JP2000162989A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000162989A
JP2000162989A JP10337588A JP33758898A JP2000162989A JP 2000162989 A JP2000162989 A JP 2000162989A JP 10337588 A JP10337588 A JP 10337588A JP 33758898 A JP33758898 A JP 33758898A JP 2000162989 A JP2000162989 A JP 2000162989A
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JP10337588A
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Akio Nishizawa
彰夫 西澤
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強調したい情報を強調状態で表示しつつ他の
非強調情報を非強調状態で表示することを可能にした表
示装置を提供すること。 【解決手段】 カメラのファインダ装置に高分子分散型
液晶表示装置を使用し、近距離撮影警告表示をLED光
源により照明して点滅表示として確実に撮影者に知ら
せ、パノラマ視野枠等の非警告表示を照明しないものの
撮影者に認識できるよう表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を拡散する拡散
状態および光を透過する透過状態を切り換えることが可
能な表示素子、特に高分子分散型液晶を用いた表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】偏光板を使用した液晶表示装置をカメラ
のファインダ装置に利用し、各種の情報をファインダ内
に表示するカメラのファインダ装置が知られている。こ
の液晶表示装置の場合は、所定の情報にかかるセグメン
トに電位をかけ光を透過しないようにし、撮影者がファ
インダを覗いたときに黒く表示されることにより所定の
情報を提示する。しかし、暗所での撮影の場合、ファイ
ンダ内で視認される被写界自体が暗いため、液晶装置で
表示された情報が見づらいという問題が生じる。
【0003】このような問題を解決するために、高分子
分散型液晶表示装置を利用したカメラのファインダ装置
が知られている(例えば、特開平8−313973号公
報)。高分子分散型液晶表示装置は、一般には電圧無印
加の場合は液晶分子がランダムに配列され白色光を入射
した場合白濁外観を呈する。一方電圧印加の場合は、液
晶分子が電界方向に配列するため入射光を透過し透明外
観を呈する。カメラのファインダ装置にこの高分子分散
型液晶を用いた場合、例えば暗所での撮影の場合、ファ
インダ内の発光源を点灯することにより情報を提示すべ
き白濁部が照明され暗い背景の中に明るく浮き上がって
見える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高分子分散型
液晶表示装置の発光源は、通常液晶側面に配置して液晶
を照明するため、特にコンパクトカメラに用いられるよ
うな小さな液晶においては、一部の情報部分のみを照明
して強調表示することが難しいという問題が生じること
がある。すなわち、白濁部が複数ある場合、発光源を点
灯するとすべてが光って見えるため、警告表示のみ光ら
せたい場合は他の非警告表示領域は透明状態にする必要
がある。しかし、これでは他の非警告表示が認識できな
くなり不都合が生じる。
【0005】本発明の目的は、強調したい情報を強調状
態で表示しつつ他の非強調情報を非強調状態で表示する
ことを可能にした表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】実施の形態を示す図2、
図3、図7に対応づけて以下の発明を説明する。上記目
的を達成するために、請求項1の発明は、情報を提示す
るために光を透過する透過状態と光を拡散する拡散状態
とを切り換えることが可能な光透過部材11〜13と、
光透過部材11〜13に光を照射する照射手段14とを
備えた表示装置に適用され、光透過部材11〜13を、
強調すべき情報を提示するための強調領域63と強調を
必要としない情報を提示するための非強調領域62とを
有するようにし、照射手段14により光が照射されると
き強調領域63を拡散状態とするとともに非強調領域6
2を透過状態とし、照射手段14により光が照射されな
いとき少なくとも非強調領域62を拡散状態とするよう
にしたものである。請求項2の発明は、請求項1記載の
表示装置において、照射手段14による光の照射および
非照射を一定時間の間隔で交互に繰り返すようにしたも
のである。請求項3の発明は、請求項1または2記載の
表示装置において、照射手段14を該表示装置に設けら
れた光源14とし、光透過部材11〜13および照射手
段14に電力を供給する電源48をさらに備え、電源電
圧が低下したとき光源14による照射を行わないように
したものである。請求項4の発明は、請求項1または2
記載の表示装置において、照射手段14を該表示装置に
設けられた光源14とし、光透過部材11〜13および
照射手段14に電力を供給する電源48をさらに備え、
光源14による光の照射を最初に開始してから所定時間
経過後光源による光の照射を中止するようにしたもので
ある。
【0007】なお、上記課題を解決するための手段項で
は、分かりやすく説明するため実施の形態の図と対応づ
けたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるも
のではない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図14により本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明によるカメラの実像
式ファインダ装置(以下単にファインダ装置という)の
平面断面図である。ファインダ装置は、対物系レンズ2
1〜24、プリズム25、絞り26からなる対物光学系
20と、ダハプリズム31、接眼レンズ32からなる接
眼光学系30と、両光学系20、30との間に配置され
た表示ユニット10とを有する。対物光学系20を通っ
た光は表示ユニット10で結像する。
【0009】図2は表示ユニット10を詳細に示す図で
ある。表示ユニット10は、高分子分散型液晶からなる
表示素子11と、表示素子11を間に挟む2枚の透明ガ
ラス板12、13と、ガラス板12、13の側方に設け
られたLED14と、視野枠板15とから構成される。
LED14は表示素子11を照明する光源である。視野
枠板15は中央に開口部16を有し、開口部16を通っ
た光のみが接眼側に導かれる。本実施の形態のカメラ
は、通常画面(アスペクト比9:16)とパノラマ画面
(アスペクト比1:3)の2通りの画面での撮影が可能
であり、この2通りの撮影画面に対応してファインダ装
置では2通りの視野が表示される。視野枠板15はこの
通常画面に対応した視野枠を規定する。表示素子11は
高分子分散型液晶であるため、LED14からLED光
を照射すると、白濁した拡散部でLED光が散乱しファ
インダ装置を覗くと拡散している部分が光って見える。
【0010】図3は、本実施の形態のファインダ装置を
備えたカメラのブロック図を示す。41は、表示ユニッ
ト10の表示を制御するとともにカメラ全体の制御を行
う制御装置であり、マイクロプロセッサ(CPU)およ
び周辺回路から構成される。42は被写体の輝度を測光
する測光装置であり、CdSなどから構成される。43
は自動焦点装置であり、本実施の形態では近距離撮影か
否かの信号を制御装置41に出力する。44は通常撮影
モードかパノラマ撮影モードかを選択するモードセレク
タであり、選択されたモードの信号が制御装置41に出
力される。撮影者はモードセレクタ44の不図示の操作
部材を操作することにより撮影モードを選択する。モー
ドセレクタ44の撮影モードの選択により、撮影時には
フィルム上の所定の領域に撮影モード情報が記録され
る。45は表示ユニット10を駆動する駆動回路であ
り、制御装置41により制御される。46はカメラのメ
イン電源をオンオフするスイッチである。47は、低輝
度時にLED14をオンするかどうかを撮影者が指示す
るスイッチである。LED14は制御装置41に接続さ
れ、制御装置41によりオンオフ(点灯消灯)制御され
る。
【0011】48はカメラ全体に電力を供給するバッテ
リ(電池)である。バッテリ48はバッテリ電圧が測定
できるよう制御装置のA/D変換ポート(不図示)に接
続される。49はフラッシュ(閃光装置)である。50
はシャッタレリーズボタン(不図示)の半押しによりオ
ンされる半押しスイッチであり、51はシャッタレリー
ズボタンの全押しによりオンされる全押しスイッチであ
る。
【0012】図4は、ファインダ装置を接眼レンズ32
から覗いたときの視野の様子を示している。61はパノ
ラマ撮影領域、62はパノラマ枠領域、63は測距時の
ターゲットマーク、64はフラッシュ表示、65はバッ
テリ消耗表示、66は視野枠板15により遮光される領
域である。上記各領域(66を除く)、ターゲットマー
ク、各表示は表示ユニット10における領域でありセグ
メントとも言う。これらの領域(セグメント)に対応し
て透明電極(セグメント電極)がガラス板12、13に
設けられ電圧が印加される。本実施の形態の高分子分散
型液晶表示素子11は、各セグメントにおいて通電(電
圧印加)時には透明に(透過状態)、非通電(電圧非印
加)時には不透明(白濁状態、拡散状態)になる表示素
子である。図4においては、パノラマ撮影領域61は通
電され透明になっており、パノラマ枠領域62、ターゲ
ットマーク63、フラッシュ表示64、バッテリ消耗表
示65が非通電で不透明になっている。カメラの電源が
入っている状態では、パノラマ撮影領域61は常に通電
され透明になっており、パノラマ枠領域62、ターゲッ
トマーク63、フラッシュ表示64、バッテリ消耗表示
65は状況に応じて通電(透明)あるいは非通電(不透
明)となる。バッテリ消耗表示65は、厳密に言えば白
抜き部分は通電状態であるが、説明の便宜上バッテリ消
耗表示65が表示されるとき特に断らない限り非通電で
あるとする。図4においては、LED14は点灯してい
ないので各表示は光って見えない。すなわち、明るい被
写界を背景に、非通電部分は遮光され黒く見えている。
【0013】図5は、通常のパノラマ撮影モードでファ
インダ装置を接眼レンズ32から覗いたときの視野の様
子を示している。この状態でシャッタレリーズボタン
(不図示)を半押しすると半押しスイッチ50がオンさ
れ、内蔵フラッシュ49(厳密に言えばフラッシュ用コ
ンデンサ)の充電が完了する。そして、測光装置42に
よる測光の結果、被写体が暗いと判断された場合にはフ
ラッシュ表示64を点灯(非通電、白濁)し、内蔵フラ
ッシュ49の発光を予告する。ここで、フラッシュ表示
64の点灯とは、フラッシュ表示64のセグメント電極
を非通電としてフラッシュ表示64を白濁(拡散状態)
にすることを言う(その他の領域、表示等においても同
じ)。半押し時に未充電の場合は後述の警告表示を行
う。また、シャッタレリーズボタンの半押し時に、測距
結果が撮影可能な至近距離よりも短い場合には後述の警
告表示を行う。さらにシャッタレリーズボタンに関係な
く、バッテリ48の消耗時にはバッテリ消耗表示65が
点灯し、さらに消耗して撮影不可能となった場合には後
述の警告表示を行う。本実施の形態では、バッテリ48
消耗時の撮影不可能な警告を除けば他の警告表示中であ
ってもシャッタレリーズボタンを全押しすると全押しス
イッチ51がオンし撮影が行われる。
【0014】図6は、前述の近距離警告表示時の表示ユ
ニット10のセグメントの白濁(非通電)、透明(通
電)、LED14の発光・不発光のタイミングチャート
を示す。ターゲットマーク63のセグメントは常に白濁
しており、パノラマ枠領域62のセグメントは白濁・透
明と交互に点滅する。パノラマ枠領域62の点滅に合わ
せて、パノラマ枠領域62が透明になった後所定時間デ
ィレイを持たせてからLED14を発光させ、LED1
4を消灯してから所定時間ディレイを持たせてからパノ
ラマ枠領域62を白濁にする。これにより、パノラマ枠
領域62が透明になった後と白濁する前の間のみにおい
てLED14が発光し、その照明光がターゲットマーク
63で散乱してターゲットマーク63が光って見える。
パノラマ枠領域62はLED14の発光時には透明にな
っているので光っては見えない。ここで、パノラマ枠領
域62を常に透明状態にせず、LED14が消灯してい
るときに白濁にするのは、撮影を続行する場合に撮影範
囲の目安にするためである(厳密に言えば近距離である
のでパララックスが大きく実際の撮影画面と少し異な
る)。図7は、パノラマ枠領域62が透明になった時の
様子で、この間にLED14が発光してターゲットマー
ク63のみが光るのでターゲットマーク63の視認性が
非常によくなる。
【0015】図8は、制御装置41が図6の近距離警告
表示の制御をするフローチャートを示す図である。フロ
ーチャートは、シャッタレリーズボタンの半押し時に、
測距結果が撮影可能な至近距離よりも短い場合を検出す
ることにより開始する。ステップS1では、制御装置4
1の内部のタイマーAをスタートさせる。ステップS2
で、ターゲットマーク63を点灯(非通電)する。ステ
ップS53で、パノラマ枠領域62を点灯する。ターゲ
ットマーク63およびパノラマ枠領域62が、本ルーチ
ンに入る前から点灯されている場合はその点灯が継続さ
れる。ステップS4で、タイマーBをスタートさせる。
ステップS5でタイマーBが所定の時間経過したか否か
を判断し、経過した場合はステップS6に進み、経過し
ていない場合はステップS5を繰り返す。ステップS6
で、パノラマ枠領域62を消灯する。消灯とは、セグメ
ント電極に通電し白濁を透明にすることをいう(その他
の領域、表示においても同じ)。ステップS7で、LE
D14を点灯する。ステップS8で。タイマーCをスタ
ートさせる。ステップS9でタイマーCが所定の時間経
過したか否かを判断し、経過した場合はステップS10
に進み、経過していない場合はステップS9を繰り返
す。ステップS10でLED14を消灯する。ステップ
S11でタイマーAが所定の時間経過したか否かを判断
し、経過した場合は本ルーチンを終了し、経過していな
い場合はステップS3に戻る。上述のタイマーA、B、
Cはハードウェアによるタイマーあるいはソフトウェア
によるタイマーのどちらでもよい。
【0016】以上により、警告表示(強調表示)である
ターゲットマーク63が点滅して光って見え、非警告表
示(非強調表示)であるパノラマ枠領域62は光らない
が点滅して表示される。これにより、警告表示は確実に
撮影者に知らされるとともに、撮影者は非警告表示も認
識することができる。上記タイマーB、Cの所定の時間
とは、本実施の形態では、警告表示が4Hz〜8Hzぐ
らいの点滅となるように設定する。タイマーAは所定時
間警告表示するためのタイマーであるが、このタイマー
を使用せずシャッタレリーズボタンが半押しされている
間警告表示するようにしてもよい。
【0017】図9は、前述のフラッシュ49の未充電警
告表示時の表示ユニット10のセグメントの白濁(非通
電)、透明(通電)、LED14の発光・不発光のタイ
ミングチャートを示している。フラッシュ表示64とパ
ノラマ枠領域62・ターゲットマーク63とは交互に点
灯(非通電、白濁)する。パノラマ枠領域62・ターゲ
ットマーク63が透明になった後からフラッシュ表示6
4が白濁する前の間にLED14が発光し、フラッシュ
表示64が透明になった後からパノラマ枠領域62・タ
ーゲットマーク63が白濁する前の間にLED14は消
灯する。パノラマ枠領域62・ターゲットマーク63が
透明になってからLED14が発光を開始するまでの
間、LED14が発光を開始してからフラッシュ表示6
4が白濁する前の間、フラッシュ表示64が透明になっ
てからLED14が消灯するまでの間、LED14が消
灯してからパノラマ枠領域62・ターゲットマーク63
が白濁になるまでの間は、それぞれ所定のディレイ時間
を設け、特にパノラマ枠領域62・ターゲットマーク6
3の白濁とLED14の発光が切り替わり時においても
確実に重ならないようにしている。
【0018】以上により、LED14が発光する間は、
その照明光がフラッシュ表示64で散乱してフラッシュ
表示64が光って見え、パノラマ枠領域62・ターゲッ
トマーク63はLED14の点灯時には透明になってい
るので光っては見えない。ここで、パノラマ枠領域62
・ターゲットマーク63を常に透明状態にしないのは、
撮影を続行する場合に撮影情報を表示し続けるためであ
る。図10は、パノラマ枠領域62・ターゲットマーク
63が透明になった時の様子で、この間にLED14が
発光してフラッシュ表示64のみが光るのでフラッシュ
表示64の視認性が非常によくなる。
【0019】図11は、前述の近距離警告表示とフラッ
シュ49の未充電警告表示を同時に行う場合の表示ユニ
ット10のセグメントの白濁(非通電)、透明(通
電)、LED14の発光・不発光のタイミングチャート
を示している。この場合、図6と図9を組み合わせた表
示を行っているので、特に詳細な説明は省略する。
【0020】次に、バッテリ48が消耗した場合の警告
表示とLED14の点灯について説明する。バッテリ4
8は図3に示すとおり制御装置41に接続され、制御装
置41内部のA/D変換ポート(不図示)において電圧
チェックがなされる。図12は、バッテリ48消耗に伴
ってどのような警告表示を行うかを示すフローチャート
である。
【0021】本ルーチンは、いずれかの警告表示が必要
となった場合に起動される。ステップS21では、バッ
テリ電圧Vが基準値V1より高いかどうかが判定され、
高いと判定されるとステップS22に進む。バッテリ電
圧Vが基準値V1より高いということは、バッテリ48
がまだ消耗されておらず通常に使用できる状態であるこ
とを言う。ステップS22では、LED14の発光が必
要な場合はLED14の発光を可能とする警告表示を行
い、シャッタレリーズボタンにより撮影指示がなされれ
ば通常の撮影を行う。バッテリ消耗表示65は点灯され
ていない。LED14の発光を可能とする警告表示とは
前述のLED14の発光を伴った近距離警告表示あるい
はフラッシュ49の未充電警告表示である(例えば図8
の内容)。
【0022】ステップS21でバッテリ電圧Vが基準値
V1以下であると判定されると、さらにステップS23
で、基準値V2以下であるかどうかが判定される。基準
値V2は、基準値V1より低い値に設定され、バッテリ
電圧Vがこれ以下の場合は撮影処理が不可能な状態であ
るとする電圧である。ステップS23でバッテリ電圧V
が基準値V2以下であると判定されるとステップS24
に進む。ステップS24では、バッテリ消耗で撮影が不
可能な場合であるので、バッテリ消耗表示65のみを点
滅表示し、その他の撮影情報の表示の必要はないので、
パノラマ撮影領域61、パノラマ枠領域62、ターゲッ
トマーク63、フラッシュ表示64は常に透明とする。
図13はバッテリ消耗表示65のみが点灯しているとき
の様子を示す図である。この場合バッテリ48が消耗し
ているためLED14の発光はない。ステップS24で
の警告表示は、LED14が点灯されず警告表示が光ら
ないが、バッテリ消耗表示65のみ点滅されその他のす
べての表示は非表示となるので警告として十分に機能を
発揮する。また、シャッタレリーズボタンにより撮影指
示があっても、正常な撮影が保証できないため撮影処理
に進まず撮影不可とする。
【0023】ステップS23で基準値V2以下でないと
判定されるとステップS25に進み、ステップS25で
は、ステップS24と同様に表示素子11には警告表示
をするもののLED14は発光させない。ただし、シャ
ッタレリーズボタンにより撮影指示があった場合は、撮
影を行う。バッテリ電圧Vが、基準値V1以下でV2よ
りも高い場合は、バッテリ48の消耗が進んできている
がまだ使用できる状態である。従って、撮影指示があっ
た場合は撮影を行うが、バッテリ48の消耗を軽減させ
るためにLED14の点灯は行わないこととしている。
ここでは、他の警告表示と同じタイミングでバッテリ消
耗表示65を点灯させる。ここでのバッテリ消耗表示6
5は、他の警告表示とともに表示されるかあるいは他の
正常な表示と交互に表示されるかするため、ステップS
24のバッテリ消耗表示65のみが点滅表示される場合
と区別できる。
【0024】次に、図12のステップS22のLED発
光警告において、バッテリ48の消耗を押さえるように
した制御について説明する。図14はその制御フローチ
ャートである。本ルーチンはLED発光警告のときに起
動される。ステップS31で、LED14の発光が必要
な時は発光を可能とするLED発光警告を行う。ステッ
プS32でタイマーDをスタートさせ、ステップS33
でタイマーDが所定時間経過したかどうかを判定する。
所定時間経過していない場合はステップS33を繰り返
し、所定時間経過した場合はステップS34に進む。ス
テップS34では、LED14を消灯してLED不発光
警告を行う。これは、LED14の発光を伴う警告を所
定時間行えば撮影者に対する警告の目的は達成できるの
で、その後はバッテリ48の消耗を防ぐためにLED1
4を消灯させるものである。
【0025】なお、上記の実施の形態ではカメラのファ
インダ装置の表示装置について説明をしたが、特にこの
内容に限定する必要はない。例えば、図15に示すよう
なカメラの外部表示における警告表示にも本発明の適用
は可能である。この外部表示も高分子分散型液晶が使用
される。図15において、71はシャッタースピード表
示、72は撮影モード表示、73はフィルム在否表示、
74はデート写し込みモード表示、75はバッテリ消耗
表示である。バッテリ48が消耗しておらず、デート写
し込みモードが選択されている場合は、通常、シャッタ
ースピード表示71、撮影モード表示72、フィルム在
否表示73、デート写し込みモード表示74は非通電と
なり表示され、バッテリ消耗表示75および表示のない
部分は通電となり透明状態になっている。この場合にお
いて、例えばシャッタースピードが正常に設定できずシ
ャッタースピード異常警告を行いたい場合は、シャッタ
ースピード表示71とその他の表示72、73、74を
交互に点灯(非通電)し、シャッタースピード表示71
が点灯したきのみLED76を点灯させる。これによ
り、シャッタースピード表示71のみがLED76に照
明され光った状態で点滅し警告表示がなされる。ただ
し、電池消耗が検出された場合は、前述と同様にLED
76の発光を中止した警告表示とする。
【0026】また、カメラの表示装置のみに限定する必
要もない。すなわち、高分子分散型液晶を使用した表示
装置において、本実施の形態のように警告表示(強調表
示)あるいは非警告表示(非強調表示)を必要とするよ
うな場合のすべてに適用することができる。さらには、
高分子分散型液晶に限定する必要もなく、拡散状態およ
び透過状態の切り換えが可能で、拡散時に照明すると光
が反射して光って見えるようなすべての素子にも適用で
きる。
【0027】また、上記実施の形態ではLED14によ
り表示素子11を照明するようにしているが、表示素子
11を照明する照射手段としてはLEDに限定する必要
はない。他の光源であってもよいし、外部の光を導くよ
うな構造にして外部光を照射するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成して
いるので、次のような効果を奏する。請求項1の発明に
よれば、強調すべき情報(警告)は強調されて確実に撮
影者に知らされるとともに、強調を必要としない情報
(非警告)は強調されないものの撮影者に認識される。
請求項2の発明によれば、強調すべき情報が照射手段に
より点滅照射されるため、より確実に撮影者に知らされ
る。請求項3の発明によれば、上記効果を奏しつつ、バ
ッテリ等の装置の電源が消耗している場合はその電源の
消耗を押さえることを優先する装置を提供することがで
きる。請求項4の発明によれば、上記効果を奏しつつ、
バッテリ等の装置の電源の消耗を押さえることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における、カメラの実像式ファイン
ダ装置の平面断面図である。
【図2】表示ユニット10を詳細に示す図である。
【図3】ファインダ装置を備えたカメラのブロック図で
ある。
【図4】ファインダ装置を接眼レンズから覗いたときの
視野の様子を示す図である。
【図5】通常のパノラマ撮影モードでファインダ装置を
接眼レンズから覗いたときの視野の様子を示す図であ
る。
【図6】近距離警告表示時の表示ユニットの白濁、透
明、LEDの発光・不発光のタイミングチャートを示す
図である。
【図7】近距離警告表示時パノラマ枠領域が透明になっ
た時の様子を示す図である。
【図8】制御装置の近距離警告表示の制御フローチャー
トを示す図である。
【図9】未充電警告表示時の表示ユニットの白濁、透
明、LEDの発光・不発光のタイミングチャートを示す
図である。
【図10】未充電警告表示時パノラマ枠領域・ターゲッ
トマークが透明になった時の様子を示す図である。
【図11】近距離警告表示と未充電警告表示を同時に行
う場合の表示ユニット白濁、透明、LEDの発光・不発
光のタイミングチャートを示す図である。
【図12】バッテリ消耗に伴ってどのような警告表示を
行うかを示すフローチャートである。
【図13】バッテリ消耗表示のみが点灯しているときの
様子を示す図である。
【図14】バッテリの消耗を押さえるようにした制御を
示すフローチャートである。
【図15】カメラの外部表示の警告表示に適用した例を
示す図である。
【符号の説明】
10 表示ユニット 11 表示素子 12、13 ガラス板 14 LED 15 視野枠板 16 開口部 20 対物光学系 21〜24 対物系レンズ 25 プリズム 26 絞り 30 接眼光学系 31 ダハプリズム 32 接眼レンズ 41 制御装置 42 測光装置 43 自動焦点装置 44 モードセレクタ 45 駆動回路 46、47、50、51 スイッチ 61 パノラマ撮影領域 62 パノラマ枠領域 63 ターゲットマーク 64 フラッシュ表示 65、75 バッテリ消耗表示 66 領域 71 シャッタースピード表示 72 撮影モード表示 73 フィルム在否表示 74 デート写し込みモード表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 102 H04N 5/66 102B Fターム(参考) 2H093 NC07 NC44 NC45 ND60 NE06 NF11 2H102 BA03 BA05 BB05 BB09 CA11 5C022 AA13 AB67 AC03 AC09 AC18 AC55 AC73 5C058 AA07 AA08 AA18 AB03 BA26 BA29 BB25 5C094 AA01 AA22 AA52 AA56 BA23 BA43 BA48 CA02 CA03 DB04 EA04 EA05 EB02 ED01 ED11 ED13 HA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を提示するために、光を透過する透過
    状態と光を拡散する拡散状態とを切り換えることが可能
    な光透過部材と、 前記光透過部材に光を照射する照射手段とを備えた表示
    装置において、 前記光透過部材は、強調すべき情報を提示するための強
    調領域と強調を必要としない情報を提示するための非強
    調領域とを有し、前記照射手段により光が照射されると
    き、前記強調領域を拡散状態とするとともに前記非強調
    領域を透過状態とし、前記照射手段により光が照射され
    ないとき、少なくとも前記非強調領域を拡散状態とする
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の表示装置において、 前記照射手段による光の照射および非照射を一定時間の
    間隔で交互に繰り返すことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の表示装置におい
    て、 前記照射手段は該表示装置に設けられた光源であり、 前記光透過部材および前記照射手段に電力を供給する電
    源をさらに備え、 前記電源電圧が低下したとき前記光源による照射を行わ
    ないことを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の表示装置におい
    て、 前記照射手段は該表示装置に設けられた光源であり、 前記光透過部材および前記照射手段に電力を供給する電
    源をさらに備え、 前記光源による光の照射を最初に開始してから所定時間
    経過後、前記光源による光の照射を中止することを特徴
    とする表示装置。
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JP2013009163A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Nikon Corp 撮像装置

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