JP2000159639A - 育毛剤 - Google Patents
育毛剤Info
- Publication number
- JP2000159639A JP2000159639A JP10375251A JP37525198A JP2000159639A JP 2000159639 A JP2000159639 A JP 2000159639A JP 10375251 A JP10375251 A JP 10375251A JP 37525198 A JP37525198 A JP 37525198A JP 2000159639 A JP2000159639 A JP 2000159639A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bamboo vinegar
- extract
- bamboo
- hair
- hair restorer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】竹の顕著な成長力を利用した、竹酢又は竹酢エ
キスによる新規な育毛剤を提供する。 【解決手段】竹酢又は竹酢から得られたエキス分を主成
分として含有する育毛剤、もしくはこの竹酢エキス分を
有機溶剤によって抽出されたものである育毛剤。
キスによる新規な育毛剤を提供する。 【解決手段】竹酢又は竹酢から得られたエキス分を主成
分として含有する育毛剤、もしくはこの竹酢エキス分を
有機溶剤によって抽出されたものである育毛剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然資源を原料と
した育毛剤に関する。
した育毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化に加えて、人間関係の複雑
化などに起因したストレス、栄養過多、食事の洋風化、
染毛剤の多用化などによって脱毛が増大する傾向にあ
り、日本では成人男子の約30%以上が男性型脱毛症で
あると判断されている。このため従来100種以上の発
毛剤や育毛剤が発売されているが、皮膚への刺激を行う
メントールやアルコールを主成分としたものが大半であ
り、実際に有効な薬効を有したものは皆無に等しく、有
効な育毛剤の開発が待たれているのが現状である。
化などに起因したストレス、栄養過多、食事の洋風化、
染毛剤の多用化などによって脱毛が増大する傾向にあ
り、日本では成人男子の約30%以上が男性型脱毛症で
あると判断されている。このため従来100種以上の発
毛剤や育毛剤が発売されているが、皮膚への刺激を行う
メントールやアルコールを主成分としたものが大半であ
り、実際に有効な薬効を有したものは皆無に等しく、有
効な育毛剤の開発が待たれているのが現状である。
【0003】本発明者らはこのような現状に鑑み、竹の
顕著な成長力が育毛を助長できると確信し、種々検討し
た結果、頭頂部の永久脱毛箇所に竹酢を塗り、マッサー
ジを反復していたところ、発毛がみられ、本発明を完成
したものである。
顕著な成長力が育毛を助長できると確信し、種々検討し
た結果、頭頂部の永久脱毛箇所に竹酢を塗り、マッサー
ジを反復していたところ、発毛がみられ、本発明を完成
したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の育毛
剤は、竹酢又は竹酢から得られたエキス分を主成分とし
て含有することを特徴とするものである。又、本発明に
おいて、竹酢のエキス分は有機溶剤によって抽出された
ものであることを特徴とするものである。
剤は、竹酢又は竹酢から得られたエキス分を主成分とし
て含有することを特徴とするものである。又、本発明に
おいて、竹酢のエキス分は有機溶剤によって抽出された
ものであることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】竹酢は天然の竹から得られるもの
であり、タール性状となっており、そのまま育毛剤とし
て使用することも可能である。この場合には、アルコー
ル類などによって所定の濃度に調整して用いることが好
ましい。
であり、タール性状となっており、そのまま育毛剤とし
て使用することも可能である。この場合には、アルコー
ル類などによって所定の濃度に調整して用いることが好
ましい。
【0006】また、竹酢の成分中には酢酸やタール分が
含まれており、これらの成分に起因した臭気が使用の際
に不具合となることもある。このため、タール状の竹酢
を減圧で濃縮乾固して酢酸類を除いた後、有機溶剤によ
って臭気発生の著しい不溶性のタール分を除去し、その
後、有機溶剤を蒸発等によって除くことにより臭気を抑
制或いは消失させた有効なエキス分を用いることも可能
である。
含まれており、これらの成分に起因した臭気が使用の際
に不具合となることもある。このため、タール状の竹酢
を減圧で濃縮乾固して酢酸類を除いた後、有機溶剤によ
って臭気発生の著しい不溶性のタール分を除去し、その
後、有機溶剤を蒸発等によって除くことにより臭気を抑
制或いは消失させた有効なエキス分を用いることも可能
である。
【0007】抽出に用いる有機溶剤としては、エチルア
ルコールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素類、メチルエーテルやエチ
ルエーテルなどのエーテル類、酢酸エステル類、クロロ
ホルム、四塩化炭素などを使用することができる。
ルコールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素類、メチルエーテルやエチ
ルエーテルなどのエーテル類、酢酸エステル類、クロロ
ホルム、四塩化炭素などを使用することができる。
【0008】竹酢からエキス分を抽出する場合には、竹
酢1重量部に対して1〜20重量部、好ましくは5〜1
0重量部の有機溶剤を用いる。抽出温度、抽出時間には
特に制限はないが、室温〜有機溶剤の沸点の温度域で行
うことが好ましく、30〜100°C、より好ましくは
50〜80°Cの温度域が良好である。室温で抽出する
場合には、1〜10日、有機溶剤の沸点付近で抽出する
場合には、1〜48時間で終了することができる。
酢1重量部に対して1〜20重量部、好ましくは5〜1
0重量部の有機溶剤を用いる。抽出温度、抽出時間には
特に制限はないが、室温〜有機溶剤の沸点の温度域で行
うことが好ましく、30〜100°C、より好ましくは
50〜80°Cの温度域が良好である。室温で抽出する
場合には、1〜10日、有機溶剤の沸点付近で抽出する
場合には、1〜48時間で終了することができる。
【0009】抽出液と抽出残渣との分離は遠心分離、濾
過などによって行う。得られた抽出液は、減圧濃縮など
によって有機溶剤を除去することにより、エキス分を得
ることができる。なお、得られたエキス分は凍結乾燥し
ても良く、それにより長期保存が可能となる。
過などによって行う。得られた抽出液は、減圧濃縮など
によって有機溶剤を除去することにより、エキス分を得
ることができる。なお、得られたエキス分は凍結乾燥し
ても良く、それにより長期保存が可能となる。
【0010】又、竹酢又はそのエキス分は通常の頭髪剤
原料と配合することにより、溶液状又はクリーム状の育
毛剤として使用することができる。使用に際しては、こ
れらを単に頭部に塗布するか或いは単に頭部にふりかけ
ても良く、ふりかけた後、マッサージして擦り込んでも
良い。
原料と配合することにより、溶液状又はクリーム状の育
毛剤として使用することができる。使用に際しては、こ
れらを単に頭部に塗布するか或いは単に頭部にふりかけ
ても良く、ふりかけた後、マッサージして擦り込んでも
良い。
【0011】(実施例1)タール状の竹酢100mlを
真空下で濃縮乾固し、得られた残渣0.5gに酢酸エチ
ル50mlを加え、60゜Cで抽出することにより、不
溶性のタール分と分離した。この抽出剤を再び濃縮乾固
することにより、約0.4gの竹酢のエキス分を得た。
真空下で濃縮乾固し、得られた残渣0.5gに酢酸エチ
ル50mlを加え、60゜Cで抽出することにより、不
溶性のタール分と分離した。この抽出剤を再び濃縮乾固
することにより、約0.4gの竹酢のエキス分を得た。
【0012】又、同様な抽出剤をエチルアルコール、エ
チルエーテル、クロロホルムで行っても、同様なエキス
を得ることができた。
チルエーテル、クロロホルムで行っても、同様なエキス
を得ることができた。
【0013】(実施例2)以下に、育毛剤の配合比を記
載する。 育毛剤A 実施例1のエキス分 2.0g パントテニルエチルエーテル 0.5g 酢酸トコフェノール 0.01g サリチル酸 0.2g 1−メントール 0.3g 酢酸ジフェヒドラミン 0.1g この配合比の各成分をエタノール100mlに溶解する
ことにより、育毛剤とした。
載する。 育毛剤A 実施例1のエキス分 2.0g パントテニルエチルエーテル 0.5g 酢酸トコフェノール 0.01g サリチル酸 0.2g 1−メントール 0.3g 酢酸ジフェヒドラミン 0.1g この配合比の各成分をエタノール100mlに溶解する
ことにより、育毛剤とした。
【0014】育毛剤B 実施例1のエキス分 2.0g ヒノキチオール 0.05g パントテニルエチルエーテル 1.0g 酢酸トコフェノール 0.01g サリチル酸 0.2g 1−メントール 0.3g 酢酸ジフェヒドラミン 1.0g この配合比の各成分をエタノール100mlに溶解する
ことにより、育毛剤とした。
ことにより、育毛剤とした。
【0015】育毛剤C 実施例1のエキス分 5g スクワラン 15g グリセリン 5g プロピレングリコール 5g ステアリン酸 3g ステアリンアルコール 3.5g ワセリン 2g ステアリルグリセリド 2g 水酸化カリウム 0.2g 安息香酸ブチル 0.5g この配合比の成分を精製水63.25gに均一に混ぜる
ことにより、クリーム状とした。
ことにより、クリーム状とした。
【0016】(実施例3)体重20g前後のマウスの臀
部付近を刈毛した後、除毛クリームを塗布し、ぬるま湯
を浸したガーゼで拭った後、刈毛した複数の各部分に対
して、実施例2の育毛剤A、B、Cを塗布した。投与
後、5日目、12日目に抜毛し、毛の長さを測定したと
ころ、いずれも3〜5mmの長さとなっており、明らか
に育毛効果があることが判明した。
部付近を刈毛した後、除毛クリームを塗布し、ぬるま湯
を浸したガーゼで拭った後、刈毛した複数の各部分に対
して、実施例2の育毛剤A、B、Cを塗布した。投与
後、5日目、12日目に抜毛し、毛の長さを測定したと
ころ、いずれも3〜5mmの長さとなっており、明らか
に育毛効果があることが判明した。
【0017】
【発明の効果】このように、本発明の育毛剤は、竹酢又
は竹酢のエキス分を有効成分として含有するため、良好
な育毛を行うことができる。
は竹酢のエキス分を有効成分として含有するため、良好
な育毛を行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599003109 有限会社山水 栃木県大田原市鹿畑字向山1080番地1 (72)発明者 寺西 忠幸 大阪府吹田市江坂町1丁目22番26号 (72)発明者 寺西 俊幸 大阪府吹田市江坂町1丁目22番26号 (72)発明者 西脇 修二 東京都墨田区石原4丁目14番12号 (72)発明者 山本 兼市 栃木県大田原市鹿畑字向山1080番地1 (72)発明者 渡部 民雄 新潟県佐渡郡赤泊村大字新保562番地1 (72)発明者 久郷 威彦 東京都大田区北千束2丁目52番2号 (72)発明者 今田 勝美 千葉県船橋市大穴北2丁目2番5号 Fターム(参考) 4C083 AA111 AB032 AC012 AC022 AC072 AC122 AC242 AC422 AC472 AC482 AC552 AC642 AD532 AD552 AD662 CC37 4C088 AB76 AC05 BA08 BA10 NA14 ZA92
Claims (2)
- 【請求項1】竹酢又は竹酢から得られたエキス分を主成
分として含有することを特徴とする育毛剤。 - 【請求項2】前記竹酢のエキス分は有機溶剤によって抽
出されたものであることを特徴とする請求項1記載の育
毛剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10375251A JP2000159639A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 育毛剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10375251A JP2000159639A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 育毛剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159639A true JP2000159639A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18505218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10375251A Pending JP2000159639A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 育毛剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000159639A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013253990A (ja) * | 2013-09-11 | 2013-12-19 | Shiseido Co Ltd | シミを有する蓋然性を評価する方法 |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP10375251A patent/JP2000159639A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013253990A (ja) * | 2013-09-11 | 2013-12-19 | Shiseido Co Ltd | シミを有する蓋然性を評価する方法 |
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