JP2000154715A - 内燃機関の排気装置とこれに使用するサブマフラ - Google Patents

内燃機関の排気装置とこれに使用するサブマフラ

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JP2000154715A
JP2000154715A JP10328725A JP32872598A JP2000154715A JP 2000154715 A JP2000154715 A JP 2000154715A JP 10328725 A JP10328725 A JP 10328725A JP 32872598 A JP32872598 A JP 32872598A JP 2000154715 A JP2000154715 A JP 2000154715A
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sub
outer tube
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combustion engine
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Shigeki Wakamatsu
茂樹 若松
Masayoshi Tange
雅善 丹下
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Sango Co Ltd
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Sango Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の出力向上と消音性能の向上を図る
排気装置を提供する。 【解決手段】 触媒コンバータ51とメインマフラ55
が配置された排気装置において、該排気装置の屈曲部
に、屈曲したサブマフラ53を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の排気装置
とこれに使用されるサブマフラに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】内燃機関を搭載した車両の排
気装置は、内燃機関から排出された排気ガスを車両後方
に導く排気管の途中に、排気ガスを浄化する触媒コンバ
ータおよび排気音を消音する大容量のメインマフラを配
設して構成されている。
【0003】近年の排気ガス規制の強化に伴い、内燃機
関の始動直後の排気ガス浄化性能を向上させるため、触
媒コンバータを内燃機関の近傍に配設することが行われ
ている。一方でメインマフラは容量が大きく車両搭載ス
ペースを大きく必要とし、搭載位置を自由に設定できな
いため車両後部に配置せざるを得ず、触媒コンバータか
らメインマフラの間または、メインマフラから排気吐出
口の間に長尺な排気管が設けられることになる。
【0004】長尺な排気管では定在波が発生し排気異音
の発生原因となるため、長尺の排気管の途中にメインマ
フラより容量の小さなサブマフラを設け、定在波の発生
を防止することが行われている。
【0005】また、内燃機関においては、排気脈動の正
圧波が排気流路の断面積急変部(開放端)で反射して戻
る負圧波を、内燃機関の排気弁が閉弁する直前にその排
気弁近傍に到達させることにより、内燃機関のシリンダ
内の残留ガスを吸い出して充填効率を上げて、内燃機関
の出力向上を図り得ることが知られている。逆に、負圧
波が戻るタイミングが適切でないと内燃機関の特定回転
での出力低下が発生する。そのため、排気流路の断面積
急変部(開放端)の位置を、触媒コンバータ、サブマフ
ラ、メインマフラを適正な位置に配置して設定している
が、このうち触媒コンバータとメインマフラは搭載位置
の自由度が小さいため、サブマフラの搭載位置を適切に
することで、負圧波が戻るタイミングを制御し内燃機関
の出力特性を適合させる必要が生じている。
【0006】このようなことから、従来、図13に示す
ように、内燃機関の近傍に配設された触媒コンバータ1
01の下流に排気管102を配設し、その下流にサブマ
フラ103を配設し、その下流に排気管104を配設
し、その下流にメインマフラ105を配設している。そ
して、そのサブマフラ103は図13に示すように直管
状に形成され、図14に示すように、直管状の内管10
6の外周に直管状の外管107を配置してその両端を縮
径し、その縮径首部108で内管106と固着されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気装置は
自動車のボデーや他の搭載部品との干渉を避けた経路と
するために複数の屈曲部を必要とし、直線部と屈曲部と
で構成される。
【0008】しかし、前記従来の直管状のサブマフラ1
03においては、前記の直線部にしか配設することがで
きないことから、前記定在波の発生防止や前記の負圧波
の制御の上から、サブマフラの最適位置が前記排気装置
の屈曲部に位置した場合には、この位置にサブマフラを
配設して対応することができない。そのため、この場合
には内燃機関の出力向上や消音性能向上が困難な問題が
あった。
【0009】そこで本発明は、前記の問題を解決する排
気装置を提供するとともにこの排気装置に使用されるサ
ブマフラを容易に製造できるサブマフラを提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、触媒コンバータと
メインマフラが配置された排気装置において、該排気装
置の屈曲部に、屈曲したサブマフラを配置したことを特
徴とする内燃機関の排気装置である。
【0011】本発明においては、定在波の発生防止や負
圧波の適合の上から、サブマフラの最適位置が排気装置
の屈曲部に位置した場合に、この屈曲部にサブマフラを
配置し、定在波の発生防止や負圧波の適合を最適に行
い、消音性能の向上と内燃機関の出力向上を図ることが
できる。更に、排気装置の屈曲部は流体抵抗が増大する
が、この屈曲部をサブマフラにより大断面積化すること
ができ、気流音の発生の抑制を図り、また背圧の上昇を
抑制して内燃機関の出力向上を図ることができる。
【0012】請求項2記載の第2の発明は、前記第1の
発明において、前記サブマフラを構成する外管の両端部
に、先細状に縮径するテーパ部と該テーパ部の先部に突
出する首部を連続形成したことを特徴とする排気装置で
ある。
【0013】請求項3記載の第3の発明は、前記第2の
発明において、前記外管内に小孔を形成した内管を配設
したことを特徴とする排気装置である。これら第2乃至
第3の発明においても前記第1の発明と同様の作用、効
果を発揮する。
【0014】請求項4記載の第4の発明は、前記第3の
発明において、前記外管内に前記内管と連通する触媒担
体を配設したことを特徴とする排気装置である。本発明
においては、排気装置の屈曲部に触媒コンバータをサブ
マフラとともに配置でき、排気装置の設計自由度が増
す。
【0015】請求項5記載の第5の発明は、外管が屈曲
され、その外管の両端部に、先細状に縮径するテーパ部
と該テーパ部の先部に突出する首部を連続形成したこと
を特徴とするサブマフラである。本発明においては、前
記の排気装置の作用を発揮するサブマフラを提供でき
る。
【0016】請求項6記載の第6の発明は、前記第5の
発明において、外管の両端部がスピニング加工により縮
径されたことを特徴とするサブマフラである。通常のダ
イス型による縮径加工では、大径の管を縮径する場合
に、大きな力を必要とするため設備の大型化や、管の座
屈が発生するおそれがあるが、本発明のようにスピニン
グ加工により縮径することにより、前記の設備の大型化
や外管の座屈を解消でき、前記のようなサブマフラを容
易に製造できる。更に、このようなスピニング加工によ
ると、前記のテーパ部を、外管の軸芯に対して偏芯させ
たり傾斜させて成形することが容易に行える。
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図12に示す実施例に基
づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0018】図1は排気装置の第1実施例を示す。本第
1実施例の排気装置は、その排気経路の上流に配置され
た触媒コンバータ51と、該触媒コンバータ51の下流
に接続した排気管52と、該排気管52の下流であって
排気経路の屈曲部に位置して接続配置したサブマフラ5
3と、該サブマフラ53の下流に排気管54を通じて接
続配置したメインマフラ55とからなる。前記サブマフ
ラ53の容量は、前記メインマフラ55の容量より小さ
く設定されている。
【0019】前記サブマフラ53は、図2に示すよう
に、所望の曲率に屈曲した内管56の外周に所定の空間
57を有して外管58を内管56に沿って屈曲して配置
し、該外管58の両端をテーパ状に縮径するとともに該
テーパ部59,60の先部に首部61,62を縮径形成
して、該両首管61,62により、内外管56,58相
互の定着をしている。なお、一方の首部62と内管56
間にはリング状のワイヤメッシュ63が介在され、内管
56と外管58との熱膨脹差を吸収するようになってい
る。更に、前記内管56には小孔56aが形成され、該
小孔56aと空間57とにより消音機能を有する。
【0020】前記内管56と外管58の屈曲部の屈曲加
工としては、圧縮曲げ、引っ張り曲げ、加熱曲げ加工な
どの周知技術により加工することができる。また、前記
のテーパ部59,60及び首部61,62の縮径加工と
しては、スピニング加工やダイス型を用いた絞り加工で
行うことができるが、後述するスピニング加工が有効で
ある。
【0021】以上のようであるから、前記の定在波の発
生防止や前記の負圧波の適合の上から、サブマフラの最
適位置が排気経路の屈曲部に位置した場合に、この屈曲
部にサブマフラ53を配置してこの定在波の発生防止や
前記の負圧波の適合を効果的に行うことができる。した
がって、内燃機関の出力向上や消音性能の向上を図るこ
とができる。
【0022】また、屈曲部は排気ガスの流体抵抗とな
り、気流音の発生や背圧の上昇(内燃機関出力の悪化)
を招くが、前記のように屈曲部にサブマフラ53を配置
することにより、該屈曲部を大断面積化して、該屈曲部
での気流音の発生や背圧の上昇を抑制できる。
【0023】図3は前記図13及び図14に示す直管状
のサブマフラ103を配設した従来の排気装置と図1及
び図2に示す屈曲したサブマフラ53を配設した本発明
の排気装置において、内燃機関の回転数とトルクの関係
を測定した結果を示す。従来の排気装置では図3の破線
Aの特性を示し、本発明では図3の実線Bの特性を示し
た。この特性から、従来の排気装置では3000rpm
付近でのトルクの落ち込みが見られたが、前述の適合に
より本発明の排気装置ではトルクの落ち込みが見られ
ず、良好なエンジン出力特性が得られた。
【0024】次に、前記本発明の排気装置における屈曲
したサブマフラ53の製造方法の実施例について説明す
る。先ず、図4(a)に示す小孔56aを形成した直管
状の内管56と図4(b)に示す直管状の外管58を用
意し、夫々を図4(c)(d)に示すように屈曲する。
この屈曲は前記のように圧縮曲げ、引っ張り曲げ、加熱
曲げ加工などで行う。
【0025】次で、前記の外管58の一端部を図4
(e)に示すように縮径してテーパ部59と首部61を
形成する。この首部61の内径は前記内管56の一端部
が一ぱいに嵌合する径に設定する。
【0026】次で、図4(f)に示すように、前記屈曲
した内管56を外管58の他端の非縮径側より挿入して
内管56の一端部を前記外管58の首部61に嵌入して
外管58に保持させる。
【0027】次で、外管58の他端部を前記と同様に縮
径して図2に示すようにテーパ部60と首部62を形成
し、首部62により内管56を保持し、前記図2に示す
サブマフラ53を製造する。
【0028】なお、前記の縮径加工は、ダイス型を用い
た絞り加工でもよいが、スピニング加工が望ましい。こ
のスピニング加工による縮径について好ましい実施例に
ついて次に説明する。
【0029】このスピニング加工に使用するスピニング
加工機を図11及び図12に示す。この図において、ベ
ース1上には、一方に位置してワーククランプ装置部2
が、他方に位置してローラ装置部3が配置されている。
【0030】前記ワーククランプ装置部2において、ベ
ース1上には2条のレール4が配置されている(この方
向をY方向とし、そのレール4を以下Y方向レール4と
いう)。該Y方向レール4上にはテーブル5がY方向に
往復移動可能に載置されている。ベース1上にはY方向
に第1ボールスプライン軸6が配置され、該第1ボール
スプライン軸6は駆動手段である第1モータ7により正
逆回転されるようになっている。更に第1ボールスプラ
イン軸6には前記テーブル5の下面に設けたボス(図示
せず)が螺合され、第1ボールスプライン軸6の正逆回
転によりテーブル5がY方向に往復移動するようになっ
ている。
【0031】前記テーブル5上には駆動手段である第2
モータ8と、該第1モータ8によりギヤボックス9内の
ギヤを介して平面回転する回転駆動軸10が備えられて
いる。クランプ装置11は、2分割された下クランプ1
2と上クランプ13を有し、その下クランプ12に前記
回転駆動軸10が固着され、回転駆動軸10の正逆回転
によりクランプ装置11の全体が鉛直軸Z(これをZ軸
とする)を中心として正逆回転するようになっている。
クランプ装置11の上クランプ13は油圧シリンダ等の
駆動手段14により昇降するようになっており、該上ク
ランプ13の下降によりその半円状のクランプ面13a
と前記下クランプ12の半円状のクランプ面12aとに
よりワークを狭持して軸芯X1 上に装着し、上クランプ
13の上昇によりワークを外すことができるようになっ
ている。
【0032】次にローラ装置部3について説明する。前
記ベース1上には前記Y方向レール4と直交する方向X
(この方向をX方向という)にレール15(以下X方向
レール15という)が配置されている。該X方向レール
15上にはケース16がX方向に往復移動可能に載置さ
れている。更に、ベース1上には、X方向に第2ボール
スプライン軸17が配置され、該第2ボールスプライン
軸17は駆動手段である第3モータ18により正逆回転
されるようになっている。更に、該第2ボールスプライ
ン軸17には前記ケース16の下面に設けたボス19が
螺合されており、前記第3モータ18の正逆回転により
ケース16がX方向に往復移動するようになっている。
【0033】前記ケース16には中空状の主軸20が、
その軸芯X2 を前記クランプ装置11のクランプ軸芯X
1 と同じ高さにしてX方向に水平に配置されているとと
もにベアリング21,22により回転可能に支持されて
いる。該主軸20は、駆動手段である第4モータ23に
より、プーリ24,ベルト25,プーリ26を介して一
方向に回転されるようになっている。該主軸20におけ
る前記ワーククランプ装置部2側にはローラホルダ27
が固着され、主軸20の回転によりローラホルダ27が
主軸20の軸芯X2 を中心として回転するようになって
いる。
【0034】前記ケース16内にはローラの回動軌跡を
変更する軌跡変更手段が設けられており、該手段は、ケ
ース16にブラケット28により保持された駆動手段で
あるシリンダ29と、該シリンダ29のロッド30の先
端にローラホルダ27の回転に支障とならないようにロ
ーラホルダ27内に位置させて設けたリングプレート3
1とからなる。該リングプレート31は、前記主軸20
と同芯の環状に形成され、その先部内面が外広がりのテ
ーパ面31aに形成されている。
【0035】前記ローラホルダ27には複数本の、図の
実施例では3本のブラケット32が、その軸芯をX方向
にし、かつローラホルダ27の周方向に等間隔で配置さ
れているとともにその各ブラケット32はローラホルダ
27の軸芯X2 を中心とする放射方向に移動可能に備え
られている。更に、各ブラケット32のローラホルダ2
7内側には前記テーパ面31aに沿うテーパ面32aが
形成され、各ブラケット32の外端にはローラ33が、
それ自体が回転(自転)できるように備えられている。
【0036】そして、主軸20の回転によってローラホ
ルダ27が軸芯X2 周りに回転し、それに伴い、ブラケ
ット32、ローラ33が軸芯X2 周りを公転する。ここ
で、ローラホルダ27内のリングプレート31は、ケー
ス16側に支持されているので回転せず、テーパ面31
aと31bは相対的に回転摺動をする。
【0037】なお、図示しないが、前記各ブラケット3
2には、これをローラホルダ27の外周側へ常時付勢す
る手段、例えばリターンスプリングが設けられており、
シリンダ29によるリングプレート31の前進(図11
の左方)移動により、両テーパ面31aと32aの相対
回転摺動によって各ブラケット32、すなわち、各ロー
ラ33が公転しながら主軸20の軸芯方向へ同一量閉移
動し、また、リングプレート27の後退(図11の右
方)移動により、両テーパ面31a,32aとリターン
スプリングによって各ブラケット32、すなわち、各ロ
ーラ33が外方へ同一量移動するようになっている。
【0038】前記主軸20内には、これと同芯にマンド
レル34がベアリング35,36により回転不能、か
つ、主軸20との相対回動可能に、かつ、X方向へ相対
移動可能に保持されており、その後端が、ベース1上に
立設したブラケット37に水平に配置した駆動手段であ
るシリンダ38に接続され、マンドレル34がシリンダ
38により主軸20とは無関係にX方向へ往復移動され
るようになっている。更に、マンドレル34の先部34
aの外径は、後述の絞り成形されるワーク(外管)の首
部における最終形状の内径と略同一径に形成されてい
る。
【0039】このスピニング加工機を使用して前記のサ
ブマフラ53における外管58の端部を縮径するには、
先ず、前記の外管58を前記クランプ装置11の下クラ
ンプ12上にセットするとともに上クランプ13を下降
して外管(ワーク)58を所定位置に回転不能に強固に
クランプする。そして、その外管58の一端部の軸芯X
1 が主軸20の軸芯X2 の延長線上に位置するようにテ
ーブル5をY方向に調整するとともにクランプ装置11
のZ軸の回転調整を行う。
【0040】次に、前記第3モータ18を駆動してケー
ス16をX方向に沿って前進(図11の左方)させ、ロ
ーラ33を外管58の端部におけるスピニング加工の縮
径開始点に位置させる。なお、各ローラ33は外管58
の外径よりも外側に退避して開いている。
【0041】次に、第4モータ23を駆動して主軸20
を一方向に回転させ、ローラホルダ27とともに各ロー
ラ33を主軸20の周りに一方向に公転させる。更に、
この公転とともにシリンダ29によってリングプレート
31を前進させて各ローラ33の公転軌跡を外管58の
中心方向へ閉移動させ、かつ、第3モータ18の駆動に
より各ローラ33をX方向に沿って図11の右方へ後退
させる。つまり、ローラ33を公転させた状態の時、求
心方向移動とX方向移動とを連携させて、所望の公転軌
跡を描くものである。
【0042】これにより、各ローラ33は外管58の外
周面に圧接して自転しながら公転し、外管58の端部は
図2に示すようにテーパ部59に縮径される。そして、
そのテーパ部59の先部が所定径に縮径した後、各ロー
ラ33を後退させ、首部61を成形する。この場合、マ
ンドレル34の先部34aを外管58の端部に挿入して
おくことにより、首部61を精度よく成形できる。
【0043】なお、前記のスピニング加工は、ローラ3
3の1回の後退で一気に首部61まで縮径する1パス成
形の場合であるが、ローラ33の閉移動と後退を1パス
として、複数回のパス毎に徐々に縮径量を稼いで行って
もよい。外管58の材料加工限界や成形品質を考慮する
と、多パス加工が望ましい。更に、前記のようなローラ
33の後退のみならず、前進時においても縮径加工を行
う1パスとすると、前進・後退で2パスとなり、より能
率的である。
【0044】前記のスピニング加工が終了すると、ロー
ラ33は元状の開状態に復帰して外管58から離脱する
とともに、ケース16が後退(図11の右方)して元状
に復帰する。
【0045】次に、前記のように、内管56を外管58
に挿入した後、外管58における縮径された反対側の他
端部を縮径してテーパ部60及び首部62を成形する場
合も前記と同様の工程により、各ローラ33によるスピ
ニング加工によって成形する。これによって、内管56
は首部62の内周に(内管52の外周にワイヤメッシュ
63を外嵌した場合はワイヤメッシュ63を介して)嵌
合保持される。
【0046】図5は本発明における屈曲したサブマフラ
の第2実施例を示す。本第2実施例は、前記の外管58
におけるテーパ部59,60及び首部61,62を外管
58の軸芯と偏芯させ、この偏芯に合わせて内管56も
外管58の軸芯と偏芯させて配設したものである。
【0047】このような偏芯スピニング加工は、前記の
スピニング加工前において、前記第1モータ7を駆動し
て外管58を、図5に示すように、その軸芯X1 が主軸
20、すなわちローラ33の公転軸X2 よりΔ1 偏芯す
るように移動(オフセット)させて、前記のようにスピ
ニング加工を行う。
【0048】これにより、外管58のテーパ部59は、
外管58の前記移動方向側のテーパ面59aの縮径量が
多く、反対側のテーパ面59bの縮径量が少なくなり、
図5に示すような、外管58の軸芯X1 と偏芯(オフセ
ット)した首部61が成形される。そして、外管58の
他端部も前記と同様に偏芯スピニング加工を行い、図5
に示すように縮径量の多いテーパ面60aと縮径量の小
さいテーパ面60bを形成して偏芯した首部62を成形
する。
【0049】図6は本発明の屈曲したサブマフラの第3
実施例を示す。本第3実施例は、前記のサブマフラにお
ける内管56を排し、前記屈曲した外管58の一端部の
首部61を前記図2と同様に外管58の軸芯と同芯に形
成し、外管58の他端部の首部62を、外管58の軸芯
に対して傾斜して成形したものである。
【0050】本第3実施例における縮径部のスピニング
加工は、前記一端部のテーパ部59と首部61は前記第
1実施例と同様のスピニング加工により成形する。他端
部62のテーパ部60と首部62は次のようにして成形
する。
【0051】前記の偏芯スピニング加工によりテーパ部
60を縮径成形した後、首部成形時に、前記第2モータ
8を駆動してクランプ装置11をZ軸を中心として回転
させて外管58を、図6の矢印C方向に所定量平面回転
させて固定し各ローラ33を後退させることにより、図
6に示すような外管58の直線部軸芯に対して傾斜した
首部62が成形される。なお、最初にテーパ部60を成
形することなく、外管58の直線部とローラ33の公転
軸とを相対傾斜させた状態で一気にテーパ部60と首部
62を形成してもよい。
【0052】図10は本発明の屈曲したサブマフラの第
4実施例を示す。本第4実施例は、前記の内管を有しな
い外管58からなるサブマフラにおいて、その外管58
の軸方向両側部58a,58bを中間部58cに対して
略90°に屈曲し、両端部に前記図5に示すような外管
58の軸芯と偏芯したテーパ部59,60と首部61,
62を成形したものである。
【0053】本第4実施例における外管58の両側部5
8a,58bの屈曲は、剪断曲げ加工により行い、両端
部のテーパ部59,60及び首部61,62は前記図5
と同様の偏芯スピニング加工により成形する。
【0054】なお、前記実施例における偏芯スピニング
加工は、1パスで行ってもよいが、複数回パスで加工す
る場合は、オフセット工程も複数回数にして多段化し、
1パス終了毎にオフセット量を除々に増すようにしても
よい。
【0055】図8は本発明の屈曲したサブマフラの第5
実施例を示す。本第5実施例は、前記の内管を有しない
屈曲した外管58であって、その両端部に前記のテーパ
部59,60及び首部61,62を外管58と同芯的に
成形したものにおいて、その外管58の横断面径を、軸
芯方向の一方側58dを大径とし、該部58dから他方
側58eに徐々に縮径したものである。
【0056】この外管58の屈曲加工と一方側58dか
ら他方側58eに徐々に縮径加工する方法としては、前
記図11及び図12に示すスピニング加工機を使用して
行うことができる。
【0057】すなわち、直管状の外管58の一方の側を
クランプ装置11でクランプし、第2モータ8を駆動し
てクランプ装置11をZ軸を中心として平面回転して外
管58を平面回転させながら、前記各ローラ33の縮径
移動と後退移動を行い、これらの回転と移動の合成によ
り成形する。
【0058】また、外管58の両端部のテーパ部59,
60と首部61,62の縮径は前記と同様にして行う。
したがって、この外管58、すなわちサブマフラはスピ
ニング加工のみで成形できる。
【0059】図9は本発明の屈曲したサブマフラの第6
実施例を示す。本第6実施例は、前記図2に示す第1実
施例において、触媒担体64を、外管58内の上流側に
内管56と接続して配置して触媒コンバータ一体型のサ
ブマフラとしたものである。なお、内管56と外管58
間にはグラスウール等の吸音材65が充填され、吸音効
果を高くしている。
【0060】この第6実施例における内管56及び外管
58の製造は前記図2に示す方法と同様である。図10
は、排気装置の略中央部にメインマフラ55を配置する
場合に本発明の排気装置を適用した実施例で、メインマ
フラ55の下流の排気経路における屈曲部に前記のサブ
マフラ53を配置したものである。
【0061】本実施例においてもサブマフラ53を排気
装置の屈曲部に配置することによる前記の作用、効果を
発揮できる。なお、前記各実施例において、テーパ部5
9,60及び首部61,62を外管58の軸芯に対して
同芯にするか偏芯させるかは所望に選定するもので、前
記の実施例に限定するものではない。更に、前記各実施
例において、内管56と外管58間にグラスウール等の
吸音材65を充填するか否かは所望に選定するもので、
吸音材65を充填すれば吸音効果は向上する。また、前
記内管を有しない実施例においても必要により孔あき内
管を内挿してもよい。
【0062】更に、前記図2、図5及び図9に示す内管
56を有する実施例においては、内管56を外管58内
に挿入した後に外管58の両端部を縮径加工してもよ
い。この場合は、最初の一端部の縮径加工時に内管56
の他端部を保持する保持手段を設ける。
【0063】また、前記においては、外管58を屈曲し
た後に一端部をスピニング加工により縮径したが、外管
58の直管状態でその一端部をスピニング加工により縮
径してもよい。
【0064】また、内外管56,58の屈曲加工は、前
記のように夫々別々に屈曲加工してもよいが、その他、
直管状の外管58内に直管状の内管56を挿入し、その
内外管56,58の空隙内に氷、ショット、砂、樹脂な
どの充填材を充填して内外管56,58を同時に屈曲
し、その後に前記の充填材を排出してもよい。そして、
この屈曲加工後に前記と同様のスピニング加工により外
管58を縮径加工する。
【0065】また、前記各実施例における内管56及び
外管58の横断面形状は円形に限らず、楕円形、長円
形、三角形などの多角形であってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上のようであるから、本発明の排気装
置によれば、定在波の発生防止や負圧波の適合の上か
ら、サブマフラの最適位置が排気装置の屈曲部に位置し
た場合に、この屈曲部にサブマフラを配置し、定在波の
発生防止や負圧波の適合を最適に行ない、消音性能の向
上と内燃機関の出力向上を図ることができる。更に、排
気装置の屈曲部は流体抵抗が増大するが、この屈曲部を
サブマフラにより大断面積化することができ、気流音の
発生の抑制を図り、また背圧の上昇を抑制して内燃機関
の出力向上を図ることができる。
【0067】また、本発明のサブマフラによれば、前記
本発明の排気装置に使用できるサブマフラを提供でき、
またこのサブマフラをスピニング加工により成形するこ
とにより、そのサブマフラを容易にかつ低コストで製造
できる上に、そのサブマフラの外管の軸芯に対して偏芯
或いは傾斜する縮径部も容易に成形でき、排気管に対し
てサブマフラを偏芯或いは傾斜して配置接続する場合に
容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気装置を示す平面図。
【図2】図1の排気装置に使用するサブマフラの第1実
施例を示す平断面図。
【図3】本発明の排気装置と従来の排気装置におけるエ
ンジン回転数に対するトルクを示す特性図。
【図4】(a)〜(f)は図2に示すサブマフラの製造
工程を示す図。
【図5】本発明のサブマフラの第2実施例を示す平断面
図。
【図6】本発明のサブマフラの第3実施例を示す平断面
図。
【図7】本発明のサブマフラの第4実施例を示す平断面
図。
【図8】本発明のサブマフラの第5実施例を示す平断面
図。
【図9】本発明のサブマフラの第6実施例を示す平断面
図。
【図10】本発明の排気装置の第2実施例を示す平面
図。
【図11】本発明のサブマフラを製造するスピニング加
工機の実施例を示す側断面図。
【図12】図11の平面図。
【図13】従来の排気装置を示す平面図。
【図14】従来のサブマフラを示す平断面図。
【符号の説明】
51…触媒コンバータ 52…排気管 53…サブマフラ 55…メインマフ
ラ 56…内管 58…外管 59,60…テーパ部 61,62…首部 64…触媒担体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/28 301 F01N 3/28 301V 301U 7/08 7/08 A 7/14 7/14 7/18 7/18 Fターム(参考) 3G004 BA03 BA06 CA06 DA01 DA09 DA14 FA01 FA04 GA04 3G091 AA02 AB01 BA00 BA38 BA39 GA06 GB01Z HA28 HB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒コンバータとメインマフラが配置さ
    れた排気装置において、該排気装置の屈曲部に、屈曲し
    たサブマフラを配置したことを特徴とする内燃機関の排
    気装置。
  2. 【請求項2】 前記サブマフラを構成する外管の両端部
    に、先細状に縮径するテーパ部と該テーパ部の先部に突
    出する首部を連続形成したことを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関の排気装置。
  3. 【請求項3】 前記外管内に小孔を形成した内管を配設
    したことを特徴とする請求項2記載の内燃機関の排気装
    置。
  4. 【請求項4】 前記外管内に前記内管と連通する触媒担
    体を配設したことを特徴とする請求項3記載の内燃機関
    の排気装置。
  5. 【請求項5】 外管が屈曲され、その外管の両端部に、
    先細状に縮径するテーパ部と該テーパ部の先部に突出す
    る首部を連続形成したことを特徴とするサブマフラ。
  6. 【請求項6】 外管の両端部がスピニング加工により縮
    径されたことを特徴とする請求項5記載のサブマフラ。
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