JP2000158999A - 運搬車 - Google Patents

運搬車

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JP2000158999A
JP2000158999A JP10335887A JP33588798A JP2000158999A JP 2000158999 A JP2000158999 A JP 2000158999A JP 10335887 A JP10335887 A JP 10335887A JP 33588798 A JP33588798 A JP 33588798A JP 2000158999 A JP2000158999 A JP 2000158999A
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conveyor
carrier
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JP10335887A
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English (en)
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Tsutomu Bessho
務 別所
Yasunori Yoshida
康則 吉田
Hideyuki Fujimoto
秀幸 藤本
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜等の収穫物を荷台に搬送するためのコン
ベアを、簡単に機体に収納できると共に、機体に対して
任意の位置に向けて搬送ができるようにする。 【解決手段】 コンベア9を、基端側を中心にして先端
側が前方、側方、そして後方の少なくとも三方向の位置
に旋回移動自在に設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャベツ、大根等
の収穫物や、これら収穫物を収納したダンボール箱やパ
レット等、種々の荷物の運搬作業に用いられる運搬車の
技術分野に属するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、この種運搬車としては、荷台への
積み込み労力を軽減するため、収穫物や収納箱を荷台に
載せるためのコンベアを備えたものが例えば実開昭62
−33238号公報、実開昭63−26615号公報、
実開昭63−26616号公報、特開平10−5215
2号公報において知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記各従来
のものは、コンベアの搬送終端部を機体の一側に取付
け、ここから機体外方に突出するように設けられていた
に過ぎないから、コンベアの搬送始端位置を左右に変更
することができないばかりでなく、コンベアを機体に収
納する場合、荷台を退避させる必要があったり、水平横
軸を支点として上下反転させる必要があって作業性に劣
るという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、荷台を備えた運搬車に、荷物を移
送するためのコンベアを設けるにあたり、該コンベア
は、基端側を中心にして先端側が前方位置、側方位置、
後方位置の少なくとも三方向に位置移動自在に設けられ
ることを特徴とするものである。そして本発明は、この
構成によって、コンベアの先端側位置を左右方向や後方
の自由な位置に簡便、迅速にセットすることができる。
このものにおいて、荷台を備えた運搬車本体に、荷物を
移送するためのコンベアを設けるにあたり、該コンベア
は、荷台に対して基端側が上下方向に位置移動自在に設
けられることを特徴とすることができる。そして本発明
は、この構成によって、コンベアの先端位置を左右方向
や後方だけでなく、上下位置も自由にセットすることが
できる。荷台を備えた運搬車に、荷物を移送するための
コンベアを設けるにあたり、該コンベアの基端側に旋回
軸を設け、該旋回軸を荷台に対して上下移動調節自在で
かつ水平回動調節自在に支持して、コンベアを、先端側
が前方位置、側方位置、後方位置の少なくとも三方向お
よび上下に位置移動自在に設け、コンベアは、左右方向
の旋回移動で荷台上に収納される収納姿勢から荷台から
突出する作業姿勢に変位できることを特徴とするもので
ある。そしてこのようにすることにより、旋回軸を位置
移動するための軸に構成した場合には、コンベアの位置
移動の構成を簡略化することができると共に、コンベア
の先端位置を側方や前後方だけでなく、上下位置も自由
にセットすることが、旋回軸を利用した簡単な構成でき
る。さらにこれらにおいて、コンベアは、水平方向の旋
回移動で荷台上に収納される収納姿勢から荷台から突出
する作業姿勢に変位できることを特徴とすることがで
き、このようにした場合には、コンベアの荷台への収納
作業を容易化することができる。さらにまたこれらにお
いて、コンベアは、収納姿勢時、先端側が荷台に設けた
受け部材に支持されるものであることを特徴とすること
ができ、この様にしたときには、コンベア先端部の支持
が、受け部材を利用して確実にできる。またさらにこれ
らにおいて、運搬車は、畝間走行ができるよう高床式の
荷台を有し、かつ荷台側部にステップを設けると共に、
走行装置の左右トレッド調整ができるものであることを
特徴とすることができ、このようにしたときには、各種
畝間での収穫物の荷台への搬入が容易になって、収穫作
業の効率化に寄与できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次ぎに、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図中、1は運搬車であ
って、該運搬車1は、クローラ型の走行装置2、該走行
装置2の上方に設けられる荷台(荷台の高さは、軽トラ
ックの荷台と略同じ高さか少し高い位置に設定した方が
軽トラックの荷台への移し変え作業がしやすい)3を備
えて構成される。この荷台3の幅およびこれを支持する
走行装置2のトレッドは、その左右幅が広狭調整できる
構成になっているが、その詳細な構成については、例え
ば実公平6−30623号公報に記載されるものを援用
し、ここでは省略する。そして荷台3は、左右に広いス
ペースの固定側荷台3aと狭いスペースの可動側荷台3
bとで構成されている。尚、図中、4は固定側荷台3a
に設けられるエンジン、5は着脱自在に取付けられるガ
ードパイプ、6は可動側荷台3bに高さ調整自在に設け
られるステップ、7は機体のエンジン配設側端部に突出
するように配される運転ハンドル、8は該運転ハンドル
部位に設けられる操縦具で、走行クラッチレバー8a、
変速レバー8b、その他を配している。また荷台3の前
部に走行・停止レバー8cが設けられている。
【0006】9は本発明のコンベアとして実施される無
端ベルトによるベルト搬送式のコンベアであって、該コ
ンベア9の基端側は、荷台3上において運搬車1のエン
ジン4が設けられる後方側とは逆の前側に支持されてい
る。つまり、荷台3を構成する荷台フレーム3cに支持
フレーム10が固着され、該支持フレーム10に旋回ベ
ース11が固着され、さらにこの旋回ベース11に固着
される状態で、軸心が縦方向を向く旋回案内筒12が設
けられている。因みに、コンベアとしては、ベルト搬送
式に限らず、ローラ搬送式、螺旋搬送式等、通常知られ
たものを必要に応じて適宜採用できることはいうまでも
ない。13は前記旋回案内筒12に上下方向移動自在か
つ軸回り方向回動自在に貫挿する旋回軸であって、該旋
回軸13の旋回案内筒12の上側には位置決め筒14が
外嵌している。そしてこの位置決め筒14にはロックボ
ルト14aが設けられており、該ロックボルト14a
を、旋回軸13の外周に上下方向適宜間隔を存して刻設
した複数の係止溝(座ぐり穴)13aの一つに選択係合
することでコンベア9の上下位置を調整できるようにな
っている。
【0007】さらに前記位置決め筒14の外周には円盤
状の位置決めプレート15が固着されているが、該位置
決めプレート15には旋回軸13の軸回り方向に複数の
位置決め孔15aが適間隔を存して穿設されている。一
方、前記旋回ベース11には、位置決め孔15aに対向
する状態で筒軸16が固着され、該筒軸16にロックピ
ン17が上下方向移動自在に設けられている。そしてこ
のロックピン17は、ロックピン17の上下方向中間部
に設けた弾機受け17aと筒軸16の下端部に設けた弾
機受け16aとのあいだに介装された弾機18によっ
て、ピン先端部が位置決め孔15aに嵌入して旋回軸1
3の軸回り回動がロックされるよう常時付勢されてい
る。さらにロックピン17の下端部にはカムレバー19
の基端部が支軸19cを介して揺動自在に支持されてい
る。このカムレバー19の基端部には、弾機受け16a
に当接する状態で支軸19bの軸心からの距離(径)を
大小異ならしめたカム面19a、19bが形成されてい
るが、カムレバー19は支軸19cと大径側カム面19
aとがラップするようになっている。そしてカムレバー
19を、大径側カム面19aが弾機受け16aの下面に
当接する状態にセットした場合にはロックピン17の先
端部が位置決め孔15aから抜け出た非ロック状態とな
ってコンベア9を旋回軸13の軸心回りに調整でき、そ
してコンベア9を適宜旋回した状態でカムレバー19を
小径側カム面19bが弾機受け16aの下面に当接した
状態にセットすることで、ロックピン17の先端部が位
置決め孔15aに嵌入してコンベア9の軸回りの位置決
めセットがなされる設定になっている。
【0008】さて、前記旋回軸13の上端部には支持台
20が固着されているが、該支持台20にはコンベア9
の駆動側フレーム21の下端部が支軸21aを介して軸
支され、コンベア9の先端側が上下揺動自在に軸支され
ている。駆動側フレーム21にはコンベア用の駆動源と
なるエンジン(電動モータ、油圧モータであっても良
い)22、動力伝動ケース(コンベア9の搬送方向を正
逆切換えをするための機構を含んだ変速機構を備えるこ
とができる)23、コンベアベルト(無端搬送帯)24
の基端部が設けられている。因みに、コンベアの駆動源
として、エンジン22に替えて後述する他の実施の形態
に示すように可変式の電動モータにした場合、エンジン
に比して静粛なうえ振動も少なく、これによって、エン
ジン騒音が気になることもなく、かつ収穫物を清潔にし
て傷の発生も誘発することなく、落下も少なくして円滑
に搬送作業ができるという利点がある。ことなくそして
該駆動側フレーム21からコンベアベルト24が延出す
るが、そのベルト先端部にはコンベアフレーム27を介
して従動側フレーム25が設けられ、該従動側フレーム
25には、コンベアベルト24の前方を向くコ字形をし
た第一把手25aと上方を向く同じくコ字形をした第二
把手25bとが設けられているが、さらに従動側フレー
ム25の下縁には、コンベア9を後方位置に旋回して荷
台3に収納した場合に、丁度対応する位置の荷台3に固
定した受け部材5aに係止する略逆V字形をした係止溝
25cが形成されている。尚、係止溝25cにはゴム質
弾性材からなる緩衝材が被着されている。さらにコンベ
ア9の荷台側端部には、搬送荷物が急激に落下しないよ
う滑らせて荷台3に継送するため表面にスポンジ等のク
ッション材を付設構成する可撓性を有したシューター9
aが設けられている。尚、9bはシューター9aを係脱
自在に係止する係止ピンである。
【0009】26はコンベア9の先端側の上下揺動位置
(高さ)をセットするためのチエンであって、該チエン
26は、一端が支持台20に立設した支持アーム20a
の上端(支軸21aより上位置でかつ従動側位置)に連
結され、他端側は、前記駆動、従動側フレーム21、2
5とのあいだを連結するコンベアフレーム27の中途部
に設けたチエンフック27aに係脱自在に係合するよう
になっている。そしてコンベア9の先端側の上下揺動位
置は、チエン26をチエンフック27aから外した状態
でコンベア9を支軸21aを支点として上下揺動せし
め、この状態でチエン26をチエンフック27aに係止
した後、チエン26を緊張する状態にすることで、必要
な作業高さにセットできる設定になっている。尚、28
はコンベア9で搬送される野菜等の荷物が側方に落下す
るのをガードすべく設けたコンベアガードで、該コンベ
アガード28はコンベアフレーム27に装着した支持パ
イプ27bに抜き差し自在でかつボルト27cによって
位置調節自在に設けられている。また、29はエンジン
停止スイッチである。
【0010】叙述の如く構成されたものにおいて、コン
ベア9は、図3のA位置で示す荷台3への収納姿勢で
は、先端部が荷台3後部の受け部材5aに鞍架にする状
態で支持され、基端側がロックピン17で係止している
結果、コンベア9の振れ止めを確実にできる。そして受
け部材5aを荷台3後部のガードパイプとなるよう兼用
しておけば、受け部材5aを有効に利用しての収納保持
ができる。しかも受け部材5aは、荷台3の上面より上
位に離間した状態でコンベア9を収納するため、野菜等
の収穫物が積載された荷台3にコンベア9を収納する場
合に、該コンベア9と荷台3とのあいだの空間部にもこ
れら収穫物を積載できることになって積載量の確保がで
きる。尚、搬送速度についてはエンジン回転等を調節し
て作業条件に応じて好ましい速度に調節して行うことは
勿論である。
【0011】一方、収穫物の積載作業をする場合には、
カムレバー19を大径側カム面19aが弾機受け16a
に当接するよう操作してロックピン17の旋回ロックを
解除し、この状態でコンベア9の先端部を把持する等し
てガードパイプ5から持ち上げ、そして、図3のB、
C、D、E等の適宜必要な位置まで旋回させた後、カム
レバー19を小径側カム面19bが弾機受け16aに当
接するよう操作してロックピン17で旋回ロックすれば
よく、これによって任意の位置にコンベア9をセットで
きることになる。しかも荷台3に対するコンベア9の全
体的な高さを変えたい場合には、ロックボルト14aを
緩めて係止溝13aとの係止を外して上下移動ロックを
解除し、旋回軸13をコンベア9と共に上下移動して必
要高さに移動調整した後、ロックボルト14aを締めて
選択された係止溝13aに係止して上下移動のロックを
すればよい。尚、旋回軸13は、油圧機構や電動モータ
等の駆動機構を用いて上下移動するように構成しても勿
論よい。そしてこのように荷台3に対してコンベア9の
基端側高さを上下に変更できる結果、キャベツ等の収穫
物を荷台3に搬送する場合には、コンベア9の基端側高
さを低くして荷台3の上面に近づけ、これによって収穫
物が荷台3の高い位置から落下することなくシューター
9aを穏やかに転がるようにして荷台3に移送して傷が
発生しないように配慮することができ、一方、収穫物が
収納されたダンボール箱の搬送や、コンベア9で搬送し
た収穫物を荷台3に搭載した収納パレット(図示せず)
に積み込み収納するようなときには、コンベア9の基端
部高さを高く調整すると作業がしやすい。このように、
コンベア9の横方向(水平方向)の移動および上下方向
の移動が、旋回軸13において各別にできることになっ
て構造の簡略化が計れる。因みに、コンベアベルト9の
移動をする場合、第一、第二の把手25a、25bを把
持すると作業がしやすい。そして前記把手のうち、コン
ベア上方を向く第二把手25bは、搬送されるキャベ
ツ、大根等の落下防止機能もあり、部材の兼用化が計れ
る。またコンベアガード28は、コンベア9で搬送され
るものがキャベツ等の丸玉状野菜で、コンベア9の搬送
幅より小さいものである場合、これらがコンベア9から
側方に落下するのを防止する機能を有しており、大根や
ダンボール箱のようにコンベア幅より大きいものを搬送
する場合には邪魔にならないようボルト28cを緩めて
取り外して搬送することになる。野菜を収穫するとき
は、一般に、図10に示されるように収穫する作業者は
コンベア9の先端側にいて収穫物をコンベア9に載せる
一方で、補助作業者がステップ6または荷台3に乗って
機体と一緒に移動しながら搬送されてくる収穫物を受け
取って荷台3に並べたり荷台3に載置したパレット(収
穫箱で、図11参照)に積み込む等の作業が行われる。
また、コンベア9の基端部にはシューター9aがあるの
で、搬送されてきた収穫物が荷台3に急激に落下するの
を回避でき、収穫物の保護が計れる。
【0012】また、コンベア9の搬送角度を変更したい
場合には、チエン26をチエンフック27aから外した
状態でコンベア9を支軸21aを支点として上下揺動さ
せて必要な角度になるようチエン26をチエンフック2
7aに係止した後、チエン26を緊張する状態にすれば
よい。一方、荷台3は、操縦部から見て幅広な固定側荷
台3aと幅狭な可動側荷台3bとに分割され、そしてコ
ンベア9は、本実施の形態では固定側荷台3aの可動側
荷台3b側に偏寄するようにして装備されており、この
結果、コンベア9は固定側荷台3aによる支持を受けて
安定性が優れ、しかもコンベア9の搬送終端となる基端
部がこの幅広な固定側荷台3aに対向していることか
ら、収穫物の補助作業者による積み込み作業が行いやす
く、また可動側荷台3bを荷台幅が広くなる方向に移動
させて作業したときに、広くなる方向に移動した可動側
荷台3bへの積み込み作業も、コンベア9がさほど遠く
なることなく行うことができて作業性に優れたものにな
る。また、ステップ6は、可動側荷台3bに設けられて
いる結果、昇降しやすいうえ、ステップ6はコンベア9
に近い側にあることになって、ステップ6に乗っての搬
送物を受け取っての荷台3への積み込み作業や並べ替え
作業、さらにはパレットへの収納作業がしやすくなる。
しかもステップ6は、高さ調節ができるため、畝高さや
作業者の体格に応じた適切な高さに調節しての作業がで
きる。
【0013】このように、本発明が実施された形態のも
のでは、コンベア9を機体の後方(若しくは前方)の一
方向だけでなく、左右側方や左右傾斜した方向等、必要
において任意の方向に移動してそこにセットできるの
で、収穫物の積載作業が容易になる。しかもコンベア9
全体の高さ、傾斜角についてもそれぞれ任意に変更でき
るから、収穫物の種類、畝高さ、畝幅、収穫量、収穫位
置等、各種の条件に対応したコンベア9の姿勢調整がで
き作業性が向上する。
【0014】因みに本実施の形態のものは、コンベア9
の前述したA〜E位置への各移動操作を、油圧装置や電
動モータ等の動力源を用いることなく手動で行う構成に
なっているため、構造が簡単で軽量化が計れる許かりで
なく、コストも安価になるという利点がある。尚、本発
明は前記実施例に限定されないことは勿論であって、コ
ンベア9の前述したような各移動を前記の様な適宜の動
力源を用いて行うこともでき、また、コンベアの取付け
位置についても任意の位置にすることができる。また、
本発明が実施されたコンベアを、図11に示すように左
右にそれぞれ取付けるようにして、左右両側からの収穫
物の積載作業ができるように構成することもでき、さら
には、位置決め筒14までの構成を、図3の破線で示す
ように荷台の左右両側に設け、一台のコンベアを必要に
応じて左右に付け替えする構成とすることもできる。
尚、本実施の形態の機体走行・停止操作について図12
で説明するに、前記操縦具8の走行クラッチレバー8a
を運搬車1の機体前方側のX位置に操作すると運搬車1
が走行し、機体後方のY位置に操作すると運搬車は停止
するようになっている。また、変速レバー8bは、前進
高速位置F2、前進低速位置F1、後進位置Rに切換え
られる。さらに走行・停止レバー8cは、荷台3の前部
からも運搬車1の走行・停止ができるようにしたもの
で、該走行・停止レバー8cは、走行クラッチレバー8
aを停止位置Yにした状態で変速レバー8bを上記前進
低速位置F1または後進位置Rにして操作するようにな
っており、したがって走行・停止レバー8cを走行位置
に操作したときのみ運搬車1が走行することになり、こ
れによって、運搬車1の走行・停止が機体前部からも操
作可能で、積込み作業の利便性を向上させている。さら
に、ステップ6からも走行機体1の走行、停止の操作が
できるようにすることもでき、この場合には、図12に
示す他の実施の形態のように、ステップ6とコンベア9
とのあいだに位置するサイドガード5の荷台3前方側に
クラッチレバー30を設けることができる。この場合
に、クラッチレバー30を、走行、停止の切換えセット
ができる通常のものに限定されず、握っているときには
走行し、離したときには停止する所謂リモートレバーと
することができる。従って、このようにクラッチレバー
30を設けておくと、圃場の積込み作業者もしくはステ
ップ6に搭乗の補助者が前記走行・停止レバー8cと同
様の操作が可能となり、積込み作業の利便性が更に増す
ことになる。さらにまた、図13に示すさらなる他の実
施の形態のようにコンベア9の駆動源を前述した電動モ
ータ31とすることができ、この場合には、エンジン回
転をオルタネータ32を用いて発電し、これを電源とし
て電動モータ31を駆動するように構成すればよく、こ
の場合、回路にON−OFFスイッチ34、搬送速度や
搬送方向の調整をするコントローラ33設けることで実
行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】運搬車の全体背面図である。
【図2】運搬車の全体正面面である。
【図3】運搬車の全体平面図である。
【図4】運搬車の全体側面図である。
【図5】コンベアを収納姿勢にした状態を示す運搬車の
斜視図である。
【図6】コンベアを前方作業姿勢にした状態を示す運搬
車の斜視図である。
【図7】コンベア支持部を断面したコンベアの一部省略
の側面図である。
【図8】(A)はコンベア基端部の正面図、(B)は旋
回軸ロック部の要部拡大断面図である。
【図9】位置決めプレートの平面図である。
【図10】作業状態を示す概略斜視絵図である。
【図11】コンベアを左右に設けた状態での作業状態を
示す概略絵図である。
【図12】クラッチレバーをサイドガードに設けた他の
実施の形態の電動操作を示す側面図である。
【図13】コンベア駆動源を電動モータとしたさらに他
の実施の形態の場合の回路図である。
【符号の説明】
1 運搬車 3 荷台 5 ガードパイプ 9 コンベア 13 旋回軸 14a ロックボルト 15 位置決めプレート 17 ロックピン 24 コンベアベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 秀幸 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台を備えた運搬車に、荷物を移送する
    ためのコンベアを設けるにあたり、該コンベアは、基端
    側を中心にして先端側が前方位置、側方位置、後方位置
    の少なくとも三方向に位置移動自在に設けられることを
    特徴とする運搬車。
  2. 【請求項2】 請求項1において、荷台を備えた運搬車
    本体に、荷物を移送するためのコンベアを設けるにあた
    り、該コンベアは、荷台に対して基端側が上下方向に位
    置移動自在に設けられることを特徴とする運搬車。
  3. 【請求項3】 荷台を備えた運搬車に、荷物を移送する
    ためのコンベアを設けるにあたり、該コンベアの基端側
    に旋回軸を設け、該旋回軸を荷台に対して上下移動調節
    自在でかつ水平回動調節自在に支持して、コンベアを、
    先端側が前方位置、側方位置、後方位置の少なくとも三
    方向および上下に位置移動自在に設け、コンベアは、左
    右方向の旋回移動で荷台上に収納される収納姿勢から荷
    台から突出する作業姿勢に変位できることを特徴とする
    運搬車。
  4. 【請求項4】 請求項3において、コンベアは、収納姿
    勢時、先端側が荷台に設けた受け部材に支持されるもの
    であることを特徴とする運搬車。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、運
    搬車は、畝間走行ができるよう高床式の荷台を有し、か
    つ荷台側部にステップを設けると共に、走行装置の左右
    トレッド調整ができるものであることを特徴とする運搬
    車。
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