JP3527966B2 - 排気ガス浄化用コンバーターの組立方法 - Google Patents

排気ガス浄化用コンバーターの組立方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス浄化用コ
ンバーター、特に自動車等の排気ガス浄化用コンバータ
ーの組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主として車両に搭載する排気ガス
浄化用コンバーターにおいては、触媒保持体と前記触媒
保持体の外方を覆う金属製シェルと、両者の間に配置し
た無機繊維シートよりなる。前記触媒保持体には白金等
の触媒が担持されている。触媒保持体としては、例えば
その断面をハニカム状に成形したコージェライト担体を
用いる。
【0003】次に、無機繊維シートは、バーミキュライ
トとセラミックファイバー等との混合物が主であるが、
無機繊維のみからなるものも用いられている。前記無機
繊維シートは、自動車の走行中等において触媒保持体が
外周の金属製シェルと当接した際の破損を防ぎ、また、
金属製シェルと触媒保持体との間から排気ガスがリーク
することを防ぐために用いられている。又、前記無機繊
維シートをフィルムで真空パックし厚みを減少させるこ
とにより、前記触媒保持体への組付け性を改善する方法
が、特開平7−189677等に、また、前記無機繊維
シートをプラスチック材料で被覆して前記触媒保持体へ
巻き付ける方法が、特開平5−508897等に挙げら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記フィルムで真空パ
ックされた無機繊維シートを用いて排気ガス浄化用コン
バーターを製造する方法に於いては、一般のフィルムは
少なからず通気性があるため、真空パック直後に触媒保
持体へ組付けないと、真空パック内に空気が浸入し、無
機繊維シートの厚みが復元し、触媒保持体へ組付けでき
ないという問題があった。これに対し、真空パックのフ
ィルムを三層とし、通気性を無くしたものが用いられて
いるが、フィルムの厚みが厚くなるため、触媒保持体に
極めて巻き付け難いという問題があった。
【0005】また、前記無機繊維シートをプラスチック
材料で被覆して前記触媒保持体へ巻き付ける方法におい
ては、外周の金属製シェルを予め二分割しておいて、触
媒保持体に巻き付けた無機繊維シートを挟み込む方法
(キャニング)では有効であるが、作業性の向上等か
ら、金属製シェルを最初からパイプ状にしておき、触媒
保持体に巻き付けた無機繊維シートを圧入する方法にお
いては、圧入時に触媒保持体と前記無機繊維シートがず
れてしまうという問題があった。
【0006】さらに、前記無機繊維のみからなる結晶質
アルミナ繊維マットを排気ガス浄化用コンバーターに用
いる場合の充填密度は、排気ガスのシール性、触媒保持
体の保持、及び結晶質アルミナ繊維マット自体の嵩密度
のばらつきを考慮し0.25g/cm3は必要であるが、
前記フィルム内部を真空に減圧しておく方法では、大
気圧が限界な為結晶質アルミナ繊維マットの嵩密度は
0.23g/cm3が限界で あり、金属パイプへの充填嵩
密度は0.3g/cm3が限界である。また、特開平5−
508897においては、繊維材料がその両端部で好ま
しくは重なっているとあるが、金属パイプ状物に圧入す
る方法に於いては、部分的に高密度部分が発生するた
め、圧入が困難であるという問題があった。
【0007】また、前記触媒保持体は通常セラミック製
であり、外径寸法が直径で数%ばらついている。さら
に、前記パイプ状の金属製シェルの内径も真円で製造す
ることは困難であり、内径寸法は直径で数%ばらついて
いる。従って、触媒保持体と、パイプ状の金属製シェル
とのクリアランスに合わせた取り付け治具を設計するこ
とが困難であるという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本明細書におい
て、触媒保持体と、その外方を覆う金属製パイプとの間
に配置される結晶質アルミナ繊維マットと、該結晶質ア
ルミナ繊維マットよりも幅方向で大きく形成された有機
シートとを備え、金属製パイプの充填前の嵩密度が0.
10g/cm3以上で、金属製パイプ内に圧入した後の
嵩密度が0.25g/cm3〜0.50g/cm3となる
ように、外側に配された有機シートで前記結晶質アルミ
ナ繊維マットを前記触媒保持体に巻き付けてなることを
特徴とする結晶質アルミナ繊維マットを巻いた触媒保持
体、を提供するとともに、これを前記触媒保持体に巻き
付けた際、触媒保持体の外径の公差を吸収し、かつ排気
ガス浄化用コンバーターに組み付けた場合に、排気ガス
が漏れないように嵌合部を設けてなるものをも提供す
る。また、この触媒保持体を金属製パイプ内に圧入した
後、金属製パイプの両端をプレス加工で絞り、又はコー
ンなる金属製パイプを溶接してなることを特徴とする排
気ガス浄化用コンバーターをも提供する。そして、本
明は、触媒保持体と、その外方を覆う金属製パイプとの
間に配置する結晶質アルミナ繊維マットよりなる排気ガ
ス浄化用コンバーターの組立方法において、予め嵌合部
を設けた結晶質アルミナ繊維マットの外側を張力下で有
機シートを用いて嵩密度0.10g/cm3以上となる
ように被覆固定した後、前記有機シートの端部を前記触
媒保持体の端面側で固定し、次に、前記金属製パイプの
端部に周長が変わるようにスリット及び重ね合わせ部を
有する漏斗状の取り付け治具をセットした後、前記触媒
と有機シートを用いて被覆固定された結晶質アルミナ繊
維マットを圧入し、圧入した後の結晶質アルミナ繊維マ
ットの充填嵩密度を0.25g/cm3〜0.50g/
cm3とする排気ガス浄化用コンバーターの組立方法に
関するものである。又、前記有機シートは、好ましく
は、プラスチックフィルム、織布、不織布、紙のいずれ
か一種又は二種以上から選ばれる。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、前記触媒保持体としては、
例えばハニカム状のものを用いる。また、前記触媒保持
体は、例えばコージェライト、アルミナ、金属等により
作成する。次に、前記金属製パイプは、例えば断面が楕
円形、円形の筒である。
【0010】次に、前記結晶質アルミナ繊維マットは、
前記触媒保持体に巻き付けた際、触媒保持体の外径の公
差を吸収し、かつ排気ガス浄化用コンバーターに組み立
てた場合、排気ガスが漏れないように嵌合部を設ける。
嵌合部の長さは、組立時の作業性から、20〜30mmが
好適である。また、前記結晶質アルミナ繊維マットは、
作業性の面から予め樹脂を添加したものを用いてもよ
い。
【0011】次に、前記結晶質アルミナ繊維マットの外
側に有機シートを配して、張力をかけ前記触媒保持体に
巻き付けつける。この際、有機シートの寸法は、張力を
かけるためと、前記触媒保持体の端面側に固定するため
に、前記結晶質アルミナ繊維マットよりも幅方向で大き
いことが必要である。
【0012】取り付け方法としては、例えばテーブル上
にまず有機シートを置き、その上の中央部に前記結晶質
アルミナ繊維マットを置き、マットの端部に前記触媒保
持体を置く。次に、有機シートの端部を前記触媒保持体
に粘着テープ等で固定しておき、テーブル上方向に前記
触媒保持体を加圧しながら、のり巻きずしを作る要領で
前記触媒保持体を回転させて有機シートと結晶質アルミ
ナ繊維マットを巻き付けた後、有機シートの端部を有機
シートに粘着テープ等で固定する。また、粘着テープの
他に、接着剤を使用したり、熱融着等の方法をとること
もできる。
【0013】有機シートの材質は、ポリエチレン、シリ
コン樹脂、ポリ塩化ビニル、等のプラスチックフィル
ム。また、木綿、ナイロン、ポリエステル等の織布また
は不織布、クラフト紙、ボール紙等の紙。のいずれか一
種または二種以上から選べばよい。但し、加熱分解時、
発生するガスが有害でない成分のフィルムを選択する。
また、金属製パイプ内へのシール材の組付けが容易に
行われるためには、有機シートの表面が良好な潤滑性を
有することが好ましい、即ち表面の摩擦係数の低い材料
を用いることが好ましい。かかる点より、前記有機シー
トの材料の中でポリ塩化ビニル、ポリエチレンが最も好
ましい。
【0014】次に、結晶質アルミナ繊維マットの嵩密度
は、通常0.06〜0.10 g/cm3であるが、金属製
パイプ内への充填後の嵩密度を0.25g/cm3以上と
する ためには、充填前の状態で前記結晶質アルミナ繊
維マットの外側を張力下で拘束し嵩密度を0.10g/
cm3以上にしておく必要がある。嵩密度が0.10g/c
m3未満であると、前記金属製パイプ内へ圧入時にマット
の厚みが厚すぎて、圧入できないからである。嵩密度
は、0.15g/cm3〜0.20g/cm3が好適である。
【0015】次に、前記有機シートで前記結晶質アルミ
ナ繊維マットの外側を張力下で拘束して巻き付けてある
触媒保持体の端面側に、前記有機シートのはみ出してい
る部分を粘着テープ等で固定する。固定していないと、
前記金属製パイプ内への圧入時にマットがずれてしまう
ためである。
【0016】ついで、前記触媒保持体の外周に結晶質ア
ルミナ繊維マットを有機シートで巻き付けたものを金属
製パイプ内にプレス機を用いて圧入する。この際、圧入
後のマットの嵩密度を、0.25g/cm3以上とする為
に漏斗状 の取り付け治具が必要である。また、圧入後
のマットの嵩密度は、0.5g/cm3以下とする必要が
ある。0 .5g/cm3以上にすると、結晶質アルミナ繊
維マットの繊維が圧壊し、マット の復元力が低下して
しまうためである。0.3〜0.4g/cm3が好適であ
る。
【0017】漏斗状の取り付け治具は、触媒保持体の外
径と金属製パイプの内径の公差を吸収できるよう周長が
変わるようにスリット部及び重ね合わせ部を有する必要
がある。触媒保持体の外径と金属製パイプの内径寸法に
はばらつきがあり、漏斗状の取り付け治具がこの公差を
吸収できることが必要である。また、金属製パイプの端
部には通常バリ等が存在し、結晶質アルミナ繊維マット
の外周に配した有機シートの未圧入部分が膨張してしま
うのを防ぐため、前記漏斗状の取り付け治具の先端部
は、金属製パイプ内へ部分的に入っていることが必要で
ある。また、圧入時に有機シートが破損することを防ぐ
ため、前記取り付け治具の重ね合わせ部を「さね加工」
しておいたり、端部をR加工しておくことが好ましい。
【0018】次に、触媒保持体と結晶質アルミナ繊維マ
ットを圧入した後、金属製パイプの両端をプレス加工で
絞ったり、コーンと呼ばれる金属製のパイプを溶接し、
排気ガス浄化用コンバーターを製造する。
【0019】次に、前記構造の排気ガス浄化用コンバー
ターは、自動車製造工場において、排気ガスパイプに接
続される。そして、試運転の際には、高温度の排気ガス
によって、前記有機シートは焼却されてしまう。或い
は、前記有機シートは、コンバーターを排気ガスパイプ
に接続する前に焼却しても良い。また、前記構造の排気
ガス浄化用コンバーターが車両等へ組付けられた際にお
いても、前記有機シートの一部または全部が残留しても
構わない。
【0020】
【発明の作用及び発明の効果】本発明の製造方法による
排気ガス浄化用触媒コンバ−タ−においては、触媒保持
体と、前記触媒保持体の外方を覆う金属製パイプとの間
に配置する結晶質アルミナ繊維マットよりなる排気ガス
浄化用コンバーターにおいて、予め嵌合部を設けた結晶
質アルミナ繊維マットの外側を張力下で有機シートを用
いて嵩密度を0.10g/cm3以上となるように被覆固
定した後、前記有機シートの端部を前記 触媒保持体の
端面側で固定する。次に、前記金属製パイプの端部に周
長が変わるようにスリット及び重ね合わせ部を有する漏
斗状の取り付け治具をセットした後、前記触媒と有機シ
ートを用いて被覆固定された結晶質アルミナ繊維マット
を圧入し、圧入した後の結晶質アルミナ繊維マットの充
填嵩密度を0.25〜0.50g/cm3の範囲で触媒保
持体とマットを、金属製パイプ内の所定の位置へ容易
に設置することができる。
【0021】しかも、マットに剪断力が加わらないた
め、マツトは長期間にわたり優れた保持性及びシ−ル性
を維持する事が出来る。前記のごとく、本発明によれ
ば、保持、シ−ル層が高温で劣化することのない排気ガ
ス浄化用コンバーターを、組立てることが出来る。
【0022】
【実施例】実施例1 触媒保持体としてコージェライトモノリス外形130m
m、長さ100mm、金属製パイプとして内径138mm、
肉厚1.5mm、SUS409、長さ300mm、結晶質ア
ルミナ繊維マットとして厚み20mm、嵩密度0.06g
/cm3の結晶質ア ルミナ繊維(商品名デンカアルセン
電気化学工業株式会社製)、有機シートとして、厚さ5
0μmのポリエチレンシート、取り付け治具として、厚
み0.6mmの金属板を、大径側の内径を160mm、小径
側の外径を138mm、高さ50mm、周長が変わるように
重ね合わせ部分を30mm設けた漏斗状のものを用いて、
排気ガス浄化用コンバーターに断熱シール材を取り付け
た。
【0023】次に、取り付け方法について説明する。図
1に示すように、結晶質アルミナ繊維マット3を幅10
0mm、両端部に25mmの嵌合部を設けて長さ420mmの
寸法にカットしたものを、幅200mm、長さ500mmの
寸法にカットした有機シート5の中央部に置く。次に、
図2に示すように、前記マット3の端部に前記触媒保持
体1を置く。次に、有機シートの端部を前記触媒保持体
に粘着テープ4等で固定しておき、テーブル上方向に前
記触媒保持体を加圧しながら、のり巻きずしを作る要領
で前記触媒保持体を回転させて有機シートと結晶質アル
ミナ繊維マットを巻き付けた後、有機シートの端部を有
機シートに粘着テープ等で固定する。巻き付けた後のマ
ットの嵩密度は0.15g/cm3、厚みは8mmであっ
た。
【0024】次に、図3に示すように触媒保持体1と、
前記有機シートで巻き付けた結晶質アルミナ繊維マット
3がずれないように圧入側の端部を粘着テープ4によっ
て固定する。
【0025】次に図5に示す漏斗状の取り付け治具6の
小径側を金属製パイプ2にセットし、前記触媒保持体1
の外周部に、前記有機シート5で巻き付け固定した結晶
質アルミナ繊維マット3を油圧プレスを用いて金属製パ
イプ2の中央まで圧入する。尚、圧入前に漏斗状の取り
付け治具6と金属製パイプ2の内面及び、前記有機シー
トで巻き付けた結晶質アルミナ繊維マット3の外周部に
潤滑油を塗布しておいた。圧入した状態を図7に示す。
尚、この時の圧入荷重は、250〓kgfであり、マッ
トの充填密度は0.3g/cm3であった。更に、金属製
パイプ2の両端部をスピニング加工し、排気ガス浄化用
コンバーターとした。
【0026】比較例1 実施例1と同様の構成及び方法で、結晶質アルミナ繊維
マット3を有機シートで巻き付け嵩密度を0.08g/
cm3として金属製パイプ2に圧入しようとして みたが、
触媒保持体1と金属製パイプ2のクリアランスが4mmに
対して、巻き付けた後のマットの厚みは15mmであり、
圧入した後金属製パイプ2をカットして結晶質アルミナ
繊維マット3の装着状態を確認したところ、マット端部
が偏っていた。
【0027】比較例2 実施例1と同様の構成及び方法で、有機シートで巻き付
けた結晶質アルミナ繊維マット3の圧入側の端部を粘着
テープで固定せずに金属製パイプ2に圧入してようとし
てみたが、圧入側の端部がめくれてしまい圧入できなか
った。
【0028】比較例3 実施例1と同様の構成及び方法で、漏斗状の取り付け治
具6を用いずに金属製パイプ2に圧入しようとしてみた
が、比較例2と同様に圧入側の端部がめくれてしまい圧
入できなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】結晶質アルミナ繊維マットを有機シートの上に
置いた状態を示す平面図。
【図2】図1の状態を触媒保持体に巻き付けている状態
を示す側面図。
【図3】触媒保持体に結晶質アルミナ繊維マットを有機
シートで巻き付けた状態を示す正面図。
【図4】図3の状態を圧入側からみた状態を示す平面
図。
【図5】漏斗状の取り付け治具の斜視図。
【図6】漏斗状の取り付け治具を金属製パイプにセット
した状態を示す正面図。
【図7】結晶質アルミナ繊維マット、触媒保持体を金属
製パイプに圧入した状態を示す正面図。
【図8】金属製パイプ両端部を加工した排気ガス浄化用
コンバーターの正面図。
【符号の説明】
1・・・触媒保持体 2・・・金属製パイプ 3・・・結晶質アルミナ繊維マット 4・・・粘着テープ 5・・・有機シート 6・・・漏斗状の取り付け治具 61・・・漏斗状の取り付け治具のスリット及び重ね合
わせ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/28 B01D 53/86

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒保持体と、その外方を覆う金属製パ
    イプとの間に配置する結晶質アルミナ繊維マットよりな
    る排気ガス浄化用コンバーターの組立方法であって、 予め嵌合部を設けた結晶質アルミナ繊維マットの外側を
    張力下で有機シートを用いて嵩密度0.10g/cm3
    以上となるように被覆固定した後、前記有機シートの端
    部を前記触媒保持体の端面側で固定し、 次に、前記金属製パイプの端部に周長が変わるようにス
    リット及び重ね合わせ部を有する漏斗状の取り付け治具
    をセットした後、前記触媒と有機シートを用いて被覆固
    定された結晶質アルミナ繊維マットを圧入し、圧入した
    後の結晶質アルミナ繊維マットの充填嵩密度を0.25
    g/cm3〜0.50g/cm3とする排気ガス浄化用コ
    ンバーターの組立方法。
  2. 【請求項2】 触媒保持体と、その外方を覆う金属製パ
    イプとの間に配置する無機繊維シートよりなる排気ガス
    浄化用コンバーターの組立方法であって、 予め嵌合部を設けた無機繊維シートの外側を張力下で有
    機シートを用いて嵩密度0.10g/cm3以上となる
    ように被覆固定した後、前記有機シートの端部を前記触
    媒保持体の端面側で固定し、 次に、前記金属製パイプの端部に周長が変わるようにス
    リット及び重ね合わせ部を有する漏斗状の取り付け治具
    をセットした後、前記触媒と有機シートを用いて被覆固
    定された無機繊維シートを圧入し、圧入した後の無機繊
    維シートの充填嵩密度を0.25g/cm3〜0.50
    g/cm3とする排気ガス浄化用コンバーターの組立方
    法。
  3. 【請求項3】 前記有機シートがプラスチックフィル
    ム、織布、不織布、紙のいずれか一種又は二種以上から
    選ばれることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気
    ガス浄化用コンバーターの組立方法。
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