JP5297437B2 - クーラント濾過装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クーラント濾過装置に係り、特にマシニングセンター等における磁性体の切削作業において排出される切粉等を含んだクーラントを、再利用に供するために濾過する装置に関するものである。
クーラント濾過装置としては、図7に示すような、ドラムフィルタータイプのものが一般的である。これは、一端にマシニングセンター等からの切粉等を含んだクーラントの流入口52を有し、他端に斜め立上り部58を有し、この先端部に下向きのスラッジ排出口53が形成されている濾過槽51を備えている。この濾過槽51内には、クーラント流入口52の下側からスラッジ排出口53にまで延びる一対のチェーンコンベア54が配置され、このチェーンコンベア54,54間には、スクレーパ55が適宜間隔置きに架設されている。また、斜め立上り部58の基端部には、ドラムフィルター56が回転可能に軸支して配設されている。チェーンコンベア54,54は、図7および図8に示されるように、適宜間隔置きに配置されているチェーンガイド59によって案内されて濾過槽51内を循環走行可能とされている。
このような従来のクーラント濾過装置では、クーラントの流入口52から切粉等を含んだクーラントが導入されると、比重の大きい切粉等が濾過槽51の底面にスラッジSとして沈殿堆積する。堆積したスラッジSは、循環する一対のチェーンコンベア54に架設されたスクレーパ55によって掻き取られ、スクレーパ55によって濾過槽51の底面並びに斜め立上り部58の内側面に沿って押送され、スラッジ排出口53から排出される。また、塗料カス等の浮遊異物を含むクーラントは、ドラムフィルター56の表面に被装されたフィルター(濾過布)によって濾過され、ドラムフィルター56内部から排出される。
特願2003−326436号公報 特許第3004556号公報 特開平11−239704号公報
しかし、従来のクーラント濾過装置では、チェーンコンベア54がチェーンガイド59から外れるのを防止するために、チェーンコンベア54に常に張力をもたせる必要があった。そして、チェーンコンベア54の張力によって個々のチェーンガイド59に応力が作用しチェーンガイド59が磨耗するので、チェーンガイド59の交換が必要となり、装置の整備が煩雑であるという問題があった。また、チェーンガイド59上に切粉等が沈殿堆積するとチェーンコンベア54が外れ易くなるという問題もあった。
一方、循環するスクレーパはドラムフィルターの下を通過するため、その高さは、ドラムフィルターと濾過槽の底面との間の間隔に規制されることになるが、この間隔を広げると濾過効率が落ちるので、その間隔は余り広げることができない。その結果、スクレーパの高さを余り高くすることができないことになる。そして、スクレーパの高さが不十分であると、掻き取られて押送されるスラッジが嵩高くなってスクレーパがスラッジの下を潜り抜ける現象が生じたり、スラッジがドラムフィルターに接触してフィルターを損傷するという問題があった。また、スラッジをスクレーパが乗り越えて浮き上がる現象が生じて、チェーンコンベア54がチェーンガイド59から外れたり、ドラムフィルターに接触してフィルターを損傷するという問題もあった。
また、濾過槽51の底部にはチェーンガイド59が存在するため、スクレーパ55の幅は濾過槽51の幅よりも狭くせざるを得ず、このため、濾過槽51の底部の両側(図8に斜線を付して示している部位)にスラッジが堆積し易く、このスラッジによって上記のような不具合が顕著になるという問題があった。
さらに、クーラントに含まれる切粉がドラムフィルター56の表面に被装されたフィルターに付着して目詰まりが生じると濾過効率が低下し、定期的にドラムフィルター56の交換、洗浄が必要となり、このようなメンテナンスに要する時間によってクーラント濾過装置の稼働効率が低下するという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、磁性体の切粉を含んだクーラントに対して十分な濾過処理能力を確保することができ、しかも、メンテナンスも容易であるクーラント濾過装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明は、一端部に斜め立上り部を有し他端部にクーラント流入口を有する濾過槽と、該濾過槽の前記斜め立上り部の上端から他端部へ向う方向に沿った対向する側壁部に設けられた一対の凹部軌道と、該凹部軌道内をローラが走行することにより前記斜め立上り部の上端から他端部まで前記濾過槽内を循環走行するスクレーパ付きローラコンベアと、前記斜め立上り部の上端部に位置して前記ローラコンベアに噛合しているスプロケットと、該スプロケットを駆動する駆動モーターと、前記濾過槽の前記クーラント流入口から遠く、前記斜め立上り部に近い底部の濾過槽外面に配設されたスラッジ引き付け用の磁石と、前記スラッジ引き付け用の磁石が配設されている底部の上方の前記濾過槽内に吸引開口が位置するように配設されたクーラント吸引ダクトと、を備え、前記ローラコンベアは、複数の前記ローラを連結部材で連結した一対の無端連結体であり、前記スクレーパは前記ローラの走向方向と直交するように一対の前記無端連結体を構成する連結部材間に架設されており、前記ローラコンベアの前記ローラに前記スプロケットが噛合し、前記側壁部は空間を介した外壁と内壁からなる構造を有し、一対の前記凹部軌道は、内壁に凹部を形成することにより設けられた軌道であって、前記斜め立上り部の上端から前記クーラント流入口を有する他端部へ向かい、該他端部において反転して前記濾過槽の底部寄りを他端部から前記斜め立上り部に向かう軌道であり、前記凹部軌道の両端部が前記スプロケット近傍に位置し、前記駆動モーターにより前記スプロケットが駆動することにより前記ローラコンベアが前記凹部軌道に沿って前記濾過槽内を循環走行し、当該循環走向において前記スクレーパは前記濾過槽の前記クーラント流入口から前記斜め立上り部に向かって先端部で濾過槽の底部を掻くように走行し、前記底部の少なくとも前記スラッジ引き付け用の磁石が配設されている箇所は磁性体からなり、前記スクレーパは前記濾過槽内において対向する前記内壁間の内側全幅に亘る幅を有する非磁性体からなり、かつ、前記底部と前記吸引開口との間隙部を通過するような構成とした。
本発明の好ましい態様として、前記凹部軌道の前記端部の幅は、軌道幅よりも広いような構成とした。
本発明の好ましい態様として、前記スラッジ引き付け用の磁石は、磁性体からなる開口箱体形状の支持部材の内部に複数の永久磁石を収納したものであり、前記支持部材が前記濾過槽の外面に固着されているような構成とした。
本発明の好ましい態様として、前記スラッジ引き付け用の磁石と前記クーラント吸引ダクトとの組み合わせが、前記スクレーパの走行方向に沿って複数配設されているような構成とした。
本発明によれば、ローラコンベアのローラが凹部軌道内を走行するので、従来のクーラント濾過装置におけるチェーンガイドからのチェーンコンベアの脱落という問題は発生せず、これによりローラコンベアに張力をかける必要がなく、チェーンガイドの磨耗や交換という従来の煩雑な問題が解消され、濾過機能が安定して発現される。また、ローラコンベアが走行軌道から浮き上がることがないので、スラッジをスクレーパが乗り越えて浮き上がる現象が防止され、スラッジを濾過槽から確実に排出することができる。さらに、濾過槽の底部にはチェーンガイドが存在しないので、スクレーパの幅を濾過槽の内側全幅に対応させて設定することができ、濾過槽の底部の両側におけるスラッジの堆積を防止することができる。また、スラッジ引き付け用の磁石が配設された底部の上方の濾過槽内に、クーラント吸引ダクドの吸引開口を位置させているので、スラッジ引き付け用の磁石によってスラッジが引き寄せられ除去されたクーラントを効率的に吸引回収することができ、また、ドラムフィルターを装着した従来のクーラント濾過装置と異なり、ドラムフィルターを頻繁に取り出してメンテナンスを行うことが不要であり、クーラント濾過装置の稼働効率が高いものとなる。
本発明のクーラント濾過装置の一実施形態の部分破断の側面図である。 本発明のクーラント濾過装置の一実施形態の平面図である。 図1のI−I線における断面構造を示す図である。 図1のII−II線における断面構造を示す図である。 凹部軌道内を走行するローラコンベアのローラを示す部分拡大図である。 本発明のクーラント濾過装置のスラッジ引き付け用の磁石を説明するための図である。 従来のクーラント濾過装置の構成例を示す縦断面図である。 従来のクーラント濾過装置のチェーンコンベアとチェーンガイドの例を示す図である。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す部分破断側面図であり、図2はその平面図であり、図3は図1のI−I線における断面構造を示す図であり、図4は図1のII−II線における断面構造を示す図である。本発明のクーラント濾過装置は、一端部に斜め立上り部3を有する濾過槽1を有し、この濾過槽1の他端部にはクーラント流入口24を有している。また、濾過槽1は、その斜め立上り部3の上端から他端部へ向う方向(図1、図2に矢印aで示した方向)に沿って対向するように側壁部4,4を有し、濾過槽1の底部2の所定箇所にはスラッジ引き付け用の磁石6が配設されている。また、スラッジ引き付け用の磁石6が配設された底部2の上方の濾過槽1内には、クーラント吸引ダクド7の吸引開口7aが位置している。
上記の濾過槽1は、少なくともスラッジ引き付け用の磁石6が配設されている底部2の所定箇所が磁性体であり、通常、濾過槽1全体を磁性体で作製することができる。使用する磁性体としては、例えば、SUS403、SUS420等のマルテンサイト系、SUS430等のフェライト系、SUS329J1等のオーステナイト・フェライト系等のステンレス鋼、鉄等を挙げることができる。
また、濾過槽1の対向する側壁部4,4は、空間を介して外壁4aと内壁4bからなる構造を有し、内壁4bに凹部を形成することにより凹部軌道5,5が設けられており、この凹部軌道5,5内をローラコンベア11のローラ11aが走行可能とされている。図5は、凹部軌道5,5内を走行するローラコンベア11のローラ11aを示す部分拡大図である。このローラコンベア11は、複数のローラ11aを連結部材11bで連結した一対の無端連結体であり、この一対の無端連結体を構成する連結部材11b間にはスクレーパ13が架設されており、スクレーパ13の先端部13aが濾過槽1の底部2を掻くことができるように設定されている。また、スクレーパ13の幅は濾過槽1の内側全幅に亘るように設定されている。尚、図1では、ローラコンベア11を一点鎖線で示し、スクレーパ13を鎖線で示し、図2では、ローラコンベア11を一点鎖線で示し、スクレーパ13を省略している。このようなスクレーパ13の材質は、非磁性体であり、例えば、SUS304等のオーステナイト系のステンレス鋼等を使用することができる。
濾過槽1の斜め立上り部3の上端部には、スプロケット21とこれを駆動する駆動モーター22が配設されている。そして、側壁部4,4に形成されている一対の凹部軌道5,5の両端部5A,5Bは、スプロケット21近傍に位置しており、ローラコンベア11はスプロケット21に噛合されている。これにより、スプロケット21によって駆動されたローラコンベア11が、斜め立上り部3の上端から他端部まで濾過槽1内を凹部軌道5,5に案内されて循環走行可能とされている。尚、凹部軌道5,5の端部5A,5Bの幅は、凹部軌道5,5の幅よりも広いものとなっており、これにより、スプロケット21による駆動でローラコンベア11に振動が生じても、凹部軌道5,5の端部5A,5Bとローラコンベア11との接触の衝撃が緩和され、両者の損傷を抑制することができる。
上記のスラッジ引き付け用の磁石6は、濾過槽1のクーラント流入口24の直下から斜め立上り部3までの間の底部2の所定箇所の外側に配設されている。クーラント流入口24から導入されたクーラントC中の磁性体の切粉(スラッジS)が濾過槽1の底部2に沈殿堆積するまでの時間、距離等を考慮すると、スラッジ引き付け用の磁石6を配設する上記の所定箇所は、濾過槽1のクーラント流入口24から遠く、斜め立上り部3に近いことが好ましく、図示例では、斜め立上り部3の直近の底部2の外側にスラッジ引き付け用の磁石6が配設されている。
図6は、濾過槽1の内部から底部2の外側に固着されているスラッジ引き付け用の磁石6を観た状態を示す図であり、底部2は2点鎖線、スクレーパ13は鎖線で示している。図4および図6に示されるように、スラッジ引き付け用の磁石6は、開口箱体形状の支持部材6Aの内部に複数の永久磁石6Bを収納したものであり、支持部材6Aが濾過槽1の底部2外側に固着されている。支持部材6Aは磁性体からなるものであり、使用する磁性体としては上述のような材質を挙げることができる。支持部材6Aを濾過槽1の底部2に固着する手段は、溶接、ロウ付け、あるいは、ネジを用いた螺着等であってよい。また、永久磁石6Bは、後述のように、スラッジを底部2に引き寄せ、かつ、引き寄せたスラッジがローラコンベア11のスクレーパ13によって逐次掻取可能な程度の磁束密度を有するものであれば特に制限はなく、フェライト磁石、ネオジム磁石等の永久磁石を挙げることができる。また、使用する永久磁石6Bは一種の永久磁石であってもよく、2種以上の永久磁石を組み合わせて使用してもよい。
また、上記のクーラント吸引ダクド7は、一方の端部近傍の下面に吸引開口7aを有し、他方の端部は吸引装置8に接続されている。そして、吸引開口7aがスラッジ引き付け用の磁石6が配設された底部2の上方に位置し、かつ、スクレーパ13が吸引開口7aの下方を通過可能となるように、クーラント吸引ダクド7が側壁部4を貫通して配設されている。クーラント吸引ダクド7と側壁部4との間は液密的に密閉されている。また、吸引装置8には、回収したクーラントを移送して再利用に供するための移送パイプ8aが配設されている。
吸引開口7aの形状は特に制限はなく、方形あるいは円形の開口であってよく、また、複数の開口を有するものであってもよい。吸引開口7aの大きさ、位置は、図4に鎖線矢印で示すように、スラッジ引き付け用の磁石6が配設された底部2とクーラント吸引ダクド7との間をクーラントが通過するように、スラッジ引き付け用の磁石6の大きさよりも小さく設定することが好ましい。これにより、クーラント吸引ダクド7の側方から下方に流れ込むクーラントに磁性体の切粉が含まれていても、スラッジ引き付け用の磁石6が配設された底部2とクーラント吸引ダクド7との間をクーラントが通過する際に、磁性体の切粉はスラッジ引き付け用の磁石6に確実に引き寄せられ、クーラントから除去される。
このようなクーラント吸引ダクト7は、少なくともスラッジ引き付け用の磁石6が配設されている底部2と対向する下面(吸引開口7aを有する面)が磁性体であり、通常、吸引ダクト7全体を磁性体で作製することができる。使用する磁性体としては上述のような材質を挙げることができる。また、クーラント吸引ダクト7の下面(吸引開口7aを有する面)と底部2との距離は、スクレーパ13が吸引開口7aの下方を通過可能な範囲で、できるだけ短い距離に設定することが好ましい。そして、上記のようなスラッジ引き付け用の磁石6と、磁性体であるクーラント吸引ダクト7との間には磁界が形成される。
このようなクーラント濾過装置では、クーラント流入口24からクーラントCが導入されると、クーラントC中の磁性体の切粉(スラッジS)は、濾過槽1の底部2に沈殿堆積し、この沈殿堆積したスラッジSは、循環するローラコンベア11のスクレーパ13によって逐次掻取され、濾過槽1の底部2を移送される。このようなスクレーパ13による掻取移送では、クーラントCの乱流やスラッジS同士の衝突、接触により、沈殿堆積していた一部のスラッジSがクーラントC中に舞い戻されることになる。しかし、スラッジ引き付け用の磁石6が配設された底部2の所定箇所まで移送されたスラッジSは、スラッジ引き付け用の磁石6と磁性体であるクーラント吸引ダクト7との間に形成されている磁界によって底部2方向に確実に引き寄せられる。これにより、クーラントCのみがクーラント吸引ダクト7の吸引開口7aから吸引装置8に回収され、移送パイプ8aに送られ再利用に供される。また、上述のように、クーラント吸引ダクド7の側方から下方に流れ込むクーラントCにスラッジSが含まれていても、スラッジ引き付け用の磁石6が配設された底部2とクーラント吸引ダクド7との間をクーラントが通過する際に、スラッジSはスラッジ引き付け用の磁石6に確実に引き寄せられ、クーラントから除去される。一方、スラッジ引き付け用の磁石6が位置する底部2に引き寄せられたスラッジは、循環するローラコンベア11のスクレーパ13によって逐次掻取され、斜め立上り部3の内側面に沿って上方に押送され、スラッジ排出口25に至ってそこから排出される。
このような本発明では、ローラコンベア11のローラ11aが凹部軌道5,5内を走行するので、ローラコンベア11に張力をかける必要がなく、これにより、従来のクーラント濾過装置におけるチェーンガイドからのチェーンコンベアの脱落、チェーンガイドの磨耗、交換という煩雑な問題が解消され、濾過機能が安定して発現される。また、ローラコンベア11が走行軌道から浮き上がることがないので、スクレーパ13が乗り越えて浮き上がる現象、特にスラッジ引き付け用の磁石6が位置する底部2に引き寄せられたスラッジをスクレーパ13が乗り越えて浮き上がる現象が防止され、スラッジを濾過槽1から確実に排出することができる。さらに、濾過槽1の底部2にはチェーンガイドが存在しないので、スクレーパ13の幅を濾過槽1の内側全幅に対応させて設定することができ、濾過槽1の底部2の両側へのスラッジの堆積を防止することができる。また、ドラムフィルターを装着した従来のクーラント濾過装置と異なり、ドラムフィルターを頻繁に取り出してメンテナンスを行うことが不要であり、クーラント濾過装置の稼働効率が高いものとなる。
上述の実施形態は例示であり、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、スラッジ引き付け用の磁石6とクーラント吸引ダクド7とが1組配設されているが、底部2を掻きながら走行するスクレーパ13の走行方向に沿って、2組以上のスラッジ引き付け用の磁石6とクーラント吸引ダクド7とを配設してもよい。
また、スラッジ引き付け用の磁石6の大きさ、形状、永久磁石6Bの個数等は、濾過槽1の底部2の幅や使用する永久磁石6Bの大きさ等を考慮して適宜設定することができる。
クーラントを用いた磁性体加工全般に利用可能である。
1…濾過槽
2…底部
3…斜め立上り部
4…側壁部
5…凹部軌道
6…スラッジ引き付け用の磁石6
7…クーラント吸引ダクト7
7a…吸引開口
11…ローラコンベア
13…スクレーパ
21…スプロケット
22…駆動モーター
24…クーラント流入口

Claims (4)

  1. 一端部に斜め立上り部を有し他端部にクーラント流入口を有する濾過槽と、該濾過槽の前記斜め立上り部の上端から他端部へ向う方向に沿った対向する側壁部に設けられた一対の凹部軌道と、該凹部軌道内をローラが走行することにより前記斜め立上り部の上端から他端部まで前記濾過槽内を循環走行するスクレーパ付きローラコンベアと、前記斜め立上り部の上端部に位置して前記ローラコンベアに噛合しているスプロケットと、該スプロケットを駆動する駆動モーターと、前記濾過槽の前記クーラント流入口から遠く、前記斜め立上り部に近い底部の濾過槽外面に配設されたスラッジ引き付け用の磁石と、前記スラッジ引き付け用の磁石が配設されている底部の上方の前記濾過槽内に吸引開口が位置するように配設されたクーラント吸引ダクトと、を備え、
    前記ローラコンベアは、複数の前記ローラを連結部材で連結した一対の無端連結体であり、前記スクレーパは前記ローラの走向方向と直交するように一対の前記無端連結体を構成する連結部材間に架設されており、前記ローラコンベアの前記ローラに前記スプロケットが噛合し、前記側壁部は空間を介した外壁と内壁からなる構造を有し、一対の前記凹部軌道は、内壁に凹部を形成することにより設けられた軌道であって、前記斜め立上り部の上端から前記クーラント流入口を有する他端部へ向かい、該他端部において反転して前記濾過槽の底部寄りを他端部から前記斜め立上り部に向かう軌道であり、前記凹部軌道の両端部が前記スプロケット近傍に位置し、前記駆動モーターにより前記スプロケットが駆動することにより前記ローラコンベアが前記凹部軌道に沿って前記濾過槽内を循環走行し、当該循環走向において前記スクレーパは前記濾過槽の前記クーラント流入口から前記斜め立上り部に向かって先端部で濾過槽の底部を掻くように走行し、
    前記底部の少なくとも前記スラッジ引き付け用の磁石が配設されている箇所は磁性体からなり、前記スクレーパは前記濾過槽内において対向する前記内壁間の内側全幅に亘る幅を有する非磁性体からなり、かつ、前記底部と前記吸引開口との間隙部を通過することを特徴とするクーラント濾過装置。
  2. 前記凹部軌道の前記端部の幅は、軌道幅よりも広いことを特徴とする請求項1に記載のクーラント濾過装置。
  3. 前記スラッジ引き付け用の磁石は、磁性体からなる開口箱体形状の支持部材の内部に複数の永久磁石を収納したものであり、前記支持部材が前記濾過槽の外面に固着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクーラント濾過装置。
  4. 前記スラッジ引き付け用の磁石と前記クーラント吸引ダクトとの組み合わせが、前記スクレーパの走行方向に沿って複数配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のクーラント濾過装置。
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