JP3789240B2 - テレビジョン切換制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン切換制御装置に関し、特に、適宜監視カメラからの映像を表示可能なテレビジョン切換制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビジョンにおいては、テレビジョン放送を視聴するか、監視カメラから送られる映像を視聴するかのどちらかしかできなかった。また、一般に監視カメラから注意すべき映像が送られてくることは滅多になく、長い間監視カメラからの映像を視聴し続けるのは非常に退屈である。そこで、テレビジョン放送を受信可能なテレビジョン装置に監視カメラからの映像を入力して、テレビジョン放送を視聴することにより退屈しのぎをすることが考えられる。
ここで、両映像を同一のテレビジョンにて視聴しようとするときには、とりあえず一方の映像のみを視聴し、必要に応じて利用者がテレビジョンを操作して他方の映像を出力するように画面を切り換える必要があった。
【0003】
一方特公平第3−37356号公報に開示された技術においては、監視領域がテレビカメラによって撮影され、同テレビジョンからの映像信号はデジタル化される。そしてこのデジタル化されたデータに対して以下の3種類の処理により基準画像と撮影画像の比較が行われ、異常状態の検知が行われる。
第一の方法では、テレビカメラによって撮影された映像の照度を照度計により検出し、基準画像と撮影画像との照度の変化量を照度変化計算回路にて計算し、同変化量の大小により異常状態とするか否かの処理を行う。
【0004】
第二の方法では、テレビカメラによって撮影された映像の照度と基準画像と照度の差をとり、ヒストグラム作成回路によりその絶対値を画素毎にヒストグラムにする。そして、同差の絶対値があるしきい値より小さなものの個数がある値より少なければ、映像において照度が変化したことを検出する。
第三の方法では、連続変化判定回路にてテレビカメラによって撮影された映像の照度が所定回数だけ連続的に変化したときに異常変化があったことを検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のテレビジョンにおいては、次のような課題があった。
すなわち、利用者がテレビジョン放送に夢中になってしまうと長い時間監視カメラからの映像を見るのを忘れてしまうことがあった。また、監視カメラの映像を見たいときにいちいち映像切換の操作をするのは煩わしい。
また、上記特公平第3−37356号公報に開示された技術においては、映像を一度デジタル化しなくてはならず、さらに、第一の方法においては照度計が必要であるし、3種類のどの方法を用いるにしても対応した回路を構成しなくてはならず、多くのハードウェアが必要である。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、簡易な構成により、利用者が何ら意識していなくても異常時の監視映像を視聴することが可能なテレビジョン切換制御装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、複数の監視カメラおよび放送局からの信号を受信する映像信号受信手段と、上記監視カメラから監視映像の明るさを自動調節する機能を使用したことを示す信号を取得し、監視映像が変化したと検出する映像変化検出手段と、同映像変化検出手段にて上記監視カメラからの監視映像の変化が検出されたときに当該監視映像の信号を出力するように出力映像の信号源を切り換えて、テレビジョン画面の表示映像をテレビジョン放送の映像から監視カメラの映像に切り換える映像出力切換手段とを具備し、同映像出力切換手段でテレビジョン放送の映像から監視カメラの映像に切り換えた後には、利用者が映像切換指示を与えたときに監視カメラの映像からテレビジョン放送に戻るように信号源を切り換える構成としてある。
【0007】
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、上記映像信号受信手段が複数の映像信号源からの信号を受信すると、上記映像変化検出手段が映像信号受信手段にて受信した信号により映像の変化を検出する。同映像変化検出手段が映像の変化を検出すると、映像出力切換手段は上記複数の映像信号源からの所定の信号のうち、同変化が検出された映像の信号を出力するように出力映像の信号源を切り換える。
【0008】
すなわち、不審人物の進入などを監視するいわゆる監視映像においては、異常がなければ同じ所を撮影し続けるので映像にほとんど変化がない。しかし、不審人物が進入して同不審人物が監視カメラの視野内に進入するなどすると映像が変化することになる。従って、異常があるなどして利用者がチェックしなければならない監視映像には変化がある場合が多いと考えられる。そこで、同映像の変化を検出して変化のあった映像の信号源を出力するようにすれば、異常がある可能性のある監視映像が自動で映し出されるようになる。上記複数の映像信号源からの信号においては、テレビジョン装置から必要な映像や音声等を出力させるものであればよく、監視カメラやビデオデッキ、放送局からの信号等様々な信号源が考えられる。
【0009】
ここで、監視映像は所定の監視カメラにより撮影された映像であればよく、ビル内の所定位置に設置して通路等を監視するカメラや、店舗内に設置して回動しつつ所定範囲を監視するカメラなど様々な監視映像が考えられる。また、一般には上記複数の映像信号源からの信号には映像信号と音声信号と同期信号とが含まれているが、監視映像としては画像だけで十分な場合もあり、この場合には監視映像にかかる音声信号を入力しない構成としてもよい。
【0010】
このように複数の映像信号源からの信号を受信し、映像信号源からの信号を受信するときに、どのような映像信号源からの信号を受信するように構成し、どのように映像を切り換えるかの具体例として、上記映像信号受信手段は、少なくとも一つの監視映像の信号を受信し、上記映像出力切換手段は監視映像の変化が検出されたときに監視映像の信号を出力する構成としてある。
【0011】
上記のような構成においては、映像信号受信手段にて少なくとも一つの監視映像の信号を受信し、映像変化検出手段にて監視映像の変化を検出したときに、上記映像出力切換手段にて監視映像の信号を出力するようにする。
【0012】
すなわち、利用者が娯楽のためにテレビジョン放送やビデオデッキによるビデオ映像等を視聴していて、この放送に夢中になっていたとしても、何らかの異常により監視映像に変化を生じたときには自動でテレビジョン画面が監視映像画面に切り替わる。従って、利用者がチェックすべき監視映像をチェックし損ねることがない。
【0013】
このように本発明においては監視映像に生じる変化を検出するが、同変化を検出する構成は様々である。そこで、かかる構成の具体例として、上記映像変化検出手段は、監視映像の光量が変化して所定量になったときに、監視映像が変化したと検出する構成としてもよい
【0014】
上記のような構成においては、映像変化検出手段は、監視映像の光量を検出し、同光量が変化して所定量になると監視映像が変化したと検出する。すなわち、上記監視映像において何も異常がなければ映像に変化を生じないので、この映像の光量は略同一であると考えられる。しかし、不審人物が進入して同不審人物が監視カメラの視野内に進入するなどした場合、例えば、背景が明るいときには同不審人物により背景映像がさえぎられて映像全体の光量が変化する。
【0015】
従って、異常時には映像の光量が変化すると考えられるので、同光量の変化により監視映像が変化したと検出し、テレビジョンの出力映像が監視カメラからの出力映像に切り換わる。ここで、光量の変化を検出するには様々な構成が考えられる。そこで、上記映像変化検出手段は、監視映像の光量の変化に伴って発せられる、映像の明るさを自動調節するための信号を検出して監視映像が変化したと検出する構成としてある。
【0016】
上記のような構成において、上記映像変化検出手段は、監視映像の光量の変化に伴って発せられる映像の明るさを自動調節するための信号を検出して監視映像が変化したと検出する。すなわち、一般のビデオカメラにおいては、出力映像の明るさを調節するために撮影対象の明暗に応じて露光時間を変えている。そして、撮影対象の明暗の変化に応じて露光時間を変えるときには、この露光時間を変えるとともに露光時間を変えたことを示す信号が送出される。そこで、この露光時間を変えたことを示す信号により監視映像が変化したと検出する。
【0017】
さらに、光量の変化を検出する構成の他の具体例として、上記映像変化検出手段は、所定単位あたりの監視映像の輝度を積算し、同積算値に所定量の変化があったときに監視映像が変化したと検出する構成としてもよい
【0018】
上記の構成においては、上記映像変化検出手段は、所定単位あたりの監視映像の輝度を積算し、同積算値に所定量の変化があったときに監視映像が変化したと検出する。例えば、監視カメラがCCD素子を用いたデジタルビデオカメラであるとすると、映像データは各画素につき赤色、緑色、青色のそれぞれの成分のRGB信号にて表されている。従って、各色成分により各画素の輝度が求まるので、デジタルビデオカメラにて所定単位時間内にサンプリングした各画素の輝度を積算できる。そして、この積算値に所定量の変化があったときに監視映像が変化したことが検出される。
【0019】
ここで、監視映像の変化を検出するのにはその輝度が積算できればよい。従って、監視カメラがアナログビデオカメラの場合には、輝度信号を積分回路等で積算して同積分回路の出力電圧を検出する。そして、この積分値に所定の変化があったときに監視映像が変化したことが検出される。ここで、積分値の変化の比較は所定単位あたりについて行うが、所定の単位は上記積算値の時間的変化を検出できればよい。つまり、上記デジタルビデオカメラにおいては映像の変化を検出するのに十分なサンプリング時間を所定単位とし、アナログビデオカメラにおいては映像の変化を検出するのに十分なフィールドやフレームを所定単位とすればよい。
【0020】
さらに、光量の変化を検出する構成の他の具体例として、上記映像変化検出手段は、所定単位あたりの監視映像の各色成分を積算し、同積算値に所定量の変化があったときに監視映像が変化したと検出する構成としてもよい
【0021】
上記の構成においては、映像変化検出手段は、所定単位あたりの監視映像の各色成分値を積算し、同積算値に所定量の変化があったときに監視映像が変化したと検出する。例えば、監視カメラがCCD素子を用いたデジタルビデオカメラであるときは、各画素のデータは各画素の色成分で表されているので、各色につき所定単位時間内にサンプリングした各画素の色成分値を積算できる。そして、この積算値に所定量の変化があったときに監視映像が変化したことが検出される。
【0022】
ここで、監視映像の変化を検出するのには所定単位毎の各色の強度が積算できればよい。従って、監視カメラがアナログビデオカメラの場合には、信号変換により受像管に入力するための各色信号を積分回路等で積算して同積分回路の各色毎の出力電圧を検出する。そして、この積分値に所定の変化があったときに監視映像が変化したことが検出される。。
【0023】
上記発明においては自動で監視カメラからの映像に切り換えて同映像を監視できるが、利用者が好きなときに監視カメラからの映像を視聴できるに越したことはない。かかる場合に好適な構成の具体例として、上記切換手段は、利用者の指示により出力映像の信号源を切り換え可能である構成としてもよい。
【0024】
上記の構成においては、利用者が指示を与えると、娯楽のための映像を出力をするか、監視映像を出力するかが切り換わる。すなわち、近年のテレビジョンにおいては一般にリモコンにより操作可能になっているので、リモコンに映像切換ボタン等を備えるようにし、利用者がこの映像切換ボタンを押したときには上記切換手段に映像切換指示が送られるようにする。そして、同切換手段が映像切換指示を受け取ったときには現在映し出している映像を監視カメラからの映像に切り換えるようにする。
【0025】
ここで、映像および音声の切り換えは利用者の指示により行うようにすればよいので、むろん、テレビジョン本体に操作ボタンを設けて操作するようにしてもよいし、監視カメラの近くにいる人などが他の場所から遠隔操作により指示を与えるようにするなどしてもよい。
【0026】
さらに、本発明では不定期的に監視カメラからの映像および音声をチェックすることができるものの、画面が切り換わらないからといってずっと監視カメラからの映像をチェックしないのは不安である場合もある。そこで、このようなときにも監視カメラからの映像および音声をチェックするのに好適な具体例として、上記切換手段において、一画面上の大部分を占める主画面と一画面上の一部を占める副画面とを同時に表示させるとともに、いずれの映像信号源の映像を主画面に表示させ、また、副画面に表示させるかを切り換える構成としてもよい。
【0027】
上記の構成においては、テレビジョン放送や監視映像を出力する主画面に加え、画面のすみに主画面で表示していない映像を重ねて出力する。すなわち、マルチウィンドウを用いてテレビジョン放送や監視映像を出力する主画面に小さい副画面が重ねられている。従って、例えば主画面でテレビジョン放送を視聴しているときは、副画面にて監視カメラからの映像を常にチェックできるし、何らかの異常があったり利用者が指示を出したりすると、主画面の映像が切り換わって監視カメラからの映像が主画面に映し出され、このとき主画面にて表示していないテレビジョン放送等の映像が副画面に映し出される。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、自動でテレビジョン放送と監視カメラからの映像を切り換え可能なテレビジョン切換制御装置を提供することができる。また、テレビジョン放送等にて退屈しのぎをしつつ、異常時には監視カメラからの映像をチェックできるので安心である。また、利用者の指示により映像を切換可能であるので便利である。さらに、既存のビデオカメラの有する機能を用いて構成可能であるので簡単に設計できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるテレビジョン切換制御装置を用いたテレビジョンと監視カメラの概観図を示している。
同図において、このテレビジョン10は外部入力端子46を備えており、同外部入力端子46には複数の監視カメラ30a,30b,,,が接続され、監視映像が入力される。
【0030】
さらに、同テレビジョン10はビデオ入力端子47を備えており、同ビデオ入力端子47にはビデオデッキ50等が接続され、ビデオテープに録画された映像を出力可能となっている。このため、テレビジョン10はテレビジョン放送の視聴やビデオ鑑賞、監視カメラからの映像のチェック等ができるようになっており、必要に応じてこれらの映像が切り換えられる。
リモコン20は電源ボタンや選局ボタン等を備えるとともに、映像切換ボタン21を備えている。そして、利用者が選局ボタンでチャンネルを選ぶことによりテレビジョン10に選局チャンネル指示等を与えることが可能であるとともに、映像切換ボタン21によりテレビジョン10の出力映像を監視映像にすることができる。
【0031】
図2はテレビジョン10のブロック図を示している。同図において、テレビジョン切換制御装置40はスピーカ11と受像管12、およびアンテナに接続されており、外部入力端子46を介して監視カメラ30と接続されている。監視カメラ30においては所定の監視位置の映像を撮影し、同映像のビデオ信号が外部入力端子46を介してテレビジョン切換制御装置40に入力される。
また、この外部入力端子46は音声IC43と映像IC44とマイコン45に接続されており、音声信号と映像信号とはそれぞれ音声IC43と映像IC44とに入力され、監視カメラ30において映像の明暗の自動調節機能であるオートアイリス機能が使用されたときに生成する信号がマイコン45に入力される。
【0032】
さらに、テレビジョン切換制御装置40はビデオ入力端子47を介してビデオデッキ50と接続されており、ビデオデープの再生映像によるビデオ信号が外部入力端子47を介してテレビジョン切換制御装置40に入力される。この外部入力端子47は音声IC43と映像IC44とに接続されており、音声信号と映像信号とはそれぞれ音声IC43と映像IC44とに入力される。
また、チューナ41はマイコン45から同調周波数を指示され、アンテナを介してテレビ放送電波を受信し、中間周波信号を出力する。この中間周波信号は中間信号増幅器42にて増幅され、増幅された音声信号は上記音声IC43へ、映像信号は上記映像IC44に入力される。
【0033】
音声IC43は入力された音声信号をフィルターで分離しつつ検波し、同入力音声信号は主チャネル信号と副チャネル信号とパイロット信号に復調される。そして、同パイロット信号により音声放送方式が指定され、この指定を基に主チャネル信号と副チャネル信号とから、ステレオ放送やモノラル放送や2カ国語放送の各音声が生成される。
【0034】
映像IC44では上記増幅されて入力された映像信号は検波され、輝度信号と、搬送色信号およびカラーバースト信号と、同期信号とが分離される。そして、分離した輝度信号については適宜増幅するとともに、搬送色信号およびカラーバースト信号については、これらに基づいて所定の色復調処理を施して元の色信号を生成し、増幅後の輝度信号と生成した元の色信号とからなる映像信号を受像管12に出力する。また、同期信号については、垂直および水平同期信号に分離し、これらに基づいて垂直および水平発振出力を得て上記受像管12の図示しない偏向コイルに供給する。この結果受像管12に映像が表示される。
【0035】
上記音声IC43と映像IC44とには、複数の信号源からの信号が入力され、マイコン45によりいずれの信号源からの信号を出力するかが制御される。また、マイコン45に監視カメラ30が生成したオートアイリス機能が使用されたときに生成する信号が入力されると、音声IC43と映像IC44とはマイコン45に制御され、監視カメラからの映像を受像管12に出力するように切り換えられる。
【0036】
また、利用者がリモコン20を操作すると、当該リモコン20から対応する赤外線リモコン信号が送出され、マイコン45が図示しないリモコン信号受光部を介して同リモコン信号を検知する。同リモコン信号が選局指示であるときは、チューナ41にて対応するチャンネルを選局させるべく所定のチャンネルデータを送出し、チューナ41は同チャンネルデータに基づき所定のチャンネルのテレビジョン放送信号を選択する。また、同リモコン信号が映像切換指示であるときは、音声IC43および映像IC44を制御して、出力映像および音声が切り換えられる。
【0037】
図3は本実施形態にかかるテレビジョン切換制御装置のマイコン45の処理手順を示すフローチャートである。
同図において、ステップS100ではオートアイリス機能が使用されたときに生成する信号を検出するか否かを判別している。ステップS100にてオートアイリス機能が使用されたときに生成する信号を検出したときには、ステップS120にて監視カメラ30からの映像を出力するようにする。そして、ステップS100に戻って処理を繰り返す。ここで、監視カメラが複数接続されているときには、オートアイリス機能が使用されたことを示す信号を生成した監視カメラからの映像を出力するようにする。
【0038】
ステップS100にてオートアイリス機能が使用されたときに生成する信号を検出ないときには、ステップS110で利用者から映像切換指示があるか否かを検出し、映像切換指示がないときにはステップS100に戻って処理を繰り返す。ステップS110にて上記映像切換指示を検出したときには、ステップS130にて現在の映像信号源から次の映像信号源になるよう画面を切り換える。ここで画面を切り換えるにあたって映像信号源を切り換える順番を決めておき、映像切換指示を一回出すごとにテレビジョン放送、監視カメラ1、監視カメラ2と切り換わっていくようにする。この後はステップS100に戻って以上の処理を繰り返す。
【0039】
次に、上記のように構成した本実施形態の動作について説明する。
図4は、本実施形態におけるテレビジョン10の画面変化およびリモコン20による切換指示と、監視カメラ30a,bがオートアイリス機能を使用したときに生成する信号のタイミングとを時系列的に示している。同図上段において、テレビジョン画面のTVはテレビジョン10の画面にテレビジョン放送が映し出されている状況を、テレビジョン画面の監視カメラ30a,bはテレビジョン10の画面に監視カメラ30a,bからの影像がそれぞれ映し出されている状況を示している。
同図の中段の二つにおいては、監視カメラ30a,bからオートアイリス信号が出されるタイミングをONとして示している。下段においては利用者がリモコン20の映像切換ボタン21を押したタイミングをONとして示している。
【0040】
同図においては、まずテレビジョン放送が本編放送をしている。ここで、時刻t1において監視カメラ30aの視野内に人が入り込むなどしてオートアイリス機能により画面の明暗が調整されると、このオートアイリス機能を使用したことを示す信号がマイコン45に入力される。マイコン45が同信号を図3のステップS100にて検出すると、テレビジョン10の画面が監視カメラ30aからの映像に切り換えられる。
【0041】
さらに、時刻t2において監視カメラ30bの視野内に人が入り込むなどしてオートアイリス機能により画面の明暗が調整されると、このオートアイリス機能を使用したことを示す信号がマイコン45に入力される。マイコン45が同信号を図3のステップS100にて検出すると、テレビジョン10の画面が監視カメラ30bからの映像に切り換えられる。
【0042】
時刻t3において再び監視カメラ30aからオートアイリス機能を使用したことを示す信号が発せられると、上述の動作と同様にしてテレビジョン10の画面が監視カメラ30aからの映像に切り換えられる。つまり、オートアイリス機能を使用した監視カメラの捉える映像は、オートアイリス機能を使用する前までに映っていたものと違うものを映し出しているということになるので、同機能を使用した監視カメラをチェックすることにより異常のある可能性の高い映像をチェックすることができる。
【0043】
また、利用者が時刻t4において映像切換ボタン21により映像切換指示を与えると、ステップS110にて映像切換指示を検出して、それ以前まで監視カメラ30aからの映像を映し出していたテレビジョン10の画面が監視カメラ30bからの映像を映し出すように切り換わる。次に時刻t5において再び映像切換指示を与えると、それ以前まで監視カメラ30bからの映像を映し出していたテレビジョン10の画面がテレビジョン放送を映し出すように切り換わる。
【0044】
ここでは、テレビジョン放送の次には監視カメラ30a、監視カメラ30aの次には監視カメラ30b、監視カメラ30bの次にはテレビジョン放送というように所定の順番を与えてあり、映像切換ボタン21を押すごとに順次画面が切り換わっていくようにしてある。つまり、一度オートアイリス機能を使用したことにより監視カメラからの映像を映し出すようになったときには、監視カメラ相互間では自動で画面切換が可能であるが、テレビジョン放送に戻りたいときには利用者が映像切換指示を与える必要がある。
【0045】
上記の実施形態においては、オートアイリス機能を使用したときに生成する信号により監視映像が変化したことを検出していたが、必ずしもかかる構成に限る必要はない。図5は監視映像が変化したことを検出する構成の他の例にかかる映像IC44の構成を示しており、同図において映像IC44は積分回路50を備え、通常の映像ICの輝度信号が積分回路50に入力される。
【0046】
すなわち、同影像IC44に入力された監視カメラからの映像信号は映像検波回路441にて検波され、同検波された信号は増幅回路442にて増幅されるとともに、輝度信号と、搬送色信号およびカラーバースト信号と、同期信号とが分離される。同期信号は周波数分離回路443に入力され、同周波数分離回路443にて垂直同期信号と水平同期信号とに分離されて、受像管の図示しない偏向ヨークに出力される。搬送色信号およびカラーバースト信号は色再生回路444に入力され、カラーバースト信号を用いつつ搬送色信号から色差信号が取り出されてマトリックス回路446に入力される。
【0047】
また、輝度信号は輝度信号増幅回路445と積分回路50に入力され、同輝度信号増幅回路445に入力された輝度信号は増幅され、マトリックス回路446に入力される。そして、マトリックス回路446においては入力された上記色差信号と輝度信号により、赤、青、緑の各色成分の信号が生成されて、受像管に出力される。積分回路50はダイオードと抵抗とコンデンサとを備えており、輝度信号を入力として所定フィールド数分の輝度信号の時間積分が出力されるようになっている。
【0048】
さらに、積分回路50の出力はマイコン45に入力され、入力された所定フィールド数分の積分値は前の積分値と比較されて、所定量の変化をしていたときには監視カメラの映像が変化したと判定される。すなわち、例えば監視カメラにおいて明るい背景の場所を監視しているときに、同監視カメラの視野内に人が進入すると輝度値が変化するのでこの輝度値の変化を上記構成により検出することにより、監視映像が変化したことが検出できる。
【0049】
ここで、積分回路はダイオード等の素子により構成したが、むろん回路構成はかかる構成に限る必要はなく、オペアンプ等により構成することも可能である。また、上記構成においては、監視カメラがアナログビデオカメラであることを想定していたが、CCD素子を用いたデジタルビデオカメラであるときは、各画素の色成分のデータをマイコン45に入力するようにする。そして、各画素の色成分のデータから各画素の輝度を求め、所定単位時間内にサンプリングした画素の輝度を積算してその輝度を比較するようにしてもよい。
【0050】
さらに、監視映像が変化したことを検出する構成の他の例として、監視映像の各色成分の積算値の変化により監視映像が変化したことを検出する構成とすることも可能である。すなわち、上述の図5にかかる実施例においては輝度信号を積分していたが、本実施例では、映像のRGB信号を各成分毎に積算する。例えば、監視カメラがアナログビデオカメラの場合はマトリックス回路446の出力するRGB信号を各成分毎に積分回路50のような回路で積分するし、監視カメラがデジタルビデオカメラの場合は各画素データのRGBデータを各成分毎に積算する。
この結果、例えば、緑がかった背景の監視映像に青い服の人が進入したときは、比較映像の前後で緑成分の積算値が減り、青成分の積算値が増えるので、監視映像に変化があったことが検出される。
【0051】
これまでに述べた実施例では、画面上には単一の信号源からの映像を表示する構成としていたが、常に状況を把握しておきたい場所を映している監視カメラがある場合なども考えられる。このようなときに好適な例として、マルチウィンドウにより画面を表示できるテレビジョンを用いることもできる。すなわち、テレビジョンにおいて、その画面の大部分を占める主画面と画面の一部分をしめる副画面を設け、これらのそれぞれにテレビジョン放送と監視カメラからの映像とを映し出すようにする。
【0052】
そして、普段はテレビジョン放送を主画面に表示し、常に状況を把握したい監視カメラからの映像を副画面に表示しておき、映像の変化が検出されたときには同変化が検出された監視カメラからの映像を主画面に映し出すようにする。この結果、常にチェックが必要な監視カメラからの映像はテレビジョン放送を視聴しながらでも、常に監視下におくことができる。
【0053】
また、監視カメラからの映像の変化が同時に起こらないとも限らない、このように、ほぼ同時に監視カメラの映像の変化が検出されたときに一つの監視カメラからのみの映像をチェックするだけでは不都合である。そこで、このような場合に好適な例として、テレビジョンの画面を複数に分割してウィンドウを作り、そのウィンドウのそれぞれに監視カメラからの映像を表示する構成も考えられる。 かかる構成によれば、複数の監視カメラにおいて映像の変化が検出された場合でも、テレビジョン画面の分割された画面のどれかに同変化が検出された監視カメラからの映像が表示されるので、異常が生じているか否かチェックできる。
【0054】
このように、テレビジョン装置に複数の映像信号源からの映像信号を入力し、監視映像の変化を検出して、この映像の変化が生じた監視カメラからの映像を表示するようにテレビジョン画面を切り換えるので、利用者が何ら映像切換を意識しなくても自動で娯楽目的の映像と監視カメラからの映像とを切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかるテレビジョン切換制御装置を用いたテレビジョンと監視カメラの概観図である。
【図2】 本発明の一実施形態にかかるテレビジョン切換制御装置を用いたテレビジョンの構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態にかかるテレビジョン切換制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の一実施形態におけるテレビジョンの画面の変化と監視カメラからの信号のタイミングと切換指示との時系列的変化を示す図である。
【図5】 本発明の他の実施形態にかかるテレビジョン切換制御装置を用いたテレビジョン装置における映像ICのブロック図である。
【符号の説明】
10…テレビジョン
11…スピーカ
12…受像管
20…リモコン
30a,b…監視カメラ
40…テレビジョン切換制御装置
41…チューナ
42…中間周波信号増幅器
43…音声IC
44…映像IC
45…マイコン
46…外部入力端子
47…ビデオ入力端子
50…積分回路

Claims (1)

  1. 複数の監視カメラおよび放送局からの信号を受信する映像信号受信手段と、
    上記監視カメラから監視映像の明るさを自動調節する機能を使用したことを示す信号を取得し、監視映像が変化したと検出する映像変化検出手段と、
    同映像変化検出手段にて上記監視カメラからの監視映像の変化が検出されたときに当該監視映像の信号を出力するように出力映像の信号源を切り換えて、テレビジョン画面の表示映像をテレビジョン放送の映像から監視カメラの映像に切り換える映像出力切換手段とを具備し、
    同映像出力切換手段でテレビジョン放送の映像から監視カメラの映像に切り換えた後には、利用者が映像切換指示を与えたときに監視カメラの映像からテレビジョン放送に戻るように信号源を切り換えることを特徴とするテレビジョン切換制御装置。
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