JP2000154721A - 多気筒内燃機関における排気マニホールドの構造 - Google Patents
多気筒内燃機関における排気マニホールドの構造Info
- Publication number
- JP2000154721A JP2000154721A JP10329277A JP32927798A JP2000154721A JP 2000154721 A JP2000154721 A JP 2000154721A JP 10329277 A JP10329277 A JP 10329277A JP 32927798 A JP32927798 A JP 32927798A JP 2000154721 A JP2000154721 A JP 2000154721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main pipe
- exhaust manifold
- pipe
- branch pipe
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関1におけるシリンダヘッド2の側面
に取付けたフランジ11に、複数本の短い枝パイプ8,
9,10を接続し、この各枝パイプを、一端に排気ガス
の出口7aを備えた一本のメインパイプ7に接続して成
る排気マニホールド6において、前記メインパイプ7の
うちその出口7a側に位置する枝パイプ10の接続部分
に亀裂が発生することを回避する。 【解決手段】 前記各枝パイプ8,9,10のうち少
なくとも前記メインパイプ7の一端の出口7a側に位置
する枝パイプ10における外周面に、パッチ板12を、
当該パッチ板12にてメインパイプ7とフランジ11と
を一体的に連結するように設ける。
に取付けたフランジ11に、複数本の短い枝パイプ8,
9,10を接続し、この各枝パイプを、一端に排気ガス
の出口7aを備えた一本のメインパイプ7に接続して成
る排気マニホールド6において、前記メインパイプ7の
うちその出口7a側に位置する枝パイプ10の接続部分
に亀裂が発生することを回避する。 【解決手段】 前記各枝パイプ8,9,10のうち少
なくとも前記メインパイプ7の一端の出口7a側に位置
する枝パイプ10における外周面に、パッチ板12を、
当該パッチ板12にてメインパイプ7とフランジ11と
を一体的に連結するように設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の気筒を備え
た多気筒内燃機関において、その各気筒からの排気ガス
を一つの排気管に集めるための排気マニホールドの構造
に関するものである。
た多気筒内燃機関において、その各気筒からの排気ガス
を一つの排気管に集めるための排気マニホールドの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先行技術としての特開平8−17748
0号公報は、この種の排気マニホールドの小型・軽量化
を図るために、内燃機関におけるシリンダヘッドの側面
にボルトにて締結したフランジにて内燃機関における各
気筒の排気ポートに連通するように接続した複数本の枝
パイプを短くして、この各枝パイプを、一端に排気ガス
の出口を備えた一本のメインパイプに、当該枝パイプの
軸線がメインパイプにおける軸線と略直角になるように
一体的に接合すると言う構成にすることを提案してい
る。
0号公報は、この種の排気マニホールドの小型・軽量化
を図るために、内燃機関におけるシリンダヘッドの側面
にボルトにて締結したフランジにて内燃機関における各
気筒の排気ポートに連通するように接続した複数本の枝
パイプを短くして、この各枝パイプを、一端に排気ガス
の出口を備えた一本のメインパイプに、当該枝パイプの
軸線がメインパイプにおける軸線と略直角になるように
一体的に接合すると言う構成にすることを提案してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成の排
気マニホールドにおいて、メインパイプ内は、各気筒か
らの排気ガスが、当該メインパイプの一端における出口
に向かって常に流れていることにより、可成り高い温度
になっているが、各枝パイプを各気筒における排気ポー
トに接続するためのフランジは、シリンダヘッドの側面
に締結されていることにより、シリンダヘッド側に熱が
逃げるようになっているから、前記メインパイプと前記
フランジとの間に、大きな熱膨張差ができることにな
る。
気マニホールドにおいて、メインパイプ内は、各気筒か
らの排気ガスが、当該メインパイプの一端における出口
に向かって常に流れていることにより、可成り高い温度
になっているが、各枝パイプを各気筒における排気ポー
トに接続するためのフランジは、シリンダヘッドの側面
に締結されていることにより、シリンダヘッド側に熱が
逃げるようになっているから、前記メインパイプと前記
フランジとの間に、大きな熱膨張差ができることにな
る。
【0004】一方、前記メインパイプのうち、その一端
の出口側に位置する枝パイプが接続される部分は、他の
枝パイプが接続される部分と異なり、各気筒からの排気
ガスの全てが流れることにより、特に高い温度になって
いて、この部分に前記大きな熱膨張差が集中することに
なるから、この部分に亀裂が発生する。このために、前
記メインパイプ及び各枝パイプにおける肉厚を、亀裂が
発生しないように厚くしなければならないから、重量及
び価格のアップを招来すると言う問題があった。
の出口側に位置する枝パイプが接続される部分は、他の
枝パイプが接続される部分と異なり、各気筒からの排気
ガスの全てが流れることにより、特に高い温度になって
いて、この部分に前記大きな熱膨張差が集中することに
なるから、この部分に亀裂が発生する。このために、前
記メインパイプ及び各枝パイプにおける肉厚を、亀裂が
発生しないように厚くしなければならないから、重量及
び価格のアップを招来すると言う問題があった。
【0005】本発明は、この問題を解消した排気マニホ
ールドの構造を提供することを技術的課題とするもので
ある。
ールドの構造を提供することを技術的課題とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「内燃機関におけるシリンダヘッドの
側面に取付けたフランジに、複数本の短い枝パイプを、
当該各枝パイプが内燃機関における各気筒の排気ポート
に連通するように接続し、この各枝パイプを、一端に排
気ガスの出口を備えた一本のメインパイプに接続して成
る排気マニホールドにおいて、前記各枝パイプのうち少
なくとも前記メインパイプの一端の出口側に位置する枝
パイプにおける外周面に、パッチ板を、当該パッチ板に
てメインパイプとフランジとを一体的に連結するように
設ける。」と言う構成にした。
るため本発明は、「内燃機関におけるシリンダヘッドの
側面に取付けたフランジに、複数本の短い枝パイプを、
当該各枝パイプが内燃機関における各気筒の排気ポート
に連通するように接続し、この各枝パイプを、一端に排
気ガスの出口を備えた一本のメインパイプに接続して成
る排気マニホールドにおいて、前記各枝パイプのうち少
なくとも前記メインパイプの一端の出口側に位置する枝
パイプにおける外周面に、パッチ板を、当該パッチ板に
てメインパイプとフランジとを一体的に連結するように
設ける。」と言う構成にした。
【0007】
【発明の作用・効果】このように、各枝パイプのうち少
なくともメインパイプの一端の出口側に位置する枝パイ
プにおける外周面に、パッチ板を、当該パッチ板にてメ
インパイプとフランジとを一体的に連結するように設け
ることにより、前記メインパイプのうちその一端の出口
側に位置する枝パイプが接続される部分における熱は、
前記パッチ板を介してフランジ側に熱伝達し、そして、
このフランジからシリンダヘッド側に熱伝達されること
になるから、前記部分における温度を、パッチ板を設け
ない場合よりも遙かに低くすることができると共に、前
記部分における強度をアップすることができるのであ
る。
なくともメインパイプの一端の出口側に位置する枝パイ
プにおける外周面に、パッチ板を、当該パッチ板にてメ
インパイプとフランジとを一体的に連結するように設け
ることにより、前記メインパイプのうちその一端の出口
側に位置する枝パイプが接続される部分における熱は、
前記パッチ板を介してフランジ側に熱伝達し、そして、
このフランジからシリンダヘッド側に熱伝達されること
になるから、前記部分における温度を、パッチ板を設け
ない場合よりも遙かに低くすることができると共に、前
記部分における強度をアップすることができるのであ
る。
【0008】従って、本発明によると、排気マニホール
ドに亀裂が発生することを、メインパイプ及び各枝パイ
プにおける肉厚を厚くすることなく、確実に回避できる
効果を有する。
ドに亀裂が発生することを、メインパイプ及び各枝パイ
プにおける肉厚を厚くすることなく、確実に回避できる
効果を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図4の図面について説明する。この図において、符
号1は、三つの気筒A1,A2,A3を備えた内燃機関
を示し、この内燃機関1におけるシリンダヘッド2の側
面2aには、前記各気筒A1,A2,A3からの排気ポ
ート3,4,5が開口している。
1〜図4の図面について説明する。この図において、符
号1は、三つの気筒A1,A2,A3を備えた内燃機関
を示し、この内燃機関1におけるシリンダヘッド2の側
面2aには、前記各気筒A1,A2,A3からの排気ポ
ート3,4,5が開口している。
【0010】符号6は、金属パイプ製の排気マニホール
ドを示し、この排気マニホールド6は、一端に排気ガス
の出口7aを備えた一本のメインパイプ7と、このメイ
ンパイプ5に一体的に接続した短い長さの三本の枝パイ
プ8,9,10とから成り、各枝パイプ8,9,10
は、前記シリンダヘッド2の側面2aに対して図示しな
いボルトにて締結したフランジ11に、各気筒A1,A
2,A3における吸気ポート3,4,5に連通するよう
に溶接等にて一体的に接続されている。
ドを示し、この排気マニホールド6は、一端に排気ガス
の出口7aを備えた一本のメインパイプ7と、このメイ
ンパイプ5に一体的に接続した短い長さの三本の枝パイ
プ8,9,10とから成り、各枝パイプ8,9,10
は、前記シリンダヘッド2の側面2aに対して図示しな
いボルトにて締結したフランジ11に、各気筒A1,A
2,A3における吸気ポート3,4,5に連通するよう
に溶接等にて一体的に接続されている。
【0011】そして、前記各枝パイプ8,9,10のう
ち、少なくとも、メインパイプ7の一端における出口7
a側に位置する一つの枝パイプ10における外周面に
は、その上下両面の両方からパッチ板12を、密接する
ように当てがったのち、この各パッチ板12を、前記メ
インパイプ7とフランジ11との両方に対して溶接にて
固着すると言う構成にする。
ち、少なくとも、メインパイプ7の一端における出口7
a側に位置する一つの枝パイプ10における外周面に
は、その上下両面の両方からパッチ板12を、密接する
ように当てがったのち、この各パッチ板12を、前記メ
インパイプ7とフランジ11との両方に対して溶接にて
固着すると言う構成にする。
【0012】この構成において、メインパイプ7のう
ち、その一端の出口7a側に位置する枝パイプ10が接
続される部分は、他の枝パイプ8,9が接続される部分
と異なり、各気筒A1,A2,A3からの排気ガスの全
てが流れることのために特に高い温度になっているが、
この部分における枝パイプ10の外周面には、パッチ板
12が、当該パッチ板12にてメインパイプ7とフラン
ジ11とを一体的に連結するように設けられていること
により、前記パッチ板12を介してフランジ11側に熱
伝達し、そして、このフランジ11からシリンダヘッド
2側に熱伝達されることになるから、前記部分における
温度を、大幅に低くできると共に、前記部分の強度を大
幅に向上できて、この部分に亀裂が発生することを確実
に低減できるのである。
ち、その一端の出口7a側に位置する枝パイプ10が接
続される部分は、他の枝パイプ8,9が接続される部分
と異なり、各気筒A1,A2,A3からの排気ガスの全
てが流れることのために特に高い温度になっているが、
この部分における枝パイプ10の外周面には、パッチ板
12が、当該パッチ板12にてメインパイプ7とフラン
ジ11とを一体的に連結するように設けられていること
により、前記パッチ板12を介してフランジ11側に熱
伝達し、そして、このフランジ11からシリンダヘッド
2側に熱伝達されることになるから、前記部分における
温度を、大幅に低くできると共に、前記部分の強度を大
幅に向上できて、この部分に亀裂が発生することを確実
に低減できるのである。
【0013】なお、前記実施の形態は、各枝パイプ8,
9,10のうちメインパイプ7の一端における出口7a
側における枝パイプ10に対してのみパッチ板12を設
ける場合を示したが、本発明はこれに限らず、他の枝パ
イプ8,9のうちいずれか一方又は両方について亀裂が
発生するおそれがある場合には、この枝パイプの箇所に
パッチ板12を設けると言う構成にすれば良いのであ
る。
9,10のうちメインパイプ7の一端における出口7a
側における枝パイプ10に対してのみパッチ板12を設
ける場合を示したが、本発明はこれに限らず、他の枝パ
イプ8,9のうちいずれか一方又は両方について亀裂が
発生するおそれがある場合には、この枝パイプの箇所に
パッチ板12を設けると言う構成にすれば良いのであ
る。
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切欠平面図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】図1のIII −III 視拡大断面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
1 内燃機関 2 シリンダヘッド 3,4,5 排気ポート 6 排気マニホールド 7 メインパイプ 7a メインパイプの出口 8,9,10 枝パイプ 11 フランジ 12 パッチ板
Claims (1)
- 【請求項1】内燃機関におけるシリンダヘッドの側面に
取付けたフランジに、複数本の短い枝パイプを、当該各
枝パイプが内燃機関における各気筒の排気ポートに連通
するように接続し、この各枝パイプを、一端に排気ガス
の出口を備えた一本のメインパイプに接続して成る排気
マニホールドにおいて、 前記各枝パイプのうち少なくとも前記メインパイプの一
端の出口側に位置する枝パイプにおける外周面に、パッ
チ板を、当該パッチ板にてメインパイプとフランジとを
一体的に連結するように設けたことを特徴とする多気筒
内燃機関における排気マニホールドの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10329277A JP2000154721A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 多気筒内燃機関における排気マニホールドの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10329277A JP2000154721A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 多気筒内燃機関における排気マニホールドの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000154721A true JP2000154721A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18219662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10329277A Pending JP2000154721A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 多気筒内燃機関における排気マニホールドの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000154721A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10202934B2 (en) | 2015-06-19 | 2019-02-12 | Ford Global Technologies, Llc | Cylinder head |
CN111765066A (zh) * | 2020-07-06 | 2020-10-13 | 滁州沃博自动化科技有限公司 | 一种低压车载双缸空压机曲面异形排气管制作方法 |
-
1998
- 1998-11-19 JP JP10329277A patent/JP2000154721A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10202934B2 (en) | 2015-06-19 | 2019-02-12 | Ford Global Technologies, Llc | Cylinder head |
RU2701740C1 (ru) * | 2015-06-19 | 2019-10-01 | Форд Глобал Текнолоджиз, Ллк | Головка цилиндров с признаками для ограничения сжатия выпускного коллектора |
CN111765066A (zh) * | 2020-07-06 | 2020-10-13 | 滁州沃博自动化科技有限公司 | 一种低压车载双缸空压机曲面异形排气管制作方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6604358B2 (en) | Exhaust manifold | |
JP3490232B2 (ja) | 多気筒エンジンのegr装置 | |
JPH07180548A (ja) | エヤーギャップ付マニフオルドのポートフランジ接続 | |
US4833882A (en) | Exhaust manifold for multicylinder internal combustion engine | |
US4037408A (en) | Cylinder head for multi-cylinder internal combustion engine | |
GB2383606A (en) | Exhaust system for internal combustion engines | |
JP4045630B2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
JP2000154721A (ja) | 多気筒内燃機関における排気マニホールドの構造 | |
JPH09317579A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP3566064B2 (ja) | 多気筒内燃機関における排気ガス浄化装置 | |
JPH0544583A (ja) | 内燃機関の排気還流装置 | |
JPH07293236A (ja) | 内燃機関の排気装置 | |
JPS6215456Y2 (ja) | ||
JP3341585B2 (ja) | 内燃機関の排気マニホルド取付構造 | |
JPS5922287Y2 (ja) | 多気筒内燃機関のegr通路装置 | |
JP2573431Y2 (ja) | インテークマニホールド | |
JPS61250326A (ja) | 内燃エンジンの排気マニホ−ルド | |
JPS647214Y2 (ja) | ||
JPH048245Y2 (ja) | ||
JP3494881B2 (ja) | 内燃機関の排気マニホールド | |
JPH0960519A (ja) | 排気管の溶接部構造 | |
JPH0130580Y2 (ja) | ||
JP2005036708A (ja) | エンジンの排気マニホールド | |
JPH0610151Y2 (ja) | エンジンの排気マニホ−ルド構造 | |
JPH10325315A (ja) | 内燃機関の排ガス浄化装置 |