JP2000156853A - テレビジョン切換制御装置 - Google Patents
テレビジョン切換制御装置Info
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Abstract
まうと長い時間監視カメラからの影像を見るのを忘れて
しまうことがあった。また、監視カメラの影像を見たい
ときにいちいち影像切換の操作をするのは煩わしい。 【解決手段】 テレビジョン装置に複数の映像信号源か
らの映像信号を入力し、監視映像の変化を検出して、こ
の映像の変化が生じた監視カメラからの映像を表示する
ようにテレビジョン画面を切り換えるので、利用者が何
ら映像切換を意識しなくても自動で娯楽目的の映像と監
視カメラからの映像とを切り換えることができる。
Description
制御装置に関し、特に、適宜監視カメラからの映像を表
示可能なテレビジョン切換制御装置に関する。
ジョン放送を視聴するか、監視カメラから送られる映像
を視聴するかのどちらかしかできなかった。また、一般
に監視カメラから注意すべき映像が送られてくることは
滅多になく、長い間監視カメラからの映像を視聴し続け
るのは非常に退屈である。そこで、テレビジョン放送を
受信可能なテレビジョン装置に監視カメラからの映像を
入力して、テレビジョン放送を視聴することにより退屈
しのぎをすることが考えられる。ここで、両映像を同一
のテレビジョンにて視聴しようとするときには、とりあ
えず一方の映像のみを視聴し、必要に応じて利用者がテ
レビジョンを操作して他方の映像を出力するように画面
を切り換える必要があった。
された技術においては、監視領域がテレビカメラによっ
て撮影され、同テレビジョンからの映像信号はデジタル
化される。そしてこのデジタル化されたデータに対して
以下の3種類の処理により基準画像と撮影画像の比較が
行われ、異常状態の検知が行われる。第一の方法では、
テレビカメラによって撮影された映像の照度を照度計に
より検出し、基準画像と撮影画像との照度の変化量を照
度変化計算回路にて計算し、同変化量の大小により異常
状態とするか否かの処理を行う。
影された映像の照度と基準画像と照度の差をとり、ヒス
トグラム作成回路によりその絶対値を画素毎にヒストグ
ラムにする。そして、同差の絶対値があるしきい値より
小さなものの個数がある値より少なければ、映像におい
て照度が変化したことを検出する。第三の方法では、連
続変化判定回路にてテレビカメラによって撮影された映
像の照度が所定回数だけ連続的に変化したときに異常変
化があったことを検出する。
ジョンにおいては、次のような課題があった。すなわ
ち、利用者がテレビジョン放送に夢中になってしまうと
長い時間監視カメラからの映像を見るのを忘れてしまう
ことがあった。また、監視カメラの映像を見たいときに
いちいち映像切換の操作をするのは煩わしい。また、上
記特公平第3−37356号公報に開示された技術にお
いては、映像を一度デジタル化しなくてはならず、さら
に、第一の方法においては照度計が必要であるし、3種
類のどの方法を用いるにしても対応した回路を構成しな
くてはならず、多くのハードウェアが必要である。本発
明は、上記課題にかんがみてなされたもので、簡易な構
成により、利用者が何ら意識していなくても異常時の監
視映像を視聴することが可能なテレビジョン切換制御装
置の提供を目的とする。
め、請求項1にかかる発明は、複数の映像信号源からの
信号を受信する映像信号受信手段と、同映像信号受信手
段にて受信する信号により映像の変化を検出する映像変
化検出手段と、上記複数の映像信号源からの所定の信号
のうち、映像変化検出手段にて変化が検出された映像の
信号を出力するように出力映像の信号源を切り換える映
像出力切換手段とを具備する構成としてある。
明においては、上記映像信号受信手段が複数の映像信号
源からの信号を受信すると、上記映像変化検出手段が映
像信号受信手段にて受信した信号により映像の変化を検
出する。同映像変化検出手段が映像の変化を検出する
と、映像出力切換手段は上記複数の映像信号源からの所
定の信号のうち、同変化が検出された映像の信号を出力
するように出力映像の信号源を切り換える。
いわゆる監視映像においては、異常がなければ同じ所を
撮影し続けるので映像にほとんど変化がない。しかし、
不審人物が進入して同不審人物が監視カメラの視野内に
進入するなどすると映像が変化することになる。従っ
て、異常があるなどして利用者がチェックしなければな
らない監視映像には変化がある場合が多いと考えられ
る。そこで、同映像の変化を検出して変化のあった映像
の信号源を出力するようにすれば、異常がある可能性の
ある監視映像が自動で映し出されるようになる。上記複
数の映像信号源からの信号においては、テレビジョン装
置から必要な映像や音声等を出力させるものであればよ
く、監視カメラやビデオデッキ、放送局からの信号等様
々な信号源が考えられる。
り撮影された映像であればよく、ビル内の所定位置に設
置して通路等を監視するカメラや、店舗内に設置して回
動しつつ所定範囲を監視するカメラなど様々な監視映像
が考えられる。また、一般には上記複数の映像信号源か
らの信号には映像信号と音声信号と同期信号とが含まれ
ているが、監視映像としては画像だけで十分な場合もあ
り、この場合には監視映像にかかる音声信号を入力しな
い構成としてもよい。
受信し、映像信号源からの信号を受信するときに、どの
ような映像信号源からの信号を受信するように構成し、
どのように映像を切り換えるかの具体例として、請求項
2にかかる発明は、請求項1に記載のテレビジョン切換
制御装置において、上記映像信号受信手段は、少なくと
も一つの監視映像の信号を受信し、上記映像出力切換手
段は監視映像の変化が検出されたときに監視映像の信号
を出力する構成としてある。
明においては、映像信号受信手段にて少なくとも一つの
監視映像の信号を受信し、映像変化検出手段にて監視映
像の変化を検出したときに、上記映像出力切換手段にて
監視映像の信号を出力するようにする。
ョン放送やビデオデッキによるビデオ映像等を視聴して
いて、この放送に夢中になっていたとしても、何らかの
異常により監視映像に変化を生じたときには自動でテレ
ビジョン画面が監視映像画面に切り替わる。従って、利
用者がチェックすべき監視映像をチェックし損ねること
がない。
じる変化を検出するが、同変化を検出する構成は様々で
ある。そこで、かかる構成の具体例として、請求項3に
かかる発明においては、請求項1または請求項2のいず
れかに記載のテレビジョン切換制御装置において、上記
映像変化検出手段は、監視映像の光量が変化して所定量
になったときに、監視映像が変化したと検出する構成と
してある。
明においては、映像変化検出手段は、監視映像の光量を
検出し、同光量が変化して所定量になると監視映像が変
化したと検出する。すなわち、上記監視映像において何
も異常がなければ映像に変化を生じないので、この映像
の光量は略同一であると考えられる。しかし、不審人物
が進入して同不審人物が監視カメラの視野内に進入する
などした場合、例えば、背景が明るいときには同不審人
物により背景映像がさえぎられて映像全体の光量が変化
する。
と考えられるので、同光量の変化により監視映像が変化
したと検出し、テレビジョンの出力映像が監視カメラか
らの出力映像に切り換わる。ここで、光量の変化を検出
するには様々な構成が考えられる。そこで、光量の変化
を検出する構成の具体例として、請求項4にかかる発明
は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のテレビジョ
ン切換制御装置において、上記映像変化検出手段は、監
視映像の光量の変化に伴って発せられる、映像の明るさ
を自動調節するための信号を検出して監視映像が変化し
たと検出する構成としてある。
明においては、上記映像変化検出手段は、監視映像の光
量の変化に伴って発せられる映像の明るさを自動調節す
るための信号を検出して監視映像が変化したと検出す
る。すなわち、一般のビデオカメラにおいては、出力映
像の明るさを調節するために撮影対象の明暗に応じて露
光時間を変えている。そして、撮影対象の明暗の変化に
応じて露光時間を変えるときには、この露光時間を変え
るとともに露光時間を変えたことを示す信号が送出され
る。そこで、この露光時間を変えたことを示す信号によ
り監視映像が変化したと検出する。
具体例として、請求項5にかかる発明は、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載のテレビジョン切換制御装置に
おいて、上記映像変化検出手段は、所定単位あたりの監
視映像の輝度を積算し、同積算値に所定量の変化があっ
たときに監視映像が変化したと検出する構成としてあ
る。
明においては、上記映像変化検出手段は、所定単位あた
りの監視映像の輝度を積算し、同積算値に所定量の変化
があったときに監視映像が変化したと検出する。例え
ば、監視カメラがCCD素子を用いたデジタルビデオカ
メラであるとすると、映像データは各画素につき赤色、
緑色、青色のそれぞれの成分のRGB信号にて表されて
いる。従って、各色成分により各画素の輝度が求まるの
で、デジタルビデオカメラにて所定単位時間内にサンプ
リングした各画素の輝度を積算できる。そして、この積
算値に所定量の変化があったときに監視映像が変化した
ことが検出される。
その輝度が積算できればよい。従って、監視カメラがア
ナログビデオカメラの場合には、輝度信号を積分回路等
で積算して同積分回路の出力電圧を検出する。そして、
この積分値に所定の変化があったときに監視映像が変化
したことが検出される。ここで、積分値の変化の比較は
所定単位あたりについて行うが、所定の単位は上記積算
値の時間的変化を検出できればよい。つまり、上記デジ
タルビデオカメラにおいては映像の変化を検出するのに
十分なサンプリング時間を所定単位とし、アナログビデ
オカメラにおいては映像の変化を検出するのに十分なフ
ィールドやフレームを所定単位とすればよい。
具体例として、請求項6にかかる発明は、請求項1〜請
求項5のいずれかに記載のテレビジョン切換制御装置に
おいて、上記映像変化検出手段は、所定単位あたりの監
視映像の各色成分を積算し、同積算値に所定量の変化が
あったときに監視映像が変化したと検出する構成として
ある。
明においては、映像変化検出手段は、所定単位あたりの
監視映像の各色成分値を積算し、同積算値に所定量の変
化があったときに監視映像が変化したと検出する。例え
ば、監視カメラがCCD素子を用いたデジタルビデオカ
メラであるときは、各画素のデータは各画素の色成分で
表されているので、各色につき所定単位時間内にサンプ
リングした各画素の色成分値を積算できる。そして、こ
の積算値に所定量の変化があったときに監視映像が変化
したことが検出される。
所定単位毎の各色の強度が積算できればよい。従って、
監視カメラがアナログビデオカメラの場合には、信号変
換により受像管に入力するための各色信号を積分回路等
で積算して同積分回路の各色毎の出力電圧を検出する。
そして、この積分値に所定の変化があったときに監視映
像が変化したことが検出される。。
の映像に切り換えて同映像を監視できるが、利用者が好
きなときに監視カメラからの映像を視聴できるに越した
ことはない。かかる場合に好適な構成の具体例として、
請求項7にかかる発明は、請求項1〜請求項6のいずれ
かに記載のテレビジョン切換制御装置において、上記切
換手段は、利用者の指示により出力映像の信号源を切り
換え可能である構成としてある。
明においては、利用者が指示を与えると、娯楽のための
映像を出力をするか、監視映像を出力するかが切り換わ
る。すなわち、近年のテレビジョンにおいては一般にリ
モコンにより操作可能になっているので、リモコンに映
像切換ボタン等を備えるようにし、利用者がこの映像切
換ボタンを押したときには上記切換手段に映像切換指示
が送られるようにする。そして、同切換手段が映像切換
指示を受け取ったときには現在映し出している映像を監
視カメラからの映像に切り換えるようにする。
者の指示により行うようにすればよいので、むろん、テ
レビジョン本体に操作ボタンを設けて操作するようにし
てもよいし、監視カメラの近くにいる人などが他の場所
から遠隔操作により指示を与えるようにするなどしても
よい。
からの映像および音声をチェックすることができるもの
の、画面が切り換わらないからといってずっと監視カメ
ラからの映像をチェックしないのは不安である場合もあ
る。そこで、このようなときにも監視カメラからの映像
および音声をチェックするのに好適な具体例として、請
求項8にかかる発明は、請求項1〜請求項7のいずれか
に記載のテレビジョン切換制御装置において、上記切換
手段は、一画面上の大部分を占める主画面と一画面上の
一部を占める副画面とを同時に表示させるとともに、い
ずれの映像信号源の映像を主画面に表示させ、また、副
画面に表示させるかを切り換える構成としてある。
明においては、テレビジョン放送や監視映像を出力する
主画面に加え、画面のすみに主画面で表示していない映
像を重ねて出力する。すなわち、マルチウィンドウを用
いてテレビジョン放送や監視映像を出力する主画面に小
さい副画面が重ねられている。従って、例えば主画面で
テレビジョン放送を視聴しているときは、副画面にて監
視カメラからの映像を常にチェックできるし、何らかの
異常があったり利用者が指示を出したりすると、主画面
の映像が切り換わって監視カメラからの映像が主画面に
映し出され、このとき主画面にて表示していないテレビ
ジョン放送等の映像が副画面に映し出される。
レビジョン放送と監視カメラからの映像を切り換え可能
なテレビジョン切換制御装置を提供することができる。
また、請求項2にかかる発明によれば、テレビジョン放
送等にて退屈しのぎをしつつ、異常時には監視カメラか
らの映像をチェックできるので安心である。さらに、請
求項3にかかる発明によれば、簡易な構成で監視映像の
変化を検出できる。さらに、請求項4にかかる発明によ
れば、既存のビデオカメラの有する機能を用いて構成可
能であるので簡単に設計できる。さらに、請求項5にか
かる発明によれば、簡易なソフトウェアや簡易な回路で
監視映像の変化を検出できる。さらに、請求項6にかか
る発明によれば、簡易なソフトウェアや簡易な回路で監
視映像の変化を検出できる。さらに、請求項7にかかる
発明によれば、利用者の指示により映像を切換可能であ
るので便利である。さらに、請求項8にかかる発明によ
れば、娯楽のための映像と監視映像とを同時に視聴する
ことができるので安心である。
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるテレビジョン切換制御装置を用いたテレビジョンと
監視カメラの概観図を示している。同図において、この
テレビジョン10は外部入力端子46を備えており、同
外部入力端子46には複数の監視カメラ30a,30
b,,,が接続され、監視映像が入力される。
端子47を備えており、同ビデオ入力端子47にはビデ
オデッキ50等が接続され、ビデオテープに録画された
映像を出力可能となっている。このため、テレビジョン
10はテレビジョン放送の視聴やビデオ鑑賞、監視カメ
ラからの映像のチェック等ができるようになっており、
必要に応じてこれらの映像が切り換えられる。リモコン
20は電源ボタンや選局ボタン等を備えるとともに、映
像切換ボタン21を備えている。そして、利用者が選局
ボタンでチャンネルを選ぶことによりテレビジョン10
に選局チャンネル指示等を与えることが可能であるとと
もに、映像切換ボタン21によりテレビジョン10の出
力映像を監視映像にすることができる。
している。同図において、テレビジョン切換制御装置4
0はスピーカ11と受像管12、およびアンテナに接続
されており、外部入力端子46を介して監視カメラ30
と接続されている。監視カメラ30においては所定の監
視位置の映像を撮影し、同映像のビデオ信号が外部入力
端子46を介してテレビジョン切換制御装置40に入力
される。また、この外部入力端子46は音声IC43と
映像IC44とマイコン45に接続されており、音声信
号と映像信号とはそれぞれ音声IC43と映像IC44
とに入力され、監視カメラ30において映像の明暗の自
動調節機能であるオートアイリス機能が使用されたとき
に生成する信号がマイコン45に入力される。
ビデオ入力端子47を介してビデオデッキ50と接続さ
れており、ビデオデープの再生映像によるビデオ信号が
外部入力端子47を介してテレビジョン切換制御装置4
0に入力される。この外部入力端子47は音声IC43
と映像IC44とに接続されており、音声信号と映像信
号とはそれぞれ音声IC43と映像IC44とに入力さ
れる。また、チューナ41はマイコン45から同調周波
数を指示され、アンテナを介してテレビ放送電波を受信
し、中間周波信号を出力する。この中間周波信号は中間
信号増幅器42にて増幅され、増幅された音声信号は上
記音声IC43へ、映像信号は上記映像IC44に入力
される。
ルターで分離しつつ検波し、同入力音声信号は主チャネ
ル信号と副チャネル信号とパイロット信号に復調され
る。そして、同パイロット信号により音声放送方式が指
定され、この指定を基に主チャネル信号と副チャネル信
号とから、ステレオ放送やモノラル放送や2カ国語放送
の各音声が生成される。
た映像信号は検波され、輝度信号と、搬送色信号および
カラーバースト信号と、同期信号とが分離される。そし
て、分離した輝度信号については適宜増幅するととも
に、搬送色信号およびカラーバースト信号については、
これらに基づいて所定の色復調処理を施して元の色信号
を生成し、増幅後の輝度信号と生成した元の色信号とか
らなる映像信号を受像管12に出力する。また、同期信
号については、垂直および水平同期信号に分離し、これ
らに基づいて垂直および水平発振出力を得て上記受像管
12の図示しない偏向コイルに供給する。この結果受像
管12に映像が表示される。
複数の信号源からの信号が入力され、マイコン45によ
りいずれの信号源からの信号を出力するかが制御され
る。また、マイコン45に監視カメラ30が生成したオ
ートアイリス機能が使用されたときに生成する信号が入
力されると、音声IC43と映像IC44とはマイコン
45に制御され、監視カメラからの映像を受像管12に
出力するように切り換えられる。
と、当該リモコン20から対応する赤外線リモコン信号
が送出され、マイコン45が図示しないリモコン信号受
光部を介して同リモコン信号を検知する。同リモコン信
号が選局指示であるときは、チューナ41にて対応する
チャンネルを選局させるべく所定のチャンネルデータを
送出し、チューナ41は同チャンネルデータに基づき所
定のチャンネルのテレビジョン放送信号を選択する。ま
た、同リモコン信号が映像切換指示であるときは、音声
IC43および映像IC44を制御して、出力映像およ
び音声が切り換えられる。
換制御装置のマイコン45の処理手順を示すフローチャ
ートである。同図において、ステップS100ではオー
トアイリス機能が使用されたときに生成する信号を検出
するか否かを判別している。ステップS100にてオー
トアイリス機能が使用されたときに生成する信号を検出
したときには、ステップS120にて監視カメラ30か
らの映像を出力するようにする。そして、ステップS1
00に戻って処理を繰り返す。ここで、監視カメラが複
数接続されているときには、オートアイリス機能が使用
されたことを示す信号を生成した監視カメラからの映像
を出力するようにする。
が使用されたときに生成する信号を検出ないときには、
ステップS110で利用者から映像切換指示があるか否
かを検出し、映像切換指示がないときにはステップS1
00に戻って処理を繰り返す。ステップS110にて上
記映像切換指示を検出したときには、ステップS130
にて現在の映像信号源から次の映像信号源になるよう画
面を切り換える。ここで画面を切り換えるにあたって映
像信号源を切り換える順番を決めておき、映像切換指示
を一回出すごとにテレビジョン放送、監視カメラ1、監
視カメラ2と切り換わっていくようにする。この後はス
テップS100に戻って以上の処理を繰り返す。
動作について説明する。図4は、本実施形態におけるテ
レビジョン10の画面変化およびリモコン20による切
換指示と、監視カメラ30a,bがオートアイリス機能
を使用したときに生成する信号のタイミングとを時系列
的に示している。同図上段において、テレビジョン画面
のTVはテレビジョン10の画面にテレビジョン放送が
映し出されている状況を、テレビジョン画面の監視カメ
ラ30a,bはテレビジョン10の画面に監視カメラ3
0a,bからの影像がそれぞれ映し出されている状況を
示している。同図の中段の二つにおいては、監視カメラ
30a,bからオートアイリス信号が出されるタイミン
グをONとして示している。下段においては利用者がリ
モコン20の映像切換ボタン21を押したタイミングを
ONとして示している。
本編放送をしている。ここで、時刻t1において監視カ
メラ30aの視野内に人が入り込むなどしてオートアイ
リス機能により画面の明暗が調整されると、このオート
アイリス機能を使用したことを示す信号がマイコン45
に入力される。マイコン45が同信号を図3のステップ
S100にて検出すると、テレビジョン10の画面が監
視カメラ30aからの映像に切り換えられる。
bの視野内に人が入り込むなどしてオートアイリス機能
により画面の明暗が調整されると、このオートアイリス
機能を使用したことを示す信号がマイコン45に入力さ
れる。マイコン45が同信号を図3のステップS100
にて検出すると、テレビジョン10の画面が監視カメラ
30bからの映像に切り換えられる。
らオートアイリス機能を使用したことを示す信号が発せ
られると、上述の動作と同様にしてテレビジョン10の
画面が監視カメラ30aからの映像に切り換えられる。
つまり、オートアイリス機能を使用した監視カメラの捉
える映像は、オートアイリス機能を使用する前までに映
っていたものと違うものを映し出しているということに
なるので、同機能を使用した監視カメラをチェックする
ことにより異常のある可能性の高い映像をチェックする
ことができる。
ボタン21により映像切換指示を与えると、ステップS
110にて映像切換指示を検出して、それ以前まで監視
カメラ30aからの映像を映し出していたテレビジョン
10の画面が監視カメラ30bからの映像を映し出すよ
うに切り換わる。次に時刻t5において再び映像切換指
示を与えると、それ以前まで監視カメラ30bからの映
像を映し出していたテレビジョン10の画面がテレビジ
ョン放送を映し出すように切り換わる。
カメラ30a、監視カメラ30aの次には監視カメラ3
0b、監視カメラ30bの次にはテレビジョン放送とい
うように所定の順番を与えてあり、映像切換ボタン21
を押すごとに順次画面が切り換わっていくようにしてあ
る。つまり、一度オートアイリス機能を使用したことに
より監視カメラからの映像を映し出すようになったとき
には、監視カメラ相互間では自動で画面切換が可能であ
るが、テレビジョン放送に戻りたいときには利用者が映
像切換指示を与える必要がある。
ス機能を使用したときに生成する信号により監視映像が
変化したことを検出していたが、必ずしもかかる構成に
限る必要はない。図5は監視映像が変化したことを検出
する構成の他の例にかかる映像IC44の構成を示して
おり、同図において映像IC44は積分回路50を備
え、通常の映像ICの輝度信号が積分回路50に入力さ
れる。
視カメラからの映像信号は映像検波回路441にて検波
され、同検波された信号は増幅回路442にて増幅され
るとともに、輝度信号と、搬送色信号およびカラーバー
スト信号と、同期信号とが分離される。同期信号は周波
数分離回路443に入力され、同周波数分離回路443
にて垂直同期信号と水平同期信号とに分離されて、受像
管の図示しない偏向ヨークに出力される。搬送色信号お
よびカラーバースト信号は色再生回路444に入力さ
れ、カラーバースト信号を用いつつ搬送色信号から色差
信号が取り出されてマトリックス回路446に入力され
る。
と積分回路50に入力され、同輝度信号増幅回路445
に入力された輝度信号は増幅され、マトリックス回路4
46に入力される。そして、マトリックス回路446に
おいては入力された上記色差信号と輝度信号により、
赤、青、緑の各色成分の信号が生成されて、受像管に出
力される。積分回路50はダイオードと抵抗とコンデン
サとを備えており、輝度信号を入力として所定フィール
ド数分の輝度信号の時間積分が出力されるようになって
いる。
5に入力され、入力された所定フィールド数分の積分値
は前の積分値と比較されて、所定量の変化をしていたと
きには監視カメラの映像が変化したと判定される。すな
わち、例えば監視カメラにおいて明るい背景の場所を監
視しているときに、同監視カメラの視野内に人が進入す
ると輝度値が変化するのでこの輝度値の変化を上記構成
により検出することにより、監視映像が変化したことが
検出できる。
より構成したが、むろん回路構成はかかる構成に限る必
要はなく、オペアンプ等により構成することも可能であ
る。また、上記構成においては、監視カメラがアナログ
ビデオカメラであることを想定していたが、CCD素子
を用いたデジタルビデオカメラであるときは、各画素の
色成分のデータをマイコン45に入力するようにする。
そして、各画素の色成分のデータから各画素の輝度を求
め、所定単位時間内にサンプリングした画素の輝度を積
算してその輝度を比較するようにしてもよい。
る構成の他の例として、監視映像の各色成分の積算値の
変化により監視映像が変化したことを検出する構成とす
ることも可能である。すなわち、上述の図5にかかる実
施例においては輝度信号を積分していたが、本実施例で
は、映像のRGB信号を各成分毎に積算する。例えば、
監視カメラがアナログビデオカメラの場合はマトリック
ス回路446の出力するRGB信号を各成分毎に積分回
路50のような回路で積分するし、監視カメラがデジタ
ルビデオカメラの場合は各画素データのRGBデータを
各成分毎に積算する。この結果、例えば、緑がかった背
景の監視映像に青い服の人が進入したときは、比較映像
の前後で緑成分の積算値が減り、青成分の積算値が増え
るので、監視映像に変化があったことが検出される。
単一の信号源からの映像を表示する構成としていたが、
常に状況を把握しておきたい場所を映している監視カメ
ラがある場合なども考えられる。このようなときに好適
な例として、マルチウィンドウにより画面を表示できる
テレビジョンを用いることもできる。すなわち、テレビ
ジョンにおいて、その画面の大部分を占める主画面と画
面の一部分をしめる副画面を設け、これらのそれぞれに
テレビジョン放送と監視カメラからの映像とを映し出す
ようにする。
に表示し、常に状況を把握したい監視カメラからの映像
を副画面に表示しておき、映像の変化が検出されたとき
には同変化が検出された監視カメラからの映像を主画面
に映し出すようにする。この結果、常にチェックが必要
な監視カメラからの映像はテレビジョン放送を視聴しな
がらでも、常に監視下におくことができる。
に起こらないとも限らない、このように、ほぼ同時に監
視カメラの映像の変化が検出されたときに一つの監視カ
メラからのみの映像をチェックするだけでは不都合であ
る。そこで、このような場合に好適な例として、テレビ
ジョンの画面を複数に分割してウィンドウを作り、その
ウィンドウのそれぞれに監視カメラからの映像を表示す
る構成も考えられる。かかる構成によれば、複数の監視
カメラにおいて映像の変化が検出された場合でも、テレ
ビジョン画面の分割された画面のどれかに同変化が検出
された監視カメラからの映像が表示されるので、異常が
生じているか否かチェックできる。
像信号源からの映像信号を入力し、監視映像の変化を検
出して、この映像の変化が生じた監視カメラからの映像
を表示するようにテレビジョン画面を切り換えるので、
利用者が何ら映像切換を意識しなくても自動で娯楽目的
の映像と監視カメラからの映像とを切り換えることがで
きる。
制御装置を用いたテレビジョンと監視カメラの概観図で
ある。
制御装置を用いたテレビジョンの構成を示すブロック図
である。
制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
面の変化と監視カメラからの信号のタイミングと切換指
示との時系列的変化を示す図である。
換制御装置を用いたテレビジョン装置における映像IC
のブロック図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の映像信号源からの信号を受信する
映像信号受信手段と、 同映像信号受信手段にて受信する信号により映像の変化
を検出する映像変化検出手段と、 上記複数の映像信号源からの所定の信号のうち、映像変
化検出手段にて変化が検出された映像の信号を出力する
ように出力映像の信号源を切り換える映像出力切換手段
とを具備することを特徴とするテレビジョン切換制御装
置。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載のテレビジョン切換
制御装置において、 上記映像信号受信手段は、少なくとも一つの監視映像の
信号を受信し、上記映像出力切換手段は監視映像の変化
が検出されたときに監視映像の信号を出力することを特
徴とするテレビジョン切換制御装置。 - 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
に記載のテレビジョン切換制御装置において、 上記映像変化検出手段は、監視映像の光量が変化して所
定量になったときに、監視映像が変化したと検出するこ
とを特徴とするテレビジョン切換制御装置。 - 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
載のテレビジョン切換制御装置において、 上記映像変化検出手段は、監視映像の光量の変化に伴っ
て発せられる、映像の明るさを自動調節するための信号
を検出して監視映像が変化したと検出することを特徴と
するテレビジョン切換制御装置。 - 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
載のテレビジョン切換制御装置において、 上記映像変化検出手段は、所定単位あたりの監視映像の
輝度を積算し、同積算値に所定量の変化があったときに
監視映像が変化したと検出することを特徴とするテレビ
ジョン切換制御装置。 - 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
載のテレビジョン切換制御装置において、 上記映像変化検出手段は、所定単位あたりの監視映像の
各色成分を積算し、同積算値に所定量の変化があったと
きに監視映像が変化したと検出することを特徴とするテ
レビジョン切換制御装置。 - 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
載のテレビジョン切換制御装置において、 上記切換手段は、利用者の指示により出力映像の信号源
を切り換え可能であることを特徴とするテレビジョン切
換制御装置。 - 【請求項8】 上記請求項1〜請求項7のいずれかに記
載のテレビジョン切換制御装置において、 上記切換手段は、一画面上の大部分を占める主画面と一
画面上の一部を占める副画面とを同時に表示させるとと
もに、いずれの映像信号源の映像を主画面に表示させ、
また、副画面に表示させるかを切り換えることを特徴と
するテレビジョン切換制御装置。
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JP2013081039A (ja) * | 2011-10-03 | 2013-05-02 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 映像表示装置 |
-
1998
- 1998-11-19 JP JP32965498A patent/JP3789240B2/ja not_active Expired - Fee Related
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