記録されている、ΔΣ変調により得
られた1ビットオーディオ信号を再生するオーディオデ
ィスクプレーヤ10である。
【0017】このオーディオディスクプレーヤ10は、
光ディスク11からRF信号、フォーカスエラー信号及
びトラッキングエラー信号を読み出す光学ピックアップ
12と、光学ピックアップ12が読み出したRF信号に
波形整形処理を施したり、フォーカスエラー信号FE及
びトラッキングエラー信号TEを増幅するRF回路13
と、RF回路13で波形整形されたRF信号に復調処理
や、ECC処理を施して再生用1ビットデジタル信号D
Rを得ると共に、ECC処理によってでも訂正不能なエ
ラーデータを検出し、かつディスクに記録されていたC
LV速度及び位相情報を読み出す第1信号処理部14
と、第1信号処理部14からの再生用1ビットデジタル
信号DRに対してデコード処理を施す第2信号処理部1
5と、第2信号処理部15でデコードされた1ビットデ
ジタル信号をアナログのオーディオ信号に変換する1ビ
ットD/A変換器22とを備えている。1ビットD/A
変換器22からのアナログのオーディオ信号は出力端子
23に供給される。
【0018】また、オーディオディスクプレーヤ10
は、RF回路13で増幅されたフォーカスエラー信号F
E、トラッキングエラー信号TEに基づいて光学ピック
アップ12に供給するフォーカスサーボ,トラッキング
サーボ及びスレッドサーボ信号を生成するサーボ回路2
4と、サーボ回路24からの上記各サーボ信号に基づい
て光学ピックアップ12を駆動する駆動回路25と、光
ディスク11を回転するスピンドルモータ26とを備え
ている。駆動回路25には第1信号処理部14からのC
LV速度及び位相情報が供給され、スピンドルモータ2
6の駆動制御に使う。
【0019】また、このオーディオディスクプレーヤ1
0は、第1信号処理部14で復調された時間情報等のサ
ブコードsubを解読して各部を制御すると共に、第2信
号処理部15に制御信号CNTを供給して通常再生時、又
は再生停止時のデコード処理を制御するシステムコント
ローラ27と、このシステムコントローラ27に接続さ
れる表示部28と、ユーザからの入力操作を受け付ける
キー操作部(key)29とを備えている。
【0020】以下、上記各部について詳細に説明する。
先ず、光ディスク11に記録されている、1ビットオー
ディオ信号を生成するΔΣ変調器について図2を用いて
説明する。図2において、ΔΣ変調器30は、加算器3
2と、積分器33と、1ビット量子化器34と、1サン
プル遅延器36とを備えてなる。加算器32の加算出力
は積分器33に供給され、積分器33からの積分出力は
1ビット量子化器34に供給される。1ビット量子化器
34の量子化出力は出力端子35から導出される一方、
1サンプル遅延器36を介して負符号とされて加算器3
2にフィードバックされ、入力端子31から供給される
アナログオーディオ信号に加算される。加算器32から
の加算出力は、積分器33で積分される。そして、この
積分器33からの積分出力を1ビット量子化器34で1
サンプル期間毎に量子化しているので、出力端子35か
ら1ビット量子化データ、すなわち上記1ビットオーデ
ィオ信号を出力することができる。
【0021】第1信号処理部14は、RF回路13で波
形整形されたRF信号にEFM+と呼ばれる復調処理
や、RS(Read Solomon)−PC(Product Code)と呼
ばれるECC処理を施して再生用1ビットデジタル信号
Rを出力すると共に、RS−PCによるECC処理の
結果に応じたエラーフラグfeを生成する。このエラー
フラグfeは、例えば2048バイトのセクタ単位毎に
生成される。上記ECC処理で訂正不能なエラーデータ
が上記セクタ単位に存在したらエラーフラグfeはアク
ティブにされる。一方、訂正不能なエラーデータがセク
タ単位に存在しなければエラーフラグfeはインアクテ
ィブにされる。
【0022】第2信号処理部15は、第1信号処理部1
4からの再生用1ビットデジタル信号DRに対して上記
エラーフラグfeに基づいた、ミュートのためのフェー
ド処理を伴ったデコード処理を施すため、またシステム
コントローラ27からの制御信号CNTに基づいた、ミュ
ートのためのフェード処理を伴ったデコード処理を施す
ために以下の構成をとる。すなわち、第2信号処理部1
5は、上記再生用1ビットデジタル信号DRを一定レー
トで再生するためのバッファ16と、バッファ16から
読み出した再生用1ビットデジタル信号DR’をデコー
ドするデコーダ17と、デコーダ17からのデコード出
力の内、音楽データDAに対してミュートのためのフェ
ード処理を施すフェード処理部18と、バッファ16か
らデコーダ17に送られる上記再生用1ビットデジタル
信号DR’よりも時間的に前のデータ、例えば所定時間
後にデコーダ17に送られるべき判断用データ列Dd
のエラーフラグfeの状態を判断するエラーフラグ判断
部20と、このエラーフラグ判断部20からのエラー判
断結果(エラー判断フラグ)fe’に基づいて上記フェ
ード処理部18のミュートのためのフェード処理を制御
するフェード制御部21とを備えてなる。
【0023】この第2信号処理部15でのデコード時
に、行われるミュートのためのフェード処理について説
明する。
【0024】一般的に、ECC処理により訂正不能なエ
ラーが発生した場合には、アナログ出力信号にミュート
処理を行うことが考えられる。しかし、1ビットオーデ
ィオ信号を再生するときに、再生信号を音楽データから
いきなりミュート処理し、無音データに変更すると大き
なクリックノイズが出る。このため、1ビットフェード
処理を行って滑らかにミュートを行う必要がある。
【0025】この1ビットフェード処理とは、後述する
図3及び図6に示すように、音楽データに任意の係数を
かけて一旦データをマルチビットとして扱い、再びΔΣ
変調を行って1ビットに戻すという信号処理を用意し、
信号処理を行うときだけこの経路に切り替えるというも
のである。
【0026】ただしこのようなミュート処理を行う為に
は数msecの音楽データが必要であり、データがエラ
ーとなる数msec前から再生信号を減衰し始める為、
前もってエラーの情報を知る必要がある。
【0027】一方、フェード処理を伴ったミュートの後
は、音楽データの復帰後にこのミュートを解除(OF
F)させる必要がある。ミュートがONとなる場合はデ
コードした音楽データがエラーとなる数msec前に減
衰を開始させる必要があるが、ミュートがOFFとなっ
て音が出ていくときは前もって解除を始めるとエラーデ
ータを出力してしまうため、ミュートOFF時はデコー
ダ出力がエラーの無い状態になって初めて解除を開始し
なければいけない。
【0028】また通常のデジタルオーディオと同様に、
再生ポーズ、停止、サーチなどでは再生信号のオンオフ
でクリックノイズが出ない様に1ビットフェード処理を
用いたソフトミュートが必要である。この再生ポーズや
停止時の減衰は、比較的長い時間例えば数十msの時間
をかけて行うのが好ましい。
【0029】一方再生信号がエラーであった場合は音が
途切れる時間が短いことが望ましいためこの減衰には比
較的短い時間例えば数msの時間で減衰が終了したほう
がよい。このようにミュートのための減衰時間は複数必
要である。
【0030】そこで、本発明では、ミュートのためのフ
ェード処理を、データエラー時と再生停止時とで音量減
衰時間、及び復帰の時間を変えて行うようにしている。
【0031】バッファ16は空き領域のある限り、第1
信号処理部14からの再生用1ビットデジタル信号DR
を記憶し、一定のレートで読み出してデコーダ17に供
給する。また、バッファ16は上記エラーフラグfe
付加的に記憶する。そして、上記デコーダ17に供給す
る再生用1ビットデジタル信号DR’よりも所定時間だ
け前の判断用データ列Ddをエラーフラグ判断部20に
供給する。
【0032】デコーダ17は、バッファ16から供給さ
れた再生用1ビットデジタル信号DR’をタイムコー
ド、サプリメントデータ、音楽データDAに分離し、音
楽データDAをフェード処理部18に供給する。
【0033】エラーフラグ判断部20は、バッファ16
からデコーダ17に送られる再生用1ビットデジタル信
号DR’よりも所定時間だけ前の判断用データ列Ddの上
記エラーフラグfeがアクティブであるかインアクティ
ブであるかを判断してエラー判断フラグfe’を生成
し、フェード制御部21に送る。
【0034】フェード制御部21は、エラーフラグ判断
部20から供給されるエラー判断フラグfe’がアクテ
ィブであるときには、フェード処理部18に速やかなフ
ェードアウト処理を行わせるためにアクティブのミュー
トフラグfmとステップフラグfsを発生する。また、上
記エラー判断フラグフラグfe’がインアクティブにな
ると所定の時間だけカウントして待ってからミュートフ
ラグfmをインアクティブにし、更に所定のある時間だ
け待ってからステップフラグfsをインアクティブにす
る。このように、フェード制御部21は、保持カウンタ
として動作する。二つのフラグをインアクティブにする
タイミングについては後述する。
【0035】フェード処理部18は、フェード制御部2
1及びシステムコントローラ27の制御により音楽デー
タDAにミュートのためのフェード処理を施す。エラー
判断フラグfe’が始めからインアクティブ、すなわち
再生用1ビットデジタル信号DRに上記ECC処理で訂
正できないエラーが無く、通常再生しているときにはシ
ステムコントローラ27からの制御信号CNTに基づいて
上記音楽データDAをスルーして1ビットD/A変換器
22に供給する。また、再生停止時には上記制御信号CN
Tに基づいて上記音楽データDAにエラー発生時とは異な
った緩やかなミュートのためのフェード処理を施す。ま
た、エラー発生時、すなわちエラー判断フラグfe’が
アクティブであるときには、フェード制御部21からの
上記ミュートフラグfm及びステップフラグfsに基づい
て再生停止時とは異なった速やかなミュートのためのフ
ェード処理を施す。再生停止時とエラー発生時でのミュ
ートのためのフェード処理を異ならせるため、フェード
処理部18は音量を制御するためのアッテネータ(AT
T)カウンタ19を内蔵している。このATTカウンタ
19は、上記ミュートフラグfm,ステップフラグfs
び制御信号CNTによりカウントのためのステップ幅(刻
み幅)を変える。
【0036】このフェード処理部18の具体例を図3に
示す。フェード処理部18には信号端子41を介してデ
コーダ17から音楽データDAが供給される。また、こ
のフェード処理部18内部のATTカウンタ19には制
御端子42を介してフェード制御部21からミュートフ
ラグfmが供給される。また、制御端子43を介して同
じくフェード制御部21からのステップフラグfsが供
給される。また、制御端子44を介してシステムコント
ローラ27からの制御信号CNTが供給される。ATTカ
ウンタ19のカウント値Cvは乗算器45によって上記
音楽データDAに乗算される。乗算器45からの乗算出
力は1ビットデータではなくなるので、再ΔΣ変調器4
6により再度1ビットデータに変換される。この1ビッ
トデータは切り換えスイッチ47の被選択端子bに供給
される。一方、上記音楽データDAは切り換えスイッチ
47の被選択端子aに供給されている。したがって、こ
の切り換えスイッチ47の切り換え片cが被選択端子a
側に接続すれば、音楽データDAはスルーされて出力端
子48を介して1ビットD/A変換器22に供給され
る。また、切り換えスイッチ47の切り換え片cが被選
択端子bに接続すれば、再ΔΣ変調器46からのフェー
ド処理出力である1ビット信号が1ビットD/A変換器
22に供給される。
【0037】以下、このオーディオディスクプレーヤ1
0の動作を、通常再生時、データエラー時のミュート処
理、ミュート解除処理、再生停止時等のミュート処理に
分けて説明する。
【0038】先ず、通常再生時の動作について説明す
る。
【0039】通常再生時、バッファ16は空き領域のあ
る限り、第1信号処理部14からの再生用1ビットデジ
タル信号DRを貯え、一定レートでデコーダ17に読み
出す。またバッファ16はこの再生用1ビットデジタル
信号DRより所定時間だけ前に読み出した判断用データ
列Ddをエラーフラグ判断部20に供給する。
【0040】デコーダ17はバッファ16からの再生用
1ビットデジタル信号DR’をタイムコード、サプリメ
ンタリデータ、音楽データDAにそれぞれ分離し、音楽
データDAをフェード処理部18に送る。フェード処理
部18では図3に示した切り換えスイッチ47の切り換
え片cがシステムコントローラ27からの制御信号CNT
により被選択端子aに接続される。このため、フェード
処理部18は、音楽データDAをスルーさせて1ビット
D/A変換器22に送る。1ビットD/A変換器22
は、1ビット音楽データDAを波形整形し、高周波ノイ
ズ除去を行ってアナログ音楽信号に変換して出力端子2
3に供給する。
【0041】次に、データエラー時のミュート処理につ
いて説明する。
【0042】光ディスク11の大きなキズなどにより、
第1信号処理部14でのRS−PCによるECC処理で
も訂正不可能なエラーが発生したとき、第1信号処理部
14はエラーフラグfeをアクティブにする。
【0043】バッファ16は空き領域のある限り、第1
信号処理部14からの再生用1ビットデジタル信号DR
を記憶し、一定のレートでデコーダ17に供給する。ま
た、バッファ16は上記エラーフラグfeも付加的に記
憶する。そして、上記デコーダ17に供給する再生用1
ビットデジタル信号DR’よりも所定時間だけ前に読み
出した判断用データ列Ddをエラーフラグ判断部20に
供給する。
【0044】このため、デコーダ17にまだ正常な再生
用1ビットデジタル信号DR’が送られているうちに、
エラーフラグ判断部20は判断用データ列Ddからエラ
ーフラグfeを読み取ることができる。
【0045】エラーフラグ判断部20は、この判断用デ
ータ列Ddを常に監視し続け、エラーフラグfeがアクテ
ィブであるときにはエラー判断フラグfe’をアクティ
ブにする。
【0046】フェード制御部21は、エラーフラグ判断
部20から供給されるエラー判断フラグfe’がアクテ
ィブであるときには、フェード処理部18に速やかなミ
ュートのためのフェードアウト処理を行わせるためにア
クティブのミュートフラグfmとステップフラグfsを発
生する。
【0047】ミュートフラグfm及びステップフラグfs
がアクティブとなると、フェード処理部18は図3に示
す切り換えスイッチ47の切り換え片cを被選択端子a
から被選択端子bに切り換えて信号伝達の経路をスルー
からフェード処理用経路に切り替える。次にフェード処
理部18は、ATTカウンタ19を1.0から0.0ま
で比較的大きい刻み幅で、例えばカウントダウンまで3
msecの時間がかかる様な刻み幅でカウントダウン
し、0.0になったらカウントストップする。
【0048】フェード処理部18では、入力される音楽
データDAとATTカウンタ19のカウント値を乗算器
45で乗算し、その乗算出力をΔΣ変調器46で再度1
ビット信号に変換してミュートのためのフェードアウト
出力とし、切り換えスイッチ47を介して出力端子48
に供給する。このため、ATTカウンタ19によるカウ
ントダウンによって得られた1ビットのフェードアウト
出力は1ビットD/A変換器22によってアナログ出力
に変換される。1ビットD/A変換器22からのアナロ
グ出力は、図4に示すように、区間37(例えば3ms
ec)で音量が徐々に小さくなり、3msecのフェー
ドアウト処理がかけられる。
【0049】3msecのフェ−ドアウト処理の後、図
5に示すようにミュートフラグfmがアクティブである
間、ATTカウンタ19は0.0の値を保持して停止し
ている。なおこの0.0までのカウントダウンの時間t
0は、ステップフラグfsがアクティブのときは判断用デ
ータ列Ddのエラー判断フラグfe’をデコーダ17のデ
コード出力より先に読みだす時間Aよりも短く設定す
る。これにより、再生データがエラーとなる前にミュー
トのためのフェードアウト処理を終わらせ、滑らかにア
ナログ出力を無音とすることができる。
【0050】次に、エラーが回復したときのミュート解
除処理について説明する。
【0051】第1信号処理部14から出力される再生用
1ビットデジタル信号DRには上記RS−PCによるE
CC処理で訂正不能なエラーが存在しないとき、すなわ
ち正常に戻ったとき、エラーフラグfeはインアクティ
ブとなる。これによりある時点でエラーフラグ判断部2
0からのエラー判断フラグfe’もインアクティブとな
る。
【0052】しかし、エラーフラグ判断部20からのエ
ラー判断フラグfe’がインアクティブとなっても、デ
コーダ17からの音楽データDAはまだエラーデータを
含んだままであるため、フェード制御部21は先に述べ
た様に所定の時間だけミュートフラグfeをアクティブ
のまま保持し続け、それからインアクティブに戻す。更
にそれから所定の時間だけステップフラグfsを保持し
続けてからインアクティブに戻す。
【0053】図5において、エラーフラグ判断部20が
判断用データ列Ddを読み出してエラーが無いのを判断
してエラー判断フラグfe’をインアクティブにしてか
ら、ミュートフラグfmをインアクティブにするまでに
待つ時間Bは、判断用データ列Ddが再生データ(デコ
ード出力)よりも先に読み出される時間A以上に設定す
る。図5には時間Bを時間Aよりもdだけ長くした様子
を示す。さらに、エラー判断フラグfe’をインアクテ
ィブにしてからステップフラグfsをインアクティブに
するのに待つ時間CはATTカウンタ19が0.0から
1.0へカウントアップするのに必要な時間以上に設定
する。
【0054】これによりATTカウンタ19は再生デー
タがエラーでなくなってから0.0から1.0へ所定の
刻み幅と時間でカウントアップし、アナログ再生信号は
滑らかにフェードインして音量がアップしミュート解除
を行う。このとき、ATTカウンタ19が1.0になる
までステップフラグfsはアクティブを継続するため、
フェードアウトによるミュートオンのときと同様に再生
停止時等に比べて早くカウントアップする。
【0055】このように、ATTカウンタ19はステッ
プフラグfsがアクティブのときには、早くカウントア
ップする。一方、ステップフラグfsがインアクティブ
の時には、ゆっくりカントアップする。
【0056】次に、再生停止時等のミュート処理につい
て説明する。上述したデータエラー時のミュート処理に
対して、通常再生停止時は数十ms、例えば23mse
cの時間をかけてより緩やかにミュートを行う。このた
め、通常再生停止時はシステムコントローラ27より送
られる制御信号CNTによりATTカウンタ19を1.0
から0.0へカウントダウンする。このときはステップ
フラグfsはアクティブでないのでATTカウンタ19
の刻み幅はエラーミュート時よりも小さくなり、緩やか
にミュート処理を行うことができる。
【0057】このミュート処理の解除は同様にシステム
コントローラ27から送られる制御信号CNTがインアク
ティブとなることでATTカウンタ19が0.0から
1.0へカウントアップして音量が上がることによる。
また同様にステップフラグfsはアクティブでないので
緩やかにミュート解除を行うことになる。
【0058】また、この緩やかな再生停止のミュートを
行っている最中に上記ECC処理で訂正できないエラー
が発生したとき、ステップフラグfeがアクティブとな
るためエラー時のミュートが優先して途中からATTカ
ウンタ19が早くカウントアップし、クリックノイズを
生ずることなくミュートを完了する。
【0059】そして、ミュート完了時は時間的余裕があ
るため可聴帯域で完全に無音となるパターンに切り替え
る。これにより再ΔΣ変調器が発生する僅かなノイズを
なくすことができる。この切替を行う為、実際には音楽
信号と無音となるパターンとのクロスフェード処理を伴
ったミュート処理が行われる。
【0060】図6には1ビット信号で完全に無音となる
ミュート信号を発生するミュート信号発生器49を備え
るフェード処理部18の構成を示す。切り換えスイッチ
47は、音楽データDAとフェード処理された1ビット
信号、さらにミュート信号を切り換えてクロスフェード
処理を伴ったミュート処理を行う。
【0061】一方エラー時は、エラー終了とともにでき
るだけ早く元の音楽に復帰して空白となる時間が短い方
が好ましいため、処理に時間のかかるこの無音パターン
との切替は行わないようにする。
【0062】以上、このオーディオディスクプレーヤ1
0によれば、エラーデータ再生前のミュート処理、通常
データ再生時のミュート解除が問題なく行える。また、
同じカウンタ及び乗算器を使いながら、エラー検出時と
再生停止時でそれぞれ最適な時間でミュート処理を行う
ことができる。さらに、再生停止のソフトミュート中に
エラーが起こってもノイズを出すことなくミュートを完
了できる。
【0063】なお、図7に示すように、オーディオディ
スクプレーヤ10は、第2信号処理部15内部のバッフ
ァ16とフェード制御部21の間に、エラーフラグ判断
部20と並列になるようにメモリコントローラ38を備
え、バッファ16が空になったときにフェード処理を行
うようにしてもよい。
【0064】メモリコントローラ38は、バッファ16
への信号の書き込み読み出しを監視し、上記デコーダ1
7から読み出される音楽データDAよりも所定時間だけ
前に読みだされる判断用データ列Ddで、所定の曲が終
わろうとするとき、すなわちエラーではなく、単純にデ
ータが無くなろうとするとき、空になる数msec、例
えば3msec手前からフェード制御部21にアクティ
ブのエムプティフラグfPを送る。つまり、エムプティ
フラグfPがアクティブになるのはバッファ16の残り
データが所定の数より少なくなった時点である。
【0065】フェード制御部21は、アクティブのエム
プティフラグfPを受け取ると、バッファ16が空にな
った場合に再生データが無いことでノイズが出ないよう
に、エラー時と同様にミュートフラグfm及びステップ
フラグfsを出力する。このため、バッファ16が空に
なる前にフェードアウト処理を完了させミュートオン処
理を行うことができる。
【0066】ミュートの解除はバッファ16にデータが
所定の数より多く溜まってからミュートフラグfmをイ
ンアクティブにすればよく、ステップフラグfsはフェ
ード制御部21によってそれから所定の数だけ更に保持
した後にインアクティブとなる。
【0067】この図7に示したオーディオディスクプレ
ーヤ10によれば、上記図1のオーディオディスクプレ
ーヤ10で得られた効果の他、バッファ16が空になる
場合もノイズを出すことがない。
【0068】図8には他の実施の形態となる、オーディ
オディスクプレーヤ50を示す。このオーディオディス
クプレーヤ50は、上記図1のオーディオディスクプレ
ーヤ10の第2信号処理部15に対応する第2信号処理
部51の構成及び動作が異なる。
【0069】第2信号信号処理部51では、第1信号処
理部14からの再生用1ビットデジタル信号DRとエラ
ーフラグfeをデータ置換部52で受ける。このデータ
置換部52は、エラーフラグfeがインアクティブであ
る通常再生時に上記再生用1ビットデジタル信号DR
スルーさせてバッファ16に入力する。また、第1信号
処理部14からのエラーフラグfeがアクティブであ
り、再生用1ビットデジタル信号DRに上記ECC処理
で訂正できないエラーが発生しているときに、例えば2
048バイトのセクタを全て0に置換してバッファ16
に入力する。このため、データエラーの情報をバッファ
16内の別の空間に貯める必要がなく、メモリを削減で
きる。
【0070】バッファ16からエラー判断部53へは、
デコーダ17に送られるデータより所定時間だけ前のデ
ータ、例えば数msec後にデコーダ17に送られるべ
き判断用データ列Ddが一足先に出力される。このた
め、エラー判断部53はデコーダ17にまだ正常なデー
タが送られている内に、全て0に置換されたセクタを読
み取ることができる。
【0071】エラー判断部53は、判断用データ列Dd
を常に監視し続け、この判断用データDd中で所定の
数、例えば32サンプル以上連続して0が並んでいると
きに、上記ECC処理で訂正できないエラーが発生して
いると見なしてエラー判断フラグfe’をアクティブに
する。
【0072】フェード制御部21は、エラーフラグ判断
部20から供給されるエラー判断フラグfe’がアクテ
ィブであるときには、フェード処理部18に速やかなミ
ュートのためのフェードアウト処理を行わせるためにア
クティブのミュートフラグfsとステップフラグfsを発
生する。また、上記エラー判断フラグfe’がインアク
ティブになると所定の時間だけカウントして待ってから
ミュートフラグfmをインアクティブにし、更に所定の
ある時間だけ待ってからステップフラグfsをインアク
ティブにする。
【0073】通常再生時、データエラー時のミュート処
理、ミュート解除処理、再生停止時等のフェード処理部
18における動作は上述した通りである。ここでは説明
を省略する。
【0074】以上、このオーディオディスクプレーヤ5
0によれば、エラーデータ再生前のミュート処理、通常
データ再生時のミュート解除が問題なく行える。また、
同じカウンタ及び乗算器を使いながら、エラー検出時と
再生停止時でそれぞれ最適な時間でミュート処理を行う
ことができる。さらに、再生停止のソフトミュート中に
エラーが起こってもノイズを出すことなくミュートを完
了できる。またさらに、データエラーの情報をバッファ
16内部の別の空間に貯める必要がなく、メモリを節約
できる。
【0075】なお、図9に示すように、オーディオディ
スクプレーヤ50は、第2信号処理部51内部のバッフ
ァ16とフェード制御部21の間に、エラー判断部53
と並列になるようにメモリコントローラ54を備え、バ
ッファ16が空になる前にフェード処理を行うようにし
てもよい。
【0076】メモリコントローラ54は、バッファ16
への信号の書き込み読み出しを監視し、上記デコーダ1
7から読み出される音楽データDAよりも時間的に前の
判断用データ列Ddで、所定の曲が終わったとき、すな
わちエラーではなく、単純にデータが無くなったとき
に、空になる数msec、例えば3msec手前からフ
ェード制御部21にアクティブのエムプティフラグfp
を送る。
【0077】フェード制御部21は、アクティブのエム
プティフラグfpを受け取ると、バッファ16が空にな
った場合に再生データが無いことでノイズが出ないよう
に、エラー時と同様にミュートフラグfm及びステップ
フラグfsを出力する。このため、バッファ16が空に
なる前にミュート処理を完了させることが可能である。
【0078】ミュートの解除はバッファ16が所定の数
より多く溜まってからミュートフラグfmをインアクテ
ィブにすればよく、ステップフラグfsはフェード制御
部21によってそれから所定の数だけ更に保持した後に
インアクティブとなる。
【0079】この図9に示したオーディオディスクプレ
ーヤ50によれば、上記図8のオーディオディスクプレ
ーヤ50で得られた効果の他、バッファが空になる場合
もノイズを出すことがない。
【0080】なお、データ置換器52は、エラーがあっ
た場合にデータを1に置換してもよい。この場合、エラ
ー判断部53も1が連続した場合をエラーと見なすよう
にする。
【0081】エラー時のソフトミュートの実行も、可聴
帯域で完全に無音となるパターンとのクロスフェードで
もよい。
【0082】また、本発明は、上記1ビットオーディオ
信号を記録している磁気テープを再生するデジタルオー
ディオテーププレーヤに適用してもよい。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、エラーデータ再生前の
ソフトミュート、通常データ再生後のミュート解除が問
題なく行える。また、同じカウンタ及び乗算器を使いな
がら、エラーミュートと再生停止時でそれぞれ最適な時
間でソフトミュート処理を行うことができる。また、再
生停止のソフトミュート中にエラーが起こってもノイズ
を出すことなくミュートを完了できる。さらに、バッフ
ァが空になる場合もノイズを出さないことができる。ま
たさらに、データエラーの情報をバッファ内の別の空間
に貯める必要が無く、メモリを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となるオーディオディスク
プレーヤの構成を示すブロック図である。
【図2】上記オーディオディスクプレーヤが再生する光
ディスクに記録されている、1ビットオーディオ信号を
生成するΔΣ変調器の構成を示すブロック図である。
【図3】上記図1に示したオーディオディスクプレーヤ
に内蔵されるフェード処理部の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】上記図1に示したオーディオディスクプレーヤ
で行われるミュート処理を概略的に説明するための図で
ある。
【図5】上記図1に示したオーディオディスクプレーヤ
で行われるミュート処理を詳細に説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図6】1ビット信号で完全に無音となるミュート信号
を発生するミュート信号発生器を備えるフェード処理部
の構成を示すブロック図である。
【図7】上記オーディオディスクプレーヤの変形例のブ
ロック図である。
【図8】本発明の他の実施の形態となるオーディオディ
スクプレーヤの構成を示すブロック図である。
【図9】上記図8に示したオーディオディスクプレーヤ
の変形例のブロック図である。
【図10】1ビットオーディオ信号を記録した光ディス
クを再生する従来のオーディオディスクプレーヤの構成
を示すブロック図である。
【図11】上記図10に示したオーディオディスクプレ
ーヤでの動作を説明するためのダイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
10 オーディオディスクプレーヤ、11 1ビットオ
ーディオ信号を記録している光ディスク、12 光学ピ
ックアップ、13 RF回路、14 第1信号処理部、
15 第2信号処理部、16 バッファ、17 デコー
ダ、18 フェード処理部、19 ATTカウンタ、2
0 エラーフラグ判断部、21 フェード制御部、22
1ビットD/A変換器、27 システムコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/24 G11B 20/24

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ΔΣ変調により得られた1ビットデジタ
    ル信号が記録された記録媒体から1ビットデジタル信号
    を再生する再生装置において、 上記記録媒体から上記1ビットデジタル信号を再生する
    再生手段と、 上記再生手段が再生した上記1ビットデジタル信号中の
    エラーを検出するエラー検出手段と、 上記再生手段が再生した上記1ビットデジタル信号を記
    憶する記憶手段と、 上記記憶手段から出力される上記1ビットデジタル信号
    に対して上記エラー検出手段で検出したエラーに応じた
    フェード処理を施すフェード処理手段とを備えることを
    特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段から出力される1ビットデ
    ジタル信号を復号する復号手段と、上記記憶手段から上
    記復号手段に供給される1ビットデジタル信号より時間
    的に前の1ビットデジタル信号を上記記憶手段から読み
    出して上記エラー検出手段で検出されたエラーの有無を
    判断するエラー判断手段とを備え、上記フェード処理手
    段には上記エラー判断手段からの判断結果に基づいて上
    記復号手段から供給される復号信号にフェード処理を施
    させることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 上記フェード処理手段は、上記記憶手段
    に記憶されたエラーである1ビットデジタル信号より前
    に記憶された、正常な1ビットデジタル信号に対してフ
    ェードアウト処理を施すことを特徴とする請求項1記載
    の再生装置。
  4. 【請求項4】 上記フェード処理手段は、上記エラーの
    開始時刻に対してフェードアウト処理に要する時間より
    も前のタイミングで上記正常な1ビットデジタル信号に
    対するフェードアウト処理を開始することを特徴とする
    請求項1記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 上記フェード処理手段は、上記記憶手段
    に記憶されたエラーである1ビットデジタル信号より後
    に記憶された、正常な1ビットデジタル信号に対してフ
    ェードイン処理を施すことを特徴とする請求項1記載の
    再生装置。
  6. 【請求項6】 上記フェード処理手段は、上記エラー判
    断手段がエラー有りを判断したときには上記記憶手段に
    記憶されたエラーである1ビットデジタルより時間的に
    前に記憶された、正常な1ビットデジタル信号に対して
    所定の刻み幅でフェードアウト処理を施し、上記エラー
    判断手段がエラー無しを判断したときには上記エラー後
    の正常な1ビットデジタル信号に対して同様の刻み幅の
    フェードイン処理を施すことを特徴とする請求項1記載
    の再生装置。
  7. 【請求項7】 上記フェード処理手段は、再生停止の指
    示が出されたときには上記所定の刻み幅よりも小さな刻
    み幅で上記正常な1ビットデジタル信号にフェードアウ
    ト処理を施し、再生開始の指示が出されたときには上記
    エラー後の正常な1ビットデジタル信号に対して同様に
    上記所定の刻み幅よりも小さな刻み幅のフェードイン処
    理を施すことを特徴とする請求項6記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 上記フェード処理手段は、再生停止の指
    示がなされたときにはフェードアウト処理後に1ビット
    デジタル信号で表されるミュート信号を出力することを
    特徴とする請求項7記載の再生装置。
  9. 【請求項9】 上記フェード処理手段は、上記記憶手段
    のデータ蓄積量が所定値以下になったらフェードアウト
    処理を施すことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 上記フェード処理手段は、上記記憶手
    段のデータ蓄積量が所定値以上になったらフェードイン
    処理を施すことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 上記再生手段が再生した上記1ビット
    デジタル信号を上記記憶手段に所定の書き込み速度で書
    き込むとともに、上記記憶手段から上記所定の書き込み
    速度よりも遅い読み出し速度で上記1ビットデジタル信
    号を読み出す記憶制御手段を備え、この記憶制御手段に
    より上記記憶手段のデータ蓄積量が所定値以下になった
    ことを検出したとき上記フェード処理手段は上記復号手
    段から供給される復号信号にフェードアウト処理を施す
    ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  12. 【請求項12】 上記再生手段が再生した上記1ビット
    デジタル信号を上記記憶手段に所定の書き込み速度で書
    き込むとともに、上記記憶手段から上記所定の書き込み
    速度よりも遅い読み出し速度で上記1ビットデジタル信
    号を読み出す記憶制御手段を備え、この記憶制御手段に
    より上記記憶手段のデータ蓄積量が所定値以上になった
    ことを検出したとき上記フェード処理手段は上記復号手
    段から供給される復号信号にフェードイン処理を施すこ
    とを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  13. 【請求項13】 ΔΣ変調により得られた1ビットデジ
    タル信号が記録された記録媒体から1ビットデジタル信
    号を再生する再生装置において、 上記記録媒体から上記1ビットデジタル信号を再生する
    再生手段と、 上記再生手段が再生した上記1ビットデジタル信号中の
    エラーを検出するエラー検出手段と、 上記エラー検出手段が検出したエラーを形成する1ビッ
    トデジタル信号列を所定のエラー信号列に置換すると共
    にエラーの無い正常な1ビットデジタル信号をそのまま
    通す置換手段と、 上記置換手段から供給される上記エラー信号列を含んだ
    1ビットデジタル信号列を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段から供給される上記1ビットデジタル信号
    に対して上記エラー信号列に応じたフェード処理を施す
    フェード処理手段とを備えることを特徴とする再生装
    置。
  14. 【請求項14】 上記記憶手段から出力される、上記エ
    ラー信号列を含んだ1ビットデジタル信号を復号する復
    号手段と、上記記憶手段から上記復号手段に供給される
    上記1ビットデジタル信号より時間的に前の1ビットデ
    ジタル信号を上記記憶手段から読み出して上記エラー検
    出手段で検出されたエラーの有無を判断するエラー判断
    手段とを備え、上記フェード処理手段には上記エラー判
    断手段からの判断結果に基づいて上記復号手段から供給
    される復号信号にフェード処理を施させることを特徴と
    する請求項13記載の再生装置。
  15. 【請求項15】 上記フェード処理手段は、上記記憶手
    段に記憶されたエラー信号列より前に記憶された、正常
    な1ビットデジタル信号に対してフェードアウト処理を
    施すことを特徴とする請求項13記載の再生装置。
  16. 【請求項16】 上記フェード処理手段は、上記エラー
    信号列の開始時刻に対してフェードアウト処理に要する
    時間よりも前のタイミングで上記正常な1ビットデジタ
    ル信号に対するフェードアウト処理を開始することを特
    徴とする請求項13記載の再生装置。
  17. 【請求項17】 上記フェード処理手段は、上記記憶手
    段に記憶されたエラー信号列より後に記憶された、正常
    な1ビットデジタル信号に対してフェードイン処理を施
    すことを特徴とする請求項13記載の再生装置。
  18. 【請求項18】 上記フェード処理手段は、上記エラー
    判断手段がエラー有りを判断したときには上記記憶手段
    に記憶されたエラ−信号列より時間的に前に記憶され
    た、正常な1ビットデジタル信号に対して所定の刻み幅
    でフェードアウト処理を施し、上記エラー判断手段がエ
    ラー無しを判断したときには上記エラー信号列後の正常
    な1ビットデジタル信号に対して同様の刻み幅のフェー
    ドイン処理を施すことを特徴とする請求項13記載の再
    生装置。
  19. 【請求項19】 上記フェード処理手段は、再生停止の
    指示が出されたときには上記所定の刻み幅よりも小さな
    刻み幅で上記正常な1ビットデジタル信号にフェードア
    ウト処理を施し、再生開始の指示が出されたときには上
    記エラー信号列後の正常な1ビットデジタル信号に対し
    て同様に上記所定の刻み幅よりも小さな刻み幅のフェー
    ドイン処理を施すことを特徴とする請求項18記載の再
    生装置。
  20. 【請求項20】 上記フェード処理手段は、再生停止の
    指示がなされたときにはフェードアウト処理後に1ビッ
    トデジタル信号で表されるミュート信号を出力すること
    を特徴とする請求項19記載の再生装置。
  21. 【請求項21】 上記フェード処理手段は、上記記憶手
    段のデータ蓄積量が所定値以下になったらフェードアウ
    ト処理を施すことを特徴とする請求項13記載の再生装
    置。
  22. 【請求項22】 上記フェード処理手段は、上記記憶手
    段のデータ蓄積量が所定値以上になったらフェードイン
    処理を施すことを特徴とする請求項13記載の再生装
    置。
  23. 【請求項23】 上記再生手段が再生した上記1ビット
    デジタル信号を上記記憶手段に所定の書き込み速度で書
    き込むとともに、上記記憶手段から上記所定の書き込み
    速度よりも遅い読み出し速度で上記1ビットデジタル信
    号を読み出す記憶制御手段を備え、この記憶制御手段に
    より上記記憶手段のデータ蓄積量が所定値以下になった
    ことを検出したとき上記フェード処理手段は上記復号手
    段から供給される復号信号にフェードアウト処理を施す
    ことを特徴とする請求項13記載の再生装置。
  24. 【請求項24】 上記再生手段が再生した上記1ビット
    デジタル信号を上記記憶手段に所定の書き込み速度で書
    き込むとともに、上記記憶手段から上記所定の書き込み
    速度よりも遅い読み出し速度で上記1ビットデジタル信
    号を読み出す記憶制御手段を備え、この記憶制御手段に
    より上記記憶手段のデータ蓄積量が所定値以上になった
    ことを検出したとき上記フェード処理手段は上記復号手
    段から供給される復号信号にフェードアウト処理を施す
    ことを特徴とする請求項13記載の再生装置。
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