JP2000159578A - 花崗岩の粉石、砕石を利用した人造石およびその製造方法 - Google Patents
花崗岩の粉石、砕石を利用した人造石およびその製造方法Info
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Abstract
装飾・美術材料等への有効利用。 【構成】 原料として花崗岩の粉石、砕石を溶解する際
に、花崗岩の主成分のSiO2 濃度が65wt%以下に
なるように塩基性酸化物を成分調整して添加するか、L
i2 O、Na2 O、K2 O、またはこれらの炭酸塩、水
酸化物のいずれか一種以上を酸化物換算で25wt%以
下添加することにより花崗岩の溶融物を高流動性状態と
して、鋳造、圧延、またはフロート法により成形する。
さらに、Ti、Zn、Fe、Cu、Crの群からなる少
なくとも一種の金属の酸化物を40wt%以下を加えて
溶解させて、花崗岩の主成分のSiO2 との化合物を生
成させて、該化合物の生成に伴う発色を利用して凝固後
の花崗岩マトリックスに模様を形成する。
Description
の際に発生する粉石、砕石を用いた人造石およびその製
造方法に関する。
は、わが国は、ほとんどを輸入に頼っているが、その加
工現場において、切断・研磨される際の歩留まりは約5
0%であり、残余は、粉石、砕石として廃棄されてい
る。従来、これらの廃棄物は、全く利用されることがな
かった。このように、岩石原料を溶解、鋳造して新たな
付加価値を有する人造石を製造するプロセスとしては、
耐摩耗性鋳造石であるシュメルツ・バサルトが工業化さ
れているのみである。
z basalt werk Kalenbon社によって1927年以来製造
販売されている発明品であって、玄武岩を原料とする耐
摩耗性タイル等の鋳造人造石であり、溶解時に添加剤と
して酸化鉄を加えて凝固時の結晶化を促進させているも
のである。シユメルツ・バサルトの代表的成分は、Si
O2 :42〜48%、A12 O3 :15〜16%、Fe
2 O3 :3〜7%、FeO:6〜8%、TiO2 :1〜
3%、CaO:8〜10%、MgO:7〜11%、Na
2 O:3〜4%、K2 O:1〜2%である。
有量(Fe2 O3 +FeO=約7%)から考えて、添加
剤が酸化鉄であることが分かる。玄武岩は、塩基性火山
岩に属し、岩石学的にも硬い部類の岩石であり、シュメ
ルツ・バサルトの性質を潜在的に有しているが、シュメ
ルツ・バサルトの原料としては、特別に硬い玄武岩が選
択使用されている。製造方法は、玄武岩に添加剤を加
え、溶融し、鋳型に鋳造した後、再結晶炉で均一組織
(輝石)とするための熱処理を行っている。
母、石英の鉱物相で成りたっている岩石であり、独特の
美しさを有するため、土木・建築・美術等に多量に使用
されている石材である。我が国においては、これらの用
途に利用するため、現在、世界各国から花崗岩原石が輸
入されている。花崗岩原石は、利用目的に応じ切断加工
されるが、この時、粉末や切り取りの余剰部分等多量の
粉石や砕石が生じ、その量は原石の50%以上にも達す
る。さらに切断加工された花崗岩は、外観を美麗に保つ
ため研磨工程を施さねばならず、多大の労力を要するの
みならず多量の研磨粉をも排出する。これら粉石、砕石
は、一部が路盤材等に利用されるものの大部分が廃棄さ
れており、資源有効利用の観点からの問題が大きいのみ
ならず、廃棄場所において環境問題も生じてきている。
あり、SiO2 が主成分であるため、花崗岩を溶融し、
そのまま凝固させても、シリカガラスが形成されるのみ
である。加えて、SiO2 が高濃度である故、溶融状態
での粘度が非常に高い。このため、花崗岩の加工現場に
おいて多量に排出される粉石、砕石の再利用は全く配慮
されていなかった。
れていた粉石、砕石を資源として再利用するための手段
を講じることが業界の急務であり、また、その際、これ
ら粉石、砕石を溶融凝固させただけでは二次加工(切断
・研磨)の工程が必要となるため、切断・研磨工程を省
略または簡略化させる方法が必要となる。この場合、花
崗岩は、代表的酸性岩石であるため溶融状態における流
動性が著しく悪いため、花崗岩の溶解鋳造、圧延処理を
行うことを困難にしている。したがって、溶融状態での
花崗岩の粘度低下を促進させる方法が必要となる。さら
に、溶解凝固後の花崗岩が均一ガラス相になると、花崗
岩独特の美しさが表れなくなるのみならず、その強度も
大きく損なわれるため、凝固後の花崗岩人造石を結晶化
させることが必要となる。
るいは放置されていた粉石、砕石を資源として再利用す
るための手段として、高温溶融プロセスを用い、粉石、
砕石を溶融した後、鋳造法、圧延法、フロート成形法等
で成形することで平滑で美麗な表面を有する、二次加工
を特に必要としない人造石を製造するものである。
造、圧延、またはフロート法により成形してなり、析出
した斑状の石英結晶を含むことを特徴とする人造石であ
る。さらに、上記の人造石において、Ti、Zn、F
e、Cu、Crの群からなる少なくとも一種の金属の酸
化物と花崗岩の主成分のSiO2 との化合物からなる発
色成分により凝固後の花崗岩マトリックスに模様を含む
ものとした人造石である。
塩基性性酸化物を添加し、花崗岩を疑似塩基性岩石とし
て溶解することを特徴とする。すなわち、第1に、本発
明の製造方法は、原料として花崗岩の粉石、砕石を溶解
する際に、花崗岩の主成分のSiO2 濃度が65wt%
以下、好ましくは60wt%以下になるように塩基性酸
化物を成分調整して添加することにより花崗岩の溶融物
を高流動性状態として、鋳造、圧延、またはフロート法
により成形することを特徴とする人造石の製造方法であ
る。この製造方法において、塩基性酸化物としては、C
aO、MgO、Na2 O、またはこれらの炭酸塩、水酸
化物のいずれか一種以上を用いることができる。
流動性低下効果の大きい塩基性の強い酸化物をSiO2
の濃度には関係なく添加して溶解することを特徴とす
る。すなわち、第2に、本発明の製造方法は、原料とし
て花崗岩の粉石、砕石を溶解する際に、Li2 O、Na
2 O、K2 O、またはこれらの炭酸塩、水酸化物のいず
れか一種以上を酸化物換算で25wt%以下、好ましく
は20wt%以下添加することにより花崗岩の溶融物を
高流動性状態として、鋳造、圧延、またはフロート法に
より成形することを特徴とする人造石の製造方法であ
る。
造方法において、溶解した花崗岩に、さらにTi、Z
n、Fe、Cu、Crの群からなる少なくとも一種の金
属の酸化物を40wt%以下加えて溶解させて、花崗岩
の主成分のSiO2 との化合物を生成させて、該化合物
の生成に伴う発色を利用して凝固後の花崗岩マトリック
スに模様を形成することを特徴とする人造石の製造方法
である。
方法において、鋳造、圧延、またはフロート法により成
形する際の冷却条件を制御することを特徴とする人造石
の製造方法である。
方法において、冷却凝固した人造石を500〜1000
℃に再加熱して再結晶化させることを特徴とする人造石
の製造方法である。
した溶融物を鋳型に鋳造することで一定形状の板材等を
得ることができるため、これを張り付けることで、路盤
敷石、建築用外壁材とすることができる。また、形状に
よっては、溶融または半溶融状態で圧延することにより
幅および長さを任意に調整した板状等の人造石材が得ら
れる。
ロート法またはロール法で製作されている。フロート法
とは、鉛浴や錫浴上に流し込んで平坦な層となった溶融
ガラスを引き出しながら連続した板状に成形する方法で
あり、ロール法は、溶融ガラスをロール圧延して板ガラ
スを作製する方法である。本発明の各製造方法における
溶融物の粘度は、市販ガラス製造用の溶融ガラスに比べ
低粘度であるから、本発明の各製造方法における溶融物
は、板ガラスの製造と同様にフロート法やロール法によ
つても成形可能である。
削・研磨過程を経ることなく、板状等になっているた
め、路盤材としての敷石および建築用外壁材としてその
まま利用できる。また、本発明の製造方法において、添
加剤や冷却条件を変化させ、斑状の石英結晶や縞状模様
を析出させた人造石は、建築用外壁材、張付石、外部基
礎材、建築装飾材、碑石、または墓石用石材等として利
用できる。
5〜80wt%、A12 O3 :13〜18wt%、Mg
O:2〜4wt%、CaO:0.5〜14wt%、Fe
O:1〜9wt%、K2 O:〜5wt%、Na2 O:2
〜4wt%を含有する代表的な酸性岩石であり、SiO
2 濃度によりその主たる外観が決定される。すなわち、
黒御影石と呼称される花崗岩は、SiO2 濃度が50〜
60wt%であり、SiO2 濃度が概ね70wt%以上
の場合は、赤御影石または白御影石となる。しかしなが
ら、SiO2 濃度以外の要因が花崗岩の外観に及ぼす作
用については未だ明確ではない。花崗岩は、上記のよう
なSiO2 濃度のため、玄武岩等の塩基性岩石に比べ溶
融状態における粘度が非常に高い特徴を有する。このた
め、溶融状態において玄武岩のように十分な流動性が確
保されない。
aO、MgO、Na2 O、またはその炭酸塩であるCa
CO3 、MgCO3 、Na2 CO3 、水酸化物であるC
a(OH)2 等を単独または複合で添加し、溶解した花
崗岩の流動性を向上させて鋳造、圧延、フロート法によ
る成形等を容易にすることを特徴とする。この時の添加
量は、花崗岩中のSiO2 濃度にのみ着目し、SiO2
濃度が65wt%以下、好ましくは60wt%以下、よ
り好ましくは55wt%以下になるよう添加し、塩基性
岩石近似成分として加熱溶融する。この時の添加量が凝
固後の外観を決定する。SiO2 濃度が65wt%を超
えると流動性が低下するために好ましくない。
態等が変わり、人造石の表面状態、模様が変わってく
る。すなわち、塩基性酸化物の添加量が多いと溶解凝固
後の花崗岩が均質なガラス相になり、花崗岩独特の美し
さが表れなくなる。逆に少ないと斑状の結晶石英を多く
析出させることができる。このため、ガラス相と結晶相
を混合共存させて花崗岩と外観が異なる人造石を製造す
ることができる。花崗岩のガラス相は熱処理で再結晶さ
せることにより結晶人造石とすることもできる。
を向上させる手段として、花崗岩を塩基性岩石近似成分
とする代わりに、花崗岩の酸性岩石の性質を損なうこと
なく鋳造、圧延工程を容易にして人造花崗岩石を製造す
る手段として、Li2 O、Na2 O、K2 O、またはこ
れらの炭酸塩、水酸化物のいずれか一種以上が粘度低下
の効果が大きいことを見出した。Li2 O、Na2 O、
K2 Oを添加する場合は、花崗岩中のSiO2 濃度を6
5wt%以下にする必要はなく、高いSiO2濃度の花
崗岩(白御影石、赤御影石)においても、25wt%以
下、好ましくは20wt%以下、より好ましくは15w
t%以下のこれらの添加剤で十分な流動性が得られ、鋳
造、圧延、フロート法による成形等が可能となる。凝固
後の花崗岩の結晶化の程度は、液体の粘度と密接に関係
しており、粘度の低下が結晶化の促進に有効である。
上述のように凝固後の花崗岩は長石成分のガラス相中に
結晶石英相が分散した外観を示す。これに他の酸化物
(TiO2 、ΖnO、Fe2 O3 、Cu2 O,Cr2 O
3 )を添加することで、これらの酸化物と長石の構成成
分との間で複合酸化物(例えば、SiO2 −TiO2 、
Al2 O3 −TiO2 、CaO−TiO2 、K2 O−T
iO2 、Na2 O−TiO2 等)を形成し、それに伴う
発色または縞状模様の析出が認められる。これらの酸化
物は40wt%を超えて添加すると流動性が悪くなる。
発明の各製造方法における溶融物の粘度測定結果を鋳造
人造石製造用の溶融シュメルツ・バサルトの粘度測定結
果と市販ガラス用溶融ガラスの粘度についての報告値を
合わせて示す。図中▲印は、溶融花崗岩中のSiO2 濃
度が53wt%になるようMgOとCaOを添加した本
発明の実施例1の溶融物の粘度である。また、図中○印
は、溶融花崗岩にLi 2 Oを15wt%添加した場合の粘
度である。図1より、本発明の各製造方法における溶融
物の粘度は、溶融シュメルツ・バサルトと同程度の粘度
であり、工業的な鋳造が可能であることが分かる。ま
た、本発明の製造方法における溶融物は、市販の板ガラ
ス類用溶融ガラスの粘度に比べてはるかに低粘度である
ことが図1より理解できる。
には、通常、ガラスの溶解製造に用いられるものと同様
の電気炉等の溶解炉、黒鉛鋳型等の鋳造装置、ロール圧
延装置、フロート成形装置等を利用できる。溶解温度
は、1000〜1400℃程度とし、溶融物を均質化す
るために適宜撹拌することが望ましい。溶解雰囲気は、
特別に雰囲気制御を行う必要はなく、大気中で実施でき
る。
酸化物を添加して溶解することで、花崗岩中のSiO2
濃度を低下させ、溶解および、鋳造、圧延、フロート法
による成形等を容易にさせるのみならず、添加する酸化
物の種類を変えることにより凝固後の人造石の外観を変
化させることが可能となる。
冷却中に鋳型等を加熱して冷却速度を遅くしたり、段階
的に冷却させる等、人造石の融点以下、好ましくは融点
温度の90%以下の温度で高温熱処理することにより、
靭性等の機械的性能を向上させることができる。さら
に、凝固後の人造石を熱処理することにより、ガラス相
を再結晶させた結晶人造石の製造も可能となる。
の従来再利用されていなかった廃棄物を利用して人造石
を製造するため、資源・環境問題に利するのみならず、
経済上の利点も大きい。さらに、溶解時に加える添加剤
の種類、濃度を適宜選択することにより、斑状石英結晶
や縞状模様を効果的に析出させた人造石を得ることがで
き、これらの人造石は、建築用貼付石・外部基礎・壁石
をはじめ装飾用、碑石、墓石等広範な用途に加工工程を
ほとんど必要とせずに利用可能となる。
ルトと本発明の各製造方法により得られた人造石の外観
のマクロ組織を図2から図5に示す。これらは、いずれ
も鋳造後に人造石の一部を切断した断面である。図2
は、シュメルツ・バサルトの断面写真であり、lmm以
下の小さな気泡が見られるものの、ほぼぼ均一組成の人
造石であることが分かる。
装填し、1380℃、大気圧下で加熱して溶解し、これ
に花崗岩中のSiO2 濃度が50wt%になるようCa
Oを0.5Kg、MgOを0.5Kg添加し、混合、溶
解させた後、溶融物を黒鉛からなる鋳型に注入して凝固
させた。図3は、本発明の実施例1により得られた人造
石であり、均一な岩石構造の人造石になっている。
少させて、CaOを0.3Kg、MgOを0.3Kg添
加した以外は、実施例1と同様に製造した。図4に示す
ように斑状の石英結晶が析出した人造石が製造できた。
i2 Oを7wt%添加し、1380℃で10分間保持
し、鋳造した。この場合の、溶融物の粘度は、シュメル
ツ・バサルトや高炉系スラグの粘度と同程度であった。
得られた人造石は石英と長石の結晶相が同定された。
し、溶解させるた。図5に示すように、石英結晶以外の
部分に縞状の模様が表れた。この縞模様の色合いは、添
加する酸化物の種類および量によって決定され、模様
は、溶融岩石の冷却条件によって決定される。
花崗岩を塩基性にして粘性を下げるか酸性のままで粘性
を下げる添加剤を用いることによって、花崗岩の鋳造、
圧延、フロート法による成形等を容易にし、研削・研磨
処理を必要としない人造石を製造することができた。さ
らに、添加剤の種類を変えることで、従来の人造石にな
い模様を有した人造石も製造できる。これにより、花崗
岩の加工時に、粉石、砕石として従来利用されていなか
った廃棄物を土木・建築・装飾・美術等多方面の用途に
適した材料として活用できる。
ス、従来の人造石(シュメルツ・バサルト)製造用の溶
融物の溶融温度と粘度の関係を示すグラフ。
組織を示す図面代用写真。
示す図面代用写真。
切断面外観のマクロ組織を示す図面代用写真。
た人造石の切断面外観のマクロ組織を示す図面代用写
真。
Claims (8)
- 【請求項1】 花崗岩の溶解物を鋳造、圧延、またはフ
ロート法により成形してなり、析出した斑状の石英結晶
を含むことを特徴とする人造石。 - 【請求項2】 Ti、Zn、Fe、Cu、Crの群から
なる少なくとも一種の金属の酸化物と花崗岩の主成分の
SiO2 との化合物からなる発色成分により凝固後の花
崗岩マトリックスに模様を含むことを特徴とする請求項
1記載の人造石。 - 【請求項3】 原料として花崗岩の粉石、砕石を溶解す
る際に、花崗岩の主成分のSiO2 濃度が65wt%以
下になるように塩基性酸化物を成分調整して添加するこ
とにより花崗岩の溶融物を高流動性状態として、鋳造、
圧延、またはフロート法により成形することを特徴とす
る人造石の製造方法。 - 【請求項4】 塩基性酸化物が、CaO、MgO、Na
2 O、またはこれらの炭酸塩、水酸化物のいずれか一種
以上からなることを特徴とする請求項3記載の人造石の
製造方法。 - 【請求項5】 原料として花崗岩の粉石、砕石を溶解す
る際に、Li2 O、Na2 O、K2 O、またはこれらの
炭酸塩、水酸化物のいずれか一種以上を酸化物換算で2
5wt%以下添加することにより花崗岩の溶融物を高流
動性状態として、鋳造、圧延、またはフロート法により
成形することを特徴とする人造石の製造方法。 - 【請求項6】 さらに、Ti、Zn、Fe、Cu、Cr
の群からなる少なくとも一種の金属の酸化物を40wt
%以下を加えて溶解させて、花崗岩の主成分のSiO2
との化合物を生成させて、該化合物の生成に伴う発色を
利用して凝固後の花崗岩マトリックスに模様を形成する
ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一に記載の
人造石の製造方法。 - 【請求項7】 鋳造、圧延、またはフロート法により成
形する際の冷却条件を制御することを特徴とする請求項
3乃至6のいずれか一に記載の人造石の製造方法。 - 【請求項8】 冷却凝固した人造石を500〜1000
℃に再加熱して再結晶化させることを特徴とする請求項
3乃至7のいずれか一に記載の人造石の製造方法。
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JP33748198A JP3976426B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 花崗岩の粉石、砕石を利用した人造石の製造方法 |
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WO2008093407A1 (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-07 | Hatsuichi Matsumoto | 人工鉱石及びその製造方法 |
RU2556550C1 (ru) * | 2014-01-09 | 2015-07-10 | Геннадий Геннадьевич Лосев | Способ изготовления щебенок |
CN115108849A (zh) * | 2022-06-16 | 2022-09-27 | 麻城市众拓石业有限公司 | 天然花岗岩制备仿古石材的方法 |
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1998
- 1998-11-27 JP JP33748198A patent/JP3976426B2/ja not_active Expired - Fee Related
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RU2556550C1 (ru) * | 2014-01-09 | 2015-07-10 | Геннадий Геннадьевич Лосев | Способ изготовления щебенок |
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