JP2001239180A - 研削液に含まれる微細スラッジの分離装置 - Google Patents

研削液に含まれる微細スラッジの分離装置

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JP2001239180A
JP2001239180A JP2000056553A JP2000056553A JP2001239180A JP 2001239180 A JP2001239180 A JP 2001239180A JP 2000056553 A JP2000056553 A JP 2000056553A JP 2000056553 A JP2000056553 A JP 2000056553A JP 2001239180 A JP2001239180 A JP 2001239180A
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magnetic
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grinding fluid
magnetic metal
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Tadakatsu Maeno
忠勝 前野
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SHIKOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 据え付け面積を小さくして、しかも微細なス
ラッジをより効率よく回収する。 【解決手段】 スラッジの分離装置は、スラッジSを含
む研削液Lが供給される分離槽4と、この分離槽4内に
配設されて、スラッジSを表面に移動させる非磁性金属
プレート5と、この非磁性金属プレート5の裏面に配設
されて、非磁性金属プレート5の表面に磁気的な吸着力
でスラッジSを吸着して排出方向に移動させる磁気コン
ベア6とを備える。さらに、分離装置は、非磁性金属プ
レート5の上方に、研削液Lに含まれるスラッジSを磁
化させる帯磁機構14を備える。帯磁機構14は、励磁
コイル16を備える電磁石15と、この電磁石15の励
磁コイル16に接続している電源17と備える。この分
離装置は、電源17が断続的に励磁コイル16に通電し
て、電磁石15でスラッジSを磁化、凝集させて非磁性
金属プレート5上に沈降させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削液に含まれる
スラッジを分離する装置に関し、とくに超仕上研磨工程
で発生する超微細スラッジを効率よく分離する装置に関
する。ただし、本明細書において「研削液」は切削液を
含む広い意味に使用する。
【0002】
【従来の技術】研削液に含まれる大きなスラッジは、濾
過して簡単に除去できる。しかしながら、微細なスラッ
ジを能率よく除去するのは相当に難しい。微細なスラッ
ジを除去するために、磁気的な吸着力を使用する装置は
開発されている。
【0003】磁気吸着力でスラッジを分離する装置は、
下記の公報に記載される。 特開昭56−87437号公報 特開昭55−84560号公報 特開平10−151362号公報
【0004】の公報に記載される装置は、ベルトコン
ベアの裏面に多数の磁石を固定している。この分離装置
は、ベルトコンベアの一部をスラッジを含む液中に浸漬
して、研削液に含まれるスラッジをベルトの表面に吸着
させる。ベルトコンベアの他端は、液の外部に延長され
る。液の外部において、ベルトの表面に吸着したスラッ
ジは、スクレーパで掻き取って除去される。
【0005】の公報に記載される分離装置は、図1に
示すように、スラッジSを回転する円筒1の表面に吸着
させる。ここにスラッジSを吸着させるために、円筒1
の内側に磁石筒2を配設している。この装置は、円筒1
と磁石筒2とを同じ方向に回転させる。円筒1は、ステ
ンレス等の非磁性金属で製作される。円筒1が研削液中
に浸漬されると、その内面に磁石筒2を配設しているの
で、スラッジSが円筒1の表面に吸着される。円筒1に
吸着されたスラッジSは、円筒1の表面に接触するスク
レーパ3で掻き取って除去される。
【0006】の公報に記載される装置は、図2に示す
ように、スラッジSを含んでいる研削液Lを供給する分
離槽4に、非磁性金属プレート5を配設している。非磁
性金属プレート5は、分離槽4内に供給された研削液L
に含まれるスラッジSを表面に沈降させる。この非磁性
金属プレート5の裏面には、磁気的な吸着力でスラッジ
Sを吸着して排出方向に移動させる磁気コンベア6を配
設している。非磁性金属プレート5は、研削液Lに含ま
れるスラッジSを沈降させて、上面に堆積させる沈降部
5Aと、この沈降部5Aに堆積するスラッジSを、分離
槽4の液面よりも上方に移動させる傾斜部5Bと、この
傾斜部5Bで研削液Lから引き上げられたスラッジSを
非磁性金属プレート5の先端から落下させて分離する落
下部5Cとを備える。
【0007】この構造の分離装置は、スラッジSに含ま
れる磁性粉を、磁気コンベア6で沈降部5Aの上面に吸
着する。吸着された磁性粉は、磁気コンベア6の磁石に
吸引され、この磁石が移動する方向に移送される。磁石
で移送される磁性粉は、傾斜部5Bから落下部5Cに移
送され、落下部5Cの先端から落下して分離される。さ
らに、図に示す分離装置は、スラッジSに含まれる、研
磨材が摩耗した粉末や塵等の無機質粒子も磁性粉と一緒
に分離できる。研削液と一緒に分離槽4に供給された無
機質粒子や磁性粉が、液中を沈降して沈降部5Aの表面
に堆積するからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】磁気コンベアの吸引力
がスラッジを非磁性金属プレート表面に吸着する分離装
置は、スラッジを自然に沈降させる装置に比較すると、
微細なスラッジを比較的効率よく分離して回収できる。
しかしながら、磁気コンベアから作用する磁気的な吸着
力は、距離の自乗に反比例して急激に弱くなってしま
う。このため、非磁性金属プレート表面の近傍では、微
細なスラッジも効率よく吸着されるが、非磁性金属プレ
ートから離れるにしたがって、いいかえると、磁気コン
ベアから離れるにしたがって、磁気的な吸着力は急激に
低下して、効率よく吸着されなくなってしまう。
【0009】この弊害は、分離槽を浅くして、全ての研
削液を非磁性金属プレートに接近させる構造で解消でき
る。しかしながら、分離槽を浅くすることは、ここに供
給できる研削液の量を減少させて処理能力を低下させ
る。分離槽の面積を大きくして、処理能力を大きくする
ことは、机上の計画としては可能である。しかしなが
ら、実際には全体の据え付け面積が大きくなるので現実
には採用できない。とくに、この種の装置は、研磨機の
付帯設備として設置されるので、処理能力に対する据え
付け面積はできるかぎり小さくすることが要求される。
分離槽の面積を小さくすると、深くなるので、研削液の
全体を非磁性金属プレートに接近できなくなる。深い分
離槽に供給される研削液に含まれるスラッジは、磁気的
な吸着力よりも自重で非磁性金属プレートの上にゆっく
りと沈降して排出される。自重で沈降するスラッジは、
小さくなるにしたがって沈降速度が急激に遅くなってし
まう。このため、微細なスラッジを速やかに回収できな
くなってしまう。
【0010】以上のように、分離装置は小型化すること
が要求されるが、小さくするほど微細なスラッジを効率
よく回収できなくなり、設置面積と微細なスラッジを効
率よく回収できることとは互いに相反する特性となり、
両方を満足させることは原理的に極めて難しい。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するた
めに開発されたものである。本発明の重要な目的は、据
え付け面積を小さくして、しかも微細なスラッジをより
効率よく回収できる研削液に含まれる微細スラッジの分
離装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の研削液に含まれ
る微細スラッジの分離装置は、スラッジSを含む研削液
Lが供給される分離槽4と、この分離槽4内に配設され
て、スラッジSを表面に移動させる非磁性金属プレート
5と、この非磁性金属プレート5の裏面に配設されて、
非磁性金属プレート5の表面に磁気的な吸着力でスラッ
ジSを吸着して排出方向に移動させる磁気コンベア6と
を備える。さらに、スラッジの分離装置は、非磁性金属
プレート5の上方に、研削液Lに含まれるスラッジSを
磁化させる帯磁機構14を備える。帯磁機構14は、励
磁コイル16を備える電磁石15と、この電磁石15の
励磁コイル16に接続している電源17と備える。スラ
ッジの分離装置は、電源17が断続的に励磁コイル16
に通電して、電磁石15でスラッジSを磁化、凝集させ
て非磁性金属プレート5上に沈降させるようにしてい
る。
【0013】本発明の請求項2の研削液に含まれる微細
スラッジの分離装置は、電源17が、励磁コイル16に
パルス電流を流して電磁石15を磁化している。
【0014】本発明の請求項3の研削液に含まれる微細
スラッジの分離装置は、非磁性金属プレート5が、研削
液Lに含まれるスラッジSを沈降させて上面に堆積させ
る沈降部5Aと、この沈降部5Aに堆積されたスラッジ
Sを液面よりも上方に移動させる傾斜部5Bとを備え
る。さらに、このスラッジの分離装置は、帯磁機構14
を沈降部5Aの上方に配設している。
【0015】本発明の請求項4の研削液に含まれる微細
スラッジの分離装置は、スラッジSを含む研削液Lが供
給される分離槽4と、この分離槽4内に配設されて、ス
ラッジSを表面に移動させる非磁性金属プレート5と、
この非磁性金属プレート5の裏面に配設されて、非磁性
金属プレート5の表面に磁気的な吸着力でスラッジSを
吸着して排出方向に移動させる磁気コンベア6とを備え
る。さらに、スラッジの分離装置は、非磁性金属プレー
ト5の上方に、研削液Lに含まれるスラッジSを磁化さ
せる帯磁機構14を備える。帯磁機構14は、永久磁石
26と、この永久磁石26を移動させる移動機構27
と、永久磁石26を研削液Lから水密に区画する非磁性
ケース28とを備える。スラッジの分離装置は、移動機
構27が永久磁石26を非磁性ケース28の内部に移動
させて、研削液Lに含まれるスラッジSを磁化、凝集さ
せて非磁性金属プレート5上に沈降させるようにしてい
る。
【0016】本発明の請求項5の研削液に含まれる微細
スラッジの分離装置は、非磁性金属プレート5が、研削
液Lに含まれるスラッジSを沈降させて上面に堆積させ
る沈降部5Aと、この沈降部5Aに堆積されたスラッジ
Sを液面よりも上方に移動させる傾斜部5Bとを備え
る。このスラッジの分離装置は、帯磁機構14の永久磁
石26を沈降部5Aの上方に配設している。
【0017】本発明の請求項6の研削液に含まれる微細
スラッジの分離装置は、帯磁機構14が、複数の非磁性
ケース28を備え、非磁性ケース28の間を研削液Lの
通路としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための研削液に含まれる微細ス
ラッジの分離装置を例示するものであって、本発明は分
離装置を下記のものに特定しない。
【0019】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0020】図3と図4に示す研削液に含まれる微細ス
ラッジの分離装置は、たとえば、切削油に含まれる微細
な金属スラッジを分離するのに使用される。この分離装
置は、スラッジSを含む切削油である研削液Lが供給さ
れる分離槽4と、この分離槽4の研削液Lに含まれるス
ラッジSを吸着して排出する非磁性金属プレート5と、
この非磁性金属プレート5に磁気的な吸着力で吸着させ
る磁気コンベア6と、分離槽4のスラッジSを磁化する
帯磁機構14とを備える。
【0021】図に示す分離槽4は、スラッジSを含む研
削液Lを供給する供給管7を一方の端部に配設して、ス
ラッジSの分離された研削液Lを排出する排出ポンプ1
1を他端に配設している。供給管7から供給される研削
液Lは、多孔板8を通過して分離槽4に供給される。多
孔板8は、供給される研削液Lを均一に分散して分離槽
4に供給するもので、パンチングメタルや編目の小さい
金網が使用される。多孔板8は、水平方向に延長する姿
勢で配設される。
【0022】図の分離槽4は、多孔板8の下方に、整流
板9を配設している。整流板9は、磁気コンベア6がス
ラッジSを排出する方向に向かって下り勾配に傾斜し
て、先端縁を非磁性金属プレート5の表面に接近させ
て、整流板9と非磁性金属プレート5との間を、研削液
Lの狭い供給ダクト10としている。この構造の分離装
置は、供給ダクト10を通過する研削液Lに含まれるス
ラッジSを、磁気コンベア6で磁化することができる。
狭い供給ダクト10を通過する研削液Lが、磁気コンベ
ア6の永久磁石に接近するからである。
【0023】分離槽4に供給された研削液Lは、供給ダ
クト10を通過して、図において左から右に移動する。
スラッジSを非磁性金属プレート5に沈降させて、スラ
ッジSの除去された研削液Lは、排出ポンプ11で排出
される。
【0024】図に示す分離装置は、非磁性金属プレート
5を分離槽4の底板としている。分離槽の底板とは別
に、分離槽の内部に非磁性金属プレートを配設すること
もできるのは言うまでもない。ただ、非磁性金属プレー
ト5を分離槽4の底板に兼用する装置は、最も簡単な構
造にできる。
【0025】非磁性金属プレート5は、ステンレス、ア
ルミニウム、銅等の非磁性金属で製作される。この非磁
性金属プレート5は、供給管7から供給される研削液L
に含まれるスラッジSを沈降させる沈降部5Aと、この
沈降部5AのスラッジSを研削液Lの外部に上昇させる
傾斜部5Bと、傾斜部5Bで研削液Lの外部に送り出さ
れたスラッジSを非磁性金属プレート5から分離する落
下部5Cとを備える。
【0026】非磁性金属プレート5は、上面を平滑面と
することに加えて、さらに、表面を金属メッキし、ある
いは、表面にホーロー層を形成し、あるいはまた、表面
を鏡面に研磨して鏡面処理面13としている。
【0027】金属メッキは、クロームメッキや金メッキ
である。クロームメッキは、低コストで表面が硬く、し
かも凹凸の少ない鏡面にできる特長がある。金属メッキ
された鏡面処理面13は、メッキ層によって、表面の凹
凸が極めて少ない鏡面となる。メッキ層の膜厚は、好ま
しくは3〜100μm、より好ましくは10〜50μm
とする。クロームメッキは、磁気シールドして磁石がス
ラッジを磁気的に吸引する力を弱める。このため、クロ
ームメッキは、できる限り薄い薄膜として、非磁性金属
プレート5の表面を鏡面とするのがよい。ただ、クロー
ムメッキが薄すぎると、非磁性金属プレート5の表面を
理想的な鏡面にできない。このため、クロームメッキ層
の膜厚は、5〜50μmとするのがよい。金属メッキし
て表面を鏡面処理面13とする非磁性金属プレート5
は、銅板が適している。金属メッキを付着しやすいから
である。ただ、ステンレス板やアルミニウム板も、表面
に金属メッキをして鏡面処理面とすることができる。
【0028】ホーロー層は、非磁性金属プレート5の表
面に低融点のゆう薬を均一に塗布し、これを溶融状態に
流動させる温度まで加熱して、表面を鏡面状態として焼
結する。ホーロー層は、クロームメッキのように磁気シ
ールドする作用がない。このため、厚くして非磁性金属
プレートの表面を鏡面にできる特長がある。ホーロー層
の膜厚は、たとえば、0.1〜2mmとする。ホーロー
層は極めて硬いので耐久性があって、長寿命にできる特
長がある。
【0029】表面を鏡面に研磨して鏡面処理面とした非
磁性金属プレートは、表面粗さを▽▽▽以上する鏡面に
研磨して鏡面処理面とする。この非磁性金属プレート
は、微細な研磨材を使用して、非磁性金属プレートの表
面を鏡面に研磨する。この非磁性金属プレートは、ステ
ンレス板が適している。それは、鏡面処理面の腐食を防
止できるからである。この構造の非磁性金属プレート
は、最も安価に表面を鏡面処理面にできる特長がある。
【0030】沈降部5Aは、分離槽4の底板の水平部で
構成される。図において、底板の左部はスラッジSの移
送方向に向かって上り勾配の傾斜面となっており、この
傾斜面で傾斜部5Bを構成している。傾斜部5Bは、上
端を液面よりも上方まで延長している。傾斜部5Bは、
上端で所定の曲率半径で湾曲されて垂直に降下する落下
部5Cに連結されている。落下部5Cは非磁性金属プレ
ート5の先端に設けられており、落下部5Cの下方には
スラッジSの溜槽12を設けている。
【0031】磁気コンベア6は、非磁性金属プレート5
の下方に配設される。スラッジSを磁気的な吸着力で吸
着して、非磁性金属プレート5に沿って移送させるため
である。磁気コンベア6は、非磁性金属プレート5の下
面に接近して移動する永久磁石6Aを備える。永久磁石
6Aは、その両端を、磁気コンベア6の無端のチェーン
6Bに連結される。無端チェーン6Bは、一定の間隔
で、細長い永久磁石6Aを連結している。さらに、磁気
コンベア6は、永久磁石6Aを、非磁性金属プレート5
の下面に接近して移動させるために、チェーン6Bの移
送路にチェーンガイド6Fを設けている。チェーン6B
をチェーンガイド6Fで決められた位置に移動させて、
永久磁石6Aを非磁性金属プレート5の下面に接近して
移動させる。チェーン6Bを移動させるために、2条の
チェーン6Bを、スプロケット6Cに掛けている。スプ
ロケット6Cは、回転軸6Dの両端に固定され、回転軸
6Dをモーター6Eで駆動して、チェーン6Bを移動さ
せる。
【0032】チェーン6Bで移動される永久磁石6Aの
速度は、例えば、約1cm/秒に設定される。ただ、永
久磁石6Aの移動速度は、たとえば、0.3〜5cmと
することもできる。永久磁石6Aの移動速度が遅すぎる
と、吸着したスラッジSを能率よく排出できない。反対
に、永久磁石6Aの移動速度が早すぎると、吸着したス
ラッジSを移送できなくなる。永久磁石6Aの移動速度
は、スラッジSを能率よく移動できるように決定され
る。
【0033】分離槽4は、非磁性金属プレート5の上方
に、研削液Lに含まれるスラッジSを磁化させる帯磁機
構14を配設している。図3の分離装置の帯磁機構14
の横断面図を図5に示す。これ等の図に示す帯磁機構1
4は、励磁コイル16を備える電磁石15と、この電磁
石15の励磁コイル16に接続している電源17と備え
る。
【0034】図の電磁石15は、4組のC型コアーを直
列に連結した構造であって、コアーの先端の磁極部15
Aを互いに接近させて、研削液Lを通過させる磁化通路
18としている。電磁石15は、対向する磁極部15A
を狭く接近させて、磁束を磁化通路18に集束してい
る。この電磁石15は、磁化通路18の磁界を強くし
て、ここを通過するスラッジを効率よく磁化する。
【0035】図の電磁石15は、4組のコアーに同じ方
向に巻いている4組の励磁コイル16を直列に接続して
電源17に接続している。4組の電磁石15は、隣接す
る励磁コイル16に逆方向に電流を流すために、出力端
子を逆接続している。図5に示すように、対向する磁極
部15AをN極とS極に励磁するためである。ただ、全
ての励磁コイルの出力端子を同じ方向に直列接続して、
巻き方向を逆にすることもできる。
【0036】電源17は、図6または図7のグラフに示
すように、断続的に励磁コイル16に通電して、電磁石
15を励磁する。図6は、一定の周期で励磁コイル16
に同じ方向に通電する。この図に示すように通電される
励磁コイル16は、磁極部15AのN極とS極を変更す
るときなく、同じ極として励磁する。図7は一定の周期
で励磁コイル16に交互に逆方向に通電する。この図に
示すように通電される励磁コイル16は、磁極部15A
のN極とS極を交互に反対極として励磁する。
【0037】電源17が、励磁コイル16に通電する時
間は、研削液のスラッジを励磁して、スラッジが磁極部
15Aに吸着されるのをできるかぎり少なくする時間、
たとえば、10μsec〜1sec、好ましくは100
μsec〜500msecとする。励磁コイル16への
通電時間を短くすると、スラッジが磁極部15Aに吸着
されるのを少なくできる。ただ、通電時間が短かすぎる
と、スラッジを充分に磁化できなくなる。
【0038】励磁コイル16に通電する周期は、1ms
ec〜数秒とする。周期を長くすると、磁化されたスラ
ッジの磁力が低下して効率よく凝集されなくなる。反対
に周期を短くすると、スラッジが磁極部15Aに吸着さ
れやすくなる。図7に示すように、励磁コイル16に、
交互に逆方向に通電する方法は、磁極部15Aにスラッ
ジが吸着するのを少なくできる。このため、励磁コイル
16に通電する周期を短くして、スラッジを強く磁化で
きる。ただ、この方法は、スラッジを逆方向に磁化する
ので、研削液の内部でスラッジの方向を逆転できる時間
は励磁コイルに通電し、あるいは、スラッジを反対の磁
極に励磁できるように強力な磁界で励磁する。
【0039】図8と図9は電源17の回路図である。こ
れ等の図に示す電源17は、トランス19で所定の電圧
に変換した交流をダイオード20で整流し、整流された
直流を大容量の電源コンデンサー21に蓄える。電源コ
ンデンサー21にはチョークコイル22を介して放電コ
ンデンサー23を接続している。放電コンデンサー23
にはSCR等のスイッチング素子24を介して励磁コイ
ル16を接続している。図9の電源17は、励磁コイル
16に逆方向に通電するために、+−用の独立したダイ
オード20と電源コンデンサー21とチョークコイル2
2と放電コンデンサー23とを備えている。さらに、放
電コンデンサー23は、放電できる方向に通電するダイ
オード25を介して励磁コイル16に接続している。ま
た、励磁コイル16にも逆方向に通電するために、スイ
ッチング素子24を逆向きに接続している。
【0040】これ等の図に示す電源17は、スイッチン
グ素子24を一定の周期でオンに切り換えて、放電コン
デンサー23に蓄える電荷を励磁コイル16で放電させ
る。図9の電源17は、交互に二つのスイッチング素子
24をオンにして、逆方向に通電する。スイッチング素
子24をSCRとする電源17は、スイッチング素子2
4にトリガー信号を入力して、オンに切り換えできるの
で回路を簡単にできる。ただ、スイッチング素子にはト
ランジスターやFETも使用できる。さらに、図に示す
ように、放電コンデンサー23に蓄える電荷を放電し
て、励磁コイル16に通電する電源17は、小容量のト
ランス19を使用して、励磁コイル16に大電流を流す
ことができる。
【0041】電源は、必ずしも放電コンデンサーを放電
して励磁コイルに通電する必要はない。図10の電源1
7は、放電コンデンサーを使用することなく、スイッチ
ング素子24をオンにしている時間に励磁コイル16に
通電する。
【0042】以上のように、電磁石15の励磁コイル1
6に流す電流を制御する帯磁機構14は、機械的に可動
する機構を必要とせず、電磁石15を高速に励磁して故
障を少なくできる。図4の分離装置は、電磁石15に代
わって、永久磁石26を機械的に移動させる帯磁機構1
4を備える。この分離装置の帯磁機構14は、図4と図
11に示すように、永久磁石26と、この永久磁石26
を移動させる移動機構27と、永久磁石26を研削液L
から水密に区画する非磁性ケース28とを備える。移動
機構27は永久磁石26を非磁性ケース28の内部で移
動させて、研削液Lに含まれるスラッジSを磁化する。
【0043】図の帯磁機構14は、4列のユニットを横
に並べて、ユニットの間を磁化通路18としている。各
々のユニットは、非磁性ケース28の内部に、永久磁石
26を固定したベルト29を設け、ベルト29をローラ
ー30にかけて永久磁石26を移動させている。各々の
ユニットのローラー30は、一緒に回転して、隣接する
ユニットの永久磁石26を一緒に移動させる。したがっ
て、各々のユニットのローラー30は、非磁性ケース2
8を水密に回転できるように貫通している回転軸31に
固定される。ユニットは、上下に各々2個のローラー3
0を備えており、ベルト29を介して永久磁石26を上
下に移動させている。上下に移動する永久磁石26は、
上昇位置では研削液Lの外部にあって、降下位置では研
削液Lの内部に位置する。
【0044】隣接するユニットは、図11に示すよう
に、対向する永久磁石26の磁極がN極とS極となるよ
うに、ベルト29に永久磁石26を固定している。そし
て、永久磁石26は、横1列に並べられて、ベルト29
で一緒に移動される。図4の帯磁機構14は、ベルト2
9の対向する位置に永久磁石26を固定し、一方の永久
磁石26を降下位置とするとき、他方の永久磁石26を
上昇位置とする。さらに、この図の帯磁機構14は、図
において上下に位置する永久磁石26の磁極を互いに反
対の磁極として、永久磁石26が上下に移動するとき
に、非磁性ケース28の表面に付着しているスラッジS
を反対の磁極で反発して除去するようにしている。
【0045】回転軸31はモーター32で回転される。
回転軸31が回転されるとローラーベルト29が移動し
て、永久磁石26が移動する。移動する永久磁石26に
よって、磁化通路18を通過する研削液LのスラッジS
が磁化される。回転軸31の回転速度は、たとえば、ベ
ルト29が1周する時間が、たとえば、1〜10秒とな
るように設定される。
【0046】さらに、帯磁機構14は、図12と図13
に示す構造とすることもできる。これらの図に示す帯磁
機構14も、電磁石に代わって、永久磁石26を使用し
ている。この帯磁機構14は、永久磁石26と、この永
久磁石26を研削液Lから水密に区画すると共に、永久
磁石26の磁界をオンオフに制御する磁性ケース33
と、永久磁石26を回転させる回転機構とを備える。帯
磁機構14は、回転機構で永久磁石26を回転させて、
磁性ケース33から外部に漏れる磁界をオンオフに制御
しながら、研削液Lに含まれるスラッジを磁化してい
る。
【0047】図の帯磁機構14は、3列の磁性ケース3
3を横に並べて、磁性ケース33の間を磁化通路18と
している。磁性ケース33は、対向して配設された2枚
の磁性プレート34を備え、これ等の磁性プレート34
で、断面形状が円形の永久磁石26を両側から挟着する
状態で保持している。磁性プレート34は、鉄やニッケ
ル等の磁性金属で、内側を円形の永久磁石26の外形に
沿う形状に成形している。図12に示す磁性ケース33
は、2枚の磁性プレート34で永久磁石26を上下から
挟着し、図13に示す磁性ケース33は、2枚の磁性プ
レートで永久磁石26を左右から挟着している。ただ、
永久磁石は、必ずしも断面形状を円形とする必要はな
く、棒状の磁石として磁性ケース内に回転できるように
配設することもできる。
【0048】これ等の帯磁機構14は、回転機構によっ
て、永久磁石26が図に示す位置に回転されると、磁性
プレート34が磁化されて、図の矢印で示す状態で磁性
ケース33の外部に磁界が発生してオン状態となる。こ
のとき発生する磁力線によって、磁化通路18を通過す
る研削液Lに含まれるスラッジが磁化される。磁性ケー
ス33の外部に発生する磁界は、磁化通路18となる磁
性ケース33の間隔を狭くすると強くなり、広くすると
弱くなる。したがって、磁性ケース33の間隔は、求め
られる磁界の強さに応じて最適値に設計される。
【0049】さらに、帯磁機構14は、永久磁石26
が、図に示す位置から90度回転されると、永久磁石2
6から発生する磁力線が、磁気抵抗の少ない磁性金属で
ある磁性プレート34によってN・S極が閉ループとな
り、磁性ケース33の外部に漏れなくなる。この状態で
は、帯磁機構14は、オフ状態となって、研削液Lに含
まれるスラッジは磁化されなくなる。
【0050】回転機構は、磁性ケース33内に配設され
た永久磁石26を回転させて帯磁機構14の磁界をオン
オフに切り換える。回転機構の一例を図14に示す。こ
の図に示す回転機構35は、各々の永久磁石26の中心
に連結された回転軸36と、これらの回転軸36を同期
して一緒に回転させる駆動シャフト37と、駆動シャフ
ト37を駆動するモーター38とを備える。各回転軸3
6は、傘歯車39を介して駆動シャフト37に連結され
ており、駆動シャフト37で一緒に駆動されて永久磁石
26を回転させる。さらに、駆動シャフト37の一端
は、スプロット40とチェーン41を介してモーター3
8の駆動軸に連結している。回転機構35に使用される
部材は、永久磁石26の磁界の影響を受けることがない
ように、好ましくは、非磁性金属、あるいは、プラスチ
ック等で製作される。
【0051】回転機構35は、複数の永久磁石26を、
同期して同方向に90度ピッチで、あるいは、連続して
回転できるようにしている。回転機構35のモーター3
8には、好ましくは、サーボモーターを使用する。この
回転機構35は、モーター38が駆動されると、複数の
永久磁石26が同期して一緒に回転し、帯磁機構14の
磁界をオンオフに切り換える。回転機構35が、図12
と図13に示す位置、あるいは、これ等の図の位置から
180度回転した位置に永久磁石26を位置させると、
帯磁機構14は、外部に対して磁力線が漏れるオン状態
となる。さらに、回転機構35が、オン状態から永久磁
石26を90度回転させると、帯磁機構14は、外部に
磁力線が漏れないオフ状態となる。
【0052】
【発明の効果】本発明の研削液に含まれる微細スラッジ
の分離装置は、据え付け面積を小さくして、しかも微細
なスラッジをより効率よく回収できる特長がある。それ
は、本発明のスラッジの分離装置が、磁気コンベアに吸
着させてスラッジを移動させる非磁性金属プレートの上
方に、研削液に含まれるスラッジを磁化させる帯磁機構
を配設しているからである。この構造のスラッジの分離
装置は、帯磁機構で研削液中のスラッジを磁化して磁気
的な吸着力を強くできるので、微細なスラッジであって
も、効率よく凝集させて非磁性金属プレートの上に沈降
できる。このため、分離装置を小型化して小さくできる
にもかかわらず、微細なスラッジを効率よく回収できる
優れた特長が実現できる。
【0053】とくに、本発明の請求項1のスラッジの分
離装置は、帯磁機構に励磁コイルを備える電磁石を使用
しているので、研削液に含まれるスラッジの大きさや比
率等に応じて電磁石の磁力を種々に変更して、理想の状
態で微細なスラッジを磁化して、より効率よく分離でき
る特長がある。さらに、本発明の請求項4のスラッジの
分離装置は、帯磁機構に永久磁石を使用しているので、
ランニングコストを低減して長期間にわたって使用でき
る特長がある。
【0054】さらに、本発明の請求項3と請求項5のス
ラッジの分離装置は、非磁性金属プレートが、スラッジ
を沈降させて上面に堆積させる沈降部と、この沈降部に
堆積されたスラッジを液面よりも上方に移動させる傾斜
部とを備え、沈降部の上方に帯磁機構を配設しているの
で、帯磁機構で磁化されたスラッジを速やかに沈降部に
沈降させて堆積できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスラッジの分離装置の概略断面図
【図2】本発明者が先に開発したスラッジの分離装置の
概略断面図
【図3】本発明の実施例のスラッジの分離装置の概略断
面図
【図4】本発明の他の実施例のスラッジの分離装置の概
略断面図
【図5】図3に示す分離装置の帯磁機構の横断面図
【図6】励磁コイルに通電するパルス電流の一例を示す
グラフ
【図7】励磁コイルに通電するパルス電流の他の一例を
示すグラフ
【図8】帯磁機構の電源の一例を示す回路図
【図9】帯磁機構の電源の他の一例を示す回路図
【図10】帯磁機構の電源の他の一例を示す回路図
【図11】図4に示す分離装置の帯磁機構の水平断面図
【図12】帯磁機構の他の一例を示す概略断面図
【図13】帯磁機構の他の一例を示す概略断面図
【図14】図12と図13に示す帯磁機構に使用される
回転機構の一例を示す概略平面図
【符号の説明】
1…円筒 2…磁石筒 3…スクレーパ 4…分離槽 5…非磁性金属プレート 5A…沈降部 5
B…傾斜部 5C…落下部 6…磁気コンベア 6A…永久磁石 6
B…チェーン 6C…スプロケット 6D…回転軸 6E…モーター 6F…チェーンガイド 7…供給管 8…多孔板 9…整流板 10…供給ダクト 11…排出ポンプ 12…溜槽 13…鏡面処理面 14…帯磁機構 15…電磁石 15A…磁極部 16…励磁コイル 17…電源 18…磁極通路 19…トランス 20…ダイオード 21…電源コンデンサー 22…チョークコイル 23…放電コンデンサー 24…スイッチング素子 25…ダイオード 26…永久磁石 27…移動機構 28…非磁性ケース 29…ベルト 30…ローラー 31…回転軸 32…モーター 33…磁性ケース 34…磁性プレート 35…回転機構 36…回転軸 37…駆動シャフト 38…モーター 39…傘歯車 40…スプロケット 41…チェーン S…スラッジ L…研削液

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラッジ(S)を含む研削液(L)が供給され
    る分離槽(4)と、この分離槽(4)内に配設されて、スラッ
    ジ(S)を表面に移動させる非磁性金属プレート(5)と、こ
    の非磁性金属プレート(5)の裏面に配設されて、非磁性
    金属プレート(5)の表面に磁気的な吸着力でスラッジ(S)
    を吸着して排出方向に移動させる磁気コンベア(6)とを
    備えるスラッジの分離装置において、 非磁性金属プレート(5)の上方に、研削液(L)に含まれる
    スラッジ(S)を磁化させる帯磁機構(14)を配設してお
    り、帯磁機構(14)は励磁コイル(16)を備える電磁石(15)
    と、この電磁石(15)の励磁コイル(16)に接続している電
    源(17)と備えており、電源(17)が断続的に励磁コイル(1
    6)に通電して、電磁石(15)でスラッジ(S)を磁化、凝集
    させて非磁性金属プレート(5)上に沈降させるようにし
    てなることを特徴とする研削液に含まれる微細スラッジ
    の分離装置。
  2. 【請求項2】 電源(17)が、励磁コイル(16)にパルス電
    流を流して電磁石(15)を磁化する請求項1に記載される
    研削液に含まれる微細スラッジの分離装置。
  3. 【請求項3】 非磁性金属プレート(5)が、研削液(L)に
    含まれるスラッジ(S)を沈降させて上面に堆積させる沈
    降部(5A)と、この沈降部(5A)に堆積されたスラッジ(S)
    を液面よりも上方に移動させる傾斜部(5B)とを備え、帯
    磁機構(14)を沈降部(5A)の上方に配設している請求項1
    に記載される研削液に含まれる微細スラッジの分離装
    置。
  4. 【請求項4】 スラッジ(S)を含む研削液(L)が供給され
    る分離槽(4)と、この分離槽(4)内に配設されて、スラッ
    ジ(S)を表面に移動させる非磁性金属プレート(5)と、こ
    の非磁性金属プレート(5)の裏面に配設されて、非磁性
    金属プレート(5)の表面に磁気的な吸着力でスラッジ(S)
    を吸着して排出方向に移動させる磁気コンベア(6)とを
    備えるスラッジの分離装置において、 非磁性金属プレート(5)の上方に、研削液(L)に含まれる
    スラッジ(S)を磁化させる帯磁機構(14)を配設してお
    り、帯磁機構(14)が永久磁石(26)と、この永久磁石(26)
    を移動させる移動機構(27)と、永久磁石(26)を研削液
    (L)から水密に区画する非磁性ケース(28)とを備え、移
    動機構(27)が永久磁石(26)を非磁性ケース(28)の内部に
    移動させて、研削液(L)に含まれるスラッジ(S)を磁化、
    凝集させて非磁性金属プレート(5)上に沈降させるよう
    にしてなることを特徴とする研削液に含まれる微細スラ
    ッジの分離装置。
  5. 【請求項5】 非磁性金属プレート(5)が、研削液(L)に
    含まれるスラッジ(S)を沈降させて上面に堆積させる沈
    降部(5A)と、この沈降部(5A)に堆積されたスラッジ(S)
    を液面よりも上方に移動させる傾斜部(5B)とを備え、帯
    磁機構(14)の永久磁石(26)を沈降部(5A)の上方に配設し
    ている請求項4に記載される研削液に含まれる微細スラ
    ッジの分離装置。
  6. 【請求項6】 帯磁機構(14)が、複数の非磁性ケース(2
    8)を備え、非磁性ケース(28)の間を研削液(L)の通路と
    している請求項4に記載される研削液に含まれるジの分
    離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004283728A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Nokodai Tlo Kk 磁気微粒子の磁気分離装置
JP2005131479A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Hitachi Ltd 磁気分離浄化装置および磁気分離浄化方法
JP2013511396A (ja) * 2009-11-20 2013-04-04 エルビン・ユンカー・マシーネンファブリーク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 研削スラリーから研削オイルを分離する方法;前記方法を実行するための分離ステーションおよび処理プラント
CN107790280A (zh) * 2017-10-26 2018-03-13 南京西普环保科技有限公司 一种除铁装置

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