JP2000153737A - 貨物自動車用のステップ装置 - Google Patents

貨物自動車用のステップ装置

Info

Publication number
JP2000153737A
JP2000153737A JP10368444A JP36844498A JP2000153737A JP 2000153737 A JP2000153737 A JP 2000153737A JP 10368444 A JP10368444 A JP 10368444A JP 36844498 A JP36844498 A JP 36844498A JP 2000153737 A JP2000153737 A JP 2000153737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pivot
members
pair
rail
rotatably mounted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10368444A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4129332B2 (ja
Inventor
Shigeo Uchijo
重男 内城
Takeshi Maruyama
毅 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Fruehauf Co Ltd
Original Assignee
Nippon Fruehauf Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Fruehauf Co Ltd filed Critical Nippon Fruehauf Co Ltd
Priority to JP36844498A priority Critical patent/JP4129332B2/ja
Publication of JP2000153737A publication Critical patent/JP2000153737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4129332B2 publication Critical patent/JP4129332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】貨物自動車の荷台下部の限られた空間内に取り
付けられ、簡素な構造でステップの段差を低く等分し、
軽量な扱いができるとともに操作が簡単であり荷台上で
スイッチ操作でき、かつ、強固な構造による作業の安全
性の高いステップ装置を提供すること。 【解決手段】一対のレール部材の上段に取付部材と下段
に案内部材とを備えた収納部と、一対の圧縮リンクを備
えた枠体の上端部と中央部に枢着された第一、第二ステ
ップ間に設けた四辺形リンク機構と下端部に枢着された
第三ステップと第二ステップ間に設けた別のリンク機構
とを備えたステップ部、とからなり、該第一ステップに
備えた4個のローラを前記レール部材に嵌挿して吊持す
るとともに圧縮リンクが案内部材に支持されて前後方向
に移動可能に設けられ、ステップ部を折り畳んだ状態で
前記収納部の中段と下段の間に格納可能とした貨物自動
車用のステップ装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貨物自動車の荷台上に
作業者が乗降し易くするために設けられる貨物自動車用
のステップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】貨物自動車の荷台上に作業者が乗降し易
くするために、荷台の乗降位置にステップを設けること
が要望されていたが、貨物自動車が拠点間を輸送する場
合にはフォーク等の荷役機器を使用できるし、ターミナ
ルに着けばステップは必要なくなるので、一般的には、
平ボデートラックの場合、荷台の後部に設けられた方形
リング状の足掛けステップや、側部煽りの内面にペタル
状の足掛けを設け、煽りを倒してこれを足場にして荷台
に揚がることができる。
【0003】また、荷箱を架装したバン型貨物自動車の
場合、比較的小型車だとリヤバンパに付設したステップ
を足場にできるし、大型車になるとステップの段差が大
きくなるため法規上のバンパとは別に車両シャシーから
ブラケットを介して一段固定ステップを設けている。タ
ーミナルへ車両を接近させて上に揚がるために荷台後方
側部下端縁に足掛けステップとして方形の吊り輪を設け
ている。とりわけ荷箱開口部への乗降用のステップ装置
としては車両シャーシに収納可能に設けた2段式ステッ
プ(実開平3−67240号公報)があるが、ステップ
装置を引き出して反転させて下へ降ろすという動作を要
するために実用性に劣り、実際には取付けられず、上記
したような簡易型のステップが使用されていた。
【0004】このようにステップ装置に関する新しい技
術が開示されたものの、これらのステップ装置を荷箱後
部に設けるためには、車両シャシーに装着されるスペア
タイヤ用キャリーの他、チェーン掛け、荷箱後部扉への
泥水巻き上げ防止用マッドフラップ、法規に規定された
リヤバンパー等が障害になるという問題もあって取り付
けられることはなかった。
【0005】貨物自動車は輸送する貨物に応じた荷役機
能を備えているが、最近では、ターミナル間の専用車両
も、空車のときには、別の輸送車に代替して使用するこ
とが多く、荷役装置を備えていない目的地でステップ
(足場)を必要とすることが多くなるとともに、それに
伴って安全なステップの装着が要望されることとなっ
た。ところで、作業用ステップとして頻繁に使用するこ
ととなると、4トン車両では地面から床面まで1mくら
いの高さとなり、10トン車両で1m40cmくらいの
高さとなるため、1段、2段の簡易なステップでは、1
段の高さが50cm以上に達するため、従来開示されて
いたようなステップは作業者の安全や作業性の観点から
充分に要望をみたすものとはならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した貨物
自動車の問題点を解消するために、ステップ1段の高さ
を35cm以下に分割できる段数を設けて、作業者が上
り下りし易くすることを目的とした。また、ステップ装
置の使用時に作業者が一動作でセットできるように構造
を簡素化するとともにスイッチ操作により床面上でも操
作できることを目的とした。さらに、ステップに支持強
度を付与して作業者が安全に作業できるステップ装置を
提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】上記の発明の目的を達成するために、請求
項1に係る発明では、上段に位置した左右一対の取付部
材と該取付部材に対し上下方向に対応する中段の一対の
長尺のレール部材との間を複数のブラケットにより左右
対称に結合するとともに該レール部材間を複数の部材で
結合し、かつ、該レール部材の後端部にブラケットを垂
設し該ブラケットの下端部間を案内部材で結合して下段
を形成した箱状架台からなる収納部と、一対の圧縮リン
クの上端部間と下端部間とを結合部材で結合した井桁状
枠体の該圧縮リンクの上端部間に第一ステップの左右フ
レームの中央部を回動自在に軸着するとともに下端部間
に第二ステップの左右フレームの前端部を回動自在に軸
着し、さらに第一ステップの左右フレームの後端部と第
二ステップの左右フレームの後端部間を引張リンクの両
端部に回動自在に軸着して、これら4つの軸着部間に四
辺形リンク機構を形成し、該四辺形リンク機構によって
第一ステップが開かれると第二ステップも開き、第一ス
テップが畳まれると第二ステップが起立するように連動
するステップ部、とからなり、該ステップ部の第一ステ
ップの左右フレームに軸着されたそれぞれ2個のローラ
を前記収納部の左右レール部材の凹所内に嵌挿してステ
ップ部が転動可能に吊持されるとともに中段のレール部
材と下段の案内部材の間を前後方向に出没し、使用状態
で開き、格納状態で畳まれるように構成したことを特徴
とする貨物自動車用のステップ装置を提供する。請求項
2に係る発明では、上段に位置した左右一対の取付部材
と該取付部材に対し上下方向に対応する中段の一対の長
尺のレール部材との間を複数のブラケットにより左右対
称に結合するとともに該レール部材間を複数の部材で結
合し、かつ、該レール部材の後端部にブラケットを垂設
し該ブラケットの下端部間を案内部材で結合して下段を
形成した箱状架台からなる収納部と、一対の圧縮リンク
の上端部間と下端部間とを結合部材で結合した井桁状枠
体の該圧縮リンクの上端部間に第一ステップの左右フレ
ームの中央部を回動自在に軸着するとともに中央部間に
第二ステップの左右フレームの前端部を回動自在に軸着
し、さらに第一ステップの左右フレームの後端部と第二
ステップの左右フレームの後端部間を引張リンクの両端
部に回動自在に軸着して、これら4つの軸着部間に四辺
形リンク機構を形成し、さらに圧縮リンクの下端部間に
第三ステップを枢支ブラケットを介して回動自在に軸着
するとともに該第三ステップに設けた枢支片の枢軸と第
二ステップの梁材の中央部に設けた枢軸間に吊下リンク
の両端部を回動自在に軸着して、前記四辺形リンク機構
によって第一、第二ステップが開かれると第三ステップ
も連動して開き、第一、第二ステップが畳まれると第三
ステップも起立するように連動するステップ部、とから
なり、該ステップ部の第一ステップの左右フレームに軸
着されたそれぞれ2個のローラを前記収納部の左右のレ
ール部材の凹所内に嵌挿してステップ部が転動可能に吊
持されるとともに中段のレール部材と下段の案内部材の
間を前後方向に出没し、使用状態で開き、格納状態で畳
まれるように構成したことを特徴とする貨物自動車用の
ステップ装置を提供する。請求項3に係る発明では、収
納部を構成するレール部材と取付部材間を結合する一対
のブラケット間に支持部材を配設して該支持部材の中央
部に設けた枢支片を介してシリンダーの基端部を枢着さ
れた油圧シリンダと、前記レール部材の前端部間に配設
された枢支部材の中央部に設けた枢支片を介して回動自
在に枢着された駆動アームの枢軸を中心に上端をロッド
の先端に結合するとともに下端をステップ部の井桁状枠
体の上端に配設された結合部材の中央部に一端を軸着さ
れた連携アームの他端に回動自在に軸着してロッドの伸
縮運動をステップ部に伝達するリンク機構を形成し、ス
イッチ操作によりロッドが伸長すると連動アームの回転
によって自動的にステップ部は後方に押されて使用状態
となり、収縮すると格納状態とすることができる請求項
1及び請求項2記載の貨物自動車用のステップ装を提供
する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて
詳細に説明する。なお、図面の説明において正面視左右
対称になる同じ名称の部材には同一の符号を使用し、装
置の前後は車両方向に従って使用する。また、対称に設
けられた部材についての説明は片方を省略する。
【0010】図1は、本発明に係るステップ装置の取付
けられた貨物自動車の後端部を一部破断して示す斜視図
である。図1は、後壁に設けられた荷箱2の荷物搬出入
用の開口部側柱5にヒンジ4によって枢着された観音開
き式扉3と後下枠材6の切欠き開口から内部に取付けら
れた制動灯7を示すとともに下側枠材9に立設された側
壁を一部切り欠いて荷箱内の床面を示し、その下方にマ
ッドフラップ59を示す。
【0011】本実施例は、貨物自動車に架装された荷箱
の床部10下部に取り付けられたステップ装置1を示
す。図のように、ステップ装置1は、ステップ部20と
収納部30とからなり、収納部30は、チャンネル材が
溶接接合された架台を構成しているのに対し、ステップ
部は、第一ステップ21、第二ステップ22、第三ステ
ップ23をリンク材を介して軸着された階段を構成して
いて、使用時に3つのステップで、図のように、床面か
ら地面までの高さを4等分することができる。なお、荷
箱の床面が低い場合は2段のステップ装置を使用して3
等分すれば足りる(図6参照)。この場合、第三ステッ
プを設けないで第二ステップを圧縮リンクの下端部に軸
着し、2つのステップで構成することとなる。
【0012】前記ステップ部は、手動で押せば収納部内
に折り畳まれた状態(図5参照)で格納され、これを引
き出すと、図のように開いて階段を形成する。なお、収
納部の架台あるいは車両シャーシに駆動手段(図4)を
設けてステップ部との間に連動機構を介在させるとスイ
ッチ操作により自動的にステップ部を出没させることが
できる。後記するが、前記収納部は荷箱の床部10を構
成する複数の横根太101(図4参照)に固定され、ス
テップ部を保持している。
【0013】図2は、荷台下部の収納部から取り外して
使用時の状態で示すステップ部の斜視図である。ステッ
プ部20は、最上段の幅広の第1ステップ21と、これ
より幅狭の第2ステップ22と、更に狭くした第3ステ
ップ23とからなる3つのステップを備えている。各ス
テップは、図中に切り欠いて示すように、矩形のフレー
ムの中央に梁材を差し渡して構成し、上面をチェッカー
(アルミ板)で覆っている。第一ステップ21は、左右
フレーム211の外側面の前端部と中央部とに間隔を空
けて2つのローラ24、25を軸着している。また、こ
の後端部に枢軸214を外方に向けて設けるとともに内
側面の中央部には枢支片213を下方に垂設し、この下
端部に枢軸212を外方に突設している。第二ステップ
22は、左右フレーム221の外側面の前端部に枢軸2
22を外方に向けて突設し、後端部に枢支片223を上
方に向けて突設するとともに梁材224の中央部には枢
軸225を突設している。第三ステップ23は、左右フ
レーム231の外側面の後端部に台形の枢支ブラケット
232を固着してこの上端部に枢軸233を内方に向け
て突設し、さらに前フレーム234の中央部に短尺の枢
支片235をステップ面に平行に前方に突出している。
【0014】次に、これら3つのステップを支持する枠
体は、左右に一対の中空角材からなる圧縮リンク26を
配し、これら圧縮リンクの上端部間と下端部間にそれぞ
れ結合部材27、28を差し渡して溶接により井桁状に
形成する。なお、ステップ部20を駆動手段により自動
操作する場合、連動機構を介して結合部材27の中央部
に設けた枢支片271に駆動力が伝達される。上記3つ
のステップのうち第一ステップ21の枢支片213を圧
縮リンク26の上端部上面に突設した枢支片261に重
ね、枢支片に穿設された軸孔間に枢軸212を通して回
動自在に軸着する。また前記第二ステップ22の枢軸2
22を圧縮リンクの中央部上面に突設した枢支片262
の軸孔に通して軸着するとともに第一ステップの枢軸2
14と第二ステップの枢支片223の上端部に設けた枢
軸226間に引張リンク42を回動自在に軸着して4つ
の枢軸212、214、226、222を結ぶ回動自在
な四辺形リンク機構を構成する。ステップ部を収納する
時、第一ステップと第二ステップは四辺形リンク機構に
より同時に畳むことができる。さらに圧縮リンクの下端
部上面に枢支片263を突設してこの上端部の軸孔に前
記第三ステップに固着した枢支ブラケット232の上端
部の枢軸233を通して第三ステップを回動自在に軸着
するとともに第二ステップの梁材224に設けた枢軸2
25と第三ステップの短尺の枢支片235の先端に設け
た枢軸236間に長尺の吊下リンク43を梁材224に
対してほぼ直角に軸着して回動自在とする。吊下リンク
の軸間距離は、枢支片235の枢軸236からフレーム
234までの距離より長く設定されており、ステップ部
の収納時、第三ステップは、枢軸233を軸に第二ステ
ップに連動して図面視反時計回りに回転して起立し、荷
箱の後下枠材6と面一に収納することができる。なお、
出没するステップ部の移動位置の規制方法については図
により後述する。
【0015】図3は、収納部30を構成する架台を示す
斜視図である。架台は、上段に位置する一対のL型チャ
ンネル材からなる取付部材31を介して荷箱下部あるい
は車両シャーシに取り付ける。中段の断面形状コ型チャ
ンネル材からなる一対の長尺のレール部材32は、それ
ぞれ前記取付部材に対し上下方向に平行に対応させて、
両部材間に3本の短尺のL型チャネル材からなる前、
中、後ブラケット33、34、35を所定の間隔を空け
て垂直に掛け渡し、溶接により梯子状枠を形成する。つ
いで、これら一対の梯子状枠は、後ブラケット35の基
端間に規制部材36、中ブラケット34の中央部間に支
持部材37およびレール部材32の前端部間に枢支部材
38の計3本の部材を平行に差し渡して溶接結合し、箱
状枠を形成する。さらに、該箱状枠のレール部材32の
後端部にL型チャンネル材からなる下ブラケット39を
垂設し、該下ブラケットの下端部間に案内部材41を前
記3本の部材と平行に差し渡して溶接結合し、該溶接箇
所からレール部材22の中央部間に三角状に補強部材4
4を張設して下段を補強する。
【0016】収納部30は、断面コ字型レール部材32
の上、下フランジ321、322が形成する凹所323
内に第一ステップに軸着されたローラ24,25を嵌挿
して吊持し、ステップ部は、前記レール部材の下フラン
ジ322面に沿って転動するとともに、案内部材41上
面に圧縮リンク26を摺動させてステップ部の荷重を支
持する。ステップ部がレール部材に沿って移動する時
は、案内部材41上面を圧縮リンク26の下面が摺動す
ることにより各ステップの折り畳みが案内されるように
なっている。規制部材36は、ステップ部を引き出すと
き、第一ステップの上面に設けたストッパー215が該
規制部材に衝突しステップ部を停止する。支持部材37
は、例えば、駆動手段として油圧シリンダを取付ける場
合、該支持部材の中央部に設けた枢支片371を介して
取付ける。枢支部材38は、この中央部に設けた短尺の
枢支片381の先端部に前記油圧シリンダのロッドの伸
縮動作をステップ部20に伝達する伝達機構(図4)を
枢着する。
【0017】図4は、図1に示したステップ装置の車両
後部への取付構造を示す縦断面図で、ステップ部は開か
れて使用状態になっている。荷箱の左右一対の下側枠材
9間には前後方向に所定間隔を空けて多数の横根太51
を平行に差し渡し、それぞれ横根太の端部を締結クリッ
プ52により下側枠材9に固着して床部の骨格を形成し
ている。この骨格の上面には防水用の板状補助床材54
を介在して床材53をその後端が後下枠材6の突条55
に当接するように敷設し床部を形成する。
【0018】収納部は上段の取付部材31を前記複数の
横根太の下面に対し直角に沿わせて固着する。駆動手段
として油圧シリンダー56のシリンダ561の基端部を
支持部材37の中央部に設けた枢支片371の軸孔に回
動自在に軸着している。この駆動力をステップ部に伝達
する伝達機構は、駆動アーム57と連携アーム58から
なり、駆動アーム57は枢支部材38の中央部に設けた
枢支片381に枢軸572により軸着するとともに連携
アーム58は基端部をステップ部の結合部材27の中央
部に設けた枢支片271に軸着しており、この駆動アー
ム57の上端と下端をそれぞれロッド562の先端と連
携アーム58の自由端部に枢軸571、581を介し回
動自在に軸着して、ロッドの伸縮動作をステップ部の結
合部材27に伝達している。油圧シリンダのロッドは図
示のように伸張しており、駆動アーム57は枢軸572
を中心にして時計回りに回転して、ステップ部を収納部
の後方に移動させて使用状態になっている。ステップ部
は、第一ステップ21上面に配設したストッパー215
が収納部の規制部材36に遮られて停止している。な
お、駆動手段としてはこの他電動モータあるいはウオー
ム減速機等を使用することができるが、駆動手段を使用
しない場合は、手動によりステップを引き出せばよい。
ステップ部は、第一ステップに設けたローラによってレ
ール部材に吊持されるとともに、圧縮リンクの中間部が
案内部材によって支持されており、ステップ部を畳む乃
至開くという動作は自重により行われる。案内部材とし
て円形部材を使用し、圧縮リングと摺動する個所にベア
リング等を装着して摩擦抵抗を除去することもできる
【0019】図5は、図4と同様の取付構造を示す縦断
面図であり、ステップ部は折り畳まれて収納部内に格納
されている。ステップ部は、油圧シリンダのロッドの収
縮に伴う連動アームの枢軸572を中心とした反時計回
りの回転によって案内部材に案内されながら前方に引っ
張られ、畳まれた状態で保持されている。この格納状態
では、ステップ部は、第三ステップのフレーム234に
突設した枢支片235により移動を停止しており、第一
ステップと第二ステップとはリンク機構に従ってほぼ平
行に重なり、第三ステップは、第二ステップに連動する
吊下リンク43に従って枢軸233を中心に回動し、ほ
ぼ垂直に起立している。また、図示していない落しピン
や係合片によりステップ部をこの格納状態に保持するこ
とができる。なお、設計上は下段の案内部材41と中断
のレール部材32の上下の段差をこれ以上に広げると、
ステップ部は格納時に十分に畳まれず、また使用時は急
勾配となる。逆に段差を狭くすると、十分に畳まれると
ともに勾配を緩やかにすることができる。また、手動で
操作する場合は、図示していない落し錠等のロック手段
により格納状態に保持することができる。
【0020】以上、本発明を上述の実施の形態により説
明したが、本発明の趣旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能であり、これらの変形や応用を発明の範囲から排除
するものではない。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1に係る発明は、ステップ部がローラを介してレー
ル部材に吊持されているのでスムーズに移動でき、ま
た、ステップ部の枠体が案内部材上面を摺動するので強
固な構造を採用して安全性を高めても軽量に扱うことが
できる。更に、ステップがそれぞれリンクされているた
め、引き出す操作と押し込む動作だけで使用できるよう
構造が簡略化されているので、作業性がよい。更にま
た、折り畳むと嵩張らず狭い空間での取り付けが容易に
なる。上記発明の効果の他に、本発明の請求項2に係る
発明では、荷台床面の比較的低い貨物自動車において取
り付けることができるので、作業効率を向上する効果を
有する。請求項3に係る発明では、スイッチ操作により
使用できるので、他の作業をしながら操作することも、
荷台の上で操作することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る貨物自動車後端部の一部破断し
た斜視図
【図2】 本発明になるステップ装置のステップ部を使
用時の状態で示す斜視図
【図3】 本発明になるステップ装置の収納部を示す斜
視図
【図4】 図1に示したステップ装置の車両後部への取
付構造をステップ部を使用状態で示した縦断面図
【図5】 図4の取付構造をステップ部を格納状態で示
した縦断面図
【符号の説明】
1 ステップ装置 225・枢軸 2 荷箱 226・枢軸 3 観音式開き扉 23・・第三ス
テップ 4・・・ヒンジ 231・フレー
ム 5・・・側柱 232・枢支ブ
ラケット 6・・・後下枠材 233・枢軸 7・・・制動灯 234・フレー
ム 8・・・側壁 235・枢支片 9・・・下側枠材 236・枢軸 10・・床部 24・・ローラ 20・・ステップ部 25・・ローラ 21・・第一ステップ 26・・圧縮リ
ンク 211・フレーム 261・枢支片 212・枢軸 262・枢支片 213・枢支片 263・枢支片 214・枢軸 27・・結合部
材 215・ストッパー 28・・結合部
材 22・・第二ステップ 30・・格納部 221・フレーム 31・・取付部
材 222・枢軸 32・・レール
部材 223・枢支片 321・上フラ
ンジ 224・梁材 322・下フラ
ンジ 33・・前ブラケット 52・・締結ク
リップ 34・・中ブラケット 53・・床材 35・・後ブラケット 54・・補助床
材 36・・規制部材 55・・突条 37・・支持部材 56・・油圧シ
リンダ 371・枢支片 561・シリン
ダ 38・・枢支部材 562・ロッド 381・枢支片 57・・駆動ア
ーム 39・・下ブラケット 571・枢軸 41・・案内部材 572・枢軸 42・・引張リンク 58・・連携ア
ーム 43・・吊下リンク 581・枢軸 44・・補強部材 582・枢軸 51・・横根太 59・・マッド
フラップ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月14日(1999.4.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る貨物自動車後端部の一部破断し
た斜視図
【図2】 本発明になるステップ装置のステップ部を使
用時の状態で示す斜視図
【図3】 本発明になるステップ装置の収納部を示す斜
視図
【図4】 図1に示したステップ装置の車両後部への取
付構造をステップ部を使用状態で示した縦断面図
【図5】 図4の取付構造をステップ部を格納状態で示
した縦断面図
【図6】 本発明になる2段のステップ装置のステップ
部を示す斜視図
【符号の説明】 1・・ステップ装置 2・・荷箱 3・・観音式開
き扉 4・・ヒンジ 5・・側柱 6・・後下枠材
7・・制動灯 8・・・側壁 9・・・下側枠材 10・・床部 20・・ステップ部 21・・第一ステップ
211・・フレーム 212・・枢軸 213・・枢支片 214・
・枢軸 215・・ストッパー 22・・第二ステップ
221・・フレーム 222・・枢軸 223・・枢支片 22
4・・梁材 225・・枢軸 226・・枢軸 23・・第
三ステップ 231・・フレーム 232・・枢支ブラケット
233・・枢軸 234・・フレーム 235・・枢支片 23
6・・枢軸 24・・ローラ 25・・ローラ 26・
・圧縮リンク 261・・枢支片 262・・枢支片 26
3・・枢支片 27・・結合部材 28・・結合部材 30・
・格納部 31・・取付部材 32・・レール部材 321
・上フランジ 322・・下フランジ 33・・前ブラケット 3
4・・中ブラケット 35・・後ブラケット 36・・規制部材 37
・・支持部材 371・・枢支片 38・・枢支部材 3
81・・枢支片 39・・下ブラケット 41・・案内部材 4
2・・引張リンク 43・・吊下リンク 44・・補強部材 5
1・・横根太 52・・締結クリップ 53・・床材 54
・・補助床材 55・・突条 56・・油圧シリンダ 56
1・・シリンダ 562・・ロッド 57・・駆動アーム 57
1・・枢軸 572・・枢軸 58・・連携アーム 58
1・・枢軸 582・・枢軸 59・・マッドフラップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上段に位置した左右一対の取付部材と該取
    付部材に対し上下方向に対応する中段の一対の長尺のレ
    ール部材との間を複数のブラケットにより左右対称に結
    合するとともに該レール部材間を複数の部材で結合し、
    かつ、該レール部材の後端部にブラケットを垂設し該ブ
    ラケットの下端部間を案内部材で結合して下段を形成し
    た箱状架台からなる収納部と、一対の圧縮リンクの上端
    部間と下端部間とを結合部材で結合した井桁状枠体の該
    圧縮リンクの上端部間に第一ステップの左右フレームの
    中央部を回動自在に軸着するとともに下端部間に第二ス
    テップの左右フレームの前端部を回動自在に軸着し、さ
    らに第一ステップの左右フレームの後端部と第二ステッ
    プの左右フレームの後端部間を引張リンクの両端部に回
    動自在に軸着して、これら4つの軸着部間に四辺形リン
    ク機構を形成し、該四辺形リンク機構によって第一ステ
    ップが開かれると第二ステップも開き、第一ステップが
    畳まれると第二ステップが起立するように連動するステ
    ップ部、とからなり、該ステップ部の第一ステップの左
    右フレームに軸着されたそれぞれ2個のローラを前記収
    納部の左右レール部材の凹所内に嵌挿してステップ部が
    転動可能に吊持されるとともに中段のレール部材と下段
    の案内部材の間を前後方向に出没し、使用状態で開き、
    格納状態で畳まれるように構成したことを特徴とする貨
    物自動車用のステップ装置
  2. 【請求項2】上段に位置した左右一対の取付部材と該取
    付部材に対し上下方向に対応する中段の一対の長尺のレ
    ール部材との間を複数のブラケットにより左右対称に結
    合するとともに該レール部材間を複数の部材で結合し、
    かつ、該レール部材の後端部にブラケットを垂設し該ブ
    ラケットの下端部間を案内部材で結合して下段を形成し
    た箱状架台からなる収納部と、一対の圧縮リンクの上端
    部間と下端部間とを結合部材で結合した井桁状枠体の該
    圧縮リンクの上端部間に第一ステップの左右フレームの
    中央部を回動自在に軸着するとともに中央部間に第二ス
    テップの左右フレームの前端部を回動自在に軸着し、さ
    らに第一ステップの左右フレームの後端部と第二ステッ
    プの左右フレームの後端部間を引張リンクの両端部に回
    動自在に軸着して、これら4つの軸着部間に四辺形リン
    ク機構を形成し、さらに圧縮リンクの下端部間に第三ス
    テップを枢支ブラケットを介して回動自在に軸着すると
    ともに該第三ステップに設けた枢支片の枢軸と第二ステ
    ップの梁材の中央部に設けた枢軸間に吊下リンクの両端
    部を回動自在に軸着して、前記四辺形リンク機構によっ
    て第一、第二ステップが開かれると第三ステップも連動
    して開き、第一、第二ステップが畳まれると第三ステッ
    プも起立するように連動するステップ部、とからなり、
    該ステップ部の第一ステップの左右フレームに軸着され
    たそれぞれ2個のローラを前記収納部の左右のレール部
    材の凹所内に嵌挿してステップ部が転動可能に吊持され
    るとともに中段のレール部材と下段の案内部材の間を前
    後方向に出没し、使用状態で開き、格納状態で畳まれる
    ように構成したことを特徴とする貨物自動車用のステッ
    プ装置
  3. 【請求項3】収納部を構成するレール部材と取付部材間
    を結合する一対のブラケット間に支持部材を配設して該
    支持部材の中央部に設けた枢支片を介してシリンダーの
    基端部を枢着された油圧シリンダと、前記レール部材の
    前端部間に配設された枢支部材の中央部に設けた枢支片
    を介して回動自在に枢着された駆動アームの枢軸を中心
    に上端をロッドの先端に結合するとともに下端をステッ
    プ部の井桁状枠体の上端に配設された結合部材の中央部
    に一端を軸着された連携アームの他端に回動自在に軸着
    してロッドの伸縮運動をステップ部に伝達するリンク機
    構を形成し、スイッチ操作によりロッドが伸長すると連
    動アームの回転によって自動的にステップ部は後方に押
    されて使用状態となり、収縮すると格納状態とすること
    ができる請求項1及び請求項2記載の貨物自動車用のス
    テップ装置
JP36844498A 1998-11-18 1998-11-18 貨物自動車用のステップ装置 Expired - Fee Related JP4129332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36844498A JP4129332B2 (ja) 1998-11-18 1998-11-18 貨物自動車用のステップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36844498A JP4129332B2 (ja) 1998-11-18 1998-11-18 貨物自動車用のステップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000153737A true JP2000153737A (ja) 2000-06-06
JP4129332B2 JP4129332B2 (ja) 2008-08-06

Family

ID=18491839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36844498A Expired - Fee Related JP4129332B2 (ja) 1998-11-18 1998-11-18 貨物自動車用のステップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4129332B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002242121A (ja) * 2001-02-13 2002-08-28 Sakai Heavy Ind Ltd 転圧車両
CN109334574A (zh) * 2018-11-30 2019-02-15 徐工集团工程机械有限公司 踏板结构及作业车辆
CN109515332A (zh) * 2018-11-13 2019-03-26 广西柳工机械股份有限公司 折叠式扶梯
CN114228621A (zh) * 2021-11-30 2022-03-25 岚图汽车科技有限公司 一种车用的侧踏板、控制方法和车

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002242121A (ja) * 2001-02-13 2002-08-28 Sakai Heavy Ind Ltd 転圧車両
CN109515332A (zh) * 2018-11-13 2019-03-26 广西柳工机械股份有限公司 折叠式扶梯
CN109515332B (zh) * 2018-11-13 2022-04-01 广西柳工机械股份有限公司 折叠式扶梯
CN109334574A (zh) * 2018-11-30 2019-02-15 徐工集团工程机械有限公司 踏板结构及作业车辆
CN109334574B (zh) * 2018-11-30 2024-04-30 江苏徐工工程机械研究院有限公司 踏板结构及作业车辆
CN114228621A (zh) * 2021-11-30 2022-03-25 岚图汽车科技有限公司 一种车用的侧踏板、控制方法和车

Also Published As

Publication number Publication date
JP4129332B2 (ja) 2008-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4681360A (en) Combination access box and bed liner for vehicles
CA2874064C (en) Camera crane transport vehicle
US12017570B2 (en) Bed mounted winch and ramp
JP5142733B2 (ja) 荷受台昇降装置
US4815905A (en) Load stabilizer for cargo carrying vehicle
JP2000153737A (ja) 貨物自動車用のステップ装置
JP3193459U (ja) テールゲートリフタ装置
JP5219902B2 (ja) 荷受台昇降装置
JP3550020B2 (ja) コンテナ搬送車の箱型荷台に備わる左右開閉扉に設けた連動式複数段プラットフォーム防護壁
JPH0960349A (ja) スライド式開閉テントのフレーム機構
JP5856251B2 (ja) テールゲートリフタ装置
JP3285758B2 (ja) 荷物運搬車両
JPH0662086B2 (ja) 四輪運搬車
KR102553138B1 (ko) 탑차 적재함
KR102226278B1 (ko) 화물차 적재함용 덮개장치
KR102411165B1 (ko) 피엘에스 차량의 컨테이너 흔들림 방지장치
JP7036631B2 (ja) 高所作業車の乗降装置
KR100229269B1 (ko) 화물차용 적재함의 적재물 승하강 장치
JP2607303Y2 (ja) 積荷の昇降装置
JP3574572B2 (ja) トラック荷台の屋根装置
JP2555515Y2 (ja) 作業車等の運転室
JP3156299U (ja) 前方部から昇降可能な自動車
JP2011068315A (ja) 荷受台昇降装置
WO2024119228A1 (en) A foldable access platform and method of use thereof
EP1754627B1 (en) Motor vehicle provided with movable platform

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050627

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070914

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080519

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees