JP2000161051A - 排気ガス浄化用触媒コンバ―タ― - Google Patents

排気ガス浄化用触媒コンバ―タ―

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JP2000161051A
JP2000161051A JP10375185A JP37518598A JP2000161051A JP 2000161051 A JP2000161051 A JP 2000161051A JP 10375185 A JP10375185 A JP 10375185A JP 37518598 A JP37518598 A JP 37518598A JP 2000161051 A JP2000161051 A JP 2000161051A
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JP
Japan
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mat
sealing material
holding sealing
exhaust gas
catalytic converter
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Pending
Application number
JP10375185A
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English (en)
Inventor
Keiichi Sakashita
敬一 阪下
Koji Fukushima
浩司 福島
Keiji Yamada
啓二 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み付け性の良好な排気ガス浄化用触媒コン
バータを得る。 【解決手段】触媒保持体と、触媒保持体の外側を被う金
属シェルと、その間に配置するアルミナ繊維マットから
なる保持シール材からなる排気ガス浄化用触媒コンバー
タにおいて、前記保持シール材の少なくとも金属シェル
に接触する側に織布を貼り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガス浄化用触媒コ
ンバーター、特に自動車等の排気ガス浄化用触媒コンバ
ーターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主として車両に搭載する排気ガス
浄化用触媒コンバーターにおいては、触媒保持体と前記
触保持体の外方を覆う金属製シェルと、両者の間に配置
した保持シール材よりなる。前記触媒保持体には白金等
の触媒が担持されている。触媒保持体としては、例えば
その断面をハニカム状に成形したコージェライト担体を
用いる。
【0003】次に、保持シール材について、現在はバー
ミキュライトとセラミックファイバー等との混合物であ
る熱膨張性保持シール材が主であるが、近年、排気ガス
規制の強化により排気ガス温度が著しく上昇しており、
従来の熱膨張性保持シール材では耐熱性が不十分である
ため、近年、無機繊維のマット状物からなる無膨張性保
持シール材が用いられつつある。前記保持シール材は、
自動車の走行中等において触媒保持体が外周の金属製シ
ェルと当接することによる破損を防ぎ、また、金属製シ
ェルと触媒保持体との間から排気ガスがリークすること
を防ぐために用いられている。
【0004】前記保持シール材を用いて排気ガス浄化用
触媒コンバーターを製造する方法は、外周の金属製シェ
ルを予め二分割しておいて、触媒保持体に巻き付けた無
機繊維シートを挟み込む方法(キャニング)が一般的で
ある。また、作業性の向上等から、金属製シェルを最初
からパイプ状にしておき、保持シール材を触媒保持体に
巻き付けたのち、かかるパイプ内へ圧入する方法や、金
属製シェルとするステンレス鋼板を断面C型もしくはU
型の筒状に成形し、その筒状金属製シェル内に、外周部
に保持シール材を触媒保持体に巻き付けて装着後、筒状
金属製シェルを締め付けてから溶接接合する方法が実施
されている。
【0005】尚、前記無機繊維のマット状物からなる無
膨張性保持シール材については、無機繊維のマット状物
が嵩高いため、前記触媒保持体への組み付け性を改善す
る必要があり、特開昭57−146954、特開昭59
−126023等に挙げられているように、有機フィル
ムを用いて真空パックする方法や、無機繊維のマット状
物に、有機バインダーを含浸,塗布することにより、マ
ット状物の厚みを小さくする試みがなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記無機繊維のマット
状物からなる無膨張性保持シール材(有機バインダーを
含浸,塗布された物も含む)を触媒保持体と金属シェル
の間に配置し排気ガス浄化用触媒コンバーターを組み立
てる場合、無機繊維のマット状物は嵩高くしかも表面の
滑りが悪いため、金属シェル同志を合わせる際、フラン
ジ部に保持シール材が噛み込むという問題点や、圧入の
際、金属シェルと保持シール材の摩擦抵抗により、担体
のみ圧入されてしまうという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上掲の問題点に関して鋭
意研究した結果、下記要旨構成にかかる本発明に想到し
た。即ち、請求項1に記載された発明は、触媒保持体
と、前記触媒保持体の外方を覆う金属製シェルとの間に
配置する結晶質アルミナ繊維マットからなる保持シール
材によって構成される排気ガス浄化用触媒コンバーター
において、前記保持シール材は、組み付け後の充填密度
が0.1〜0.6g/cmの範囲内になるように調整
されているアルミナ繊維マットに有機バインダーが1〜
10wt%含浸されており、かつ前記保持シール材に
は、少なくとも金属製シェルと接触する側に織布を貼り
付けることを特徴とする排気ガス浄化用触媒コンバータ
ーである。
【0008】まず、前記触媒保持体としては、例えばハ
ニカム状のものを用いる。また、前記触媒保持体には、
例えばコージェライト等により作成する。次に、前記保
持シール材は、結晶質アルミナ繊維のマット状物を用い
る。一般に、結晶質アルミナ繊維のマット状物は嵩高い
為、組み付け性の面から金属製シェルのフランジ部に前
記マット状物が噛み込む可能性がある。従って、アルミ
ナ繊維のマット状物に有機バインダーを1〜10wt%
含浸し、マット状物の嵩を極力抑え、さらに有機バイン
ダーを含浸したマット状物の金属シェルと接触する側に
織布を貼り付けることにより、表面の摩擦係数が低下す
るので、金属シェルへの組み付けが容易になる。織布の
貼り付けは、特に接着剤を用いなくともマット状物に含
浸した有機バインダーにより接着される。尚、かかる保
持シール材は触媒保持体と金属製シェルとの間に、0.
1〜0.6g/cmの範囲内の充填密度で配置する必
要がある。これは、充填密度が0.1g/cm未満の
場合、振動等によって触媒保持体がズレるのを防止する
ための必要面圧を確保することが困難であり、一方、
0.6g/cmより大きくすると繊維が圧壊してしま
い耐久性が劣化してしまう。
【0009】次に、前記保持シール材の少なくとも金属
シェル側に貼り付ける織布の種類及び材質は特に限定す
るものではないが、排気ガスの加熱により発生する燃焼
ガスの有害性の問題から、天然繊維を原料とするセルロ
ース系であると好適である。入手のしやすさからガーゼ
等が有効である。
【0010】
【実施例】実施例1 触媒保持体として外径φ130mm、長さ100mmの
コージェライトモノリスを用いた。金属製シェルは分割
状で上シェルと下シェルとからなる。前記上シェルと下
シェルは、共に断面が略半円形の殻である。その両端に
はボルト穴を有するフランジが設けられており、かかる
金属シェルは、肉厚1.5mm、SUS304を用い
た。又、保持シール材としては、樹脂バインダー(ラテ
ックス)を5%含浸させた、厚み8mm、嵩密度0.1
5g/cmの結晶質アルミナ繊維のマット状物を用
い、金属シェルと接触する側に材質がセルロースで平織
りの市販されているガーゼを貼り付け、排気ガス浄化用
コンバーターを製造した。
【0011】まず、ガーゼを貼り付けた結晶質アルミナ
繊維のマット状物を触媒保持体に巻き付け、巻き付けた
結晶質アルミナ繊維マットの合わせ部を粘着テープで仮
止めした後、分割状のシェルを重ね合わせ接合した。接
合後、上下シェルの合わせ部に保持シール材の噛み込み
はなかった。
【0012】実施例2 触媒保持体として外径φ130mm、長さ100mmの
コージェライトモノリスを用いた。金属製シェルは分割
状で上シェルと下シェルとからなる。前記上シェルと下
シェルは、共に断面が略半円形の殻である。その両端に
はボルト穴を有するフランジが設けられており、かかる
金属シェルは、肉厚1.5mm、SUS304を用い
た。又、保持シール材としては、樹脂バインダー(ラテ
ックス)を5%含浸させた、厚み8mm、嵩密度0.1
5g/cmの結晶質アルミナ繊維のマット状物を用
い、金属シェルと接触する側に厚み70μm、坪重18
g/mのポリオレフィン不織布を貼り付け、排気ガス
浄化用コンバーターを製造した。
【0013】まず、ポレフィン不織布を貼り付けた結晶
質アルミナ繊維のマット状物を触媒保持体に巻き付け、
巻き付けた結晶質アルミナ繊維マットの合わせ部を粘着
テープで仮止めした後、分割状のシェルを重ね合わせ接
合した。接合後、上下シェルの合わせ部に保持シール材
の噛み込みはなかった。
【0014】比較例 触媒保持体として外径φ130mm、長さ100mmの
コージェライトモノリスを用いた。金属製シェルは分割
状で上シェルと下シェルとからなる。前記上シェルと下
シェルは、共に断面が略半円形の殻である。その両端に
はボルト穴を有するフランジが設けられており、かかる
金属シェルは、肉厚1.5mm、SUS304を用い
た。又、保持シール材としては、樹脂バインダー(ラテ
ックス)を5%含浸させた、厚み8mm、嵩密度0.1
5g/cmの結晶質アルミナ繊維のマット状物を用
い、織布を貼り付けることなく、排気ガス浄化用コンバ
ーターを製造した。
【0015】まず、結晶質アルミナ繊維のマット状物を
触媒保持体に巻き付け、巻き付けた結晶質アルミナ繊維
マットの合わせ部を粘着テープで仮止めした後、分割状
のシェルを重ね合わせ接合した。接合後、上下シェルの
合わせ部に保持シール材の噛み込みが発生した。
【0016】
【発明の効果】このように嵩高い保持シール材の少なく
とも金属製シェルと接触する側に、織布を貼り付けるこ
とにより、前記嵩高い保持シール材を触媒保持体に巻き
付け、金属シェルに組み付ける際、その組み付け性が格
段に向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 浩司 岐阜県大垣市河間町3丁目200番地 イビ デン株式会社河間工場内 (72)発明者 山田 啓二 岐阜県大垣市河間町3丁目200番地 イビ デン株式会社河間工場内 Fターム(参考) 3G091 AA02 AB01 BA39 GA06 GB01Z GB10Z GB16Z GB17X GB19Z HA27 HA29 HA31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒保持体と、前記触媒保持体の外方を覆
    う金属製シェルとの間に配置する結晶質アルミナ繊維マ
    ットからなる保持シール材によって構成される排気ガス
    浄化用触媒コンバーターにおいて、 前記保持シール材は、組み付け後の充填密度が0.1〜
    0.6g/cmの範囲内になるように調整されている
    アルミナ繊維マットに有機バインダーが1〜10wt%
    含浸されており、かつ前記保持シール材には、少なくと
    も金属製シェルと接触する側に織布を貼り付けることを
    特徴とする排気ガス浄化用触媒コンバーター。
  2. 【請求項2】前記織布は、天然繊維を原料とするセルロ
    ース系、及びポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレ
    フィン、シリコン樹脂、ポリ塩化ビニル等の有機合成系
    であることを特徴とする排気ガス浄化用触媒コンバータ
    ー。
JP10375185A 1998-11-19 1998-11-19 排気ガス浄化用触媒コンバ―タ― Pending JP2000161051A (ja)

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