JP2000160895A - 車両用負荷制御装置 - Google Patents

車両用負荷制御装置

Info

Publication number
JP2000160895A
JP2000160895A JP34013098A JP34013098A JP2000160895A JP 2000160895 A JP2000160895 A JP 2000160895A JP 34013098 A JP34013098 A JP 34013098A JP 34013098 A JP34013098 A JP 34013098A JP 2000160895 A JP2000160895 A JP 2000160895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
vehicle
portable device
code
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34013098A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Iwasaki
幸雄 岩崎
Hiromitsu Mizuno
水野  博光
Yuji Shibagaki
雄次 柴垣
Toru Maeda
亨 前田
Keiji Yamamoto
圭司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP34013098A priority Critical patent/JP2000160895A/ja
Publication of JP2000160895A publication Critical patent/JP2000160895A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C9/00Individual registration on entry or exit
    • G07C9/00174Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys
    • G07C9/00309Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys operated with bidirectional data transmission between data carrier and locks
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C9/00Individual registration on entry or exit
    • G07C9/00174Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys
    • G07C2009/00753Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys operated by active electrical keys
    • G07C2009/00769Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys operated by active electrical keys with data transmission performed by wireless means
    • G07C2009/00793Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys operated by active electrical keys with data transmission performed by wireless means by Hertzian waves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両から送信されるリクエスト信号を受信し
た複数の携帯機から送信されるアンサーバック信号の混
信を防止する。 【解決手段】 シートスイッチ7がオフの状態におい
て、車両に搭載されたコントローラ2は送信回路5及び
アンテナコイル8〜11を介してリクエスト信号を送信
する。携帯機3は、そのリクエスト信号を受信回路20
で受信すると、送信回路21及びアンテナ25を介し
て、IDコードを含んだ制御信号フレームが1以上連続
して構成される制御信号ブロックをインターバル時間を
存して3ブロック配列した状態として構成されるアンサ
ーバック信号を送信する。各制御信号ブロックの制御信
号フレーム数とインターバル時間とは、リクエスト信号
を受信する毎にランダムに設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が携帯機を
所持して車両に接近することにより車両用負荷を自動的
に制御する車両用負荷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用負荷制御装置であるキー
レスエントリーシステムとして、例えば、車両に搭載さ
れた送信回路から磁界信号によるリクエスト信号を間欠
的に送信し、このリクエスト信号を受信したキー形又は
カード形の携帯機がIDコードを含むアンサーバック信
号を電波として送信するシステムが供されている。そし
て、車両に搭載された制御回路は、当該制御回路に接続
された受信回路により受信されたアンサーバック信号に
含まれるIDコードを検出し、このIDコードが車両側
に予め記憶されているIDコードと一致したことをもっ
て、車両用ドアをアンロック状態に制御する。
【0003】このキーレスエントリーシステムによれ
ば、使用者(運転者)が携帯機を所持して車両から離れ
ると、当該携帯機は車両からのリクエスト信号を受信で
きなくなりアンサーバック信号の送信を停止するので、
前記制御回路は車両用ドアをロック状態とする。一方、
使用者(運転者)が携帯機を所持して車両に接近する
と、当該携帯機は車両からのリクエスト信号を受信して
アンサーバック信号を送信するので、前記制御回路は車
両用ドアをアンロック状態とする。即ち、このキーレス
エントリーシステムは、使用者が携帯機を携帯所持して
いれば、使用者が何等の操作をすることもなく、自動的
に車両用ドアのロック、アンロック制御を可能とするも
のである。
【0004】しかしながら、従来の携帯機はリクエスト
信号を受信すると直ちにアンサーバック信号を送信する
ようになっていたので、夫々携帯機を所持した複数の使
用者或いは2つ以上の携帯機を所持した1人の使用者
が、車両からのリクエスト信号を受信可能な領域(受信
可能領域)に侵入した場合、これら複数の携帯機が同時
にリクエスト信号を受信しそれに応じて同時にアンサー
バック信号を送信するので混信が発生し、車両に搭載さ
れた受信回路がアンサーバック信号を正しく受信でき
ず、車両用ドアのロック、アンロック制御が正しく行わ
れないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この問題に対し、例え
ば特開平9−144411号公報に開示されたキーレス
エントリーシステムでは、各送信機(上記携帯機に相
当)は、車両から送信されるサーチ信号(上記リクエス
ト信号に相当)を受信すると、予め設定された遅延時間
を開けてIDコード信号(上記アンサーバック信号に相
当)を送信するように構成されている。そして、この場
合の遅延時間は、車両に設けられた受信機から送信され
た遅延時間情報に応じて各送信機に設定される。
【0006】上記システムによれば、異なる遅延時間を
有する送信機相互間については混信がなくなる。しか
し、この遅延時間の設定可能時間範囲は限られており、
場合によっては同じ遅延時間を有する送信機を所持する
使用者が受信可能領域に同時に存在する場合もあり得
る。この場合には、依然として混信が発生することにな
り、何れかの送信機を受信可能領域の外に出すか、若し
くは何れかの送信機の遅延時間の設定を変更する以外に
混信を避けることはできない。従って、上記キーレスエ
ントリーシステムは、完全に混信を防ぐシステムまでに
は至っていないものである。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、複数の携帯機が車両から送信されるリ
クエスト信号の受信可能領域に存在した場合であって
も、複数の携帯機から送信されるアンサーバック信号相
互間の混信を防止することのできる車両用負荷制御装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の車両用負荷制御装置は、車両側から送信さ
れたリクエスト信号を受信したことに応じてIDコード
を含むアンサーバック信号を送信可能な携帯機と、前記
車両側に設けられ前記リクエスト信号を間欠的に送信可
能な送信手段と、前記車両側に設けられ前記携帯機から
送信されたアンサーバック信号を受信可能な受信手段
と、前記車両側に設けられ、前記送信手段によりリクエ
スト信号を送信した後、前記受信手段により受信したア
ンサーバック信号に含まれるIDコードが予め設定され
たIDコードと一致したときに車両用負荷を制御する制
御手段とを備えた車両用負荷制御装置において、前記ア
ンサーバック信号は、前記IDコードを含む制御信号フ
レームが1以上からなる制御信号ブロックを、複数、イ
ンターバル時間を存して配列した状態に構成され、前記
携帯機は、前記リクエスト信号を所定回数受信する毎
に、前記アンサーバック信号の状態を変化設定させるよ
うに構成されたものである(請求項1)。
【0009】この構成によれば、車両側に設けられた送
信手段から間欠的にリクエスト信号が送信され、使用者
に所持された携帯機が車両に接近した状態において当該
リクエスト信号を受信すると、携帯機からはそれに応じ
てIDコードを含むアンサーバック信号が送信される。
車両側に設けられた制御手段は、受信手段により受信し
たアンサーバック信号からIDコードを検出し、当該I
Dコードが予め設定されたIDコードと一致したときに
車両用負荷を制御する。その結果、使用者は、携帯機を
所持して車両に近付くだけで車両用負荷の制御が可能と
なる。
【0010】このとき、携帯機から送信されるアンサー
バック信号は、IDコードを含む制御信号フレームが1
以上からなる制御信号ブロックを、複数、インターバル
時間を存して配列した状態に構成され、しかも、携帯機
がリクエスト信号を所定回数受信する毎にアンサーバッ
ク信号の状態が変化設定されるので、複数の携帯機が同
時にリクエスト信号を受信した場合であっても、各携帯
機から送信されるアンサーバック信号の状態は異なった
ものとなる。従って、各携帯機からは異なったタイミン
グで制御信号フレームが送信されることになり、アンサ
ーバック信号相互間の混信を防止することができる。
【0011】また、各携帯機から送信される制御信号ブ
ロックの1つが同一タイミングとなる場合が発生したと
しても、アンサーバック信号は、複数の制御信号ブロッ
クから構成されているので、アンサーバック信号に含ま
れる全ての制御信号ブロックが同一タイミングとなるこ
とは非常に起こりにくく、各携帯機から送信される制御
信号フレームは各アンサーバック信号内の何れかのタイ
ミングで混信することなく受信手段に到達することが可
能となる。
【0012】さらに、リクエスト信号を同時に受信する
携帯機の数が極めて多く、1つのアンサーバック信号を
構成する全ての制御信号ブロックで混信が発生した場合
であっても、上述したようにアンサーバック信号の状態
が所定間隔毎に変化設定されるので、混信により受信不
能となる状態が持続することがなくなり、より確実に混
信を防止することが可能となっている。
【0013】この構成において、アンサーバック信号の
状態の変化は、制御信号ブロックの制御信号フレームの
数を増減させたり(請求項2)、制御信号ブロックのイ
ンターバル時間を変えたり(請求項3)、制御信号ブロ
ックの数を増減させる(請求項4)ことにより設定され
るようにすることが好ましい。
【0014】これら何れの構成によっても、アンサーバ
ック信号内における制御信号フレームの配列状態を変え
ることができ、複数の携帯機から送信される制御信号フ
レーム相互間のタイミングをずらして混信を防ぐことが
できる。
【0015】一方、前記アンサーバック信号は、前記I
Dコードを含む制御信号フレームが1以上からなる制御
信号ブロックを、複数、インターバル時間を存してパタ
ーン列として配列して構成され、前記携帯機は、アンサ
ーバック信号として予め複数のパターン列を有してお
り、リクエスト信号を所定回数受信する毎に、当該複数
のパターン列を切り替えて送信するように構成されたも
のとすることが好ましい(請求項5)。
【0016】この構成によれば、携帯機は、アンサーバ
ック信号として予め複数のパターン列を有しているの
で、その複数のパターン列として、制御信号フレームが
同一タイミングとなりにくいパターンの組み合わせを選
択して用いることにより、複数の携帯機相互間の混信の
発生を防止することができる。このように、有限数のパ
ターン列を用いる場合、携帯機同士が同一のパターン列
を持つ場合が現れ得るが、本携帯機は、リクエスト信号
を所定回数受信する毎に当該複数のパターン列を切り替
えて送信するので、混信状態が持続することがなくなり
確実に混信を防止することが可能となっている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図を参照して説明する。図1は、車両用負荷制御装置の
電気的構成を概略的に示している。この図1において、
車両用負荷制御装置1は、車両に搭載されたコントロー
ラ2と、使用者(車両の運転者)により携帯所持される
例えばキー形状をなした携帯機3とから構成されてい
る。
【0018】コントローラ2は、制御手段としての制御
回路4、送信手段としての送信回路5、及び受信手段と
しての受信回路6を備えて構成されている。制御回路4
は、マイクロコンピュータを主体として構成されるもの
で、例えば運転席のシート内に設けられたシートスイッ
チ7がオフ状態即ち運転席に誰も着座していない状態に
あるときに、送信回路5及びその送信回路5に接続され
たアンテナコイル8〜11を介して、リクエスト信号を
磁気信号として間欠的に送信するようになっている。こ
の磁気信号は、例えば数msから数十msの幅を有する
ものであって、数十kHzから数百kHzの周波数を有
している。
【0019】これらアンテナコイル8〜11は、図2に
示すハッチバックタイプの車両12においては、例えば
運転席ドアのドアハンドル12Aの部分にアンテナ8が
設けられ、助手席ドアのドアハンドル12Bの部分にア
ンテナ9が設けられ、ハッチバックドアのドアハンドル
12Cの部分にアンテナ10が設けられている。さら
に、車両12内には、例えば運転席のシート12Dに埋
め込まれた状態として又はマップランプ(図示せず)付
近に位置して、アンテナコイル11が設けられている。
これらアンテナコイル8〜11から送信されるリクエス
ト信号に対する携帯機3の受信可能範囲は、夫々、例え
ば図2に示した受信可能領域A〜Dのようになってい
る。
【0020】また、図1における制御回路4は、受信回
路6を介して、携帯機3から電波信号として送信された
IDコードを含むアンサーバック信号を受信可能となっ
ている。そして、制御回路4は、そのアンサーバック信
号内のIDコードを検出し、その検出したIDコードと
予め不揮発性メモリ(図示せず)等に記憶されたIDコ
ードとの照合結果に基づいて、後述する各種車両用負荷
の制御を行うようになっている。
【0021】上記受信回路6には、2つの受信信号用の
アンテナ13、14が独立して設けられている。このう
ち、アンテナ13は高感度に設定され、携帯機3が受信
可能領域A、B、C、D(図2参照)の何れかの領域に
おいて送信したアンサーバック信号を受信可能となって
いる。これに対して、アンテナ14は低感度に設定さ
れ、携帯機3が受信可能領域D(図2参照)において送
信したアンサーバック信号のみを受信可能となってい
る。なお、受信回路6は、受信したアンサーバック信号
とともに、何れのアンテナ13又は14でそのアンサー
バック信号を受信したのかを制御回路4に対して出力す
るようになっている。
【0022】さらに、制御回路4には、運転席ドア、助
手席ドア、及びハッチバックドアのドアロック機構を制
御するための車両用負荷としてのドアロック制御装置1
5が接続されている。コントローラ2が携帯機3からの
信号に基づいて上記ドアロック制御装置15を制御する
構成は、所謂キーレスエントリーシステムの構成をなす
ものである。その他、制御回路4には、車両用負荷とし
て、ステアリングのロック機構を制御するためのステア
リングロック制御装置16と、エンジンへの燃料供給を
制御するエンジンマネージャ17とが接続されている。
【0023】一方、携帯機3は、電池18により動作す
る制御回路19、受信回路20、及び送信回路21を組
み込んで構成されている。制御回路19は、例えばマイ
クロコンピュータを主体に構成されるものであり、コン
トローラ2からのリクエスト信号の受信を監視し、その
リクエスト信号の受信に応じたアンサーバック信号の送
信を制御している。この送信の際、不揮発性メモリ(図
示せず)等に記憶されたIDコードが使用される。
【0024】受信回路20は、アンテナコイル22とコ
ンデンサ23とからなる並列共振回路と当該並列共振回
路からの信号を検波するための検波回路24とから構成
されるもので、コントローラ2から送信されたリクエス
ト信号を受信して制御回路19に与えるようになってい
る。
【0025】送信回路21は、制御回路19から出力さ
れる前記IDコードを含んだアンサーバック信号を、ア
ンテナ25を介して電波信号として送信可能に構成され
ている。このアンサーバック信号は、詳しくは後述する
が、IDコードを含んだ例えば24ビットの制御信号フ
レームが1又は複数連続して構成される制御信号ブロッ
クを、インターバル時間を存して複数配列した状態とし
て構成されるものであって、携帯機3が前記リクエスト
信号を所定回数(本実施例では後述するように毎回)受
信する毎に、アンサーバック信号の上記状態を変化設定
するようになっている。
【0026】次に、本実施例の作用について図2及び図
3も参照して説明する。図2において、車両12の運転
席に使用者(車両の運転者)が着座していない場合に
は、そのシート12D内に設けられたシートスイッチ7
がオフ状態となり、車両12に搭載されたコントローラ
2の制御回路4は、送信回路5及びアンテナコイル8〜
11を介してリクエスト信号を間欠的に送信する。
【0027】この状態において、携帯機3を所持した者
が車両12の周囲及び内部に形成されるリクエスト信号
の受信可能領域A〜Dに存在しないときは、制御回路4
は、携帯機3からのアンサーバック信号を受信しないの
で、ドアロック制御装置15により運転席ドア、助手席
ドア、及びハッチバックドアをロック状態に制御する。
このとき、ステアリングロック制御装置16によりステ
アリングはロック状態に制御され、エンジンマネージャ
17によりエンジンへの燃料供給は遮断状態に制御され
ている。
【0028】これに対し、コントローラ2の有するID
コードと同じIDコードを有する携帯機3(A)を所持
した運転者が受信可能領域Aに侵入し、それと同時に、
コントローラ2の有するIDコードと異なるIDコード
を有する携帯機3(B)及び3(C)を夫々所持した者
が受信可能領域B及びCに夫々侵入した場合(図2参
照)について図3を用いて説明する。
【0029】リクエスト信号とアンサーバック信号のタ
イミングチャートを示す図3において、コントローラ2
はリクエスト信号を一定時間T毎に間欠的に送信してい
る。携帯機3(A)、3(B)、3(C)は、夫々受信
回路20によって、時刻t10、t20、t30、…において
リクエスト信号を受信すると、送信回路21及びアンテ
ナ25を介して複数の制御信号ブロック(図3において
は全て3ブロック)から構成されるアンサーバック信号
を送信する。各制御信号ブロックは、IDコードを含ん
だ制御信号フレームが複数連続して構成されており(以
下、制御信号ブロックを構成するフレーム数を構成フレ
ーム数と称す)、各制御信号ブロック間にはインターバ
ル時間が確保されている。
【0030】即ち、時刻t10においてコントローラ2か
らリクエスト信号が送信されると、そのアンサーバック
信号として、携帯機3(A)は時刻t11、t14、t17に
おいて夫々構成フレーム数が3、3、2となる制御信号
ブロックを送信し、携帯機3(B)は時刻t11、t13、
t16において夫々構成フレーム数が3、3、3となる制
御信号ブロックを送信する。また、携帯機3(C)は時
刻t12、t15、t18において夫々構成フレーム数が2、
3、3となる制御信号ブロックを送信する。
【0031】そして、携帯機3(A)、3(B)、3
(C)の各制御回路19は、構成フレーム数とインター
バル時間(リクエスト信号の受信から最初の制御信号ブ
ロック信号を送信開始するまでの時間を含む)とを、リ
クエスト信号を所定回数受信する毎(図3においてはリ
クエスト信号を毎回受信する毎)に、アンサーバック信
号が次のリクエスト信号を受信するまでの間に送信完了
となる条件のもとで、ランダムに変化設定する。
【0032】従って、時刻t20においてコントローラ2
からリクエスト信号が送信されると、携帯機3(A)、
3(B)、3(C)は、夫々上述した状態とは異なる状
態のアンサーバック信号、即ち、携帯機3(A)は時刻
t22、t24、t27において夫々構成フレーム数が2、
3、2となる制御信号ブロックを送信し、携帯機3
(B)は時刻t21、t23、t26において夫々構成フレー
ム数が3、3、2となる制御信号ブロックを送信する。
また、携帯機3(C)は時刻t22、t25、t28において
夫々構成フレーム数が2、3、2となる制御信号ブロッ
クを送信する。
【0033】さて、本実施例の場合、時刻t11において
携帯機3(A)と3(B)から同時に構成フレーム数の
同じ制御信号ブロックが送信されるので、混信が発生
し、コントローラ2はこれら携帯機3(A)と3(B)
からのアンサーバック信号を正常に受信することができ
ない。しかしながら、携帯機3(A)、3(B)、3
(C)のアンサーバック信号は、夫々、タイミング(イ
ンターバル時間)がランダムに決定された3つの制御信
号ブロックから構成されているので、これら3つの制御
信号ブロックのうち何れかは他の携帯機3からの制御信
号ブロックとずれたタイミングで送信される蓋然性が高
く、携帯機3(A)、3(B)、3(C)の3つの制御
信号ブロックが全て混信によって無効化されてしまうこ
とは非常に起こりにくいものとなる。
【0034】その結果、図3に示すように、例えば時刻
t10におけるリクエスト信号に対しては、時刻t14、t
17における携帯機3(A)からの制御信号ブロック、時
刻t13、t16における携帯機3(B)からの制御信号ブ
ロック、時刻t12、t15、t18における携帯機3(C)
からの制御信号ブロックは、混信することなくコントロ
ーラ2に受信される。そして、コントローラ2の制御回
路4は、時刻t14における携帯機3(A)からの制御信
号ブロックに含まれるIDコードが、予めコントローラ
2に記憶されたIDコードと一致したことをもって、ド
アロック制御装置15を制御して各ドアをアンロック状
態とする。なお、受信可能領域Aに位置する携帯機3
(A)からの制御信号ブロックは低感度に設定されたア
ンテナ14を介しては受信されないので、制御回路4
は、依然としてステアリングをロック状態に保持すると
ともに、エンジンへの燃料供給を遮断した状態に保持す
る。
【0035】また、図示しないが、例えば携帯機3
(A)のアンサーバック信号を構成する3つの制御信号
ブロック全てが、他の何れかの携帯機3(B)、3
(C)の制御信号ブロックと同一タイミングとなった場
合であっても、各制御信号ブロックの構成フレーム数が
異なる場合には混信なく通信可能となる制御信号フレー
ムが存在するので、上述したようにドアをアンロックす
ることが可能となる。
【0036】さらに、アンサーバック信号における制御
信号ブロックの構成フレーム数とインターバル時間と
は、リクエスト信号を所定回数(図3においては1回)
受信する毎にランダムに変化設定されるようになってい
るので、混信によりドアのアンロックが不可能となる状
態が持続することは極めて発生しにくくなる。
【0037】このようにして、携帯機3(A)を所持し
た運転者がドアロックの解除された車両12に乗車して
受信可能領域Dに入ると、リクエスト信号に応答する携
帯機3(A)からのアンサーバック信号は、コントロー
ラ2のアンテナ14によっても受信可能となる。そし
て、制御回路4は、アンテナ14及び受信回路6を介し
て受信したアンサーバック信号に含まれるIDコードが
予め記憶されているIDコードと一致することを条件と
して、正規の運転者が乗車していると判断し、ステアリ
ングロック制御装置16によってステアリングのロック
を解除するとともに、エンジンマネージャ17によって
エンジンに対し燃料供給を可能に制御する。この際、運
転者が運転席に着座することによりシートスイッチ7が
オンとなるので、制御回路4はリクエスト信号の送信を
停止する。
【0038】以上述べたように、本実施例によれば、車
両12に搭載されるコントローラ2からのリクエスト信
号に応じて携帯機3から送信されるアンサーバック信号
が、IDコードを含んだ制御信号フレームが1以上連続
して構成される制御信号ブロックをインターバル時間を
存して3ブロック配列した状態として構成される点に特
徴を有する。
【0039】このアンサーバック信号の状態、即ち制御
信号ブロックの構成フレーム数及びインターバル時間は
ランダムに変化設定されるので、同時にリクエスト信号
を受信した複数の携帯機3がアンサーバック信号を送信
する場合であっても、混信の発生を防止することができ
る。
【0040】また、制御信号ブロックを構成する各制御
信号フレームは全て同じものであってIDコード含んで
いるので、携帯機3から送信される3つの制御信号ブロ
ック全てのタイミングが他の携帯機3から送信される制
御信号ブロックのタイミングと一致する場合であって
も、各制御信号ブロックを構成するフレーム数が異なる
限り、少なくとも1フレームについては混信なく通信す
ることが可能となり、より混信に強いシステムを実現し
ている。
【0041】さらに、アンサーバック信号の状態は、携
帯機3がリクエスト信号を毎回受信する毎にランダムに
変化設定されるので、仮にリクエスト信号に対する1つ
のアンサーバック信号が混信により無効化された場合で
あっても、その状態が持続することはない。このよう
に、車両用負荷制御装置1は、極めて混信の発生しにく
いシステムとして構成されている。
【0042】なお、本実施例においては、アンサーバッ
ク信号を3つの制御信号ブロックから構成したが、2又
は4以上の制御信号ブロックから構成しても良く、さら
に、携帯機3がリクエスト信号を所定回数だけ受信する
毎に、その構成ブロック数を例えばランダムに変化させ
るようにしても良い。この構成によれば、より混信に強
いシステムを構成できる。
【0043】また、本実施例においては、携帯機3がリ
クエスト信号を毎回受信する毎に、構成フレーム数及び
インターバル時間をランダムに変化設定したが、リクエ
スト信号を複数回受信する毎に変化設定するようにして
も良い。この場合、構成フレーム数及びインターバル時
間を規則的に変化設定するようにしても良い。また、携
帯機3に、予め複数のアンサーバック信号のパターン
列、即ち構成フレーム数、構成ブロック数、インターバ
ル時間の組み合わせ状態を記憶しておき、リクエスト信
号を所定回数受信する毎に、当該複数のパターン列を切
り替えて送信するように構成しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明の車両用負荷制御装置によれば、車両側から送信さ
れたリクエスト信号に対する携帯機からのアンサーバッ
ク信号が、IDコードを含む制御信号フレームが1以上
からなる制御信号ブロックを、複数、インターバル時間
を存して配列した状態に構成され、しかも、携帯機は、
リクエスト信号を所定回数受信する毎に前記アンサーバ
ック信号の状態を変化設定する。従って、リクエスト信
号を同時に受信した複数の携帯機がアンサーバック信号
を送信する場合において、携帯機からのアンサーバック
信号に含まれる全ての制御信号フレームが、他の携帯機
から送信される制御信号フレームと同一タイミングとな
ることは非常に起こりにくくなり、各携帯機から送信さ
れる制御信号フレームは混信することなく車両側に搭載
された受信手段に到達することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両用負荷制御装置の
電気的構成図
【図2】携帯機によるリクエスト信号の受信可能領域を
示した図
【図3】リクエスト信号とアンサーバック信号のタイミ
ングチャート
【符号の説明】
1は車両用負荷制御装置、3、3(A)、3(B)、3
(C)は携帯機、4は制御回路(制御手段)、5は送信
回路(送信手段)、6は受信回路(受信手段)、12は
車両、15はドアロック制御装置(車両用負荷)、16
はステアリングロック制御装置(車両用負荷)、17は
エンジンマネージャ(車両用負荷)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 博光 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 柴垣 雄次 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 前田 亨 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 山本 圭司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB65 DD06 EE02 EE07 FF27 FF36 HH02 JJ03 KK03 LL00 LL01 LL18 SS06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両側から送信されたリクエスト信号を
    受信したことに応じてIDコードを含むアンサーバック
    信号を送信可能な携帯機と、 前記車両側に設けられ前記リクエスト信号を間欠的に送
    信可能な送信手段と、 前記車両側に設けられ前記携帯機から送信されたアンサ
    ーバック信号を受信可能な受信手段と、 前記車両側に設けられ、前記送信手段によりリクエスト
    信号を送信した後、前記受信手段により受信したアンサ
    ーバック信号に含まれるIDコードが予め設定されたI
    Dコードと一致したときに車両用負荷を制御する制御手
    段とを備えた車両用負荷制御装置において、 前記アンサーバック信号は、前記IDコードを含む制御
    信号フレームが1以上からなる制御信号ブロックを、複
    数、インターバル時間を存して配列した状態に構成さ
    れ、 前記携帯機は、前記リクエスト信号を所定回数受信する
    毎に、前記アンサーバック信号の状態を変化設定させる
    ように構成されていることを特徴とする車両用負荷制御
    装置。
  2. 【請求項2】 アンサーバック信号の状態の変化は、制
    御信号ブロックの制御信号フレームの数を増減させるこ
    とにより設定されるようになっていることを特徴とする
    請求項1記載の車両用負荷制御装置。
  3. 【請求項3】 アンサーバック信号の状態の変化は、制
    御信号ブロックのインターバル時間を変えることにより
    設定されるようになっていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の車両用負荷制御装置。
  4. 【請求項4】 アンサーバック信号の状態の変化は、制
    御信号ブロックの数を増減させることにより設定される
    ようになっていることを特徴とする請求項1記載の車両
    用負荷制御装置。
  5. 【請求項5】 車両側から送信されたリクエスト信号を
    受信したことに応じてIDコードを含むアンサーバック
    信号を送信可能な携帯機と、 前記車両側に設けられ前記リクエスト信号を間欠的に送
    信可能な送信手段と、 前記車両側に設けられ前記携帯機から送信されたアンサ
    ーバック信号を受信可能な受信手段と、 前記車両側に設けられ、前記送信手段によりリクエスト
    信号を送信した後、前記受信手段により受信したアンサ
    ーバック信号に含まれるIDコードが予め設定されたI
    Dコードと一致したときに車両用負荷を制御する制御手
    段とを備えた車両用負荷制御装置において、 前記アンサーバック信号は、前記IDコードを含む制御
    信号フレームが1以上からなる制御信号ブロックを、複
    数、インターバル時間を存してパターン列として配列し
    て構成され、 前記携帯機は、アンサーバック信号として予め複数のパ
    ターン列を有しており、リクエスト信号を所定回数受信
    する毎に、当該複数のパターン列を切り替えて送信する
    ことを特徴とする車両用負荷制御装置。
JP34013098A 1998-11-30 1998-11-30 車両用負荷制御装置 Pending JP2000160895A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34013098A JP2000160895A (ja) 1998-11-30 1998-11-30 車両用負荷制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34013098A JP2000160895A (ja) 1998-11-30 1998-11-30 車両用負荷制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000160895A true JP2000160895A (ja) 2000-06-13

Family

ID=18334021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34013098A Pending JP2000160895A (ja) 1998-11-30 1998-11-30 車両用負荷制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000160895A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026638A1 (ja) * 2005-08-30 2007-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 認証装置
JP2010077602A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Alps Electric Co Ltd 車両のキーレスエントリー装置の製造方法
US8080741B2 (en) 2007-06-20 2011-12-20 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Printed circuit board
JP2016108826A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 株式会社デンソー 通信システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026638A1 (ja) * 2005-08-30 2007-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 認証装置
US8080741B2 (en) 2007-06-20 2011-12-20 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Printed circuit board
JP2010077602A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Alps Electric Co Ltd 車両のキーレスエントリー装置の製造方法
JP2016108826A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 株式会社デンソー 通信システム
US10160421B2 (en) 2014-12-08 2018-12-25 Denso Corporation Communication system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3988618B2 (ja) 車両の遠隔制御装置
US7429922B2 (en) Portable unit locating system and method
JP2602632B2 (ja) 乗物内の遠隔操作式キーレスエントリーシステム用の乗物の受信機
US9126564B2 (en) Communication apparatus for vehicle
US10160421B2 (en) Communication system
US9102299B2 (en) System and method for determining driver identification by a remote device
JP2000104429A (ja) 車載機器遠隔制御装置
CN109658547B (zh) 车辆共享系统
JP6061085B2 (ja) スマートエントリーシステム
JP3546041B2 (ja) 車載機器通信制御装置
JPH08312213A (ja) 自動車のドアの錠をあける方法
JP2007528948A (ja) 車両用遠隔操作装置とそれを用いた車両用遠隔操作システム
CN111094082B (zh) 车辆共享系统
TW200517284A (en) Door unlocking controller and control method thereof
JP4587064B2 (ja) スマートキーレス制御装置
JP2008106579A (ja) 車両のスマートキーレス装置
US6538559B1 (en) Remote control apparatus and remote control method
US20070115095A1 (en) Occupant approach detection apparatus, occupant approach detection system, and occupant approach detection method
JP2017214792A (ja) 車両用認証システム及び携帯機
JP2000160895A (ja) 車両用負荷制御装置
JP2002021386A (ja) 電波式キーシステム
JP2010013077A (ja) 車載機器制御システム
JPH09279917A (ja) キーレスエントリ装置
JP2001040921A (ja) スマートエントリシステム
JP4005777B2 (ja) 車両用キーレスエントリー装置