JP2000162673A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JP2000162673A
JP2000162673A JP10340392A JP34039298A JP2000162673A JP 2000162673 A JP2000162673 A JP 2000162673A JP 10340392 A JP10340392 A JP 10340392A JP 34039298 A JP34039298 A JP 34039298A JP 2000162673 A JP2000162673 A JP 2000162673A
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photographing
mirror
subject
image
pedestal
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Application number
JP10340392A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Uesugi
義典 上杉
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上昇可能な台座にセットされた被写体を撮影
する撮影装置において、多様な被写体に対応して、被写
体の台座が上昇しすぎたことを検知する検知機構を備え
ること。 【解決手段】 CPU101は、モータ405aを駆動
制御させることによって被写体台座405に戴置された
被写体が上昇すると、モータ403a,405a,40
7aを駆動制御させてデジタルカメラ20の撮像範囲を
台座昇降検出鏡420を含む範囲に移動させてモニター
撮影を実行する。そして、得られたモニター画像から、
台座昇降検出鏡420の周縁部の所定の色で囲まれた範
囲内の画像の変化を検出する。ここで、画像の変化が検
出された場合には、モータ405aの動作を停止させる
ことにより被写体台座405を停止させて、被写体の前
面の撮影を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影対象の上方に
設置された鏡を用いて撮影対象の上面を撮影する撮影装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、小売り店舗で多数の商品を連続
して撮影する場合等、比較的小さな被写体を多く撮影す
る場合、モータ駆動される駆動部により移動可能なカメ
ラと、上下に移動可能な被写体の台座とを備える撮影装
置を用いて撮影を行うと、大きさや形状が異なる被写体
に対しても、各被写体の大きさや形状に対応して撮影位
置を変化させて最適な撮影条件で撮影することができ、
便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
撮影装置においては、不用意に被写体の台座を上昇させ
過ぎると、被写体が収容されるケースの上面に被写体が
衝突して、被写体が倒れたり、被写体に傷が付く等の事
態を招く恐れがあった。また、被写体の上方に鏡を設置
して、この鏡を用いて被写体の上面の撮影を行う撮影装
置においては、鏡の鏡面に傷がついてしまうため、被写
体が上昇しすぎていないかどうかを目視で確認しながら
被写体の台座を上昇させていた。また、被写体の台座が
上昇可能な高さは被写体の大きさによって異なるため
に、被写体の台座が上昇可能な範囲を一様に定めること
ができない。このため、被写体の台座を上昇させる際の
確認を目視以外の方法で行うことは困難であった。
【0004】本発明の課題は、上昇可能な台座にセット
された被写体を撮影する撮影装置において、多様な被写
体に対応して、被写体の台座が上昇しすぎたことを検知
する検知機構を備えることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の撮
影装置は、撮影対象を収容するケースと、該ケース外か
ら前記撮影対象を撮影するカメラと、このカメラを前記
撮影対象の位置に合わせて移動させる移動手段と、を備
えた撮影装置であって、前記撮影対象の上面の像を前記
カメラの撮像面に対して投影する鏡と、前記撮影対象を
昇降移動させる昇降手段と、この昇降手段によって前記
撮影対象が移動され、前記撮影対象が前記鏡に所定の距
離以内に接近したことを検知する検知手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0006】この請求項1記載の発明によれば、撮影対
象を収容するケースと、該ケース外から撮影対象を撮影
するカメラと、このカメラを撮影対象の位置に合わせて
移動させる移動手段と、を備えた撮影装置において、鏡
によって撮影対象の上面の像をカメラの撮像面に対して
投影し、撮影対象を昇降手段によって昇降移動させ、昇
降手段によって撮影対象が移動されて、撮影対象が鏡に
所定の距離以内に接近したことを検知手段によって検知
する。
【0007】従って、撮影対象を昇降手段によって移動
させる場合に、撮影対象が鏡に対して所定の距離以内に
接近したことを検知するので、撮影対象の大きさ等に関
係なく、鏡と撮影対象とが所定の距離以内に接近したこ
とを検知することができる。これによって、撮影対象の
大きさや形状に関わらず、撮影対象と鏡との衝突を確実
に防止することができ、目視によって確認しながら撮影
対象を上昇させる場合に比べて、大幅に手間を省くこと
ができ、作業効率の向上を図ることができる。
【0008】請求項4記載の発明の撮影装置は、撮影対
象を収容するケースと、該ケース外より前記撮影対象を
撮影するカメラと、このカメラを前記撮影対象の位置に
合わせて移動させる移動手段と、を備えた撮影装置であ
って、前記撮影対象の上面の像を前記カメラの撮像面に
対して投影する鏡と、前記撮影対象を昇降移動させる昇
降手段と、この昇降手段によって前記撮影対象が移動さ
れ、前記撮影対象が前記鏡に接触した場合に当該鏡を保
護する保護手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】この請求項4記載の発明によれば、撮影対
象を収容するケースと、該ケース外より撮影対象を撮影
するカメラと、このカメラを撮影対象の位置に合わせて
移動させる移動手段と、を備えた撮影装置であって、撮
影対象の上面の像を鏡によってカメラの撮像面に対して
投影し、撮影対象を昇降手段によって昇降移動させ、昇
降手段によって撮影対象が移動され、撮影対象が鏡に接
触した場合に保護手段によって鏡を保護する。
【0010】従って、昇降手段によって撮影対象を移動
させる際に、撮影対象が鏡に接触してしまっても鏡が保
護されるので、撮影対象の大きさや形状に関係なく、撮
影対象や鏡に傷が付く等の事態を避けることができる。
これによって、目視による確認等の手間を省くことがで
き、作業効率の向上を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図15を参照して本
発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】[第1の実施の形態]図1〜図9は、本発
明を適用した第1の実施の形態としての撮影システム1
を示す図である。
【0013】まず、構成を説明する。図1は、本実施の
形態における撮影システム1の全体構成を示す外観斜視
図である。この図1において、撮影システム1は、画像
処理装置10と、撮影装置40と、から構成されてい
る。
【0014】図1において画像処理装置10は、後述す
る画像処理に関わる制御系の各機能を内蔵する本体11
と、その画像処理内容に関わる各種画面を表示するCR
T(Cathode Ray Tube)等により構成されたディスプレ
イ12と、各種のコマンドや指示内容を入力するキーボ
ード13と、ディスプレイ12に表示される各種画面上
で各種指示を指示操作するマウス14と、を備える。
【0015】撮影装置40は、被写体をセッティングし
て撮影環境を設定するための各種機能を収納するケース
401と、ケース401の図中手前側の開口部に回動可
能に組み付けられてカメラチルト台403にセットされ
たデジタルカメラ20の撮影方向の設定を行うと共に外
光を遮断するフード402と、フード402の図中手前
側の開口部に回動可能に組み付けられてセットされたデ
ジタルカメラ20のチルト角を設定するカメラチルト台
403と、から構成されている。
【0016】さらに撮影装置40のケース401の図中
手前側の側面には、後述するフード駆動部407に取り
付けられた非常停止用の非常停止ボタン404と、ケー
ス401内部に収納された被写体台座405に被写体
(商品)をセットする際に開閉する側面扉406と、フ
ード402を回動駆動するフード駆動部407と、が備
えられている。
【0017】また、撮影装置40のケース401の図中
手前側の側面には、上記画像処理装置10から入力され
る各駆動部を制御する制御信号に応じて撮影装置40の
各駆動部に駆動制御信号を出力する撮影制御系を内蔵す
る撮影制御装置30が取り付けられている。
【0018】また、画像処理装置10とデジタルカメラ
20、及び撮影制御装置30との間には、撮影に関わる
各種制御信号や各種検出信号を授受するためのケーブル
Cが接続されている。
【0019】次いで、画像処理装置10内部の制御系1
00の構成について図2に示すブロック図を参照して説
明する。図2において、画像処理装置10の制御系10
0は、CPU101、入力装置102、RAM103、
I/F104、表示装置105、記憶装置106、及び
記憶媒体107により構成されており、記憶媒体107
を除く各部はバス108に接続されている。
【0020】CPU(Central Processing Unit )10
1は、記憶装置106内に格納されているシステムプロ
グラム及び当該システムに対応する画像処理プログラム
をRAM103内の図示しないプログラム格納領域に展
開し、入力装置102から入力される各種指示あるいは
データをRAM103内に一時的に格納し、この入力指
示及び入力データに応じて記憶装置106内に格納され
た画像データに対して各種画像処理を実行し、その処理
結果をRAM103内に格納するとともに、表示装置1
05に表示する。そして、RAM103に格納した処理
結果を入力装置102から入力指示される記憶装置10
6内の保存先に保存する。
【0021】また、CPU101は、撮影装置40にお
ける被写体の撮影に際して後述する撮影処理(図7参
照)を実行し、入力装置102からの指示により自動撮
影が指定されると、撮影条件を指定させる撮影条件指定
画面を表示装置105に表示して、「撮影条件名」を指
定させるとともに、被写体(商品)の撮影面(前面、上
面、俯瞰)を指定させ、その指定された被写体の撮影面
を撮影させるため、記憶装置106内に予め格納された
撮影条件テーブルに設定された各種撮影条件のパラメー
タに基づいて、撮影装置40においてデジタルカメラ2
0の撮影条件(ズーム、フォーカス、絞り)、フード4
02の回転位置、カメラチルト台403のチルト角、被
写体台座405の高さ、及び照明装置408の照度にお
ける各撮影条件を移動・調整するように各種指示信号を
I/F104を介して撮影制御装置30に出力し、撮影
制御装置30からの応答により各撮影条件に調整された
ことを確認すると、指定された被写体の撮影面を自動撮
影させ、その自動撮影された画像データを撮影制御装置
30から取得して、ファイル名や撮影条件値とともに記
憶装置106内に格納された撮影画像ファイル内に格納
する。
【0022】さらに、CPU101は、上記撮影処理に
際し、後述する指定された面の撮影処理(図8〜図9)
を実行して、撮影装置40の各動作部を駆動制御して所
定の撮影条件を実現するとともに、被写体台座405を
上昇させる場合には、被写体(商品)の上端部がケース
401の内側上部に所定の距離以上に接近しているか否
かを検出し、被写体(商品)が所定の距離以上接近した
ことを検知した場合には、被写体台座405の上昇を停
止させてデジタルカメラ20による撮影を実行させる。
【0023】入力装置102は、図1に示したキーボー
ド13とマウス14を含み、キーボード13において押
下されたキーの押下信号やマウス14の位置信号をCP
U101に出力する。
【0024】RAM(Random Access Memory)103
は、CPU101が上記各種アプリケーションプログラ
ムを実行する際に各種プログラムを展開するプログラム
格納領域を形成するとともに、CPU101が上記各種
処理を実行する際に処理されるデータや画像データ等を
展開するメモリ領域を形成する。
【0025】I/F104は、ケーブルCを介して撮影
制御装置30と接続され、CPU101から入力される
各種指示信号を撮影制御装置30に送信するとともに、
撮影制御装置30から送信される各種検出信号や画像信
号を受信してCPU101に出力する。
【0026】表示装置105は、図1に示したディスプ
レイ12であり、CPU101から入力される各種表示
データ(撮影条件指定画面や画像データ等)を表示す
る。
【0027】記憶装置106は、プログラムやデータ等
が予め記憶されている記憶媒体107を有しており、こ
の記憶媒体107は磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体メモリで構成されている。この記憶媒体107は
記憶装置106に固定的に設けたもの、若しくは着脱自
在に装着するものであり、この記憶媒体107には上記
システムプログラム及び当該システムに対応する画像処
理プログラム、撮影処理プログラム、駆動制御処理プロ
グラム、及び各処理プログラムで処理されたデータ等を
記憶する。
【0028】また、この記憶媒体107に記憶するプロ
グラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他
の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、
通信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒
体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体107に記憶
されているプログラム、データを通信回線を介して使用
する構成にしてもよい。
【0029】また、記憶装置106は、上記CPU10
1における撮影処理に際して利用される撮影条件テーブ
ルおよび撮影画像ファイルを格納しており、これらの構
成を図4に示す。
【0030】図4(a)は、撮影条件テーブルの構成を
示しており、「撮影条件名」に対応して被写体の撮影方
向を示す「前面、上面、俯瞰」毎に、デジタルカメラ2
0における「カメラ内制御値(ズーム、フォーカス、絞
り)」と、カメラチルト台403における「カメラ台座
角度」と、被写体台座405における「被写体台座高
さ」と、フード402における「フード角度」と、照明
装置408における「照度」と、を記憶するように構成
されている。
【0031】図4(b)は、撮影画像ファイルの構成を
示しており、「ファイル名」に対応して「画像データ」
と、「撮影条件値(撮影方向、ズーム、フォーカス、絞
り、カメラ台座角度、被写体台座高さ、フード角度)」
と、「被写体データ(商品名等)」と、「フラグ」とを
記憶するように構成されている。
【0032】次いで、デジタルカメラ20と撮影制御装
置30内部の各制御系200、300の構成について図
3に示すブロック図を参照して説明する。図3におい
て、デジタルカメラ20の制御系200は、I/F20
1、カメラ制御部202、画像メモリ203、モータ2
04〜206、ズーム207、フォーカス208、絞り
209、及びポテンショメータ210〜212により構
成されている。
【0033】I/F201は、撮影制御装置30内のI
/F301を介して入力される各種撮影制御信号を受信
してカメラ制御部202に出力し、ポテンショメータ2
10〜212から入力される各検出信号をカメラ制御部
202に出力するとともに、撮影制御装置30内のI/
F301を介して画像処理装置10に送信する。
【0034】カメラ制御部202は、I/F201から
入力される各種撮影制御信号に従ってモータ204〜2
06にそれぞれ駆動制御信号を出力して駆動制御し、所
定の撮影条件に対応するようにズーム207、フォーカ
ス208、及び絞り209を所定位置に移動させ、ポテ
ンショメータ210〜212からフィードバックされる
ズーム位置、フォーカス位置、及び絞り位置の各検出信
号に基づいて、ズーム207、フォーカス208、及び
絞り209が所定位置に調整されたことを確認した後、
図示しない撮像部における撮影動作を制御して、その撮
影画像データを画像メモリ203に記憶する。
【0035】画像メモリ203は、磁気的、光学的記録
媒体、若しくは半導体メモリで構成されており、カメラ
制御部202から入力される画像データを記憶する。
【0036】モータ204〜206は、それぞれカメラ
制御部202から入力される駆動制御信号によりズーム
207、フォーカス208、及び絞り209を駆動して
所定位置に移動させる。
【0037】ポテンショメータ210〜212は、それ
ぞれ可変抵抗器等により構成され、モータ204〜20
6により駆動されるズーム207、フォーカス208、
及び絞り209における各駆動位置を検出し、その各検
出信号をI/F201に出力する。
【0038】図3において、撮影制御装置30の制御系
300は、I/F301、停止スイッチ302、カメラ
向き検出スイッチ303、チルト台駆動制御部304、
被写体台座駆動制御部305、フード駆動制御部30
6、及び照明制御部307により構成されている。
【0039】I/F301は、ケーブルCを介して画像
処理装置10から送信される各種指示信号を受信してC
PU311及びデジタルカメラ20内のI/F201に
出力し、ポテンショメータ403b、405b、407
bおよびポテンショメータ23bから入力される各検出
信号をCPU311に出力するとともに、ケーブルCを
介して画像処理装置10に送信し、I/F201から入
力されるポテンショメータ210〜212の各検出信号
をケーブルCを介して画像処理装置10に送信する。
【0040】停止スイッチ302は、上記図1に示した
非常停止ボタン404と連結されており、非常停止ボタ
ン404が操作されると、各駆動部における動作を停止
させる停止信号をチルト台駆動制御部304、被写体台
座駆動制御部305、フード駆動制御部306、及び照
明制御部307に同時に出力して、各駆動部における動
作を直ちに停止させるとともに、その停止信号をI/F
301を介して画像処理装置10内のCPU101に対
してリセット信号として出力して、CPU101をリセ
ット処理させる。
【0041】カメラ向き検出スイッチ303は、カメラ
チルト台403にセットされるデジタルカメラ20が所
定の固定位置に正しくセットされたか否かを検出するス
イッチであり、デジタルカメラ20がカメラチルト台4
03に正しくセットされていないことを検出すると、そ
の検出信号をI/F301に出力する。
【0042】チルト台駆動制御部304は、I/F30
1から入力されるチルト台駆動指示信号に従ってチルト
台駆動制御信号をモータ403aに出力してモータ40
3aを駆動制御してカメラチルト台403のチルト角を
駆動制御し、I/F301を介してポテンショメータ4
03bからフィードバックされるチルト角検出信号に基
づいてチルト角を所望の値に調整する。
【0043】被写体台座駆動制御部305は、I/F3
01から入力される被写体台座駆動指示信号に従って被
写体台座駆動制御信号をモータ405aに出力してモー
タ405aを駆動制御して被写体台座405の高さを昇
降駆動制御し、I/F301を介してポテンショメータ
405bからフィードバックされる昇降位置検出信号に
基づいて昇降位置を所望の位置に調整する。また、被写
体駆動制御部305は、被写体台座405が上昇中にI
/F301を介して停止信号が入力されると、モータ4
05aを停止させて被写体台座405の上昇をストップ
させる。
【0044】フード駆動制御部306は、I/F301
から入力されるフード駆動指示信号に従ってフード駆動
制御信号をモータ407aに出力してモータ407aを
駆動制御してフード402の回転位置を駆動制御し、I
/F301を介してポテンショメータ407bからフィ
ードバックされる回転位置検出信号に基づいて回転位置
を所望の位置に調整する。
【0045】照明制御部307は、I/F301から入
力される照明指示信号に従って照明駆動制御信号を照明
装置408に出力して照明装置408の照度を制御す
る。
【0046】ポテンショメータ403bは、モータ40
3aにより駆動制御されるカメラチルト台403のチル
ト角を検出し、そのチルト角検出信号(電圧信号)をI
/F301に出力する。
【0047】ポテンショメータ405bは、モータ40
5aにより駆動制御される被写体台座405の昇降位置
を検出し、その昇降位置検出信号(電圧信号)をI/F
301に出力する。
【0048】ポテンショメータ407bは、モータ40
7aにより駆動制御されるフード402の回転位置を検
出し、その回転位置検出信号(電圧信号)をI/F30
1に出力する。
【0049】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、撮影装置40における各部の動作について図5およ
び図6に示す撮影装置40の横断面図を参照して説明す
る。
【0050】図5に示す撮影装置40において、ケース
401内部の図中左上部分には照明装置408が取り付
けられており、その右下部分の被写体台座405に置か
れた被写体に光を照射する。この照明装置408の照度
は、上記撮影制御装置300内の照明制御部307によ
り制御される。また、ケース401内部の図中右上部分
にはミラー409が開閉可能な扉410に取り付けられ
ており、このミラー409を利用して被写体台座405
に置かれた被写体の上面をデジタルカメラ20の撮像面
に投影させる。また、ミラー409を取り付けた扉41
0は、開いた状態でミラー409のメンテナンス等が可
能である。
【0051】そして、ケース401の天井面において、
ミラー409のデジタルカメラ20側に隣接して、台座
昇降検出鏡420が取り付けられている。この台座昇降
検出鏡420は、背景シート413等の背景の色や被写
体(商品)の色とは明確に区別可能な特定の色で周縁部
分が着色された平面鏡である。デジタルカメラ20の撮
像面を台座昇降検出鏡420に向けた場合、通常の状態
では、台座昇降検出鏡420からデジタルカメラ20の
撮像面に対して被写体(商品)の像は投影されない。後
述するように、被写体台座405に戴置された被写体
(商品)が上昇して、ミラー409から所定の距離以内
に近づいた場合にのみ、デジタルカメラ20の撮像面に
対して台座昇降検出鏡420に映った被写体(商品)の
上面の像が投影される。従って、デジタルカメラ20に
よって台座昇降検出鏡420に映った被写体(商品)の
像を撮像できた場合には、被写体(商品)が、ミラー4
09に対して所定の距離以内に近づいていることを示し
ている。
【0052】また、被写体台座405の図中右側部分に
は背景板411が設置されており、この背景板411の
上端部にはクリップ412により背景シート413が止
められて、この背景シート413により背景板411前
面と被写体台座405の台座部分を覆って、被写体台座
405に置かれた被写体の背景色等を統一して、良好な
撮影環境を形成するようにしている。さらに、背景板4
11より図中右側部分には開閉可能な背面扉401aが
設けられており、背景板411や背景シート413の交
換を可能にしている。
【0053】そして、図6(a)に示すように、背の低
い被写体(商品)の前面を撮影する場合は、フード40
2の回転角度は、そのケース401内に臨む開口部が図
中上方に向いて背の低い被写体に対する撮像範囲が広く
なるように「フードDOWN」状態に調整されて、カメ
ラチルト台403のチルト角度は「カメラDOWN」状
態に調整され、さらに、被写体台座405の昇降位置は
高くなるように調整されて、デジタルカメラ20の撮像
面が背の低い被写体の前面を撮影しやすいように調整さ
れる。
【0054】また、図6(b)に示すように、被写体
(商品)の上面を撮影する場合は、フード402の回転
角度と被写体台座405の高さは移動されず、カメラチ
ルト台403のチルト角度のみが「カメラUP」状態に
調整されて、デジタルカメラ20の撮像面がミラー40
9に投影される被写体の上面をとらえるように調整され
る。なお、後述する指定された面の撮影処理において、
被写体台座405を上方に移動させる際にも、台座昇降
検出鏡420に映る被写体の像をデジタルカメラ20に
よって検知するため、デジタルカメラ20が台座昇降検
出鏡420の方向を向くように撮影装置40の各部は図
6(b)に示す状態に調整される。
【0055】さらに、図6(c)に示すように、背の高
い被写体(商品)の前面を撮影する場合は、フード40
2の回転角度は、そのケース401内に臨む開口部が図
中下方に向いて背の高い被写体に対する撮像範囲を確保
するように「フードUP」状態に調整されて、カメラチ
ルト台403のチルト角度は「カメラUP」状態に調整
され、さらに、被写体台座405の昇降位置は低くなる
ように調整されて、デジタルカメラ20の撮像面が背の
高い被写体の前面を撮影しやすいように調整される。
【0056】以上のように、撮影装置40では、被写体
の背の高さや、撮影面等の撮影条件に応じて、フード4
02の回転角度、カメラチルト台403のチルト角度、
及び被写体台座405の昇降位置が適切に移動調整され
て、最適な撮影環境を容易に設定することが可能な構成
となっている。
【0057】次に、上記のような各撮影条件を設定する
ために、上記画像処理装置10内のCPU101により
実行される撮影処理について図7に示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0058】図7において、まず、CPU101は、入
力装置102における指示操作によって「画像編集」処
理が指示されたか否かを判別し(ステップS101)、
「画像編集」処理が指示されたのであればステップS1
02の「画像編集」処理に移行し、「画像編集」処理が
指示されなければ、「自動撮影」処理が指示されたか否
かを判別する(ステップS103)。
【0059】このステップS103で「手動撮影」処理
が指示された場合にはステップS110の処理に移行
し、「自動撮影」処理が指示された場合には、その撮影
条件を指定させる撮影条件指定画面として、記憶装置1
06に格納された撮影条件テーブル(図4(a))に格
納された「撮影条件名」と「撮影面」とを指定させる画
面を表示して、「撮影条件名」と被写体の「撮影面(前
面、上面、俯瞰)」とを指定させるとともに(ステップ
S104、S105)、被写体台座405に被写体(商
品)をセットするように促す。
【0060】そして、CPU101は、ユーザによって
被写体が被写体台座405にセットされ、「撮影条件
名」と被写体の撮影面とが指定されると、指定された撮
影面に対応する各撮影条件に従って、撮影装置40の各
部を当該撮影条件に適合するように調整する(ステップ
S106)。
【0061】その後、CPU101は、ステップS10
6で指定された被写体の撮影面を撮影する指定された面
の撮影処理(図8)を実行し(ステップS107)、入
力装置102における指示操作によって撮影完了が指示
されたか否かを判別する(ステップS108)。撮影完
了が指示されれば、そのまま処理を終了し、撮影完了が
指示されなければ、続いて他の撮影を実行するためにス
テップS105に戻る。
【0062】また、ステップS103で「手動操作」が
指示された場合には、CPU101は、ステップS10
9に移行して、撮影装置40における各機器を手動にて
移動・調整する処理を実行し、その都度ユーザによって
入力装置102で行われる指示操作に応じて、撮影装置
40が備える各駆動部を移動させる。そして、ユーザか
らの指示操作に応じて撮影を実行し(ステップS11
0)、撮影が全て終了したか否かを判別して(ステップ
S111)、撮影続行を指示する指示操作が行われた場
合にはステップS109に戻り、全ての撮影が終了した
場合には一連の処理を終了する。
【0063】図8は、図7のステップS107に示す、
指定された面の撮影処理において、特に被写体の前面を
撮影する処理を詳細に示すフローチャートである。この
図8に示す前面撮影処理においては、まず、デジタルカ
メラ20の撮像面が台座昇降検出鏡420の方向を向く
ように、撮影装置40の各動作部が駆動制御される。そ
して、CPU101は、ポテンショメータ403b,4
07bから入力されるチルト角検出信号および回転位置
検出信号を解析することにより、フード402およびカ
メラチルト台403が、被写体の高さを検出する処理に
適した所定の位置に移動しているか否かを検知する(ス
テップS120)。
【0064】ここで、フード402またはカメラチルト
台403が上記所定の位置に移動していない場合には、
モータ403aまたはモータ407aを駆動制御させる
ことによりフード402、カメラチルト台403をとも
に回転移動させ(ステップS121)、ステップS12
0に戻る。
【0065】また、ステップS120で、ケース40
1、カメラチルト台403の双方とも上記所定の位置へ
移動している場合には、デジタルカメラ20によって、
台座昇降検出鏡420を含む範囲をモニター撮影する
(ステップS122)。このモニター撮影とは、被写体
の画像を記録するための通常の撮影ではなく、一時的に
画像を取り込んで該画像をもとに撮影条件の確認等を行
うための撮影であり、例えば、通常の撮影よりも解像度
を低くして高速に処理しやすい画像を撮影する。
【0066】続いて、CPU101は、ステップS12
2で撮影されたモニター画像において、台座昇降検出鏡
420の縁に着色された特定の色で囲まれたエリアを特
定し、該エリア内の画像の変化を検出する(ステップS
123)。すなわち、CPU101は、ステップS12
2で撮影されたモニター画像の中から台座昇降検出鏡4
20に映った画像を検出するために、台座昇降検出鏡4
20の縁に着色された色で囲まれたエリアを特定する。
そして、特定されたエリアに写っている画像の変化を検
出することによって、台座昇降検出鏡420に何も映っ
ていない状態から被写体の画像が映り始めたことを検出
する。
【0067】そして、CPU101は、ステップS12
3で特定されたエリアの画像に変化が検出されたか否か
を判別し(ステップS124)変化がなければ、モータ
405aを駆動させて被写体台座405をさらに所定の
量だけ上昇させ(ステップS125)、被写体台座40
5が、ステップS104およびステップS105におい
て指定された所定の位置まで移動したか否かを判別する
(ステップS126)。ここで、被写体台座405が所
定の位置に達していれば、後述するステップS130
(図9)に移行する。また、被写体台座405がまだ所
定の位置に達していない場合には、ステップS122に
戻る。
【0068】一方、ステップS123で特定されたエリ
アの画像において、被写体台座405が上昇する前の状
態からの変化が検出された場合には(ステップS12
4;Yes)、CPU101は、ステップS127(図
9)に移行して被写体台座405の上昇を停止させる信
号をI/F301を介してモータ405aに出力し、被
写体台座405の上昇を停止させる。続いてCPU10
1は、フード402およびカメラチルト台403を、被
写体の前面の撮影に適した位置に移動させ(ステップS
128)、表示装置105による表示等により、利用者
に対して、デジタルカメラ20の撮像範囲において被写
体の高さが適切であるか否かの入力を要求する(ステッ
プS129)。
【0069】ステップS129で、被写体の高さが当該
被写体の前面の撮影に適切な高さである旨の入力が行わ
れた場合には、被写体の前面の撮影を実行して(ステッ
プS130)、処理を終了する。
【0070】また、ステップS129で、被写体の高さ
が適切でないとの入力が行われた場合には、CPU10
1は、モータ405aを駆動制御させて被写体台座40
5を所定の量だけ下降させた後(ステップS131)、
被写体台座405が下降可能な限界位置に達したか否か
を確認する(ステップ132)。そして、被写体台座4
05が限界位置に達していなければステップS129に
戻り、被写体台座405が限界位置に達した場合には、
ステップS133に移行する。
【0071】ステップS133では、被写体台座405
の高さが通常の撮影条件よりも低くても被写体の全体が
撮影できるように、モータ204を駆動制御させてズー
ム207の調節を行い、被写体の前面を撮影する。
【0072】以上のように、本発明を適用した第1の実
施の形態としての撮影システム1によれば、被写体台座
405上に戴置された被写体を、モータ403a,40
5a,407a等の各駆動部により移動可能なデジタル
カメラ20によって撮影する撮影装置40において、被
写体の前面を撮影するために被写体台座405を上昇さ
せる際に、フード402およびカメラチルト台403を
移動させてデジタルカメラ20により台座昇降検出鏡4
20をモニター撮影し、台座昇降検出鏡420に映る像
の変化を検出し、当該像の変化が検出された場合に被写
体がミラー409に近づきすぎていると判断して被写体
台座405の上昇を停止させる。これによって、被写体
台座405が上昇する際に、被写体がミラー409に近
づきすぎたことを検出して被写体と撮影装置40の各部
との衝突を確実に防ぐことができ、目視により確認しな
がら被写体台座405を上昇させる場合に比べ、手間を
省いて作業効率を向上させることができる。
【0073】また、上記第1の実施の形態としての撮影
システム1によれば、被写体がミラー409に近づきす
ぎたことが検出され、被写体台座405を下降させた場
合、被写体がデジタルカメラ20の撮像範囲の適切な位
置からはずれている場合には、ズーム207を調整し
て、被写体の全体が映る画像を撮影することができる。
これにより、被写体台座405が所定の位置まで上昇で
きない場合であっても被写体の全体が映った画像を撮影
することができ、利用者は、撮影後に、撮影された画像
を拡大処理するなどして所望の画像を得ることができ
る。これによって、撮影が中止されたり、撮影が不可能
になることが無いので、作業に支障を来すことがない。
【0074】なお、上記第1の実施の形態としての撮影
システム1においては、被写体台座405を自動的に上
昇させる構成としたが、利用者が被写体台座405の高
さを任意の位置まで上昇させる構成として、利用者によ
る指示内容に関わらず、被写体がミラー409から所定
の距離以内に近づいた場合に、自動的に被写体台座40
5の上昇を停止させても良い。
【0075】なお、上記第1の実施の形態としての撮影
システム1における前面撮影処理において、ステップS
147で、利用者に対して被写体の高さが適切であるか
否かの入力を要求する構成としたが、例えば、ステップ
S129でモニター撮影を行って、モニター画像におけ
る被写体の上下左右に写った背景色の比率をもとに、被
写体の位置が適切であるか否かを自動的に判別してもよ
い。
【0076】また、上記第1の実施の形態としての撮影
システム1によれば、被写体の前面を撮影する場合に限
って、被写体台座405の上昇時に被写体がミラー40
9に近づきすぎていることを検出する構成としたが、被
写体の上面の撮影、および被写体を俯瞰する撮影を行う
場合には、被写体台座405を大きく上昇させる必要は
ないので、上記第1の実施の形態によって被写体がミラ
ー409に衝突する事態を避けることが可能である。
【0077】[第2の実施の形態]図10は、本発明を
適用した第2の実施の形態としての撮影システム2にお
ける撮影装置41の構成を示す横断面図である。この図
10に示す撮影装置40には、ケース401の内側上部
に、ミラー409のデジタルカメラ20側に隣接して凸
面鏡430が設置されている。この凸面鏡430は略半
球状の鏡であって、球面を下方に向けて設置されてお
り、デジタルカメラ20の撮像面に対しては、被写体台
座405上に戴置された被写体の上面の像を投影する。
さらに、この凸面鏡430の鏡面の縁は、背景シート4
13等の背景の色や被写体の色とは明確に区別可能な所
定の色で着色されており、デジタルカメラ20によって
凸面鏡430を撮影すると、得られた画像の中で凸面鏡
430に映る像は前記所定の色に囲まれた画像となる。
【0078】なお、本第2の実施の形態としての撮影シ
ステム2における凸面鏡430を除く各部は、上記第1
の実施の形態としての撮影システム1と同様の構成によ
ってなるものであり、これらの各部には同符号を付して
図示および説明を省略する。
【0079】この図10に示す撮影装置41を備えた撮
影システム2によって実行される前面撮影処理につい
て、図11のフローチャートに基づいて説明する。CP
U101は、まず、フード402およびカメラチルト台
403が、被写体台座405の上昇のし過ぎを検知する
ための所定の位置にあるか否かを判別する(ステップS
141)。ここで、フード402とカメラチルト台40
3とのいずれかが所定の位置に達していない場合には、
フード402、カメラチルト台403を上記所定の位置
に向けて移動させ(ステップS142)、ステップS1
41に戻る。
【0080】そして、フード402とカメラチルト台4
03とがともに所定の位置に達した場合には、デジタル
カメラ20によって、撮像範囲の画像をモニター撮影す
る(ステップS143)。このモニター撮影は、上記第
1の実施の形態においてステップS122(図8)で実
行されるモニター撮影と同様の撮影であり、通常の撮影
よりも低い解像度で、より高速に処理可能な画像を撮影
する等、一時的に撮像範囲内の様子を示す画像を取り込
む処理である。
【0081】続いて、CPU101は、ステップS14
3のモニター撮影により得られた画像を解析して、凸面
鏡430の視野に被写体の画像が入っているか否かを判
別する(ステップS144)。このステップS144の
処理では、凸面鏡430の鏡面の縁が所定の色で着色さ
れていることを利用して、ステップS143のモニター
撮影により得られた画像の中で前記所定の色で囲まれた
エリアを検出し、検出されたエリア内に被写体の画像が
写っているか否かを判別することにより実行されるもの
としてもよく、また、利用者が、入力装置102による
入力操作によって凸面鏡430に映った像を指定するも
のとしてもよい。
【0082】そして、凸面鏡430の視野に被写体の画
像が入っていないと判別された場合には、被写体が凸面
鏡430から離れた位置にあり、被写体台座405を上
昇させても問題ないので、CPU101は被写体台座4
05を上昇させ(ステップS145)、ステップS14
4に戻る。
【0083】また、ステップS144で、凸面鏡430
に被写体の像が映っており、凸面鏡430の視野に被写
体が入っていると判別された場合には、CPU101
は、I/F301を介してモータ405aに停止信号を
出力して、被写体台座405の上昇を停止させる(ステ
ップS146)。そして、CPU101は、デジタルカ
メラ20の撮像範囲における被写体の位置が適正な位置
にあるか否かの入力を利用者に対して要求し(ステップ
S147)、適正である旨を示す入力が行われた場合に
は、デジタルカメラ20によって被写体の前面の撮影を
実行して(ステップS148)、得られた画像から凸面
鏡430の画像を消去する画像処理を実行する(ステッ
プS149)。
【0084】このステップS149で実行される画像処
理は、例えば、凸面鏡430の縁に着色された前記所定
の色が映った部分の画像と、この所定の色により囲まれ
た部分の画像とを切り取って、背景シート413と同じ
色の背景を張り付ける等の処理であり、撮影画像におけ
る凸面鏡430の画像を利用者が指定して、指定された
部分に背景シート413と同じ背景色を張り付ける処理
であっても良い。すなわち、本第2の実施の形態として
の撮影システム2においては、特に被写体が高い位置に
ある場合、凸面鏡430の大きさによってはデジタルカ
メラ20の撮像範囲の一部に凸面鏡430の画像が入っ
てしまうことが考えられるが、ステップS149におけ
る画像処理によって、凸面鏡430を設けたことによる
撮影への支障をなくすことができる。
【0085】一方、ステップS147で、被写体が適正
な位置にないとの入力が行われた場合には、CPU10
1は、モータ405aを駆動制御させて被写体台座40
5を下降させる(ステップS150)。続いて、被写体
台座405の位置が下降可能な限界位置に達したか否か
を判別し(ステップS151)、限界位置に達していな
ければステップS147に戻り、限界位置に達していれ
ば、デジタルカメラ20内のモータ204,205,2
06を駆動制御させることによりズーム207のズーム
値を変更させ、被写体の前面の撮影を実行させる(ステ
ップS152)。
【0086】なお、被写体台座405を下降させて被写
体の前面を撮影した場合は、被写体が凸面鏡430とは
離れているので、凸面鏡430の画像を消去するステッ
プS149の画像処理を実行する必要がない。
【0087】以上のように、本発明を適用した第2の実
施の形態としての撮影システム2によれば、被写体台座
405上に戴置された被写体を、モータ403a,40
5a,407a等の各駆動部により移動可能なデジタル
カメラ20によって撮影する撮影装置41において、被
写体の前面を撮影するために被写体台座405を上昇さ
せる際に、フード402およびカメラチルト台403を
移動させてデジタルカメラ20により凸面鏡430を含
む撮像範囲をモニター撮影し、凸面鏡430に被写体の
画像が写っているか否かを検出して、被写体の画像が凸
面鏡430に映った場合には被写体が凸面鏡430に近
づいていると判別して被写体台座405の上昇を停止さ
せるので、被写体台座405が上昇しすぎてミラー40
9に衝突することを確実に防止することができる。
【0088】なお、上記第2の実施の形態としての撮影
システム2における前面撮影処理において、ステップS
147で、利用者に対して被写体の高さが適切であるか
否かの入力を要求する構成としたが、第1の実施の形態
における前面撮影処理(図9)と同様に、ステップS1
47でモニター撮影を行って、モニター画像における被
写体の上下左右に写った背景色の比率をもとに、被写体
の位置が適切であるか否かを自動的に判別してもよい。
【0089】また、上記第2の実施の形態においては、
凸面鏡430に被写体の画像が写るか否かをもとに被写
体が上昇しすぎているかどうかを検知するので、凸面鏡
430に格段の精度が要求されることはなく、凸面鏡4
30として安価な部材を用いても実現可能である。この
ため、より低コストで撮影システム2を提供することが
できる。
【0090】[第3の実施の形態]図12は、本発明を
適用した第3の実施の形態としての撮影システム3にお
ける撮影装置42の構成を示す横断面図である。同図に
示すように、撮影装置42には、上記第1の実施の形態
における撮影装置40においてミラー409が設置され
ていた個所、すなわち、ケース401内部の上面に、シ
ャッター機構付きミラー440が取り付けられている。
このシャッター機構付きミラー440は、ミラー441
の表面が開口部440aを有するシャッター442によ
って覆われて構成されており、ミラー441は、開口部
440aの移動により、被写体台座405上の被写体の
像をデジタルカメラ20の撮像面に投影する。
【0091】なお、本第3の実施の形態としての撮影シ
ステム3において、シャッター機構付きミラー440を
除く各部は、上記第1の実施の形態としての撮影システ
ム1と同様の構成によってなるものであり、これらの各
部には同符号を付して図示および説明を省略する。
【0092】図13は、シャッター機構付きミラー44
0の構成をより詳細に示す斜視図であり、(a)は、開
口部440aが撮影実行時の位置にあるシャッター開状
態を示す図であり、(b)は、開口部440aが、被写
体台座405移動時の位置にあるシャッター閉状態を示
す図である。
【0093】これらの図13(a)および(b)に示す
ように、シャッター機構付きミラー440は、内蔵され
るミラー441と、開口部440aを有し。ミラー44
1の表面を覆うシャッター442と、シャッター442
を回転移動させるためのシャッター軸443,443
と、シャッター442の表面に設置されたエーミング装
置444と、によって構成されている。
【0094】図13(a)に示すように、シャッター4
42は、ミラー441のほぼ全面に相当する大きさの開
口部440aを有しており、この開口部440aがミラ
ー441の鏡面と一致する位置にあるときには、ミラー
441により、被写体の像をデジタルカメラ20に対し
て投影可能である。また、シャッター442は、ミラー
441の長手方向両端部に取り付けられたシャッター軸
443,443によって保持されており、シャッター軸
443,443が備えるモータ(図示省略)が撮影制御
系300により駆動制御されることによってシャッター
442がミラー441の周囲を回転移動する。
【0095】また、図13(b)に示すように、シャッ
ター442の、開口部440aの反対に相当する表面に
は、エーミング装置444が取り付けられている。この
エーミング装置444は、被写体台座405の上面に、
被写体を置くべき位置を示す線等の照準を投影するため
の投影装置であって、内部に光源(図示省略)と、照準
が描かれた透明板等によってなる照準プレート(図示省
略)と、前記光源の点灯および消灯を切り換えるスイッ
チ(図示省略)と、を備えている。
【0096】さらに、エーミング装置444には、シャ
ッター機構付きミラー440に向かって何ものかが衝突
したことを検知する衝突センサ(図示省略)を備えてい
る。この衝突センサ(図示省略)は、予め定められた所
定のレベルを超える力や振動を検知して検知信号を出力
するセンサであり、エーミング装置444がシャッター
機構付きミラー440の下面に位置した状態で、被写体
が上昇してシャッター機構付きミラー440に衝突した
ことを検知することができる。
【0097】この図13(a)および(b)に示すシャ
ッター機構付きミラー440によれば、開口部440a
が上方に位置し、エーミング装置444が下方に位置す
る状態(シャッター閉状態)では、被写体台座405の
上面に対して被写体を置くべき位置を示す照準を投影す
るとともに、被写体とシャッター機構付きミラー440
との衝突の有無を検知し、開口部440aが下方に位置
する状態(シャッター開状態)では、被写体の像をデジ
タルカメラ20の撮像面に投影する。
【0098】図14は、上記のシャッター機構付きミラ
ー440を有する撮影装置42を備えた撮影システム3
により実行される前面撮影処理を示すフローチャートで
ある。この図14に示す前面撮影処理において、CPU
101は、シャッター軸443,443が備えるモータ
(図示省略)を駆動制御させて、シャッター442を、
シャッター閉状態の位置に移動させる。ここで、シャッ
ター機構付きミラー440の下面、すなわち被写体台座
405に向かう面の中央には、エーミング装置444が
位置している。
【0099】続いて、CPU101は、エーミング装置
444の電源をONに切り換えて、内蔵する光源(図示
省略)を点灯させて被写体台座405の上面に照準を投
影させるとともに、エーミング装置444が備える衝突
センサ(図示省略)を検知可能な状態に移行させる(ス
テップS162)。
【0100】ここで、利用者によって、照準が投影され
た位置に被写体がセットされ(ステップS163)、撮
影装置43における各機器が移動すべき位置が指定され
る(ステップS164)。なお、このステップS164
で各機器が移動すべき位置を指定する方法としては、入
力装置102を介して、撮影装置43の全ての動作部に
ついて移動すべき位置をそれぞれ入力しても良いし、或
いは、記憶装置106内に格納された撮影条件テーブル
(図4(a))に設定された条件名を指定しても良い。
また、被写体(商品)の名称を入力することによって、
記憶装置106内の撮影条件テーブル(図4(a))に
設定された撮影条件のうち、当該商品名に予め対応づけ
られた撮影条件が自動的に指定されるようにしても良
い。
【0101】その後、CPU101は、撮影装置43に
おける各動作部を、ステップS164で指定された位置
に向かって所定の量だけ移動させ(ステップS16
5)、指定された位置に達したか否かを判別する(ステ
ップS166)。ここで、各動作部が指定された位置に
達していない場合には、CPU101は、エーミング装
置444が備える衝突センサ(図示省略)により、シャ
ッター機構付きミラー440に対する被写体の衝突が検
知されたか否かを確認し(ステップS167)、衝突し
ていなければステップS165に戻り、衝突を検知した
場合には、被写体台座405を所定の量だけ下降させて
(ステップS168)、ステップS165に戻る。
【0102】また、ステップS166で、撮影装置43
の各動作部が、ステップS164で指定された位置まで
移動したと判別された場合には、CPU101は、エー
ミング装置444のスイッチをOFFにして、エーミン
グ装置444が備える光源(図示省略)を消灯させると
ともに、衝突センサ(図示省略)を検知不能な状態に移
行させる(ステップS169)。
【0103】その後、CPU101は、シャッター機構
付きミラー440のシャッター軸443,443が備え
るモータ(図示省略)を回転駆動させて、シャッター4
42を回転移動させ、開口部440aがシャッター機構
付きミラー440の下部に位置するシャッター開状態に
移行させる(ステップS170)。
【0104】そして、CPU101は、デジタルカメラ
20によって被写体の前面の撮影を実行させ(ステップ
S171)、処理を終了する。
【0105】図15は、上記の撮影システム3により実
行される上面撮影処理を示すフローチャートである。こ
の上面撮影処理において、CPU101は、まず、シャ
ッター機構付きミラー440のシャッター軸443,4
43が備えるモータ(図示省略)を回転駆動させてシャ
ッター機構付きミラー440をシャッター閉状態にさせ
て(ステップS181)、エーミング装置444をON
にする(ステップS182)。
【0106】続いて、利用者によって被写体がセットさ
れると(ステップS183)、CPU101は、エーミ
ング装置444をOFFにする(ステップS184)。
【0107】ここで、利用者によって、撮影装置43が
備える各動作部が移動すべき位置が指定される(ステッ
プS185)。なお、ここで、各動作部の位置を指定す
る入力は、上記の前面撮影処理におけるステップS16
4(図14)と同様の方法によって可能である。
【0108】その後、CPU101は、撮影装置43の
各動作部を駆動制御させて所定の両だけ移動させ(ステ
ップS186)、ステップS185で指定された所定の
位置に達したか否かを判別する(ステップS187)。
ここで、まだステップS185で指定された位置に達し
ていなければステップS186に戻り、指定された位置
に達していれば、シャッター機構付きミラー440をシ
ャッター開状態に移行させる(ステップS188)。
【0109】そして、CPU101は、被写体の上面の
撮影をデジタルカメラ20によって実行させ(ステップ
S189)、処理を終了する。
【0110】以上のように、本発明を適用した第3の実
施の形態としての撮影システム3によれば、被写体台座
405上に戴置された被写体を、モータ403a,40
5a,407a等の各駆動部により移動可能なデジタル
カメラ20によって撮影する撮影装置42において、衝
突センサを有するエーミング装置444が取り付けられ
たシャッター機構付きミラー440を備え、被写体の前
面を撮影するために被写体台座405を上昇させる際に
は、シャッター機構付きミラー440を閉状態にして、
被写体がシャッター機構付きミラー440に衝突したこ
とを前記衝突センサによって検知すると、被写体台座4
05を下降させる。そして、被写体台座405の移動が
終了すると、シャッター機構付きミラー440をシャッ
ター開状態にして、デジタルカメラ20による撮影を実
行させる。
【0111】従って、被写体台座405を上昇させる際
に、被写体が上昇しすぎてケース401の上面に衝突し
てしまっても、シャッター機構付きミラー440等の破
損を招く恐れがない。そして、エーミング装置444が
有する衝突センサによって被写体の衝突を検知して、衝
突した場合には被写体台座405を下降させて被写体の
前面を撮影するので、被写体台座405が上昇しすぎた
場合であっても撮影不能となることがない。これによっ
て、被写体台座405を上昇させる際に目視で確認しな
がら上昇させる場合に比べて、手間を省くことができ、
作業効率を上げることができる。
【0112】また、被写体台座405の上面には、エー
ミング装置440によって昇順が投影されるので、利用
者は、容易に被写体を最適な位置にセットすることがで
き、撮影システムの操作をより手軽に行うことができ
る。
【0113】なお、上記第3の実施の形態において、シ
ャッター機構付きミラー440を柔軟な素材により構成
すれば、傷がつきやすい被写体を撮影する場合であって
も、被写体に傷を付けることなく上記一連の処理を実行
することができる。
【0114】
【発明の効果】請求項1記載の発明の撮影装置によれ
ば、撮影対象を昇降手段によって移動させる場合に、撮
影対象が鏡に対して所定の距離以内に接近したことを検
知するので、撮影対象の大きさ等に関係なく、鏡と撮影
対象とが所定の距離以内に接近したことを検知すること
ができる。これによって、撮影対象の大きさや形状に関
わらず、撮影対象と鏡との衝突を確実に防止することが
でき、目視によって確認しながら撮影対象を上昇させる
場合に比べて、大幅に手間を省くことができ、作業効率
の向上を図ることができる。
【0115】請求項2記載の発明の撮影装置によれば、
接近検出鏡に映った像を画像検出手段によって撮影し、
撮影画像に撮影対象の画像が写り始めたことから撮影対
象が上昇して鏡に所定の距離以内に接近していることを
検知するので、撮影対象が鏡に接近しすぎていること
を、例えば昇降手段により撮影対象が移動される前に撮
影された撮影画像と、撮影対象が移動され始めた時の撮
影画像とを比較することによって容易に検知することが
できる。また、例えば、画像検出手段の位置を固定して
おき、撮影対象が鏡から所定の距離に位置したときに始
めて撮影対象の像が画像検出手段の撮像面に投影される
ように接近検出鏡の位置と傾きとを調節しておけば、画
像検出手段により撮影を行うだけで撮影対象の状態を検
知することができ、容易に実現可能である。さらに、画
像検出手段を、撮影対象を撮影するカメラと、該カメラ
により撮影された撮影画像に撮影対象の画像が写り始め
たことを検出する手段とによって構成すれば、カメラを
流用することによってより容易に実現可能である。
【0116】請求項3記載の発明の撮影装置によれば、
接近検出鏡の周囲に、ケースの内面とは異なる所定の色
で着色された枠を備えるので、画像検出手段において、
撮影画像の中で前記所定の色で囲まれた範囲を検出し、
検出した範囲内に撮影対象の画像が写り始めたか否かを
検出すれば良い。これによって、画像検出手段における
処理を単純化する事ができ、より低コストで、高速に処
理が可能な撮影装置を提供することができる。
【0117】請求項4記載の発明の撮影装置によれば、
昇降手段によって撮影対象を移動させる際に、撮影対象
が鏡に接触してしまっても鏡が保護されるので、撮影対
象の大きさや形状に関係なく、鏡に傷が付く等の事態を
避けることができる。これによって、目視による確認等
の手間を省くことができ、作業効率の向上を図ることが
できる。
【0118】請求項5記載の発明の撮影装置によれば、
鏡の鏡面を開閉可能なシャッターで覆って、撮影対象と
接触した際に鏡面を保護するので、鏡面を確実に保護す
ることができる上、該シャッターを開閉することによっ
て鏡を利用した撮影にも影響しないようにすることがで
き、利便性を損なうこと無く確実に鏡面を保護すること
ができる。また、比較的簡単な構成によって開閉可能な
シャッターを用いることによって、より低コストで撮影
装置を提供することができる。
【0119】請求項6記載の発明の撮影装置によれば、
保護手段に撮影対象が接触したことを検知するので、接
触が検知された時点で昇降手段を停止させる等の処置を
とることができ、保護手段、或いは撮影対象や鏡に傷が
付く等の事態を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態における撮
影システム1の全体構成を示す外観斜視図である。
【図2】図1の画像処理装置10内部の制御系100の
構成を示すブロック図である。
【図3】図1の撮影システム1が備えるデジタルカメラ
20と撮影制御装置30における各内部の制御系20
0、300の構成を示すブロック図である。
【図4】図2の記憶装置106内に格納された撮影条件
テーブル(同図(a))と、撮影画像ファイル(同図
(b))との各構成を示す図である。
【図5】図1の撮影システム1における撮影装置40内
部の構成を示す断面図である。
【図6】図1の撮影装置40において各種撮影条件にお
ける各駆動部の動作状態を示す図であり、(a)は背の
低い被写体を撮影する場合の各駆動部の動作状態を示す
図、(b)は被写体の上面を撮影する場合の各駆動部の
動作状態を示す図、(c)は背の高い被写体を撮影する
場合の各駆動部の動作状態を示す図である。
【図7】図1の画像処理装置10が備えるCPU101
により実行される撮影処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】図7のステップS107に示す、指定された面
の撮影処理を詳細に示すフローチャートである。
【図9】図8のステップS122に示す自動画角制御処
理をより詳細に示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態としての撮影シス
テム2における撮影装置41の構成を示す横断面図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施の形態としての撮影シス
テム2が備えるCPU101により実行される前面撮影
処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施の形態としての撮影シス
テム3における撮影装置42の構成を示す横断面図であ
る。
【図13】図12に示すシャッター機構付きミラー44
0の構成をより詳細に示す図であり、(a)はシャッタ
ー開状態を示す図であり、(b)はシャッター閉状態を
示す図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態としての撮影シス
テム3が備えるCPU101により実行される前面撮影
処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施の形態としての撮影シス
テム3が備えるCPU101により実行される上面撮影
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影システム 10 画像処理装置 11 本体 12 ディスプレイ 13 キーボード 14 マウス 100 制御系 101 CPU 102 入力装置 103 RAM 104 I/F 105 表示装置 106 記憶装置 107 記憶媒体 108 バス 20 デジタルカメラ 201 I/F 202 カメラ制御部 203 画像メモリ 204〜206 モータ 207 ズーム 208 フォーカス 209 絞り 210〜212 ポテンショメータ 30 撮影制御装置 301 I/F 302 停止スイッチ 303 カメラ向き検出スイッチ 304 チルト台駆動制御部 305 被写体台座駆動制御部 306 フード駆動制御部 307 照明制御部 40,41,42 撮影装置 401 ケース 402 フード 403 カメラチルト台 403a モータ 403b ポテンショメータ 404 非常停止ボタン 405 被写体台座 405a モータ 405b ポテンショメータ 407 フード駆動部 407a モータ 407b ポテンショメータ 420 台座昇降検出鏡 430 凸面鏡 440 シャッター機構付きミラー 440a 開口部 441 ミラー 442 シャッター 443,443 シャッター軸 444 エーミング装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影対象を収容するケースと、該ケース外
    から前記撮影対象を撮影するカメラと、このカメラを前
    記撮影対象の位置に合わせて移動させる移動手段と、を
    備えた撮影装置であって、 前記撮影対象の上面の像を前記カメラの撮像面に対して
    投影する鏡と、 前記撮影対象を昇降移動させる昇降手段と、 この昇降手段によって前記撮影対象が移動され、前記撮
    影対象が前記鏡に所定の距離以内に接近したことを検知
    する検知手段と、 を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】前記検知手段は、 撮影を実行して該撮影により得られた撮影画像に前記撮
    影対象の画像が写り始めたことを検出する画像検出手段
    と、 前記撮影対象が前記鏡から所定の距離以内に位置する場
    合にのみ前記画像検出手段の撮像面に対して前記撮影対
    象の上面の像を投影する接近検出鏡と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】前記接近検出鏡は、その周縁部に前記ケー
    スの内面の色とは異なる所定の色で着色された枠を備
    え、 前記画像検出手段は、撮影により得られた撮影画像にお
    いて、前記鏡が備える枠の前記所定の色で囲まれた範囲
    の画像に、前記撮影対象の画像が写り始めたことを検出
    すること、 を特徴とする請求項2記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】撮影対象を収容するケースと、該ケース外
    より前記撮影対象を撮影するカメラと、このカメラを前
    記撮影対象の位置に合わせて移動させる移動手段と、を
    備えた撮影装置であって、 前記撮影対象の上面の像を前記カメラの撮像面に対して
    投影する鏡と、 前記撮影対象を昇降移動させる昇降手段と、 この昇降手段によって前記撮影対象が移動され、前記撮
    影対象が前記鏡に接触した場合に当該鏡を保護する保護
    手段と、 を備えることを特徴とする撮影装置。
  5. 【請求項5】前記保護手段は、前記鏡の鏡面を覆う開閉
    可能なシャッターであること、 を特徴とする請求項4記載の撮影装置。
  6. 【請求項6】前記昇降手段によって移動された前記撮影
    対象が前記保護手段に接触したことを検知する接触検知
    手段をさらに備えること、 を特徴とする請求項4または5に記載の撮影装置。
JP10340392A 1998-11-30 1998-11-30 撮影装置 Pending JP2000162673A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264592A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Aos Technologies Kk 3次元イメージ自動生成装置及び方法

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