JP2000159635A - 育毛剤 - Google Patents

育毛剤

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JP2000159635A
JP2000159635A JP10331398A JP33139898A JP2000159635A JP 2000159635 A JP2000159635 A JP 2000159635A JP 10331398 A JP10331398 A JP 10331398A JP 33139898 A JP33139898 A JP 33139898A JP 2000159635 A JP2000159635 A JP 2000159635A
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plant
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JP10331398A
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Chika Hamada
千加 浜田
Tadahito Takahashi
唯仁 高橋
Masahiro Ota
正弘 大田
Kenichi Umishio
健一 海塩
Masahiro Tajima
正裕 田島
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】毛乳頭等からなる毛根の働きを活発化するIG
F−Iないしインスリンと同じ作用が認められる植物由
来成分を見出し、これを有効成分とする、作用点が明確
であり、かつ特徴的な育毛剤を提供すること。 【解決手段】アオイ科マルウァウィスクス(Malviavisc
us)属、センダン科アザディラクタ(Azadirachta
属、キク科アキロクリネ(Achyrocline )属、マメ科カ
エサルピニア(Caesalpinia )属、マメ科エンタダ(En
tada)属、スイカズラ科スイカズラ(Lonicera)属及びウ
コギ科キズタ(Hedera)属からなる群から選ばれる植物の
抽出物に、所望するインスリン様活性が認められること
を見出し、これら植物の抽出物を有効成分とする育毛剤
を提供することにより、この課題を解決し得ることを見
出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、育毛剤に関する技
術分野の発明である。より詳細には、インスリン様の作
用によって、毛根の毛母細胞等の活動を活性化させるこ
とにより、育毛がなされる育毛剤に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会、ストレス社会といわれる現
代社会では、頭部毛髪が様々な原因により、脱毛の危機
にさらされる機会がますます多くなってきている。これ
に対応して、より優れた「育毛剤」を提供すべく、様々
な試みがなされいている。しかしながら、このような試
みにもかかわらず、従来の養毛剤では、その脱毛防止、
発毛効果等の育毛作用は、必ずしも充分なものではなか
った。これは、おそらく脱毛の原因が様々であり、ま
た、発毛の機構も非常に複雑であるためと考えられてい
る。今まで提供されている育毛剤は、脱毛を比較的大雑
把な概念、言い換えれば漫然と「脱毛」という現象のみ
を捉えて開発されており、そのメカニズムにまで突っ込
んで開発されたものは決して多くない。
【0003】仮に、その作用点が明らかにされた育毛剤
が開発されれば、より明確な形で、症状等に応じて育毛
剤を選択又は組み合わせて、脱毛等を防止することが可
能であり、より効果的なヘアケアを行うことが可能にな
る。そこで、より明確かつ特徴的な育毛作用を有する成
分を見出し、かかる成分を有効成分とする育毛剤を提供
することが、産業界で求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この育毛作用に関し
て、最近、画期的な事実が明らかになった。すなわち、
血中のインスリン様成長因子−I(IGF−I)が上昇
している者に、多毛症になる者が認められるという報告
がなされ、このIGF−Iが、育毛に対して何らかの作
用を及ぼしていることが示唆された[Freinkel N:Implic
ations of diabetes in pregrancy for developmental
biology. Verhandlungen derdeutshen gesellschaft fu
r innere medizin 93:p266-274(1987)]。
【0005】さらに、このIGF−Iの育毛作用につい
ては、ヒト器官培養系で、IGF−Iの他に、インスリ
ンにおいても認められること[Pilpott MP,Sanders DA,K
ealey T:Effects of insulin and insulin-like growth
factors on cultured humanhair follicles:IGF-I at
physoliogic concentrations is an important regulat
or of hair follicle growth in vitro.The journal of
investigative dermatology 102:p857-861(1994)] 、
ヒトヒゲ毛包由来毛乳頭、外毛根鞘細胞培養での男性ホ
ルモン依存性外毛根鞘細胞の生育を、IGF−I抗体が
阻害すること[Itami S, Kurata S, Sonoda T, Takayasu
S:Interaction between dermal papilla and follicul
ar epithelial cells in vitro:effect of anarogen.:B
ritish journal of dermatology 132:p527-532(1995)]
、ラットの毛周期における退行期においては、IGF
−IのmRNAレベルが低下すること[Little JC,Westg
ateGE,Erans A,Granger SP:Cytokine gene expression
in intact anagen rat hairfollicles.The journal of
investigative dermatology 103:p715-720(1994)]、
【0006】IGF−I受容体が、細胞分裂の盛んな毛
母細胞において特異的に発現していること[Hodak E, Go
ttlieb AB, Anzilotti M, Krueger JG: the insulin-li
ke growth factor 1 receptor is expressed by epithe
mal cells with proliferative potential in human ep
idermis and skin appendages: correlation of increa
sed expression with epidemal hyperplasia. The jour
nal of investigativedermatology 106:p564-570(199
6)]、及びヒト毛乳頭細胞においてIGF−Iが発現し
ていること[Tavakkol A, Elder JT, Griffiths CEM, Co
oper KD, TalwarH, Fisher GJ, Keane KM, Foltin SK,
Voorheas JJ: Expression of growth hormone recepto
r, insulin-like growth factor 1(IGF-1) and IGF-1 r
eceptor mRNA and proteins in human skin. The journ
al of investigative dermatology99:p343-349(1992)]
等が明らかになっている。
【0007】すなわち、IGF−Iないしインスリン
が、毛乳頭等からなる毛根の働きを活発化することで、
育毛作用が認められることが明らかになり、現に、IG
F−Iを有効成分とする育毛剤が既に知られている(特
公平4−60567号公報等)。しかしながら、IGF
−Iにしても、インスリンにしても、動物由来成分であ
り、分子量が大きいため、外用塗布による経皮吸収が困
難である等の問題が認められる。
【0008】そこで、本発明が解決する課題は、このI
GF−Iやインスリンと同じ作用が認められる植物由来
成分を見出し、これを有効成分とする、作用点が明確で
あり、かつ特徴的な育毛剤を提供することで、上述の産
業界における需要を満たす途を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる課題
の解決に向けて、鋭意検討を行った。その結果、アオイ
科マルウァウィスクス(Malviaviscus)属、センダン科
アザディラクタ(Azadirachta )属、キク科アキロクリ
ネ(Achyrocline )属、マメ科カエサルピニア(Caesal
pinia )属、マメ科エンタダ(Entada)属、スイカズラ
科スイカズラ(Lonicera)属及びウコギ科キズタ(Hedera)
属からなる群から選ばれる植物の抽出物に、所望するイ
ンスリン様活性が認められることを見出した。そして、
これら植物の抽出物を有効成分とする育毛剤を提供する
ことにより、この課題を解決し得ることを見出し、本発
明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、アオイ科マルウァウ
ィスクス(Malviaviscus)属、センダン科アザディラク
タ(Azadirachta )属、キク科アキロクリネ(Achyrocl
ine)属、マメ科カエサルピニア(Caesalpinia )属、
マメ科エンタダ(Entada)属、スイカズラ科スイカズラ
(Lonicera)属及びウコギ科キズタ(Hedera)属からなる群
から選ばれる植物の抽出物を有効成分とする育毛剤を提
供する発明である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明に係わる育毛剤(以下、本発明育毛
剤という)の有効成分として配合される、抽出物の原材
料となる植物のうちアオイ科マルウァウィスクス(Malv
iaviscus)属植物としては、Malviaviscus arboreus
Malviaviscus conzatiiMalviaviscus drummondii
が含まれる。これらのうち特に好ましいものはメキシコ
において生薬ARETITO として重用され、中南米に広く分
布するMalviaviscus arboreusである。
【0012】アオイ科マルウァウィスクス(Malviavisc
us)属植物の抽出物を得る際の使用部位としては、花、
樹皮、心材、葉、根、種子又は全木を用いることができ
る。
【0013】センダン科アザディラクタ(Azadirachta
)属植物としては、AzadirachtaindicaAzadirachta
excelsa 等が含まれる。このうち特に好ましいものは
ネパールにおいて生薬Neemとして皮膚病、熱病の治療剤
や強壮剤、防虫剤などに重用され、インドのデカン高原
からビルマにかけての乾燥林に広く分布するAzadiracht
a indicaである。
【0014】センダン科アザディラクタ(Azadirachta
)属植物の抽出物を得る際の使用部位としては、花、
樹皮、心材、葉、根、種子又は全木、好ましくは全木を
用いることができる。
【0015】キク科アキロクリネ(Achyrocline )属植
物としては、Achyrocline alta、Achyrocline satu
reoides 等が含まれる。このうち特に好ましいものは、
ブラジルにおいて生薬macela mista として健胃強壮
剤、消化促進剤などに重用され、南米に広く分布するAc
hyrocline satureoides である。
【0016】キク科アキロクリネ(Achyrocline )属植
物の抽出物には、花と茎を用いるのが好ましいが、葉、
根、種子あるいは全草を用いてもよい。
【0017】マメ科カエサルピニア(Caesalpinia )属
植物としては、インドネシアにおいて生薬Secangとして
収れん、止かつ薬などに重用され、マレー半島や中国、
台湾に広く分布するCaesalpinia sappanが挙げられ
る。
【0018】マメ科カエサルピニア(Caesalpinia )属
植物の抽出物を得る際の使用部位としては、花、樹皮、
心材、葉、根、種子又は全木、好ましくは樹皮又は心材
を用いることができる。
【0019】マメ科エンタダ(Entada)属植物として
は、タイにおいて生薬モダマとしてなどに重用され、屋
久島、沖縄、熱帯地方に広く分布するEntada phaseolo
idesが挙げられる。
【0020】マメ科エンタダ(Entada)属植物の抽出物
を得る際の使用部位としては、果実、花、茎、葉、根、
種子又は全草、好ましくは種子又は果実を用いることが
できる。
【0021】スイカズラ科スイカズラ(Lonicera)属植物
としては、その花蕾部が「金銀花」として、胃腸薬等に
用いられ、その葉部は「忍冬」として、解熱、消炎、利
尿薬として用いられている Lonicera japonica Thun
b. が挙げられる。
【0022】スイカズラ科スイカズラ(Lonicera)属植物
の抽出物を得る際の使用部位としては、花、茎、葉又は
全木、好ましくは花、茎又は葉を用いることができる。
【0023】ウコギ科キズタ(Hedera)属植物としては、
Hedera helixHedera rhombea Bean 等が含まれる。こ
のうち、特に好ましいものは、常春ツタ又はセイヨウヅ
タとして知られるHedera helixである。ウコギ科キズタ
(Hedera)属植物の抽出物を得る際の使用部位としては、
茎、葉を用いることができる。
【0024】本発明において、上述の植物の抽出物は、
植物由来の抽出物を得る際に一般的に用いられている植
物抽出方法により得ることができる。すなわち、上述の
植物を、生のまま、または必要により乾燥した後、その
まま若しくは粉砕して溶媒に供することにより得ること
ができる。この際用いられる溶媒は、植物からその植物
の成分を抽出する際に用いられる溶媒を用いることが可
能であり、特に限定されず、例えば熱水;メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノール
等の低級アルコール;プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール等の多価アルコール;これらのアル
コール類の含水物;n−ヘキサン、トルエン等の炭化水
素系溶媒;またはクロロホルム、ジクロルエタン、四塩
化炭素、酢酸エチルエステル、エーテル等あるいはこれ
らの混合物の有機溶媒等を挙げることができるが、メタ
ノールやエタノール等の低級アルコールを抽出溶媒とし
て用いるのが好ましい。
【0025】また、本発明における植物の抽出物は、抽
出して得られた抽出液をそのまま、あるいは濃縮したエ
キスを用いるか、エキスを吸着法、例えばイオン交換樹
脂を用いて不純物を除去したものや、ポーラスポリマー
(例えばアンバーライト XAD−2)のカラムにて吸
着させた後、メタノールまたはエタノールで溶出し、濃
縮したエキスも使用できる。また、分配法、例えば水/
酢酸エチルで抽出した抽出物も用いられる。さらに、必
要により乾燥させたものも使用することが可能である。
【0026】本発明においては、上述のようにして得ら
れる植物の抽出物から1種を選んで用いることも可能で
あり、2種以上を組み合わせて用いることも可能であ
る。上述のようにして得られる個々の植物抽出物の本発
明育毛剤における配合量は、育毛剤全体に対して、乾燥
物として1.0×10-7〜10.0重量%であり、好ま
しくは同1.0×10-7〜1.0重量%である。この配
合量が育毛剤全体に対して1.0×10-7重量%未満で
あると、所望するインスリン様作用に基づく育毛作用が
充分に発揮されず好ましくなく、10.0重量%を超え
て配合すると各生薬特有の強い臭いを伴うようになり、
好ましくない。
【0027】このようにして、上述の植物抽出物を有効
成分として配合した、本発明育毛剤は、植物成分であり
ながら、インスリン様作用を頭部毛髪においてもたら
し、これにより、優れた育毛効果を発揮し得る。
【0028】このインスリン様作用を有するか否かの評
価方法については、既に公知になっている方法、例え
ば、その生育がインスリンに依存する、ヒト乳癌細胞M
CF−7を用いる評価方法(具体的には後述の実施例に
おいて記載する)等を用いることができる。
【0029】本発明育毛剤が採り得る剤型は、頭部外皮
に適用可能な剤型であれば特に限定されず、例えば、液
状、乳液状、クリーム状、エアゾール状等の剤型を選択
することができる。また、本発明育毛剤の形態も任意で
あり、例えば、トニック、ヘアークリーム、ムース、シ
ャンプー、リンス、乳液、化粧水、パック、エアゾール
剤等の形態を採ることができる。
【0030】本発明育毛剤においては、必須成分である
植物抽出物に加えて、必要に応じて、かつ本発明の所期
の効果を損なわない限り、化粧品、医薬部外品、医薬品
等において一般的に用いられる、各種の油性又は水性成
分、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色
剤、各種の薬剤等を配合することができる。
【0031】例えば、高級脂肪酸,固形パラフィン,流
動パラフィン,シリコーン油,スクワラン,モノオレイ
ン酸グリセリル,オリーブ油,イソプロピルミリステー
ト,高級アルコール等の油分;グリセリン,ヒアルロン
酸,プロピレングリコール,マルチトール,アテロコラ
ーゲン,乳酸ナトリウム等の保湿剤;マルメロ粘質物,
カルボキシビニルポリマー,キサンタンガム等の増粘
剤;ニコチン酸アミド,ニコチン酸ベンジル,ビタミン
Eアセテート,センブリ抽出物,塩化カルプロニウム,
アセチルコリン誘導体等の血管拡張剤;セリン,メチオ
ニン,アルギニン等のアミノ酸類;ビタミンB6,ビタ
ミンE類,ビオチン,パントテン酸類等のビタミン類;
ニコチン酸,ニコチン酸メチル,ニコチン酸トコフェロ
ール等のニコチン酸エステル類;セファランチン等の皮
膚機能亢進剤;エストラジオール等の女性ホルモン剤;
グリチルリチン酸,グリチルレチン酸,アズレン等の消
炎剤;ヒノキチオール等の抗菌剤;メントール等の清涼
剤;サリチル酸,亜鉛類,乳酸類等;クエン酸等の有機
酸類を配合することができる。
【0032】特に、インスリン様作用以外の作用による
育毛作用が認められている、既知の育毛成分を加えるこ
とにより、さらに効果的な育毛効果が、本発明育毛剤に
おいて期待され得る。本発明育毛剤の具体的処方につい
ては、後述する。
【0033】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明するが、この実施例により、本発明の技術的範囲
が限定的に解釈されるべきものではない。なお、以下の
実施例等で、配合量を表す数値は、特に断わらない限
り、配合される対象全体に対する重量%で表される。
【0034】試料の調製 <Malviaviscus arboreusの抽出>Malviaviscus arbor
eusの全木1624g を、エタノール冷浸抽出することによ
り、この植物の抽出物を蒸留物として、120.4g得た。<Azadirachta indicaの抽出>Azadirachta indica
全木502gを、エタノール冷浸抽出することにより、この
植物の抽出物を蒸留物として、36.6g 得た。<Achyrocline satureoides の抽出>Achyrocline sat
ureoides の全草945gを、メタノール冷浸抽出すること
により、この植物の抽出物を蒸留物として、100.8g得
た。<Caesalpinia sappanの抽出>Caesalpinia sappan
樹皮1833g を、メタノール冷浸抽出することにより、こ
の植物の抽出物を蒸留物として、169.3g得た。<Entada phaseoloidesの抽出>Entada phaseoloides
の種子250gを、エタノール冷浸抽出することにより、こ
の植物の抽出物を蒸留物として、19.6g 得た。<Lonicera japonica Thunb. の抽出>Lonicera japo
nica Thunb. の葉489gを、エタノール冷浸抽出すること
により、この植物の抽出物を蒸留物として、40.0g 得
た。 <Hedera helixの抽出>Hedera helixの葉207g を、
1,3−ブチレングリコールで抽出することにより、こ
の植物の抽出物を蒸留物として、10.74g 得た。こ
れらの試料を、各植物の抽出物として、以下の実施例に
おいて使用した。
【0035】試料のインスリン様活性についての検討 試料に、養毛作用に直結するインスリン作用が認められ
るか否かは、インスリン様活性についてのアッセイ法と
して既に確立している、ヒト乳癌細胞MCF−7(以
下、MCF−7細胞ともいう)を用いる評価方法を用い
て検討した。このアッセイ法は、MCF−7細胞が、イ
ンスリンやIGF−Iの有無や濃度に非常に大きく影響
を受けることを利用した、インスリン様活性についての
アッセイ法である。
【0036】以下、具体的にこの試験系について説明す
る。 ・前培養MCF−7細胞の調製:MCF−7細胞(AT
CC No.:HTB 22)を、7.5%FBSなら
びに44mMのNaHCO3 を含むフェノールレッド含有
DF培地(Gibco社製、DMEM:Ham F−1
2=1:1、以下、維持培地ともいう)を用いて、37
℃,7.5%CO2 の条件で培養した。対数増殖期にあ
るMCF−7細胞を維持するために、0.05%トリプ
シン/PBS及び0.02%EDTA/PBSを用い
て、1週間に2回継代培養を行った(1.5×104 ce
ll/cm2で継代)。そして、バイオアッセイ用の細胞を準
備するために、上記の維持培地で、1.5×104 cell
/cm2の細胞密度でプレーティングし、上記と同様の条件
(37℃・7.5%CO2 )で4日間培養し、前培養M
CF−7細胞を得た。
【0037】・アッセイ1日目:前培養MCF−7細胞
をトリプシン処理して、培養プレートからはがし、維持
培地でトリプシンの反応を停止した後、遠心処理を施し
て、MCF−7細胞を回収した。次いで、接着用培地
〔維持培地からフェノールレッドを除き、30mMのNa
2 SeO3 ,10μg のトランスフェリン(SIGMA
社製:T−2158),0.2%BSA及び5%DCC
(デキストランコート活性炭処理)−FBSを添加した
培地〕で、細胞浮遊液を調製し、入念にピペッティング
を行った後、40μm セルストレーナーで、細胞を濾過
し、細胞塊を除いた。そして、このMCF−7細胞の懸
濁液を、細胞培養用24ウェルプレートに、1.5×1
4 cell/well/cm2 の細胞密度でプレーティングを行っ
て、上記と同様の条件(37℃・7.5%CO2 )で培
養した。
【0038】・アッセイ2日目:培養培地を、上記の接
着用培地から、DCC−FBSを除いた組成の、FBS
除去培地と交換して、引続き上記と同様の条件(37℃
・7.5%CO2 )で培養を行った。
【0039】・アッセイ3日目:アッセイ2日目に用い
た上記のFBS除去培地(1mL)に、各植物の抽出物を
所定の濃度〔各植物の抽出物の乾燥重量を基準として、
0(ネガティブコントロール),0.0001ppb ,
0.01ppb ,1ppb ,0.1ppm ,1ppm 及び10pp
m 〕となるように添加したものと培養培地を交換して、
引続き上記と同様の条件(37℃・7.5%CO2 )で
培養を行った。
【0040】・アッセイ4日目:PBSで、培養したM
CF−7細胞を、静かに2回洗浄し、この細胞をそれぞ
れ、−20℃で保存した。次いで、2μg/mLのHoechst
33258 を含むリン酸緩衝液(40mM Na2 HPO4
10mM NaH2 PO4 ,2.0M NaCl,2mM
EDTA,pH7.4)を、各ウェル1mL加え、ウェル
中のMCF−7細胞を懸濁するために、超音波処理を1
0秒間行った。このようにして得た、MCF−7細胞を
キュベットに入れ、蛍光強度を測定した(励起光356
nm,発光458nm)。
【0041】ウシ胸腺DNAをスタンダードとし、各ウ
エル当たりのDNA量を、LabarcaとPaigenの方法(198
0,Anal.Biochem.,102,344)に従って算出した。その結果
を、第1図に表す。この第1図により、各植物の抽出物
が乾燥重量換算で0.1ppm と1ppm 添加した系におい
ては、コントロール群と比べて有意にDNA量が増加
し、育毛作用と密接に関連するインスリン様活性が認め
られることが明らかになった。この事実により、本発明
における植物の抽出物には、優れた育毛活性が認められ
ることが明らかになった。
【0042】以下、本発明育毛剤の処方の例を実施例と
して示す。これらの処方例の育毛剤には、いずれも明確
なインスリン様活性が認められた。
【0043】 〔実施例1〕 クリーム状育毛剤 配合成分 配合量(重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 エチレンオキシド(20モル)−2− 3.0 オクチルドデシルエーテル プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相)Malviaviscus arboreusの抽出物 0.01 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.0005 イオン交換水 残 量
【0044】<製法>A相及びB相を、それぞれ加熱溶
解して混合し、ホモミキサーで乳化して、クリーム状育
毛剤を得た。
【0045】 〔実施例2〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Malviaviscus arboreusの抽出物 0.0004 ステアリルジメチルアミンオキシド 0.4 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 イオン交換水 残 量
【0046】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びステアリルジメチルアミンオキシドを加
えた後、Malviaviscus arboreusの抽出物を加え、攪拌
して、育毛剤を得た。
【0047】 〔実施例3〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Malviaviscus arboreusの抽出物 0.008 ポリオキシエチレンラウリルアミンオキシド 0.1 ジメチルラウリルアミンオキシド 1.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0048】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びポリオキシエチレンラウリルアミンオキ
シド、ジメチルラウリルアミンオキシドを加えた後、Ma
lviaviscus arboreusの抽出物を加え、攪拌して、育毛
剤を得た。
【0049】 〔実施例4〕 クリーム状育毛剤 配合成分 配合量(重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 エチレンオキシド(20モル)−2− 3.0 オクチルドデシルエーテル プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相)Azadirachta indicaの抽出物 0.01 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.0005 イオン交換水 残 量
【0050】<製法>A相及びB相を、それぞれ加熱溶
解して混合し、ホモミキサーで乳化して、クリーム状育
毛剤を得た。
【0051】 〔実施例5〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Azadirachta indicaの抽出物 0.2 ステアリルジメチルアミンオキシド 0.4 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 イオン交換水 残 量
【0052】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びステアリルジメチルアミンオキシドを加
えた後、Azadirachta indicaの抽出物を加え、攪拌し
て、育毛剤を得た。
【0053】 〔実施例6〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Azadirachta indicaの抽出物 0.008 ポリオキシエチレンラウリルアミンオキシド 0.1 ジメチルラウリルアミンオキシド 1.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0054】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びポリオキシエチレンラウリルアミンオキ
シド、ジメチルラウリルアミンオキシドを加えた後、Az
adirachta indicaの抽出物を加え、攪拌して、育毛剤
を得た。
【0055】 〔実施例7〕 クリーム状育毛剤 配合成分 配合量(重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 エチレンオキシド(20モル)−2− 3.0 オクチルドデシルエーテル プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相)Achyrocline satureoides の抽出物 0.01 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.0005 イオン交換水 残 量
【0056】<製法>A相及びB相を、それぞれ加熱溶
解して混合し、ホモミキサーで乳化して、クリーム状育
毛剤を得た。
【0057】 〔実施例8〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Achyrocline satureoides の抽出物 0.09 ステアリルジメチルアミンオキシド 0.4 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 イオン交換水 残 量
【0058】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びステアリルジメチルアミンオキシドを加
えた後、Achyrocline satureoides の抽出物を加え、
攪拌して、育毛剤を得た。
【0059】 〔実施例9〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Achyrocline satureoides の抽出物 0.008 ポリオキシエチレンラウリルアミンオキシド 0.1 ジメチルラウリルアミンオキシド 1.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0060】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びポリオキシエチレンラウリルアミンオキ
シド、ジメチルラウリルアミンオキシドを加えた後、Ac
hyrocline satureoides の抽出物を加え、攪拌して、
育毛剤を得た。
【0061】 〔実施例10〕 クリーム状育毛剤 配合成分 配合量(重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 エチレンオキシド(20モル)−2− 3.0 オクチルドデシルエーテル プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相)Caesalpinia sappanの抽出物 0.01 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.0005 イオン交換水 残 量
【0062】<製法>A相及びB相を、それぞれ加熱溶
解して混合し、ホモミキサーで乳化して、クリーム状育
毛剤を得た。
【0063】 〔実施例11〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Caesalpinia sappanの抽出物 0.3 ステアリルジメチルアミンオキシド 0.4 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 イオン交換水 残 量
【0064】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びステアリルジメチルアミンオキシドを加
えた後、Caesalpinia sappanの抽出物を加え、攪拌し
て、育毛剤を得た。
【0065】 〔実施例12〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Caesalpinia sappanの抽出物 0.008 ポリオキシエチレンラウリルアミンオキシド 0.1 ジメチルラウリルアミンオキシド 1.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0066】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びポリオキシエチレンラウリルアミンオキ
シド、ジメチルラウリルアミンオキシドを加えた後、Ca
esalpinia sappanの抽出物を加え、攪拌して、育毛剤
を得た。
【0067】 〔実施例13〕 クリーム状育毛剤 配合成分 配合量(重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 エチレンオキシド(20モル)−2− 3.0 オクチルドデシルエーテル プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相)Entada phaseoloidesの抽出物 0.01 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.0005 イオン交換水 残 量
【0068】<製法>A相及びB相を、それぞれ加熱溶
解して混合し、ホモミキサーで乳化して、クリーム状育
毛剤を得た。
【0069】 〔実施例14〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Entada phaseoloidesの抽出物 0.0004 ステアリルジメチルアミンオキシド 0.4 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 イオン交換水 残 量
【0070】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びステアリルジメチルアミンオキシドを加
えた後、Entada phaseoloidesの抽出物を加え、攪拌し
て、育毛剤を得た。
【0071】 〔実施例15〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Entada phaseoloidesの抽出物 0.008 ポリオキシエチレンラウリルアミンオキシド 0.1 ジメチルラウリルアミンオキシド 1.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0072】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びポリオキシエチレンラウリルアミンオキ
シド、ジメチルラウリルアミンオキシドを加えた後、En
tada phaseoloidesの抽出物を加え、攪拌して、育毛剤
を得た。
【0073】 〔実施例16〕 クリーム状育毛剤 配合成分 配合量(重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 エチレンオキシド(20モル)−2− 3.0 オクチルドデシルエーテル プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相) Lonicera japonica Thunb. の抽出物 0.01 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.0005 イオン交換水 残 量
【0074】<製法>A相及びB相を、それぞれ加熱溶
解して混合し、ホモミキサーで乳化して、クリーム状育
毛剤を得た。
【0075】 〔実施例17〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Lonicera japonica Thunb. の抽出物 0.5 ステアリルジメチルアミンオキシド 0.4 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 イオン交換水 残 量
【0076】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びステアリルジメチルアミンオキシドを加
えた後、 Lonicera japonica Thunb. の抽出物を加
え、攪拌して、育毛剤を得た。
【0077】 〔実施例18〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Lonicera japonica Thunb. の抽出物 0.008 ポリオキシエチレンラウリルアミンオキシド 0.1 ジメチルラウリルアミンオキシド 1.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0078】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びポリオキシエチレンラウリルアミンオキ
シド、ジメチルラウリルアミンオキシドを加えた後、 L
onicera japonica Thunb. の抽出物を加え、攪拌し
て、育毛剤を得た。
【0079】 〔実施例19〕 育毛剤 配合成分 配合量(重量%) Hedera helix の抽出物 0.2 ポリオキシエチレンラウリルアミンオキシド 0.1 ジメチルラウリルアミンオキシド 1.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 1.0 95%エタノール 54.0 香料 適 量 イオン交換水 残 量
【0080】<製法>95%エタノールにイオン交換水
を加え、これに硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モ
ル)付加物及びポリオキシエチレンラウリルアミンオキ
シド、ジメチルラウリルアミンオキシドを加えた後、 H
edera helix の抽出物を加え、攪拌して、育毛剤を得
た。
【0081】 〔実施例20〕 クリーム状育毛剤 配合成分 配合量(重量%) (A相) 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 エチレンオキシド(20モル)−2− 3.0 オクチルドデシルエーテル プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相) Hedera helix の抽出物 0.006 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール4000 5.0 ドデシル硫酸ナトリウム 0.1 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.0005 イオン交換水 残 量
【0082】<製法>A相及びB相を、それぞれ加熱溶
解して混合し、ホモミキサーで乳化して、クリーム状育
毛剤を得た。
【0083】
【発明の効果】本発明により、優れた育毛効果を、イン
スリン様活性という側面から発揮し得る育毛剤が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Malviaviscus arboreusAzadirachta in
dicaAchyroclinesatureoides Caesalpinia sappa
nEntada phaseoloides Lonicera japonica Thun
b. 、 Hedera helix の抽出物の添加による、MCF−
7細胞のDNA合成量に対する影響を検討した結果を表
す図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 J M (72)発明者 大田 正弘 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 海塩 健一 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 (72)発明者 田島 正裕 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第1リサーチセンター内 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB282 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC422 AC562 AC782 AD042 BB53 CC05 CC37 EE22 4C088 AB12 AB13 AB16 AB42 AB59 AC01 AC03 AC04 AC05 AC06 AC11 BA37 CA03 CA05 CA06 CA07 CA08 CA09 MA63 NA14 ZA92 ZC02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アオイ科マルウァウィスクス(Malviavi
    scus)属、センダン科アザディラクタ(Azadirachta
    属、キク科アキロクリネ(Achyrocline )属、マメ科カ
    エサルピニア(Caesalpinia )属、マメ科エンタダ(En
    tada)属、スイカズラ科スイカズラ(Lonicera)属及びウ
    コギ科キズタ(Hedera)属からなる群から選ばれる1種又
    は2種以上の植物の抽出物を有効成分とする育毛剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001226231A (ja) * 2000-02-18 2001-08-21 Mandom Corp 育毛剤組成物
JP2002173416A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Kao Corp 毛髪化粧料
EP1475097A3 (en) * 2003-05-08 2004-12-01 Dajas Mendez, José Federico Dermatological compositions comprising an extract of achyrocline sp (marcela), uses and process for the preparation thereof
JP2009256270A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Maruzen Pharmaceut Co Ltd インスリン様成長因子−1発現促進剤

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JP2001226231A (ja) * 2000-02-18 2001-08-21 Mandom Corp 育毛剤組成物
JP2002173416A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Kao Corp 毛髪化粧料
EP1475097A3 (en) * 2003-05-08 2004-12-01 Dajas Mendez, José Federico Dermatological compositions comprising an extract of achyrocline sp (marcela), uses and process for the preparation thereof
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