JP2000157026A - コンバインの刈高制御装置 - Google Patents

コンバインの刈高制御装置

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JP2000157026A
JP2000157026A JP10337638A JP33763898A JP2000157026A JP 2000157026 A JP2000157026 A JP 2000157026A JP 10337638 A JP10337638 A JP 10337638A JP 33763898 A JP33763898 A JP 33763898A JP 2000157026 A JP2000157026 A JP 2000157026A
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JP
Japan
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height
cutting
controller
height sensor
traveling
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Pending
Application number
JP10337638A
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English (en)
Inventor
Hiroki Matsuzawa
宏樹 松沢
Hidetaka Hirayama
秀孝 平山
Shingo Takagi
高木  真吾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来からコンバインの刈高制御装置は、高さ
センサによる検出情報にエラ−が発生したときには、そ
のままの走行速度で前進しながら作業を継続すると、異
常な高刈り状態になったり、逆に、前部の分草杆が圃場
面に突っ込んだりして安全な作業が続けられない課題が
あった。 【解決手段】 本発明は、上述した課題を解決するため
に、つぎの如き解決手段を講じた。すなわち、脱穀装置
1を搭載した走行車体2の前部に、刈取装置3や穀稈搬
送装置4を有する刈取前処理装置5を、昇降装置6に連
結支持して刈高調節自由に構成する。該昇降装置6は、
前記刈取前処理装置5に装備した高さセンサSの検出情
報に基づいて制御出力を出すコントロ−ラCを介して昇
降制御可能に構成する。該コントロ−ラCは、前記高さ
センサSの検出情報にエラ−が発生したとき、前記走行
車体2の走行速度を減速側に制御する構成としたコンバ
インの刈高制御装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの刈高
制御装置に関し、農業機械の技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインは、刈取前処理装置
に設けられている高さセンサの検出情報に基づいて、刈
取装置の刈高さを自動的に制御する自動刈高制御装置が
装備されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したコンバインの
自動刈高制御装置は、刈取前処理装置に設けられている
高さセンサが、走行車体の前進に伴って所定間隔ごとに
対地高さを検出しながら検出情報を制御部に入力して自
動制御する構成になっている。この種の自動刈高制御装
置は、高さセンサの検出情報が、常に、正確に検出され
て制御部に入力されることが望ましいが、現実には、一
定の確率でエラ−が発生し誤作動や不安全の原因になる
ことがある。
【0004】従来からコンバインは、検出情報にエラ−
が発生したときには、そのままの走行速度で前進する
と、前部の分草杆が圃場面に突っ込んだり、異常な高刈
り状態になって安全な作業が続けられない課題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、脱穀装置1を搭載した走行車体2の前部
に、刈取装置3や穀稈搬送装置4を有する刈取前処理装
置5を、昇降装置6に連結支持して刈高調節自由に構成
し、該昇降装置6は、前記刈取前処理装置5に装備した
高さセンサSの検出情報に基づいて制御出力を出すコン
トロ−ラCを介して昇降制御可能に構成し、該コントロ
−ラCは、前記高さセンサSの検出情報にエラ−が発生
したとき、前記走行車体2の走行速度を減速側に制御す
る構成としたコンバインの刈高制御装置としたものであ
る。
【0006】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから、
自動刈高制御装置を構成する高さセンサの検出情報にエ
ラ−が発生すると、コンバインは、自動的に走行速度が
減速側に制御される。したがって、コンバインは、走行
車体の前部にある刈取前処理装置の分草杆が地中に突っ
込む等の障害がなくなり、安全に作業ができると共に、
減速走行に変化することによって、オペレ−タが異常を
早く認識できる特徴を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施例を具体的に説明する。まず、その構成について述
べる。コンバインは、図2に示すように、クロ−ラ7を
有する走行車体2上に脱穀装置1を搭載し、その前側に
刈取前処理装置5を、昇降装置6に連結支持して構成し
ている。そして、上記クロ−ラ7は、ゴムを素材にして
成型加工し、乾田は勿論のこと、湿田においても走行車
体2を沈下することなく走行できる構成としている。
【0008】そして、脱穀装置1は、上側に扱胴を軸架
した扱室を設け、その下側には揺動選別棚や圧風唐箕を
軸架した選別室を配置し、扱ぎ口に沿わせて設けたフィ
−ドチエン8が受け継いで搬送する穀稈を脱穀処理する
構成としている。つぎに、刈取前処理装置5は、図2に
示すように、刈取フレ−ム9の後部を走行車体2の前部
に設けた支持台10に枢着し、前方側が上下に回動する
ように前述した昇降装置6に連結支持して構成してい
る。そして、刈取フレ−ム9は、刈取前処理装置5の主
枠であって、前部から分草杆11、穀稈引起し装置1
2、刈取装置3、穀稈搬送装置4を伝動可能に設けてい
る。そして、前記した昇降装置6は、油圧シリンダから
なり、後述するコントロ−ラCからの制御出力に基づい
て制御される油圧回路(切替弁)によって供給される圧
油によって伸縮する構成としている。
【0009】以上のように構成した刈取前処理装置5
は、走行車体2の前進に伴って刈取った穀稈を後方、上
方へ搬送して脱穀装置1のフィ−ドチエン8の始端部に
供給するように構成している。そして、走行変速装置1
3は、図2に示すように、走行ミッション装置14の上
部に設け、油圧変速装置として手動操作と自動変速操作
とができる構成としている。
【0010】つぎに、高さセンサSは、図2に示すよう
に、刈取前処理装置5の刈取装置3の前側に、発信機S
1と受信機S2との一組を取り付けて設け、発信機S1
発信して地面に衝突して反射した超音波を受信機S2
受信して対地高さを検出する構成としている。そして、
高さセンサSは、検出情報を後述するコントロ−ラCに
入力する構成としている。
【0011】つぎに、制御部について説明するが、コン
トロ−ラCは、マイクロコンピュ−タ−を利用した制御
手段であって、基本的には入力側にセンサを接続して検
出情報を入力し、予め設定記憶させている情報とセンサ
からの入力情報に基づいて、出力側に接続しているアク
チュエ−タの作動を制御しながら、刈高制御を行う構成
としている。
【0012】まず、コントロ−ラCは、図1に示すよう
に、入力側に、自動スイッチ15と、変速スイッチ16
と、高さセンサSと、ポテンショメ−タ17と、上げス
イッチ18と、下げスイッチ19とを接続している。そ
して、コントロ−ラCは、出力側に走行変速装置13
と、昇降装置6とをそれぞれ接続している。そして、前
記自動スイッチ15は、コントロ−ラCを立ち上がらせ
るスイッチである。そして、変速スイッチ16は、図外
の変速レバ−の操作に関連して作動する構成で、走行変
速装置(油圧変速装置)13の変速操作を行なうスイッ
チである。そして、ポテンショメ−タ17は、刈取フレ
−ム9の基部に設け、刈取フレ−ム9の回動角度を計測
するメ−タを示す。
【0013】そして、走行変速装置13と昇降装置6
は、それぞれコントロ−ラCから出力された制御信号に
基づいて油圧装置(切替弁)を介して制御される構成に
なっている。そして、コントロ−ラCは、高さセンサS
から入力される検出情報のエラ−を判別できるように構
成され、エラ−と判断すると、前記走行変速装置13に
減速走行の制御信号を出力する構成としている。そし
て、コントロ−ラCは、上記制御信号によって減速され
ると、その後、手動操作によって変速操作をするまで減
速状態(通常の作業速より一段減速した位置)を継続す
る構成としている。
【0014】そして、コントロ−ラCは、実施例の場
合、作業中に刈取前処理装置5を手動操作によって下げ
スイッチ19を操作しても、予め設定している下限値よ
り下方には下がらない構成として、安全性を確保するも
のとしている。更に、コントロ−ラCは、刈取前処理装
置5が設定した下限値に達すると、再度、下げスイッチ
19を操作しても、それ以下は下がらず、逆に上昇作動
するプログラムに設定している。
【0015】別実施例1 従来からコンバインは、図5に示すように、走行車体3
0の前部に油圧シリンダ31によって昇降自由に設けて
いる刈取前処理装置32が、設定値より高く上昇(図5
の仮想線の位置)すると、刈取前処理装置32の回転各
部と脱穀装置33のフィ−ドチエン34とが自動的に停
止する構成になっている。この場合、高さ位置の測定
は、刈取前処理装置32の基部にポテンショメ−タ35
を設けて回動角度を測定する構成としている。
【0016】したがって、従来からコンバインは、圃場
の端に達して旋回するとき、刈取前処理装置32を上昇
操作するだけで刈取前処理装置32の回転各部と脱穀装
置33のフィ−ドチエン34とのクラッチ装置が自動的
に切れて伝動が中断するから便利であった。しかし、刈
取前処理装置32は、畦際の刈取りやコンバインが前傾
姿勢(走行車体30の前部が低く、後部が高くなった状
態)で走行するときには、走行車体30に対して相対的
に高い位置に上昇させて刈取作業を行なう。そのとき、
従来のコンバインは、走行車体30に対して刈取前処理
装置32が相対的に回動したことをポテンショメ−タ3
5が回動角度から測定し、基準値を越えると自動的に停
止することがあった。
【0017】別実施例1は、上述した課題を解決せんと
するものであって、コントロ−ラCは、図4に示すよう
に、入力側に自動スイッチ36、ポテンショメ−タ3
5、高さ設定ダイヤル37を接続する。そして、コント
ロ−ラCは、その出力側に刈取クラッチ装置38を接続
している。なお、実施例の場合、刈取クラッチ装置38
は、刈取前処理装置32の回転各部と、フィ−ドチエン
34の回転動力を断続できるクラッチとしている。
【0018】そして、コントロ−ラCは、刈取前処理装
置32を高く上げた高刈作業が所定時間継続すると、高
刈作業位置と判断して、自動停止位置を設定位置よりプ
ラスαだけ高い位置に自動変更する構成としている。別
実施例1は、以上のように構成しているから、高刈り作
業を継続しても自動的に伝動が中断して停止することが
なく、継続して作業を行なうことができる。
【0019】又、実施例のコンバインは、モ−ドの切り
替えにより、逆に、低い位置で刈取作業をしているとき
には、自動的に自動停止位置を低く自動設定できるよう
に構成しているから、きわめて便利に作業ができる。つ
ぎにその作用について説明する。まず、刈取脱穀作業を
始めるにあたり、オペレ−タは、自動スイッチ15をO
N操作して、エンジンを始動して刈取前処理装置5や脱
穀装置1の回転各部を伝動して作業の準備を行なう。
【0020】そして、走行車体2を前進させて作業を開
始すると、圃場の穀稈は、前端下部にある分草杆11に
よって分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置12の引
起しラグの作用によって下方の倒伏状態から順次上方へ
引き起こされて直立状態に達し、株元が刈取装置3に達
して刈り取られる。そして、穀稈は、穀稈搬送装置4に
挟持されて順次上方に搬送されてフィ−ドチエン14の
始端部に達して脱穀装置1に供給される。そして、穀稈
は、株元がフィ−ドチエン8に挾持された状態で搬送さ
れながら、穂先部分が扱室内に挿入されて通過する過程
で、回転されている扱胴によって脱穀される。
【0021】以上のようにコンバインは、刈取脱穀作業
を行いながら、脱穀処理した穀粒をグレンタンクに収穫
する。このような作業中において、コントロ−ラCは、
高さセンサSが検出した情報が入力されて、予め、記憶
しているデ−タと比較演算しながら昇降装置6に制御出
力を出して刈取前処理装置5の刈高制御を行なってい
る。この場合、高さセンサSは、発信機S1から発信さ
れた超音波が地表面に衝突して反射し、受信機S2に受
信されまでの時間を計測して地上高さを測定している。
しかも、コントロ−ラCは、実施例の場合、高さセンサ
Sが所定間隔ごとに測定を反復継続して行った検出情報
を入力し、その検出情報に基づいて移動平均を算出して
制御出力を出している。
【0022】そして、コントロ−ラCは、図3に示すフ
ロ−にしたがって検出エラ−の場合の制御が行われる。
まず、高さセンサSは、発信機S1から発信された超音
波が地表面に衝突して正規の方向に反射せずに、受信機
2に返らない場合がある。たとえば、発信された超音
波は、圃場面の足型に衝突してとんでもない方向に反射
する場合がある。このようにして、コントロ−ラCは、
高さセンサSに検出エラ−が発生すると、走行変速装置
13に一段減速側に変速する制御信号を出力する。
【0023】したがって、走行ミッション装置14は、
伝動上手側の走行変速装置13から減速されて伝動され
るから、クロ−ラ7を減速して走行速度を遅くすること
になる。以上述べたように、本発明は、高さセンサSの
検出情報にエラ−が発生すると、走行車体2が減速され
るから、異常な高刈りを行なったり、分草杆11が地中
に突っ込んだりすることがほとんどなくなり、安全な作
業ができる。そして、走行ミッション装置14は、つぎ
に手動により変速操作を行なうまで減速状態を継続する
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、制御機構のブロック
図である。
【図2】本発明の実施例であって、側面図である。
【図3】本発明の実施例であって、フロ−チャ−ト図で
ある。
【図4】本発明の別実施例1であって、制御機構のブロ
ック図である。
【図5】本発明の別実施例1であって、作用側面図であ
る。
【符号の説明】
1 脱穀装置 2 走行車体 3
刈取装置 4 穀稈搬送装置 5 刈取前処理装置 6
昇降装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B382 GA09 GC03 GD02 HB02 HF02 HF14 HF16 HF18 HF27 HG04 LA12 LA15 LA22 LB06 LC05 LD05 MA04 MA29 MA36

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置1を搭載した走行車体2の前部
    に、刈取装置3や穀稈搬送装置4を有する刈取前処理装
    置5を、昇降装置6に連結支持して刈高調節自由に構成
    し、該昇降装置6は、前記刈取前処理装置5に装備した
    高さセンサSの検出情報に基づいて制御出力を出すコン
    トロ−ラCを介して昇降制御可能に構成し、該コントロ
    −ラCは、前記高さセンサSの検出情報にエラ−が発生
    したとき、前記走行車体2の走行速度を減速側に制御す
    る構成としたコンバインの刈高制御装置。
JP10337638A 1998-11-27 1998-11-27 コンバインの刈高制御装置 Pending JP2000157026A (ja)

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