JP2000155654A - 印刷装置及びそれを用いた印刷システム及び制御方法 - Google Patents

印刷装置及びそれを用いた印刷システム及び制御方法

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JP2000155654A
JP2000155654A JP10329885A JP32988598A JP2000155654A JP 2000155654 A JP2000155654 A JP 2000155654A JP 10329885 A JP10329885 A JP 10329885A JP 32988598 A JP32988598 A JP 32988598A JP 2000155654 A JP2000155654 A JP 2000155654A
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Yasushi Matsuoka
靖 松岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数部の印刷を比較的簡単な構成でもって高
速に印刷でき、しかも、上位装置の印刷データ発生源に
対しては印刷部数に比例した時間待たせることなく、印
刷処理から開放させるまでの時間を短縮する。 【解決手段】 ホストコンピュータ110はアプリケー
ション等から複数部数の印刷を指示してきた場合、接続
されているプリンタ群による分散印刷を行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置及びそれを
用いたシステム及びその制御方法、詳しくはホストコン
ピュータ等の外部装置から受信した印刷データに基づい
て所定の記録媒体上に可視画像を印刷する印刷装置及び
それを用いたシステム及びその制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の装置は、パーソナルコン
ピュータ等の上位装置から出力された印刷データを一旦
受信バッファに格納し、格納された印刷データを順次解
析して印字バッファにビットマップイメージを生成す
る。そして、それをプリンタエンジンに出力することで
印刷を行なう。レーザビームプリンタ等の装置の場合に
は印字バッファは1ページ分、あるいはそれより少ない
バンド分の容量を有し、それに展開が完了してからプリ
ンタエンジンに出力することを行なう。また、シリアル
プリンタ(インクジェットプリンタ等)の如く、記録ヘ
ッドを走査運動させるタイプの装置の場合には、印字バ
ッファは1走査分の容量を有することになる。
【0003】ところで、上位装置の操作者が、或る文書
を5部印刷させようとする場合を考察してみる。
【0004】この場合には、文書中の印刷指示した範囲
のページを出力することを、5回行なうか、或いは、プ
リンタに複数部を指定するコマンドを発行し、印刷する
かのいずれかを行なうことになる。前者は、プリンタが
シリアルプリンタ等、印字バッファ容量が少ない場合に
行われ、後者は1ページ分のビットマップ展開用の印字
バッファを備え、尚且つ、部数指示コマンドを解釈でき
る場合に行われることが多い。特に、後者の場合、上位
装置は複数部印刷することを指示する制御コマンドを発
行すれば、そのページの印刷について最初にビットマッ
プ展開処理を必要はあっても、2部目以降は既に展開さ
れているビットマップイメージをそのまま活用すれば良
いので、2部目以降についてはプリンタエンジンの速度
のみに依存した印刷時間しかかからず、高速な印刷が期
待できる。
【0005】しかしながら、高速なプリンタエンジンを
搭載するプリンタはコスト高である。また、或るページ
の部数分の印刷が完了するまでは、次のページのビット
マップイメージ展開を行なうことができないし、結局の
ところ、上位装置の操作者は印刷が完了するまで長時間
待たされることに変わりはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みなされたものであり、複数部の印刷を比較的簡単
な構成でもって高速に印刷でき、しかも、印刷データ発
生源に対しては印刷部数に比例した時間待たせることな
く、印刷処理から開放させるまでの時間を短縮させるこ
とを可能ならしめる印刷装置及びそれを用いたシステム
及びその制御方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明の印刷装置は以下の構成を備える。すなわ
ち、上流の装置から受信した印刷データに基づいて所定
の記録媒体上に可視画像を形成し、出力する印刷装置で
あって、前記上流の装置から、印刷部数要求情報を含む
印刷データを受信するための第1のI/Fと、下流に他
の印刷装置を接続するための第2のI/Fと、該第2の
I/Fを介して下流に接続された印刷装置に印刷データ
を転送する転送手段とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って、本発明
に関わる実施形態の一例を詳細に説明する。
【0009】図1は実施形態における、ホストコンピュ
ータとプリンタの接続関係を示す図である。
【0010】図中、110はホストコンピュータ(例え
ばパーソナルコンピュータ)であって、アプリケーショ
ン等からの印刷対象のデータを受け、それをプリンタが
解釈できる記述に変換するプリンタドライバ111を備
えている。
【0011】130、150、170及び190は、同
種のプリンタであって、図示の如く互いに数珠繋ぎ接続
が可能になっている。すなわち、実施形態での各プリン
タは、下流及び上流に位置するプリンタと接続するため
のインタフェースを2つ備えていることになる。この場
合の接続は、高速なインタフェースが望ましく、実施形
態ではIEEE1394インタフェース(以下、139
4I/Fという)を用いた(これ以外にもUSBを採用
しても良い)。また、プリンタ130の如く、ホストコ
ンピュータと接続するためのインタフェースはごく一般
的なものであり、米国セントロニクス社仕様のインタフ
ェース(以下、セントロI/Fという)とした。各プリ
ンタは同種のものであるわけだから、それぞれは3つの
外部機器接続用インタフェースを備えていることにな
る。ただし、プリンタ130の如く、ホストコンピュー
タと接続するインタフェースが1394I/Fとする場
合には、2つあれば良いことになる。
【0012】図2は実施形態における、ホストコンピュ
ータからプリンタまでの印字データの流れを模式的に示
した図である。
【0013】ホストコンピュータ110上で動作するプ
リンタドライバは、アプリケーション等から例えば印刷
しようとするデータ及びその印刷部数の指示情報を受け
ると、プリンタが解釈できる言語に翻訳し、それをプリ
ンタ130に出力する。プリンタ130は、受信した印
刷データを受信バッファ131に一旦格納し、そのデー
タを解析及び解釈することで、印字バッファ132にビ
ットマップイメージデータを展開する。そして、印字バ
ッファ132に展開されたビットマップイメージデータ
を下流に位置するプリンタ150内の印字バッファ15
2に直接的に転送する。プリンタ150は、印字バッフ
ァ152に転送されてきたビットマップイメージデータ
を更にその下流に位置するプリンタに転送する。各プリ
ンタは、下流に位置するプリンタへの転送が完了する
と、自身の印字バッファ内のビットマップイメージデー
タに基づく記録動作を行なう。
【0014】以上のようにして、複数部数を印刷すると
き、複数のプリンタで印刷することが可能とする(ホス
トコンピュータ110上の操作者が設定した部数と、各
プリンタで印刷される部数の関係については後述す
る)。
【0015】図3は、実施形態におけるプリンタ130
のブロック構成図を示している。なお、他のプリンタ1
50、170…についても同様である。
【0016】図中、1は装置全体の制御を司るCPUで
あり、2はCPU1の動作処理手順(プログラム)、フ
ォントデータ等を記憶しているROMである。3はCP
U1のワークエリアとして使用されたり、受信バッファ
として使用するRAMである。4は操作パネルであっ
て、各種指示ボタンやメッセージ表示用のための表示器
(例えば液晶表示器)を有する。5は一般の情報処理装
置が備えているセントロインタフェースであって、6は
印刷すべきビットマップイメージデータを展開する印字
バッファである。7は印字バッファに展開されたビット
マップイメージデータに基づいて可視画像を形成するプ
リンタエンジンである。プリンタエンジン7は、如何な
るものであってもよいが、ここでは電子写真方式のペー
ジプリンタの多くが採用しているレーザビームプリンタ
とする。また、印字バッファ6も1ページ分のビットマ
ップイメージを展開可能な容量を有するものとする。
【0017】なお、記録方式はこれに限らず、記録ヘッ
ドを走査運動させるタイプでもよい。この場合には、印
字バッファ6は、少なくとも1走査運動による記録され
るビットマップイメージを展開するだけの容量を有する
ことで良い。
【0018】8は、オプションの拡張カードであって、
以下に示す構成を有する。
【0019】9は1394インタフェース及びそのコン
トローラ(以下、単に1394I/F)であり、10は
上流のプリンタと接続するためのインタフェース、11
は下流のプリンタを接続するためのインタフェースであ
る。この拡張カード8を各プリンタに搭載させること
で、図1に示す接続形態とすることが可能になってい
る。
【0020】1394I/Fは、CPU1からの指示に
従い、上流から送られてきたデータの受信及び指定され
たメモリへの格納、さらには、下流へのデータの転送と
格納先の指定を行なうものである。
【0021】以上の構成における、実施形態の動作の詳
細を以下に説明する。
【0022】まず、ホストコンピュータ110における
プリンタドライバの処理手順を図4のフローチャートに
従って説明する。また、ホストコンピュータ上で動作さ
せているアプリケーションプログラム等から印刷指示を
行なう場合、印刷条件を設定するダイアログボックスウ
インドウを表示させ、ここで印刷すべきページ範囲や、
印刷部数等の設定を行なう。同図の処理は、このウイン
ドウで印刷を開始したときに実行されるものである。
【0023】まず、ステップS1でアプリケーションプ
ログラム等から印刷すべきデータ及び印刷条件を受信す
る。そして、ステップS2において接続されているプリ
ンタの台数を検出する(詳細は図5を用いて後述)。
【0024】次いで、ステップS3に進んで、操作者が
指示した部数と、各プリンタで印刷する部数を算出す
る。
【0025】基本的には、操作者が指示した部数Nを接
続プリンタの台数Mで割った値を、各プリンタに割り当
てる部数ni(i=1,2,…プリンタの台数)とするが、割り
切れない場合には上流に位置するプリンタ(図1ではプ
リンタ130)から順に1部多く割り当てていくものと
した。
【0026】例えば、図1の如く4台のプリンタが接続
され、操作者が指定した部数が10部である場合、基本
割り当て部数は10/4=2(整数部分)となるが、こ
れでは全体で印刷される部数が2部足りないので、プリ
ンタ130、150は3部、プリンタ170、190は
2部印刷する。このため、印刷部数としての3、3、
2、2を示す所定のコマンド(印刷部数指定コマンド)
を構築する。
【0027】こうして、各プリンタによる印刷部数を算
出すると、ステップS4に進み、図7に示す如く、ヘッ
ダ部に各プリンタの印刷部数指定コマンドを付加した印
刷データをプリンタ130に向けて転送する。そして、
これを印刷が指示された範囲の全ページについて完了す
ると判断(ステップS5)されるまで繰り返す。
【0028】次に、上記処理におけるステップS2の接
続プリンタ数検出処理について説明する。
【0029】接続されているプリンタの検出は、操作者
より接続台数を入力し、これを検出するものとしてもよ
いが、実施形態では、接続台数通知要求コマンドをプリ
ンタ130に与えることで行なうものとした。
【0030】このコマンドを受信したプリンタ130
(他のプリンタも同様)は図5のフローチャートに従っ
て動作する。
【0031】接続台数通知要求コマンドを受け取ると、
まず、ステップS11で下流側にプリンタが接続されて
いるかどうかを判断する。これは種々のものが考えられ
る。例えば、1394I/Fの信号レベルやコネクタに
ケーブルが接続されたときに作動するスイッチ、或い
は、1394I/Fで規定されるコミュニケーションに
よって判断する。
【0032】下流にプリンタが接続されていると判断し
た場合には、ステップS12に進み、下流に対して接続
台数要求コマンドを発行し、ステップS13でその応答
を待つ。そして、下流のプリンタから接続数の通知を受
けた場合には、その台数に自身を含めるために+1し、
それを上流、すなわち、ホストコンピュータに通知す
る。
【0033】各プリンタが上記の処理を行なうことにな
るが、末端に位置するプリンタは、その下流にプリンタ
が接続されていないと判断することになるので、ステッ
プS11ではNoとなり、ステップS15で上流側に
“1”であることを示す応答を返す。
【0034】以上の結果、ホストコンピュータ110が
接続台数要求コマンドを発行すると、それが最終的には
末端に位置するプリンタに通知され、末端のプリンタか
ら返送される毎に+1された接続台数が上流に通知され
ることになり、ホストコンピュータ110は全プリンタ
の台数を検出することが可能になる。
【0035】次に、図7に示す形式のデータを受け取っ
たプリンタ130の動作を図6のフローチャートに従っ
て説明する。なお、他のプリンタも同様に行なうもので
ある。
【0036】ページ記述言語で代表されるプリンタ言語
では、各種描画コマンドや文字コード及びその修飾情報
(ポイント数や展開位置やフォント名等)、さらには、
イメージデータを混在したデータを許容している。
【0037】ステップS21では受信した印字データは
イメージのみであるかどうかを、そのヘッダ部を調べる
ことで判断する。
【0038】このステップS21でイメージデータ以外
も含まれていると判断するプリンタは、実施形態の場合
には、図1のプリンタ130のみである。
【0039】イメージデータ以外のデータを含んでいる
と判断した場合には、ステップS22で受信したデータ
を受信バッファに一旦格納し、ステップS23で解析及
び解釈を行い、ステップS24で印字バッファ6にビッ
トマップイメージの展開処理を行なう。
【0040】次いで、ステップS26に進み、下流で印
刷すべきデータがあるかどうかを上流からの印刷部数指
定コマンドを調べ、下流のプリンタで印刷させるべきか
どうかを判断する。この判断は、印刷部数指定コマンド
を調べることで行なう。例えば、プリンタ130の場
合、ホストコンピュータ110から、3、3、2、2部
の印刷部数を印刷させるコマンドを受け取った場合に
は、この先頭を自身に与えられた印刷部数として見な
す。この結果、残りがあるかどうかで判断する。
【0041】ステップS26で下流のプリンタで印刷す
ることが要求されていると判断した場合には、自身で印
刷される部数を除いた、残りの部数でもって新たに印刷
部数指定コマンドを構築し、印字バッファ6に展開され
たビットマップイメージデータを印字データ部として下
流のプリンタに転送する(ステップS27)。
【0042】こうして、転送処理が終了すると、処理は
ステップS28に進み、印字バッファ6に格納されてい
るビットマップイメージデータに基づき、自身に割り当
てられた部数分の印刷を行なう。
【0043】さて、以上はプリンタ130における処理
であったが、プリンタ150では、結局のところ、プリ
ンタ130から受け取るデータは既にビットマップ展開
処理が終了されたデータを受信することになる。従っ
て、ステップS21の判断はyesとなり、受信した印
字データ(ビットマップイメージデータのみ)を直接的
にプリンタ150が有する印字バッファ6に格納する。
これは、他のプリンタ170、190についても同様で
ある。
【0044】なお、ホストコンピュータ110で3部印
刷するように設定した場合、プリンタ130、150、
170でそれぞれ1部ずつ印刷されることになるが、プ
リンタ170における図6のステップS26の判断では
Noとなるので、下流に位置するプリンタ190にはデ
ータの転送は行われない。
【0045】以上説明したように本実施形態に従えば、
複数のプリンタそれぞれで印刷される部数は最小単位で
ある1部の差はあっても、全体として各プリンタ毎に略
平均化させることが可能になり、印刷処理を高速に行な
うことができる。しかも、ホストコンピュータ110に
とっては、例えば10部印刷するように指定したとして
も、プリンタ台数が4台であれば、実質的に1ページに
つき3部する場合と同様の間隔で次のページの印刷デー
タの出力が行われることになり、印刷出力処理から早く
開放されることにになる。
【0046】特に、実施形態の動作によれば、ユーザが
指定した部数が接続プリンタ数で割り切れない場合に
は、最上流のプリンタから多めの部数が割り当てられる
ことになる。最上流のプリンタは、下流のプリンタにと
っては、ビットマップイメージによる印刷が開始される
タイミングがいくぶん早いので、その分だけ早めに印刷
処理が完了する。従って、印刷部数が接続プリンタで割
り切れない場合には、最上流のプリンタの部数を多くす
ることで、全体的にバランスが取れるようになる。
【0047】また、先頭の1台目のプリンタを除いて
は、受信するデータはイメージデータのみとなるわけで
あるから、下流に位置するプリンタでは印刷データの解
析及び解釈といった処理が不要にさせることができる。
【0048】また、ホストコンピュータ上で動作するプ
リンタドライバは、各プリンタで印刷される部数を算出
しているわけであるから、操作画面上に、稼働中のプリ
ンタとそのプリンタで印刷される部数を表示し、操作者
にそれを報知するようにしてもよい。
【0049】<第2の実施形態>上記実施形態(第1の
実施形態)では、ホストコンピュータ側で各プリンタで
印刷する部数を算出するものとして説明したが、ホスト
コンピュータ側では単純にプリンタ130に対して、操
作者が指示した部数を含むヘッダを有する印刷データを
出力するようにしてもよい。
【0050】この場合、プリンタ130(他のプリンタ
も同様)は、図8のフローチャートに従って動作すれば
よいであろう。
【0051】なお、各プリンタは自身の下流側にいくつ
のプリンタ動作可能状態として接続されているのかを既
に検出しているものとして説明する。検出の仕方は、最
上流に位置するプリンタ130が接続台数要求コマンド
を発行することで行なえばよい。
【0052】まず、ステップS31では上流(図1の場
合にはホストコンピュータ110)からデータを受信し
たか否かをヘッダ部を解析することによる判断する。
【0053】イメージ以外の情報が含まれると判断した
場合には、ステップS32に進んで、受信した印字デー
タをRAM3内の受信バッファに格納し、その解析及び
解釈を行い、ステップS33で印字バッファ6にビット
マップイメージの展開処理を行なう。
【0054】一方、印字データはイメージデータのみで
あると判断した場合には、ステップS34に進み、その
後に受信する印字データを直接に印字バッファ6に転送
する処理を行なう。
【0055】こうして、印字バッファ6に1ページ分の
ビットマップイメージの展開或いは格納処理が終わる
と、ステップS35に進み、ヘッダ部に部数印字コマン
ドがあるか否かを判断する。それが存在しない場合に
は、1部印刷であると判定し、ステップS9に処理を進
め、通常の印刷を行なう。
【0056】また、部数印字コマンドが含まれていると
判断した場合には、ステップS6に進み、自身が印刷す
る部数を算出し(ステップS36)、要求された部数か
ら自身が印刷することなる部数を差し引いた値を、下流
に位置するプリンタに印刷データを転送するためのヘッ
ダ部を構築する。そして、ステップS37では、図7と
同様な形態で、ヘッダ及び印字バッファ6に格納されて
いるビットマップイメージデータを下流のプリンタに転
送するため、1394I/F9に転送指示を与える。
【0057】この後、ステップS9に進み、自身に与え
られた部数分の印字処理を行なう。上記、処理は図1に
おけるプリンタ130の動作処理であったが、その下流
に位置するプリンタ150も同じである。ただし、プリ
ンタ150がプリンタ130から受け取る印字データの
部分は既にイメージデータとなっていることになるの
で、ステップS32、33の処理は行われず、必ずステ
ップS34の処理を行なうことになる。
【0058】また、ステップS36における自身が印刷
する部数の算出方法であるが、先の第1の実施形態と基
本的に同じである。
【0059】つまり、ホストコンピュータから10部印
刷するよう指示された場合であって、接続プリンタ数が
4台の場合には、INT(10/4)=2を基本印刷部
数として判断し、基本部数×プリンタ数と、指示された
印刷部数が等しくない限りは基本部数+1を自身が印刷
する部数として決定する。
【0060】従って、プリンタ130の場合には、3部
印刷することになる。そして、下流のプリンタ150に
は、10−3=7部を印刷するようコマンド作成しなお
し、それを送出する。プリンタ150は、プリンタ13
0と同様に処理することで、結局のところ、自身の印刷
部数は“3”として決定し、プリンタ170に対して残
りの4部印刷の指示コマンドを発行することになる。こ
の結果、プリンタ170及び190はそれぞれ2部ずつ
印刷する。
【0061】以上の結果、第2の実施形態によっても、
第1の実施形態と同様の作用効果を奏することが可能に
なる。また、ホストコンピュータ110上でのプリンタ
ドライバが、各プリンタの台数に基づいてそれぞれのプ
リンタで印刷される部数を算出することも不要になるの
で、既存のプリンタドライバを使用したままであっても
分散印刷処理を行なえるようになる。
【0062】なお、接続台数を検出するタイミングとし
ては、最上流のプリンタが印刷データを受信したとき、
或るは、印刷データのヘッダ部に複数部数印刷するコマ
ンドが存在したときとしてもよい。
【0063】また、実施形態では、プリンタ130とホ
ストコンピュータ110とはセントロI/Fで接続さ
れ、各プリンタ間は1394I/Fで接続される例を説
明したが、双方向通信でき、ある程度の速度が確保され
るのであればそのI/Fの種類は問われない。ただし、
好ましい形態としては、上流側のプリンタが下流のプリ
ンタの印刷対象のバッファメモリに直接的に転送される
ようにすることが望ましい。この意味では、上記の13
94I/FやUSB、もしくは、上流に位置するプリン
タにDMACを備え、それが下流に位置するプリンタの
バスと接続するようにして、このDMACが下流のバス
マスタとして転送するようにしてもよい。
【0064】また、第1、第2の実施形態で説明した通
り、先頭の1台目のプリンタを除いては、受信するデー
タはイメージデータのみとなるわけであるから、下流に
位置するプリンタでは印刷データの解析及び解釈といっ
た処理が不要にさせることができる。
【0065】更にまた、第1の実施形態に従えば、ホス
トコンピュータ110で動作するプリンタドライバは、
一般に、OSに組み込まれるデバイスドライバという形
式で、ハードディスク等の記憶媒体に格納されるもので
ある。
【0066】従って、上記実施形態で説明した少なくと
も一部は、ソフトウェアのプログラムコードを記録した
記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシス
テムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成される。
【0067】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0068】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0069】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0070】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0071】以上説明したように本実施形態によれば、
プリンタを単純に数珠繋ぎに接続することで、複数部数
を印刷させる場合に、ほぼ平均的に分散させて印刷する
ことが可能となり、尚且つ、必要する部数の印刷完了ま
での時間を短縮させることができるようになる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数部の印刷を比較的簡単な構成でもって高速に印刷で
き、しかも、印刷データ発生源に対しては印刷部数に比
例した時間待たせることなく、印刷処理から開放させる
までの時間を短縮させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるホストコンピュータとプリン
タの接続関係を示す図である。
【図2】実施形態におけるホストコンピュータからプリ
ンタまでの印字データの流れを示す図である。
【図3】実施形態におけるプリンタのブロック構成図で
ある。
【図4】第1の実施形態におけるホストコンピュータ上
で動作するプリンタドライバ野動作処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】第1の実施形態におけるプリンタの動作処理手
順を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態におけるプリンタの動作処理手
順を示すフローチャートである。
【図7】印刷データのフォーマットを示す図である。
【図8】第2の実施形態におけるプリンタの動作処理手
順を示すフローチャートである。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流の装置から受信した印刷データに基
    づいて所定の記録媒体上に可視画像を形成し、出力する
    印刷装置であって、 前記上流の装置から、印刷部数要求情報を含む印刷デー
    タを受信するための第1のI/Fと、 下流に他の印刷装置を接続するための第2のI/Fと、 該第2のI/Fを介して下流に接続された印刷装置に印
    刷データを転送する転送手段とを備えることを特徴とす
    る印刷装置。
  2. 【請求項2】 更に、受信した印刷データ中の印刷対象
    のデータがビットマップイメージデータであるか否かを
    判断する判断手段と、 該判断手段によってビットマップイメージデータ以外の
    印刷対象データを含むと判断した場合、当該印刷データ
    に基づくビットマップイメージデータを生成する生成手
    段とを備え、 前記転送手段は、前記生成手段で生成したビットマップ
    イメージデータを印刷対象データとして転送することを
    特徴とする請求項第1項に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段によって受信した印刷デー
    タ中の印刷対象のデータはビットマップイメージデータ
    であると判断した場合、当該ビットマップイメージデー
    タを印刷用バッファメモリに直接格納することを特徴と
    する請求項第2項に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 更に、下流に数珠繋ぎに接続されている
    印刷装置の台数を検出する検出手段と、 上流に位置する装置に通知する通知手段とを備えること
    を特徴とする請求項第1項に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2のI/FはIEEE13
    94I/FまたはUSBであることを特徴とする請求項
    第1項乃至第4項のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項第1項乃至第5項のいずれか1項
    に記載の印刷装置が有する第1、第2のI/Fを買い捨
    て複数接続したことを特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】 請求項第6項に記載の印刷装置のシステ
    ムを接続する情報処理装置における処理方法であって、 操作者から指示された印刷部数を検出し、 検出した印刷部数と接続されている印刷装置の台数に基
    づいて、各印刷装置で印刷する部数を算出し、 算出された部数を示す情報及び印刷対象のデータを最上
    流に位置するプリンタに出力することを特徴とする情報
    処理装置における処理方法。
  8. 【請求項8】 上流の装置から受信した印刷データに基
    づいて所定の記録媒体上に可視画像を形成し、出力する
    印刷装置であって、 前記上流の装置から、印刷部数要求情報を含む印刷デー
    タを受信するための第1のI/Fと、 下流に他の印刷装置を接続するための第2のI/Fと、 受信した印刷データ中の前記印刷部数要求情報に基づ
    き、その中のいくつの部数を印刷するかを演算する演算
    手段と、 該演算手段によって演算された部数を前記印刷部数要求
    情報で指定された部数から差し引いて新たな印刷部数要
    求情報を含む印刷データを作成し、下流に接続されてい
    る他の印刷装置に前記第2のI/Fを介して転送する転
    送手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】 更に、受信した印刷データに基づくビッ
    トマップイメージを展開する展開手段を備え、前記転送
    手段はビットマップイメージデータと、作成した印刷部
    数要求情報を下流の印刷装置に転送することを特徴とす
    る請求項第8項に記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】 更に、下流に数珠繋ぎに接続されてい
    る印刷装置の台数を検出する検出手段を備え、前記演算
    手段は当該検出手段で検出された接続台数と前記印刷部
    数要求情報に基づいて、自身が印刷する部数を算出する
    ことを特徴とする請求項第8項または第9項に記載の印
    刷装置。
  11. 【請求項11】 前記算出手段は、上流の装置からの印
    刷部数要求情報で指定された部数を、印刷装置の接続台
    数で割り切れなかった場合、自身の部数を他の印刷装置
    より多く設定することを特徴とする請求項第10項に記
    載の印刷装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも前記第2のI/Fは、IE
    EE1394I/FまたはUSBであることを特徴とす
    る請求項第8項に記載の印刷装置。
  13. 【請求項13】 請求項第8項乃至第12項に記載の印
    刷装置を、それぞれの第2のI/Fと第1のI/Fとを
    接続して数珠繋ぎにしたことを特徴とする印刷装置のシ
    ステム。
  14. 【請求項14】 上流の装置から受信した印刷データに
    基づいて所定の記録媒体上に可視画像を形成し、出力す
    ると共に、前記上流の装置から、印刷部数要求情報を含
    む印刷データを受信するための第1のI/Fと、下流に
    他の印刷装置を接続するための第2のI/Fとを有する
    印刷装置における制御方法であって、 受信した印刷データ中の前記印刷部数要求情報に基づ
    き、その中のいくつの部数を印刷するかを演算する演算
    工程と、 該演算工程によって演算された部数を前記印刷部数要求
    情報で指定された部数から差し引いて新たな印刷部数要
    求情報を含む印刷データを作成し、下流に接続されてい
    る他の印刷装置に前記第2のI/Fを介して転送する転
    送工程とを備えることを特徴とする印刷装置の制御方
    法。
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