JP2000153503A - 釘打ち機、これを備えた釘打ち設備、釘打ち装置および枠組製造装置 - Google Patents

釘打ち機、これを備えた釘打ち設備、釘打ち装置および枠組製造装置

Info

Publication number
JP2000153503A
JP2000153503A JP10328583A JP32858398A JP2000153503A JP 2000153503 A JP2000153503 A JP 2000153503A JP 10328583 A JP10328583 A JP 10328583A JP 32858398 A JP32858398 A JP 32858398A JP 2000153503 A JP2000153503 A JP 2000153503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nailing
frame
nail
press
nailing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10328583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4351312B2 (ja
Inventor
Masaaki Nojima
正明 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP32858398A priority Critical patent/JP4351312B2/ja
Publication of JP2000153503A publication Critical patent/JP2000153503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4351312B2 publication Critical patent/JP4351312B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はワークに確実に釘を打つことが出来
るとともに、打つ釘の深さを一定の深さに保つことがで
きる釘打ち機、これを用いた釘打ち設備及び釘打ち装置
を提供すること。 【解決手段】 釘打ち機90の構成を、釘打ち機本体9
1と、該釘打ち機本体91から進退可能に設けられ、衝
撃を与えることなくワーク6に釘を圧入する圧入部92
とからなるものとした。この釘打ち機90を備えた枠組
製造装置100は、対向して配置された、該釘打ち機9
0,90をそれぞれ備えた釘打ち設備90A,90Bに
よって、四角枠状に組み付けられて枠組6を構成する縦
横の棧材1,2どうしを接合するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築部材等の製造
ラインなどに設けられ、木材等を接合するために釘を打
ち込む釘打ち機、これを用いた釘打ち設備、釘打ち装置
および枠組製造装置に関する。
【0002】
【背景の技術】一般に、木質系のプレハブ住宅等にあっ
ては、壁や床あるいは屋根等を、合板等からなる木製パ
ネルによって施工する手段が実施されている。このよう
なプレハブ住宅の施工に適用される木製パネルPとして
は、例えば図20に示すように構造のものがある。この
木製パネルPは、縦框及び横框を構成する縦横の框材
1、2によって四角枠状に組まれた枠体3の内側に縦、
横に延在する縦横の棧材4、5を配して枠組6とし、さ
らに、これら縦横の棧材4、5と縦横の框材1、2に囲
まれた内部にグラスウール等の断熱材(図示略)を充填
するとともに、上記枠組6の表裏両面もしくは片面(図
においては両面)に、それぞれ合板からなる面材7、7
を貼設したものである。
【0003】従来、木製パネルPに用いられている上記
枠組6を製造する枠組製造装置としては、例えば、特開
平5−69420号に開示の枠組製造装置がある。この
枠組製造装置は、製造すべき枠組6の縦の框材1及び棧
材4とを四角枠状に仮組みする作業台となるとともに、
仮組みされた縦横の框材と縦横の桟材とを搬送する搬送
路を有する搬送装置と、この搬送装置によって搬送され
た框材および桟材を、仮組みした状態で釘打ちして接合
する釘打ち装置とを備えているものである。
【0004】この枠組製造装置における釘打ち装置が備
える釘打ち機(釘打ちガン)は搬送装置による搬送方向
側に配置されており、銃口を框材の側面に押し付けエア
ーコンプレッサからの圧搾空気によって作動し框材およ
び桟材に釘を高速で、つまり、一瞬の衝撃で打ち込むよ
うに構成されている。なお、この釘打ちガンにより打ち
込まれる釘は樹脂性のものであり、該釘打ちガンによっ
て高速で打ち込まれることにより表面の一部が摩擦熱に
より溶融して、打ち込み後固化するようになっている。
【0005】また、枠組終了後の後工程として、釘が打
ち込まれた框材の外側の面を削り寸法を合わせるサイザ
ー仕上げが成されるが、その際に樹脂性の釘を用いてい
ることにより、枠組から一部釘が突出していてもサイザ
ー仕上げが支障無く行うことができる。ところで、上記
の従来例では樹脂性の釘を用いたが、原価低減のため鉄
釘を用いる場合がある。この場合には、後工程のサイザ
ー仕上げにより削られる厚みを考慮して、釘打ち機によ
り鉄釘を削られる厚さ分深い位置に高速で打ち込むこと
により対応していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記枠組製造
装置における釘打ちガンなどの一般的な釘打ち機は、エ
アーシリンダのピストンによって衝撃により框材と桟材
との接合部に打ち込んでいるので、その衝撃で、釘自体
が跳ね返ったり、曲がったり、飛び出たりする可能性が
ある。また、その際、釘も深さが一定ではなくなり、上
述したような枠組を製造する工程で用いられた場合、後
工程にサイザー仕上げ工程がある場合、跳ね返った鉄釘
が打ち込んだ外面に露出した状態となり削られる可能性
が生じる。このように、釘が一定の深さに打ち込まれな
かった場合には、再び仮組みされた枠組を釘打ち装置に
搬送するといった工程を行わなければならず、生産性が
著しく減少する。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、ワークに確実に釘を打つことが出来るととも
に、打つ釘の深さを一定の深さに保つことができる釘打
ち機、これを用いた釘打ち設備及び釘打ち装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、図18に示すように、
釘打ち機本体91と、該釘打ち機本体91から進退可能
に設けられ、衝撃を与えることなくワーク6に釘を圧入
する圧入部92とからなる構成のものである。
【0009】上記釘打ち機本体91は、上記圧入部92
を該釘打ち機本体91から進退可能に設けるものであれ
ば、どの様に構成されたものでもよく、例えば、シリン
ダなどが挙げられる。上記圧入部92により衝撃を与え
ることなくワーク6に釘を圧入するため、エアシリンダ
であることが好ましい。また、上記圧入部は上記釘打ち
機本体から進退可能に設けられているものであれば、ど
の様に構成されていてもよい。また、前記ワークは、釘
が圧入されるものであれば、どのようなものでもよく、
木材、樹脂、合成樹脂等の複合素材等が挙げられる。
【0010】請求項1記載の釘打ち機90にあっては、
上記釘打ち機本体91から進退可能に設けられ、衝撃を
与えることなくワーク6に釘を圧入する圧入部92を備
えているので、この圧入部92によりワーク6に圧入さ
れる釘Kは、衝撃によりワーク6に打ち込まれるものと
異なり、跳ね返ったり、曲がったり、飛び出したりする
ことがなく、確実に釘Kをワーク6に打つことができ
る。
【0011】なお、この釘打ち機90は、自動でワーク
に釘打ちを行う作業などを含むあらゆる釘打ち作業に用
いることができるものである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の釘
打ち機において、例えば、図18に示すように、前記圧
入部92は、ほぼ一定の速度で前進し、かつ前進した際
の圧入部92の先端位置がワークに対して一定位置にな
るように構成されているものである。
【0013】請求項2記載の釘打ち機90にあっては、
請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができると
ともに、前記圧入部92が、前記釘打ち機本体91から
ほぼ一定の速度で前進し、かつ前進した際の圧入部92
の先端位置がワークに対して一定位置になるように構成
されているので、ワークに圧入される釘Kの深さは一定
となる。したがって、前記圧入部92により圧入される
釘Kの深さにバラツキがない。
【0014】また、上記ワークが、該釘打ち機により釘
打ち加工された後の工程として、側端面を削って所定の
寸法に合わせるサイザー工程を経る場合でも、前記ワー
クの側端面より一定の深さで釘を圧入できることによ
り、前記側端面を削っても、釘の頭部が削れたりするこ
とがなく、釘打ち加工に鉄釘を用いて原価低廉を図り、
製造コストの削減を図ることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の釘打ち機を備えた釘打ち設備であって、例えば、
図11に示すように、上記釘打ち機90により釘が圧入
されるワーク6を押さえて該ワーク6を位置決め固定す
る位置決め固定手段を備えた構成のものである。
【0016】請求項3記載の釘打ち設備90Aにあって
は、請求項1または2に記載の発明と同様の効果を得る
ことができる釘打ち機90と、該釘打ち機90により釘
が圧入されるワーク6を押さえて該ワーク6を位置決め
固定する位置決め固定手段とを備えているので、前記ワ
ーク6に釘を圧入する際、前記位置決め固定手段により
前記ワーク6を固定して前記釘打ち機90により容易に
該ワークに釘を圧入することができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の釘
打ち設備が対向して設けられ、これら釘打ち設備90
A.90B間に配置されるワーク6に釘を圧入する釘打
ち装置9Aであって、上記釘打ち設備90A,90Bに
それぞれ備えられた上記位置決め固定手段は、それぞれ
対向する上記釘打ち設備90A,90B方向に進んで上
記ワーク6を押さえて固定する押さえ部150(150
A,150B)を有する構成のものである。
【0018】請求項4記載の釘打ち設備にあっては、対
向して設けられている前記釘打ち設備90A,90Bに
それぞれ備えられた上記位置決め固定手段が、それぞれ
対向する上記釘打ち設備方向に進んで上記ワーク6を押
さえて固定する押さえ部150A,150Bを有してい
るので、前記釘打ち設備90A,90B間に前記ワーク
6を配置して、それぞれの釘打ち設備90A,90Bに
備えられた前記位置決め固定手段の前記押さえ部150
を対向する前記釘打ち設備方向に進めることにより、こ
れら釘打ち設備間に配置されるワーク6を固定すること
ができる。したがって、対向して設けられている前記釘
打ち設備90A,90Bのそれぞれの釘打ち機90,9
0によりワーク6に釘を容易にかつ確実に圧入すること
ができる。
【0019】請求項5記載の発明は、例えば、図8に示
すように、縦横の棧材によって四角枠状に組まれた枠組
を製造する枠組製造装置であって、仮組みされた上記枠
組の側端面から釘を打ち込むことで直角に配置された棧
材1,2どうしを接合する釘打ち装置9Aと、仮組みさ
れた上記枠組を上記釘打ち装置に搬送する搬送装置9B
とを具備してなり、前記釘打ち装置9Aは、釘打ち機本
体91と、該釘打ち機本体91から進退可能に設けら
れ、衝撃を与えることなくワークに釘を圧入する圧入部
92とからなる釘打ち機90を備えた構成のものであ
る。
【0020】請求項5記載の枠組製造装置にあっては、
前記搬送装置9Bにより搬送され、かつ縦横の棧材材
1,2を四角枠状に組まれた枠組6の側端面から釘を打
ち込むことで直角に配置された棧材どうしを接合する釘
打ち装置9Aに、釘打ち機本体91と、該釘打ち機本体
91から進退可能に設けられ、衝撃を与えることなくワ
ークに釘を圧入する圧入部92とからなる釘打ち機90
を備えた構成としているので、前記釘打ち機90の圧入
部92により前記枠組に釘が圧入されることになり、釘
を、衝撃により前記枠組に打ち込まれるものと異なり、
跳ね返ったり、曲がったり、飛び出したりすることがな
く、確実に棧材どうしを接合することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を適用した釘打ち
機、これを用いた釘打ち設備、釘打ち装置及び枠組製造
装置の実施の形態例を図1から図20に基づいて説明す
る。先ず、図1は本発明を適用した一例としての釘打ち
機を備えた枠組製造装置の概略構成を示す概略正面図で
あり、図2は同枠組製造装置を構成する仮組装置の概略
平面図、図3は釘打ち装置および搬送装置の概略構成を
説明する概略平面図である。
【0022】なお、本発明を適用した実施の形態の枠組
製造装置100の説明をするにあたって、この枠組製造
装置100で製造される枠組(ワーク)は木製パネル用
枠組である。この木製パネル用枠組に関する説明につい
ては、上記従来例で用いた図20に示される枠組6を参
照して説明するとともに、枠組6の構成についてはその
説明を省略する。
【0023】つまり、この枠組製造装置100は、縦横
の棧材(図20においては框材)1、2によって四角枠
状に組まれた枠体3のみを製造することができるもので
あるが、以下ではこの枠体3と、この枠体3の内部に横
方向へ組まれて配設された横の棧材5もしくは枠体3の
内部に縦横に組まれた縦横の棧材4、5とからなる木製
パネル用の枠組6を製造することができるものとして説
明する。
【0024】図1に示すように、本発明を適用した一例
としての実施の形態における枠組製造装置100は、上
述した縦横の框材(棧材)1,2と棧材4,5とを組ん
で木製パネル用枠組6の仮組みをおこなう仮組装置8
と、仮組みされた木製パネル用枠組6の縦框材(棧材)
1と横框材(棧材)2、縦框材(棧材)1と横棧材5ど
うしをそれぞれ釘打ち機90により釘を圧入することに
より互いに結合する釘打ち装置9Aと、仮組装置8の下
部に設けられ、該仮組装置8で仮組みされた枠体3を仮
組みされた状態で釘打ち装置9Aに搬送する搬送装置9
Bとを備えている。
【0025】また、仮組装置8には、仮組みされた上記
枠体3を仮組みされた状態で下方の搬送装置9Bに移送
する移送手段10が設けられており、仮組装置8で縦横
の框材1,2と、これら框材1,2を組み付けることよ
り構成された四角枠状の枠体3の内部に棧材4,5を配
設して枠体を仮組みし(図2の想像線で示す枠組6参
照。)、この仮組みされた枠組6を移送手段10により
該仮組装置8下部の搬送装置9Bに移送して、この搬送
装置9Bにより釘打ち装置9Aに搬送すること(図3参
照。)により枠組6の枠体3を構成する框材(棧材)
1,2の側端面から釘を打ち込み木製パネル用枠組6を
製造するものである。
【0026】本発明を適用した釘打ち機90を備えた、
釘打ち設備90A,90Bや釘打ち装置9Aの説明を行
う前に、本発明の枠組製造装置の構成を順を追って説明
していく。
【0027】まず、仮組装置8について図4〜図7を用
いて説明する。図4は本発明を適用した枠組製造装置に
おける仮組装置8の平面図、図5は同仮組装置8の正面
図、図6は同仮組装置の側面図、図7は仮組装置が備え
る移動手段を説明する棧材支持部を示す図である。
【0028】図4〜図6に示すように、上記仮組装置8
は、上記枠体3を構成する縦横の框材(棧材)1,2を
それぞれ載置して仮組を行う棧材受け部11,12,1
3,14と、棧材受け部11,12を上下方向に移動さ
せて、枠体3を仮組みされた状態で下方の搬送装置9B
に移送する移送手段10,10Aと、棧材受け部11,
12,13,14を支持するフレーム部15とから概略
構成されている。また、棧材受け部12は対向する棧材
受け部11に対して接離可能に構成され、棧材受け部1
4は対向する棧材受け部13に対して接離可能に構成さ
れている。
【0029】フレーム部15は、該仮組装置8の上部を
形成する、平面視手前側(作業者側)が開口した平面視
コ字状の基枠部16と、該基枠部16を所定の高さで支
持する脚部17とから概略構成されている。コ字状の基
枠部16内に、框材および棧材を載置してこれらを組み
付けて仮組を行う棧材受け部11,12,13,14が
設けられており、これら棧材受け部11,12,13,
14の配置は、桟材受け部12,14の移動により、製
造される枠組の大きさに対応して、つまり仮組される枠
組の平面形状の大きさに合わせて変更可能となるように
形成されている。
【0030】棧材受け部11,12,13,14は、枠
組6を構成する縦横の框材(棧材)1,2により仮組さ
れる平面視四角形状の枠体3を四方から支持するように
構成されている。以下では、便宜上、仮組される枠組の
縦框材1を支持する、長尺の棧材受け部11,12をそ
れぞれ第1および第2の縦框材支持部といい、枠組6の
横框材2を支持し、第1及び第2の縦框材支持部11,
12と直交するように配置されている棧材受け部13,
14をそれぞれ左右側横框材支持部という。
【0031】第1の縦框材支持部11はコ字状の基枠部
16の両端部16a,16b間に、該基枠部16内を塞
ぐように配置され、上下方向及び外側方向に移動可能と
なるように構成されている。すなわち、この第1の縦框
材支持部11は、基枠部16内側に仮組される縦框材1
の外側の側端面に当接する当接面110aを備えた側面
部110と、先端側が該側面部110下部で水平方向に
内側に突出し、仮組される縦框材1の底面に当接して、
該縦框材1が載置される底板部112とを有している。
(図6及び図7参照。)これら側面部110および底板
部112は、載置される縦框材に対応して長尺のものと
なっている。なお、図5では、この第1の縦框材支持部
11に関する構成は省略している。
【0032】側面部110は、図4、図6及び図7に示
すように、基枠部16の両端部16a,16bの内側に
設けられた固定部材18に固定されたエアシリンダ11
4より下方に進退するピストンロッド115の先端部1
15aに固定された固定部116に設けられ、ピストン
ロッド115の進退移動に連動して上下方向に移動可能
に構成されている。これらエアシリンダ114および第
1の縦框材支持部11によって移送手段10を構成して
いる。また、この固定部116には側面部110の背部
(図4では手前側)にエアシリンダ117が、該エアシ
リンダ117により可動するピストンロッド118が側
面部110の後方に進退するように固定されている。
【0033】底板部112は、外方の基端部112aに
鉛直方向に立設された後板112bを有し、この後板1
12bには、固定部116に固定されているエアシリン
ダ117のピストンロッド118の先端部118aが接
合されている。
【0034】さらに、底板部112には、固定部116
に取り付けられたレール119に嵌合して摺動するスラ
イド部材119aが設けれられている。このスライド部
材119aがガイドとなって、固定部116に固定され
ているエアシリンダ117のピストンロッド118の進
退移動により、底板部112が水平方向に移動し、平面
視して、側面部110の当接面110aから出没するよ
うになっている。(図4及び図7参照。)
【0035】第2の縦框材支持部12は、コ字状の基枠
部16を構成している対向する側枠部16A,16B間
に第1の縦框材支持部11に対して接離可能に設けられ
ている。つまり第1の縦框材支持部11方向に、該縦框
材支持部11と平行な状態で移動可能に設けられた移動
フレーム部20に取り付けられている。
【0036】ここで、移動フレーム部20について説明
する。移動フレーム部20は、両端部20a,20bに
側枠部16A,16Bの延在方向に沿って摺動するよう
に構成された摺動部材21,21が設けられている。こ
れら摺動部材21,21は、下面に、側枠部16A,1
6Bに該側枠部16A,16Bの延在方向に設けられた
レール22,22に嵌合して摺動するスライド部材2
3,…が設けられ、側枠部16A,16Bの外側に張り
出した部分には、該側枠部16A,16Bに沿って回動
可能に配設されたネジ部25に螺合され、該ネジ部25
に沿って移動するナット26が固定された状態で取り付
けられている。
【0037】ネジ部25,25は、それぞれ側枠部16
A、16Bのそれぞれ外側に該側枠部16A,16Bに
沿って、これら側枠部16A,16Bのそれぞれと平行
に延在するようにネジ固定部材27,…を介して回動可
能に配置され、それぞれの側枠部16A,16Bの外側
に配置されたネジ部25,25は奥側の端部25a,2
5aでギアボックス28内のギア及び、主軸部29を介
して連動するように接続されている。
【0038】この主軸部29の両端部はそれぞれギアボ
ックス28内に設けられているギアに接続され、コ字状
の基枠部16を構成する奥側の奥側枠部16Cの外側
に、該奥側枠部16Cに沿って配置されている。そして
この主軸部29のほぼ中央部には、モータ30に接続さ
れたピニオン30aが設けられている。
【0039】つまり、このモータ30を駆動させること
により主軸部29が回転し、この回転によって左右の側
枠部16A,16Bに取り付けられたそれぞれのネジ部
25が回転する。これらネジ部25の回転により、ネジ
部25にそれぞれ螺合されているナット26,26を介
してそれぞれの摺動部材21,21が平行に手前側に移
動する。またモータ30を逆に回転させれば、摺動部材
21,21の移動方向を逆方向(奥行き方向)に変更す
ることができる。このように構成されているので、これ
ら摺動部材21,21が移動することにより移動フレー
ム部20が第1の縦框材支持部11方向に移動可能とな
っている。
【0040】この移動フレーム部20に取り付けられて
いる第2の縦框材支持部12は、上述した第1の縦框材
支持部11とほぼ同様に構成されているものであり、仮
組される縦框材1の側面に当接する鉛直面120aを備
えた側面部120と、先端側が該側面部120下部で水
平方向に内側に突出し、仮組される縦框材の底面に当接
して、該縦框材1が載置される底板部122とを有して
いる。なお、この構成は第1の縦框材支持部11とほぼ
同様の構成であるので、同様の構成には同名称を用いて
説明する。
【0041】すなわち、側面部120は移動フレーム部
20に固定されたエアシリンダ124より下方に進退す
るピストンロッド125の先端部125aに固定された
固定部126に設けられ、ピストンロッド125の可動
に追従して上下方向に移動可能に構成されている。この
エアシリンダ124と第2の縦框材支持部12とで移送
手段10Aを形成している。
【0042】また、この固定部126には側面部120
の背部(図4では奥側)にエアシリンダ127が、該エ
アシリンダ127により可動するピストンロッド128
が側面部120の後方に進退するように固定されてい
る。
【0043】底板部122は、外側の基端部に鉛直方向
に立設された後板122aを有し、この後板122aに
は、固定部126に固定されているエアシリンダ127
のピストンロッド128の先端部が接合されている。
【0044】また、底板部122には、該底板部122
の延在方向に所定間隔を開けて、上述した底板部112
と同様に、固定部126に取り付けられたレール129
に嵌合して摺動するスライド部材129aが設けれられ
ている。つまり、ピストンロッド128の進退移動によ
り、底板部122が水平方向に移動し、平面視して、側
面部120の内側面から出没するようになっている。
(図4の矢印N参照。)この底板部122は縦框材1を
支持するため長尺となっており、対向する第1の縦框材
支持部11の底板部112と同一の平面上に配置され、
その平面は水平面となっている。
【0045】左側横框材支持部13も、上述した第1の
縦框材支持部11とほぼ同様に構成されているものであ
り、前後方向(図4の矢印M方向)に移動可能に設けら
れているものである。すなわち、左側横框材支持部13
は、仮組される横框材2の側面に当接する鉛直面130
aを有する側面部130と、先端側が該側面部130下
部で水平方向に内側に突出し、仮組される横框材2の底
面に当接して、該横框材2が載置される底板部132と
を有している。
【0046】側面部130は、該側面部130が内側に
突出するように左側枠部16Aに固定部材131を介し
て固定され、固定部材131には側面部130の背部
(図では側枠部16A側)にエアシリンダ133が固定
され、該エアシリンダ133により可動するピストンロ
ッド134が側面部130の後方(側枠部16A側)に
進退するように固定されている。
【0047】底板部132は、基端部に鉛直方向に立設
された後板132aを介してエアシリンダ133のピス
トンロッド134の先端部134aが接合されている。
さらに、底板部132には、固定部材131に取り付け
られた2つのレール136にそれぞれ嵌合して摺動する
スライド部材137が設けれられている。つまり、ピス
トンロッド134の進退移動により、底板部132が水
平方向に移動し、平面視して、側面部130の内側の鉛
直面130aから出没するようになっている。
【0048】右側横框材支持部14は、左側横框材支持
部13とほぼ同様に構成され、仮組される横框材2の側
面に当接する鉛直面140aを有する側面部140と、
先端側が該側面部140下部で水平方向に内側に突出
し、仮組される横框材の底面に当接して、該横框材2が
載置される底板部142とを有している。
【0049】側面部140は、該側面部140が内側に
突出するように、右側枠部16Bの内側で、該右側枠部
16Bに沿って延在し、かつ、仮組装置8の長手方向に
移動可能に構成されている移動フレーム部32の手前側
端部32aに固定部材141を介して固定されている。
この固定部材141には側面部140の背部(図では側
枠部16B側)にエアシリンダ143が固定され、該エ
アシリンダ143により可動するピストンロッド144
が側面部140の後方向(側枠部16B側方向)に進退
するように固定されている。また、この固定部材141
により底板部142は、対向する左横框材支持部13の
底板部132と同一平面上に位置可能に構成され、その
平面は水平面となっている。
【0050】底板部142は、外側の基端部に鉛直方向
に立設された後板142aを介してエアシリンダ143
のピストンロッド144の先端部144aが接合されて
いる。さらに、底板部142には、固定部材141に取
り付けられた2つのレール146にそれぞれ嵌合して摺
動するスライド部材147が2つ設けれられている。つ
まり、ピストンロッド144の進退移動により、底板部
142が水平方向に移動し、平面視して、側面部140
の内側の鉛直面140aから出没するようになってい
る。
【0051】移動フレーム部32は、側枠部16Aと平
行な状態で、上述した第1及び第2の縦框材支持部1
1,12のそれぞれの延在方向に移動可能に構成されて
いるものであり、該移動フレーム部32の奥側端部32
bには、基枠部16の奥側枠部16Cの上面を、該奥側
枠部16Cの延在方向に摺動する移動部材33が接続さ
れている。この移動部材33は、下部に、奥側枠部16
Cの中央部に形成された長手方向に延在する開口部16
dに内嵌し、該奥側枠部16Cの開口部16dに回動可
能に設けられたネジ部34に螺合するナットを備えたナ
ット部34Aと、該ナット部34Aを挟んで奥側枠部1
6Cの上面に該奥側枠部16Cの延在方向に形成された
2本のレール36,36にそれぞれ嵌合して摺動するス
ライド部材36A,36Aとを有している。ネジ部34
はモータ35の軸に接続されており、モータ35の回転
により回動するものである。
【0052】このように構成されているのでモータ35
を回転させることによりネジ部34が回転し、このネジ
部34の回転に伴い、該ネジ部34に螺合されているナ
ットを有するナット部34Aが移動する。すると移動部
材33も移動し、この移動部材33に接合されている移
動フレーム部32が、側枠部16A,16Bと平行な状
態で、側枠部16A方向に移動する、つまり、この移動
フレーム部32は図5に示すように矢印O方向に移動可
能となっている。
【0053】これにより、移動フレーム部32に固定さ
れている右側横框材支持部14が、対向する左側横框材
支持部13に接離可能となる。なおモータ30の駆動は
任意に行うものである。なお、左右側横框材支持部1
3,14の底板部132,142は、上述した第1及び
第2の縦框材支持部11,12の底板部112,122
と、同一平面上に配置可能な構成となっている。これに
より、これら第1および第2の縦框材支持部11,12
および左右側横框材支持部13,14に縦横の框材1,
2を載せて仮組を行う場合、仮組を行い易くなってい
る。
【0054】次にこのように構成されている仮組装置8
の作用を説明する。このように構成されている仮組装置
8において、まず、製造する枠体3若しくは枠組6の平
面形状に合わせて、第2の縦框材支持部12と右側横框
材支持部14を移動させる。そして、第1及び第2の縦
框材支持部11,12および左右側横框材支持部13,
14にそれぞれ、枠体3を構成する縦横の框材1,2を
配置して、ステープル等を縦横の框材1,2の接合部の
仮止めに用いて仮組を行う。このとき枠体3内に配置さ
れる縦横の棧材4,5,5も所定の位置に配置してステ
ープル等で、端面が当接する框材1,2に仮止めを行
う。十字に組まれる縦の棧材4と横の棧材5とは合い欠
き加工により接合する。
【0055】また、上方に開口するように合い欠きの溝
が形成された棧材を下側にした場合は、下側にした棧材
の端部のみをステープル等で両端面が当接する框材に仮
止めするだけでよい。さらに、仮組の際、それぞれの框
材支持部11〜14の当接面110a,120a,13
0a,140aに、それぞれ配置される縦横の框材1,
2の側面を当接させることにより、これら当接面110
a,120a,130a,140aが框材1,2を配置
する際のガイドとなり、仮組みされる枠体3を正確な形
状とすることができる。
【0056】そして、左右側横框材支持部13、14の
底板部132,142を、それぞれの上部に位置する鉛
直面130a,140aから外側に移動させて、つま
り、平面視して鉛直面130a,140aから引っ込め
て、第1及び第2のエアシリンダ114,124のピス
トンロッド115,125を伸ばすことにより、仮組み
された枠組6を仮組みされた状態で下方に移動させ、仮
組装置8の下部に配置されている搬送装置9Bに接近し
た地点で、第1及び第2の縦框材支持部11,12の底
板部112,122をそれぞれの当接面110a,12
0aより外側に移動させることにより、つまり、平面視
して当接面110a,120aから引っ込めることによ
り、下方の搬送装置9Bに仮組みされた枠組6が仮組み
されたそのままの状態で移送される。
【0057】このように構成された仮組装置8には、仮
組みされた木製パネル用枠組を仮組みされた状態で下方
の搬送装置9Bに移送する移送手段が設けられているの
で、仮組手段で仮組みされた枠体3を含む木製パネル用
枠組6を容易に搬送装置9Bに移送させることができ、
下方に移送するだけであるので、移送時間も短くなる。
【0058】さらに、仮組装置8の備える、木製パネル
用枠組6の枠体3を構成する縦横の棧材をそれぞれ載置
して仮組を行う縦横の框材支持部(第1および第2の縦
框材支持部、左右側横框材支持部)11〜14のうち第
2の縦框材支持部12と、右側横框材支持部14とが、
それぞれ対向する第1の縦框材支持部11、左側横框材
支持部13に対して接離可能に構成されているので、こ
の接離可能に構成されている第2の縦框材支持部12、
右側横框材支持部14を、対向する第1の縦框材支持部
11、左側横框材支持部13に接離させることにより、
これら縦横の框材支持部(第1および第2の縦框材支持
部、左右側横框材支持部)11〜14に載置される縦横
の框材(棧材)により仮組みされる四角枠状の枠体の大
きさを変更することができ、図示された形状の枠組6に
かぎらず、平面視形状、様々な大きさの枠組や枠体の仮
組を行うことができ、これにより、様々な大きさの枠体
を製造することができる。
【0059】次に、図8〜図10を参照して搬送装置9
Bと釘打ち装置9Aについて説明する。図8は本実施の
形態の枠組製造装置100における釘打ち装置9Aと搬
送装置9Bの概略構成を説明する概略平面図、図9は同
概略正面図、図10は同概略側面図である。
【0060】まず釘打ち装置9Aに仮組みされた木製パ
ネル用枠組6を仮組みされた状態で搬送する搬送装置9
Bについて説明する。
【0061】搬送装置9Bは、図8〜図10に示すよう
に並列して配置された2本の搬送部37,37Aと、こ
れら搬送部37,37Aにその長さ方向に沿って周回す
るように搬送チェーンが掛けられるスプロケット38,
38a,…と、この搬送チェーンの外周側に搬送部3
7,37Aの長さ方向に沿って一列に配置された搬送プ
レート39(図10参照。)と、搬送部37,37A上
で搬送される仮組みされた木製パネル用枠組6を両側か
ら挟んだ状態で、搬送方向に搬送する横送り部40,4
0Aとを有している。これら搬送部37,37Aの上方
が搬送路を形成している。
【0062】搬送部37(37A)は、図8に示すよう
に、上面でチェーンの回動を案内する長尺の案内部41
と、この案内部41の両端部に、それぞれ設けられたス
プロケット38,38aとを有する。これら搬送部3
7,37Aは両搬送部とも同様に構成されており、対向
して配置され、それぞれ対向する搬出側のスプロケット
38aは、図8に示すようにチェーン(図示略)介して
電動モータ(図示略)に接続された一つの回転軸42に
嵌挿され、電動モータが作動することによって回転軸4
2が回転し、搬出側の全てのスプロケット38a,38
aが同じ速度で回転し、これにより各搬送チェーンは、
搬出側のスプロケット38aと搬入側のスプロケット3
8との間をそれぞれ同じ速度で周回し、結果として各搬
送部37上(以下、搬送路という)をそれぞれ同じ速度
で走行するものとなっている。
【0063】これら搬送部37,37Aのうち奥側の搬
送部37Aは、内側方向に移動自在に、つまり対向する
搬送部37に対して接離可能に設けられているものであ
り、搬送部37の搬入側および搬出側端部のそれぞれに
架設されたネジ部43,43により手前側の搬送部37
に連結されている。
【0064】これらネジ部43,43はいずれも手前側
の搬送部を固定端とし奥側の搬送部を可動端としたもの
で、奥側の搬送部37Aの下端部には、ネジ部に螺合す
るナットが固定されているナット部43a,43aがそ
れぞれ取り付けられている。また、ネジ部43,43
は、奥側の搬送部37Aの下方に設けられたシャフト4
4を介して連動するように構成されており、このシャフ
ト44のほぼ中央部には、ピニオン44aが設けられ、
このピニオン44aは駆動モータ44bの軸44cに設
けられたピニオン44dに歯合されている。
【0065】このモータ44bの可動によりシャフト4
4が回転し、このシャフト44の回転に伴って搬入側お
よび搬出側のネジ部43,43が回転する。ネジ部4
3,43が回転することにより、該ネジ部43,43に
螺合されているナットが固定されているナット部43a
が設けられている奥側の搬送部37Aが搬送方向と直交
する方向に移動するように構成されている。なお、この
奥側の搬送部37Aの移動を円滑に行うため、搬送部3
7,37A間には、ガイドレール43d,43dが設け
られ、奥側の搬送部37Aの下端には、ガイドレール4
3dに沿って摺動するスライド部材(図示しない。)が
設けられている。
【0066】このように搬送部37,37Aは、該搬送
部37,37Aの離間距離を変更可能に構成されている
ので、これら搬送部37,37Aの上面に仮組みされた
枠組6を載せて、該搬送部37,37Aにより釘打ち装
置9Aに搬送する際、様々な平面視形状の大きさの枠組
に対応することができ、様々な大きさの枠体や枠組を搬
送することができるようになっている。よって、製造さ
れる枠組や枠体の大きさに合わせた搬送装置9Bを用意
する必要がなく、一つの搬送装置9Bで多種類の大きさ
の枠組や枠体を仮組みされた状態で搬送することがで
き、コストの低廉をはかることができるようになってい
る。
【0067】また、搬送部37,37Aはそれぞれ脚部
45,…により支持されており、搬入側には搬送路上を
それぞれ外側から内側に出没自在となるように設けられ
た横送り部40,40Aが取り付けられている。なお、
これら横送り部40,40Aは対向して配置されてお
り、同一構成であるので、送り部40の説明のみを行い
横送り部40Aの説明は省略する。
【0068】横送り部40(40A)は、鉛直軸を中心
に回転する一対のプーリ46,46と、プーリ46,4
6に巻回するベルト(搬送ベルト)47とを有し、それ
ぞれの搬送部37,37Aにおいて、ベルト47,47
の内側の面が搬送路を搬送する木製パネル用枠組6の側
端面に当接するものである。つまり、搬送路の両側に搬
送方向に沿って周回するようにベルト47が設けられた
状態となっている。(図1〜図3、図9参照。図8では
省略。)
【0069】プーリ46,46はそれぞれ搬送方向に延
在するプーリ支持材46aの両端部に立設され、このプ
ーリ支持材46aは、搬送路の外側に配設されたエアシ
リンダ48のピストンロッド48aの先端部に接続部4
8bを介して接続されており、該エアシリンダ48の駆
動により進退移動するピストンロッド48aによって、
ベルト47,47は搬送路側、つまり搬送方向と直交す
る方向に進退可能(移動可能)に構成されている。な
お、これらエアシリンダ48は該エアシリンダ48を固
定する固定板(図示省略)を介して案内部41の外側面
に固定されている。
【0070】上記エアシリンダ48,…の駆動により対
向しているベルト47の上記搬送路側の内側面が、それ
ぞれ上記搬送路を通る仮組みされた枠組6の両側端面、
つまり縦框材1の両側端面にそれぞれ当接する。したが
って、仮組みされた枠組6はベルト47,47に両側か
ら挟まれた状態で釘打ち装置9Aに搬送されることにな
り、枠組6を釘打ち装置9Aに対して正しい向きで搬送
することができる。
【0071】このように構成された搬送装置9Bの搬出
側端部には、該搬送装置9Bの搬送路に搬送される仮組
みされた枠組を構成する框材や棧材どうしを接合する釘
打ち装置9Aが配置されている。
【0072】この釘打ち装置9Aは、仮組みされた木製
パネル用枠組6を該木製パネル用枠組6の縦框材1の搬
送方向外側の両側端面(外側端面)から釘を圧入して、
框材や棧材どうしを接合するものであり、対向して設け
られた、釘を打ち込む釘打ち機90を備えた釘打ち設備
90A、90Bを備えている。
【0073】これら釘打ち設備90A.90Bは、搬送
装置9Bを挟んで、該搬送装置9Bの搬送路の外側に対
向してそれぞれ設けられており、それぞれの釘打ち設備
90A.90Bが備える釘打ち機90,90も対向して
配置された状態となっている。つまり、それぞれの釘打
ち機90,90の釘打ち方向が一致している。
【0074】そして、釘打ち設備90Aは搬送部37の
搬出側の端部と、一方釘打ち設備90Bは搬送部37A
の搬出側の端部とそれぞれ接合されており、奥側の搬送
部37A側に設けられている釘打ち設備90Bは、搬送
部37Aの移動に追従して移動するものである。(図1
0参照。)つまり、奥側の搬送部37Aが手前側の搬送
部37側に移動すると、釘打ち装置9Aも搬送部37側
に移動するように構成されており、搬送装置9Bによっ
て搬送される仮組みされた枠組6の大きさに対応して、
釘を圧入することができるように構成されている。
【0075】ここで、これら釘打ち設備90A,90B
を詳細に述べる。なお、手前側の搬送部37に設けられ
ている釘打ち設備90Aと、奥側の搬送部37Aに設け
られている釘打ち設備90Bとは、同様に構成されてい
るものであるので、ここでは手前側の釘打ち設備90A
の説明のみを行い、奥側の搬送部37Aに設けられてい
る釘打ち設備90Bの説明は同符号を付して省略する。
図11は、図8における釘打ち装置9Aの有する釘打ち
設備90Aの概略平面図、図12は同釘打ち設備の概略
背面図である。
【0076】図8〜図11に示すように、この釘打ち設
備90Aは、釘を圧入する釘打ち機90と、この釘打ち
機90により釘が圧入される枠組6を押さえて該枠組6
を位置決め固定する位置決め固定手段とを備えている。
この位置決め固定手段は、釘打ち機90の上方に配置さ
れ、縦框材1に接合される横棧材5や横框材2を支持す
る固定機構50と、釘打ち機90の両サイドに設けら
れ、搬送装置9Bの搬送部37,37Aにより搬送され
た木製パネル用枠組6の、釘を打ち込む側端面側から固
定する側面押さえ部150(150A,150B)と、
釘を打ち込む木製パネル用枠組6の搬送方向の前端面の
角部を押さえて所定の釘打ち位置に位置決め固定する前
側端面押さえ部160と、同様の後端面の角部を押さえ
て所定の釘打ち位置に位置決め固定する後側端面押さえ
部160Aとから概略構成されている。また、これら釘
打ち機90、固定機構50、側端面押さえ部150(1
50A,150B)および前後側端面押さえ部160,
160Aは、搬送部37と一体に設けられた状態で、搬
送部37に接合されている基台部101に支持されてい
る。
【0077】釘打ち機90は、基台部101のほぼ中央
に、該基台部101上面101aを搬送方向と直交する
方向、つまりは釘打ち方向に水平移動する移動板102
に載置固定され、この移動板102とともに、搬送部3
7の外側方から釘打ち方向に沿って移動自在に設けられ
ている。
【0078】ここで、釘打ち機90の構成を詳細に説明
する前に、釘打ち設備90A,90Bにそれぞれ設けら
れている該釘打ち機90により釘打ちされる木製パネル
用枠組6の縦横の框材1,2、棧材5を押さえるそれぞ
れの押さえ部150,160,160Aおよびそれぞれ
を固定する固定機構50について説明する。
【0079】先ず、基台部101で釘打ち機90の上方
に、搬送路に沿って該搬送路に面するように固定された
固定機構50について図13〜図16を参照して説明す
る。図13〜図15は釘打ち設備90Aの固定機構50
を示す正面図、図16は同固定機構の後ろ側要部を示す
平面図である。
【0080】固定機構50は、仮組みされる枠組6の横
框材2および横棧材5を挾持して釘打ち線上に移動して
位置決め固定するものである。この固定機構50は、図
13ないし図16に示すように、前部固定機構51と該
前部固定機構51よりも搬送装置9Bの搬出側に設けら
れた後部固定機構52とからなり、それぞれの背部に配
置されているエアシリンダにより、これら第一の固定機
構50の前部固定機構51と後部固定機構52は、搬送
路の外側から内側に移動するように設けられている。
【0081】すなわち、上記前部固定機構51及び後部
固定機構52は、手前側の搬送部37に沿って垂直に配
置された第一の支持板58と、該第一の支持板58の内
面の前部に搬送部37に沿って水平に配置された第一の
ガイドレール59と、該第一のガイドレール59に沿っ
て移動可能に第一のガイドレール59に嵌合された第二
の支持板60と、上記第一の支持板58の内面後部に水
平に取り付けられ、かつピストンロッド61を第二の支
持板60に接続したエアシリンダ62と、上記第二の支
持板60の内面に垂直に設けられた第二のガイドレール
63(図15及び図16に図示)と、上記第二のガイド
レール63に沿って移動可能に、第二のガイドレール6
3に嵌合された挟持部材64と、上記第二の支持板60
の上部に垂直に接続され、そのピストンロッド65が挟
持部材64に接続されたエアシリンダ66とからなるも
のである。
【0082】第1の支持板58の両端部58aの背部に
は、それぞれ固定板75に載置固定されているエアシリ
ンダ76に接続されている移動板77が設けられてい
る。(図16参照。)
【0083】固定板75は、基台部101上面に立設さ
れた支持部台部103を介して所定の高さ位置で固定さ
れているのものであり、この固定板75に載置固定され
ているエアシリンダ76は、該エアシリンダ76により
作動するピストンロッド76aが水平方向に搬送路側に
向かって進退移動するように固定されている。
【0084】この移動板77には、エアシリンダ76が
載置固定されている固定板75に形成されたレール75
a沿ってスライド移動する移動部材77aが設けられて
いる。このように第1の支持板58の背面の両側端部で
は、エアシリンダ76が接続され、このエアシリンダ7
6,76のピストンロッド78,78の進退移動によ
り、固定機構50が、搬送路の内側方向に移動したり、
外側方向に移動することが出来る。
【0085】そして、上記挟持部材64は、図13に示
すように、裏面に第二のガイドレール63に摺動自在に
嵌合する嵌合部材67a(図16に図示)が設けられた
矩形の本体部67と本体部67後方に延出して上記ピス
トンロッド65が接続される接続部68と、上記本体部
67の前部に突出するとともに下方に延出した挟持部6
9とからなるものである。
【0086】また、挟持部69の前縁は垂直に形成さ
れ、挟持部69の後縁は挟持部69の先端部に向かうに
つれて細くなるようにテーパーが付けられている。さら
に、上記後部固定機構52の第一の支持板58の前端部
分には、エアシリンダ71が垂直に取り付けられ、該エ
アシリンダ71のピストンロッド72が下方に延出自在
とされるとともに該ピストンロッド72の先端には、手
前側の搬送部37上の縦の框材1を搬送部37上面に押
圧して保持するためのパッドが取り付けられている。
【0087】そして、以上のような構成の固定機構50
は、前部固定機構51と後部固定機構52とが所定の間
隔をあけて対向配置され、まず、図13に示す状態から
後部固定機構52の第二の支持板60がエアシリンダ6
2により前方に移動するとともに、上記挟持部材64が
エアシリンダ66により下方に移動して、図14に示す
状態となる。そして、上記挟持部69の前縁部が搬送装
置9Bの搬送路上を搬送される仮組みされた枠組6の横
の框材2もしくは横の棧材5の前面に配置されるように
なっている。
【0088】次いで、上記前部固定機構51の第二の支
持板60がエアシリンダ62により前方に移動するとと
もに、上記挟持部材64がエアシリンダ66により下方
に移動するようになっている。そして、図15に示すよ
うに、上記後部固定機構52の挟持部69との間に枠組
6の横の框材2もしくは横の棧材5を挟んだ状態になる
ように前部固定機構51の挟持部69が前方に移動し、
上記二つの挟持部材64の挟持部69により横の框材2
もしくは横の棧材5が挟まれた状態で維持されるように
なっている。
【0089】また、上記二つの挟持部材64により横の
框材2もしくは横の棧材5が挟持された状態で第一の固
定機構のエアシリンダ71のピストンロッド72が下方
に移動して、ピストンロッド72の先端のパッドが手前
側の搬送部37の上の縦の框材1を下方に押圧して固定
するようになっている。
【0090】また、上記固定機構50により横の框材2
及び横の棧材4が挟持される位置は、対向する釘打ち機
を結んだ線上となっている。また、上記固定機構50
は、図示しない制御装置に制御されており、上記搬送装
置9Bの搬送プレート39の位置に対応して移動する横
の框材2もしくは横の棧材5の位置が、上記対向する釘
打ち機の手前に達した時点で、上記後部固定機構52の
挟持部材64が前方に移動するとともに下方に移動し
て、横の棧材5及び横の框材2を挟持する位置に移動す
るようになっている。
【0091】そして、横の框材2もしくは横の棧材5の
前面が上記後部固定機構52の挟持部69の前縁に当接
する状態で、上記搬送プレート39の位置が光センサに
検知されて搬送装置9Bの搬送チェーン(図示省略。)
が停止するとともに、上述のように前部固定機構51の
挟持部69が前方に移動するとともに下方に移動して、
上記前部固定機構51の挟持部69との間に横の框材2
もしくは横の棧材5を挟持するようになっている。
【0092】そして、以上のように制御されることで、
例えば、搬送装置9B上において仮組みされた框材1、
2及び棧材4、5の正確な配置位置を上記固定機構50
により、位置決めできるようになっており、仮組みする
際に、横の框材2及び横の棧材5が正確に固定されてい
ない状態でも良い。
【0093】次に、位置決め固定手段を構成する側面押
さえ部(押さえ部)150(150A,150B)につ
いて説明する。側面押さえ部150は、図11に示され
るように、基台部101上面に配置されたエアシリンダ
151の作動ロッド152の先端部152aに接続さ
れ、エアシリンダ151により、内側に、言い換えれば
搬送路側に進退可能に設けられているものある。
【0094】このエアシリンダ151は、釘打ち機90
の両側で、基台部101上面に鉛直に取り付けられた固
定板104に、エアシリンダ151の作動ロッド152
が、搬送方向と直交する方向にかつ、搬送路に向かって
移動するように取り付けられている。この作動ロッド1
52は、該作動ロッド152の延在方向に沿って設けら
れた固定板104に取り付けられている案内部105を
摺動するスライド部106を有している。
【0095】側面押さえ部150,150(便宜上、以
下では、この側面押さえ部150のうち釘打ち機90を
挟んで左側のものを左側面押さえ部150A、右側のも
のを右側面押さえ部150Bという。)は、それぞれ作
動ロッド152の先端部152aに取り付けられ、これ
ら先端部152aからそれぞれ釘打ち機90側に屈曲し
た屈曲部150bと、屈曲部150bの先端部から搬送
方向と直交する方向に延出した移動杆150cと、この
移動杆150cの先端部に設けられ、木製パネル用枠組
の縦框材1の側面に当接して、該側面側から押圧する押
圧部材150dとを有している。
【0096】移動杆150cと作動ロッド152は平行
となるように形成されており、作動ロッド152が移動
すると、移動杆150cが搬送方向と直交する方向に進
退移動するものとなっている。そして、この押圧部材1
50dには、縦框材1の側端面に当接する、搬送方向と
平行な当接面が設けられている。
【0097】この左右側面押さえ部150A,150B
は、それぞれ対向する奥側の釘打ち設備90Bにも同様
な構成で設けられているものであり、両釘打ち設備90
A,90Bにそれぞれ設けられている左右側面押さえ部
150A,150Bは、互いに対向して配置された状態
となっている。
【0098】つまり、釘打ちする際に、対向して設けら
れている釘打ち設備90A,90Bの側面押さえ部15
0A,150Bをそれぞれ内側に突出させることによ
り、釘打ちされる木製パネル用枠組6を両側から固定し
た状態となり、釘打ち機90により釘を圧入し易くす
る。なお、図11に実線で記されている左右側面押さえ
部150A,150Bは、それぞれもっとも後退した状
態のものであり、想像線Aでそれぞれ示されている部分
が最も進んだ状態(搬送路側に突出した状態)を示して
いる。
【0099】これら左右押さえ部150A,150Bを
作動させる2つのエアシリンダ151,151の外側に
は、釘を打ち込む木製パネル用枠組6の搬送方向の前端
面の角部を押さえて固定する前側端面押さえ部160と
後側端面押さえ部160Aのそれぞれを搬送路上に移動
させるエアシリンダ162、162Aが配置されてい
る。
【0100】上記前側端面押さえ部160は、釘打ち位
置より搬出側に設けられ、搬送路と直交する方向に延在
し、仮組みされた枠組6の前側端面に当接する当接面を
有する前部当接面部161を有し、この前部当接面部部
161が所定の位置で搬送方向と直交する方向に位置す
るように構成されている。また、上記後側端面押さえ部
160Aは、釘打ち位置より搬入側に位置するように設
けられ、搬送路と直交する方向に延在し、仮組みされた
枠組の後ろ側端面に当接する当接面を有する後部当接面
部161Aを有している。
【0101】これら前後側端面押さえ部160,160
Aは、それぞれエアシリンダ162,162Aにより作
動するピストンロッド163,163Aにより、搬送路
上に位置させたり、ピストンロッド163,163Aを
後退させることで、搬送路から外側に位置させることが
できるように構成されている。
【0102】これらエアシリンダ162,162Aは、
釘打ち機90の釘打ち方向を中心に左右対称に配設され
た固定板164,164Aに固定されており、これら固
定板164,164Aは、先端部164a,164aが
釘打ち位置に向かうように基台部101に固定されてい
る。これにより、ピストンロッド163,163Aは釘
打ち位置に向かって進退移動するものとなっている。ま
た、この固定板164,164Aの先端側にはピストン
ロッド163,163Aに設けられたスライド部材16
5,165Aが摺動するガイドレール166,166A
が取り付けられている。
【0103】図17は、本発明を適用した実施の形態の
枠組製造装置における釘打ち装置9Aの有する釘打ち設
備を示す側面図であり、(a)は釘打ち動作前の釘打ち
設備を示す図であり、(b)は釘を打つ際の釘打ち設備
を示す図、図18は本発明を適用した釘打ち機により枠
組を構成する框材に釘を圧入する様子を示す釘打ち機の
概略側断面図であり、(a)は支持板の移動により釘打
ち機の先端部が框材に当接した状態を示す図であり、
(b)はピストンロッドを前進させ、釘を圧入する前の
状態を示す図、(c)、同、圧入した状態を示す図であ
る。
【0104】これらの図に図示された釘打ち設備90A
が備えた釘打ち機90は、釘打ち設備90Aの基台部1
01に釘打ち方向、つまり搬送路と直交する方向に移動
可能に設けられている移動板102に載置固定されてい
るものであり、釘打ち機本体であるエアシリンダ91
と、該エアシリンダ91から進退可能に設けられ、衝撃
を与えることなく框材に釘を圧入する圧入部92と、釘
を供給し、圧入部92が貫通されることにより釘が押し
出される釘打ち先端部93とを有している。
【0105】釘打ち機本体であるエアシリンダ91は移
動板102の外側端部上面に、該エアシリンダ91によ
り作動するピストンロッド95が釘打ち方向に進退移動
するように固定されている。
【0106】また、圧入部92は、エアシリンダ91に
より作動するピストンロッド95と、釘打ち先端部93
に該釘打ち先端部93の後部から挿入されており、釘打
ち先端部93の前部から2本の釘を上下に一度に押し出
す押し出しロッド96,96と、ピストンロッド95の
先端部95aと押し出しロッド96,96の基端部96
a,96aとを接合する接合部材97とからなり、エア
シリンダ91により釘打ち先端部93から釘を押し出さ
れるように構成されている。接合部材97は押し出しロ
ッド96、96を上下に2本並べた状態で、押し出しロ
ッド96,96に接続されている。
【0107】釘打ち先端部93は、後部で釘投入孔93
aを介して釘Kが上下に2本供給され、前部の先端部に
釘を排出する排出口93c,93cが上下に2つ設けら
れており、後部から挿入されている押し出しロッド9
6,96の先端部96b,96bが後部内の釘K、Kを
押圧することにより前部の先端から該釘K,Kが押し出
されるように構成されている。(図18参照。)なお、
釘打ち先端部93の後部内では、釘投入孔93aから投
入された釘が、頭部にピストンロッド95の釘打ち方向
への前進移動の際に押し出しロッド96の先端部96b
が正確に当接するように配置されるように構成されてい
る。
【0108】また、釘打ち先端部93は移動板102の
内側(釘打ち方向側)端部102bに固定されており、
接合部材97は下部に、エアシリンダ91と釘打ち先端
部93との間に設けられたガイドレール98に摺動可能
に嵌合されたスライド部材97aが設けられている。
【0109】次に、このように構成されている釘打ち機
90の作用を、図18を用いて説明する。まず、図18
(a)に示すように、釘打ち機90の先端を仮組みされ
た枠組を構成している縦框材1の側端面に当接される。
そして、図18(b)に示すように、エアシリンダ91
を作動させてピストンロッド95が進退移動を行うと、
ガイドレール98に沿って移動する接合部材97を介し
て、接合部材97の上下に配置されている押し出しロッ
ド96,96が釘打ち方向に移動し、該押し出しロッド
96の先端部96b,96bがそれぞれ、釘打ち先端部
93内の釘Kを釘打ち方向に押圧していく。(図18
(b)参照。)
【0110】これら押し出しロッド96,96により押
圧された釘Kは釘打ち先端部93の先端から同時に2本
押し出されて、框材1に圧入される。このとき、ピスト
ンロッド95はほぼ一定の速度で釘K,Kを框材1の側
端面から圧入するようになっている。ここではピストン
ロッド95は、エアシリンダ91によってほぼ一定の速
度で釘打ち方向に前進し、ピストンロッド95が前進し
た際の、該ピストンロッド95に接合されている押し出
しロッド96,96の先端位置は、框材に対して一定の
位置となっている。例えば、框材1の側端面から釘を圧
入する場合、框材に圧入される釘の深さは、該釘の頭部
の上面と框材1の側端面との間の長さが5mmとなるよ
うにピストンロッド95のストロークを設定している。
これにより釘打ち機90は釘を一定の深さに圧入するこ
とができる。
【0111】この実施の形態では、釘を圧入する枠組6
は搬送部37を搬送されることにより予め、釘が圧入さ
れる框材の釘加工位置が決められた状態となっているの
で、ピストンロッド95のストローク長さを決めるだけ
で、該釘打ち機90により圧入される釘の深さのバラツ
キが生じないようになっている。したがって、この枠体
製造工程の後工程として、製造された枠組の寸法調整を
行うサイザー加工工程がある場合でもこれに対応でき
る。なお、このサイザー加工工程は、必要に応じて該枠
組6の側端面を削るなどして、枠組製造装置100によ
り製造された枠組6を製品としての寸法に調整するため
のものである。
【0112】つまり、この実施の形態における釘打ち機
90は、図18(c)に示すように、前進した押し出し
ロッド96,96の先端部96b,96bの先端位置
が、後に釘が圧入された側端面をサイザー工程で削られ
る場合を想定して、釘打ち先端部93の先端から一定の
長さ分突出した位置となるように、ピストンロッド95
のストロークは制御されている。これにより押し出しロ
ッド96の先端部96bにより、枠組6の縦框材1に側
端面から圧入される釘の深さをサイザー加工に影響を与
えない深さ、つまり、サイザー加工において側端面を削
っても、釘の頭部が削れたりすることがない深さとする
ことができる。
【0113】これはピストンロッド95を一定のストロ
ークで作動させるようにすればよいので、サイザー加工
に対応した釘打ちを容易におこなえる。また、枠組6、
言い換えれば縦框材1の側端面を削っても、釘の頭部が
削れたりすることがないので、上記釘打ち加工に鉄釘を
用いて原価低廉を図り、製造コストの削減を図ることが
できる。
【0114】このような釘打ち機90が載置固定されて
いる移動板102は、基台部101の上面101aの下
方に配置されたエアシリンダ174により釘打ち方向に
移動して、釘打ち機90の先端を枠組6の側端面に当接
されるように構成されている。
【0115】この移動板102の下面には、基台部10
1上に形成された釘打ち方向に延在する2本のレール1
70,170に嵌合して摺動するスライド部材171,
171と、基台部101上のこれら2本のレール17
0,170間に、該レール170と平行に形成されたス
リット172に内嵌されて移動する移動片173の上端
部が接合されている。
【0116】この移動片173は、基台部101下面の
下方に配置されたエアシリンダ174により搬送方向と
直交する方向に移動可能となるピストンロッド175の
先端部175aに接合固定されているものであり、ピス
トンロッド175の進退移動に伴いスリット172に沿
って移動することで、上部に接合されている移動板10
2も移動するように構成されている。よって、エアシリ
ンダ174は、釘打ちに際して、移動板102を前進、
後退させることができ、これにより釘打ち機90の釘打
ち先端部93を框材1の側端面に押圧することができ
る。(図17(b)参照。) なお、移動板102下面に設けられるスライド部材17
1,…は、該移動板102下面の四隅に取り付けられ、
2つずつ同一レール170を摺動するようになってい
る。
【0117】釘打ち装置9Aで釘打ちを行う際は、釘打
ち装置9Aにおいて、仮組みされた枠組6を搬送する搬
送路を挟んで対向して設けられた釘打ち設備90A,9
0Bのそれぞれの移動板102,102を搬送路方向に
移動させる(図17(a),(b)参照。)ことによ
り、移動板102に載置固定されている釘打ち機90,
90のそれぞれの釘打ち先端部93,93を枠組6の両
側端面に当接する。
【0118】そして、図18を用いて上述したように、
釘打ち機90,90により、框材1の側端面から釘を圧
入し、直角に配置されている縦框材1と横框材2、縦框
材1と横棧材5とをそれぞれ接合する。
【0119】このように、枠組6の一度に両側で釘によ
る接合を行うことができるので、枠組の製造時間を短縮
できるとともに、それぞれの釘打ち機90,90は、釘
を圧入しているので、衝撃によって打ち込まれた場合と
異なり、釘が側端面から飛び出したり、釘が曲がった
り、跳ね返ったりせずに、正確に釘を打ち込んだ状態と
することができ、縦框材1と横框材2、縦框材1と横棧
材5のそれぞれを確実にかつ正確に接合することができ
る。
【0120】なお、この釘打ち機90には、検知手段が
設けられている。例えば、ピストンロッド95のエンド
を検出するセンサーが取り付けられており、このセンサ
ーによりピストンロッド95のエンドを検出することに
より、ピストンロッド95の前進した長さを検知するこ
とができ、この長さが所定の長さになっているか否か
で、釘打ち先端部93の先端が部材に当接しているかど
うかを検知することができる。この検知情報により、ピ
ストンロッド95が釘打ち先端部93内の釘を押圧し
て、外部に押し出し、框材に釘が完全に圧入されている
か否かを検知することができる。このような検知手段に
より、釘が曲がったり、また框材に圧入されなかった場
合を検知することができ、これにより釘打ち動作が停止
するようになっている。
【0121】また、このように構成されている釘打ち装
置9Aの釘打ち設備90A,90Bが備えた釘打ち機9
0,90により、搬送装置9Bにより搬送された、仮組
みされた状態の枠組6に釘を圧入する際、釘打ち設備9
0A,90Bがそれぞれ備えた、固定機構50、側面押
さえ部150、前側端面押さえ部160あるいは後端面
押さえ部160Aといった位置決め固定手段によって、
仮組みされた状態の枠組6が、釘打ち位置、つまり、釘
打ち機90,90の釘打ち方向に配置される位置となる
ように位置決め固定される。
【0122】この例を図19を用いて説明する。図19
は、木製パネル用枠組6に釘を圧入する際に、釘打ち設
備90Aのそれぞれの位置決め固定手段により、所定の
釘打ち箇所に枠組の位置決め固定した状態を示す図であ
り、(a)は枠組の枠体の前側の角部を構成する縦框材
1と横框材2との接合部分を示す図であり、(b)は、
縦框材と横棧材との接合部分を示す図、(c)は枠組の
枠体の後側の角部を構成する縦框材1と横框材2との接
合部分を示す図である。
【0123】まず、図19(a)に示すように搬送方向
に送られてきた仮組みされた縦横の框材1,2により構
成される枠組6の前側角部を接合する場合は、枠組6の
前側端面に、それぞれの釘打ち設備90A,90Bが備
える前側端面押さえ部160を、搬送方向と直交する方
向に前進させることにより当接させる。また、枠組6の
前端面を有する横框材2を固定機構50の挟持部材64
の挟持部69で挟み、釘打ち線上に配置し、側面押さえ
部150,150により縦框材1の側端面を押圧して、
対向して配置されている釘打ち設備90Bの側面押さえ
部150(図示省略。)とともに仮組みされた枠組6を
固定する。このようにして縦框材1と横框材2とを正確
に直角に配置した状態で位置決め固定することにより、
釘打ち機90で釘を所定の位置に正確に圧入し易くして
いる。
【0124】図19(b)に示すように、縦框材1と枠
体3内の横棧材5とを正確に直角に配置された状態とす
る場合は、固定機構50の挟持部材84の挟持部69に
より横棧材5を挟んで所定の位置(釘打ち位置)に移動
させるとともに、側面側押さえ部150,150により
枠組6を所定の位置で固定する。このようにして縦框材
1と横棧材5とを正確に直角に配置した状態で位置決め
固定することにより、釘打ち機90で釘を所定の位置に
正確に圧入し易くしている。
【0125】図19(c)に示すように、搬送方向に送
られてきた仮組みされた縦横の框材1,2により構成さ
れる枠組6の後側角部を接合する場合は、仮組みされた
縦横の框材1,2により構成される枠組6の後側端面に
後側端面押さえ部160Aを当接させ、横框材2を固定
機構50の挟持部69で挟んで移動させることにより釘
打ち線上に配置し、側面押さえ部150,150により
縦框材1の側端面を押圧して、対向して配置されている
釘打ち設備90Bの側面押さえ部150(図示省略。)
とともに仮組みされた枠組6を固定する。このようにし
て縦框材1と横棧材5とを正確に直角に配置した状態で
位置決め固定することにより、釘打ち機90で釘を所定
の位置に正確に圧入し易くしている。よって、搬送装置
9Bにより搬送された仮組みされた枠組6を所定の位置
で位置決め固定し、釘を打ちやすくしている。
【0126】上記構成の実施の形態における枠組製造装
置100によれば、仮組装置8で仮組みされた枠体3を
含む木製パネル用枠組6を釘打ち装置9Aに搬送する搬
送装置9Bが仮組装置8の下部に設けられているので、
仮組を行うスペースを別に確保する必要がないので、枠
体3を含む木製パネル用枠組6を製造する作業スペース
を、その分広くすることができ、加えて搬送装置9Bに
より仮組された枠体3を含む木製パネル用枠組6を釘打
ち装置9Aに搬送し、該釘打ち装置9Aにより、仮組み
された枠体3を含む木製パネル用枠組6の側端面から釘
を打ち込むことで直角に配置された棧材どうしを接合し
ている際に、上部の仮組装置8で、別の枠体3を含む木
製パネル用枠組6の仮組を行うことができる。このよう
に木製パネル用枠組6の仮組と釘打ちを同時に行うこと
ができるので、木製パネル用枠組6を製造する際の生産
性の向上を図ることができる。
【0127】なお、以上の実施の形態例における釘打ち
機により釘が圧入されるワークとして木製パネル用枠組
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、釘
打ち機は、釘打ち加工を施すものであれば、どのような
ワークとしてもよい。また、上記実施の形態における釘
打ち機90は、一度に2本の釘を枠組6(ワーク)に圧
入する構成としたが、これにかぎらず、1本でも、また
2本以上の釘を圧入できるように構成されていても良
い。
【0128】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る釘打ち機によれば、上記釘打ち機本体から進退可能に
設けられ、衝撃を与えることなくワークに釘を圧入する
圧入部を備えているので、この圧入部によりワークに圧
入される釘は、衝撃によりワークに打ち込まれるものと
異なり、跳ね返ったり、曲がったり、飛び出したりする
ことがなく、確実にワークに打たれる。
【0129】請求項2記載の発明に係る釘打ち機によれ
ば、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができ
るとともに、前記圧入部が、前記釘打ち機本体からほぼ
一定の速度で前進し、かつ前進した際の圧入部の先端位
置がワークに対して一定位置になるように構成されてい
るので、ワークに圧入される釘の深さは一定となり、前
記圧入部によりワークに圧入される釘の深さにバラツキ
がなくなる。
【0130】請求項3記載の発明に係る釘打ち設備によ
れば、請求項1または2に記載の発明と同様の効果を得
ることができる釘打ち機と、該釘打ち機により釘が圧入
されるワークを押さえて該ワークを位置決め固定する位
置決め固定手段とを備えているので、前記ワークに釘を
圧入する際、前記位置決め固定手段により前記ワークを
固定して前記釘打ち機により容易に該ワークに釘を圧入
することができる。
【0131】請求項4記載の発明に係る釘打ち設備によ
れば、前記釘打ち設備間に前記ワークを配置して、それ
ぞれの釘打ち設備に備えられた前記位置決め固定手段の
前記押さえ部を対向する前記釘打ち設備方向に進めるこ
とにより、これら釘打ち設備間に配置されるワークを固
定することができる。したがって、対向して設けられて
いる前記釘打ち設備のそれぞれの釘打ち機によりワーク
に釘を容易にかつ確実に圧入することができる。
【0132】請求項5記載の発明に係る枠組製造装置に
よれば、前記釘打ち機の圧入部により前記枠組に釘が圧
入されることになり、釘を、衝撃により前記枠組に打ち
込まれるものと異なり、跳ね返ったり、曲がったり、飛
び出したりすることがなく、確実に棧材どうしを接合す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての枠組製造装置の
概略構成を示す概略正面図である。
【図2】本発明を適用した一例としての枠組製造装置を
構成する仮組装置の概略平面図である。
【図3】本発明を適用した一例としての枠組製造装置に
おける釘打ち装置および搬送装置の概略構成を説明する
概略平面図である。
【図4】本発明を適用した枠組製造装置における仮組装
置8の平面図である。
【図5】本発明を適用した枠組製造装置における仮組装
置8の正面図である。
【図6】本発明を適用した枠組製造装置における仮組装
置8の側面図である。
【図7】仮組装置が備える移動手段説明する棧材支持部
を示す図である。
【図8】本実施の形態の枠組製造装置における搬送装置
および釘打ち装置の概略構成を説明する概略平面図であ
る。
【図9】本実施の形態の枠組製造装置における搬送装置
および釘打ち装置の概略構成を説明する概略正面図であ
る。
【図10】本実施の形態の枠組製造装置における搬送装
置および釘打ち装置の概略構成を説明する概略側面図で
ある。
【図11】図8における釘打ち装置の有する釘打ち設備
90Aの概略平面図である。
【図12】図8における釘打ち装置の有する釘打ち設備
90Aの概略背面図である。
【図13】釘打ち設備90Aの固定機構50を示す正面
図である。
【図14】釘打ち設備90Aの固定機構50を示す正面
図である。
【図15】釘打ち設備90Aの固定機構50を示す正面
図である。
【図16】釘打ち設備90Aの固定機構50の後ろ側要
部を示す平面図である。
【図17】本発明を適用した実施の形態の枠組製造装置
における釘打ち装置の有する釘打ち設備を示す側面図で
ある。
【図18】本発明に係る釘打ち機により枠組を構成する
框材に釘を圧入する様子を示す釘打ち機の概略側断面図
であり、(a)は支持板の移動により釘打ち機の先端部
が框材に当接した状態を示す図であり、(b)はピスト
ンロッドを前進させ、釘を圧入する前の状態を示す図、
(c)、同、圧入した状態を示す図である。
【図19】木製パネル用枠組6において釘を打つ際に、
釘打ち設備90Aのそれぞれの位置決め固定手段によ
り、所定の釘打ち箇所に枠組を位置決め固定した状態を
示す図である。
【図20】枠組製造装置において製造される枠体を用い
た木製パネルを示す一部を切り欠きした斜視図である。
【符号の説明】
1 縦框材(桟材) 2 横框材(桟材) 3 枠体 5 横桟材 6 枠組 9A 釘打ち装置 9B 搬送装置 90 釘打ち機 90A,90B釘打ち設備 91 エアシリンダ(釘打ち機本体) 92 圧入部 100 枠組製造装置 P 木製パネル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘打ち機本体と、 該釘打ち機本体から進退可能に設けられ、衝撃を与える
    ことなくワークに釘を圧入する圧入部とからなること、
    を特徴とする釘打ち機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の釘打ち機において、 前記圧入部は、ほぼ一定の速度で前進し、かつ前進した
    際の圧入部の先端位置がワークに対して一定位置になる
    ように構成されていること、 を特徴とする釘打ち機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の釘打ち機を備え
    た釘打ち設備であって、 上記釘打ち機により釘が圧入されるワークを押さえて該
    ワークを位置決め固定する位置決め固定手段を備えたこ
    と、 を特徴とする釘打ち設備。
  4. 【請求項4】 請求項3の釘打ち設備が対向して設けら
    れ、これら釘打ち設備間に配置されるワークに釘を圧入
    する釘打ち装置であって、 上記釘打ち設備にそれぞれ備えられた上記位置決め固定
    手段は、 それぞれ対向する上記釘打ち設備方向に進んで上記ワー
    クを押さえて固定する押さえ部を有すること、 を特徴とする釘打ち装置。
  5. 【請求項5】 縦横の棧材によって四角枠状に組まれた
    枠組を製造する枠組製造装置であって、 仮組みされた上記枠組の側端面から釘を打ち込むことで
    直角に配置された棧材どうしを接合する釘打ち装置と、
    仮組みされた上記枠組を上記釘打ち装置に搬送する搬送
    装置とを具備してなり、 前記釘打ち装置は、釘打ち機本体と、 該釘打ち機本体から進退可能に設けられ、衝撃を与える
    ことなくワークに釘を圧入する圧入部とからなる釘打ち
    機を備えたこと、 を特徴とする枠組製造装置。
JP32858398A 1998-11-18 1998-11-18 釘打ち機、これを備えた釘打ち設備、釘打ち装置および枠組製造装置 Expired - Fee Related JP4351312B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32858398A JP4351312B2 (ja) 1998-11-18 1998-11-18 釘打ち機、これを備えた釘打ち設備、釘打ち装置および枠組製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32858398A JP4351312B2 (ja) 1998-11-18 1998-11-18 釘打ち機、これを備えた釘打ち設備、釘打ち装置および枠組製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000153503A true JP2000153503A (ja) 2000-06-06
JP4351312B2 JP4351312B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=18211908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32858398A Expired - Fee Related JP4351312B2 (ja) 1998-11-18 1998-11-18 釘打ち機、これを備えた釘打ち設備、釘打ち装置および枠組製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4351312B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109846192A (zh) * 2019-04-15 2019-06-07 安徽理工大学 一种毛刷自动打钉机
CN113751987A (zh) * 2021-09-30 2021-12-07 广州珠江恺撒堡钢琴有限公司 联动杆与勺钉的自动化装配装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109846192A (zh) * 2019-04-15 2019-06-07 安徽理工大学 一种毛刷自动打钉机
CN113751987A (zh) * 2021-09-30 2021-12-07 广州珠江恺撒堡钢琴有限公司 联动杆与勺钉的自动化装配装置
CN113751987B (zh) * 2021-09-30 2024-04-30 广州珠江恺撒堡钢琴有限公司 联动杆与勺钉的自动化装配装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4351312B2 (ja) 2009-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7950316B2 (en) Automated system for precision cutting short pieces of lumber
US20100061829A1 (en) System and apparatus for progressive robotic truss assembly
US8818547B2 (en) Apparatus for pre-plating truss members
JP2000153503A (ja) 釘打ち機、これを備えた釘打ち設備、釘打ち装置および枠組製造装置
CN114714462B (zh) 一种门扇自动组框装置及门扇框自动组合方法
JP3999381B2 (ja) 枠体製造装置およびこれを用いた枠体製造方法
JP3421131B2 (ja) 枠組製造装置
JP2003340657A (ja) 箱体の組み立て方法
US6666367B1 (en) Component processing center
JP3004705B2 (ja) 木製パネル用枠組の製造装置
TWI794521B (zh) 雙端開榫機
JPH01321129A (ja) パネル製作装置
JP2975172B2 (ja) 枠組製造装置
JP3004706B2 (ja) 木製パネル用枠組の製造装置
JP2960529B2 (ja) 木製パネル用枠組の製造装置
JP2535447B2 (ja) 木製パネル製造用作業設備
JPH04171132A (ja) 木製パネル用枠組の製造装置
JP3098602B2 (ja) 三角形パネルの製造装置
JP4205225B2 (ja) 板材加工装置および板材加工方法
US20100064509A1 (en) System and apparatus for dynamic measurement of members for an assembly
JPH0128997Y2 (ja)
JP2540246B2 (ja) 木製パネル用枠組フレ―ム
JPS6129844B2 (ja)
JPH08267403A (ja) 棒材の投入機
JPH0986662A (ja) 木材供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051102

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20071219

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080111

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090714

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090724

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees