JP2000159173A - 自動二輪車用風防装置 - Google Patents

自動二輪車用風防装置

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JP2000159173A
JP2000159173A JP10334099A JP33409998A JP2000159173A JP 2000159173 A JP2000159173 A JP 2000159173A JP 10334099 A JP10334099 A JP 10334099A JP 33409998 A JP33409998 A JP 33409998A JP 2000159173 A JP2000159173 A JP 2000159173A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風防板の後側を支持する後側支持機構をコン
パクトに形成しながら、風防板の可動範囲を広くとるこ
とができるようにする。 【解決手段】 前側支持機構8を、風防板4に回動自在
に取付けた前側連結子14が前下位置と後上位置との間
で移動する構造とする。後側支持機構9を、風防板4の
側部に回動自在に取付けて風防板4から車幅方向と直交
する平面に沿って延びる後側連結子21が前側連結子1
4の移動に伴って前下位置と後上位置との間で移動する
構造とする。これら両支持機構のうち一方に連結子を駆
動するアクチュエータを接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体前部に設けた
風防板の高さおよび傾斜角度を変化させる自動二輪車用
風防装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の風防装置としては、例え
ば特公昭64−7916号公報に開示されたものがあ
る。この公報に示された風防装置は、風防板の下端部で
あって車幅方向の中央部に接続した前側支持機構と、風
防板の両側部に接続した後側支持機構とによって風防板
の高さおよび傾斜角度を変化させる構造を採っている。
【0003】前記前側支持機構は、風防板にボールジョ
イントを介して連結したプッシュロッドと、このプッシ
ュロッドを駆動するアクチュエータとを備えている。プ
ッシュロッドは、風防板から前下がりに延設し、アクチ
ュエータを貫通している。アクチュエータは、モータに
よって前記プッシュロッドを上下方向に駆動する構造を
採り、風防板の移動に伴ってプッシュロッドの延設方向
が変化するのを許容するために、車体フレーム側に車幅
方向の軸線回りに回動できるように支持させている。
【0004】前記後側支持機構は、後上がりに延びるよ
うに形成して下端部を車体フレームに対して固定したガ
イドレールと、このガイドレールによって移動方向が規
制される風防板側のガイドローラとから構成している。
【0005】この風防装置によれば、前側支持機構のモ
ータによって風防板の前端部を相対的に前側で低くなる
位置から後上方に移動させることによって、ガイドロー
ラがガイドレールに沿って移動し、風防板の位置が高く
なるとともに、風防板が起立するようになる。風防板を
移動させるときには、アクチュエータが車幅方向の軸線
回りに回動してプッシュロッドの延設方向が変化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに構成した従来の風防装置は、後側支持機構を如何に
コンパクトに形成するかということが問題であった。す
なわち、後側支持機構の小型化を図るためにガイドレー
ルを短く形成すると風防板の可動範囲が狭くなってしま
い、可動範囲を広くとろうとすると、風防板を最も低く
なるように移動させたときにガイドレールの上端が風防
板より上に突出してしまうおそれがあるからである。
【0007】このガイドレールに風防板から加えられる
荷重は、ガイドレールが傾斜する方向にガイドレールを
曲げるように作用する。このため、ガイドレールの剛性
を高くしなければならない。この点も後側支持機構が大
型化する原因の一つになっている。
【0008】また、前側支持機構8のアクチュエータが
風防板の移動に対応して回動するため、アクチュエータ
の回動が遮られることがないようにアクチュエータの周
囲に空間を形成しなければならない。このため、前側支
持機構が大型になるという問題もあった。
【0009】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、風防板の後側を支持する後側支持機
構をコンパクトに形成しながら、風防板の可動範囲を広
くとることができるようにすることを第1の目的とす
る。また、アクチュエータの周辺に無駄な空間を形成し
なくてよいようにすることを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明に係る自動二輪車用風防装置は、前側支持機構
を、風防板に車幅方向の軸線回りに回動自在に取付けた
前側連結子が前下位置と後上位置との間で移動する構造
とし、後側支持機構を、風防板の側部に車幅方向の軸線
回りに回動自在に取付けて風防板から車幅方向と直交す
る平面に沿って延びる後側連結子が前側連結子の移動に
伴って前下位置と後上位置との間で移動する構造とし、
これら両支持機構のうち一方に連結子を駆動するアクチ
ュエータを接続したものである。
【0011】本発明によれば、後側連結子が風防板とと
もに移動するから、風防板が相対的に高くなるように移
動した状態では後側連結子で風防板後部の高い部位を支
えることができ、風防板が相対的に低くなるように移動
した状態では後側連結子の位置を低くすることができ
る。
【0012】請求項2に記載した発明に係る自動二輪車
用風防装置は、請求項1記載の自動二輪車用風防装置に
おいて、前側連結子がガイドレールに沿って直線的に往
復し、後側連結子が風防板とは反対側の端部を支点にし
て揺動するとともに、後上位置に移動した状態で後下が
りに傾斜する構造としたものである。
【0013】この発明によれば、風防板が相対的に高く
なるように移動した状態では、風防板が受ける走行風の
荷重を後側連結子の長手方向に作用させることができ
る。また、前側連結子にアクチュエータを接続する構造
を採る場合には、前側連結子を移動子としてこれを平行
移動させる構造のアクチュエータを採用することがで
き、後側連結子にアクチュエータを接続する構造を採る
場合には、後側連結子を回動させる構造のアクチュエー
タを採用することができるから、これら何れの構造を採
る場合でもアクチュエータを一定位置に固定しておくこ
とができる。
【0014】請求項3に記載した発明に係る自動二輪車
用風防装置は、請求項1記載の自動二輪車用風防装置に
おいて、前側支持機構と後側支持機構とを連結子がガイ
ドレールに沿って往復する構造としたものである。
【0015】この発明によれば、前側連結子にアクチュ
エータを接続する構造を採る場合には、移動子が平行移
動する構造のアクチュエータを採用することができ、後
側連結子にアクチュエータを接続する構造を採る場合に
は、後側連結子を回動させる構造のアクチュエータを採
用することができるから、これら何れの構造を採る場合
でも一定位置にあるアクチュエータで連結子を駆動する
ことができる。
【0016】請求項4に記載した発明に係る自動二輪車
用風防装置は、請求項1記載の自動二輪車用風防装置に
おいて、前側連結子を風防板から車幅方向と直交する平
面に沿って延びるように形成し、風防板とは反対側の端
部を支点にして揺動する構造とするとともに、後側支持
機構を後側連結子がガイドレールに沿って往復する構造
としたものである。
【0017】この発明によれば、前側連結子にアクチュ
エータを接続する構造を採る場合には、前側連結子を回
動させる構造のアクチュエータを採用することができ、
後側連結子にアクチュエータを接続する構造を採る場合
には、移動子が平行移動する構造のアクチュエータを採
用することができるから、これら何れの構造を採る場合
でもアクチュエータを一定位置に固定しておくことがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、本発明に係る自動二輪車用風防装置の一実施の形
態を図1ないし図3によって詳細に説明する。図1は本
発明に係る風防装置の側面図、図2は要部を拡大して示
す側面図、図3は風防板および支持機構の動作を説明す
るための側面図で、同図(a)は風防板を最も低くなる
位置に移動させた状態を示し、同図(b)は風防板を最
も高くなる位置に移動させた状態を示す。
【0019】これらの図において、符号1で示すものは
この実施の形態による自動二輪車用風防装置である。こ
の風防装置1は、操向ハンドル2の前方に配設し、車体
前部を前方から覆うカウリング3の一部をなす風防板4
を備えている。図1において符号5は自動二輪車の車体
フレームを示し、符号6は前記車体フレーム5のヘッド
パイプ、7は燃料タンクを示す。
【0020】風防装置1は、前記風防板4と、この風防
板4の車体前側を支持する前側支持機構8と、風防板4
の車体後側を支持する後側支持機構9とから構成し、前
記ヘッドパイプ6に支持用ステー10を介して支持させ
ている。この支持用ステー10には、風防装置1の他
に、カウリング前端部のヘッドライト11とメータ12
とを支持させている。すなわち、ヘッドライト11を囲
む環状のパイプ10aにヘッドライト11を接続し、こ
のパイプ10aの両側部とヘッドパイプ6とを接続する
側面視略コ字状の左右一対のパイプ10bの上部に風防
装置1とメータ12を接続している。
【0021】前記風防板4は、透明なプラスチックによ
って形成し、主面の中央が前上方に向けて凸になるよう
に湾曲させている。また、この風防板4の前端部には、
後述する前側支持機構8を連結するためのブラケット4
aを下方に突出するように一体に形成している。このブ
ラケット4aは、車幅方向の中央部に車幅方向に対をな
すように形成している。
【0022】前記前側支持機構8は、前記支持用ステー
10に固定したガイド部材13と、前記風防板4の支持
ブラケット4aに車幅方向の軸線回りに回動自在に取付
けた前側連結子14とから構成している。前側連結子1
4は、車幅方向に対をなすように設け、車幅方向の中央
部に一つだけ設けたガイド部材13にそれぞれ支持させ
ている。
【0023】このガイド部材13は、いわゆるボールね
じ機構によって前記両前側連結子14,14を図1,2
中に実線で示す前下位置と二点鎖線で示す後上位置との
間で直線的に往復させる構造を採っている。詳述する
と、ガイド部材13にボルト15を後上がりに傾斜する
ように回転自在に支持させ、このボルト15に前側連結
子14側のナット(図示せず)を螺合させるとともに、
ボルト15の上端部に減速機16を介してモータ17を
接続している。すなわち、この実施の形態では、前側支
持機構8に電動式アクチュエータを一体的に組込んでい
る。
【0024】前記モータ17は、軸線が車幅方向を指向
するように前記支持用ステー10に支持させている。モ
ータ17を取付ける位置はメータ12の前下方である。
減速機16はモータ17とともに支持用ステー10に固
定している。モータ17をこのようにガイド部材13の
上方であってメータ12の下方に配置することによっ
て、モータ17とヘッドライト11とが干渉し合うのを
避けることができるとともに、乗員側からモータ17が
見えてしまうのを阻止することができる。なお、モータ
17は、操向ハンドル2に設けたスイッチ(図示せず)
を操作することによって回転・停止と、回転する方向と
が切換えられるように制御回路を接続している。
【0025】前記後側支持機構9は、車幅方向と直交す
る平面に沿って延びる後側連結子21を有するリンク機
構によって構成している。後側連結子21は、車幅方向
に対をなすように設けてあり、風防板4の車幅方向の両
側部と支持用ステー10の上端部との間に介装してい
る。詳述すると、後側連結子21は、一端部を風防板4
の内側部であって前後方向の略中央に車幅方向の軸線回
りに回動自在に取付けるとともに、他端部を支持用ステ
ー10の上端部に車幅方向の軸線回りに回動自在に取付
け、図1,2中に実線で示すように前下がりに傾斜する
前下位置と、二点鎖線で示すように後下がりに傾斜する
後上位置との間で支持用ステー10側端部を支点にして
揺動する構造を採っている。前記前側連結子14が前記
前下位置に位置するときには後側連結子21も前下位置
に位置し、前側連結子14が後上位置に移動することに
よって、後側連結子21は後上位置まで揺動する。
【0026】このように構成した風防装置1は、図3
(a)に示すように前側連結子14および後側連結子2
1をそれぞれ前下位置に移動させることによって、風防
板4が最も低い位置に位置付けられる。このように風防
板4が低くなる形態を採るのは、例えば市街地を相対的
に低速で走行するときなど、前方を広く見渡しながら走
行するときである。この状態から前側支持機構8のモー
タ17によって前側連結子14を後上方に移動させるこ
とによって、後側連結子21が図において時計方向に揺
動し、風防板4が後上方に移動する。
【0027】このとき、後側連結子21は前下がりに傾
斜する状態から揺動して起立するため、風防板4は後方
へ移動しながら後部が上方に移動する。すなわち、風防
板4が徐々に高くなるとともに、風防板4の水平に対す
る傾斜角度が徐々に増大する。
【0028】前側連結子14を更に後上方に移動させ、
前側連結子14および後側連結子21が図3(b)に示
すように後上位置に達すると、風防板4の位置は最も高
くなり、前記傾斜角度も最大になる。このように風防板
4を高い位置で起立させることによって、乗員に当たる
走行風を風防板4で遮ることができる。
【0029】したがって、上述したように構成した風防
装置1によれば、後側連結子21が風防板4とともに移
動するから、風防板4が相対的に高くなるように移動し
た状態では後側連結子21で風防板後部の高い部位を支
えることができ、風防板4が相対的に低くなるように移
動した状態では後側連結子21の位置を低くすることが
できる。
【0030】また、風防板4が相対的に高くなるように
移動した状態では、後側連結子21が後下がりに傾斜
し、風防板4が受ける走行風の荷重を後側連結子21の
長手方向に作用させることができるから、コンパクトな
構造を採っているにもかかわらず、風防板4に作用する
風圧が最大になるときに強固に風防板4を支持すること
ができる。
【0031】さらに、前側連結子14を移動子としてこ
れを平行移動させるアクチュエータを採用しているか
ら、アクチュエータを一定位置に固定しておくことがで
きる。このため、アクチュエータの周囲に無駄な空間を
形成しなくてよく、コンパクトな風防装置1を製造する
ことができる。
【0032】なお、アクチュエータは、前側支持機構8
に設けずに後側支持機構9に設けることができるし、電
動式ではなく手動式のアクチュエータを設けることもで
きる。後側支持機構9に電動式アクチュエータを設ける
場合には、後側連結子21の支持用ステー側の端部をア
クチュエータが回動させるように構成する。アクチュエ
ータを手動式とする場合には、モータ17の代わりに手
動ハンドル(図示せず)を設け、このハンドルを回転さ
せることによって前側連結子14または後側連結子21
を移動させる構造を採る。
【0033】第2の実施の形態 後側支持機構は図4に示すように形成することができ
る。図4は第2の実施の形態を示す図で、同図(a)は
風防板を最も低くなる位置に移動させた状態を示し、同
図(b)は風防板を最も高くなる位置に移動させた状態
を示す。同図において、前記図1ないし図3で示したも
のと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付
し詳細な説明は省略する。
【0034】この実施の形態による風防装置1は、後側
支持機構9の構造が異なる他は、第1の実施の形態を採
るときと同等の構造を採っている。図4に示す後側支持
機構9は、後側連結子21を支持用ステー(図示せず)
側のガイドレール31に沿って往復するように形成して
いる。ガイドレール31は、車幅方向に対をなすように
設けて支持用ステーに固定している。
【0035】この実施の形態では、ガイドレール31お
よび後側連結子21を車体前側が凹むように湾曲させて
形成している。これら両者は、湾曲させずに後上がり傾
斜するように直線状に形成することができる。
【0036】このように構成した後側支持機構9によれ
ば、前側連結子14が前下位置に位置するときには図4
(a)に示すように後側連結子21も前下位置に位置
し、同図(b)に示すように前側連結子14が後上位置
に移動することによって、後側連結子21が後上位置ま
でガイドレール31に沿って移動する。このように後側
支持機構9を構成しても後側連結子21は風防板4とと
もに移動するから、風防板4が相対的に高くなるように
移動した状態では後側連結子21で風防板後部の高い部
位を支えることができ、風防板4が相対的に低くなるよ
うに移動した状態では後側連結子21の位置を低くする
ことができる。
【0037】後側支持機構9をこの実施の形態で示した
ように形成する場合でもアクチュエータを後側支持機構
9に設けることができる。この後側支持機構9に設ける
アクチュエータとしては、後側連結子21にラック(図
示せず)を接続するかまたはラックを一体に形成し、こ
のラックにモータ(図示せず)のピニオンを噛合させた
ものを採用することができる。このアクチュエータを用
いる場合でもアクチュエータ自体は移動することはない
から、風防装置1をコンパクトに形成することができ
る。
【0038】第3の実施の形態 前側支持機構は図5に示すように形成することができ
る。図5は第3の実施の形態を示す図で、同図(a)は
風防板を最も低くなる位置に移動させた状態を示し、同
図(b)は風防板を最も高くなる位置に移動させた状態
を示す。同図において、前記図1ないし図4で示したも
のと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付
し詳細な説明は省略する。
【0039】この実施の形態による風防装置は、前側支
持機構8の構造が異なる他は、第1および第2の実施の
形態を採るときと同等の構造を採っている。図5に示す
前側支持機構8は、車幅方向と直交する平面に沿って延
びる前側連結子14を有するリンク機構によって構成し
ている。この実施の形態による前側連結子14は、車幅
方向に対をなすように設けてあり、風防板4の前端部と
支持用ステー(図示せず)との間に介装している。詳述
すると、前側連結子14は、一端部を風防板4の前端部
に車幅方向の軸線回りに回動自在に取付けるとともに、
他端部を支持用ステーに車幅方向の軸線回りに回動自在
に取付け、図5(a)に示すように前下がりに傾斜する
前下位置と、同図(b)で示すように後上がりに傾斜す
る後上位置との間で支持用ステー側端部を支点にして揺
動する構造を採っている。
【0040】この前側連結子14が前記前下位置に位置
するときには後側連結子21も前下位置に位置し、前側
連結子14が後上位置に移動することによって、後側連
結子21は後上位置まで揺動する。
【0041】このように前側支持機構8を形成しても上
述した実施の形態を採る場合と同等の効果を奏する。こ
の前側支持機構8にアクチュエータを設ける場合には、
前側連結子14の支持用ステー側の端部をモータ(図示
せず)によって回動させる構造のアクチュエータを採用
する。このアクチュエータを用いる場合でもアクチュエ
ータ自体は移動することはないから、風防装置1をコン
パクトに形成することができる。なお、後側支持機構9
にアクチュエータを設ける場合は、第2の実施の形態を
採るときと同じ構造のものを用いる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、後
側連結子が風防板とともに移動するから、風防板が高く
なるように移動した状態では風防板後部の高い部位を後
側連結子で支えることができ、風防板が低くなるように
移動した状態では後側連結子の位置を低くすることがで
きる。
【0043】このため、風防板の後側を支持する後側支
持機構をコンパクトに形成しながら、風防板の可動範囲
を広くとることができる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、風防板が相
対的に高くなるように移動した状態では、風防板が受け
る走行風の荷重を後側連結子の長手方向に作用させるこ
とができるから、コンパクトな構造でも高い支持強度を
もって風防板を支持することができる。
【0045】また、アクチュエータを一定位置に固定し
ておくことができるから、アクチュエータの周囲に無駄
な空間を形成しなくてよく、コンパクトな風防装置を実
現することができる。
【0046】請求項3および請求項4記載の発明によれ
ば、一定位置にあるアクチュエータで連結子を駆動する
ことができるから、アクチュエータの周囲に無駄な空間
を形成しなくてよく、コンパクトな風防装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る風防装置の側面図である。
【図2】 要部を拡大して示す側面図である。
【図3】 風防板および支持機構の動作を説明するため
の側面図である。
【図4】 第2の実施の形態を示す図である。
【図5】 第3の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1…風防装置、4…風防板、8…前側支持機構、9…後
側支持機構、14…前側連結子、17…モータ、21…
後側連結子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風防板の下端部に前側支持機構を接続す
    るとともに両側部に後側支持機構を接続して風防板の高
    さおよび傾斜角度を変化させる自動二輪車用風防装置に
    おいて、前記前側支持機構を、風防板に車幅方向の軸線
    回りに回動自在に取付けた前側連結子が前下位置と後上
    位置との間で移動する構造とするとともに、前記後側支
    持機構を、風防板の側部に車幅方向の軸線回りに回動自
    在に取付けて風防板から車幅方向と直交する平面に沿っ
    て延びる後側連結子が前記前側連結子の移動に伴って前
    下位置と後上位置との間で移動する構造とし、これら両
    支持機構のうち一方に連結子を駆動するアクチュエータ
    を接続したことを特徴とする自動二輪車用風防装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動二輪車用風防装置に
    おいて、前側支持機構を前側連結子がガイドレールに沿
    って直線的に往復する構造とし、後側支持機構を、後側
    連結子が風防板とは反対側の端部を支点にして揺動する
    とともに、後上位置に移動した状態で後下がりに傾斜す
    る構造としたことを特徴とする自動二輪車用風防装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動二輪車用風防装置に
    おいて、前側支持機構と後側支持機構とを連結子がガイ
    ドレールに沿って往復する構造としたことを特徴とする
    自動二輪車用風防装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動二輪車用風防装置に
    おいて、前側支持機構の前側連結子を風防板から車幅方
    向と直交する平面に沿って延びるように形成し、前側支
    持機構を、前記前側連結子が風防板とは反対側の端部を
    支点にして揺動する構造とするとともに、後側支持機構
    を後側連結子がガイドレールに沿って往復する構造とし
    たことを特徴とする自動二輪車用風防装置。
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