JP2000155248A - 光ファイバテープ心線およびその被覆除去方法 - Google Patents

光ファイバテープ心線およびその被覆除去方法

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JP2000155248A
JP2000155248A JP10331198A JP33119898A JP2000155248A JP 2000155248 A JP2000155248 A JP 2000155248A JP 10331198 A JP10331198 A JP 10331198A JP 33119898 A JP33119898 A JP 33119898A JP 2000155248 A JP2000155248 A JP 2000155248A
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coating layer
optical fiber
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protective
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Tomoyuki Hattori
知之 服部
Toshihisa Sato
登志久 佐藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、一括被覆層に対して新たな
要件を付加することによって、一段と優れた一括除去性
と単心分離性を有する光ファイバテープ心線および被覆
の除去方法を提供するものである。 【解決手段】 ガラスファイバ1の外周に保護被覆層2
が設けられた複数の光ファイバ心線3を平行に配置し、
その外周を一括被覆層4で一体化して形成された光ファ
イバテープ心線であって、ガラスファイバ1と保護被覆
層2との間のプルアウト力が300g以上1700g以
下であり、保護被覆層2と一括被覆層4との密着力が
0.4g/cm以上10g/cm以下であり、更に、7
0℃〜110℃における一括被覆層4の損失正接が0.
05以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバテープ
心線およびその被覆除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、光ケーブル内における光ファ
イバの高密度化、光ケーブルの接続作業の効率化などを
目的として、光ファイバテープ心線が広く用いられてい
る。図7は従来の光ファイバテープ心線5cを示す図で
あり、石英系ガラスからなる光ファイバ(以下、「ガラ
スファイバ」と略記する。)1の外周に軟質の紫外線硬
化型樹脂からなるプライマリ層2a、その外周に硬質の
樹脂からなるセカンダリ層2b、その外周に着色層2c
が順次設けられた複数の光ファイバ心線3を平行に配置
し、その外周に紫外線硬化型樹脂からなる一括被覆層4
を施して形成されたものである。
【0003】このような光ファイバテープ心線5cにお
いては、光ファイバ心線の接続作業を効率よく行なうた
めに、保護被覆層2と一括被覆層4とをガラスファイバ
1から同時に除去することができる、いわゆる「一括除
去性」、および光ファイバ心線3の先端近傍における一
括被覆層4のみを除去して光ファイバ心線3を夫々分離
して端末処理するための、いわゆる「単心分離性」が要
求されている。
【0004】これらの課題に関する従来技術の一例が、
特開平3−209207号公報に記載されている。図7
に示す構成の光ファイバテープ心線5cにおいて、ガラ
スファイバ1から保護被覆層2を長さ方向に引抜くとき
の被覆引抜力、および着色層2cと一括被覆層4との接
着力に対する被覆の一括除去性および単心分離性の関係
について記載されている。また、特開平6−31382
7号公報に記載されている光ファイバテープ心線は、図
7に示す構成において、着色層2cと一括被覆層4との
間の密着力、および一括被覆4の破断強度に対する一括
被覆層4の薄肉化および単心分離性の関係について記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら本発明者
らによる種々の検討によれば、特開平3−209207
号公報に記載されている光ファイバテープ心線5cにお
いて、保護被覆層2の引抜力は上限が規定されていない
ため保護被覆層2がガラスファイバ1に付着して残存す
ることがある。また、着色層2cと一括被覆4との接着
力が一定範囲内に制限しても、一括被覆層のみが剥離し
て保護被覆層が残存したり、あるいは保護被覆層が蛇腹
状に曲げられる場合があり改善が望まれた。
【0006】一方、特開平6−313827号公報に記
載されている光ファイバテープ心線において、一括被覆
4を薄肉化することができるものの、一括除去性の問題
は解決されていない。そこで本発明者らは鋭意検討を重
ねた結果、一括被覆層に対してさらに新たな要件を付加
することによって、一段と優れた一括除去性と単心分離
性が得られることを見出だしたので、その光ファイバテ
ープ心線および被覆除去方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる第1の光
ファイバテープ心線は、ガラスファイバの外周に保護被
覆層が設けられた複数の光ファイバ心線を平行に配置
し、その外周を一括被覆層で一体化して形成された光フ
ァイバテープ心線において、ガラスファイバと保護被覆
層との間のプルアウト力が300g以上1700g以下
であり、保護被覆層と一括被覆層との密着力が0.4g
/cm以上10g/cm以下であり、更に、70℃〜1
10℃における一括被覆層の損失正接が0.05以上で
あることを特徴とする。
【0008】第1の光ファイバテープ心線によれば、光
ファイバ心線のガラスファイバと保護被覆層との間のプ
ルアウト力が300g未満ではガラスファイバを安定に
保持することができず、また、1700gを越えると保
護被覆層をガラスファイバから除去することが困難とな
る。また、保護被覆層と一括被覆層との間の密着力が
0.4g/cm未満では保護被覆層と一括被覆層とを一
括除去することが困難となり、また、10g/cmを越
えると一括被覆層を保護被覆層から剥離することが困難
となり、単心分離性を確保することが難しくなる。
【0009】更に、70℃〜110℃における一括被覆
層の損失正接が0.05未満では、70℃〜110℃に
おける一括被覆層が常温より分子運動による内部摩擦が
上昇して保護被覆層との一体性は上昇するものの、十分
には強められない。70℃〜110℃における一括被覆
層の損失正接が0.05を越えると、保護被覆層と一括
被覆層との一体性が強められて一括除去性が一段と向上
する。一方、常温状態では、一括被覆層の保護被覆層へ
の分子運動による一体性は解除されるので、一括被覆層
を保護被覆層から除去することが容易となり光ファイバ
心線の単心分離性は確保される。温度を70℃〜110
℃に制限した理由は、一般に市販されているテープ心線
用の被覆除去用治具(加熱リムーバー)が70℃〜11
0℃の加熱温度に設定されているためである。
【0010】また、保護被覆層と一括被覆層との界面状
態を原子レベルで見ると、密着力が強い部分と弱い部分
とがある。湿熱中に放置すると、この密着の弱い部分に
水分が溜りはじめ、剥離が徐々に広がってゆく。しか
し、本発明のように一括被覆層が70℃以上に加熱され
た状態で損失正接が0.05以上あると、一定の硬さを
保持しながら分子運動が起こっている。このため、界面
に水が溜まり拡大しようとする応力を分子運動が緩和
し、亀裂の広がりを抑制するのでガラスファイバの保護
作用を有する。
【0011】本発明に係わる第2の光ファイバテープ心
線は、ガラスファイバの外周に保護被覆層が設けられた
複数の光ファイバ心線を平行に配置し、その外周を内部
一括被覆層で一体化してに形成された複数条の光ファイ
バユニットをさらに平行に配置し、その外周を外部一括
被覆層で一体化して形成された光ファイバテープ心線に
おいて、ガラスファイバと保護被覆層との間のプルアウ
ト力が300g以上1700g以下であり、保護被覆層
と内部一括被覆層との密着力が0.4g/cm以上10
g/cm以下であり、更に、70℃〜110℃における
内部一括被覆層および外部一括被覆層の損失正接が0.
05以上であることを特徴とする。
【0012】第2の光ファイバテープ心線によれば、複
数条の光ファイバユニットを一体化して形成されるの
で、心線数が多い場合の構成に対して好適であり、ま
た、第1の光ファイバテープ心線との構成上の相違点
は、第1の光ファイバテープ心線が1つの一括被覆層で
被覆されるものであるのに対して、第2の光ファイバテ
ープ心線は2つの一括被覆層(内部一括被覆層と外部一
括被覆層)で被覆されているところである。したがっ
て、被覆の一括除去性および光ファイバ心線の単心分離
性については第1の光ファイバテープ心線の特長を全て
備えている。
【0013】本発明に係わる光ファイバテープ心線の第
1の被覆除去方法は、ガラスファイバの外周に保護被覆
層が設けられた複数の光ファイバ心線を平行に配置し、
その外周を一括被覆層で一体化して形成されると共に、
ガラスファイバと保護被覆層との間のプルアウト力が3
00g以上1700g以下であり、保護被覆層と一括被
覆層との密着力が0.4g/cm以上、10g/cm以
下であり、更に、70℃〜110℃における一括被覆層
の損失正接が0.05以上である光ファイバテープ心線
の被覆除去方法において、光ファイバテープ心線を加熱
する工程と、加熱工程で加熱された保護被覆層および一
括被覆層について長手方向と略直角方向にカッターで挟
みながら切り込みを入れる工程と、カッターを光ファイ
バ心線の長手方向に移動して保護被覆層および一括被覆
層を除去する工程とを有することを特徴とする。
【0014】第1の被覆除去方法によれば、前述の第1
光ファイバテープ心線に関する被覆の除去方法であっ
て、第1光ファイバテープ心線を加熱する工程と、長手
方向と略直角方向にカッターで挟みながら被覆に切り込
みを入れる工程と、カッターを光ファイバ心線の長手方
向に移動して除去する工程とを有する方法である。
【0015】即ち、第1光ファイバテープ心線は、光フ
ァイバ心線の保護被覆層をプルアウトする力、および保
護被覆層と一括被覆層との密着力が夫々所定の範囲に制
限され、更に、この光ファイバテープ心線を加熱して、
一括被覆層と保護被覆層との一体性を強められる。この
ような状態で保護被覆層と一括被覆層とに軸方向の引抜
力を加えるので、両被覆層を一体で除去することが一段
と容易になる。また、常温においては一括被覆層の分子
運動による一体性が解除されるので、一括被覆層と保護
被覆層の密着が弱められ、単心分離特性が確保される。
【0016】本発明に係わる光ファイバテープ心線の第
2の被覆除去方法は、ガラスファイバの外周に保護被覆
層が設けられた複数の光ファイバ心線を平行に配置し、
その外周を内部一括被覆層で一体化して形成された複数
条の光ファイバユニットをさらに平行に配置し、その外
周を外部一括被覆層で一体化して形成されると共に、ガ
ラスファイバと保護被覆層との間のプルアウト力が30
0g以上1700g以下であり、保護被覆層と内部一括
被覆層との密着力が0.4g/cm以上10g/cm以
下であり、更に、70℃〜110℃における内部一括被
覆層および外部一括被覆層の損失正接が0.05以上で
ある光ファイバテープ心線の被覆除去方法において、光
ファイバテープ心線を加熱する工程と、加熱工程で加熱
された保護被覆層と内部一括被覆層および外部一括被覆
層について長手方向と略直角方向にカッターで挟みなが
ら切り込みを入れる工程と、カッターを光ファイバ心線
の長手方向に移動して保護被覆層と内部一括被覆層およ
び外部一括被覆層を除去する工程とを有することを特徴
とする。
【0017】第2の被覆除去方法によれば、前述の第2
光ファイバテープ心線に関する被覆の除去方法であっ
て、第2光ファイバテープ心線を加熱する工程と、長手
方向と略直角方向にカッターで挟みながら被覆に切り込
みを入れる工程と、カッターを光ファイバ心線の長手方
向に移動して除去する工程とを有する方法である。
【0018】即ち、第2の光ファイバテープ心線は、光
ファイバ心線の保護被覆層をプルアウトする力、および
保護被覆層と内部一括被覆層との密着力が所定の範囲に
制限され、更に、この光ファイバテープ心線は加熱され
ることによって、保護被覆層と内部一括被覆層および外
部一括被覆層との一体性が強められる。このような状態
で保護被覆層と内部一括被覆層および外部一括被覆層と
に軸方向の引抜力を加えるので、前述と同様にこれらの
被覆層を一体で除去することが一段と容易になる。ま
た、常温においては一括被覆層の分子運動による一体性
が解除されるので、一括被覆層と保護被覆層の密着が弱
められ、単心分離特性が確保される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の光ファイバテープ心線およびその被覆除去方法の
実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において
同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略
する。
【0020】図1(a)は本実施形態に係わる光ファイ
バテープ心線の構成例を示し、図1(b)はこの光ファ
イバテープ心線に用いられている光ファイバ心線の構成
例を示す図である。図1において、光ファイバテープ心
線5は、石英系ガラスからなる光ファイバ(ガラスファ
イバ)1の外周に保護被覆層2が設けられて光ファイバ
心線3を形成すると共に、複数本(図1(a)では4
本)の光ファイバ心線3を平面状に平行に配置し、これ
ら心線3の外周を一括被覆層4で一体化して形成され、
保護被覆層2は軟質の紫外線硬化型樹脂からなるプライ
マリ層2aと、その外周に硬質の樹脂からなるセカンダ
リ層2bと、その外周に着色層2cとが順次設けられた
ものである。
【0021】上記の光ファイバテープ心線5において、
光ファイバ心線3を構成するガラスファイバ1は保護被
覆層2によって保持されているため、保護被覆層2をガ
ラスファイバ1からプルアウトする力に300gの下限
が存在すると共に、軸方向に所定の力を加えることによ
って保護被覆層2除去するために1700gの上限が必
要となる。保護被覆層2と一括被覆層4との一括除去性
を確保するためには、両被覆層の密着力として0.4g
/cmの下限が必要であり、また、一括被覆層4を保護
被覆層2から剥離して光ファイバ心線3の単心分離性を
確保するために、10g/cmの上限が必要となる。
【0022】上記の要件に加えて本発明者らは、保護被
覆層2と一括被覆層4との一括除去性を向上させるため
鋭意検討を重ねた結果、高温状態において一括被覆層4
の損失正接が0.05以上となるように架橋密度、ウレ
タン基などの水素結合が可能な極性基の濃度など組成物
の調整をして分子運動による内部摩擦を上昇させ、その
結果、保護被覆層との一体性が強められ一括除去性が向
上することを見出だした。一方、常温状態では、一括被
覆層の保護被覆層への分子運動による一体性は解除され
るので、一括被覆層を保護被覆層から除去することが容
易となり光ファイバ心線の単心分離性は確保される。
【0023】これに対して損失正接の値が0.05未満
の場合、分子運動による内部摩擦が小さくなり、一括被
覆層は硬い状態、あるいは柔らかい状態を示すことにな
る。
【0024】硬すぎる場合は、軸方向に被覆を除去する
力が加わったときに一括被覆層と保護被覆層との間に剥
離が起こりやすく、かつ、脆い状態であるため、粉々の
屑になりやすい。柔らかすぎる場合は、一括除去力が加
わったときに管状を保持することができなく蛇腹状に曲
げられ、保護被覆層がガラスファイバ表面に残存した
り、ガラスファイバを破断するようになる。
【0025】次に、本発明に係わる光ファイバテープ心
線が備えなければならない上述の諸特性の測定方法につ
いて説明する。図2(a)は保護被覆層をガラスファイ
バからプルアウトする前の状態を示す図であり、図2
(b)はプルアウトした後の状態を示す図である。図2
において、金属等の硬質板10上に光ファイバ心線3を
接着剤11によって固着させる。次に、硬質板10上の
光ファイバ心線3の保護被覆層2に長手方向と直角に切
り込み12を入れ、常温状態において硬質板10に固定
された光ファイバ心線3の他端側をドラム13に巻き付
けながら矢印14の方向に引っ張る。その結果、硬質板
10上には管状の保護被覆層2が残され、光ファイバ1
のみが引き抜かれる。
【0026】保護被覆層2と一括被覆層4との間の接着
力は、それらの樹脂をフィルム状に成形して測定する。
まず、セカンダリ層2bを形成する樹脂をPET基板上
に20μmの厚さに塗布し、空気中100mJ/cm2
で硬化させる。その上に着色層2cを形成する樹脂をス
ピンコーターによって約10μm厚に塗布し、窒素中7
5mJ/cm2で硬化させる。更にその上に一括被覆層
4を形成する樹脂を同じくスピンコーターによって約8
0μm厚に塗布し、窒素中100mJ/cm2で硬化さ
せる。このようにして作製した3層のフィルムをPET
基板から取り外す。この3層フィルムを着色層2−3を
形成する樹脂と一括被覆層4を形成する樹脂との間の一
部を剥離して掴みしろを作る。この掴みしろを引張試験
機によって180度ピール試験を行い、常温状態におけ
る密着力を評価する。試料幅は45mm、引張速度は2
00mm/分である。
【0027】損失正接は、一括被覆樹脂に振動歪みを与
えたときの動的弾性率G’と、損失弾性率G”との比:
G’/G”で表され、一括被覆樹脂のガラス転移点で最
大を示す。損失正接が最大値近傍では、一括被覆樹脂の
分子運動による内部摩擦が最大となり、両側に離れるほ
ど小さくなり、分子運動が低い硬い状態、あるいは柔ら
かい状態を示す。硬すぎる場合は、一括被覆樹脂の変形
が起こり難くなり、保護被覆層2との間に剥離が生じ易
くなり、また脆い状態なので剥離を起こしたときに粉屑
が発生し易くなる。柔らかすぎる場合は、一括被覆樹脂
層4が除去されやすくなり、保護被覆層2がガラスファ
イバ1の表面に残留するようになる。かかる観点から保
護被覆層2を一括除去させるためには後述する実施例お
よび比較例で示すように、高温状態における一括被覆層
の損失正接は、0.05以上であることが必要であり、
好ましくは0.07〜0.70である。
【0028】損失正接の測定方法は、例えば動的弾性測
定器:東洋精機(株)製のレオバイブロンを用い、周波
数11Hzで温度分散を測定して所定温度における値を
求める。測定用の試料は光ファイバテープ心線5から剃
刀刃により切り出したものを用い、試料長さ10mmで
測定する。
【0029】本発明の光ファイバテープ心線として、図
1に示した場合について説明したが、その他の代表的構
造を図3、図4に示す。図3は、8本の光ファイバ心線
3を平行に配置し、その外周を一括被覆層4で一体化し
て形成された光ファイバテープ心線5aを示す図であ
る。また、図4は、4本の光ファイバ心線3を平行に配
置し、その外周を内部一括被覆層4aで一体化して形成
された2条の光ファイバユニット50をさらに平行に配
置し、その外周を外部一括被覆層4bで一体化して形成
された8本の光ファイバ心線3を有する分割型光ファイ
バテープ心線5bである。これらの光ファイバテープ心
線も前述と同様に、被覆の一括除去性と光ファイバ心線
の単心分離性が要求される。
【0030】次に、本実施形態に係わる光ファイバテー
プ心線の被覆除去方法について説明する。図5(a)は
光ファイバテープ心線の被覆除去方法における加熱工程
を示す図であり、図5(b)は被覆の切断工程を示す
図、図5(c)は被覆の一括除去工程を示す図である。
【0031】図5(a)において、光ファイバテープ心
線5を固定台20の上に乗せ、上から押さえ板21で固
定し、光ファイバテープ心線5の先端部を両側から熱風
22を吹き付けて加熱する(加熱工程)。加熱温度は7
0℃〜110℃である。次いで、図5(b)において、
加熱された光ファイバテープ心線5の保護被覆層2およ
び一括被覆層4を長手方向に対して略直角方向Yにカッ
ター23a、23bで挟むように切り込みを入れる(被
覆切断工程)。次に、図5(c)において、切り込みを
入れた状態のカッター32a、32bを長手方向Xに移
動させて先端部の保護被覆層2および一括被覆層4をガ
ラスファイバ1から除去する(被覆除去工程)。
【0032】本実施形態の被覆除去方法に用いられる光
ファイバテープ心線5は、ガラスファイバ1と保護被覆
層2との間のプルアウト力が所定値以下に制限され、ま
た、保護被覆層2と一括被覆層4と間は所定値以上の密
着力で結合されているので、カッター23を長手方向X
に所定の力を加えたとき保護被覆層2と一括被覆層4と
をガラスファイバ1から一括除去することができる。
【0033】さらにこの時、光ファイバテープ心線は加
熱されて高温の状態にあり、一括被覆層4の損失正接は
0.05以上であるので、保護被覆層2との一体性が強
められている。そのため両被覆層の一括除去性は一段と
確実になる。
【0034】次に、本実施形態に係わる光ファイバテー
プ心線の単心分離方法について図6を参照しながら説明
する。まず、図6(a)に示す4心の光ファイバテープ
心線5を、同図(b)に示すように手で中央から裂き、
次いで、同図(c)に示すように光ファイバ心線3を1
本づつ一括被覆層4から取り出す。
【0035】また、保護被覆層2と一括被覆層4との界
面状態を原子レベルで見ると、密着力が強い部分と弱い
部分とがある。湿熱中においては密着の弱い部分に水分
が溜りはじめ、剥離が徐々に広がってゆく。しかし、本
発明のように一括被覆層4が70℃以上に加熱された状
態で損失正接が0.05以上あると、一定の硬さを保持
しながら分子運動が起こっている。このため、界面に水
が溜まり拡大しようとする応力を分子運動が緩和し、亀
裂の広がりを抑制するのでガラスファイバの保護作用を
有する。
【0036】そこで、光ファイバテープ心線についてエ
ージングテストを行い、エージング前後の伝送損失の変
化から一括被覆層の保護効果を評価した。エージングテ
ストは、700mの光ファイバテープ心線700mを温
度85℃、相対湿度85%の恒温恒湿槽に入れて30日
間放置して行なった。保護効果の評価は、エージング前
後の波長1.55μmにおける伝送損失をOTDRを用
いて測定し、両者の差で行なった。
【0037】
【実施例】本発明者らは、上記の実施形態に基づいて、
以下のようにして各種光ファイバテープ心線を作製し、
被覆の一括除去性、単心分離性および湿熱中でエージン
グしたときの伝送損失について検討した。
【0038】(実施例1〜6及び比較例1〜4)作製し
た光ファイバテープ心線5は、図1に示す4本の光ファ
イバ心線3の外周を一括被覆層4で一体化したものであ
る。光ファイバ心線3は、直径125μmの石英ガラス
からなるガラスファイバ1の外周に保護被覆層2を設け
た。保護被覆層2は、ガラスファイバ1の外周に軟質の
紫外線硬化型樹脂によるプライマリ層2aと、プライマ
リ層2aの外側に硬質の紫外線硬化型樹脂によるセカン
ダリ層2bと、セカンダリ層2bの外側に硬質の紫外線
硬化型インキを添加した識別層2cとによって形成し
た。
【0039】プライマリ層2aとして使用した軟質の紫
外線硬化型樹脂は、ウレタンアクリレート系樹脂のシラ
ンカップリグ剤の添加量とモノマーの種類と添加量を調
整してP−1、P−2、P−3、P−4、P−11を試
作した。
【0040】セカンダリ層2bとして使用される硬質の
紫外線硬化型樹脂は、ウレタンアクリレート系樹脂を用
いた。
【0041】識別層2cとして使用した硬質の紫外線硬
化型インキは、エポキシアクリレート系樹脂を用い、モ
ノマーおよび剥離剤の種類と量を調整してC−1、C−
2を試作した。
【0042】また、一括被覆層4として使用した紫外線
硬化型樹脂は、損失正接を変化させるためにウレタンア
クリレート系樹脂の架橋密度、ウレタン基濃度を変える
ように組成を調整してR−1、R−2、R−3、R−
4、R−11、R−12、R−13、R0−1、R0−
2、R0−11を試作した。
【0043】これらの樹脂を組み合わせて作製した光フ
ァイバテープ心線5について一括被覆除去性、単心分離
性およびエージングを前述の方法によって評価した。光
ファイバテープ心線5に使用した樹脂及び測定結果を表
1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】一括被覆除去性の評価は、高温状態におい
て被覆が除去された後のガラスファイバの表面には内層
樹脂被覆のカスが残留せず、かつ、除去された保護被覆
層と一括被覆層が略パイプ状を保持していることを基準
として良否を判定した。また、単心分離性の評価は、テ
ープ心線の先端部50mmについて常温状態で一括被覆
層を除去したとき、着色層が剥離したり、一括被覆層の
カスが着色層の表面に残留しないことを基準として良否
を判定した。
【0046】実施例1〜6においては、ガラスファイバ
と保護被覆層との間のプルアウト力が700〜1600
gであり、保護被覆層と一括被覆層との接着力が0.5
〜9.1g/cmであり、さらに温度90℃における一
括被覆層の損失正接が0.06以上であり、これらの光
ファイバテープ心線について被覆の一括除去および単心
分離テストを行なった結果、いずれも良好であった。
【0047】次に、比較例1に示すように、プルアウト
力を1800gまで大きくして被覆除去すると、ガラス
ファイバ表面にプライマリ層が残留する場合が現われ
た。また、比較例2に示すように、保護被覆層と一括被
覆層との接着力が0.3g/cmの場合について被覆を
除去すると、一括被覆層が剥離し保護被覆層がガラスフ
ァイバに残留するものが現われ、比較例3に示すよう
に、その接着力を13g/cmにすると一括被覆除去は
良好であったが、単心分離したところ着色層が剥がれて
円滑に分離することができなかった。さらに、比較例4
に示すように、温度90℃における一括被覆層の損失正
接が0.03の場合について被覆の一括除去テストを行
なうと、一括被覆層が剥離し保護被覆層がガラスファイ
バに残留するものが現われた。
【0048】さらに、上記の各光ファイバテープ心線に
ついても、エージング試験を行ない、エージング前後の
伝送損失の変化を測定した。その結果表1に示すよう
に、実施例1〜5および比較例1〜3では伝送損失は殆
ど変化しなかったが、比較例4では損失の増加が現われ
た。
【0049】(実施例7〜9及び比較例5〜8)次に、
図4に示すように4本の光ファイバ心線3を内部一括被
覆層4aで一体に形成して光ファイバユニット50を形
成し、2条の光ファイバユニット50を平面状に配置し
その外周に外部一括被覆層4bで一体に形成して8本の
光ファイバ心線3を有する分割型光ファイバテープ心線
5bを作製した。光ファイバ心線3および被覆用の樹脂
は、実施例1に用いたものと同じである。このように作
製した光ファイバテープ心線5bについて被覆の一括除
去および単心分離テストを行なった。光ファイバテープ
心線5bに使用した樹脂及び測定結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
【0051】実施例7〜9においては、ガラスファイバ
と保護被覆層との間のプルアウト力が400〜800g
であり、保護被覆層と一括被覆層との接着力が0.5〜
0.9g/cmであり、さらに温度90℃における一括
被覆層の損失正接が0.15以上であり、これらの光フ
ァイバテープ心線について一括被覆除去および単心分離
を行なった結果、いずれも良好であった。
【0052】次に、比較例5に示すように、プルアウト
力を1800gまで大きくして被覆除去すると、ガラス
ファイバ表面にプライマリ層が残留するものが現われ
た。また、比較例6に示すように、保護被覆層と一括被
覆層との接着力を0.3g/cmにして被覆除去する
と、一括被覆層が剥離し保護被覆層がガラスファイバに
残留するものが現われ、また、比較例7に示すように、
その接着力を13g/cmにすると一括被覆除去は良好
であったが、単心分離テストを行なったところ着色層が
剥がれて円滑な分離ができなかった。さらに、比較例8
に示すように、温度90℃における一括被覆層の損失正
接を0.04として一括除去テストすると、一括被覆層
が剥離し保護被覆層がガラスファイバに残留するものが
現われた。
【0053】
【発明の効果】本発明の光ファイバテープ心線は、光フ
ァイバ心線の保護被覆層をプルアウトする力、および保
護被覆層と一括被覆層との間の密着力が所定の範囲に限
定されるので両被覆層を一括除去することが可能である
と共に、高温状態における一括被覆層の損失正接が大き
くなるように構成することによって、高温時における一
括被覆層と保護被覆層との一体性を強化させ、その結
果、一括除去性を向上させることができる。一方、常温
では一括被覆層と保護被覆層との一体性が解除されるの
で、常温における単心分離性は確保される。
【0054】本発明の被覆除去方法は、上記特性を有す
る光ファイバテープ心線を加熱してから除去するので、
被覆層の一括除去性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本実施形態に係わる第1光ファイ
バテープ心線の全体構成を示す図であり、図1(b)は
光ファイバテープ心線に用いられる光ファイバ心線を示
す図である。
【図2】図2(a)は保護被覆層をガラスファイバから
プルアウトする前の状態を示す図であり、図2(b)は
プルアウトした後の状態を示す図である。
【図3】本実施形態に係わる他の光ファイバテープ心線
を示す図である。
【図4】本実施形態に係わる第2のの光ファイバテープ
心線を示す図である。
【図5】図5(a)は光ファイバテープ心線の被覆除去
方法における加熱工程を示す図であり、図5(b)は被
覆の切断工程を示す図、図5(c)は被覆の一括除去工
程を示す図である。
【図6】光ファイバテープ心線の単心分離方法を示す図
である。
【図7】従来の光ファイバテープ心線を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ガラスファイバ、2・・・保護被覆層、2a・・・プラ
イマリ層、2b・・・セカンダリ層、2c・・・着色層、3・・
・光ファイバ心線、4・・・一括被覆層、4a・・・内部一括
被覆層、4b・・・外部一括被覆層、5、5a、5b、5
c・・・光ファイバテープ心線、10・・・硬質板、11・・・
接着剤、12・・・切り込み、13・・・ドラム、14・・・矢
印、20・・・固定台、21・・・押さえ板、22・・・熱、2
3・・・カッタ、50・・・光ファイバユニット、X、Y・・・
方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H001 BB15 BB19 BB22 BB27 BB28 KK02 PP01 2H038 CA02 CA04 5G353 AB06 AC05 BA02 CA04 DA02 EA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスファイバの外周に保護被覆層が設
    けられた複数の光ファイバ心線を平行に配置し、その外
    周を一括被覆層で一体化して形成された光ファイバテー
    プ心線において、 前記ガラスファイバと前記保護被覆層との間のプルアウ
    ト力が300g以上1700g以下であり、 前記保護被覆層と前記一括被覆層との密着力が0.4g
    /cm以上10g/cm以下であり、 更に、70℃〜110℃における前記一括被覆層の損失
    正接が0.05以上であることを特徴とする光ファイバ
    テープ心線。
  2. 【請求項2】 ガラスファイバの外周に保護被覆層が設
    けられた複数の光ファイバ心線を平行に配置し、その外
    周を内部一括被覆層で一体化して形成された複数条の光
    ファイバユニットをさらに平行に配置し、その外周を外
    部一括被覆層で一体化して形成された光ファイバテープ
    心線において、 前記ガラスファイバと前記保護被覆層との間のプルアウ
    ト力が300g以上1700g以下であり、 前記保護被覆層と前記内部一括被覆層との密着力が0.
    4g/cm以上10g/cm以下であり、 更に、70℃〜110℃における前記内部一括被覆層お
    よび外部一括被覆層の損失正接が0.05以上であるこ
    とを特徴とする光ファイバテープ心線。
  3. 【請求項3】 ガラスファイバの外周に保護被覆層が設
    けられた複数の光ファイバ心線を平行に配置し、その外
    周を一括被覆層で一体化して形成されると共に、前記ガ
    ラスファイバと前記保護被覆層との間のプルアウト力が
    300g以上1700g以下であり、前記保護被覆層と
    前記一括被覆層との密着力が0.4g/cm以上10g
    /cm以下であり、更に、70℃〜110℃における前
    記一括被覆層の損失正接が0.05以上である光ファイ
    バテープ心線の被覆除去方法において、 前記光ファイバテープ心線を加熱する工程と、 前記加熱工程で加熱された前記保護被覆層および前記一
    括被覆層について長手方向と略直角方向にカッターで挟
    みながら切り込みを入れる工程と、 前記カッターを前記光ファイバ心線の長手方向に移動し
    て前記保護被覆層および前記一括被覆層を除去する工程
    と、を有することを特徴とする光ファイバテープ心線の
    被覆除去方法。
  4. 【請求項4】 ガラスファイバの外周に保護被覆層が設
    けられた複数の光ファイバ心線を平行に配置し、その外
    周を内部一括被覆層で一体化してに形成された複数条の
    光ファイバユニットを平行に配置し、その外周を外部一
    括被覆層で一体化して形成されると共に、前記ガラスフ
    ァイバと前記保護被覆層との間のプルアウト力が300
    g以上1700g以下であり、前記保護被覆層と前記内
    部一括被覆層との密着力が0.4g/cm以上10g/
    cm以下であり、更に、70℃〜110℃における前記
    内部一括被覆層および前記外部一括被覆層の損失正接が
    0.05以上である光ファイバテープ心線の被覆除去方
    法において、 前記光ファイバテープ心線を加熱する工程と、 前記加熱工程で加熱された前記保護被覆層と前記内部一
    括被覆層および前記外部一括被覆層について長手方向と
    略直角方向にカッターで挟みながら切り込みを入れる工
    程と、 前記カッターを前記光ファイバ心線の長手方向に移動し
    て前記保護被覆層と前記内部一括被覆層および前記外部
    一括被覆層とを除去する工程と、を有することを特徴と
    する光ファイバテープ心線の被覆除去方法。
  5. 【請求項5】 前記加熱工程は、前記光ファイバテープ
    心線を70℃〜110℃に加熱することを特徴とする請
    求項3又は4に記載の光ファイバテープ心線の被覆除去
    方法。
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