JP2000153177A - 研削液に含まれるスラッジの分離装置 - Google Patents
研削液に含まれるスラッジの分離装置Info
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- JP2000153177A JP2000153177A JP10327794A JP32779498A JP2000153177A JP 2000153177 A JP2000153177 A JP 2000153177A JP 10327794 A JP10327794 A JP 10327794A JP 32779498 A JP32779498 A JP 32779498A JP 2000153177 A JP2000153177 A JP 2000153177A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 極めて簡単な構造でメンテナンスを簡素化す
る。非磁性金属プレートの上面に沈降する無機質粒子
を、付着堆積させることなく研削液から分離する。 【解決手段】 スラッジの分離装置は、分離槽4と、こ
の分離槽4内に配設されて、スラッジSを表面で移動さ
せる非磁性金属プレート5と、非磁性金属プレート5の
表面に磁気的な吸引力でスラッジSを吸着して排出方向
に移動させる磁気コンベア6とを備える。分離槽4に
は、研削液の供給管7と集液管8を配設している。供給
管7は、集液管8よりも下方に配設されて、供給管7か
ら供給される研削液に含まれるスラッジSを、下方に沈
降させて非磁性金属プレート5の表面に堆積させる。非
磁性金属プレート5は、平滑な表面に、金属メッキし、
あるいはホーロー層を成形し、あるいはまた、鏡面研磨
して鏡面処理面18として、堆積されたスラッジSを、
鏡面処理面18で滑動させて分離している。
る。非磁性金属プレートの上面に沈降する無機質粒子
を、付着堆積させることなく研削液から分離する。 【解決手段】 スラッジの分離装置は、分離槽4と、こ
の分離槽4内に配設されて、スラッジSを表面で移動さ
せる非磁性金属プレート5と、非磁性金属プレート5の
表面に磁気的な吸引力でスラッジSを吸着して排出方向
に移動させる磁気コンベア6とを備える。分離槽4に
は、研削液の供給管7と集液管8を配設している。供給
管7は、集液管8よりも下方に配設されて、供給管7か
ら供給される研削液に含まれるスラッジSを、下方に沈
降させて非磁性金属プレート5の表面に堆積させる。非
磁性金属プレート5は、平滑な表面に、金属メッキし、
あるいはホーロー層を成形し、あるいはまた、鏡面研磨
して鏡面処理面18として、堆積されたスラッジSを、
鏡面処理面18で滑動させて分離している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削液に含まれる
スラッジを分離する装置に関する。本明細書において
「研削液」は切削液を含む広い意味に使用する。
スラッジを分離する装置に関する。本明細書において
「研削液」は切削液を含む広い意味に使用する。
【0002】
【従来の技術】研削液に含まれる大きなスラッジは、濾
過して簡単に除去できる。しかしながら、微細なスラッ
ジを能率よく除去するのは相当に難しい。微細なスラッ
ジを除去するために、磁気的な吸着力を使用する装置が
開発されている。この装置は、磁気的な吸着力で、研削
液中で速やかに沈降させるのが難しい微細な粒子を能率
よく吸着できる。
過して簡単に除去できる。しかしながら、微細なスラッ
ジを能率よく除去するのは相当に難しい。微細なスラッ
ジを除去するために、磁気的な吸着力を使用する装置が
開発されている。この装置は、磁気的な吸着力で、研削
液中で速やかに沈降させるのが難しい微細な粒子を能率
よく吸着できる。
【0003】磁気吸着力でスラッジを分離する装置は、
たとえば、特開昭56−87437号公報と特開昭55
−84560号公報に記載される。前者の公報に記載さ
れる装置は、ベルトコンベアの裏面に多数の磁石を固定
している。この分離装置は、ベルトコンベアの一部をス
ラッジを含む液中に浸漬して、研削液に含まれるスラッ
ジをベルトの表面に吸着させる。ベルトコンベアの他端
は、液の外部に延長される。液の外部において、ベルト
の表面に吸着したスラッジは、スクレーパで掻き取って
除去される。
たとえば、特開昭56−87437号公報と特開昭55
−84560号公報に記載される。前者の公報に記載さ
れる装置は、ベルトコンベアの裏面に多数の磁石を固定
している。この分離装置は、ベルトコンベアの一部をス
ラッジを含む液中に浸漬して、研削液に含まれるスラッ
ジをベルトの表面に吸着させる。ベルトコンベアの他端
は、液の外部に延長される。液の外部において、ベルト
の表面に吸着したスラッジは、スクレーパで掻き取って
除去される。
【0004】この構造の分離装置は、ベルトの表面をス
クレーパで掻き取って除去するので、ベルトとスクレー
パの摩耗が甚だしい。また、スクレーパが隙間なくベル
トの表面に密着しないと、ベルトに吸着されたスラッジ
を確実に除去できない。スラッジを確実に残らず分離す
るために、スクレーパをベルトに強く押し付けると、ス
クレーパとベルトの摩耗が甚だしくなる。さらに、この
構造の分離装置は、磁気的な吸着力でスラッジをベルト
表面に吸着するので、スクレーパで簡単に分離するのが
難しい。ベルトに吸着されようとする力が作用する状態
で、スラッジをベルトから分離する必要があるからであ
る。とくに、スラッジを能率よくベルトに吸着させるた
めに、磁気的な吸着力を強くすると、ベルトからスラッ
ジを分離するのが難しくなる。このため、スラッジを能
率よくベルトに吸着して研削液から分離するようにする
と、スラッジをベルトから分離するのが難しくなる。
クレーパで掻き取って除去するので、ベルトとスクレー
パの摩耗が甚だしい。また、スクレーパが隙間なくベル
トの表面に密着しないと、ベルトに吸着されたスラッジ
を確実に除去できない。スラッジを確実に残らず分離す
るために、スクレーパをベルトに強く押し付けると、ス
クレーパとベルトの摩耗が甚だしくなる。さらに、この
構造の分離装置は、磁気的な吸着力でスラッジをベルト
表面に吸着するので、スクレーパで簡単に分離するのが
難しい。ベルトに吸着されようとする力が作用する状態
で、スラッジをベルトから分離する必要があるからであ
る。とくに、スラッジを能率よくベルトに吸着させるた
めに、磁気的な吸着力を強くすると、ベルトからスラッ
ジを分離するのが難しくなる。このため、スラッジを能
率よくベルトに吸着して研削液から分離するようにする
と、スラッジをベルトから分離するのが難しくなる。
【0005】さらに、後者の公報に記載される分離装置
は、図1に示すように、スラッジSを回転する円筒1の
表面に吸着させる。ここにスラッジSを吸着させるため
に、円筒1の内側に磁石筒2を配設している。この装置
は、円筒1と磁石筒2とを同じ方向に回転させる。円筒
1は、ステンレス等の非磁性金属で製作される。円筒1
が研削液中に浸漬されると、その内面に磁石筒2を配設
しているので、スラッジSが円筒1の表面に吸着され
る。円筒1に吸着されたスラッジSは、円筒1の表面に
接触するスクレーパ3で掻き取って除去される。
は、図1に示すように、スラッジSを回転する円筒1の
表面に吸着させる。ここにスラッジSを吸着させるため
に、円筒1の内側に磁石筒2を配設している。この装置
は、円筒1と磁石筒2とを同じ方向に回転させる。円筒
1は、ステンレス等の非磁性金属で製作される。円筒1
が研削液中に浸漬されると、その内面に磁石筒2を配設
しているので、スラッジSが円筒1の表面に吸着され
る。円筒1に吸着されたスラッジSは、円筒1の表面に
接触するスクレーパ3で掻き取って除去される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図1に示す分離装置
は、円筒1の表面にスラッジSを吸着してこれを掻き取
るので、ベルトコンベアを使用する装置に比較して、ス
ラッジSをスムーズに除去できる。しかしながら、この
構造の分離装置も、円筒1の表面にスクレーパ3を押圧
させてスラッジSを掻き取るので、円筒1とスクレーパ
3とが摩耗する欠点がある。さらに、円筒1と磁石筒2
の両方を回転させるので、全体の構造が複雑になって、
製造コストを低減するのが難しい。とくに、回転する円
筒1の内側で磁石筒2を回転させるので、構造が複雑に
なる。さらに、円筒1を液中で回転させるので、回転す
る円筒1が液を撹拌し、スラッジを効率よく円筒1に吸
着させるのが難しい欠点もある。
は、円筒1の表面にスラッジSを吸着してこれを掻き取
るので、ベルトコンベアを使用する装置に比較して、ス
ラッジSをスムーズに除去できる。しかしながら、この
構造の分離装置も、円筒1の表面にスクレーパ3を押圧
させてスラッジSを掻き取るので、円筒1とスクレーパ
3とが摩耗する欠点がある。さらに、円筒1と磁石筒2
の両方を回転させるので、全体の構造が複雑になって、
製造コストを低減するのが難しい。とくに、回転する円
筒1の内側で磁石筒2を回転させるので、構造が複雑に
なる。さらに、円筒1を液中で回転させるので、回転す
る円筒1が液を撹拌し、スラッジを効率よく円筒1に吸
着させるのが難しい欠点もある。
【0007】本発明者はこの欠点を解消することを目的
に、図2に示すスラッジの分離装置を開発した。この分
離装置は、スラッジSを含む研削液を供給する分離槽4
と、この分離槽4内に配設されて、スラッジSを表面で
移動させる非磁性金属プレート5と、この非磁性金属プ
レート5の裏面に配設されて、非磁性金属プレート5の
表面に磁気的な吸引力でスラッジSを吸着して排出方向
に移動させる磁気コンベア6とを備えている。分離槽4
は、スラッジSを含む研削液の供給管7と、スラッジS
の分離された研削液を排出する集液管8を配設してい
る。供給管7は、分離槽4の底面に接近して配設し、集
液管8は、液面の近傍に配設している。さらに、非磁性
金属プレート5には、スラッジSを堆積させる吸着部5
Aと、スラッジSを液中から排出する傾斜部5Bと、ス
ラッジSを除去する落下部5Cとを設けている。吸着部
5Aは、供給管7の下方にあって、研削液に含まれるス
ラッジSを上面に堆積させる。ここに堆積するスラッジ
Sは、傾斜部5Bと落下部5Cを通過して非磁性金属プ
レート5から落下される。
に、図2に示すスラッジの分離装置を開発した。この分
離装置は、スラッジSを含む研削液を供給する分離槽4
と、この分離槽4内に配設されて、スラッジSを表面で
移動させる非磁性金属プレート5と、この非磁性金属プ
レート5の裏面に配設されて、非磁性金属プレート5の
表面に磁気的な吸引力でスラッジSを吸着して排出方向
に移動させる磁気コンベア6とを備えている。分離槽4
は、スラッジSを含む研削液の供給管7と、スラッジS
の分離された研削液を排出する集液管8を配設してい
る。供給管7は、分離槽4の底面に接近して配設し、集
液管8は、液面の近傍に配設している。さらに、非磁性
金属プレート5には、スラッジSを堆積させる吸着部5
Aと、スラッジSを液中から排出する傾斜部5Bと、ス
ラッジSを除去する落下部5Cとを設けている。吸着部
5Aは、供給管7の下方にあって、研削液に含まれるス
ラッジSを上面に堆積させる。ここに堆積するスラッジ
Sは、傾斜部5Bと落下部5Cを通過して非磁性金属プ
レート5から落下される。
【0008】この構造の分離装置は、スラッジSに含ま
れる磁性粉を、磁気コンベア6で吸着部5Aの上面に吸
着する。吸着された磁性粉は、磁気コンベア6の磁石に
吸引され、この磁石が移動する方向に移送される。磁石
で移送される磁性粉は、傾斜部5Bから落下部5Cに移
送され、落下部5Cの先端から落下して分離される。こ
の構造の分離装置は、スラッジSに含まれる磁性粉を効
率よく吸着して移送できる。このため、研削液に含まれ
る磁性粉を効率よく分離できる。さらに、図に示す分離
槽4は、スラッジSに含まれる、研磨材が摩耗した粉末
や塵等の無機質粒子も磁性粉と一緒に分離できる。研削
液と一緒に分離槽4に供給された無機質粒子や磁性粉
が、液中を沈降して吸着部5Aの表面に堆積するからで
ある。とくに、供給管7を集液管8の下方に配設する構
造は、供給管7から供給さる研削液が上昇して集液管8
から排出されるので、研削液の流れは上昇する方向にあ
って降下する方向には流動しない。このため、供給管7
の下方において、研削液はほとんど流動しない状態とな
って、無機質粒子や磁性粉を静かに沈降させる。この部
分で研削液が流動すると、流動する研削液とともに無機
質粒子が運ばれる。とくに、微細な無機質粒子は、研削
液中に浮遊して沈降するのに時間がかかるので、研削液
がわずかに流動しても、一緒に流されやすい。
れる磁性粉を、磁気コンベア6で吸着部5Aの上面に吸
着する。吸着された磁性粉は、磁気コンベア6の磁石に
吸引され、この磁石が移動する方向に移送される。磁石
で移送される磁性粉は、傾斜部5Bから落下部5Cに移
送され、落下部5Cの先端から落下して分離される。こ
の構造の分離装置は、スラッジSに含まれる磁性粉を効
率よく吸着して移送できる。このため、研削液に含まれ
る磁性粉を効率よく分離できる。さらに、図に示す分離
槽4は、スラッジSに含まれる、研磨材が摩耗した粉末
や塵等の無機質粒子も磁性粉と一緒に分離できる。研削
液と一緒に分離槽4に供給された無機質粒子や磁性粉
が、液中を沈降して吸着部5Aの表面に堆積するからで
ある。とくに、供給管7を集液管8の下方に配設する構
造は、供給管7から供給さる研削液が上昇して集液管8
から排出されるので、研削液の流れは上昇する方向にあ
って降下する方向には流動しない。このため、供給管7
の下方において、研削液はほとんど流動しない状態とな
って、無機質粒子や磁性粉を静かに沈降させる。この部
分で研削液が流動すると、流動する研削液とともに無機
質粒子が運ばれる。とくに、微細な無機質粒子は、研削
液中に浮遊して沈降するのに時間がかかるので、研削液
がわずかに流動しても、一緒に流されやすい。
【0009】図2に示すように、供給管7の上に集液管
8を配設して、供給管7から均一に研削液を供給し、さ
らに、供給された研削液を集液管8から均質に排出する
構造にすると、研削液に含まれる微細な無機質粒子は、
自重でゆっくりと研削液中を沈降する。磁性粉は磁石に
吸引されてスムーズに吸着部5Aに沈降する。吸着部5
Aに沈降して堆積した無機質粒子は、磁石で移送される
磁性粉を介して、吸着部5Aから傾斜部5Bに、傾斜部
5Bから落下部5Cに移送される。このため、図2に示
す分離槽4は、磁性粉のみでなく無機質粒子を含むスラ
ッジSも研削液から分離できる特長がある。
8を配設して、供給管7から均一に研削液を供給し、さ
らに、供給された研削液を集液管8から均質に排出する
構造にすると、研削液に含まれる微細な無機質粒子は、
自重でゆっくりと研削液中を沈降する。磁性粉は磁石に
吸引されてスムーズに吸着部5Aに沈降する。吸着部5
Aに沈降して堆積した無機質粒子は、磁石で移送される
磁性粉を介して、吸着部5Aから傾斜部5Bに、傾斜部
5Bから落下部5Cに移送される。このため、図2に示
す分離槽4は、磁性粉のみでなく無機質粒子を含むスラ
ッジSも研削液から分離できる特長がある。
【0010】しかしながら、この構造の分離槽は、磁性
粉を磁気的な吸引力で強制的に移送し、この磁性粉を媒
体として無機質粒子を移送するので、常に無機質粒子を
効率よく移送するのは難しい。磁石の吸引力で移送され
ない無機質粒子は、非磁性金属プレートの表面に沈降し
て一部が表面に付着する。困ったことに、無機質粒子の
一部が非磁性金属プレートの表面に付着すると、これが
次第に堆積して、付着する膜厚を厚くする。厚く堆積し
た無機質粒子は、その上に堆積する磁性粉の吸引力を低
下させる。磁性粉と磁石との距離が長くなるからであ
る。吸引力が低下すると、磁石は磁性粉を効率よく移送
できなくなり、さらに、付着しやすい状態となる。この
ため、図2に示す分離装置は、一定時間使用すると、非
磁性金属プレートの表面に付着する無機質粒子を除去す
る必要がある。この装置は、非磁性金属プレートの上方
に供給管と集液管とを配設しているので、供給管と集液
管とを除去しないと、非磁性金属プレートの表面全体を
清掃できない。供給管と集液管とが邪魔になるからであ
る。
粉を磁気的な吸引力で強制的に移送し、この磁性粉を媒
体として無機質粒子を移送するので、常に無機質粒子を
効率よく移送するのは難しい。磁石の吸引力で移送され
ない無機質粒子は、非磁性金属プレートの表面に沈降し
て一部が表面に付着する。困ったことに、無機質粒子の
一部が非磁性金属プレートの表面に付着すると、これが
次第に堆積して、付着する膜厚を厚くする。厚く堆積し
た無機質粒子は、その上に堆積する磁性粉の吸引力を低
下させる。磁性粉と磁石との距離が長くなるからであ
る。吸引力が低下すると、磁石は磁性粉を効率よく移送
できなくなり、さらに、付着しやすい状態となる。この
ため、図2に示す分離装置は、一定時間使用すると、非
磁性金属プレートの表面に付着する無機質粒子を除去す
る必要がある。この装置は、非磁性金属プレートの上方
に供給管と集液管とを配設しているので、供給管と集液
管とを除去しないと、非磁性金属プレートの表面全体を
清掃できない。供給管と集液管とが邪魔になるからであ
る。
【0011】本発明者は、この弊害を解消するために、
非磁性金属プレートに、表面を平滑面とするステンレス
板を使用した。平滑なステンレス板は、表面に無機質粒
子が付着しないと考えたからである。しかしながら、こ
の構造によっても、非磁性金属プレートの表面には、微
細な凹凸ができて、無機質粒子が次第に厚く付着する弊
害は解消できなかった。本発明者は、さらに装置を改良
するために、非磁性金属プレートの表面に沿って移動す
るブラシを設けた分離装置を開発した。この装置は、一
定時間使用すると、ブラシを非磁性金属プレートの表面
に沿って移動して、非磁性金属プレートに付着する無機
質粒子を除去できる。しかしながら、この装置は、ブラ
シを非磁性金属プレートに沿って移動させる機構によっ
て、全体の構造が複雑になることに加えて、ブラシを交
換する必要があるので、メンテナンスに費用が高くな
り、また、メンテナンスに手間もかかる欠点があった。
さらに、ブラシが非磁性金属プレートに沿って移動する
と、非磁性金属プレートに沈降していたスラッジが研削
液中に浮遊する状態となるので、この状態でスラッジを
除去できなくなる。このため、非磁性金属プレートを清
掃するときに、研削液にスラッジが拡散する欠点もあ
る。
非磁性金属プレートに、表面を平滑面とするステンレス
板を使用した。平滑なステンレス板は、表面に無機質粒
子が付着しないと考えたからである。しかしながら、こ
の構造によっても、非磁性金属プレートの表面には、微
細な凹凸ができて、無機質粒子が次第に厚く付着する弊
害は解消できなかった。本発明者は、さらに装置を改良
するために、非磁性金属プレートの表面に沿って移動す
るブラシを設けた分離装置を開発した。この装置は、一
定時間使用すると、ブラシを非磁性金属プレートの表面
に沿って移動して、非磁性金属プレートに付着する無機
質粒子を除去できる。しかしながら、この装置は、ブラ
シを非磁性金属プレートに沿って移動させる機構によっ
て、全体の構造が複雑になることに加えて、ブラシを交
換する必要があるので、メンテナンスに費用が高くな
り、また、メンテナンスに手間もかかる欠点があった。
さらに、ブラシが非磁性金属プレートに沿って移動する
と、非磁性金属プレートに沈降していたスラッジが研削
液中に浮遊する状態となるので、この状態でスラッジを
除去できなくなる。このため、非磁性金属プレートを清
掃するときに、研削液にスラッジが拡散する欠点もあ
る。
【0012】本発明は従来のこのような欠点を解消する
ことを目的に開発されたもので、本発明の大切な目的
は、極めて簡単な構造でメンテナンスを簡素化し、さら
に、非磁性金属プレートの上面に沈降する無機質粒子
を、非磁性金属プレートに付着堆積させることなく、理
想的な状態で研削液から分離できるスラッジの分離装置
を提供することにある。
ことを目的に開発されたもので、本発明の大切な目的
は、極めて簡単な構造でメンテナンスを簡素化し、さら
に、非磁性金属プレートの上面に沈降する無機質粒子
を、非磁性金属プレートに付着堆積させることなく、理
想的な状態で研削液から分離できるスラッジの分離装置
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の研削液に含まれ
るスラッジの分離装置は、前述の目的を達成するために
下記の構成を備える。分離装置は、スラッジSを含む研
削液を供給する分離槽4と、この分離槽4内に配設され
て、スラッジSを表面で移動させる非磁性金属プレート
5と、この非磁性金属プレート5の裏面に配設されて、
非磁性金属プレート5の表面に磁気的な吸引力でスラッ
ジSを吸着して排出方向に移動させる磁気コンベア6と
を備える。
るスラッジの分離装置は、前述の目的を達成するために
下記の構成を備える。分離装置は、スラッジSを含む研
削液を供給する分離槽4と、この分離槽4内に配設され
て、スラッジSを表面で移動させる非磁性金属プレート
5と、この非磁性金属プレート5の裏面に配設されて、
非磁性金属プレート5の表面に磁気的な吸引力でスラッ
ジSを吸着して排出方向に移動させる磁気コンベア6と
を備える。
【0014】分離槽4には、スラッジSを含む研削液の
供給管7と、スラッジSの分離された研削液を排出する
集液管8を配設している。供給管7は、集液管8よりも
下方に配設している。供給管7は複数部分に分散させて
研削液を分離槽4に供給する。この供給管7から分散し
て供給された研削液を、その上方で回収するように集液
管8を配設している。
供給管7と、スラッジSの分離された研削液を排出する
集液管8を配設している。供給管7は、集液管8よりも
下方に配設している。供給管7は複数部分に分散させて
研削液を分離槽4に供給する。この供給管7から分散し
て供給された研削液を、その上方で回収するように集液
管8を配設している。
【0015】供給管7から分離槽4に供給される研削液
は、上昇して上方の集液管8から排出される。供給管7
から分離槽4に供給される研削液に含まれるスラッジS
は、研削液と反対に、下方に沈降させて非磁性金属プレ
ート5の表面に堆積させる。
は、上昇して上方の集液管8から排出される。供給管7
から分離槽4に供給される研削液に含まれるスラッジS
は、研削液と反対に、下方に沈降させて非磁性金属プレ
ート5の表面に堆積させる。
【0016】非磁性金属プレート5は、供給管7の下方
に配設されており、研削液に含まれるスラッジSを沈降
させて、上面に堆積させる吸着部5Aと、この吸着部5
Aに堆積するスラッジSを、分離槽4の液面よりも上方
に移動させる傾斜部5Bと、この傾斜部5Bで研削液か
ら引き上げられたスラッジSを非磁性金属プレート5の
先端から落下させて分離する落下部5Cとを備える。
に配設されており、研削液に含まれるスラッジSを沈降
させて、上面に堆積させる吸着部5Aと、この吸着部5
Aに堆積するスラッジSを、分離槽4の液面よりも上方
に移動させる傾斜部5Bと、この傾斜部5Bで研削液か
ら引き上げられたスラッジSを非磁性金属プレート5の
先端から落下させて分離する落下部5Cとを備える。
【0017】さらに、本発明のスラッジの分離装置は、
非磁性金属プレート5の平滑な表面に、金属メッキし、
あるいはホーロー層を成形し、あるいはまた、鏡面研磨
して鏡面処理面18として、吸着部5Aに堆積されたス
ラッジSを、非磁性金属プレート5の表面の鏡面処理面
18で滑動させて分離するように構成している。
非磁性金属プレート5の平滑な表面に、金属メッキし、
あるいはホーロー層を成形し、あるいはまた、鏡面研磨
して鏡面処理面18として、吸着部5Aに堆積されたス
ラッジSを、非磁性金属プレート5の表面の鏡面処理面
18で滑動させて分離するように構成している。
【0018】本発明の請求項2のスラッジの分離装置
は、非磁性金属プレート5の表面をクロームメッキし、
あるいは、表面粗さを▽▽▽以上する鏡面に研磨した鏡
面処理面18としている。
は、非磁性金属プレート5の表面をクロームメッキし、
あるいは、表面粗さを▽▽▽以上する鏡面に研磨した鏡
面処理面18としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための研削液に含まれるスラッ
ジの分離装置を例示するものであって、本発明は分離装
置を下記のものに特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための研削液に含まれるスラッ
ジの分離装置を例示するものであって、本発明は分離装
置を下記のものに特定しない。
【0020】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」および「課題を解決する
ための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」および「課題を解決する
ための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0021】図3に示す研削液に含まれるスラッジの分
離装置は、たとえば、切削油に含まれる金属スラッジを
分離するのに使用される。この分離装置は、スラッジS
を含む切削油である研削液が供給される分離槽4と、こ
の分離槽4の研削液に含まれるスラッジSを吸着して排
出する非磁性金属プレート5と、この非磁性金属プレー
ト5に磁気的な吸引力で吸着させる磁気コンベア6とを
備える。
離装置は、たとえば、切削油に含まれる金属スラッジを
分離するのに使用される。この分離装置は、スラッジS
を含む切削油である研削液が供給される分離槽4と、こ
の分離槽4の研削液に含まれるスラッジSを吸着して排
出する非磁性金属プレート5と、この非磁性金属プレー
ト5に磁気的な吸引力で吸着させる磁気コンベア6とを
備える。
【0022】分離槽4は、スラッジSを含む研削液を供
給する複数の供給管7と、スラッジSの分離された研削
液を排出する集液管8とを水平に配設している。供給管
7は集液管8よりも下方に配設している。さらに、供給
管7は、複数本を所定の間隔で平行に配設しており、分
離槽4の複数部分に分散させて研削液を供給する。集液
管8は、供給管7から分散して供給された研削液を、そ
の上方に流して回収するように配設している。各々の供
給管7は、所定の間隔で、研削液を供給する複数供給孔
7Aを、下向きに開口している。複数の供給管7は並列
に連結されて、分離タンク9と流量調整弁10とポンプ
11とを介して、貯溜タンク12に連結されている。ポ
ンプ11は、貯溜タンク12の研削液を吸入して分離タ
ンク9に移送する。分離タンク9の研削液は、自然に流
下して供給管7から分離槽4に供給される。
給する複数の供給管7と、スラッジSの分離された研削
液を排出する集液管8とを水平に配設している。供給管
7は集液管8よりも下方に配設している。さらに、供給
管7は、複数本を所定の間隔で平行に配設しており、分
離槽4の複数部分に分散させて研削液を供給する。集液
管8は、供給管7から分散して供給された研削液を、そ
の上方に流して回収するように配設している。各々の供
給管7は、所定の間隔で、研削液を供給する複数供給孔
7Aを、下向きに開口している。複数の供給管7は並列
に連結されて、分離タンク9と流量調整弁10とポンプ
11とを介して、貯溜タンク12に連結されている。ポ
ンプ11は、貯溜タンク12の研削液を吸入して分離タ
ンク9に移送する。分離タンク9の研削液は、自然に流
下して供給管7から分離槽4に供給される。
【0023】供給管7に研削液を供給する分離タンク9
は、パンチングメタル9Aと、整流板9Bと、分配板9
Cとを平行に固定して、ポンプ11から供給される研削
液に含まれる大きなスラッジを分離して、分離槽4に供
給する。自然流下式に研削液を分離槽4に供給する装置
は、分離タンク9と分離槽4との相対的な高さを調整し
て、研削液を分離槽4にスムーズに供給できる。分離タ
ンク9を分離槽4よりも高くするほど、研削液の供給量
を多くできる。研削液の供給量は、分離装置の分離能力
を考慮して最適値に設定する。
は、パンチングメタル9Aと、整流板9Bと、分配板9
Cとを平行に固定して、ポンプ11から供給される研削
液に含まれる大きなスラッジを分離して、分離槽4に供
給する。自然流下式に研削液を分離槽4に供給する装置
は、分離タンク9と分離槽4との相対的な高さを調整し
て、研削液を分離槽4にスムーズに供給できる。分離タ
ンク9を分離槽4よりも高くするほど、研削液の供給量
を多くできる。研削液の供給量は、分離装置の分離能力
を考慮して最適値に設定する。
【0024】集液管8は、液面の近傍に配設されてい
る。図の集液管8は、平面板の上面に、スラッジSの分
離された研削液を流入させるV溝8Aを設けている。V
溝8Aは一定の間隔で複数本設けられている。供給管7
から分離槽4に供給され、上昇する方向に流れて、スラ
ッジSの分離された研削液は、オーバーフローするよう
に、V溝8Aに流入される。V溝8Aは、その端部を、
図示しないが、排出管13に連結している。V溝8Aに
流入する研削液は、排出管13を通過して、分離槽4の
外部に設けたリターンタンク14に排出される。リター
ンタンク14に供給されたスラッジSを分離して綺麗に
なった切削油等の研削液は、再び研磨機等に供給して何
回も繰り返し使用される。
る。図の集液管8は、平面板の上面に、スラッジSの分
離された研削液を流入させるV溝8Aを設けている。V
溝8Aは一定の間隔で複数本設けられている。供給管7
から分離槽4に供給され、上昇する方向に流れて、スラ
ッジSの分離された研削液は、オーバーフローするよう
に、V溝8Aに流入される。V溝8Aは、その端部を、
図示しないが、排出管13に連結している。V溝8Aに
流入する研削液は、排出管13を通過して、分離槽4の
外部に設けたリターンタンク14に排出される。リター
ンタンク14に供給されたスラッジSを分離して綺麗に
なった切削油等の研削液は、再び研磨機等に供給して何
回も繰り返し使用される。
【0025】図に示す分離装置は、非磁性金属プレート
5を分離槽4の底板としている。ただ、分離槽4の底板
とは別に、分離槽4の内部に非磁性金属プレート5を配
設することもできるのは言うまでもない。ただ、非磁性
金属プレート5を分離槽4の底板に兼用する装置は、最
も簡単な構造にできる。
5を分離槽4の底板としている。ただ、分離槽4の底板
とは別に、分離槽4の内部に非磁性金属プレート5を配
設することもできるのは言うまでもない。ただ、非磁性
金属プレート5を分離槽4の底板に兼用する装置は、最
も簡単な構造にできる。
【0026】非磁性金属プレート5は、ステンレス、ア
ルミニウム、銅等の非磁性金属で製作される。この非磁
性金属プレート5は、供給管7から供給される研削液に
含まれるスラッジSを吸着する吸着部5Aと、この吸着
部5AのスラッジSを研削液の外部に上昇させる傾斜部
5Bと、傾斜部5Bで研削液の外部に送り出されたスラ
ッジSを非磁性金属プレート5から分離する落下部5C
とを備える。
ルミニウム、銅等の非磁性金属で製作される。この非磁
性金属プレート5は、供給管7から供給される研削液に
含まれるスラッジSを吸着する吸着部5Aと、この吸着
部5AのスラッジSを研削液の外部に上昇させる傾斜部
5Bと、傾斜部5Bで研削液の外部に送り出されたスラ
ッジSを非磁性金属プレート5から分離する落下部5C
とを備える。
【0027】非磁性金属プレート5は、図3の拡大断面
図に示すように、上面を平滑面とすることに加えて、さ
らに、表面を金属メッキし、あるいは、表面にホーロー
層を形成し、あるいはまた、表面を鏡面に研磨して鏡面
処理面18としている。
図に示すように、上面を平滑面とすることに加えて、さ
らに、表面を金属メッキし、あるいは、表面にホーロー
層を形成し、あるいはまた、表面を鏡面に研磨して鏡面
処理面18としている。
【0028】金属メッキは、クロームメッキや金メッキ
である。クロームメッキは、低コストで表面が硬く、し
かも凹凸の少ない鏡面にできる特長がある。金属メッキ
された鏡面処理面18は、メッキ層によって、表面の凹
凸が極めて少ない鏡面となる。メッキ層の膜厚は、好ま
しくは3〜100μm、より好ましくは10〜50μm
とする。クロームメッキは、磁気シールドして磁石がス
ラッジを磁気的に吸引する力を弱める。このため、クロ
ームメッキは、できる限り薄い薄膜として、非磁性金属
プレート5の表面を鏡面とするのがよい。ただ、クロー
ムメッキが薄すぎると、非磁性金属プレートの表面を理
想的な鏡面にできない。このため、クロームメッキ層の
膜厚は、5〜50μmとするのがよい。金属メッキして
表面を鏡面処理面18とする非磁性金属プレート5は、
銅板が適している。金属メッキを付着しやすいからであ
る。ただ、ステンレス板やアルミニウム板も、表面に金
属メッキをして鏡面処理面とすることができる。
である。クロームメッキは、低コストで表面が硬く、し
かも凹凸の少ない鏡面にできる特長がある。金属メッキ
された鏡面処理面18は、メッキ層によって、表面の凹
凸が極めて少ない鏡面となる。メッキ層の膜厚は、好ま
しくは3〜100μm、より好ましくは10〜50μm
とする。クロームメッキは、磁気シールドして磁石がス
ラッジを磁気的に吸引する力を弱める。このため、クロ
ームメッキは、できる限り薄い薄膜として、非磁性金属
プレート5の表面を鏡面とするのがよい。ただ、クロー
ムメッキが薄すぎると、非磁性金属プレートの表面を理
想的な鏡面にできない。このため、クロームメッキ層の
膜厚は、5〜50μmとするのがよい。金属メッキして
表面を鏡面処理面18とする非磁性金属プレート5は、
銅板が適している。金属メッキを付着しやすいからであ
る。ただ、ステンレス板やアルミニウム板も、表面に金
属メッキをして鏡面処理面とすることができる。
【0029】ホーロー層は、非磁性金属プレート5の表
面に低融点のゆう薬を均一に塗布し、これを溶融状態に
流動させる温度まで加熱して、表面を鏡面状態として焼
結する。ホーロー層は、クロームメッキのように磁気シ
ールドする作用がない。このため、厚くして非磁性金属
プレート5の表面を鏡面にできる特長がある。ホーロー
層の膜厚は、たとえば、0.1〜2mmとする。ホーロ
ー層は極めて硬いので耐久性があって、長寿命にできる
特長がある。
面に低融点のゆう薬を均一に塗布し、これを溶融状態に
流動させる温度まで加熱して、表面を鏡面状態として焼
結する。ホーロー層は、クロームメッキのように磁気シ
ールドする作用がない。このため、厚くして非磁性金属
プレート5の表面を鏡面にできる特長がある。ホーロー
層の膜厚は、たとえば、0.1〜2mmとする。ホーロ
ー層は極めて硬いので耐久性があって、長寿命にできる
特長がある。
【0030】表面を鏡面に研磨して鏡面処理面とした非
磁性金属プレートは、表面粗さを▽▽▽以上とする鏡面
に研磨して鏡面処理面とする。この非磁性金属プレート
は、たとえば、研磨材にバフを使用して、非磁性金属プ
レートの表面を鏡面に研磨する。この非磁性金属プレー
トは、ステンレス板が適している。それは、鏡面処理面
の腐食を防止できるからである。この構造の非磁性金属
プレートは、もっとも安価に表面を鏡面処理面にできる
特長がある。
磁性金属プレートは、表面粗さを▽▽▽以上とする鏡面
に研磨して鏡面処理面とする。この非磁性金属プレート
は、たとえば、研磨材にバフを使用して、非磁性金属プ
レートの表面を鏡面に研磨する。この非磁性金属プレー
トは、ステンレス板が適している。それは、鏡面処理面
の腐食を防止できるからである。この構造の非磁性金属
プレートは、もっとも安価に表面を鏡面処理面にできる
特長がある。
【0031】吸着部5Aは、分離槽4の底板の水平部で
構成される。図において、底板の左部はスラッジSの移
送方向に向かって上り勾配の傾斜面となっており、この
傾斜面で傾斜部5Bを構成している。傾斜部5Bは、上
端を液面よりも上方まで延長している。傾斜部5Bは、
上端で所定の曲率半径で湾曲されて垂直に降下する落下
部5Cに連結されている。落下部5Cは非磁性金属プレ
ート5の先端に設けられており、落下部5Cの下方には
スラッジSの溜槽15を設けている。
構成される。図において、底板の左部はスラッジSの移
送方向に向かって上り勾配の傾斜面となっており、この
傾斜面で傾斜部5Bを構成している。傾斜部5Bは、上
端を液面よりも上方まで延長している。傾斜部5Bは、
上端で所定の曲率半径で湾曲されて垂直に降下する落下
部5Cに連結されている。落下部5Cは非磁性金属プレ
ート5の先端に設けられており、落下部5Cの下方には
スラッジSの溜槽15を設けている。
【0032】磁気コンベア6は、非磁性金属プレート5
の下方に配設される。スラッジSを磁気的な吸引力で吸
着して、非磁性金属プレート5に沿って移送させるため
である。磁気コンベア6は、非磁性金属プレート5の下
面に接近して移動する永久磁石6Aを備える。永久磁石
6Aは、その両端を、磁気コンベア6の無端のチェーン
6Bに連結される。無端チェーン6Bは、一定の間隔
で、細長い永久磁石6Aを連結している。さらに、磁気
コンベア6は、永久磁石6Aを、非磁性金属プレート5
の下面に接近して移動させるために、チェーン6Bの移
送路にチェーンガイド6Fを設けている。チェーン6B
をチェーンガイド6Fで決められた位置に移動させて、
永久磁石6Aを非磁性金属プレート5の下面に接近して
移動させる。チェーン6Bを移動させるために、2条の
チェーン6Bを、スプロケット6Cに掛けている。スプ
ロケット6Cは、回転軸6Dの両端に固定され、回転軸
6Dをモーター6Eで駆動して、チェーン6Bを移動さ
せる。
の下方に配設される。スラッジSを磁気的な吸引力で吸
着して、非磁性金属プレート5に沿って移送させるため
である。磁気コンベア6は、非磁性金属プレート5の下
面に接近して移動する永久磁石6Aを備える。永久磁石
6Aは、その両端を、磁気コンベア6の無端のチェーン
6Bに連結される。無端チェーン6Bは、一定の間隔
で、細長い永久磁石6Aを連結している。さらに、磁気
コンベア6は、永久磁石6Aを、非磁性金属プレート5
の下面に接近して移動させるために、チェーン6Bの移
送路にチェーンガイド6Fを設けている。チェーン6B
をチェーンガイド6Fで決められた位置に移動させて、
永久磁石6Aを非磁性金属プレート5の下面に接近して
移動させる。チェーン6Bを移動させるために、2条の
チェーン6Bを、スプロケット6Cに掛けている。スプ
ロケット6Cは、回転軸6Dの両端に固定され、回転軸
6Dをモーター6Eで駆動して、チェーン6Bを移動さ
せる。
【0033】チェーン6Bで移動される永久磁石6Aの
速度は、例えば、約1cm/秒に設定される。ただ、永
久磁石6Aの移動速度は、たとえば、0.3〜5cmと
することもできる。永久磁石6Aの移動速度が遅すぎる
と、吸着したスラッジSを能率よく排出できない。反対
に、永久磁石6Aの移動速度が早すぎると、吸着したス
ラッジSを移送できなくなる。永久磁石6Aの移動速度
は、スラッジSを能率よく移動できるように決定され
る。
速度は、例えば、約1cm/秒に設定される。ただ、永
久磁石6Aの移動速度は、たとえば、0.3〜5cmと
することもできる。永久磁石6Aの移動速度が遅すぎる
と、吸着したスラッジSを能率よく排出できない。反対
に、永久磁石6Aの移動速度が早すぎると、吸着したス
ラッジSを移送できなくなる。永久磁石6Aの移動速度
は、スラッジSを能率よく移動できるように決定され
る。
【0034】図4〜図6は、他の実施例の分離装置を示
す縦断面図、平面図、横断面図である。これ等の図に示
す分離装置は、分離槽4の底部に、5本の供給管7を配
管している。5本の供給管7は、並列に連結されて、ス
ラッジを含む研削液を下向きに供給する。供給管7の上
面には、溝形の集液管8を6列に配設している。集液管
8は、横断面図の形状を、上方の開口されたコ字状とし
ている。集液管8は両端を閉塞して、分離槽4の研削液
をオーバーフローして流入させる。したがって、集液管
8は、分離槽4の液面近傍に配設される。集液管8は配
管16を介して排出管13に連結され、オーバーフロー
して流入される研削液を排出管13から排出する。
す縦断面図、平面図、横断面図である。これ等の図に示
す分離装置は、分離槽4の底部に、5本の供給管7を配
管している。5本の供給管7は、並列に連結されて、ス
ラッジを含む研削液を下向きに供給する。供給管7の上
面には、溝形の集液管8を6列に配設している。集液管
8は、横断面図の形状を、上方の開口されたコ字状とし
ている。集液管8は両端を閉塞して、分離槽4の研削液
をオーバーフローして流入させる。したがって、集液管
8は、分離槽4の液面近傍に配設される。集液管8は配
管16を介して排出管13に連結され、オーバーフロー
して流入される研削液を排出管13から排出する。
【0035】この図に示す装置は、集液管8と供給管7
とを直角に連結して分離槽4の定位置に配設できる。こ
のため、集液管8と分離槽4を簡単な構造で定位置に配
設できる。また、コ字状の集液管8に研削液をオーバー
フローさせて、能率よく回収できる。
とを直角に連結して分離槽4の定位置に配設できる。こ
のため、集液管8と分離槽4を簡単な構造で定位置に配
設できる。また、コ字状の集液管8に研削液をオーバー
フローさせて、能率よく回収できる。
【0036】さらに、図3に示す装置は、V溝8Aを設
けた集液管8を、図7に示すように、供給管7に連結す
ることもできる。この図の供給管7は、板状の集液管8
の下面にUボルト17を介して供給管7を連結してい
る。この構造も、集液管8と供給管7とを簡単な構造
で、正確に定位置に配設できる特長がある。
けた集液管8を、図7に示すように、供給管7に連結す
ることもできる。この図の供給管7は、板状の集液管8
の下面にUボルト17を介して供給管7を連結してい
る。この構造も、集液管8と供給管7とを簡単な構造
で、正確に定位置に配設できる特長がある。
【0037】
【発明の効果】本発明の研削液に含まれるスラッジの分
離装置は、極めて簡単な構造で、メンテナンスを著しく
簡単にし、さらに、上面に沈降する無機質粒子を非磁性
金属プレートに付着堆積させることなく、理想的な状態
で研削液から分離できる特長がある。それは、本発明の
分離装置が、研削液に含まれるスラッジを移送する非磁
性金属プレートの表面を、金属メッキし、あるいはホー
ロー層を成形し、あるいはまた、鏡面研磨して鏡面処理
面としているからである。非磁性金属プレートの表面を
鏡面処理面としている本発明の装置は、鏡面処理面に沈
降する微細な無機質粒子を、スラッジに含まれる磁性粉
を搬送媒体としてスムーズに排出できる。それは、微細
な粒子の無機質粒子が、非磁性金属プレートの表面にで
きる凹凸にひっかからないで滑動できる状態となり、こ
の状態の無機質粒子が磁気的な吸引力で移送される磁性
粉でもって移送されるからである。無機質粒子は、磁気
的な吸引力で移送できない。しかしながら、研削液のス
ラッジには、砥石粕等の微細な無機質粒子が含まれてい
る。磁気的な吸引力で移送されない無機質粒子は、磁気
コンベアでは移送できないので、非磁性金属プレートの
表面に残存しやすい。とくに、微細な無機質粒子は、非
磁性金属プレート表面の微細な凹凸にひっかかって、ス
ムーズに移送されない。非磁性金属プレートに、表面の
平滑な金属板を使用する程度では、微細な無機質粒子は
スムーズに滑動して移送されない。本発明の分離装置
は、非磁性金属プレートの平滑な表面を、さらに金属メ
ッキし、あるいはホーロー層を設け、あるいはまた、鏡
面研磨して鏡面処理面として、極めて滑動しにくい無機
質粒子を、磁性粉を搬送媒体として速やかに排出する。
離装置は、極めて簡単な構造で、メンテナンスを著しく
簡単にし、さらに、上面に沈降する無機質粒子を非磁性
金属プレートに付着堆積させることなく、理想的な状態
で研削液から分離できる特長がある。それは、本発明の
分離装置が、研削液に含まれるスラッジを移送する非磁
性金属プレートの表面を、金属メッキし、あるいはホー
ロー層を成形し、あるいはまた、鏡面研磨して鏡面処理
面としているからである。非磁性金属プレートの表面を
鏡面処理面としている本発明の装置は、鏡面処理面に沈
降する微細な無機質粒子を、スラッジに含まれる磁性粉
を搬送媒体としてスムーズに排出できる。それは、微細
な粒子の無機質粒子が、非磁性金属プレートの表面にで
きる凹凸にひっかからないで滑動できる状態となり、こ
の状態の無機質粒子が磁気的な吸引力で移送される磁性
粉でもって移送されるからである。無機質粒子は、磁気
的な吸引力で移送できない。しかしながら、研削液のス
ラッジには、砥石粕等の微細な無機質粒子が含まれてい
る。磁気的な吸引力で移送されない無機質粒子は、磁気
コンベアでは移送できないので、非磁性金属プレートの
表面に残存しやすい。とくに、微細な無機質粒子は、非
磁性金属プレート表面の微細な凹凸にひっかかって、ス
ムーズに移送されない。非磁性金属プレートに、表面の
平滑な金属板を使用する程度では、微細な無機質粒子は
スムーズに滑動して移送されない。本発明の分離装置
は、非磁性金属プレートの平滑な表面を、さらに金属メ
ッキし、あるいはホーロー層を設け、あるいはまた、鏡
面研磨して鏡面処理面として、極めて滑動しにくい無機
質粒子を、磁性粉を搬送媒体として速やかに排出する。
【0038】このため、本発明の分離装置は、スクレー
パのようにスラッジを掻き取る部材を必要とせず、ま
た、定期的に、非磁性金属プレートの表面に付着して堆
積する無機質粒子を除去することなく、非磁性金属プレ
ートに沈降するスラッジをスムーズに排出できる。この
ため、本発明の装置は、メンテナンスを極めて簡素化し
て、故障を極減でき、さらに、極めて簡単な構造で独特
の特長を実現するために、安価に製造できる特長も実現
される。
パのようにスラッジを掻き取る部材を必要とせず、ま
た、定期的に、非磁性金属プレートの表面に付着して堆
積する無機質粒子を除去することなく、非磁性金属プレ
ートに沈降するスラッジをスムーズに排出できる。この
ため、本発明の装置は、メンテナンスを極めて簡素化し
て、故障を極減でき、さらに、極めて簡単な構造で独特
の特長を実現するために、安価に製造できる特長も実現
される。
【図1】従来の研削液に含まれるスラッジの分離装置を
示す概略断面図
示す概略断面図
【図2】本発明者が先に開発したスラッジの分離装置を
示す一部拡大縦断面図
示す一部拡大縦断面図
【図3】本発明の実施例のスラッジの分離装置を示す一
部拡大縦断面図
部拡大縦断面図
【図4】本発明の他の実施例のスラッジの分離装置を示
す縦断面図
す縦断面図
【図5】図4に示す分離装置の平面図
【図6】図4に示す分離装置の横断面図
【図7】供給管と集液管とを連結する他の実施例を示す
断面図
断面図
1…円筒 2…磁石筒 3…スクレーパ 4…分離槽 5…非磁性金属プレート 5A…吸着部 5
B…傾斜部 5C…落下部 6…磁気コンベア 6A…永久磁石 6
B…チェーン 6C…スプロケット 6D…回転軸 6E…モーター 6F…チェーンガイド 7…供給管 7A…供給孔 8…集液管 8A…V溝 9…分離タンク 9A…パンチングメタル 9
B…整流板 9C…分配板 10…流量調整弁 11…ポンプ 12…貯溜タンク 13…排出管 14…リターンタンク 15…溜槽 16…配管 17…Uボルト 18…鏡面処理面 S…スラッジ
B…傾斜部 5C…落下部 6…磁気コンベア 6A…永久磁石 6
B…チェーン 6C…スプロケット 6D…回転軸 6E…モーター 6F…チェーンガイド 7…供給管 7A…供給孔 8…集液管 8A…V溝 9…分離タンク 9A…パンチングメタル 9
B…整流板 9C…分配板 10…流量調整弁 11…ポンプ 12…貯溜タンク 13…排出管 14…リターンタンク 15…溜槽 16…配管 17…Uボルト 18…鏡面処理面 S…スラッジ
Claims (2)
- 【請求項1】 スラッジ(S)を含む研削液が供給される
分離槽(4)と、この分離槽(4)内に配設されて、スラッジ
(S)を表面で移動させる非磁性金属プレート(5)と、この
非磁性金属プレート(5)の裏面に配設されて、非磁性金
属プレート(5)の表面に磁気的な吸引力でスラッジ(S)を
吸着して排出方向に移動させる磁気コンベア(6)とを備
え、 分離槽(4)には、スラッジ(S)を含む研削液の供給管(7)
と、スラッジ(S)の分離された研削液を排出する集液管
(8)を、供給管(7)を集液管(8)よりも下方に位置して配
設しており、さらに、供給管(7)は複数部分に分散させ
て研削液を分離槽(4)に供給すると共に、供給管(7)から
分散して供給された研削液をその上方で回収するように
集液管(8)を配設しており、 供給管(7)から分離槽(4)に供給される研削液を、供給管
(7)から上昇させて上方の集液管(8)から排出し、供給管
(7)から分離槽(4)に供給される研削液に含まれるスラッ
ジ(S)を、研削液と反対に下方に沈降させて非磁性金属
プレート(5)の表面に堆積させるように構成しており、 非磁性金属プレート(5)は、供給管(7)の下方に配設され
ており、研削液に含まれるスラッジ(S)を沈降させて上
面に堆積させる吸着部(5A)と、この吸着部(5A)に堆積さ
れたスラッジ(S)を液面よりも上方に移動させる傾斜部
(5B)と、この傾斜部(5B)で研削液から引き上げられたス
ラッジ(S)を非磁性金属プレート(5)の先端から落下させ
て分離する落下部(5C)とを備え、 非磁性金属プレート(5)の吸着部(5A)の上面に堆積する
スラッジ(S)を、傾斜部(5B)から落下部(5C)に移送し
て、落下部(5C)において非磁性金属プレート(5)から分
離して除去するように構成してなるスラッジの分離装置
であって、 非磁性金属プレート(5)の表面を、金属メッキし、ある
いはホーロー層を成形し、あるいはまた、鏡面研磨して
鏡面処理面(18)としており、吸着部(5A)に堆積されたス
ラッジ(S)を、非磁性金属プレート(5)の表面の鏡面処理
面(18)に滑動させて分離するように構成してなることを
特徴とする研削液に含まれるスラッジの分離装置。 - 【請求項2】 非磁性金属プレート(5)の表面がクロー
ムメッキされ、あるいは、表面粗さを▽▽▽以上とする
鏡面に研磨された鏡面処理面(18)としている請求項1に
記載される研削液に含まれるスラッジの分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10327794A JP2000153177A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 研削液に含まれるスラッジの分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10327794A JP2000153177A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 研削液に含まれるスラッジの分離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000153177A true JP2000153177A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18203074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10327794A Pending JP2000153177A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 研削液に含まれるスラッジの分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000153177A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105170315A (zh) * | 2015-10-19 | 2015-12-23 | 重庆长展机械有限公司 | 组合式磨削液铁屑分离装置 |
CN110091535A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-06 | 浙江台玖精密机械有限公司 | 一种用于挤压砂轮灰油装置及方法 |
-
1998
- 1998-11-18 JP JP10327794A patent/JP2000153177A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105170315A (zh) * | 2015-10-19 | 2015-12-23 | 重庆长展机械有限公司 | 组合式磨削液铁屑分离装置 |
CN110091535A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-06 | 浙江台玖精密机械有限公司 | 一种用于挤压砂轮灰油装置及方法 |
CN110091535B (zh) * | 2019-05-31 | 2023-10-27 | 浙江台玖精密机械有限公司 | 一种用于挤压砂轮灰油装置及方法 |
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