JP2000158429A - コンクリートブロック成形型枠 - Google Patents

コンクリートブロック成形型枠

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JP2000158429A
JP2000158429A JP10334806A JP33480698A JP2000158429A JP 2000158429 A JP2000158429 A JP 2000158429A JP 10334806 A JP10334806 A JP 10334806A JP 33480698 A JP33480698 A JP 33480698A JP 2000158429 A JP2000158429 A JP 2000158429A
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concrete block
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cylindrical
drive shaft
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JP10334806A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takada
裕行 高田
Jiyunji Toiya
淳二 問屋
Michio Tomita
道男 富田
Hitoshi Kobayashi
仁 小林
Takuya Koyama
拓也 小山
Shiro Kimura
志朗 木村
Masami Murata
雅省 村田
Takenori Sadamura
武則 定村
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Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱型の際に型枠とコンクリートとの付着力を
切ることを容易にし、脱型の作業性を向上させる。 【解決手段】 型枠17は、横向きの開口を持つ筒状の
コンクリートブロックを成形するコンクリートブロック
成形型枠であって、底板3上に筒状の内枠4を配置し、
その外側にそれぞれ外方に移動可能な複数の外枠面板6
からなる筒状の外枠5を配置するとともに、各外枠面板
6の内面に横向き筒部6aを取り付けた構造を有する。
内枠4内に、内枠4にあけた突き出し用穴4aおよび横
向き筒部6a内を通って外枠面板6を外方に突き出すこ
とのできる面板突き出し装置16Aを設ける。コンクリ
ート打設後の脱型の際、レバー21を操作して回転駆動
軸20を回すと、アーム部材22が一体に回転し、突き
出し機構18A、19Aの連結杆23、23’を介し
て、突き出し部24が外枠面板6を外方に突き出す。こ
の突き出し力で外枠面板6とコンクリートとの付着が解
除され、その後は外枠面板6を手で容易に外方に移動で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば各面に開
口部を持つ中空の六面体状のコンクリートブロックを成
形する型枠のように、筒状の内枠と横向きの開口部を形
成するための横向き筒部を取り付けた外枠とを備えたコ
ンクリートブロック成形型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図10に示すように、六面体の
内部を円筒形でくり抜いて各面に円形開口1aを持つ中
空六面体状のコンクリートブロック1を成形する場合、
図11に示すように、底板3上の中央に円筒状内枠4を
配置し、その四方に四角筒状の外枠5を形成するように
4つの外枠面板6を配置するとともに、前記各外枠面板
6の内面に、先端面が前記円筒状内枠4の外周面にすき
まなく接触する形状の横向き円筒部6aを取り付けた構
造を有するコンクリートブロック成形型枠(以下、単に
型枠という)7が用いられる。なお、隣接する外枠面板
6の縁部どうしは図示略の締結金具で結合させる。そし
て、この型枠7内に上方からコンクリートを注入する
と、円筒状内枠4および4つの横向き円筒部6aが、六
面体の内部の円筒形でくり抜かれた中空部を形成するこ
ととなり、図10に示したコンクリートブロック1が成
形される。
【0003】上記のコンクリートブロック1は通常、工
場で成形されるが、その場合、量産に対応するために、
工場内に多数の型枠7を並べて配置して、コンクリート
注入を行う。したがって、各型枠7同士の間隔はあまり
広く取れず、このため、養生後外枠面板6を外した時
に、外した外枠面板6を横に寝かせておくスペースは取
れない。そこで、外枠面板6の取り外しは、外枠面板6
を立てた状態で型枠の外方向に移動させことになるが、
従来は、例えば、台部に設けた型枠内外方向のねじ棒
を、外枠面板6に固定したナット部に螺合させ、前記ね
じ棒を回して、外枠面板6を型枠の内外方向に移動する
構成等を採用している。
【0004】なお、このコンクリートブロックは、必要
な耐力を有しながら軽量でかつ空隙率が高いことから、
軟弱地盤上に道路拡張等のために盛土する軽量盛土工法
や、溜池や洪水調整池等の貯水能力を阻害することなく
盛土して用地の確保を図る水中盛土工法などに適用して
好適である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】工場で前記の型枠7を
用いてコンクリートブロック1を生産する場合におい
て、打設コンクリートの硬化後の脱型作業は、前述の従
来例の場合、ねじ棒を回してそのねじ推進力で外枠面板
を外方に移動させることになるが、ねじ棒を回して軸長
方向に推進させる時の移動速度は遅く、また、四方の各
面毎にねじ棒を回す作業は煩雑であり、能率的でない。
なお、単に平坦なコンクリート面に接しているだけの型
枠であれば、手で容易に取り外すことができるので脱型
作業を能率的に行えるが、上記のような横向き筒部のあ
る型枠の場合は、横向き筒部の外周部分の摩擦力が大き
いので、単に手で取り外す方法を採用できない。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、筒状の内枠と、横向きの開口部を形成するための横
向き筒部を取り付けた複数の外枠面板からなる筒状の外
枠とを備えた型枠でコンクリートブロックを成形する際
に、コンクリート打設後の脱型作業を能率的に行うこと
ができるコンクリートブロック成形型枠を提供すること
を目的とする。、
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図9を参照して説明する。この実施形態例は、図10
に示したコンクリートブロック(あるいはその一部の開
口1aを塞いだコンクリートブロック)1を成形するコ
ンクリートブロック成形型枠である。図1はコンクリー
トブロック成形型枠(以下、単に型枠という)17の、
1つの外枠面板6を外方に移動させた状態の縦断面図、
図2は型枠17の模式的な平面図である。これらの図に
示すように、この型枠17は、底板3上の中央に円筒状
内枠4を配置し、その四方に四角筒状の外枠5を形成す
るように4つの外枠面板6を配置するとともに、前記各
外枠面板6の内面に、先端面が前記円筒状内枠4の外周
面にすきまなく接触する形状の横向き円筒部(横向き筒
部)6aを取り付けた構造を有する。
【0009】前記底板3は矩形台10上に設けている。
前記外枠面板6は、矩形台10上に設けた上下のローラ
11間に案内支持されたスライド可能な支持部材12に
固定されており、外枠面板6は手で内外方向に移動可能
である。
【0010】実施形態の型枠17は、図3に示すよう
に、第1突き出し機構18Aおよび第2突き出し機構1
9Aの2種類の突き出し機構を備えた面板突き出し装置
16Aを備えている。前記第1突き出し機構18Aおよ
び第2突き出し機構19Aは、内枠4の中心部に垂直に
かつ回転可能に設けた回転駆動軸20に一体固定した四
角形板状のアーム部材22にそれぞれ連結されており、
いずれも内枠4における横向き円筒部6a中心位置にあ
けた突き出し用穴4aおよび横向き円筒部6aの内部を
通って外枠面板6を外方に突き出すことのできる構造で
ある。回転駆動軸20は、上端部に取り付けた駆動部で
あるレバー21を操作して回転させることができる。
【0011】前記第1突き出し機構18Aは、不必要な
時には、機能しない状態にしかつ突き出し用穴4aを塞
ぐことができる構造であり、第2突き出し機構19Aは
常に面板突き出しを行う構造である。すなわち、例えば
図1において六面のうちの側方の2面を塞いだ構造のコ
ンクリートブロック(いわゆる二面塞ぎコンクリートブ
ロック)を成形する時は、図3に示すように、2つの第
1突き出し機構18Aを機能しない状態にする。
【0012】前記第1突き出し機構18Aの詳細を説明
すると、図4〜図6に示すように、前記アーム部材22
にピン連結された連結杆23と、この連結杆23の先端
にピン連結されかつ内枠半径方向に移動可能に設けられ
た突き出し部24とを備えている。前記連結杆23は、
シリンダ部25と、このシリンダ部25内を摺動可能な
ロッド部26とからなっている。前記突き出し部24は
内枠4側に固定された案内部27に案内される被案内部
28を有し、前記ロッド部26はこの被案内部28の連
結プレート部28aにピン29を介して相対回転可能に
連結されている。
【0013】32はシリンダ部25とロッド部26とを
一体化するロック機構である。このロック機構32は、
シリンダ部25およびロッド部26に設けた切り欠き2
5a、26aに係合するロックピン33を固定したリン
ク34、このリンク34と一体の回転軸34aを固定し
たレバー36、このレバー36と一体の位置決めピン3
5が係合可能な2個所の位置決め穴37a、37bを持
つ、前記シリンダ部25に一体固定したプレート37等
からなっている。図4(イ)はロック機構32を解除し
て第1突き出し機構18Aを機能させないようにした状
態(図3中の第1突き出し機構18Aと同じ)で示し、
図4(ロ)はロック機構32をロックして第1突き出し
機構18Aを機能させるようにした状態でかつ外枠面板
6を突き出した状態で示している。
【0014】前記突き出し部24には、図7にも示すよ
うに、上下に貫通するクサビ用穴39をあけ、このクサ
ビ用穴39に上方から嵌入するクサビ40を設けてい
る。この第1突き出し機構18Aを使用しない時には、
図4(イ)および図7に示すの通り、クサビ40を下降
させて、クサビ用穴39内に挿入し、突き出し部24が
移動しないようにする。また、突き出し部24には、塞
ぎ板41を固定しており、図4(イ)の不使用状態で
は、塞ぎ板41が内枠4の突き出し用穴4aを塞ぐ。
【0015】前記第2突き出し機構19Aは、図3に示
すように、連結杆23’の部分が伸縮機構を持たず、し
たがって、ロック機構もない単なる棒状の構造である
が、その他の点は第1突き出し機構18Aと同じであ
る。
【0016】なお、円筒状内枠4は、図では単なる1つ
の円筒として示したが、実際には、縦に複数に分割しヒ
ンジで連結して拡縮できるようにした拡縮構造等とし
て、脱型が容易にできる構造としている。また、この円
筒状内枠4の上部には、コンクリート注入時に筒内に入
らないための蓋を設けるが、図示は省略した。
【0017】工場で上記の型枠17を用いてコンクリー
トブロック1を成形する場合、まず、底板3の中央に円
筒状内枠4を配置する。次いで、四方の外枠面板6を人
力でそれぞれ内方に移動させると、各外枠面板6の内面
に取り付けられている横向き円筒部6aの先端が円筒状
内枠4の外周面にすきまなく接触して、コンクリート注
入空間が形成される。次いで、図示略の締結金具で隣接
する外枠面板6の縁部どうしを結合させる。
【0018】図10に示したコンクリートブロック1は
六面体の内部を円筒形でくり抜いて各面に円形開口1a
を持つ中空六面体状のコンクリートブロック1である
が、そのうちの2面について円形開口1aを持たないコ
ンクリートブロックを成形する場合は、図3のように、
第1突き出し機構18Aのロック機構32を解除して、
この第1突き出し機構18Aが機能しないようにする。
すなわち、図4(イ)に示す通り、レバー36を図4
(イ)等で左側に回転させ左側の位置決め穴37aに係
合させた位置とし、したがって、リンク34のロックピ
ン33が切り欠き25a、26aから外れた状態とす
る。また、図7のようにクサビ40を下降させて突き出
し部24のクサビ用穴39に嵌合させ、突き出し部24
の移動を拘束する。これにより、シリンダ部25が移動
してもロッド部26は移動せず、突き出し部24は内枠
4の突き出し用穴4aから突出しない。また、この状態
では内枠4の突き出し用穴4aは、突き出し部24の先
端面に取り付けた塞ぎ板41で塞がれており、コンクリ
ートが内枠4内に流入することを防止できる。なお、こ
の部分(円形開口1aを設けない部分)では当然横向き
円筒部6aを持たない単なる板状の外枠面板6を用い
る。
【0019】次いで、円筒状内枠4とその周囲の4枚の
外枠面板6からなる四角形筒状の外枠5との間にコンク
リートを注入する。コンクリート養生後、図示略の締着
金具を外して、隣接する外枠面板6どうしの結合を解除
した後、四方の外枠面板6をそれぞれ外方に移動させる
脱型作業を行う。この脱型動作を説明すると、レバー2
1を回して回転駆動軸20を回転させると、アーム部材
22が一体に回転するが、前述の通り、2つの第1突き
出し機構18Aは機能せず、2つの第2突き出し機構1
9Aのみが機能する。すなわち、アーム部材22の回転
により、連結杆23’が外方に移動し、ピン33で連結
されている突き出し部24が前進して外枠面板6を外方
に突き出す。これにより、外枠面板6の脱型を容易に行
うことができる。なお、脱型の際には、型枠面とコンク
リートとの付着力に打ち克って両者を引き離す初期の移
動に大きな力を必要とし、その後は型枠17の単なる移
動で済むが、上記の型枠17では、外枠面板6とコンク
リートとの付着力を切る操作が面板突き出し装置16A
によって行われるので、前述の通り脱型が容易である。
なお、この実施形態では、外枠面板6の内面を直接押す
のではなく、外枠面板6の内面に取り付けた受け部42
を突き出し部24は押して、外枠面板6を突き出す。
【0020】図10に示した通りの六面に円形開口1a
を持つ中空六面体状のコンクリートブロック1を成形す
る場合は、型枠17を組み立てる際に、前記第1突き出
し機構18Aのロック機構32をロック状態にする。す
なわち、図4(ロ)に示すように、レバー36を図4
(ロ)で右側に回動させて、その位置決めピン35を右
側の位置決め穴37bに嵌合させると、レバー36と一
体に動くリンク34に固定されたロックピン33が切り
欠き25a、26bに嵌合して、連結杆23のシリンダ
部25とロッド部26とを一体化する。したがって、第
2突き出し機構19Aにおける単なる棒状の連結杆2
3’と同じ作用をして、脱型時に外枠面板6を突き出す
ことができる。
【0021】図8、図9に面板突き出し装置の他の実施
形態を示す。この実施形態の面板突き出し装置16B
は、内枠4の中心部に垂直にかつ昇降可能に設けられ
た、上端に円錐面部51を持つ昇降駆動軸50と、この
昇降駆動軸50を上方に駆動する駆動部52と、前記昇
降駆動軸50を上方に駆動した時に上端の前記円錐面部
51に接触して、内枠4側に固定した内枠半径方向の水
平案内部54に沿って内枠半径方向外方に移動する水平
ロッド55と、この水平ロッド55の先端に取り付けら
れた突き出し部56とを備えた構成である。図8、図9
において、57は内枠4側に固定されて昇降駆動軸50
の上部を上下方向に案内する垂直案内部であり、前記水
平案内部54はこの垂直案内部57に一体固定されてい
る。
【0022】この面板突き出し装置16Bも、前述の実
施形態と同じく、機能させないようにできる第1突き出
し機構18B(図8で右側のもの)と、常に機能する第
2突き出し機構19B(図8、図9で左側のもの)との
2種類の突き出し機構を備えている。
【0023】この実施形態では、水平ロッド55を突き
出し部56に設けた筒状部56aに摺動可能に嵌合させ
ている。そして、前記水平案内部54とこの突き出し部
56側の筒状部56aとを引張りばね58で連結し、ま
た、水平案内部54と水平ロッド55とを引張りばね5
9で連結して、水平ロッド55および突き出し部56を
それぞれ昇降駆動軸50側に付勢している。
【0024】前記第1突き出し機構18Bの場合は、水
平ロッド55を当該突き出し部56に対して伸縮可能に
設けている。すなわち、水平ロッド55の先端部は突き
出し部56の筒状部56a内をさらに奥に移動可能であ
るとともに、移動を拘束するロック機構65を設けてい
る。すなわち、60はロック機構65を構成するロック
ピンであり、このロックピン60を図8のように突き出
し部56内の穴56b内に嵌入させた時は、水平ロッド
55が内枠半径方向の外方に移動する時、このロックピ
ン60に当たって突き出し部56を外方に突き出すこと
ができる。また、ロックピン60を上方に引き抜いた時
は、水平ロッド55は突き出し部56の筒状部56a内
を単に空摺動して、突き出し部56は動かない。これに
対して、第2突き出し機構19Bは、水平ロッド55の
先端が突き出し部56の筒状部56aの奥端に突き当た
っており、常に突き出し部56を外方に突き出す。
【0025】前記駆動部52は、図8に示すように、昇
降駆動軸50の下端部に形成したラック部50aに噛み
合うピニオン62を設け、このピニオン62に固定した
回転軸63に操作レバー64を固定した構成である。
【0026】上記の面板突き出し装置16Bにおいて、
レバー64を操作し、ピニオン62を回転させ、ラック
部50aを介して昇降駆動軸50を上方に突き上げる
と、上端に円錐面部51の上昇により四方の水平ロッド
55がそれぞれ内枠半径方向の外方に移動する。この場
合、第2突き出し機構19B側では必ず水平ロッド55
が突き出し部56を外方に移動させ、受け部42を介し
て、外枠面板6を外方に突き出し、外枠面板6とコンク
リートとの付着を切り離すことができる。また、第1突
き出し機構18Bでロックピン60を上昇させた状態で
は、水平ロッド55が移動しても、突き出し部56は動
かず、機能しない。
【0027】上述の実施形例では、六面体の内部を円筒
形でくり抜いて各面に円形開口1aを持つ中空六面体状
のコンクリートブロック1あるいはその一部の面の円形
開口を塞いだコンクリートブロックを成形するための型
枠として説明したが、四角筒形等の円筒形でない筒形に
くり抜いた構造の中空六面体状のコンクリートブロック
を成形する場合にも適用できる。
【0028】また、本発明は六面体に限らず、三角柱状
のコンクリートブロック等の成形にも適用できる。要す
るに、筒状の内枠と、横向きの開口部を形成するための
横向き筒部を取り付けた複数の外枠面板からなる筒状の
外枠とを備えた型枠であれば、本発明を適用可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明のコンクリートブロック成形型枠
によれば、内枠内に、内枠にあけた突き出し用穴および
横向き筒部内を通って外枠面板を外方に突き出すことの
できる面板突き出し装置を設けたので、脱型の際に容易
に型枠とコンクリートとの付着力を切ることが可能とな
り、脱型の作業性を向上させることができた。
【0030】請求項2によれば、内枠内の回転駆動軸の
操作のみで、例えば四方の外枠面板を同時に脱型できる
ので、著しく作業能率が高い。また、充分大きな突き出
し力を発生させることができるので、大である型枠とコ
ンクリートとの付着力を切る上で有効である。
【0031】請求項3あるいは4によれば、連結杆がロ
ック機構を持つ伸縮構造となっているので、複数の突き
出し部を持つ面板突き出し装置における一部の突き出し
部を機能させないことが可能となり、横向き開口が複数
あるコンクリートブロックにおける一部の横向き開口を
塞ぐ場合に有効である。また、請求項5によれば、一部
の突き出し部を機能させないことを確実に行うことがで
きる。
【0032】請求項6あるいは7によれば、上端に円錐
面部を持つ昇降駆動軸の突き上げで、円錐面部に接触す
る水平ロッドを内枠半径方向外方に駆動して、例えば四
方の外枠面板を同時に脱型できるので、請求項2の場合
と同様に、著しく作業能率が高く、大である型枠とコン
クリートとの付着力を切る上で有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコンクリートブロック成
形型枠の、1つの外枠面板を外方に移動させた状態の断
面図である。
【図2】図1のコンクリートブロック成形型枠の模式的
な平面図である。
【図3】図2における内枠の内部構造の詳細拡大図であ
る。
【図4】(イ)は図4におけるロック解除状態(機能し
ない状態)の第1突き出し機構を一部切り欠きで示した
詳細拡大図、(ロ)は(イ)の第1突き出し機構をロッ
ク状態(機能する状態)で、かつ、外枠面板を突き出す
状態で示した図である。
【図5】図4(ロ)の正面図である。
【図6】図4(イ)のA−A断面図である。
【図7】図4(イ)におけるロック機構の詳細拡大図で
ある。
【図8】本発明のコンクリートブロック成形金型におけ
る面板突き出し装置の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図9】図9の平面図である。
【図10】上記実施形態のコンクリートブロック成形型
枠で成形しようとするコンクリートブロックの正面図で
ある。
【図11】図10のコンクリートブロックを成形する従
来のコンクリートブロック成形型枠の斜視図である。
【符号の説明】
1 コンクリートブロック 3 底板 4 内枠 4a 突き出し用穴 5 外枠 6 外枠面板 6a 横向き円筒部(横向き筒部) 16A、16B 面板突き出し装置 17 コンクリートブロック成形型枠 18A,18B 第1突き出し機構 19A、19B 第2突き出し機構 20 回転駆動軸 21 レバー(駆動部) 22 アーム部材 23、23’ 連結杆 24、56 突き出し部 25 シリンダ部 25a、26a 切り欠き 26 ロッド部 27 案内部 28 被案内部 28a 連結プレート 29 ピン 32 ロック機構 33 ピン 34 リンク 35 位置決めピン 36 レバー 37 プレート 37a 位置決め穴 39 クサビ用穴 40 クサビ 41 塞ぎ板 42 受け部 50 昇降駆動軸 51 円錐面部 52 駆動部 54 水平案内部 55 水平ロッド 56 突き出し部 56a 筒状部 57 垂直案内部 58、59 引張りばね 60 ロックピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 拓也 神奈川県藤沢市朝日町19−1−201 (72)発明者 木村 志朗 福岡県春日市春日7丁目4番地 (72)発明者 村田 雅省 福岡県中間市太賀2−1−11 (72)発明者 定村 武則 福岡県行橋市大字下稗田675番地の3 Fターム(参考) 4G053 AA07 BE07 EA02 EA44 EB03 EB16 4G058 AA01 AC10 AF07 FA23 FA25 FA33 FA39

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板上に筒状の内枠を配置し、その外側
    にそれぞれ外方に移動可能な複数の外枠面板からなる筒
    状の外枠を配置するとともに、前記各外枠面板の内面
    に、先端面が前記内枠の外周面にすきまなく接触する形
    状の横向き筒部を取り付けた構造を有して、横向きの開
    口を持つ筒状のコンクリートブロックを成形するコンク
    リートブロック成形型枠であって、 前記内枠における前記横向き筒部の内側部分に突き出し
    用穴をあけ、前記内枠内に、前記突き出し用穴および横
    向き筒部内を通って外枠面板を外方に突き出すことので
    きる面板突き出し装置を設けたことを特徴とするコンク
    リートブロック成形型枠。
  2. 【請求項2】 前記面板突き出し装置は、内枠内に垂直
    にかつ回転可能に設けられた回転駆動軸と、この回転駆
    動軸を回転駆動する駆動部と、前記回転駆動軸に一体固
    定された水平なアーム部材と、このアーム部材にピン連
    結された連結杆と、この連結杆の先端にピン連結されか
    つ内枠半径方向に移動可能に設けられた突き出し部とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載のコンクリートブ
    ロック成形型枠。
  3. 【請求項3】 前記連結杆をシリンダ部とこのシリンダ
    部内を摺動可能なロッド部とからなる伸縮構造とすると
    ともに、前記シリンダ部とロッド部とを一体化するロッ
    ク機構を設けたことを特徴とする請求項2記載のコンク
    リートブロック成形型枠。
  4. 【請求項4】 前記突き出し部に、内枠にあけた突き出
    し用穴を塞ぐための塞ぎ板を設けたことを特徴とする請
    求項2記載のコンクリートブロック成形型枠。
  5. 【請求項5】 前記突き出し部に、前記内枠の内面に接
    して上方から差し込まれるクサビによる突き出し部固定
    装置を設けたことを特徴とする請求項2または3記載の
    コンクリートブロック成形型枠。
  6. 【請求項6】 前記面板突き出し装置は、前記内枠内に
    垂直に配置され、昇降可能な昇降駆動軸と、この昇降駆
    動軸を上方に駆動する駆動部と、前記昇降駆動軸を上方
    に駆動した時に上端の前記円錐面部に接触して、内枠側
    に固定した内枠半径方向の水平案内部に沿って内枠半径
    方向外方に移動する水平ロッドと、この水平ロッドの先
    端に取り付けられた突き出し部とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載のコンクリートブロック成形型枠。
  7. 【請求項7】 前記水平ロッドを前記突き出し部に対し
    て伸縮可能に設けるとともに、前記水平ロッドおよび突
    き出し部をそれぞれ昇降駆動軸側に個別に付勢する引張
    りばねを設けたことを特徴とする請求項6記載のコンク
    リートブロック成形型枠。
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