JP2000154203A - ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ

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JP2000154203A
JP2000154203A JP10347918A JP34791898A JP2000154203A JP 2000154203 A JP2000154203 A JP 2000154203A JP 10347918 A JP10347918 A JP 10347918A JP 34791898 A JP34791898 A JP 34791898A JP 2000154203 A JP2000154203 A JP 2000154203A
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rubber
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vulcanization accelerator
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Kenichi Sugimoto
健一 杉本
Masahiro Hojo
将広 北條
Shigeki Kamo
重貴 加茂
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤ走行などの熱履歴によるゴムの硬化を
抑制しうるゴム組成物及びそれを用いた走行初期から末
期まで優れた操縦安定性及び振動乗り心地性を実現する
タイヤを提供する。 【解決手段】 少なくとも一種のジエン系ゴムからなる
ゴム成分100重量部に対して、加硫促進剤を0.5〜
5.0重量部及び硫黄を1.0〜3.5重量部含むゴム
組成物であって、該ゴム組成物に含まれる亜鉛元素の総
重量が0.65〜1.80重量部の範囲にあることを特
徴とする。この亜鉛元素の亜鉛源は、亜鉛華、炭酸亜
鉛、ジチオリン酸亜鉛類、ジチオカルバミン酸亜鉛類か
らなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ま
しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム組成物に関
し、詳しくは走行初期から末期まで優れた操縦安定性
(以下、適宜、操縦性という)及び振動乗り心地性(以
下、適宜、乗り心地性という)を空気入りタイヤに与え
得るゴム組成物特に、タイヤトレッドへの使用に好適な
ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の高馬力化、高機能化、高
寿命化に伴って、空気入りタイヤにも操縦性、乗り心地
性を高度に両立し、走行中期、末期に至るまで、これら
の性能を維持することが求められている。特に、乗用車
タイヤにおいては、バイアスタイヤからラジアルタイヤ
へ変化し、ラジアルタイヤでも偏平化率を進めるのに伴
って、操縦性は大きく向上するが乗り心地性は必ずしも
改良されず、これらの性能を高度に両立させることが強
く要請されている。
【0003】空気入りタイヤの操縦性、乗り心地性に与
えるトレッドゴムの寄与はそこに用いられるゴム組成物
のヒステリシスロス、粘弾性、モジュラス、ハードネ
ス、ポアソン比、またそれらの温度依存性により大きく
変化することが知られているが、その詳細は不明であ
り、従ってゴム組成物中に含まれるポリマー、軟化剤、
加硫剤、加硫促進剤等の各材料それぞれの寄与及び組合
せによる相乗効果のメカニズムも未だ明確ではない。し
かしながら、空気入りタイヤの操縦性は、トレッドゴム
が、路面の凹凸により変形し、その変形に伴うエネルギ
ーロスによって、路面との摩擦係数を増大することによ
り良化すること、及び、変形に伴うエネルギーロスが大
きいトレッドゴムはダンパーの様に路面の凹凸から衝撃
を吸収するため、乗り心地性が良好となることが知られ
ており、このエネルギーロスを発現するためにスチレン
の凝集エネルギーを利用し得るSBRや芳香族系軟化剤
を用いることは公知である。
【0004】このエネルギーロスを発現させるゴム組成
物のエネルギー吸収力は走行により低下し、操縦性、乗
り心地性が悪化するが、エネルギー吸収力の低下は、タ
イヤ走行中にトレッドゴムが硬化することに起因すると
考えられている。一般に空気入りタイヤトレッドに用い
られるゴム組成物は硫黄によって架橋されており、硫黄
による架橋では、製品の初期段階では比較的長いポリス
ルフィドで架橋されているが、タイヤ走行等の熱履歴が
加わると架橋鎖の再編成がなされ、ポリスルフィドはよ
り短い架橋鎖(例えばジスルフィド、モノスルフィド
等)に変化するとともに架橋密度も増加し、結果として
ゴムが硬化する。
【0005】ゴムの加硫には架橋剤としての硫黄に加え
て、加硫促進剤、亜鉛華、ステアリン酸等が加えられ
る。ここで加えられた加硫促進剤はステアリン酸の助け
を借りて、ゴムの配合時及び/又は加硫時に亜鉛華と反
応し、ポリスルフィドによるゴムの架橋反応を実質的に
促進する促進剤としての機能を有する亜鉛塩を生成す
る。この亜鉛塩は加硫後に未反応の状態で残存する場合
は、架橋鎖として存在するポリスルフィド或いは未反応
のフリーサルファによる架橋をも促進し、結果としてゴ
ムを硬化させるに至ると考えられる。
【0006】前記の如き、タイヤ走行などの熱履歴によ
るゴムの硬化を抑制する技術として特開平10−773
65号公報には、加硫促進剤、ビス(4−メチルベンゾ
チアゾリル−2)−ジスルフィド等の促進剤をSBR系
ゴムのアロマ配合に適用する技術が開示されている。こ
れによれば、確かにゴム組成物の熱硬化性が改良され、
空気入りタイヤの走行末期の操縦性、乗心地性が改良さ
れるものの、ここで用いる促進剤は今のところ合成が困
難で、汎用空気入りタイヤにこれを主体として用いるに
は実用上問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、タイヤ
走行などの熱履歴によるゴムの硬化を抑制しうるゴム組
成物を提供することにある。本発明の第2の目的は熱履
歴による硬化を抑制したゴム組成物を用いて、走行初期
から末期まで優れた操縦安定性及び振動乗り心地性を実
現する空気入りタイヤを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、従来の配合技術では、任意に加えられた硫黄、
加硫促進剤に対して加硫直後のゴムにおいて最大の弾性
率が得られるポイント以上に亜鉛華の量が設定されてい
るが、このように亜鉛華の添加量を設定した場合、結果
的には配合された硫黄量、加硫促進剤量に対して必要以
上に亜鉛元素が加えられる事となり、加硫が終了した後
も多量の促進剤の亜鉛塩が残存する。従来の配合では、
ゴム組成物に加えられる亜鉛元素の量はゴム成分100
重量部に対して2.2重量部程度以上となっていること
がわかった。これがゴムの使用期間中の硬化反応に悪影
響を及ぼすことを見いだし、ゴム組成物に加える亜鉛元
素の量を総量としてとらえ、その量を制御することによ
り、ゴム使用中の硬化反応を抑制しうることを見いだ
し、本発明を完成した。
【0009】即ち、本発明のゴム組成物は、少なくとも
一種のジエン系ゴムからなるゴム成分100重量部に対
して、加硫促進剤を0.5〜5.0重量部及び硫黄を
1.0〜3.5重量部含むゴム組成物であって、該ゴム
組成物に含まれる亜鉛元素の総重量が0.65〜1.8
0重量部の範囲にあることを特徴とする。
【0010】ここで、前記亜鉛元素の亜鉛源が、亜鉛
華、炭酸亜鉛、ジチオリン酸亜鉛類、ジチオカルバミン
酸亜鉛類からなる群より選ばれる少なくとも1種である
ことが好ましい。また、前記加硫促進剤は、ベンゾチア
ゾール類、ベンゾチアゾリルスルフェンアミド類、ベン
ゾチアゾリルスルフェンイミド類、チオウレア類、グア
ニジン類、アルデヒドアミン類、ジチオリン酸塩類、ジ
チオカルバミン酸塩類、キサントゲン酸塩類、チウラム
類からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが
好ましく、さらに、この加硫促進剤は、ジチオリン酸亜
鉛類、ジチオリン酸ポリスルフィド類、ジチオカルバミ
ン酸亜鉛類、チウラム類からなる群より選ばれる少なく
とも1種と、ベンゾチアゾール類、ベンゾチアゾリルス
ルフェンアミド類、ベンゾチアゾリルスルフェンイミド
類からなる群より選ばれる少なくとも1種との併用であ
ること、さらには、ジチオリン酸亜鉛類と、ベンゾチア
ゾール類との併用であることが好ましい態様である。
【0011】本発明のゴム組成物は、ゴム成分100重
量部に対して、加硫促進剤を0.5〜5.0重量部及び
硫黄を1.0〜3.5重量部含むゴム組成物中に含有さ
れる亜鉛元素の総重量を0.65〜1.80重量部の範
囲とすることにより、加硫後にゴム中に残存する亜鉛塩
の量が極力少なく抑えられるため、この亜鉛塩に起因す
る架橋促進によるゴムの硬化を抑制することができる。
さらに、このゴム組成物を空気入りタイヤに使用した場
合、走行末期に至るまでゴムの硬化による操縦性及び乗
り心地性の低下が少なく、両性能ともに高いレベルで維
持することができる。
【0012】また、請求項6に記載の本発明の空気入り
タイヤは、前記したゴム組成物のいずれかを用いること
を特徴とする。これらゴム組成物は、空気入りタイヤの
トレッドに用いることが好ましい態様である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のゴム組成物の成分を考え
るとき、ゴムの硬化に対する影響は、亜鉛華の配合量で
はなく、ゴム組成物中の全亜鉛元素量に依存する。即
ち、亜鉛華のみならず、加硫促進剤として用いられる亜
鉛塩や他の亜鉛元素を含むイオン化合物等を含めた、亜
鉛元素の総量で考える必要がある。
【0014】亜鉛元素をゴム組成物中に添加する形態と
しては、酸化物(例えば亜鉛華)、加硫促進剤の亜鉛塩
(例えば、ジチオリン酸亜鉛、ジチオカルバミン酸亜
鉛、キサントゲン酸亜鉛等)、オキソ酸塩(例えばステ
アリン酸亜鉛、炭酸亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、ベンゼ
ンスルフィン酸亜鉛等)、水酸化物、ハロゲン化物等が
挙げられ、これらは亜鉛元素の亜鉛源と称する。好まし
い亜鉛源としては、他物性への影響が小さいという観点
から酸化物及び/又は加硫促進剤としての亜鉛塩が挙げ
られ、なかでも、酸化物としての亜鉛華、炭酸亜鉛及び
加硫促進剤としてのジチオリン酸亜鉛類、ジチオカルバ
ミン酸亜鉛類等が特に好適なものとして挙げられる。
【0015】本発明のゴム組成物においては、ゴム組成
物中に含有される亜鉛元素の総重量を0.65〜1.8
0重量部の範囲とすることを要する。ゴム組成物中に含
有される亜鉛元素の総重量が0.65重量部未満である
と加硫ゴムの劣化前即ち、初期の弾性率の低下が見られ
るとともに、加硫反応の立ち上がりが早く、作業性低下
が著しくなる。亜鉛元素の総重量は0.80重量部以上
であることがさらに好ましい。一方、亜鉛元素の総重量
が1.80重量部を超えると、残存亜鉛元素の影響によ
り劣化後の硬化の程度が大きくなる。亜鉛元素の総重量
は1.60重量部以下であることが好ましく、1.45
重量部以下であることがより好ましい。ゴム組成物中の
亜鉛元素の総重量は、亜鉛華、加硫促進剤、その他の添
加剤に含まれる亜鉛化合物中の亜鉛元素の重量を合計し
て算出することができる。
【0016】本発明のゴム組成物において基材となるゴ
ム成分は、少なくとも一種のジエン系ゴムからなるもの
であり、このジエン系ゴムとしては、天然ゴム及びイソ
プレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等の合成ゴムを用
いることができる。これらは単独であっても複数種を併
用してもよい。なかでも、スチレン−ブタジエンゴムが
好ましく、ゴム成分中の50重量%以上を含むことがタ
イヤに使用した場合の操縦性の観点から好ましい。な
お、本発明のゴム成分には、本発明の効果を損なわない
限りにおいて、ジエン系ゴム以外のゴム成分、例えば、
イソモノオレフィンとp−アルキルスチレンとの共重合
体をハロゲン化してなる変性共重合体を20〜30重量
%含有するゴムなどをを併用することができる。
【0017】本発明のゴム組成物は、ゴム成分100重
量部に対して、加硫促進剤を0.5〜5.0重量部、好
ましくは0.5〜3.0重量部含有する。加硫促進剤の
含有量が0.5重量部未満では操縦性及び乗り心地性の
向上効果が不十分であり、5.0重量部を超えて配合し
ても効果のさらなる向上は認められず、経済的にも不利
であり、また、亜鉛元素を含有する加硫促進剤の含有量
が増加すると残存する亜鉛元素による経時的な硬化の懸
念が増す。
【0018】本発明に用いうる加硫促進剤には、特に制
限はなく、公知のものを任意に使用しうるが、ベンゾチ
アゾール類、ベンゾチアゾリルスルフェンアミド類、ベ
ンゾチアゾリルスルフェンイミド類、チオウレア類、グ
アニジン類、アルデヒドアミン類、ジチオリン酸塩類、
ジチオカルバミン酸塩類、キサントゲン酸塩類、チウラ
ム類などが好適なものとして挙げられる。これらは1種
のみを用いてもよく、目的に応じて2種以上を併用して
もよい。
【0019】本発明においては、亜鉛総量を本発明の範
囲内に減量した場合に、初期の弾性率の低下が殆ど起こ
らないので好ましく、ジチオリン酸亜鉛類、ジチオリン
酸ポリスルフィド類、ジチオカルバミン酸亜鉛類、チウ
ラム類からなる群と、ベンゾチアゾール類、ベンゾチア
ゾリルスルフェンアミド類、ベンゾチアゾリルスルフェ
ンイミド類からなる群のそれぞれから少なくとも1種づ
つを選んで併用することが好ましい。
【0020】具体的には、ベンゾチアゾール類、ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド類、ベンゾチアゾリルスル
フェンイミド類に属する加硫促進剤としては、ジベンゾ
チアジルジスルフィド、N−tert−ブチル−2−ベ
ンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル
−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−ter
t−ブチル−ジ(2−ベンゾチアゾチアゾリルスルフェ
ン)イミド、ビス(4−メチルベンゾチアゾリル−2)
−ジスルフィド等が好ましい。また、ジチオリン酸亜鉛
類に属する加硫促進剤としては、O,O’−ジイソプロ
ピルジチオリン酸亜鉛、O,O’−ジ−n−ブチルジチ
オリン酸亜鉛、O,O’−ジ−イソブチルジチオリン酸
亜鉛等が、チウラム類に属する加硫促進剤としては、テ
トラベンジルチウラムジスルフィド、テトラキス(2−
エチルヘキシル)チウラムジスルフィド等が、ジチオリ
ン酸ポリスルフィド類に属する加硫促進剤としては、ビ
ス(O,O’−ジ−イソプロピルチオホスホリル)ジス
ルフィド、ビス(O,O’−ジ−イソブチルチオホスホ
リル)ジスルフィド等が、ジチオカルバミン酸亜鉛類に
属する加硫促進剤としては、ジブチルジチオカルバミン
酸亜鉛、N−エチル−N−フェニルジチオカルバミン酸
亜鉛、N−ペンタメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジベ
ンジルジチオカルバミン酸亜鉛等が挙げられる。
【0021】前記した加硫促進剤の併用について具体的
に述べれば、ジベンゾチアジルジスルフィド、N−te
rt−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ド、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフ
ェンアミド、N−tert−ブチル−ジ(2−ベンゾチ
アゾリルスルフェン)イミド、ビス(4−メチルベンゾ
チアゾリル−2)−ジスルフィドからなる群より選択さ
れる少なくとも1種と、O,O’−ジイソブチルジチオ
リン酸亜鉛、テトラベンジルチウラムジスルフィド、テ
トラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド
からなる群より選択される少なくとも1種とを併用する
ことが好ましく、なかでも、より高い硬化抑制効果が得
られることから、N−tert−ブチルスルフェンアミ
ド及びN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾルスルフ
ェンアミドのうち少なくとも一種と、O,O’−ジ−n
−ブチルジチオリン酸亜鉛、O,O’−ジ−イソブチル
ジチオリン酸亜鉛、O,O’−ジイソプロピルジチオリ
ン酸亜鉛のうち少なくとも一種とを併用することが好ま
しい。
【0022】このように併用する場合、前者と後者の混
合比は、10/1〜1/2程度であることが好ましい。
加硫促進剤の含有量は先に述べた範囲にあることを要す
るが、さらに、亜鉛源としての加硫促進剤は亜鉛の総含
有量による添加量の制限があることを留意すべきであ
る。
【0023】本発明のゴム組成物は、ゴム成分100重
量部に対して、加硫剤である硫黄を1.0〜3.5重量
部含有する。硫黄の含有量が1.0重量部未満では加硫
ゴムの破壊強度、耐摩耗性が低下し、3.5重量部を超
えるとゴム弾性が損なわれる虞がある。
【0024】本発明のゴム組成物には、前記必須成分の
他、ゴム組成物の添加剤として通常用いられる、カーボ
ンブラック、シリカ、ステアリン酸、老化防止剤、WA
X、軟化剤、シランカップリング剤等を本発明の効果を
損なわない範囲において、適宜配合することができる。
【0025】本発明のゴム組成物は、これらの原料を用
いて常法により製造することができる。すなわち、ロー
ル、インターナルミキサー、バンバリーミキサー等の混
練機を用いて混練りすることにより得られ、成型後加硫
を行い、種々の用途に供されるが、空気入りタイヤに好
適に用いることができる。
【0026】本発明の空気入りタイヤは、前記した本発
明のゴム組成物を用いることを特徴するものであり、前
記ゴム組成物は、例えば、タイヤのトレッドゴム、カー
カスコーティングゴム、ベルトコーティングゴム、サイ
ドゴム、ビードフィラー、ゴムチェーファーゴム、イン
ナーライナーゴム等に適用することができる。
【0027】前記ゴム組成物は熱履歴による経時的な硬
化を抑制しうるため、走行性に大きな影響を及ぼす空気
入りタイヤのトレッドゴムに用いることでタイヤの操縦
性、乗り心地性、及びその経時的な持続性に著しい効果
が得られる。本発明の空気入りタイヤが一層のトレッド
を有する場合、このトレッドを構成するゴムとして前記
のゴム組成物を用いることが好ましいが、トレッドが多
層構造を有する場合、そのいずれか一層にこのゴム組成
物を用いればよく、また、複数の層、或いは全ての層に
用いてもよい。
【0028】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、本発明の主旨を越えない限り、本発明は
この実施例に限定されるものではない。
【0029】1.ゴム評価試験 下記表1の記載のカーボンブラックを配合したゴム成分
に対して、表2に示すように亜鉛華の配合量を変えて、
500mlのラボプラストミル及び3インチロールで混
練り配合を行い、ゴム組成物(未加硫)を得て、実施例
1〜3及び比較例1〜4の配合ゴム(未加硫ゴム)を得
た。これらのゴム組成物について、下記(1)の方法に
よりムーニー・スコーチ試験を行い、また、これらの配
合ゴムの加硫後の引張試験、空気加熱老化試験を下記
(2)、(3)の方法により測定した。これらの結果を
下記表2に示す。
【0030】(1)ムーニー・スコーチ試験 JIS K6300−1974に基づいて行った。ムー
ニー・スコーチ試験は130℃で測定した。(指数表
示) ムーニー・スコーチ試験におけるMST(ムーニー・ス
コーチタイム、指数表示)は、押出し加工及びカレンダ
ー加工などゴムの成形加工時のゴムの焦げやすさを評価
するものであり、数値が低くなる程、作業性が悪化する
ことを示す。
【0031】(2)引張試験 145℃で40分間加硫後JIS K6301−197
5に基づいて引張試験を行い、破断伸び(表中にEBと
記載する)、破断強力(表中にTBと記載する)、30
0%伸長時弾性率(表中にM300と記載する)を測定
した。
【0032】(3)空気加熱老化試験 ギヤー式老化試験機で試験温度100±1℃、80±1
℃で各々の表に記載の所定時間老化させ、室温で5時間
以上放置した後の老化後のサンプルを、配合直後で老化
試験前のサンプル(老化前と記載する)と同様に前記
(2)引張試験を行った。また、老化前後の測定値の変
化率を以下に記載の式により算出した結果も併記した。
【0033】
【数1】変化率=(老化後のゴムの実測値/老化前の配
合ゴムの実測値)×100
【0034】なお、全てのデータは亜鉛華2.5重量部
配合の(比較例3)の実測値を100とした場合の指数
表示とした。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】表1は、加硫促進剤として、ジチオリン酸
亜鉛とベンゾチアゾリルスルフェンアミド(TBBS)
とを併用した場合のゴム組成物の配合である。表2の結
果より、従来の亜鉛華の配合量(2.5〜5.0重量
部)である比較例1〜3では老化後の硬化抑制効果は殆
ど見られないが、本発明の亜鉛元素の総重量の範囲にあ
るゴム組成物である実施例1〜3は初期物性の300%
伸長時弾性率(M300)を維持しながら、老化後の硬
化が大きく抑制されていることがわかる。一方、亜鉛華
の配合量をさらに減らした比較例4では、初期において
著しいM300の低下が起こるばかりでなく、MST
(ムーニー・スコーチタイム)の減少も大きく、作業性
の低下が予想される。
【0038】次に、補強材としてシリカを多く配合した
表3に示す配合のゴム組成物を用いて、同様に表4に示
すように亜鉛華の配合量を変えて実施例4〜6及び比較
例5、6を得た。これらを前記と同様に評価した結果を
表4に示す。なお、全てのデータは亜鉛華2.5重量部
配合の(比較例5)の実測値を100とした場合の指数
表示とした。
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】表4の結果より、本発明の亜鉛元素の総重
量の範囲にあるゴム組成物である実施例4〜6は初期物
性の300%伸長時弾性率(M300)を維持しなが
ら、老化後の硬化は補強材としてカーボンブラックのみ
を用いた場合に比較してもさらに大きく抑制されている
ことがわかる。一方、亜鉛華の配合量をさらに減らした
比較例6では、初期において著しいM300の低下が起
こるばかりでなく、MST(ムーニー・スコーチタイ
ム)の減少も大きく、作業性の低下が著しい。
【0042】次に、補強材としてシリカとカーボンブラ
ックとをほぼ等量配合した表5に示す配合のゴム組成物
を用いて、ここでは、加硫促進剤の種類と含有量及び亜
鉛華の配合量を表6〜表8に示すように変えて実施例7
〜16及び比較例7〜13を得た。これらを前記と同様
に評価した結果を表6〜表8に示す。なお、全てのデー
タは亜鉛華2.5重量部配合の(比較例7)の実測値を
100とした場合の指数表示とした。
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】
【表7】
【0046】
【表8】
【0047】実施例7、8、及び比較例7にMBTSと
TBBSを併用し、実施例9、10及び比較例8、にM
−MBTSとTBBSを併用したベンゾチアゾール系加
硫促進剤のみの組合せで亜鉛華を減量した結果を示す。
ベンゾチアゾール系加硫促進剤のみでは亜鉛華を減少さ
せると、初期M300の低下が見られるが、老化後の硬
化抑制効果は確認できる。実施例11、12及び比較例
9では、この配合系において加硫促進剤としてチオリン
酸亜鉛とベンゾチアゾールの組合せた時の結果を示す
が、これまでのデータ同様初期M300を低下させるこ
とがなく、老化後のM300のデータより硬化抑制の効
果を確認できる。同様にジチオリン酸ジスルフィドとベ
ンゾチアゾール、ジチオカルバミン酸亜鉛塩とベンゾチ
アゾール、チウラムジスルフィドとベンゾチアゾールの
組合せでも、初期物性を大きく変化させることなく、老
化の硬化抑制効果があることが確認された。
【0048】表6〜表8の結果より以上の点をまとめる
と、本発明の亜鉛元素の総重量の範囲にあるゴム組成物
である実施例7〜16は加硫促進剤の種類に係わらず、
比較例との対比において初期物性の300%伸長時弾性
率(M300)を維持しながら、老化後の硬化は大きく
抑制されていることがわかる。
【0049】先に挙げた表3に示す配合のゴム組成物を
用いて、亜鉛源を亜鉛華から表9に示すように活性亜鉛
華、炭酸亜鉛に変えて実施例17〜20及び比較例14
を得た。これらを前記と同様に評価した結果を表9に示
す。なお、全てのデータは亜鉛華2.5重量部配合の
(比較例14)の実測値を100とした場合の指数表示
とした。
【0050】
【表9】
【0051】表9の結果より、本発明の亜鉛元素の総重
量の範囲にあるゴム組成物である実施例17〜20は亜
鉛源の種類に係わらず、比較例との対比において初期物
性の300%伸長時弾性率(M300)を維持しなが
ら、老化後の硬化は大きく抑制されていることがわか
る。
【0052】2.本発明のゴム組成物を空気入りタイヤ
に用いて操縦性、乗り心地性の試験を行った。タイヤ試
験各種の測定は下記の方法によった。表5〜表8に示す
配合に従って、混練配合を行った実施例7、9、11、
13、15、16及び比較例7、8、9、10、12、
13のゴム組成物をトレッドゴム組成物として用いて、
185/70R14サイズの一層トレッドの空気入りタ
イヤを試作し、タイヤの性能を測定した。
【0053】(1)操縦性評価 テストコースにて、FF4ドアセダンを用いて、乾燥ア
スファルト路面にて、実車走行を行い、駆動性、制動
性、ハンドル応答性、操舵時のコントロール性をテスト
ドライバーが綜合評価して、新品タイヤの操縦性の評価
とした。さらに、同一のタイヤを一般市場を2万km走
行させ、走行後操縦性の評価とした。
【0054】(2)乗り心地性評価 テストコースにて、FF4ドアセダンを用いて、乾燥ア
スファルト路面にて、実車走行を行い、テストドライバ
ーのフィーリングにより綜合評価した。これも新品タイ
ヤ及び2万km走行後のタイヤにて評価を行った。尚、
評価結果としては、操縦性、乗り心地性とも、実施例は
それぞれ先にコントロールとして挙げた比較例を標準と
して、コントロールとの差を±の数値で示した。+の数
値が大きい程、性能が優れていることを示す。±0とは
テストドライバーがコントロールタイヤ対比の性能差を
検知できないこと、+1とはテストドライバーがコント
ロールタイヤ対比で有意に性能差を検知できる程度に性
能がすぐれていること、+2とはテストドライバーが明
確に性能差を感知できる程度に性能が優れていることを
示す。この結果を前記表6〜表8に併記した。
【0055】本発明のゴム組成物をトレッドゴムとして
用いた空気入りタイヤは、走行前の操縦性、乗り心地性
も良好であり、走行末期の操縦性、乗り心地性を高度に
維持することができることが明らかとなった。
【0056】
【発明の効果】本発明は、前記構成としたため、特殊な
材料を必要とせず、タイヤ走行などの熱履歴によるゴム
の硬化を抑制しうるゴム組成物を提供することができ
た。また、この熱履歴による硬化を抑制したゴム組成物
を用いて、走行初期から末期まで優れた操縦安定性及び
振動乗り心地性を実現する空気入りタイヤを提供するこ
とができた。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC011 AC021 AC031 AC061 AC071 AC081 AC091 DA047 DA108 DE108 DE238 EN096 ER026 EV116 EV126 EV136 EV138 EV166 EV326 EW046 EW048 FD156 GN01 4J100 AB02Q AM01Q AS02P AS03P AS07P CA01 CA04 JA29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一種のジエン系ゴムからなる
    ゴム成分100重量部に対して、加硫促進剤を0.5〜
    5.0重量部及び硫黄を1.0〜3.5重量部含むゴム
    組成物であって、該ゴム組成物に含まれる亜鉛元素の総
    重量が0.65〜1.80重量部の範囲にあることを特
    徴とするゴム組成物。
  2. 【請求項2】 前記亜鉛元素の亜鉛源が、亜鉛華、炭酸
    亜鉛、ジチオリン酸亜鉛類、ジチオカルバミン酸亜鉛類
    からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特
    徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記加硫促進剤が、ベンゾチアゾール
    類、ベンゾチアゾリルスルフェンアミド類、ベンゾチア
    ゾリルスルフェンイミド類、チオウレア類、グアニジン
    類、アルデヒドアミン類、ジチオリン酸塩類、ジチオカ
    ルバミン酸塩類、キサントゲン酸塩類、チウラム類から
    なる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】 前記加硫促進剤が、ジチオリン酸亜鉛
    類、ジチオリン酸ポリスルフィド類、ジチオカルバミン
    酸亜鉛類、チウラム類からなる群より選ばれる少なくと
    も1種と、ベンゾチアゾール類、ベンゾチアゾリルスル
    フェンアミド類、ベンゾチアゾリルスルフェンイミド類
    からなる群より選ばれる少なくとも1種との併用である
    ことを特徴とする請求項3に記載のゴム組成物。
  5. 【請求項5】 前記加硫促進剤が、ジチオリン酸亜鉛類
    と、ベンゾチアゾール類との併用であることを特徴とす
    る請求項4に記載のゴム組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のゴム組成物を用いることを特徴とする空気入りタイ
    ヤ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のゴム組成物をトレッドに用いることを特徴とする請求
    項6に記載の空気入りタイヤ。
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