JP2000285523A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2000285523A
JP2000285523A JP11088117A JP8811799A JP2000285523A JP 2000285523 A JP2000285523 A JP 2000285523A JP 11088117 A JP11088117 A JP 11088117A JP 8811799 A JP8811799 A JP 8811799A JP 2000285523 A JP2000285523 A JP 2000285523A
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track
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JP11088117A
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Ichiro Ueno
一郎 上野
Yasuhiro Ueki
泰弘 植木
Hiroyuki Kurihara
博之 栗原
Atsushi Hosoda
篤 細田
Hideji Eguchi
秀治 江口
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランド及びグルーブ共にデータを高密度記録
でき、かつアドレス領域とデータ領域とを兼用にしてア
ドレス領域にも記録可能な光ディスクを提供する。 【解決手段】 径方向に蛇行している第1のウォブル2
0A1aを備えた第1の部分20A1と径方向に蛇行し
ていない第2の部分20A2とが、トラック走査方向に
交互に形成されており、第1の蛇行20A1aの1周期
は一定長、かつ径方向に亘って形成されているトラック
上の全ての第1の蛇行20A1aの位相は同位相であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に情報を高
密度で記録再生可能な光ディスク、特に、CLV(線速
度一定)で回転して、情報を案内溝(以下「グルーブ」
と記す)と案内溝間(以下「ランド」と記す)の双方に
情報を記録再生するのに適した高密度記録再生可能な光
ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】光学的に情報を高密度で記録再生可能な
記録可能型光ディスクには、一回のみ記録可能であるラ
イトワンス型と何回でも書換可能な書換可能型とがあ
る。こうした記録可能型光ディスクの回転制御方法に
は、回転数一定(角速度一定)で回転させるCAVと線
速度一定で回転させるCLVとがある。また、これらを
組み合わせたゾーンCLV(以下「ZCLV」と記
す)、ゾーンCAV(以下「ZCAV」と記す)があ
る。ZCLV回転は、ディスクを径方向で幾つかのゾー
ンに分割し、あるゾーン内ではCAVで回転し、ゾーン
の平均線速度はどのゾーンでもほぼ一定にした方法であ
る。
【0003】CAV回転の記録可能型光ディスクの例と
しては、コンピュータ用メモリとして用いられている光
磁気ディスクや相変化型光ディスクがある。CLV回転
の記録可能型光ディスクの例としては、CDーRやDV
DーRがある。ZCLV回転の記録可能型光ディスクの
例としては、DVD−RAMがある。CAVは、ディス
クの外周から内周まで同じ回転数で回転しているので、
アクセススピードが速いという利点を持つが、記録容量
がCLV回転よりも小さいという欠点を持つ。
【0004】一方、CLV回転は線速度が一定であるの
で外周と内周で回転数が異なりアクセス速度が遅くなる
欠点があるが、記録容量を大きくできる利点がある。Z
CLVは、CAVの利点であるアクセス速度が大と云う
ことと、CLVの利点である記録容量が大きいと云うこ
との両方の利点を取り入れた方式であるが、ゾーン切替
時に回転数を急激に変化させる必要があり、またゾーン
の切替部分に情報を記録できないとか、回転制御などの
コントロールが難しいなどの欠点がある。
【0005】トラッキング制御のために、記録可能型光
ディスクでは一般に渦巻き状あるいは同心円状のグルー
ブが形成されている。一般に情報はグルーブにあるいは
ランドの一方に記録しこれを再生することが行われてい
るが、高密度に記録再生するためにグルーブとランドの
双方に記録再生することが提案されている。DVD−R
AMはグルーブとランドの双方に記録再生する方式であ
る。ディスク回転制御をし易くするために、グルーブを
一定の周波数で蛇行(以下「ウォブル」と記す)させる
ことが行われている。グルーブのウォブルを外周から内
周まで連続させる場合とアドレス情報をプリピットで形
成したため、或いは隣接トラックのウォブルを逆位相と
するためグルーブのウォブルを非連続にする場合が提案
されている(例えば特開平9−231580号公報、特
開平8−249668号公報など)。情報の記録する位
置を決めるアドレスの形成方法として、CD−Rの様に
前記ウォブルをアドレス情報で周波数変調させる方法
(例えば特開平9−185825号公報)、あるいは、
DVD−RAMの様にセクタの頭に凹凸のピットを形成
する方法(例えば特開平9−115145号公報)、D
VD−Rの様に情報はグルーブに記録するが、アドレス
はランドに凹凸のピットで形成する方法などがある。ま
た、グルーブのウォブルをアドレス情報で周波数変調さ
せる場合の欠点である、セクタの記録位置基準が粗くな
ることを改良するため、同期マークを前記グルーブのウ
ォブルの周波数より高い周波数でグルーブをウォブルす
ることが提案されている(例えば特開平9−10654
9号公報、特開平8−339634号公報など)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したCLV回転制
御方法は情報を高密度に記録再生できるが、CLV回転
で一定の周波数あるいは一定の周波数にアドレス情報で
変調してグルーブをウォブルさせた場合、径が異なると
トラック一周の長さが異なるので、グルーブに形成され
たウォブルの位相は、図11に示す光ディスク1の様
に、隣接するグルーブ2でバラバラとなる。図11
(A)はスパイラル状のグルーブ2が形成されている一
般的な光ディスク1を模式的に示した図である。図11
(B)はグルーブ2がウォブルしている光ディスク1の
一部分を拡大して示した図である。隣接のグルーブ2で
ウォブルの位相がずれており、ランド3の幅が位置によ
り異なることを示している。具体的には、トラックピッ
チを1μmとすると、隣のグルーブ2との1周のトラッ
ク長が約6.3μm異なるので、線速6m/sで回転さ
せ、ウォブルの周波数を100kHzとすると、1ウォ
ブル周期は60μmになる。すなわちグルーブ2が1周
するとウォブルの位相が約1/10ずれることになる。
グルーブ2にのみ情報を記録再生する場合は問題がない
が、ランド3にも情報を記録再生する場合は、ランド3
のウォブルの位相が両側面で異なり、この結果、一定の
ウォブル周波数を検出できない。従って、再生されたこ
のウォブル周波数を光ディスク1の回転制御に使えな
い。
【0007】また、ウォブルにアドレス情報を持たせて
もアドレス情報を検出できない。この欠点を除くため
に、グルーブ2の一方の側面だけをウォブルさせる方法
が提案されている(例えば特開平5−314538号公
報)。しかし、この場合は、グルーブおよびランドの各
幅がウォブルにより変動し、グルーブおよびランドに記
録した情報を再生した場合、再生信号にウォブルの影響
が現れてしまう。すなわち、再生信号の振幅がウォブル
の悪影響で変動してしまう。さらに、グルーブの両側面
がウォブルしている場合に比べて、検出S/Nが小さ
い。
【0008】さらに、前にも記した様に、グルーブのウ
ォブルをアドレス情報で変調させる方法は、記録容量の
減少が小さい利点があるが、記録をするとアドレス情報
が検出しにくくなる欠点や、相変化光ディスクに応用し
た場合に書き換え回数を何回も繰り返すとアドレス情報
検出時のS/Nが減少する欠点がある。アドレスをセク
タの頭に凹凸のピットで形成する方法は、アドレスの検
出が高速にできる利点があるが、アドレスの記録されて
いる部分だけユーザ容量が小さくなる欠点がある。情報
はグルーブに記録し、アドレス情報はランドに記録する
方法は、グルーブとランドの双方に情報を記録再生する
ことが出来ない問題があった。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、渦巻き状又は同心円状に形成されている
トラックに情報を記録再生する光ディスクであって、前
記トラックは、径方向にウォブルしている第1のウォブ
ルを備えた第1の部分と径方向にウォブルしていない第
2の部分とが、トラック走査方向に交互に形成されてお
り、前記第1のウォブルの1周期は一定長であり、前記
第1の蛇行の開始位置は前記トラック上で同位相の位置
であり、前記トラックをグルーブ及びランドにそれぞれ
形成することよって、ランド及びグルーブ共にデータを
高密度記録でき、かつアドレス領域とデータ領域とを兼
用にしてアドレス領域にも記録可能な光ディスクを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、次の(1)〜(4)の構成の光ディ
スクを提供する。 (1) 図1〜図3に示すように、渦巻き状又は同心円
状に形成されているトラックに情報を記録再生する光デ
ィスクであって、前記トラックは、径方向に蛇行してい
る第1の蛇行(第1のウォブル)20A1a〜20C1
aを備えた第1の部分20A1〜20C1と径方向に蛇
行していない第2の部分20A2〜20C2とが、トラ
ック走査方向に交互に形成されており、前記第1の蛇行
20A1a〜20C1aの1周期は一定長であり、前記
第1の蛇行20A1a〜20C1aの開始位置20A1
1〜20C11は前記トラック上で同位相の位置である
ことを特徴とする光ディスク10A〜10C。 (2) 図4,図5に示すように、渦巻き状又は同心円
状に形成されているトラックに情報を記録再生する光デ
ィスクであって、前記トラックは、径方向に蛇行してい
る第1の蛇行(第1のウォブル)20A1a〜20C1
aを備えた第1の部分20A1〜20C1と径方向に蛇
行していない第2の部分20A2〜20C2とが、トラ
ック走査方向に交互に形成されており、前記第1の蛇行
20A1a〜20C1aの1周期は一定長であり、前記
第1の蛇行20A1a〜20C1aの開始位置20A1
1〜20C11は前記トラック上で同位相の位置であ
り、前記第1の蛇行20A1a〜20C1a上に、前記
第1の蛇行20A1a〜20C1aの周期よりも短い周
期の第2の蛇行(第2のウォブル)20A1b〜20C
1bを重畳し、かつ前記第1の蛇行20A1a〜20C
1a上に前記第2の蛇行20A1b〜20C1bを重畳
する位置20A11〜20C11は、前記第2の蛇行2
0A1b〜20C1b上の同位相位置であることを特徴
とする光ディスク。 (3) 前記トラックを案内溝(グルーブ)20A〜2
0C及び案内溝間(ランド)30A〜30Cにそれぞれ
形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
光ディスク。 (4) 前記第1の部分20A1〜20C1の開始位置
20A11〜20C11は、径方向の同一線上にあるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の光ディスク。
【0011】また、下記(a)〜(v)の光ディスク、
光ディスク原盤記録装置、光ディスク記録再生装置を提
供することができる。 (a) 渦巻き状あるいは同心円状のトラックを形成す
る記録可能型光ディスクであって、前記トラックはトラ
ック走査方向に第1のウォブルをしている第1の部分と
ウォブルしていない第2の部分とが交互に形成され、前
記第1の部分の第1のウォブルの1周期は一定長であ
り、かつディスクの径方向に隣接する前記第1の部分の
第1のウォブルの位相を揃えたものであり、前記トラッ
クは(少なくともディスク1周は連続した)案内溝また
はランドであることを特徴とする光ディスク。 (b) 前記第1の部分の開始位置は、ディスクの径方
向に揃えられていることを特徴とする前記(a)に記し
た光ディスク。 (c) 前記第1の部分の長さは一定であることを特徴
とする前記(a),(b)に記した光ディスク。 (d) 前記第2の部分の長さは一定であることを特徴
とする前記(a),(b)に記した光ディスク。 (e) 前記情報は、グルーブとランドの双方に記録再
生可能であることを特徴とする前記(a),(b),
(c),(d)に記した光ディスク。 (f) 前記第1の部分に、前記第1のウォブルの長さ
の周期よりも短い周期(高い周波数)の第2のウォブル
を重畳させ、前記第2のウォブルの重畳させる位置は、
内周から外周まで前記第1のウォブルの同位相のところ
であることを特徴とする前記(a),(b),(c),
(d),(e)に記した光ディスク。 (g) 前記第2のウォブルは、前記グルーブの一方の
側面のみであることを特徴とする前記(f)に記した光
ディスク。 (h) 内周から外周まで前記第2のウォブルの位相を
揃えたことを特徴とする前記(f),(g)に記した光
ディスク。 (i) 前記第2のウォブルは、少なくともトラック番
号とディスクの回転方向の角度情報で変調して、アドレ
ス情報としたことを特徴とする前記(f),(g),
(h)に記した光ディスク。 (j) 前記第2のウォブルには、少なくともトラック
番号とディスクの回転方向の角度情報を持たせて、アド
レスマークとしたことを特徴とする前記(f),
(g),(h),(i)に記した光ディスク。 (k) 渦巻き状あるいは同心円状のトラックを形成す
る記録可能型光ディスクであって、前記トラックはトラ
ック走査方向に第1のウォブルをしている第1の部分と
ウォブルしていない第2の部分とが交互に形成され、前
記第1の部分の第1のウォブルの1周期は一定長であ
り、かつディスクの径方向に隣接する前記第1の部分の
第1のウォブルの位相を揃えたものであり、前記トラッ
クは(少なくともディスク1周は連続した)グルーブま
たはランドである光ディスク原盤記録装置において、前
記グルーブを一定の長さの周期で間欠的に前記第1のウ
ォブルをさせる手段と、前記第1のウォブルをしている
部分と前記第1のウォブルをしていない部分とを交互に
形成させる手段と、各前記トラックの第1のウォブルの
位相を揃え(前記第1のウォブルをする方向を同じにし
た)て形成する手段とを有することを特徴とする光ディ
スク原盤記録装置。 (l) 前記第1のウォブルをしている部分の一部分
に、前記第1のウォブルの長さの周期よりも短い周期
(高い周波数)の第2のウォブルを重畳させる手段を有
することを特徴とする前記(k)に記した光ディスク原
盤記録装置。 (m) 前記第2のウォブルの重畳する位置を前記第1
のウォブルの同位相に設定する手段を有する前記(l)
に記した光ディスク原盤記録装置。 (n) 前記第2のウォブルをトラック番号とディスク
回転方向の角度位相で変調あるいはある定められた規則
に従ってウォブルの有無を形成する手段とを有すること
を特徴とする前記(l),(m)に記した光ディスク原
盤記録装置。 (o) 渦巻き状あるいは同心円状のトラックを形成す
る記録可能型光ディスクであって、前記トラックはトラ
ック走査方向に第1のウォブルをしている第1の部分と
ウォブルしていない第2の部分とが交互に形成され、前
記第1の部分の第1のウォブルの1周期は一定長であ
り、かつディスクの径方向に隣接する前記第1の部分の
第1のウォブルの位相を揃えたものであり、前記トラッ
クは(少なくともディスク1周は連続した)グルーブま
たはランドである記録可能型光ディスクを用いて、ディ
スクをCLV(線速度一定)で回転し、前記第1のウォ
ブルの周波数を検出して回転制御に用いることを特徴と
する光ディスク記録再生装置。 (p) 光学的信号再生ピックアップと、この光学的信
号再生ピックアップから得られた再生信号から、前記デ
ィスクをCLVで回転制御するための、間欠的に得られ
る周波数信号を、周波数が存在する領域で検出する検出
器と、この検出器から得られた前記検出信号から前記周
波数信号を生成する信号生成器と、前記検出器と前記信
号生成器とにより得られた連続的周波数信号から、スピ
ンドルモータをCLV制御することを特徴とする前記
(o)に記した光ディスク記録再生装置。(q) 前記
(e)に記した記録可能型光ディスクを用いて、ディス
クを少なくともゾーン内(異なる2つのディスク半径の
間の部分、ディスク一面全体で1つのゾーンの場合もあ
り得る)ではCLV(線速度一定)で回転し、前記第1
のウォブルの周波数を検出して回転制御に用いることを
特徴とする光ディスク記録再生装置。 (r) 前記(f),(g),(h),(i),(j)
に記した記録可能型光ディスクをもちいて、第2のウォ
ブルを検出して、アドレス情報とすることを特徴とする
光ディスク記録再生装置。 (s) 光学的信号再生ピックアップと、この光学的信
号再生ピックアップから得られた再生信号から第1の周
波数を抽出する第1のフィルター手段と、前記再生信号
から第2の周波数を抽出する第2のフィルター手段と、
前記第1のフィルター手段から得られた、前記ディスク
をCLVで回転制御するための、間欠的に得られる周波
数信号を、周波数が存在する領域で検出する検出器と、
この検出器から得られた位相信号を、前記第2のフィル
ター手段から得られた、前記アドレス検出信号のタイミ
ング信号とすることを特徴とする光ディスク記録再生装
置。(t) 前記(f),(g),(h),(i),
(j)に記した記録可能型光ディスクをCLVで回転
し、前記第2のウォブルを検出して求めたアドレス情報
から、セクターアドレスなどの情報記録再生単位用アド
レスを求めることを特徴とする光ディスク記録再生装
置。 (u) 光学的信号再生ピックアップと、この光学的信
号再生ピックアップから得られた再生信号から第1の周
波数を抽出する第1のフィルター手段と、前記再生信号
から第2の周波数を抽出する第2のフィルター手段と、
前記第1のフィルター手段から得られた、前記ディスク
をCLVで回転制御するための、間欠的に得られる周波
数信号を、周波数が存在する領域で検出する検出器と、
この検出器から得られた位相信号を、前記第2のフィル
ター手段から得られた、前記アドレス検出信号のタイミ
ング信号とし、このアドレスを生成するデコード手段
と、このデコード値と前記周波数信号から、記録再生用
のタイミング信号を生成することを特徴とする光ディス
ク記録再生装置。(v) 前記デコード値はディスクの
角度位置情報を含み、この角度位置情報と、前記周波数
情報と、この2つの情報を演算することにより、記録又
は再生用の線速度一定におけるタイミング情報を生成す
る光ディスク記録再生装置。
【0012】
【発明の実施の態様】以下、本発明の光ディスクを図面
に沿って具体的に説明する。図1〜図3はそれぞれ本発
明の光ディスクの第1実施例〜第3実施例の構成を模式
的に示す図、図4,図5はそれぞれ図1〜図3に示した
光ディスクにアドレス情報を重畳記録した例を説明する
ための図、図6は第1のウォブルに第2のウォブルを重
畳した位置関係を説明するための図、図7は光ディスク
原盤記録装置の構成を示すブロック図、図8は光ディス
ク記録再生装置の構成を示すブロック図、図9は光ディ
スク記録再生装置の動作を説明するための波形図、図1
0は多重化マーク信号と同期ウォブル信号とを生成する
回路構成図である。
【0013】(第1実施例:光ディスク10A)図1
(A)は、グルーブ20Aが径方向に第1のウォブル2
0A1aをしている第1の部分20A1と、径方向にウ
ォブルしていない第2の部分20A2とが、トラック走
査方向に交互に形成され、第1の部分20A1のトラッ
ク方向の1周当りの長さが内周から外周まで一定長であ
る本発明の光ディスクの第1実施例である光ディスク1
0Aを示している。図1(B)は、図1(A)の一部分
を拡大して、光ディスク10Aを説明しやすくするため
に模式的に示した図である。図1(B)において、信号
トラックであるグルーブ20Aはトラック走査方向にウ
ォブルしている第1の部分20A1とウォブルしていな
い第2の部分20A2とで交互に形成され、径方向に亘
って形成されているトラック上の全ての第1の部分20
A1の開始位置20A11は光ディスク10Aの径方向
に揃えられており(同一線上にあり)、ウォブルの1周
期(ウォブルの1波長)の長さを一定(CLVで回転さ
せたときは一定の周波数)にし、かつ光ディスク10A
の径方向に隣接する第1の部分20A1の第1のウォブ
ルの位相が揃えられていることを示している。グルーブ
20Aとグルーブ20Aとの間のランド30Aも、結果
としてトラック走査方向にウォブルしている第1の部分
30A1とウォブルしていない第2の部分30A2で交
互に形成されていることが分かる。前記したグルーブ2
0Aとランド30Aにはそれぞれトラックが形成されて
いる。この光ディスク10Aを用いて、CLV回転で、
グルーブ20Aとランド30Aの双方に、第1のウォブ
ル20A1aの周波数を検出して、安価な回路を用い
て、精密な回転制御を行って、情報を記録することが可
能となる。
【0014】(第2実施例:光ディスク10B)図2
(A)は、グルーブ20Bが第1のウォブル20B1a
をしている第1の部分20B1とウォブルしていない第
2の部分20B2とが交互に形成され、第1の部分20
B1のトラック方向の長さが内周から外周まで一定であ
る本発明の光ディスクの第2実施例である光ディスク1
0Bを示している。図2(B)は、図2(A)の一部分
を拡大して、光ディスク10Bを説明しやすくするため
に模式的に示した図である。図2(B)において、グル
ーブ20Bはトラック走査方向にウォブルしている第1
の部分20B1とウォブルしていない第2の部分20B
2で交互に形成され、第1の部分20B1の開始位置2
0B11は光ディスク10Bの径方向に揃えられてお
り、ウォブルの1周期(ウォブルの1波長)の長さを一
定(CLVで回転させたときは一定の周波数)にし、か
つ光ディスク10Bの径方向に隣接する第1の部分20
B1の第1のウォブルの位相が揃えられていることを示
している。グルーブ20Bとグルーブ20Bとの間のラ
ンド30Bも、結果としてトラック走査方向にウォブル
している第1の部分30B1とウォブルしていない第2
の部分30B2で交互に形成されていることが分かる。
この光ディスク10Bを用いて、CLV回転で、グルー
ブ20Bとランド30Bの双方に、第1のウォブル20
B1aの周波数を検出して、安価な回路を用いて、精密
な回転制御を行って、情報を記録することが可能とな
る。
【0015】図1、図2において、説明を分かりやすく
するために、第1のウォブルをしている第1の部分20
A1,20B1とウォブルしていない第2の部分20A
2,20B2とを1組として、1周を8等分した光ディ
スク10A,10Bを示しているが、この数は8等分に
拘らない。16等分、24等分或いはそれ以外の値でも
構わない。更には、等分ではなく不等分でもかまわな
い。
【0016】(第3実施例:光ディスク10C)図3
は、外周と内周とで第1のウォブル20C1aをしてい
る第1の部分20C1とウォブルをしていない第2の部
分20C2とを1組として、光ディスク10Cの1周の
等分数を変えた例である。外周の方が同じ等分数である
と、1等分長が長くなるので外周の等分する数を大きく
した。図3において、1周の等分数は内周で8、外周で
16であるが、この数には拘らないことは前述した図
1、図2と同じである。この光ディスク10Cを用い
て、CLV回転で、グルーブ20Cとランド30Cの双
方に、第1のウォブル20C1aの周波数を検出して、
安価な回路を用いて、精密な回転制御を行って、情報を
記録することが可能となることは、これまた図1、図2
に例示した光ディスク10A,10Bと同じである。
【0017】図4は、図1〜図3に示した記録可能型光
ディスク10A〜10Cにアドレス情報などの入れ方の
例を示した図である。図4では、第1のウォブル20A
1a〜20C1aの第1の部分20A1〜20C1の一
部分に、第1のウォブル20A1a〜20C1aの周波
数(例えば100KHz)よりも高い周波数(例えば1
MHz)の第2のウォブル20A1b〜20C1bを重
畳させ、第2のウォブル20A1b〜20C1bがグル
ーブ20A〜20Cの両側面でウォブルしている例であ
る。図4(A)は第2のウォブル20A1b〜20C1
bがグルーブ20A〜20Cの側面を中心にして両方向
(径方向)にウォブルしており、図4(B)は第2のウ
ォブル20A1b〜20C1bがグルーブ20A〜20
Cの両側面を中心にして片方向のみにウォブルしている
例である。
【0018】図5は、図1〜図3に示した記録可能型光
ディスク10A〜10Cにアドレス情報などの入れ方の
別な例を示した図である。図5では、第1のウォブル2
0A1a〜20C1aの第1の部分20A1〜20C1
の一部分に、第1のウォブル20A1a〜20C1aの
周波数よりも高い周波数の第2のウォブル20A1b〜
20C1bを重畳させ、第2のウォブル20A1b〜2
0C1bがグルーブ20A〜20Cの片側面のみウォブ
ルしている例である。図5(A)は第2のウォブル20
A1b〜20C1bがグルーブ20A〜20Cの片側面
を中心にして両方向(径方向)にウォブルしており、図
5(B)は第2のウォブル20A1b〜20C1bがグ
ルーブ20A〜20Cの片側面を中心にして片方向のみ
にウォブルしている例である。
【0019】図6は、第1のウォブルに第2のウォブル
を重畳する位置関係を示す図である。アドレス情報は、
例えば図6に示すように、3つ以上の第2のウォブル2
0A1b〜20C1bで1つのアドレス情報をあらわす
とし、第1のウォブル20A1a〜20C1aのゼロク
ロス位置(同位相位置)に連続して入れる。第2のウォ
ブル20A1b〜20C1bの形成する位置および位相
は、ディスク径方向の隣接グルーブで、同じになるよう
にする。ディスク面をゾーンに分割しても本提案は有効
である。ただし、分割したゾーン内は、本提案の方法を
用いることはいうまでもない。
【0020】次に、前述した本発明の光ディスクの原盤
を作製するための光ディスク原盤記録装置について説明
する。図7は、光ディスク原盤製造装置の構成例を示す
ブロック図であり、前記したグルーブ20A〜20Cを
有する図1〜図3の光ディスク10A〜10Cの原盤を
製造するための光ディスク原盤製造装置の構成例を表し
ている。光ディスク原盤製造装置100は、光偏向器1
00a,100b、ミラー100c、対物レンズ100
d、ターンテーブル(図示せず)、スピンドルモータ1
00e、分周器100f,100i、同期ウォブル信号
発生回路100g、アンプ100h,100l、バイフ
ェイズ変調回路100j、多重化マークパルス発生回路
100kを備えている。Dは感光剤が塗布された原盤。
【0021】原盤露光用レーザ光は光偏向器100a,
100bにてそれぞれ偏向された後、ミラー100cで
反射され、対物レンズ100dを介して、ターンテーブ
ル(図示せず)に回転自在に載置された原盤D上に照射
される。ターンテーブルはスピンドルモータ100eに
より所定回転数で回転される。原盤D上には原盤露光用
レーザ光により前述した図1〜図3に示した態様のグル
ーブ20A〜20Cが形成される。
【0022】所定周波数のマスタークロックは分周器1
00fで分周された後、同期ウォブル信号発生回路10
0gにて例えば1周期が3μsの連続した正弦波信号と
して生成された後、アンプ100hを介して、一定周期
の同期信号に対応した同期ウォブル信号として光偏向器
100aに供給される。こうして、光偏向器100aは
前記同期ウォブリング信号によって偏向されたレーザ光
を出力する。
【0023】一方、前記マスタークロックは分周器10
0iで分周された後、バイフェイズ変調回路100jに
供給される。バイフェイズ変調回路100jにはアドレ
スデータが供給される。バイフェイズ変調回路10jに
はマスタークロックを分周した信号とアドレスデータが
供給されている。バイフェイズ変調回路100jから出
力するバイフェイズ変調信号は多重化マーク発生回路1
00kに供給され、ここで多重化マークパルスに変換さ
れた後、アンプ100lを介して、一定周期の同期信号
に対応した多重化マーク信号として光偏向器100bに
供給される。この多重化マーク信号は例えば1周期が1
00nsのパルス信号である。こうして、光偏向器10
0bからは前記低周波ウォブリング信号(同期ウォブル
信号)によって偏向され、多重化マークパルスによって
偏向された原盤露光用レーザ光を出力する。この結果、
アドレス情報を備えたプリグルーブを形成するためのレ
ーザ光がウォブリングされながら原盤Dに照射される。
【0024】図10は多重化マーク信号と同期ウォブル
信号とを生成する回路構成の一実施例図を示す。前述し
たものと同一構成部分には同一符号を付しその説明を省
略する。バイフェイズ変調回路100jには、マスター
クロックを所定の分周比で分周したクロックとアドレス
データとが入力され、バイフェイズ変調後のビットデー
タ”1”に対応して、多重化マーク発生回路100kを
構成するDFF(D型フリップフロップ)とアンプによ
りマスタークロック1周期長の正負パルスが生成され
る。一方、同期ウォブル信号は所定の分周比で分周さ
れ、同期ウォブル信号発生回路100gを構成するLP
F(Low Pass Filter)とアンプにより正弦波に整形さ
れ同期ウォブル信号が生成される。こうして生成された
多重化マーク用の正負パルスである多重化マーク信号
と、同期ウォブル用の正弦波信号である同期ウォブル信
号(第1のウォブル信号)は、各々、前記したアンプ1
00l,100hを介して光偏向器100b,100a
に入力される。
【0025】こうして、グルーブと同期ウォブル信号と
多重化マーク信号とによるアドレス情報を形成するため
のレーザ光がウォブルされながら原盤Dに照射される。
スピンドルモータ100eは、原盤Dを所定の速度で回
転させるようになされている。こうして得られた原盤D
を現像し、この原盤Dからスタンパを作成し、スタンパ
から多数のレプリカとしての光ディスク10A〜10C
を形成する。これにより、上述した同期ウォブル信号と
多重化マーク信号とを有するグルーブ20A〜20Cが
形成された光ディスク10A〜10Cが得られることに
なる。光ディスク10A〜10Cのグルーブ20A〜2
0Cの左右側壁は、この同期ウォブル信号と多重化マー
ク信号とに対応して形成(ウォブル)される。また、こ
の多重化マークはグルーブ20A〜20Cの左右側壁の
一方だけで形成されても良い。同様に光ディスク10A
〜10Cのランド30A〜30Cの左右側壁は、この同
期ウォブル信号と多重化マーク信号とに対応して形成
(ウォブル)されることは言うまでもない。また、この
多重化マークはランド30A〜30Cの左右側壁の一方
だけで形成されても良い。
【0026】図8は、このようにして得られた光ディス
ク10A〜10Cに対して、グルーブ20A〜20C及
びランド30A〜30Cにデータを記録又は再生する光
ディスク記録再生装置の構成例を示す図である。スピン
ドルモータ131は、光ディスク10A〜10Cを所定
の速度で回転するようになされている。光ヘッド132
は、光ディスク10A〜10Cに対してその径方向に移
動してレーザ光を照射し、光ディスク10A〜10Cに
対してデータを記録するとともに、その反射光からデー
タを再生するようになされている。記録再生回路133
は、図示しない外部装置から入力される記録データをメ
モリ134に一旦記録させ、メモリ134に記録単位と
しての1クラスタ分のデータ(例えば1つの訂正の単位
である1ECCブロックを示すデータ)が記憶されたと
き、この1クラスタ分のデータを読み出し、所定の方式
で変調するなどして、光ヘッド132に記録データとし
て出力するようになされている。また、記録再生回路1
33は、光ヘッド132より入力された再生データを適
宜、記録時と相補的に復調し、図示しない外部装置に出
力するようになされている。
【0027】アドレス発生読取回路135は、制御回路
138からの制御に対応してトラック(グルーブ20A
〜20C及びランド30A〜30C)内に記録するアド
レスを発生し、記録再生回路133に出力している。記
録再生回路133は、このアドレスを図示しない外部装
置から供給される記録データに付加して、光ヘッド13
2に出力している。また、光ヘッド132が光ディスク
10A〜10Cの前記トラックから再生する再生データ
中にアドレスデータが含まれるとき、これを分離し、ア
ドレス発生読取回路135に出力している。アドレス発
生読取回路135は、読み取ったアドレスを制御回路1
38に出力する。
【0028】また、ウォブル抽出フィルタ150は、光
ヘッド132が出力する再生RF信号(図9(A))か
ら、グルーブ20A〜20Cの第1の部分20A1〜2
0C1の第1のウォブル20A1a〜20C1aのウォ
ブリング周波数である例えば100KHzの正弦波を抽
出して得たウォブル信号(図9(B))をウォブル周期
検出回路140へ供給する。ウォブル周期検出回路14
0はここでウォブル信号から検出して得たウォブル周期
検出信号をPLL回路141へ供給する。また、ウォブ
ル抽出フィルタ150から出力するウォブル信号(図9
(B))は、非ウォブル領域検出回路152に供給さ
れ、このウォブリング信号が一定の周期で検出パルスと
して入力されてこない場合においては、ここで、信号の
無い領域や、切り替えの部分やディフェクトであること
を検出し、後段のPLL回路141が誤った位相にロッ
クしないように、所定のタイミングで疑似パルスをPL
L回路141に対して発生する。
【0029】次に、アドレスマーク抽出フィルタ151
は、光ヘッド132が出力する再生RF信号(図9
(A))から、グルーブ20A〜20Cの第1の部分2
0A1〜20C1の第1のウォブル20A1a〜20C
1aよりも高い周波数である、第2のウォブル20A1
b〜20C1bを抽出して得たアドレスマーク信号(図
9(C)、図6に図示)をアドレス検出回路153へ供
給する。このアドレスマーク抽出フィルタ151は、第
1のウォブル20A1a〜20C1aのウォブリング周
波数である100KHzをカットするハイパスフィルタ
ーであり、ここで抽出されるアドレスマーク信号は、こ
のウォブリング周波数より高い例えば1MHzである。
【0030】すなわち、データの記録または再生を実行
している際には、第1のウォブル20A1a〜20C1
a上に重畳されている第2のウォブル20A1b〜20
C1bのアドレス情報を読み取る(即ち前述したよう
に、各アドレス情報は3つ以上の第2のウォブル20A
1b〜20C1bで表される)。この読み取られたアド
レス情報に基づき、現在の光ヘッド132の光ディスク
10A〜10C上のアドレスが割り出されることにな
る。
【0031】前記したウォブル周期検出回路140は、
前記ウォブル周期検出信号をアドレス検出回路153へ
出力する。アドレス検出回路153はこのウォブリング
信号のゼロクロス位置の両側の信号をウィンドコンパレ
ータで、スライスし、アドレス検出用ゲート信号(図9
(D)、図6に図示)を生成する。このアドレス検出用
ゲート信号により、アドレス検出回路153では前記し
たアドレスマーク信号からアドレス情報を正確に検出出
来る。より詳細には、このアドレス検出用ゲート信号に
よりアドレスマーク信号の周期性を判定する。すなわ
ち、ウォブリング同期マーク(第2のウォブル20A1
b〜20C1b)は一定の周期で発生するため、アドレ
ス検出回路153はウォブル同期検出回路140より入
力されるウォブリング信号が、この一定の周期で発生し
た検出パルスであるか否かを判定し、一定の周期で発生
した検出パルスであれば、検出パルスに同期したパルス
を発生し、この中に存在するアドレス情報をデコードす
るのである。
【0032】PLL回路141は、位相比較器の他、ロ
ーパスフィルタ、電圧制御発振器(VCO)、および分
周器とを有している。位相比較器は、ウォブル周期検出
回路140からの入力と、分周器からの入力との位相と
を比較し、その位相誤差を出力する。ローパスフィルタ
は、位相比較器の出力する位相誤差信号の位相を補償
し、VCOに出力する。VCOは、ローパスフィルタの
出力に対応する位相のクロックを発生し、分周器に出力
する。分周器は、VCOより入力されるクロックを所定
の値で分周し、分周した結果を位相比較器に出力してい
る。ここで生成されたクロックは逓倍することにより、
記録の際の書込みクロックとなる。
【0033】スレッドモータ139は、駆動回路147
を介して制御回路138に制御され、光ヘッド132を
光ディスク10A〜10Cの所定のトラック位置に移送
するようになされている。フォーカス・トラッキング・
スレッド駆動回路147は、光ヘッド132がフォーカ
ス方向と、常にトラック上方に位置するように制御す
る。また、制御回路138は、前記ウォブルから生成し
たウォブル周波数信号をPLL141に供給して得られ
た速度誤差信号が供給され、この速度誤差信号によりス
ピンドルモータ131をCLV回転制御し、光ディスク
10A〜10Cを所定の速度で回転させるようになされ
ている。
【0034】次に、データ記録時の動作について説明す
る。光ヘッド132は光ディスク10A〜10Cにレー
ザ光を照射し、その反射光から得られるRF信号を出力
している。アドレス検出回路153は、このRF信号か
らウォブリング情報及びアドレス情報を読み取り、その
読み取り結果を制御回路138に出力する。ウォブル周
期検出回路140は、クロック同期マークの周期性を判
定し、それに対応した所定のパルスを発生し、PLL回
路141に出力する。PLL回路141からの出力は、
制御回路138と記録時に用いるクロック信号を記載し
ない外部に供給している。制御回路138は、アドレス
検出回路153より供給される角度位置アドレス、現在
のトラック位置、およびグルーブ/ランド判別信号をも
とに、CLV制御におけるトラックの記録再生の基準と
なるセクターの位置のタイミング信号を(予め相対関係
をROMテーブルとして用意して、これをテーブル参照
するか、あるいは、計算で算出するかにより)生成する
ことができる。これを基準として、記録クロックより、
光ディスク10A〜10C上の任意の位置のグルーブ2
0A〜20C及びランド30A〜30Cにアクセスする
ことが可能となるだけでなく、トラック上の任意の位置
にアクセスすることが可能となる。
【0035】
【発明の効果】上述した構成を有する本発明の光ディス
クによれば、ランド及びグルーブ共にデータを高密度記
録でき、かつアドレス領域とデータ領域とを兼用にして
アドレス領域にも記録可能な光ディスクを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクの第1実施例の構成を模式
的に示す図である。
【図2】本発明の光ディスクの第2実施例の構成を模式
的に示す図である。
【図3】本発明の光ディスクの第3実施例の構成を模式
的に示す図である。
【図4】図1〜図3に示した光ディスクにアドレス情報
を重畳記録した例を説明するための図である。
【図5】図1〜図3に示した光ディスクにアドレス情報
を重畳記録した例を説明するための図である。
【図6】第1のウォブルに第2のウォブルを重畳した位
置関係を説明するための図である。
【図7】光ディスク原盤記録装置の構成を示すブロック
図である。
【図8】光ディスク記録再生装置の構成を示すブロック
図である。
【図9】光ディスク記録再生装置の動作を説明するため
の波形図である。
【図10】多重化マーク信号と同期ウォブル信号とを生
成する回路構成図である。
【図11】従来の光ディスクの構成を説明するための図
である。
【符号の説明】
1,10A〜10C 光ディスク 2,20A〜20C グルーブ(案内溝) 3,30A〜30C ランド(案内溝間) 20A1〜20C1 第1の部分 20A1a〜20C1a 第1のウォブル(第1の蛇
行) 20A1b〜20C1b 第2のウォブル(第2の蛇
行) 20A11〜20C11 開始位置 20A2〜20C2 第2の部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 篤 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 江口 秀治 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Fターム(参考) 5D029 WA02 WA20 WA30 WD10 5D090 AA01 BB04 CC14 DD02 DD05 FF15 FF17 GG02 GG03 GG10 GG17 GG29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渦巻き状又は同心円状に形成されている
    トラックに情報を記録再生する光ディスクであって、 前記トラックは、径方向に蛇行している第1の蛇行を備
    えた第1の部分と径方向に蛇行していない第2の部分と
    が、トラック走査方向に交互に形成されており、 前記第1の蛇行の1周期は一定長であり、前記第1の蛇
    行の開始位置は前記トラック上で同位相の位置であるこ
    とを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 渦巻き状又は同心円状に形成されている
    トラックに情報を記録再生する光ディスクであって、 前記トラックは、径方向に蛇行している第1の蛇行を備
    えた第1の部分と径方向に蛇行していない第2の部分と
    が、トラック走査方向に交互に形成されており、 前記第1の蛇行の1周期は一定長であり、前記第1の蛇
    行の開始位置は前記トラック上で同位相の位置であり、 前記第1の蛇行上に、前記第1の蛇行の周期よりも短い
    周期の第2の蛇行を重畳し、かつ前記第1の蛇行上に前
    記第2の蛇行を重畳する位置は、前記第1の蛇行上の同
    位相位置であることを特徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】 前記トラックを案内溝及び案内溝間にそ
    れぞれ形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 前記第1の部分の開始位置は、径方向の
    同一線上にあることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の光ディスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100374617B1 (ko) * 2000-04-25 2003-03-03 삼성전자주식회사 광디스크
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