JP2000158648A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド

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JP2000158648A
JP2000158648A JP33770698A JP33770698A JP2000158648A JP 2000158648 A JP2000158648 A JP 2000158648A JP 33770698 A JP33770698 A JP 33770698A JP 33770698 A JP33770698 A JP 33770698A JP 2000158648 A JP2000158648 A JP 2000158648A
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JP
Japan
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recording head
thin film
jet recording
ink jet
film
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JP33770698A
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English (en)
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Satoru Fujii
覚 藤井
Isaku Jinno
伊策 神野
Ryoichi Takayama
良一 高山
Takeshi Kamata
健 鎌田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩留りが低下したりオーバーエッチングが生
じたりするのを抑制しつつ、圧電体薄膜の残留応力の低
減と製造コストの低減とを図ることができるインクジェ
ット式記録ヘッドの提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 圧力室2を備えたインク流路構造体1の
圧力室形成面上に、インクを吐出させるための振動板膜
3とペロブスカイト結晶構造を有する圧電体薄膜5とを
有する圧電素子が形成されると共に、上記圧電体薄膜5
における上記圧力室2側の面に第2電極膜4が形成され
る一方、上記圧電体薄膜5における他方の面に第1電極
膜7が形成されたインクジェット式記録ヘッドにおい
て、上記第1電極膜7として、金又は金合金を用いるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力室を備えたイ
ンク流路構造体の圧力室形成面上に、インクを吐出させ
るための振動板膜とペロブスカイト結晶構造を有する圧
電体薄膜とを有する圧電素子が形成されると共に、上記
圧電体薄膜における上記圧力室側の面に第2電極膜が形
成される一方、上記圧電体薄膜における他方の面に第1
電極膜が形成されたインクジェット式記録ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン等の印刷装置としてイン
クジェット記録装置を用いたプリンタが印字性能がよ
く、取り扱いが簡単で、しかも低コスト等の理由から広
く普及している。このインクジェット記録装置には、熱
エネルギーによってインク中に気泡を発生させ、その気
泡による圧力波によりインク滴を吐出させるもの、静電
力によりインク滴を吸引吐出させるものが有る他、圧電
素子のような振動子による圧力波を利用したもの等が検
討されている。
【0003】上記インクジェット記録装置のうち、圧電
素子を用いたものは、例えば、インク吐出口に連通した
インク流路と、そのインク流路に連通した圧力室と、こ
の圧力室に設けられ、圧電体薄膜が接合された振動板膜
等により構成されている。そして、圧電体薄膜に所定の
電圧を印加すると、圧電体薄膜が伸縮することによっ
て、圧電体薄膜と振動板膜とが太鼓状の振動を起こして
圧力室内のインクが圧縮され、それによりインク吐出口
からインク液滴が吐出するような構成である。
【0004】ところで、昨今、白黒に代わりカラーのイ
ンクジェット記録装置が普及してきたが、当該インクジ
ェット記録装置においては印字性能の向上、特に高解像
度および高速印字が求められている。そのため、圧電体
薄膜(圧電デバイス)として、代表的な強誘電体材料で
あるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)が提案されてい
る。ここで、上記圧電体薄膜の作製には、一般的に、高
い基板温度(500℃以上)が必要となるため、インク
ジェット式記録ヘッドにおける第1電極膜(下部電極
膜)には化学的に安定な白金(Pt)が一般的に用いら
れている。しかし、第1電極膜として白金電極膜を用い
た場合には、以下に示すような課題がある。
【0005】1)白金電極膜と外部電極パターンとの接
続方法としては、導電性ペースト法とワイヤボンディン
グ法とがあるが、生産性や信頼性の観点から、一般的に
は、ワイヤボンディング法が用いられている。ところ
が、上記白金電極膜は成膜基板との密着性に劣るため、
白金電極膜と外部電極パターンとをワイヤボンディング
する際に、白金電極膜が剥がれることがあり、ワイヤボ
ンディング工程における歩留りが低下する。そこで、白
金電極膜と成膜基板との間にチタン(Ti)等から成る
密着層を新たに形成するというような方法が考えられる
が、この方法では、相互拡散の問題が生じたり、新たな
層を形成する必要があるため、インクジェット式記録ヘ
ッドの製造プロセスが複雑化して、製造コストが高騰す
るという課題を生じる。また、白金電極膜の膜厚を大き
くするという方法も考えられるが、この方法では、後の
工程で白金電極膜をエッチングしてパターニングする場
合に、オーバーエッチングを生じる等の課題を有してい
る。
【0006】2)圧電体薄膜である強誘電体(例えば、
PbZr0.52Ti0.483 )の格子定数は4.0360
Åであるのに対して、Ptの格子定数は3.9231Å
であり、両者の格子定数の差が大きい。したがって、強
誘電体成膜時に格子のミスマッチを生じ、薄膜の残留応
力が大きくなるため、インクジェット式記録ヘッドの歩
留まりが低下する。 3)良好なPZTを作製するためには、成膜開始段階で
のZrO2 の成長を防ぐために、Zrを含まない初期層
を新たに下部電極上に形成するのが好ましい。この結
果、インクジェット式記録ヘッドの製造プロセスが複雑
化して、製造コストが高騰するという課題を生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
に鑑みなされたものであって、歩留りが低下したりオー
バーエッチングが生じたりするのを抑制しつつ、圧電体
薄膜の残留応力の低減と製造コストの低減とを図ること
ができるインクジェット式記録ヘッドの提供を目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1記載の発明は、圧力室を備
えたインク流路構造体の圧力室形成面上に、インクを吐
出させるための振動板膜とペロブスカイト結晶構造を有
する圧電体薄膜とを有する圧電素子が形成されると共
に、上記圧電体薄膜における上記圧力室側の面に第2電
極膜が形成される一方、上記圧電体薄膜における他方の
面に第1電極膜が形成されたインクジェット式記録ヘッ
ドにおいて、上記第1電極膜として、金又は金合金を用
いることを特徴とする。
【0009】上記構成の如く、第1電極膜として金又は
金合金を用いれば、これらの金属は成膜基板との密着性
に優れるため、第1電極膜と外部電極パターンとをワイ
ヤボンディングする際の剥がれという課題を抑制でき
る。したがって、ワイヤボンディング工程における歩留
りが飛躍的に向上する。加えて、別途、密着層を形成し
なくても優れた密着性を得られるので、相互拡散の問題
が生じることもなく、しかもインクジェット式記録ヘッ
ドの製造プロセスが複雑化して、製造コストが高騰する
という課題が生じることもない。更に、第1電極膜の膜
厚を小さくすることができるので、第1電極膜をエッチ
ングしてパターニングする場合に、オーバーエッチング
の問題を生じることもない。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記金合金として金−クロム合金又
は金−ゲルマニウム合金を用いることを特徴とする。金
合金としては、上記合金が例示されるが、本発明はこれ
らの合金に限定されるものではない。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、前記金又は金合金が(10
0)方向に配向していることを特徴とする。具体的に
は、成膜基板として(100)方向に配向したMgO基
板等を用いることにより、金等を(100)方向に配向
させることができる。尚、成膜基板が(100)方向に
配向することにより、PZT等の圧電体薄膜は(00
1)方向に配向することになる。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記圧電体薄膜として、a軸及びb
軸方向の格子定数が4.00085Åを超える強誘電体
薄膜を用いると共に、前記第1電極膜として金を用いる
ことを特徴とする。PZT等の圧電体薄膜が(001)
方向に配向(圧電体薄膜のc軸が成膜基板の基板面に対
して垂直方向に配向)すれば、圧電体薄膜のa軸及びb
軸は成膜基板の基板面に沿うように配向する。また、従
来の第1電極膜に用いられる白金の格子定数は3.92
31Åである一方、本発明の第1電極膜に用いられる金
の格子定数は4.0786Åである。したがって、圧電
体薄膜におけるa軸及びb軸方向の格子定数が4.00
085Å〔(3.9231Å+4.0786Å)÷2=
4.00085Å〕を超えていれば、圧電体薄膜と金と
の格子のミスマッチが、圧電体薄膜と白金との格子のミ
スマッチより小さくなるので、圧電体薄膜の残留応力が
小さくなる。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の発明において、前記強誘電体薄膜として、化学式P
x Lay Tiz Zrw3 で表され且つ組成範囲が下
記(1)又は(2)のうちから選択された1つの組成範
囲を有するものを用いることを特徴とする。 (1)x=1、y=0、0.2≦z≦0.55(好まし
くは、0.2≦z≦0.52)、z+w=1 (2)0.75≦x<1、x+y=1、0.3≦z<
1、z+w=1 強誘電体薄膜(圧電体薄膜)が上記のもので構成されて
いれば、大多数のものはa軸及びb軸方向の格子定数が
4.00085Åを超えているので、前記請求項4記載
の作用が円滑に達成される。具体的には、(1)の組成
のもの(PZT)では、図1から明らかなように、大多
数のものはa軸及びb軸方向の格子定数が4.0008
5Åを超えていることが認められる。また、(2)の組
成のもの(PLZT)では、組成に関するパラメータが
多く、全てのものの格子定数を示すことができないの
で、代表的なものについての格子定数を、下記表1に示
す。表1から明らかなように、大多数のPLZTではa
軸方向の格子定数が4.00085Åを超えていること
が認められる。尚、正方晶の場合は、a軸方向の格子定
数=b軸方向の格子定数となり、菱面体の場合には、a
軸方向の格子定数=b軸方向の格子定数=c軸方向の格
子定数となるので、a軸方向の格子定数のみを考慮すれ
ば足る。
【0014】
【表1】
【0015】また、請求項6記載の発明は、請求項1、
2、3、4又は5記載の発明において、前記第1電極膜
上に、前記圧電体薄膜が直接形成されていることを特徴
とする。また、請求項7記載の発明は、請求項1、2、
3、4又は5記載の発明において、前記第1電極膜と前
記圧電体薄膜との間には、Zrを含まない初期層が形成
されていることを特徴とする。このような構成であれ
ば、圧電体薄膜の成長開始段階でのZrO2 の成長を防
止することができるので、より良好なPZT薄膜を得る
ことができる。
【0016】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の発明において、前記初期層として、化学式Pbx
y Tiz Zrw3 (但し、0.7≦x≦1、x+y
=1、0.925≦z≦1、w=0)で表される強誘電
体薄膜を用いることを特徴とする。上記の如く初期層と
してPLTを用いることができるが、図2に示すよう
に、上記PLTのa軸方向の格子定数は小さい(3.9
5Å以下)ので、金の格子定数との差異が大きいので問
題になるとも考えられる。しかし、一般に、初期層の厚
みは100〜200Åと極めて小さいので、上記の問題
は大きな問題ではない。
【0017】また、上記目的を達成するために、本発明
のうちで請求項9記載の発明は、圧力室を備えたインク
流路構造体の圧力室形成面上に、インクを吐出させるた
めの振動板膜とペロブスカイト結晶構造を有する圧電体
薄膜とを有する圧電素子が形成されると共に、上記圧電
体薄膜における上記圧力室側の面に第2電極膜が形成さ
れる一方、上記圧電体薄膜における他方の面に第1電極
膜が形成されたインクジェット式記録ヘッドにおいて、
上記第1電極膜として、導電性酸化物を用いることを特
徴とする。
【0018】このように、第1電極膜として導電性酸化
物を用いれば、Zrを含まない初期層を形成することな
く成膜開始段階でのZrO2 の成長を防ぐことができ
る。したがって、インクジェット式記録ヘッドの製造プ
ロセスが複雑化して、製造コストが高騰するという課題
を生じることなく、良好なPZT薄膜を作製することが
可能となる。尚、この場合には、第1電極膜と外部電極
パターンとの接続方法としては、導電性ペースト法を用
いるのが好ましい。
【0019】また、請求項10記載の発明は、請求項9
記載の発明において、前記導電性酸化物の格子定数が
3.8Å以上であることを特徴とする。このように規制
するのは、導電性酸化物の格子定数が3.8Å未満にな
ると、圧電体薄膜と導電性酸化物との格子のミスマッチ
が大きくり、圧電体薄膜の残留応力が大きくなるので、
インクジェット式記録ヘッドの歩留まりが低下するから
である。
【0020】また、請求項11記載の発明は、請求項9
又は10記載の発明において、前記導電性酸化物とし
て、ペロブスカイト構造の導電性酸化物を用いることを
特徴とする。また、請求項12記載の発明は、請求項1
1記載の発明において、前記ペロブスカイト構造の導電
性酸化物が、LaNiO3 、LaCrO3 、SrRuO
3 、CaRuO3 、LSCO(La1-x Srx CoO3
で表され、0≦x≦1である)又は超伝導材料から成る
群から選択されることを特徴とする。
【0021】また、請求項13記載の発明は、請求項1
2記載の発明において、前記超伝導材料として、化学式
YBa2 Cu37-x (但し、0≦x≦0.4)で表さ
れる超伝導材料を用いることを特徴とする。また、請求
項14記載の発明は、請求項9、10、11、12又は
13記載の発明において、前記圧電体薄膜として、化学
式Pbx Lay Tiz Zrw3 で表され且つ組成範囲
が下記(1)〜(3)のうちから選択された1つの組成
範囲を有するものを用いることを特徴とする。 (1)0.7≦x≦1、x+y=1、0.925≦z≦
1、w=0 (2)x=1、y=0、0.2≦z<1、z+w=1 (3)0.75≦x<1、x+y=1、0.3≦z<
1、z+w=1
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の形態)本発明の第1の形
態を、図3及び図4に基づいて、以下に説明する。図3
は本発明にかかる実施の形態のインクジェット式記録ヘ
ッドの断面図であり、図4(a)〜(e)は図3のイン
クジェット式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である
〔図4(a)〜(e)においては、理解の容易のため
に、図3におけるA−B部のみを図示している)。
【0023】図3に示すように、本発明のインクジェッ
ト式記録ヘッドはインク流路構造体1を有しており、こ
のインク流路構造体1には、インクの吐出口(図示せ
ず)と連通すると共にインクを収容する圧力室2が形成
されている。この圧力室2上には、ヤング率の大きなN
iCrから成る振動板膜3(厚み:0.3μm)が形成
されており、この振動板膜3は後述の圧電体薄膜5によ
り振動して、インクの吐出口からインク滴を吐出する。
また、上記振動板膜3と上記インク流路構造体1とは、
接着剤層8により接着されている。
【0024】上記振動板膜3上には、白金から成る第2
電極膜4(厚み:0.3μm)と、ペロブスカイト結晶
構造を有するPZT(PbZr0.50Ti0.503 、格子
定数=4.0360Å)から成る圧電体薄膜5(厚み:
2.0μm)と、この圧電体薄膜5と組成及び結晶構造
が近似しており、PbTiO3 で表される強誘電体薄膜
から成る初期層6(厚み:100〜200Å)と、金
(格子定数=4.0786Å)から成る第1電極膜7
(厚み:0.3μm)とが形成されている。尚、上記圧
電体薄膜5と、初期層6と、第1電極膜7とは、これら
の膜5・7及び層6を形成する際に用いる後述の成膜基
板が(100)方向に配向しているということから、こ
れらの膜5・7及び層6が(001)方向に配向するよ
う構成されることになる。
【0025】ここで、上記構造のインクジェット式記録
ヘッドを、以下のようにして作製した。先ず、(10
0)方向に配向したMgO単結晶基板から成る成膜基板
9を用意した後、図4(a)に示すように、下記に示す
条件でrf−マグネトロンスパッタリングを行って、成
膜基板9の一方の面に金を0.3μm堆積させ、その
後、必要に応じてパターニングすることにより、第1電
極膜7を形成した。 スパッタ条件 基板温度:400〜700℃ スパッタガスの種類:Ar/O2 =25/0〜25/1
0 ガス圧:0.1〜5Pa 高周波出力:50〜200W 周波数:13.56MHz
【0026】次に、図4(b)に示すように、下記に示
す条件でrf−マグネトロンスパッタリングを行って、
上記第1電極膜7上にPbTiO3 を150Å堆積させ
た。 スパッタ条件 基板温度:500〜700℃ スパッタガスの種類:Ar/O2 =95/5〜50/5
0 ガス圧:0.1〜3.0Pa 高周波出力:1.5〜5.0W/cm2 ターゲット:PbOとTiO2 とを混合したもの(但
し、20mol%だけPbOを過剰に添加) 周波数:13.56MHz
【0027】次いで、下記に示す条件でrf−マグネト
ロンスパッタリングを行って、上記PbTiO3 膜上に
PZT(PbZr0.50Ti0.503 )を2.0μm堆積
させた。 スパッタ条件 基板温度:500〜700℃ スパッタガスの種類:Ar/O2 =95/5〜50/5
0 ガス圧:0.1〜3.0Pa 高周波出力:1.5〜5.0W/cm2 ターゲット:PZT焼結体(但し、20mol%だけP
bOを過剰に添加) 周波数:13.56MHz
【0028】その後、rf−マグネトロンスパッタリン
グを行って、上記圧電体薄膜5上に白金を0.6μm堆
積させ、更に、必要に応じてパターニングすることによ
り、第2電極膜4を形成した。しかる後、上記PbTi
3 膜と上記PZT膜とを、室温でフッ硝酸水溶液にて
エッチング(ケミカルエッチング)することにより、初
期層6と圧電体薄膜5とを形成した。
【0029】次に、図4(c)に示すように、上記イン
ク流路構造体1と、上記第2電極膜4と、上記圧電体薄
膜5との表面部をNiCr膜で覆って振動板膜3を形成
した。次いで、図4(d)に示すように、上記インク流
路構造体1と上記振動板膜3とを接着剤により接着し
た。最後に、成膜基板9を60〜80℃に加熱したリン
酸溶液に0.5〜2時間浸漬して、成膜基板9をエッチ
ング除去することにより、図4(e)に示すようなイン
クジェット式記録ヘッドを作製した。
【0030】ここで、第1電極膜7としては金に限定す
るものではなく、金−クロム合金又は金−ゲルマニウム
合金等の金合金を用いることも可能である。また、圧電
体薄膜5としては上記PZTに限定するものではなく、
PLZT〔Pb0.9 La0.1 (Zr0.1 Ti0.9
0.9753 〕を用いることもできる。尚、この場合のス
パッタ条件は以下の通りであり、またエッチングは、室
温でフッ硝酸水溶液を用いて行うことができる。 スパッタ条件 基板温度:500〜700℃ スパッタガスの種類:Ar/O2 =95/5〜50/5
0 ガス圧:0.1〜3.0Pa 高周波出力:1.5〜5.0W/cm2 ターゲット:PLZT焼結体(但し、20mol%だけ
PbOを過剰に添加) 周波数:13.56MHz
【0031】更に、振動板膜3の材料としては上記Ni
Crに限定するものではなく、ヤング率の大きなCr又
はSiO2 等を用いることができる。また、振動板膜3
の厚みは上記に示す値に限定するものではないが、0.
05〜10μmの範囲であるのが望ましい。これは、振
動板膜3の厚みが0.05μm未満であると十分な応力
や振動が発生しない一方、振動板膜3の厚みが10μm
を超えるとこれに伴って圧電体薄膜5の厚みも大きくす
る必要が生じてインクジェット式記録ヘッドの大型化を
招くという課題を有するからである。
【0032】加えて、第2電極膜4、圧電体薄膜5及び
第1電極膜7の厚みは上記に示す値に限定するものでは
なく、各々、第2電極膜4は0.05〜0.7μmの範
囲、圧電体薄膜5は0.5〜5.0μmの範囲、第1電
極膜7は0.05〜0.7μmの範囲であれば、上記と
同様の効果がある。尚、このような範囲が好ましい理由
は、各膜4・5・7が最低値未満であると各膜4・5・
7の有する機能を十分に発揮することができない一方、
各膜4・5・7が最高値を超えるとインクジェット式記
録ヘッドの大型化を招くという課題を有するからであ
る。
【0033】また、成膜基板9としては、(100)方
向に配向したMgO単結晶基板に限定するものではな
く、(100)方向に配向したSi結晶基板等、後の工
程でエッチングが可能な材料であればその種類は問わな
い。更に、インク流路構造体1は上記の如く凹状構造体
を一体形成したものに限定するものではなく、例えば、
複数の材料を接着することにより凹状の溝を形成するよ
うな構造であっても良いことは勿論である。
【0034】(第2の形態)成膜基板9上に形成する第
1電極膜7として、金の代わりにペロブスカイト構造の
導電性酸化物(LaNiO3 から成り、膜厚:0.2μ
m、格子定数:3.86Å、結晶構造:立方晶)を用い
ると共に、PbTiO3 から成る初期層6を形成しない
他は、上記第1の形態と同様にしてインクジェット式記
録ヘッドを作製した。尚、第1電極膜7としてのLaN
iO3 は、下記に示す条件でrf−マグネトロンスパッ
タリングを行うことによって作製した。 スパッタ条件 基板温度:650〜800℃ スパッタガスの種類:Ar/O2 =2/20〜10/2
0 ガス圧:0.1〜5Pa 高周波出力:50〜200W 周波数:13.56MHz
【0035】ここで、第1電極膜7として用いるペロブ
スカイト構造の導電性酸化物としては、上記LaNiO
3 に限定するものではなく、下記表2に示すものを用い
ることもできる。尚、表2に示す導電性酸化物は下記表
3に示す条件でrf−マグネトロンスパッタリングを行
うことによって作製する。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】また、第1電極膜7としては下記表4に示
すYBa2 Cu37-x (但し、0≦x≦0.4、膜
厚:0.3μm)で表される超伝導材料を用いることも
可能である。尚、表4に示す超伝導材料は下記に示す条
件でrf−マグネトロンスパッタリングを行うことによ
って作製した。
【0039】
【表4】
【0040】スパッタ条件 基板温度:600〜700℃ スパッタガスの種類:Ar/O2 =15/35〜35/
15 ガス圧:0.1〜5Pa 高周波出力:50〜200W 周波数:13.56MHz
【0041】更に、圧電体薄膜5としては前記第1の形
態で示すPZT、PLZTに限定するものではなく、P
bTiO3 等を用いることもできる。尚、この場合のス
パッタ条件は以下の通りであり、またエッチングは、室
温でフッ硝酸水溶液を用いて行うことができる。 スパッタ条件 基板温度:500〜700℃ スパッタガスの種類:Ar/O2 =95/5〜50/5
0 ガス圧:0.1〜3.0Pa 高周波出力:1.5〜5.0W/cm2 ターゲット:PbO、TiO2 粉末の混合物(但し、2
0mol%だけPbOを過剰に添加) 周波数:13.56MHz
【0042】
【実施例】〔実施例1〕実施例1としては上記第1の形
態に示す方法により作製したインクジェット式記録ヘッ
ドを用いた。このようにして作製したインクジェット式
記録ヘッドを、以下、本発明ヘッドAと称する。
【0043】〔比較例〕第1電極膜として白金を用いた
他は、上記実施例1と同様にしてインクジェット式記録
ヘッドを作製した。このようにして作製したインクジェ
ット式記録ヘッドを、以下、比較ヘッドXと称する。
【0044】〔実験〕上記本発明ヘッドA及び比較ヘッ
ドXにワイヤーボンディングし、その後に引っ張り試験
を行い、ワイヤーボンディング時及びその後に行った引
っ張り試験時における電極剥離率を調べたので、その結
果を表5に示す。
【0045】
【表5】
【0046】上記表5から明らかなように、本発明ヘッ
ドAではワイヤーボンディング時及びその後に行った引
っ張り試験時における電極剥離率が極めて小さいのに対
して、比較ヘッドXではワイヤーボンディング時及びそ
の後に行った引っ張り試験時における電極剥離率が極め
て大きくなっていることが認められる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクジェット式記録ヘッドの歩留りが低下したりオー
バーエッチングが生じたりするのを抑制しつつ、圧電体
薄膜の残留応力の低減と製造コストの低減とを図ること
ができるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は化学式Pbx Lay Tiz Zrw3
(y=0)で表される圧電体薄膜におけるzの値と、格
子定数との関係を示すグラフである。
【図2】図2は化学式Pbx Lay Tiz Zrw3
(w=0)で表される圧電体薄膜におけるyの値と、格
子定数との関係を示すグラフである。
【図3】図3は本発明のインクジェット式記録ヘッドの
断面図である。
【図4】図4(a)〜(h)は図3のインクジェット式
記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図5】図5は導電性ペロブスカイトの構造の説明図で
ある。
【符号の説明】
1:インク流路構造体 2:圧力室 3:振動板膜 4:第2電極膜 5:圧電体薄膜 6:初期層 7:第1電極膜 8:接着剤層 9:成膜基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 良一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鎌田 健 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF66 AF93 AG44 AG85 AG92 AG93 AP02 AP31 BA14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力室を備えたインク流路構造体の圧力
    室形成面上に、インクを吐出させるための振動板膜とペ
    ロブスカイト結晶構造を有する圧電体薄膜とを有する圧
    電素子が形成されると共に、上記圧電体薄膜における上
    記圧力室側の面に第2電極膜が形成される一方、上記圧
    電体薄膜における他方の面に第1電極膜が形成されたイ
    ンクジェット式記録ヘッドにおいて、 上記第1電極膜として、金又は金合金を用いることを特
    徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記金合金として金−クロム合金又は金
    −ゲルマニウム合金を用いる、請求項1記載のインクジ
    ェット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記金又は金合金が(100)方向に配
    向している、請求項1又は2記載のインクジェット式記
    録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記圧電体薄膜として、a軸及びb軸方
    向の格子定数が4.00085Åを超える強誘電体薄膜
    を用いると共に、前記第1電極膜として金を用いる、請
    求項3記載のインクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記強誘電体薄膜として、化学式Pbx
    Lay Tiz Zrw3 で表され且つ組成範囲が下記
    (1)又は(2)のうちから選択された1つの組成範囲
    を有するものを用いる、請求項4記載のインクジェット
    式記録ヘッド。 (1)x=1、y=0、0.2≦z≦0.55(好まし
    くは、0.2≦z≦0.52)、z+w=1 (2)0.75≦x<1、x+y=1、0.3≦z<
    1、z+w=1
  6. 【請求項6】 前記第1電極膜上に、前記圧電体薄膜が
    直接形成されている、請求項1、2、3、4又は5記載
    のインクジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記第1電極膜と前記圧電体薄膜との間
    には、Zrを含まない初期層が形成されている、請求項
    1、2、3、4又は5記載のインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  8. 【請求項8】 前記初期層として、化学式Pbx Lay
    Tiz Zrw3 (但し、0.7≦x≦1、x+y=
    1、0.925≦z≦1、w=0)で表される強誘電体
    薄膜を用いる、請求項7記載のインクジェット式記録ヘ
    ッド。
  9. 【請求項9】 圧力室を備えたインク流路構造体の圧力
    室形成面上に、インクを吐出させるための振動板膜とペ
    ロブスカイト結晶構造を有する圧電体薄膜とを有する圧
    電素子が形成されると共に、上記圧電体薄膜における上
    記圧力室側の面に第2電極膜が形成される一方、上記圧
    電体薄膜における他方の面に第1電極膜が形成されたイ
    ンクジェット式記録ヘッドにおいて、 上記第1電極膜として、導電性酸化物を用いることを特
    徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記導電性酸化物の格子定数が3.8
    Å以上である、請求項9記載のインクジェット式記録ヘ
    ッド。
  11. 【請求項11】 前記導電性酸化物として、ペロブスカ
    イト構造の導電性酸化物を用いる、請求項9又は10記
    載のインクジェット式記録ヘッド。
  12. 【請求項12】 前記ペロブスカイト構造の導電性酸化
    物が、LaNiO3、LaCrO3 、SrRuO3 、C
    aRuO3 、LSCO(La1-x Srx CoO3 で表さ
    れ、0≦x≦1である)又は超伝導材料から成る群から
    選択される、請求項11記載のインクジェット式記録ヘ
    ッド。
  13. 【請求項13】 前記超伝導材料として、化学式YBa
    2 Cu37-x (但し、0≦x≦0.4)で表される超
    伝導材料を用いる、請求項12記載のインクジェット式
    記録ヘッド。
  14. 【請求項14】 前記圧電体薄膜として、化学式Pbx
    Lay Tiz Zrw3 で表され且つ組成範囲が下記
    (1)〜(3)のうちから選択された1つの組成範囲を
    有するものを用いる、請求項9、10、11、12又は
    13記載のインクジェット式記録ヘッド。 (1)0.7≦x≦1、x+y=1、0.925≦z≦
    1、w=0 (2)x=1、y=0、0.2≦z<1、z+w=1 (3)0.75≦x<1、x+y=1、0.3≦z<
    1、z+w=1
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