JP2000157383A - 書籍陳列棚 - Google Patents

書籍陳列棚

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JP2000157383A
JP2000157383A JP10355376A JP35537698A JP2000157383A JP 2000157383 A JP2000157383 A JP 2000157383A JP 10355376 A JP10355376 A JP 10355376A JP 35537698 A JP35537698 A JP 35537698A JP 2000157383 A JP2000157383 A JP 2000157383A
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Japan
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JP10355376A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Dewa
司 出羽
Yoko Uchiumi
洋子 内海
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DAIICHI KOTETSU KOGYOSHO KK
Original Assignee
DAIICHI KOTETSU KOGYOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを押さえることができる書籍陳列
棚を提供する。 【解決手段】 書籍陳列棚1を、左右側板11と、両側
板11の間に配設される下雛壇12と、中雛壇13と、
上雛壇14とにより構成し、側板11下縁の内方延出部
15に挿入片16を折曲形成する。側板11の対向片1
8より斜め後方上部に、側板11の一部が切り起こされ
てなる切り起こし片21を突設し、側板11の後端上部
に凸状ブラケット22を設ける。中雛壇13の背面部4
2に、切り起こし片21に係止可能な折返し部43を形
成し、折返し部43の下方延出部45の長さ寸法を、切
り起こし片21の長さ寸法より短くする。中雛壇13の
底面部41に、下方へ折曲したフランジ51を形成し、
背面部42に支持ブラケット36を溶着して支持溝37
を形成する。支持溝37に、後部上方に配置された中雛
壇13のフランジ51を挿入して中雛壇13を連結す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば雑誌を陳列
する際に用いられる書籍陳列棚に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、書店において雑誌等の書籍を陳列
する際には、図5に示すような書籍陳列棚101が用い
られている(特開平9−215565号公報参照)。
【0003】この書籍陳列台101は、左右の側板11
1を備えてなり、該側板111の内側面には、階段状の
支持部材112が溶接されているとともに、該支持部材
112の上部には、円柱状のピン113,・・・が突出
するように植設されている。左右に配置された側板11
1の支持部材112における各段差部114,・・・に
は、底面部115及び該底面部115の後縁より起立し
た背面部116からなる断面略L字状に形成された板状
部材としての本受け部材117,・・・が架橋した状態
で支持されており、該本受け部材117の上端部が折り
返されてなるピン掛部118,・・・は、前記側板11
1の前記ピン113,・・・に係止されている。また、
前記本受け部材117の背面部116には、該背面部1
16の幅方向に沿って延在する受け部119,・・・が
溶接されており、該受け部119と前記背面部116と
の間には、後部上方に配置された本受け部材117下端
のフランジ120が挿入された状態で支持され、前記各
本受け部材117,・・・が順次連結されるように構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た書籍陳列棚101にあっては、各本受け部材117,
・・・の下端部における後方への揺動を、側板111に
溶接された階段状の支持部材112により防止してい
る。このため、前記側板111への前記支持部材112
の溶接作業が不可欠であった。また、各本受け部材11
7,・・・の上端部は、前記側板111に植設されたピ
ン113,・・・により支持されているため、前記側板
111への前記ピン113,・・・の植設作業が不可欠
であった。
【0005】このように、側板111への多数の後加工
が必要なため、製造効率が著しく低下するとともに、部
品点数の増加に伴い、製造コストが大幅に増加してしま
うという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、製造コストを押さえることができ
る書籍陳列棚を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1の書籍陳列棚にあっては、相対向す
る側板の間に、底面部及び該底面部の後縁より起立した
背面部からなる断面略L字状の板状部材が前後に複数配
設され、該板状部材の前記背面部の上端に、下方へ折り
返された折返し部が形成され、該折返し部が、前記側板
より突出した突出部に係止される一方、前記板状部材の
前記底面部の前端に、下方へ折曲されたフランジが形成
されるとともに、前記背面部の裏面に、前記フランジを
挿入した状態で支持する支持溝が形成され、前部に配置
された板状部材の前記支持溝に、後部上方に配置された
板状部材の前記フランジが挿入され、前記各板状部材が
順次連結されてなる書籍陳列棚において、前記側板の一
部を内側へ向けて切り起こし、前記板状部材の前記背面
部と前記折返し部との間に挿入される前記突出部を、前
記背面部に沿って延在する板状に形成し、該突出部の上
下方向の長さ寸法を、前記折返し部の長さ寸法より長く
設定した。
【0008】すなわち、側板の内側へ突出する突出部
は、側板の一部が内側へ切り起こして形成されているの
で、前記側板を打ち抜き成型するとともにプレス成型す
る際に、当該側板と同時に形成される。
【0009】また、対向する前記側板の間に配設される
板状部材は、該板状部材の背面部と該背面部上端に形成
された折返し部との間に、前記側板より突出した前記突
出部が挿入された状態で係止される。このとき、該突出
部は、前記背面部に沿って延在する板状に形成されてい
るとともに、その長さ寸法は、前記折返し部の長さ寸法
より長く設定されている。このため、前記背面部の下部
を前方へ移動させる外力が加えられた際には、前記突出
部の上端が前記背面部に当接するとともに、前記折返し
部の下端が前記突出部の裏面に当接し、前記背面部下部
の前方への傾動が阻止される。また、前記背面部の下部
を後方へ移動させる外力が加えられた際には、前記突出
部の上端が前記折返し部に当接するとともに、前記突出
部の下端が前記背面部の裏面に当接し、前記背面部下部
の後方への傾動が阻止される。
【0010】これにより、前記背面部を備えた前記板状
部材は、その下端部の前後方向への揺動が防止される。
そして、前後に配置された前記板状部材が、そのフラン
ジ及び支持溝によって連結され、上方へ開口するコ字状
に形成された書籍等の収容部は、前後方向への揺動が防
止された前部の板状部材及び後部の板状部材における背
面部によって前壁及び後壁が形成されるので、下端部に
おける前後方向への揺動が確実に防止される。
【0011】また、請求項2の書籍陳列棚においては、
前記板状部材の前記背面部に形成された前記折返し部
を、前記背面部上端より後方へ延出した後方延出部と、
該後方延出部の端部より下方へ延出した下方延出部とに
より構成し、該下方延出部を、斜め前方へ向けて傾斜さ
せ、当該下方延出部の下端と前記背面部との間に前記突
出部が挿入される間隙を形成した。
【0012】すなわち、前記板状部材の前記折返し部を
形成する下方延出部は、斜め前方へ向けて傾斜されてお
り、該下方延出部の先端と前記背面部との間に形成され
た間隙には前記突出部が挿入され、該突出部は、前記下
方延出部によって前記板状部材の背面部側へ案内され
る。
【0013】さらに、請求項3の書籍陳列棚では、前記
各板状部材の前部に、前列底面部と、該前列底面部の前
縁より起立した前列前面部と、前記前列底面部の後縁よ
り起立し、後部上方に配置された前記板状部材の前記フ
ランジが挿入される前記支持溝が形成された前列背面部
とからなる前列構成部材を配設し、前記前列底面部の左
右の端部に挿入穴を開設するとともに、前記側板の下縁
に、内側へ延出する内方延出部を設け、かつ該内方延出
部の端部に、前記前列構成部材の前記挿入穴に挿入され
る挿入片を起立した。
【0014】すなわち、前記各板状部材の前部には、前
列構成部材が配設されるとともに、該前列構成部材の前
列底面部に形成された挿入穴には、前記側板の下縁に形
成された挿入片が挿入された状態で係止される。これに
より、対向する側板は、両側板の間に配置された前記各
板状部材及び前記前列構成部材に対して位置規制され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる書籍
陳列棚1を示す分解斜視図であり、該書籍陳列棚1は、
設置場所にて組み立てるように構成されている。
【0016】この書籍陳列棚1は、図2にも示すよう
に、左右一対の側板11(左方の側板のみ図示)と、両
側板11間における前端部に配設される前列構成部材と
しての下雛壇12と、二枚の板状部材としての中雛壇1
3,13と、後端部に配設される上雛壇14とにより構
成されている。前記側板11は、金属板により形成され
ており、打ち抜き工程及びプレス工程を経て成型されて
いる。この側板11の下縁には、図1に示したように、
内側へ延出する内方延出部15が折曲形成されており、
該内方延出部15の縁部における前端部には、上方へ折
曲形成された挿入片16が形成されているとともに、該
挿入片16より後方の部位には、上方へ折曲された上方
フランジ部17が形成され、当該側板11が補強されて
いる。該側板11の前端部には、側板11の一部が切り
起こされてなる一対の対向片18,18が平行に突設さ
れており、書籍陳列棚1の幅方向に延在するガラス板1
9の両端部を支持できるように構成されている。
【0017】また、前記側板11には、前記対向片1
8,18より斜め後方上部に、当該側板11の一部が内
側へ向けて切り起こされてなる突出部としての板状の切
り起こし片21が突設されており、該切り起こし片21
の斜め後方上部にも、前述同様の切り起こし片21が、
さらに、該切り起こし片21の斜め後方上部にも、前述
同様の切り起こし片21が順次突設されている。該切り
起こし片21の斜め後方上部には、凸状ブラケット22
が溶着されており、該凸状ブラケット22には、ネジ穴
23が設けられている。この凸状ブラケット22には、
上枠24がネジ25によって固定されており(図2及び
図3参照)、該上枠24により前記左右の側板11は、
後端上部が連結されている。
【0018】前記下雛壇12も、金属板がプレス形成さ
れてなり、図1に示したように、前記側板11の前記内
方延出部15上に端部が載置される前列底面部31と、
該前列底面部31の前縁より起立した前列前面部32
と、前記前列底面部32の後縁より起立した前列背面部
33とにより形成されている。前記前列底面部32の左
右の端部には、長方形状の挿入穴34,34が開設され
ており、該挿入穴34には、図2にも示すように、前記
側板11の内方延出部15に折曲形成された挿入片16
が挿入されるように構成されている。また、前記前列底
面部31には、図3にも示すように、断面コ字状の前底
板35が下方へ開口した状態で収容されており、該前底
板35と前記前列前面部32との間には、前記側板11
の対向片18,18に支持されたガラス板19が挟持さ
れるように構成されている。そして、前記前列背面部3
3の裏面における中央部には、該前列背面部33の幅方
向に沿って延在する支持ブラケット36が溶着されてお
り、該支持ブラケット36と前記前列背面部33との間
には、上方開口状の支持溝37が形成されている。
【0019】前記中雛壇13も、金属板がプレス形成さ
れてなり、図1にも示したように、底面部41と、該底
面部41の後縁より起立した背面部42からなる断面略
L字状に形成されている。該背面部42の上端には、下
方へ折り返された折返し部43が形成されており、該折
返し部43は、前記側板11より突出した前記各切り起
こし片21,・・・に係止可能に形成されている。この
折返し部43は、図4にも示すように、前記背面部42
上端より後方へ延出した後方延出部44と、該後方延出
部44の端部より下方へ延出した下方延出部45とから
なり、該下方延出部45は、斜め前方へ向けて傾斜され
るとともに、当該下方延出部45の下端と前記背面部4
2との間には、前記各切り起こし片21が挿入される間
隙46が確保されている。これにより、前記切り起こし
片21が、前記背面部42と前記折返し部43の前記下
方延出部45との間に挿入された際には、当該切り起こ
し片21が前記背面部42側へ案内され、該背面部42
に面接されるように構成されている。そして、前記下方
延出部45の上下方向の長さ寸法aは、前記切り起こし
片21の上下方向における長さ寸法bより短くなるよう
に設定されている。
【0020】また、前記中雛壇13の前記底面部41の
前端には、図1〜図3に示したように、下方へ折曲され
たフランジ51が形成されており、前記背面部42の裏
面における中央部には、該背面部42の幅方向に沿って
延在する支持ブラケット36が溶着されている。これに
より、該支持ブラケット36と前記背面部42との間に
は、上方開口状の支持溝37が形成されており、該支持
溝37には、後部上方に配置された中雛壇13のフラン
ジ51を挿入した状態で支持することができ、前記各中
雛壇13,13を順次連結できるように構成されてい
る。
【0021】さらに、前記上雛壇14も金属板がプレス
形成されてなり、図1〜図3に示したように、後列底面
部61と、該後列底面部61の後縁より起立した後列背
面部62からなる断面略L字状に形成されている。該後
列背面部62の上端には、後方へ延出した後、下方へ延
出したL字状のL字片63が形成されており、該L字片
63は、左右の側板11を連結した前記上枠24に外嵌
した状態で支持されている。そして、前記後列底面部6
1の前端には、下方へ折曲されたフランジ64が形成さ
れており、該フランジ64は、前記中雛壇13の背面部
42に形成された支持溝37に挿入された状態で支持さ
れるように構成されている。
【0022】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、書籍陳列棚1を組み立てる際には、左右の側板11
の凸状ブラケット22に上枠24をネジ25により固定
して左右の側板11を連結し、下雛壇12の前列底面部
31の両端部を、左右の側板11の内方延出部15上に
配置するとともに、前記前列底面部31に開設された挿
入穴34へ、前記内方延出部15より起立された挿入片
16を挿入して係止する。これにより、左右の側板11
に対する前記下雛壇12の位置規制を行うことができる
ので、側板11にブラケットをネジ止めすること無く、
両側板11の不用意な横逃げを防止することができ、以
降の組立作業を効率的に行うことができる。
【0023】次に、前記下雛壇12の前列背面部33裏
面に形成された支持溝37へ中雛壇13のフランジ51
を挿入するとともに、当該中雛壇13の折返し部43へ
側板11の切り起こし片21を挿入し、前記中雛壇13
の背面部42と、該背面部42に形成された折返し部4
3の下方延出部45との間に、前記切り起こし片21を
挟持した状態で係止する。このとき、該切り起こし片2
1は、前記背面部42に沿って延在する板状に形成され
ているとともに、図4に示したように、その長さ寸法b
は、前記下方延出部45の上下方向の長さ寸法aより長
く設定されている。このため、前記背面部42の下部を
前方へ移動させる外力Fが加えられた際には、前記切り
起こし片21の上端が前記背面部42に当接するととも
に、前記下方延出部45の下端が前記切り起こし片21
の裏面に当接し、前記背面部42下部の前方への傾動が
阻止される。また、該背面部42の下部を後方へ移動さ
せる外力Rが加えられた際には、前記折返し部43の下
方延出部45の下端が前記切り起こし片21に当接する
とともに、前記切り起こし片21の下端が前記背面部4
2の裏面に当接し、前記背面部42下部の後方への傾動
が阻止される。
【0024】これにより、前記折返し部43を備えた前
記中雛壇13及び下雛壇12における下端部の前後方向
への揺動を防止することができる。そして、前後に配置
された前記中雛壇13,13が、そのフランジ51及び
支持溝37によって連結され、上方へ開口するコ字状に
形成された書籍の収容部Sは、前後方向への揺動が防止
された前部の中雛壇13及び後部の中雛壇13における
背面部42,42によって前壁及び後壁が形成されるの
で、前記収容部Sの下端部における前後方向への揺動を
確実に防止することができる。
【0025】このため、断面L字状の本受け部材が載置
された状態で、本受け部材の背面部を後方より支持する
階段状の支持部材を、側板に溶接して、前記本受け部材
が連結されてなる収容部の後方への揺動を防止しなけれ
ばならなかった従来の書籍陳列棚と比較して、前記支持
部材を使用することなく、収容部Sの前後方向への揺動
を防止することができ、前記支持部材の溶接作業が不要
となる。また、前記側板11より突出した切り起こし片
21,・・・を、前記側板11の打ち抜き工程及びプレ
ス工程にて、当該側板11と同時に形成することができ
るので、側板11に多数のピンを植設した従来と比較し
て、側板11へのピンの植設作業が不要となる。したが
って、前記側板11への後加工を削減することができ、
かつ側板11の構成部品の点数を大幅に減少することが
できるので、製造効率を高めることができるとともに、
製造コストを押さえる。
【0026】また、前記折返し部43の下方延出部45
は、斜め前方へ向けて傾斜されており、該下方延出部4
5の先端と前記背面部42との間に形成された間隙46
には前記切り起こし片21が挿入され、該切り起こし片
21は、図4に示したように、前記下方延出部45によ
って前記中雛壇13の背面部42側へ案内され、該背面
部42へ面接される。このため、前記中雛壇13の傾動
を確実に防止でき、前記収容部Sの揺動を、より確実に
防止することができる。さらに、前記折返し部43の下
方延出部45は、斜め前方へ傾斜されているので、前記
収容部S内にて横倒れした書籍を取り出す際には、前記
下方延出部45が前記背面部42に平行して延在する場
合と比較して、取り出される書籍の前記下方延出部45
への引っ掛かりを未然に防止することができる。
【0027】そして、前記中雛壇13の背面部42に形
成された支持溝37に、後部上方に配置される中雛壇1
3のフランジ51を挿入して連結した後、該中雛壇13
の前記支持溝37に、上雛壇14のフランジ64を挿入
するとともに、当該上雛壇14のL字片63を前記上枠
24に外嵌した状態で支持して書籍陳列棚1を形成す
る。このとき、前記上雛壇14のL字片63が前記上枠
24に外嵌されることにより、当該上雛壇14により形
成される収容部Sの揺動を防止することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
書籍陳列棚にあっては、対向した側板間に配設される板
状部材単体における下端部の前後方向への揺動を防止す
ることができるとともに、前後に配置された前記板状部
材を連結してコ字状の収容部を形成することにより、こ
の収容部の前後方向への揺動を確実に防止することがで
きる。このため、断面L字状の本受け部材が載置された
状態で、本受け部材の背面部を後方より支持する階段状
の支持部材を、側板に溶接して、前記本受け部材が連結
されてなる収容部の後方への揺動を防止しなければなら
なかった従来の書籍陳列棚と比較して、前記支持部材を
使用することなく、収容部の前後方向への揺動を防止す
ることができ、前記支持部材の溶接作業が不要となる。
また、前記側板の内側へ突出する突出部を、前記側板の
打ち抜き工程及びプレス工程にて、当該側板と同時に形
成することができるので、側板に多数のピンを植設した
従来と比較して、側板への前記ピンの植設作業が不要と
なる。
【0029】したがって、前記側板への後加工を削減す
ることができ、かつ側板の構成部品の点数を大幅に減少
することができるので、製造効率を高めることができる
とともに、製造コストを押さえる。
【0030】また、請求項2の書籍陳列棚においては、
板状部材の折返し部を形成する下方延出部は、斜め前方
へ向けて傾斜されており、該下方延出部の下端と前記背
面部との間に形成された間隙には、側板より突出した突
出部が挿入される。これにより、該突出部を、前記下方
延出部によって前記板状部材の背面部側へ案内し、該背
面部へ面接させることができるので、前記板状部材の傾
動を確実に防止でき、書籍等の前記収容部の揺動を、よ
り確実に防止することができる。
【0031】そして、前記折返し部の下方延出部は、斜
め前方へ傾斜されているので、前記収容部内にて横倒れ
した書籍を取り出す際には、前記下方延出部が前記背面
部に平行して延在する場合と比較して、取り出される書
籍の前記下方延出部への引っ掛かりを未然に防止するこ
とができる。
【0032】さらに、請求項3の書籍陳列棚では、前記
各板状部材の前部には、前列構成部材が配設され、該前
列構成部材の前列底面部に形成された挿入穴には、前記
側板の下縁に形成された挿入片が挿入された状態で係止
される。これにより、側板に対する各板状部材及び前列
構成部材の位置規制を行うことができるので、側板にブ
ラケットをネジ止めすること無く、両側板の不用意な横
逃げを防止することができ、取付作業性が向上する。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同実施の形態を示す透明図である。
【図3】同実施の形態を示す断面図である。
【図4】図3のA部拡大図である。
【図5】従来の書籍陳列棚を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 書籍陳列棚 11 側板 12 下雛壇(前列構成部材) 13 中雛壇(板状部材) 15 内方延出部 16 挿入片 21 切り起こし片(突出部) 31 前列底面部 32 前列前面部 33 前列背面部 34 挿通穴 37 支持溝 41 底面部 42 背面部 43 折返し部 44 後方延出部 45 下方延出部 46 間隙 51 フランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する側板の間に、底面部及び該底
    面部の後縁より起立した背面部からなる断面略L字状の
    板状部材が前後に複数配設され、該板状部材の前記背面
    部の上端に、下方へ折り返された折返し部が形成され、
    該折返し部が、前記側板より突出した突出部に係止され
    る一方、 前記板状部材の前記底面部の前端に、下方へ折曲された
    フランジが形成されるとともに、前記背面部の裏面に、
    前記フランジを挿入した状態で支持する支持溝が形成さ
    れ、前部に配置された板状部材の前記支持溝に、後部上
    方に配置された板状部材の前記フランジが挿入され、前
    記各板状部材が順次連結されてなる書籍陳列棚におい
    て、 前記側板の一部を内側へ向けて切り起こし、前記板状部
    材の前記背面部と前記折返し部との間に挿入される前記
    突出部を、前記背面部に沿って延在する板状に形成し、
    該突出部の上下方向の長さ寸法を、前記折返し部の長さ
    寸法より長く設定したことを特徴とする書籍陳列棚。
  2. 【請求項2】 前記板状部材の前記背面部に形成された
    前記折返し部を、前記背面部上端より後方へ延出した後
    方延出部と、該後方延出部の端部より下方へ延出した下
    方延出部とにより構成し、該下方延出部を、斜め前方へ
    向けて傾斜させ、当該下方延出部の下端と前記背面部と
    の間に前記突出部が挿入される間隙を形成したことを特
    徴とする請求項1記載の書籍陳列棚。
  3. 【請求項3】 前記各板状部材の前部に、前列底面部
    と、該前列底面部の前縁より起立した前列前面部と、前
    記前列底面部の後縁より起立し、後部上方に配置された
    前記板状部材の前記フランジが挿入される前記支持溝が
    形成された前列背面部とからなる前列構成部材を配設
    し、前記前列底面部の左右の端部に挿入穴を開設すると
    ともに、前記側板の下縁に、内側へ延出する内方延出部
    を設け、かつ該内方延出部の端部に、前記前列構成部材
    の前記挿入穴に挿入される挿入片を起立したことを特徴
    とする請求項1または2記載の書籍陳列棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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