JP2000163809A - 記録可能型clv方式光ディスクおよびその記録装置 - Google Patents

記録可能型clv方式光ディスクおよびその記録装置

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JP2000163809A
JP2000163809A JP10347836A JP34783698A JP2000163809A JP 2000163809 A JP2000163809 A JP 2000163809A JP 10347836 A JP10347836 A JP 10347836A JP 34783698 A JP34783698 A JP 34783698A JP 2000163809 A JP2000163809 A JP 2000163809A
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稔 齋藤
Koichi Sato
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/2407Tracks or pits; Shape, structure or physical properties thereof
    • G11B7/24073Tracks
    • G11B7/24082Meandering

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラックにウォブルを記録した記録可能型C
LV方式光ディスクにおいて、隣接トラックからのウォ
ブル信号のクロストークの影響を受けにくくする。 【解決手段】 Tp をトラック、λをウォブルの波長と
して、2πTp /λを0.5の偶数倍、0.5の奇数
倍、0.25の奇数倍のいずれにか設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラックにウォ
ブル(蛇行)を形成した記録可能型CLV(線速度一
定)方式光ディスクおよびその記録装置に関し、隣接ト
ラックからのウォブル信号のクロストークの影響を受け
にくくしたものである。
【0002】
【従来の技術】CD−R(CDレコーダブル)やCD−
RW(CDリライダブル)等のCD規格の記録可能型光
ディスクにおいては、トラックがグルーブ(案内溝)と
して形成されている。グルーブは一定の周波数(22.
05kHz)でウォブリングしており、トラックの絶対
位置を示すアドレス情報(ATIP)がFM変調して記
録されている。ウォブルは、記録時にディスク回転制御
の検出信号として用いられる。また、記録用の基準クロ
ックを作成するのに用いられる。また、記録時にディス
クから検出されるウォブル信号をFM復調してアドレス
情報を取得する。
【0003】また、DVD−R(DVDレコーダブル)
においては、トラックが一定の周波数(140kHz)
で無変調でウォブリングするグルーブとして形成されて
いる。アドレス情報はランド(グルーブとグルーブの
間)にプリピットとして形成されている。ウォブルは記
録時にディスク回転制御用の検出信号として用いられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ウォブルが形成された
光ディスクに情報を記録する場合、隣接トラックのウォ
ブル信号がクロストーク信号として検出される。特に高
密度ディスクでは、光スポットに対しトラックピッチが
狭くなるため、クロストーク量は多くなる。そして、C
LVディスクの場合は、このクロストーク信号により、
プッシュプル方式で検出したウォブル信号が振幅、位相
ともに大きく変調を受け、ビート(うなり)信号とな
る。このため、ウォブルにアドレス情報が記録されてい
る場合は、位相変調によりアドレス情報が揺れてしまい
(ジッタを持ってしまい)、正確な書き継ぎ(リンク)
ができなくなる。また、この揺れはウォブル信号から生
成される記録用基準クロックをも揺すってしまい、同様
に正確な書き継ぎができなくなり、また記録信号の品位
を悪化させる。また、振幅変調が大きいとウォブル信号
が検出しにくくなる。
【0005】この発明は前記従来の技術における問題点
を解決して、隣接トラックからのウォブル信号のクロス
トークの影響を受けにくくした(位相変調をほぼなくし
た、もしくは振幅変調をほぼなくした、または位相変調
および振幅変調をともにほぼ一定にした)記録可能型光
ディスクおよびその記録装置を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】ウォブルが形成されたC
LV方式光ディスクにおける記録/再生時の隣接トラッ
クからのウォブル信号のクロストークの影響について説
明する。 (1) 変数、定数の定義 まず、主な変数、定数を次のように定義する。
【0007】Tp :トラックピッチ λ :ウォブルの波長 ω0 :ウォブルの角振動数(→ウォブルの周波数f0
2πω0 ) Tc :n番目のトラックを一周するのに要する時間 rn :t=Tc /2における、n番目のトラックのディ
スク中心からの距離 w=2πTp /λ:隣り合うトラックの波数の差(端
数) α=wλ/2πrn =TP /rn (2) ウォブル波の相対的な角振動数の算出 ここでは、n番目のトラックを基準とした時の、その両
隣のトラック上におけるウォブル波の相対的な角振動数
を算出する。まず、トラック1周上における波数の違い
に注目する。n+1番目、n−1番目のトラック上にお
ける波数は、n番目のトラックの1周の波数Wn =2π
n /λを用いて、 n+1番目のトラック:Wn +w n−1番目のトラック:Wn −w と表される。
【0008】次に、各トラック上におけるウォブル波の
(n番目のトラックに対する相対的な)周期を求める。
波の周期は、n番目のトラックをトレースする時にトラ
ック1周に要する時間Tc を上記の波数で割ることによ
り求まるので、n+1番目、n−1番目のトラック上に
おけるウォブル波の周期は、 n+1番目のトラック:Tc /(Wn +w) n−1番目のトラック:Tc /(Wn −w) と表される。これにより、n+1番目、n−1番目のト
ラック上におけるウォブル波の、n番目のトラックに対
する相対的な角振動数は、ω0 を用いて、 n+1番目のトラック:2π(Wn +w)/Tc=2π
{1+(Tp /rn )}f0 =(1+α)ω0 n−1番目のトラック:2π(Wn −w)/Tc=2π
{1+(Tp /rn )}f0 =(1−α)ω0 と表される。
【0009】(3) ウォブル波の算出 第(2)項で、n番目のトラックを基準とした時の、そ
の両隣のトラック上におけるウォブル波の相対的な角振
動数が求まったので、これらを用いて、それぞれのウォ
ブル波を表す式を算出する。n番目のトラック上におけ
るウォブル波(実際のウォブル波)の式を Yn =cos (ω0 t) とする時、n+1番目、n−1番目のトラック上におけ
るウォブル波は、Yn からの位相のずれφn+1 ,φn-1
を考慮して、 n+1番目のトラック:cos {(1+α)ω0 t+φ
n+1 } n−1番目のトラック:cos {(1−α)ω0 t+φ
n-1 } と表される。ここで、n番目のトラック上におけるウォ
ブル波と、n+1番目、n−1番目のトラック上におけ
るウォブル波との間には、以下の境界条件で示される関
係がある。 n番目のトラック上におけるウォブル波と、n+1
番目のトラック上におけるウォブル波は、前者のt=T
c 、すなわち後者のt=0において連続である。
【0010】 n番目のトラック上におけるウォブル
波と、n−1番目のトラック上におけるウォブル波は、
前者のt=0、すなわち後者のt=Tc において連続で
ある。 これにより、次式が成り立つ。
【0011】より、cos {(1+α)ω0 ・0+φ
n+1 }=cos (ω0 c ) より、cos {(1−α)ω0 c +φn-1 }=cos
(ω0 ・0) これらを解いて φn+1 =4π2 n /λ φn-1 =−(1−α)4π2 n /λ ここで、便宜上、 φ=4π2 n /λ とおくことにすると、φn+1 ,φn-1 は、 φn+1 =φ φn-1 =−(1−α)φ と表される。以上により、n+1番目、n−1番目のト
ラック上におけるウォブル波は、それぞれ、 n+1番目のトラック:cos {(1+α)ω0 t+φ} n−1番目のトラック:cos {(1−α)ω0 t−(1
−α)φ} と表される。
【0012】(4) プッシュプルの検出信号 4分割された光検出器の一方の検出信号ををA+D、も
う一方をB+Cとすると、トラッキングの誤差信号は
(A+D)−(B+C)で表される。第(3)項でn番
目のトラックに対する両隣のトラックの相対的なウォブ
ル波を表す式が求まったので、n番目のトラックに対す
るプッシュプルの検出信号(A+D)−(B+C)は、
両隣のトラックからの影響を考慮して、 (A+D)−(B+C)=cos (ω0 t) −Kcos {(1+α)ω0 t+φ} −K′cos {(1−α)ω0 t−(1−α)φ} =cos (ω0 t)−Q(t) …(式a) Q(t)=Kcos {(1+α)ω0 t+φ} +K′cos {(1−α)ω0 t−(1−α)φ} と表される。ここで、K,K′は、n+1番目、n−1
番目のトラックが、n番目のトラックに及ぼす影響の度
合いを示す定数であるが、ここでは、両者ともほぼ同程
度の影響を及ぼしていると考えることにすると、 K=K′ とみなすことができ、この時、Q(t)は、 Q(t)=K[cos {(1+α)ω0 t+φ} +cos {(1−α)ω0 t−(1−α)φ}] =K[cos {(1+α)ω0 t}COS (φ) −sin {(1+α)ω0 t}sin (φ) +cos {(1−α)ω0 t}cos {(1−α)φ} +sin {(1−α)ω0 t}sin {(1−α)φ}] =K[{cos (ω0 t)cos (αω0 t) −sin (ω0 t)sin (αω0 t)}cos (φ) −{sin (ω0 t)cos (αω0 t) +cos (ω0 t)sin (αω0 t)}sin (φ) +{cos (ω0 t)cos (αω0 t) +sin (ω0 t)sin (αω0 t)} {cos (φ)cos (αφ)+sin (φ)sin (αφ)} +{sin (ω0 t)cos (ω0 t)} −cos (ω0 t)sin (αω0 t)} {sin (φ)cos (αφ)−cos (φ)sin (αφ)}] …(式b) と変形される。
【0013】(式a)および(式b)によるプッシュプ
ルの検出信号をベクトル図で表すと、図2のようにな
る。図2の各記号は次を表す。
【0014】a:トラックnのウォブル信号のベクトル
(図2はこれを基準として記述している。) b:トラックn+1のウォブル信号によるクロストーク
のベクトル。ベクトルの大きさはKで、αω0 の角振動
数で反時計回り方向に回転する。t=0での位相はπ+
φである。
【0015】c:トラックn−1のウォブル信号による
クロストークのベクトル。ベクトルの大きさはKで、α
ω0 の角振動数で時計回り方向に回転する。t=0での
位相はπ−(φ−2πw)である。
【0016】d:bとcを合成したベクトル(イ軸上を
伸び縮みする。) d′,d″:dの最大値 e:aとdを合成したベトクル e′:aとd′を合成したベクトル e″:aとd″を合成したベクトル 検出されるウォブル信号はaとdを合成したベクトルe
であり、ベクトルeの先端はイ軸と平行なロ軸上をe′
とe″間で移動する。したがって、検出されるウォブル
信号は両隣のトラックn−1,n+1からのウォブル信
号のクロストークにより、位相、振幅ともに変動する。
【0017】(5) wの条件によるプッシュプル検出
信号(A+D)−(B+C)の相違 第(4)項で、プッシュプル検出信号(A+D)−(B
+C)を表す一般式が、(式a)および(式b)のよう
に求まった。以下では、wが次の条件を満たす場合の
(A+D)−(B+C)について考えることにする。
【0018】 wが0.5の偶数倍の時、すなわち、
w=0.5×2n(nは自然数)の時 wが0.5の奇数倍の時、すなわち、w=0.5×
(2n−1)(nは自然数)の時の場合 w=0.5×2nの時、αφが αφ=(wλ/2πrn )・(4π2 n /λ)=2π
w=2nπ となることから、(式b)の第3項、および第4項にお
けるsin (αφ),cos(αφ)は、それぞれ sin (αφ)=0,cos (αφ)=1 となる。これにより、(式b)は、 Q(t)=2Kcos (αω0 t+φ)COS (ω0 t) と変形されるから、この時のプッシュプル検出信号(A
+D)−(B+C)は、(式a)より、 (A+D)−(B+C)=cos (ω0 t) −2Kcos (αω0 t+φ)cos (ω0 t) ={1−2Kcos (αω0 t+φ)}cos (ω0 t) …(式c) と表される。
【0019】(式c)によるプッシュプルの検出信号の
ベクトル図を図3に示す。図3における記号の意味は図
2と同じである。図3によれば、ベクトルdは実数軸上
を伸び縮みするベクトルとなる。したがって、aとdの
合成ベクトルとして検出されるウォブル信号のベクトル
eは実数軸上をe′,e″間で移動する。図4の実線は
このとき検出されるウォブル信号の波形で、クロストー
クがない場合(点線)に比べて振幅変調を受けるだけで
位相変調は受けていない(ゼロクロス点が移動していな
い。)。したがって、ジッタのない正確な位置情報が得
られ、かつゆらぎのない記録用基準クロックを生成する
ことができる。
【0020】の場合 w=0.5×(2n−1)の時、αφが、 αφ=(wλ/2πrn )・(4π2 n /λ) =2πw=(2n−1)π となることから、(式b)の第3項、および第4項にお
けるsin (αφ),cos(αφ)はそれぞれ、 sin (αφ)=0,cos (αφ)=−1 となる。これにより、(式b)は、 Q(t)=−2Ksin (αω0 t+φ)sin (ω0 t) と変形されるから、この時のプッシュプル検出信号(A
−B)は、(式a)より、 (A+D)−(B+C)=cos (ω0 t)+2Ksin
(αω0 t+φ)sin (ω0 t)={1+4K2 sin 2
(αω0 t+φ)}1/2cos [ω0 t−tan -1{2Ksin
(αω0 t+φ)}] と表される。ここで、ψ(t)=2Ksin (αω0 t+
φ)とおくと、上式は、 (A+D)−(B+C)={1+ψ2 (t)}1/2 cos {ω0 t−tan -1ψ(t)} …(式d) と変形される。
【0021】(式d)によるプッシュプルの検出信号の
ベクトル図を図5に示す。図5における記号の意味は図
2,3と同じである。図5によれば、ベクトルdは虚数
軸上を伸び縮みするペクトルとなる。したがって、aと
dの合成ベクトルとして検出されるウォブル信号のベク
トルeは虚数軸と平行な軸ハ上をe′,e″間で移動す
る。したがって、このときはウォブル信号が隣接トラッ
クn−1,n+1からのクロストークによりFM変調さ
れるものの、振幅変調は受けなくなり、ウォブル信号が
検出しやすくなる。
【0022】この発明は、以上説明した理論に基づくも
のである。すなわち、この発明の記録可能型光ディスク
は、Tp をトラックピッチ、λをウォブルの波長とし
て、2πTp /λがほぼ0.5の偶数倍となるようにト
ラックが形成され、該トラックの1情報領域は該情報領
域に対応するアドレス情報を該情報領域の長さ方向に3
個以上入れる領域を有し、該領域のうちディスク内周側
およびディスク外周側に隣接するトラックのアドレス情
報の記録位置とディスク径方向に相互に重ならない領域
に該情報領域のアドレス情報が前記ウォブルを180°
2相位相変調して記録され、残りの領域に前記ウォブル
が無変調で記録されまたは残りの領域がウォブルなしで
形成されているものである。これによれば、検出される
ウォブル信号は、両隣のトラックからのウォブル信号の
クロストークにより振幅は変動するが、位相変動はほぼ
最小となる。したがって、検出されるウォブル信号に基
づき基準クロックを生成する場合には、基準クロックを
位相変調なく安定に生成することができる。また、ウォ
ブルにアドレス情報を記録する場合には、位相変調なく
アドレス情報を検出することができる。したがって、正
確な書き継ぎができ、また記録信号の品位が向上する。
【0023】この発明の別の記録可能型光ディスクは、
p をトラックピッチ、λをウォブルの波長として、2
πTp /λがほぼ0.5の奇数倍となるようにトラック
が形成され、該トラックの1情報領域は該情報領域に対
応するアドレス情報を該情報領域の長さ方向に3個以上
入れる領域を有し、該領域のうちディスク内周側および
ディスク外周側に隣接するトラックのアドレス情報の記
録位置とディスク径方向に相互に重ならない領域に該情
報領域のアドレス情報が前記ウォブルを180°2相位
相変調して記録され、残りの領域に前記ウォブルが無変
調で記録されまたは残りの領域がウォブルなしで形成さ
れているものである。これによれば、検出されるウォブ
ル信号は、両隣のトラックからのウォブル信号のクロス
トークにより位相は変動するが、振幅変動はほぼ最小と
なる。したがって、例えばウォブルにアドレス情報を記
録しない場合に適用することにより、ウォブル信号を検
出しやすくなり、ディスク回転制御を安定に行うことが
できる。
【0024】この発明のさらに別の記録可能型光ディス
クは、Tp をトラックピッチ、λをウォブルの波長とし
て、2πTp /λがほぼ0.5の偶数倍となるようにト
ラックが形成され、該トラックの一周に入る該ウォブル
の波数が整数となるようにし、該トラックの1情報領域
は該情報領域に対応するアドレス情報を該情報領域の長
さ方向に3個以上入れる領域を有し、該領域のうちディ
スク内周側および外周側に隣接するトラックのアドレス
情報の記録位置とディスク径方向に相互に重ならない領
域に該情報領域のアドレス情報が前記ウォブルを180
°2相位相変調して記録され、残りの領域に前記ウォブ
ルが無変調で記録され、該無変調記録領域の極性が2周
毎に反転するものである。
【0025】これによれば、検出されるウォブル信号
は、両隣のトラックからのウォブル信号のクロストーク
により位相は変動するが、振幅変動はほぼ最小となる。
したがって、例えばウォブルにアドレス情報を記録しな
い場合に適用することにより、ウォブル信号を検出しや
すくなり、ディスク回転制御を安定に行うことができ
る。
【0026】この発明のまたさらに別の記録可能型光デ
ィスクは、Tp をトラックピッチ、λをウォブルの波長
として、2πTp /λがほぼ0.5の奇数倍となるよう
にトラックが形成され、該トラックの一周に入る該ウォ
ブルの波数が0.5の整数倍の数となるようにし、該ト
ラックの1情報領域は該情報領域に対応するアドレス情
報を該情報領域の長さ方向に3個以上入れる領域を有
し、該領域のうちディスク内周側および外周側に隣接す
るトラックのアドレス情報の記録位置とディスク径方向
に相互に重ならない領域に該情報領域のアドレス情報が
前記ウォブルを180°2相位相変調して記録され、残
りの領域に前記ウォブルが無変調で記録され、該無変調
記録領域の極性が2周毎に反転するものである。
【0027】これによれば、検出されるウォブル信号
は、両隣のトラックからのウォブル信号のクロストーク
により振幅は変動するが、位相変動はほぼ最小となる。
したがって、検出されるウォブル信号に基づき基準クロ
ックを生成する場合には、基準クロックを位相変調なく
安定に生成することができる。また、ウォブルにアドレ
ス情報を記録する場合には、位相変調なくアドレス情報
を検出することができる。したがって、正確な書き継ぎ
ができ、また記録信号の品位が向上する。
【0028】この発明のそしてさらに別の記録可能型光
ディスクは、Tp をトラックピッチ、λをウォブルの波
長として、2πTp /λがほぼ0.25の奇数倍となる
ようにトラックが形成され、アドレス情報が前記ウォブ
ルを180°2相位相変調して記録されているものであ
る。これによれば、後述するように、アドレス情報の
“0”と“1”で位相が逆転する位相変調されたウォブ
ル信号が記録されている場合に、ウォブル信号の振幅変
動および位相変動が隣接トラック相互間のアドレス情報
の“1”,“0”の様々な組合せに依存せずにほぼ一定
の範囲内に入るので、ウォブル信号をデコードしやすく
なる。
【0029】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)2πTp /λが
0.5の偶数倍となるようにトラックを形成する場合の
実施の形態を図1を参照して説明する。光ディスク10
は追記型または書換型の記録可能型光ディスクである。
光ディスク10の記録面には、図1中に拡大して示すよ
うに、グルーブ11が所定周波数(例えば140kH
z)でウォブリングして形成され、該光ディスク10は
CLVディスクを構成している。隣接するトラック相互
間のピッチTp は一定である。ウォブルの波長λとトラ
ックピッチTp は、 2πTp /λ=(2n+2)/2 (n=0,1,
2,…) の関係に(すなわち、2πTp /λが0.5の偶数倍と
なるように)設定されている。ウォブルには、この光デ
ィスク10上の絶対位置を示すアドレス情報が該ウォブ
ルを180°2相位相変調して記録されている。
【0030】図6は、図1の光ディスク10を作製する
ための原盤の記録装置において、ウォブリングしたトラ
ックを記録するためのウォブル信号発生回路を示したも
のである。図6の各部の波形またはデータを図7に示
す、基準クロック発生回路12は水晶発振による基準ク
ロックを発生する。この基準クロックは分周回路14で
分周されて、所定周波数(例えば140kHz)のウォ
ブル信号(搬送波信号)(図7(a))が生成される。
また、基準クロックは分周回路16で分周されて、ウォ
ブル信号よりも長い周期のバイフェーズ変調用クロック
が生成される。バイフェーズ変調回路18は光ディスク
10の絶対位置を示すアドレス情報(ADIP:Addres
s in Pre-groove)(図7(b))をバイフェーズ変調用
クロックでバイフェーズ変調して、図7(c)に示すバ
イフェーズ信号を出力する。
【0031】位相変調回路20は、ウォブル信号を、バ
イフェーズ信号に応じて180°位相反転(“1”のと
き反転、“0”のとき非反転、または“0”のとき反転
“1”のとき非反転)して、図7(d)の位相変調され
たウォブル信号を出力する。原盤には、この位相変調さ
れた波形に従ってウォブリングするトラックが記録され
る。
【0032】ところで、このようにウォブル信号をアド
レス情報に応じて180°位相反転して記録した場合、
現在トレースしているトラックnの1つ前のトラックn
−1と1つ外のトラックn+1の位相が一方が反転、他
方が非反転の関係にある箇所では、結果的に「2πTp
/λが0.5の偶数倍」という関係がくずれてしまい、
検出されるウォブル信号が隣接トラックn−1,n+1
のウォブルにより位相変調されたものとなる。
【0033】そこで、この問題を解決するために、アド
レスの最小単位である1セクタ(情報領域)をその長さ
方向に3以上に等分割して、そのうち隣接する内周側ト
ラックと相互に重ならない1つの領域にそのセクタのア
ドレス情報を記録し、残りの領域はウォブル信号を無変
調で記録しまたはウォブルなしとしている。図8はその
一例を示すもので(ウォブルのうねりは図示せず。)、
各セクタをその長さ方向に領域a,b,cにそれぞれ3
等分し、そのうち隣接する内周側のトラックと相互に重
ならないハッチングで示した領域に該セクタのアドレス
情報(ADIPデータ)を、該アドレス情報でウォブル
を180°2相位相変調して記録し、残りの白ぬきで示
した2つの領域に無変調のウォブル信号を記録し(AD
IPデータをオール“0”またはオール“1”とす
る。)、またはウォブルなしとする(ウォブルなしの場
合はTp とλの関係は任意でよい。)。これにより、ア
ドレス情報を読む位置では隣接トラックからのウォブル
のクロストークによる位相変調が生じなくなる。なお、
アドレス情報には該アドレス情報が3分割された領域
a,b,cのいずれに記録されているかを示す識別情報
が例えばADIPのいずれか2ビットを使用して記録さ
れている。
【0034】以上説明した図1の光ディスク10に情報
の記録を行う光ディスク記録装置の構成(一部)を図9
に示す。レーザダイオード22からは記録/再生用のレ
ーザ光が出射され、光ディスク10の記録面に照射され
て、情報の記録または再生が行われる。そのとき光ディ
スク10からの戻り光は4分割光検出器24で受光され
る。4分割光検出器24の受光信号は、トラックを挟ん
で同じ側にあるものどうしが加算され、両加算信号を引
算器26で引算して、前記図4に示すようなプッシュプ
ル信号が得られる。このプッシュプル信号に基づきトラ
ッキング制御が行われる。また、このプッシュプル信号
は、リミッタ28で振幅変動が吸収され、位相復調回路
30で180°2相位相復調されて、ウォブルクロック
信号(搬送波)とバイフェーズ信号に分離される。復調
されたウォブルクロック信号は分周回路32で分周され
る。一方、水晶発振による基準クロックが分周回路34
で分周される。位相比較器36は分周回路32,34の
出力を位相比較し、その比較出力はローパスフィルタ3
8で平滑されて、ドライバ40を介してスピンドルモー
タ42が線速度一定に制御される。
【0035】位相復調回路30から出力されるバイフェ
ーズ信号は、セクタを3分割したうちの1つの領域に該
セクタのアドレス情報(ADIP)が含まれ、残りの2
つの領域はオール“0”またはオール“1”の信号で構
成されている。バイフェーズ復調回路44は、バイフェ
ーズ信号とVCO46から発振する信号を位相比較器4
8で位相比較する。位相比較器48はバイフェーズ信号
が入った(エッジがあった)ときのみ位相比較出力を出
し、エッジがなくて位相比較しないときハイインピーダ
ンス(電流的出力なし)、あるいは中点電位(電圧的出
力なし)とする。バイフェーズ復調回路44は、位相比
較器48の出力をローパスフィルタ50で平滑してVC
O46の発振周波数を制御して、バイフェーズ信号に同
期したADIPクロックとバイフェーズ信号に含まれる
アドレス情報(ADIPデータ)が復調される。ADI
Pデコーダ52は、ADIPデータをデコードして位置
情報を得る。また、ADIPデコーダは、このときAD
IPデータ中に含まれている、該ADIPデータが3分
割されたセクタの領域a,b,cのいずれに記録されて
いるかを示す識別情報を検出して、該セクタの区間を特
定する。
【0036】てい倍器54はADIPクロックをてい倍
して記録用の基準クロックを生成する。記録データ出力
回路56からは記録データが出力される。EFM変調回
路58はこの記録データを記録用基準クロックに同期し
てEFM変調する。レーザ変調回路60はEFM変調信
号の“1”,“0”の長さに応じてレーザ駆動信号の長
さおよびタイミングの調整やレーザ駆動信号レベルの調
整等の変調を行う。ドライバ62はこの変調されたレー
ザ駆動信号に応じてレーザダイオード22を駆動して、
光ディスク10に情報の記録を行う。
【0037】リンク位置コントロール回路64は、AD
IPデコーダ52から出力される位置情報に基づいて書
き継ぎ位置を検出し、所定の書き継ぎ位置(セクタの開
始位置)でスタート信号を出力して書き継ぎを実行させ
る。バイフェーズ復調回路44で復調されたATIPデ
ータおよびATIPクロックは隣接トラックからのウォ
ブルのクロストークによる位相変調を受けていないの
で、正確な書き継ぎを行うことができ、記録信号のジッ
タが低減する。また、ADIPの読み取りの誤り率が低
下する。
【0038】(実施の形態2)2πTp /λが0.5の
奇数倍となるようにトラックを形成する場合の実施の形
態を図1を参照して説明する。光ディスク10は追記型
または書換型の記録可能型光ディスクである。光ディス
ク10の記録面には、図1中に拡大して示すように、グ
ルーブ11が所定周波数でウォブリングして形成され、
該光ディスク10はCLVディスクを構成している。隣
接するトラック相互間のピッチTp は一定である。ウォ
ブルの波長λとトラックピッチTp は、 2πTp /λ=(2n+1)/2 (n=0,1,
2,…) の関係に(すなわち、2πTp /λが0.5の奇数倍と
なるように)設定されている。ウォブルには、この光デ
ィスク10の絶対位置を示すアドレス情報(ADIP)
が180°2相位相変調して記録されている。
【0039】セクタは、前記図8と同様に、その長さ方
向に3以上に等分割され、そのうち隣接する内周側トラ
ックと相互に重ならない1つの領域にそのセクタのアド
レス情報を記録し、残りの領域はウォブル信号を無変調
で記録しまたはウォブルなしとしている。
【0040】この光ディスク10に情報の記録を行う光
ディスク記録装置は前記図9と同様に構成される。記録
を行う際に検出されるウォブル信号は振幅変調が抑制さ
れているのでウォブル信号を検出しやすくなり、ディス
ク回転制御を安定に行うことができる。この実施の形態
2は、特に、ウォブルにアドレス情報を記録しない光デ
ィスクにおいて、回転同期をとったり、プリピット等と
して別に記録されたアドレス情報の検出を補助するため
に好適に適用することができる。
【0041】(実施の形態3)2πTp /λがほぼ0.
5の偶数倍となるようにトラックが形成され、該トラッ
クの一周に入る該ウォブルの波数が整数となるようにす
る場合の実施の形態を図1を参照して説明する。光ディ
スク10の記録面には、図1内に拡大して示すように、
グルーブ11が所定周波数でウォブリングして形成さ
れ、該光ディスク10はCLVディスクを構成してい
る。隣接するトラック相互間のピッチTp は一定であ
る。ウォブルの波長とトラックピッチTp は、 2πTp /λ=(2n+2)/2 (n=0,1,
2,…) の関係に(すなわち、2πTp /λが0.5の偶数倍と
なるように)設定されている。ウォブルには、この光デ
ィスク10の絶対位置を示すアドレス情報(ADIP)
が180°2相位相変調して記録されている。
【0042】セクタは、前記図8と同様に、その長さ方
向に3以上に等分割され、そのうち隣接する内周側トラ
ックと相互に重ならない1つの領域にそのセクタのアド
レス情報を記録し、残りの領域はウォブル信号を無変調
で記録している。そして、図12に示すように一周に入
るウォブルの波数を整数にし、かつ、ウォブル信号を無
変調で記録している領域の極性を2周毎に反転してい
る。例えば第4n,第4n+1トラックの極性(位相)
を0°、第4n+2、第4n+3トラックの極性(位
相)を180°にしており、2周に一度の極性反転の位
置は、極性反転をしない状態では一周に整数の波数のウ
ォブルが入るため2周毎に位相が0°に一致する所が一
周に一個所あるので、その位置で行う。このようにする
ことで、両隣のトラックからのクロストーク信号は位相
が片方が0°のときは他方が180°になるので図13
のベクトル図でも明らかなように、記録を行う際に検出
されるウォブル信号は、両隣のトラックからのウォブル
信号のクロストークにより位相は変動するが、振幅変動
はほぼ最小となる。したがって、例えばウォブルにアド
レス情報を記録しない場合に適用することにより、ウォ
ブル信号を検出しやすくなり、ディスク回転制御を安定
に行うことができる。
【0043】なお、この光ディスク10に情報の記録を
行う光ディスク記録装置は図9と同様に構成することが
できる。その場合、例えば位相復調回路30を倍クロッ
ク(ウォブルの2倍の周波数)にし、立ち上がりと立ち
下がりの両エッジ比較を行うことによって両極性を判別
することができる。
【0044】(実施の形態4)2πTp /λがほぼ0.
5の奇数倍となるようにトラックが形成され、該トラッ
クの一周に入る該ウォブルの波数が0.5の整数倍の数
となるようにする場合の実施の形態を図1を参照して説
明する。光ディスク10の記録面には、図1中に拡大し
て示すように、グルーブ11が所定周波数でウォブリン
グして形成され、該光ディスク10はCLVディスクを
構成している。隣接するトラック相互間のピッチTp
一定である。ウォブルの波長とトラックピッチTp は、 2πTp /λ=(2n+1)/2 (n=0,1,
2,…) の関係に(すなわち、2πTp /λが0.5の奇数倍と
なるように)設定されている。ウォブルには、この光デ
ィスク10の絶対位置を示すアドレス情報(ADIP)
が180°2相位相変調して記録されている。
【0045】セクタは、前記図8と同様に、その長さ方
向に3以上に等分割され、そのうち隣接する内周側トラ
ックと相互に重ならない1つの領域にその情報領域のア
ドレス情報を記録し、残りの領域はウォブル信号を無変
調で記録している。そして、図14に示すように一周に
入るウォブルの波数を0.5の整数倍の数にし、かつ、
ウォブル信号を無変調で記録している領域の極性を2周
毎に反転している。例えば、第4n、第4n+1トラッ
クの極性(位相)を0°、第4n+2、第4n+3トラ
ックの極性(位相)を180°にしており、2周に一度
の極性反転の位置は、極性反転する前の状態で一周に
0.5の整数倍の波数のウォブルが入るため位相が0
°,180°,180°,0°,0°,180°,18
0°,0°,…となるところが一周に一個所あるので、
その位置で行う。このようにすることで、両隣のトラッ
クからのクロストーク信号は片方が0°のときは他方が
0°になるので図15のベクトル図でも明らかなよう
に、検出されるウォブル信号は、両隣のトラックからの
ウォブル信号のクロストークにより振幅は変動するが、
位相変動はほぼ最小となる。したがって、記録を行う際
に検出されるウォブル信号に基づき基準クロックを生成
する場合には、基準クロックを位相変調なく安定に生成
することができる。また、ウォブルにアドレス情報を記
録する場合には、位相変調なくアドレス情報を検出する
ことができる。したがって、正確な書き継ぎができ、ま
た記録信号の品位が向上する。
【0046】なお、この光ディスク10に情報の記録を
行う光ディスク記録装置は図9と同様に構成することが
できる。その場合、例えば位相復調回路30を倍クロッ
ク(ウォブルの2倍の周波数)にし、立ち上がりと立ち
下がりの両エッジ比較を行うことによって両極性を判別
することができる。
【0047】(実施の形態5)2πTp /λが0.25
の奇数倍となるようにトラックを形成する場合の実施の
形態を図1を参照して説明する。光ディスク10は追記
型または書換型の記録可能型光ディスクである。光ディ
スク10の記録面には、図1中に拡大して示すように、
グルーブ11が所定周波数(例えば140kHz)でウ
ォブリングして形成され、該光ディスク10はCLVデ
ィスクを構成している。隣接するトラック相互間のピッ
チTp は一定である。ウォブルの波長λとトラックピッ
チTp は、 2πTp /λ=(2n+1)/4 (n=0,1,
2,…) の関係に(すなわち、2πTp /λが0.25の奇数倍
となるように)設定されている。ウォブルには、この光
ディスク10の絶対位置を示すアドレス情報が180°
2相位相変調して記録されている。
【0048】セクタは前記実施の形態1,2とは異な
り、分割されておらず、個々のセクタのアドレス情報
(ADIP)が該当するセクタの全体にわたり記録され
ている。したがって、アドレス情報には該アドレス情報
のセクタ中の記録位置を示す識別情報は記録されていな
い。この光ディスク10に情報の記録を行う光ディスク
記録装置は前記図9と同様に構成される。ただし、セク
タは分割されていないので、ATIPデコータ52は同
じアドレス情報が記録されている区間全体を1つのセク
タと判定する。
【0049】アドレス情報はセクタの全体にわたり記録
されているので、ウォブル信号は隣接トラックとの間で
様々な位相関係をとりうる。記録時のトレース中のトラ
ックnとその1つ前のトラックn−1と1つ後のトラッ
クn+1のアドレス情報(ADIP)の符号の組合せに
よるプッシュプルの検出信号の各ベクトル図を図10,
図11に示す。図10,図11おける記号の意味は図2
や図3と同じである。図10,図11によれば、振幅変
動および位相変動が隣接トラックのアドレス情報のデー
タ依存せず、一定の範囲内に入る。したがって、アドレ
ス情報のデコードがしやすくなる。
【0050】つまり、2πTp /λを任意の値に設定し
た場合には、両隣のトラックからのウォブルのクロスト
ークにより、ある時には振幅変調が大きくなり、ある時
は位相変調が大きくなるというように変調のモードが大
きく変化する。したがって、このような場合、デコーダ
回路は、振幅変動は振幅変調が最大となった時を想定し
て設計し、位相変動は位相変調が最大となった時を想定
して位相余裕を設計しなければならない。これに対し、
2πTp /λを0.25の奇数倍にすれば両隣のトラッ
クのADIPデータに依存せず、振幅変動、位相変動の
変化率が一定になるため、特に振幅変動がADIPデー
タに依存せずに平均的に最小になるため、ADIPデー
タのデコードがしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の光ディスクの実施の形態を示す図
である。
【図2】 ウォブルを有するCLVディスクの記録/再
生時における一般的なプッシュプルの検出信号のベクト
ル図である。
【図3】 2πTp /λを0.5の偶数倍に設定した場
合のプッシュプルの検出信号のベクトル図である。
【図4】 図3の設定でウォブルが形成された光ディス
クの記録/再生時のプッシュプルの検出信号の波形図で
ある。
【図5】 2πTp /λを0.5の奇数倍に設定した場
合の記録/再生時におけるプッシュプルの検出信号のベ
クトル図である。
【図6】 この発明の光ディスクの原盤にウォブルを有
するトラックを記録するための装置におけるウォブル信
号発生回路の構成例を示すブロック図である。
【図7】 図6の回路の動作波形図である。
【図8】 1つの情報領域を3分割してそのうちの1つ
の領域にアドレス情報を記録する場合のアドレス情報の
記録位置の一例を示す図である。
【図9】 この発明の光ディスク記録装置の実施の形態
を示すブロック図である。
【図10】 2πTp /λを0.25の奇数倍に設定し
た場合の記録/再生時におけるプッシュプルの検出信号
のベクトル図である。
【図11】 2πTp /λを0.25の奇数倍に設定し
た場合の記録/再生時におけるプッシュプルの検出信号
のベクトル図である。
【図12】 実施の形態3によるウォブルの極性反転パ
ターンを示す図である。
【図13】 実施の形態3の光ディスクの記録/再生時
におけるプッシュプルの検出信号のベクトル図である。
【図14】 実施の形態4によるウォブルの極性反転パ
ターンを示す図である。
【図15】 実施の形態4の光ディスクの記録/再生時
におけるプッシュプルの検出信号のベクトル図である。
【符号の説明】
10…光ディスク、30,44…アドレス情報復調回路
(位相復調回路、バイフェーズ復調回路)、52…情報
領域位置検出回路(ADIPデコーダ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 稔 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 佐藤 浩一 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 5D029 WA02 WC10 5D090 GG03 GG07 5D109 KA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Tp をトラックピッチ、λをウォブルの波
    長として、2πTp /λがほぼ0.5の偶数倍となるよ
    うにトラックが形成され、該トラックの1情報領域は該
    情報領域に対応するアドレス情報を該情報領域の長さ方
    向に3個以上入れる領域を有し、該領域のうちディスク
    内周側およびディスク外周側に隣接するトラックのアド
    レス情報の記録位置とディスク径方向に相互に重ならな
    い領域に該情報領域のアドレス情報が前記ウォブルを1
    80°2相位相変調して記録され、残りの領域に前記ウ
    ォブルが無変調で記録されている記録可能型CLV方式
    光ディスク。
  2. 【請求項2】Tp をトラックピッチ、λをウォブルの波
    長として、2πTp /λがほぼ0.5の偶数倍となるよ
    うにトラックが形成され、該トラックの1情報領域は該
    情報領域に対応するアドレス情報を該情報領域の長さ方
    向に3個以上入れる領域を有し、該領域のうちディスク
    内周側およびディスク外周側に隣接するトラックのアド
    レス情報の記録位置とディスク径方向に相互に重ならな
    い領域に該情報領域のアドレス情報が前記ウォブルを1
    80°2相位相変調して記録され、残りの領域がウォブ
    ル無しに形成されている記録可能型CLV方式光ディス
    ク。
  3. 【請求項3】Tp をトラックピッチ、λをウォブルの波
    長として、2πTp /λがほぼ0.5の奇数倍となるよ
    うにトラックが形成され、該トラックの1情報領域は該
    情報領域に対応するアドレス情報を該情報領域の長さ方
    向に3個以上入れる領域を有し、該領域のうちディスク
    内周側およびディスク外周側に隣接するトラックのアド
    レス情報の記録位置とディスク径方向に相互に重ならな
    い領域に該情報領域のアドレス情報が前記ウォブルを1
    80°2相位相変調して記録され、残りの領域に前記ウ
    ォブルが無変調で記録されている記録可能型CLV方式
    光ディスク。
  4. 【請求項4】Tp をトラックピッチ、λをウォブルの波
    長として、2πTp /λがほぼ0.5の奇数倍となるよ
    うにトラックが形成され、該トラックの1情報領域は該
    情報領域に対応するアドレス情報を該情報領域の長さ方
    向に3個以上入れる領域を有し、該領域のうちディスク
    内周側およびディスク外周側に隣接するトラックのアド
    レス情報の記録位置とディスク径方向に相互に重ならな
    い領域に該情報領域のアドレス情報が前記ウォブルを1
    80°2相位相変調して記録され、残りの領域がウォブ
    ル無しに形成されている記録可能型CLV方式光ディス
    ク。
  5. 【請求項5】Tp をトラックピッチ、λをウォブルの波
    長として、2πTp /λがほぼ0.5の偶数倍となるよ
    うにトラックが形成され、該トラックの一周に入る該ウ
    ォブルの波数が整数となるようにし、該トラックの1情
    報領域は該情報領域に対応するアドレス情報を該情報領
    域の長さ方向に3個以上入れる領域を有し、該領域のう
    ちディスク内周側および外周側に隣接するトラックのア
    ドレス情報の記録位置とディスク径方向に相互に重なら
    ない領域に該情報領域のアドレス情報が前記ウォブルを
    180°2相位相変調して記録され、残りの領域に前記
    ウォブルが無変調で記録され、該無変調記録領域の極性
    が2周毎に反転する記録可能型CLV光ディスク。
  6. 【請求項6】Tp をトラックピッチ、λをウォブルの波
    長として、2πTp /λがほぼ0.5の奇数倍となるよ
    うにトラックが形成され、該トラックの一周に入る該ウ
    ォブルの波数が0.5の整数倍の数となるようにし、該
    トラックの1情報領域は該情報領域に対応するアドレス
    情報を該情報領域の長さ方向に3個以上入れる領域を有
    し、該領域のうちディスク内周側および外周側に隣接す
    るトラックのアドレス情報の記録位置とディスク径方向
    に相互に重ならない領域に該情報領域のアドレス情報が
    前記ウォブルを180°2相位相変調して記録され、残
    りの領域に前記ウォブルが無変調で記録され、該無変調
    記録領域の極性が2周毎に反転する記録可能型CLV光
    ディスク。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれかに記載の記録可
    能型CLV方式光ディスクに情報の記録を行う光ディス
    ク記録装置であって、該光ディスクから検出されるウォ
    ブル信号を180°2相位相復調して前記アドレス情報
    を復調するアドレス情報復調回路を具備している光ディ
    スク記録装置。
  8. 【請求項8】前記アドレス情報に、該アドレス情報が記
    録されている情報領域内の領域の識別情報が記録されて
    いる請求項1から6のいずれかに記載の記録可能型CL
    V方式光ディスク。
  9. 【請求項9】請求項7記載の記録可能型CLV方式光デ
    ィスクに情報の記録を行う光ディスク記録装置であっ
    て、該光ディスクから検出されるウォブル信号を180
    °2相位相復調して前記アドレス情報を復調するアドレ
    ス情報復調回路と、該復調されたアドレス情報に含まれ
    ている情報領域内の領域の識別情報を検出し、該識別情
    報に基づいて該アドレス情報で示される情報領域の区間
    を特定する情報領域位置検出回路を具備している光ディ
    スク記録装置。
  10. 【請求項10】Tp をトラックピッチ、λをウォブルの
    波長として、2πTp /λがほぼ0.25の奇数倍とな
    るようにトラックが形成され、アドレス情報が前記ウォ
    ブルを180°2相位相変調して記録されている記録可
    能型CLV方式光ディスク。
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