JP2000153792A - フロアパネルとフロアマットの一体成形品及びその成形方法 - Google Patents

フロアパネルとフロアマットの一体成形品及びその成形方法

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JP2000153792A
JP2000153792A JP10330310A JP33031098A JP2000153792A JP 2000153792 A JP2000153792 A JP 2000153792A JP 10330310 A JP10330310 A JP 10330310A JP 33031098 A JP33031098 A JP 33031098A JP 2000153792 A JP2000153792 A JP 2000153792A
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JP
Japan
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floor
floor panel
floor mat
mat
mold
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JP10330310A
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English (en)
Inventor
Atsushi Eto
敦 江藤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車等のフロアパネルとフロアマット
のアッセンブリの部品点数の削減を図り、製作コストや
作製工数の削減を図る。 【解決手段】 本発明は、例えばポリプロピレン製のフ
ロアパネル2を金型4、5で成形する際、予め所定の形
状に切り出したポリプロピレンシートのフロアマット3
を金型4、5内の所定位置に位置決めセットし、樹脂注
入部tから溶融樹脂を注入するとともに、型締めして樹
脂に圧力を加え、フロアマット3とフロアパネル2が一
体化された一体成形品1を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば低床式自動
二輪車等のステップフロアまわりの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スクータ型タイプの自動二輪車等
のフロアパネルの足置き部にフロアマットを設ける構造
は、例えば特開昭62−221986号の第4図、第5
図に示されるような構造が一般的である。この構造は、
図4に示すように、フロアパネル51とフロアマット5
2をそれぞれ別個の金型等で成形し、フロアパネル51
の足置き部51Sにフロアマット52を貼り合せてアッ
センブリ化するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来構造の
場合はフロアパネル51成型用の金型とフロアマット5
2成型用の金型を用意しなけばならず、金型投資費用が
かかるとともに、部品点数の増大を招き、またアッセン
ブリ化するための工数がかかるという問題がある。
【0004】そこで本発明は、自動二輪車等のフロアパ
ネルとフロアマットのアッセンブリ化を簡素化し、製作
コストや作製工数の削減を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、自動二輪車等の樹脂製のフロアパネルの足置
き部にフロアマットを一体成形するようにした。
【0006】このようにフロアパネルの足置き部にフロ
アマットを一体成形すれば、部品点数が削減され、また
アッセンブリ化の工数を削減することができる。ここで
フロアマットは、例えばフロアパネルの左右両側に足置
き部が形成される場合は、左右2枚のフロアマットを一
体成形するようにし、またフロアパネルのほぼ全域が足
置き部とされる場合は、全域に1枚のフロアマットを一
体成形する。
【0007】この際フロアマットの素材は任意であり、
フロアパネルとの接着性が得られる組合せであれば、樹
脂製でもゴム製でも布製でもその他の素材でも良い。
【0008】またこのような一体成形方法として、請求
項2のように、予め所定形状に成形されるフロアマット
を型開き状態の一対の金型間に挿入して所定個所にセッ
トし、金型内に溶融樹脂を注入して型締めすることによ
り溶融樹脂に圧力を加え、フロアパネルの成形と同時に
フロアマットを一体化するようにした。
【0009】このような方法で、フロアパネルの成形と
同時にフロアマットを一体化することにより、フロアパ
ネルとフロアマットを簡単に一体化することができ、金
型費用の削減も図られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1はフロアパネル
とフロアマットの一体成形品の一例の説明図、図2は別
形態のフロアパネルとフロアマットの一体成形品を示す
説明図、図3は本発明に係る一体成形方法の説明図であ
る。
【0011】本発明に係るフロアパネルとフロアマット
の一体成形品1の一例は、図1に示すように、例えばポ
リプロピレン等の熱可塑性樹脂からトンネル型に成形さ
れるフロアパネル2と、このフロアパネル2の左右両側
の足置き部2sに積層一体化されるポリ塩化ビニルのフ
ロアマット3を備えており、このフロアパネル2とフロ
アマット3は以下に示すような方法で一体成形されてい
る。
【0012】すなわちこの一体成形品1は、図3に示す
ような上下一対の金型4、5を使用して成形するように
され、この金型4、5は、上型4が固定型で下型5が可
動型にされて、可動下型5が上下に移動して型締め、型
開きするようにされるとともに、型締め状態では、フロ
アパネル成型用の空間部が形成されるようにしている。
また固定上型4には、溶融樹脂の注入部tを設けてい
る。
【0013】そして、まず型開き状態にして、図3
(a)に示すように、ポリ塩化ビニルから所望の形状に
打ち抜いた左右一対のフロアマット3を可動下型5の足
置き部成型用空間部上に位置決め載置する。
【0014】次に、図3(b)(c)に示すように、樹
脂注入部tから溶融したポリプロピレン樹脂を注入する
と同時に可動下型5を上昇させて型締めを開始する。
【0015】そして図3(d)に示すように、樹脂の注
入と型締めが終えるとプレス圧等によって溶融樹脂に対
して、例えば20〜100kg/cm2程度の圧力を加えて冷
却させる。
【0016】そして冷却が完了すると、図3(e)に示
すように、可動下型5を降下させて離型すれば、フロア
マット3と一体化されたフロアパネル2が成形され、一
体成形品1が作製される。
【0017】因みに、このような成形方法で作製された
一体成形品1の磨耗強さ、磨耗堅牢度、耐候性等を試験
したところ、現状品と同程度であった。
【0018】ところで、以上の例では、トンネル型のフ
ロアパネル2の両サイドの足置き部2sに、それぞれフ
ロアマット3を一体化する例を示したが、例えば図2に
示すような平板状に近いフロアパネル2のほぼ全域の足
置き部2sに、1枚のフロアマット3を一体化する場合
にも適用出来る。そしてこの場合も、部品点数と工数の
削減が図られ、金型投資費も削減される。
【0019】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えばフロ
アマット3は接合性が得られれば樹脂以外の素材でも良
く、またフロアパネル2の樹脂の種類等は任意である。
【発明の効果】以上のように本発明は、フロアパネルの
足置き部にフロアマットを一体成形するようにしたた
め、部品点数が削減され、またその後の工数を削減する
ことができる。そしてこの一体成形方法として、予め所
定形状に成形されるフロアマットを型開き状態の一対の
金型間に挿入して所定個所にセットし、金型内に溶融樹
脂を注入して型締めすることにより溶融樹脂に圧力を加
え、フロアパネルの成形と同時にフロアマットを一体化
するようにすれば、フロアパネルとフロアマットを簡単
に接合することができ、金型費用も削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロアパネルとフロアマットの一体成形品の一
例の説明図
【図2】別形態のフロアパネルとフロアマットの一体成
形品を示す説明図
【図3】本発明に係る一体成形方法の説明図
【図4】フロアパネルとフロアマットの従来図
【符号の説明】
1…一体成形品、2…フロアパネル、2s…足置き部、
3…フロアマット、4…上型、5…下型。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車等の樹脂製のフロアパネルの
    足置き部にフロアマットが一体成形されてなるフロアパ
    ネルとフロアマットの一体成形品。
  2. 【請求項2】 予め所定形状に成形されるフロアマット
    を型開き状態の一対の金型間に挿入して所定個所にセッ
    トし、金型内に溶融樹脂を注入して型締めすることによ
    り溶融樹脂に圧力を加え、フロアパネルの成形と同時に
    フロアマットを一体化することを特徴とするフロアパネ
    ルとフロアマットの一体成形品の成形方法。
JP10330310A 1998-11-20 1998-11-20 フロアパネルとフロアマットの一体成形品及びその成形方法 Pending JP2000153792A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2444450C1 (ru) * 2010-06-16 2012-03-10 Павел Юрьевич Буторин Способ получения напольного коврика
EP3088155A1 (en) 2015-04-28 2016-11-02 Honda Motor Co., Ltd. Insert molding component and manufacturing method of insert molding component
RU2709303C1 (ru) * 2019-05-30 2019-12-17 Общество с ограниченной ответственностью "ПК Полипласт" Способ изготовления коврика для транспортного средства

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