JP6419142B2 - クーラント濾過装置 - Google Patents
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クーラント濾過装置1は、濾過槽10と、クリーン槽20と、ドラム型フィルタ30と、マグネットユニット40と、掻き取り装置50(図3にのみ示す)と、案内部材60(図2及び図3に示す)とを備えている。図1及び図2では掻き取り装置を省略して示しているが、掻き取り装置50は図3に示すようにクーラント濾過装置1に設けられている。
濾過槽10は、例えば鋼鈑等で構成されており、図2等に示すように、底板部10aと、上流端板部10bと、下流端板部10cと、左側板部10d(図1にのみ示す)と、右側板部10eと、クーラント流入箱部11とを備えている。底板部10aは、略水平に延びている。上流端板部10bは、底板部10aの上流端部から上方へ延びるように形成されている。下流端板部10cは、底板部10aの下流端部から上方へ延びるように形成されている。左側板部10d及び右側板部10eは、それぞれ、底板部10aの左端部及び右端部から上方へ延びるように形成されている。従って、濾過槽10は、底板部10a、上流端板部10b、下流端板部10c、左側板部10d及び右側板部10eによって区画形成されていて、図示しないが、蓋部材等によって上端部が開閉されるようになっている。
クリーン槽20は、底板部20aと、下流端板部20cと、左側板部20d(図1にのみ示す)と、右側板部20eとを備えており、クリーン槽20の上流端板部は、濾過槽10の上流端板部10bと共用されている。図1〜図3に示すように、クリーン槽20の底板部20aは略水平に延びている。このクリーン槽20の底板部20aは、濾過槽10の底板部10aよりも大きく形成されており、濾過槽10の底板部10aの下流端部から下流側へ延出するとともに、濾過槽10の底板部10aの左右両端部から左右両側にも延出している。
ドラム型フィルタ30は、回転中心線が左右方向(略水平方向)に延びる姿勢とされて濾過槽10の底板部10aから上側に離れて設けられており、後述する掻き取り装置50の駆動源によって回転駆動される。すなわち、ドラム型フィルタ30は、濾過材を円筒状に形成したフィルタ部材31と、フィルタ部材31の左端部に配設された左端板部32(図1に示す)と、フィルタ部材31の右端部に配設された右端板部33と、フィルタ部材31の回転中心線上を左右方向に延びるパイプ部材34とを備えている。
マグネットユニット(磁力発生部)40は、クーラントに含まれる磁性を持った切屑を吸着する多数の永久磁石41、41、…を内蔵しており、概ね板状をなしていて、濾過槽10の底部に配設されている。すなわち、濾過槽10の底板部10aには、マグネットユニット配設用開口部10kが形成されている。マグネットユニット配設用開口部10kは、底板部10aにおけるドラム型フィルタ30の真下から該ドラム型フィルタ30よりもクーラント流れ方向上流側にかけて形成されている。また、マグネットユニット配設用開口部10kは、濾過槽10の底板部10aの左端部近傍から右端部近傍にかけて形成されている。
図3に示すように、掻き取り装置50は、複数のスクレーパ51、51、…と、ローラーチェーン52と、駆動スプロケット53と、従動スプロケット54と、電動モーター55(図1にのみ示す)とを備えている。スクレーパー51は左右方向に延びる板材で構成されており、濾過槽10の底板部10aに沿って上流側から下流側に移動することによって、マグネットユニット40に吸着された切屑や底板部10aに溜まっている切屑を搬送路Rの下流側(上側)へ搬送するためのものである。
案内部材60は、濾過槽10の内部におけるドラム型フィルタ30よりも流入口11aに近い部位に設けられており、流入口11aから濾過槽10の上流側に流入したクーラントに含まれる切屑をマグネットユニット40に接近する方向に案内するための部材である。具体的には、案内部材60は、案内板61と、対向板62と、傾斜板63と、取付板64、64と、覆い板65とを有している。案内板61、対向板62、傾斜板63、取付板64、64及び覆い板65は、例えば鋼鈑等を折り曲げることによって形成されている。案内部材60は1枚の板材により一体成形してもよいし、複数の板材を組み合わせて構成してもよい。
次に、上記のように構成されたクーラント濾過装置1の動作について説明する。電動モーター55が作動すると駆動スプロケット53が回転してローラーチェーン52が循環駆動される。ローラーチェーン52が循環駆動されると、スクレーパ51、51、…が所定の軌跡を描きながら移動していくとともに、ドラム型フィルタ30が回転する。
以上説明したように、この実施形態に係るクーラント濾過装置1によれば、ドラム型フィルタ30よりも流入口11aに近い部位に設けた案内部材60によってクーラントに含まれる切屑をマグネットユニット40に接近する方向に案内することができるので、磁性を持った切屑をマグネットユニット40に吸着させてドラム型フィルタ30に達する切屑の量を少なくすることができる。これにより、ドラム型フィルタ30の濾過性能の低下を抑制できる。
10g 左側流出口
10h 右側流出口
11a 流入口
30 ドラム型フィルタ
40 マグネットユニット(磁力発生部)
60 案内部材
61 案内板
62 対向板
65 覆い板
Claims (6)
- 工作機械から排出された切屑を含むクーラントを濾過するクーラント濾過装置において、
切屑を含むクーラントが流入する流入口及び濾過後のクーラントが流出する流出口を有する槽と、
上記槽の底部に設けられ、上記流入口から流入したクーラントに含まれる磁性を持った切屑を吸着する磁力発生部と、
上記槽の内部に設けられ、上記流入口から流入したクーラントが通過することによって該クーラントに含まれる切屑を捕捉するフィルタと、
上記槽の内部における上記フィルタよりも上記流入口に近い部位に設けられ、上記流入口から流入したクーラントに含まれる切屑を上記磁力発生部に接近する方向に案内するように上下方向に延びる案内部材とを備え、
上記フィルタは、上記槽の底部から上側に離れて設けられ、略水平方向に延びる中心軸を有するドラム型フィルタであり、
上記案内部材は、濾過時のクーラントの液面の上方まで延びるように設けられ、
上記案内部材における上記液面よりも上側部分には、切欠部が形成されていることを特徴とするクーラント濾過装置。 - 請求項1に記載のクーラント濾過装置において、
上記案内部材は、上記フィルタと上記流入口との間においてクーラントの液面よりも下方へ延びる案内板を有していることを特徴とするクーラント濾過装置。 - 請求項2に記載のクーラント濾過装置において、
上記案内板の下部には、上記磁力発生部と対向する対向板が設けられていることを特徴とするクーラント濾過装置。 - 請求項3に記載のクーラント濾過装置において、
上記対向板は、上記案内板の下部からクーラントの流れ下流側へ延びており、
上記案内部材には、上記対向板の上面を覆う覆い板が、該対向板におけるクーラント流れ方向下流側から上流側へ向かい、かつ、上流側へ行くほど上に位置するように設けられていることを特徴とするクーラント濾過装置。 - 請求項2から4のいずれか1つに記載のクーラント濾過装置において、
上記磁力発生部は、上記フィルタの真下から該フィルタよりもクーラントの流れ方向上流側にかけて設けられていることを特徴とするクーラント濾過装置。 - 請求項5に記載のクーラント濾過装置において、
上記案内板は、上記フィルタの下端部よりも下方まで延びていることを特徴とするクーラント濾過装置。
Priority Applications (1)
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JP2016240716A JP6419142B2 (ja) | 2016-12-12 | 2016-12-12 | クーラント濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016240716A JP6419142B2 (ja) | 2016-12-12 | 2016-12-12 | クーラント濾過装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP6419142B2 true JP6419142B2 (ja) | 2018-11-07 |
Family
ID=62631658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016240716A Active JP6419142B2 (ja) | 2016-12-12 | 2016-12-12 | クーラント濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6419142B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP3752213B2 (ja) * | 2002-03-01 | 2006-03-08 | 株式会社ジェイピーシー | 切削液濾過装置 |
-
2016
- 2016-12-12 JP JP2016240716A patent/JP6419142B2/ja active Active
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