JP2000152523A - 光パワー給電装置 - Google Patents

光パワー給電装置

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JP2000152523A
JP2000152523A JP10322069A JP32206998A JP2000152523A JP 2000152523 A JP2000152523 A JP 2000152523A JP 10322069 A JP10322069 A JP 10322069A JP 32206998 A JP32206998 A JP 32206998A JP 2000152523 A JP2000152523 A JP 2000152523A
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wavelength
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Junichi Owaki
純一 大脇
Takako Yasui
孝子 保井
Yutaka Kuwata
豊 鍬田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、光パワーを搬送している光フ
ァイバに異常が発生した場合に、これを検出して光パワ
ーの発生を停止させる機能を有する、安全性が高い光パ
ワー給電装置を提供することにある。 【解決手段】本発明は、主回路1000のレーザ素子2
で発生した光パワーを光ファイバ4で搬送して副回路2
000の光電変換素子3により受取る光パワー給電装置
において、主回路1000の発光素子22で発生して光
ファイバ4で搬送されてきた第2の光の光量に比例した
光量で第3の光を副回路2000の発光素子等32で発
生し、第3の光の光量が変化した場合に、主回路100
0のレーザ素子2からの第1の光の発光を停止させる遮
断回路6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光パワーを搬送し
て電力を供給する光パワー給電装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の光パワー給電装置の概略図を図1
に示す。この種の装置は基本的に、光パワーを発生する
主回路と、光パワーを搬送する光伝送路と、光パワーを
受取る副回路とから構成されている。図1において、1
は電力供給手段である電源、2は電源からの電力で光パ
ワーを発生する発光手段であるレーザ素子、3は光パワ
ーを電力に変換する受光手段である光電変換素子、4は
光パワーを搬送する光伝送路である光ファイバ、5は負
荷となる機器、100は電源とレーザ素子を含む主回
路、200は光電変換素子を含む副回路である。
【0003】従来の光パワー給電装置では、主回路10
0側において、電源1からの電力でレーザ素子2が光パ
ワーを発生し、この光パワーを光ファイバ4で副回路2
00側まで搬送し、さらに副回路200側で、搬送され
てきた光パワーを光電変換素子3で電力に変換した後
に、負荷となる機器5に電力を供給していた。
【0004】光パワー給電装置は、電線による給電方法
での線路が導電性であることに起因する漏電や電磁誘導
ノイズ等の弊害を防げる等の理由で、また遠隔地や水中
等の電源の取れない場所や化学プラント等に設置される
機器等への電気的絶縁が可能な給電方法として、用いら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光パワー給電装
置では、光パワーを供給する主回路側からは光伝送路、
光パワーを受取る副回路、および負荷側の状態を把握す
ることができないために、主回路側から一方的かつ連続
的に光パワーを供給していた。そのため、光パワーを搬
送する光伝送路に異常が発生した場合、例えば何等かの
原因で光ファイバが破断した場合には、副回路側に電力
を供給することが不可能になるだけではなく、光ファイ
バの破断箇所からレーザ光が外部に漏れ出すことによ
り、直接的には人体に障害を及ぼしたり、あるいは化学
プラントやガソリンスタンド等の爆発性ガスが存在する
環境下では爆発事故や火災等を起す等の危険性を有して
いた。
【0006】本発明の目的は、上記のような従来の課題
を解決するためになされたものであり、光パワーを搬送
している光伝送路に異常が発生した場合に、これを検出
して光パワーの発生を停止させる機能を有する、安全性
が高い光パワー給電装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の光パワー給電装置は、光パワーを発生す
る主回路と、前記主回路で発生した光パワーを搬送する
光伝送路と、前記光伝送路で搬送された光パワーを受取
る副回路とからなる光パワー給電装置において、前記主
回路には、第1の電力供給手段からの電力で第1の光を
発生する第1の発光手段、第2の電力供給手段からの電
力で第2の光を発生する第2の発光手段、および第3の
光を受ける第3の受光手段とを含み、前記副回路には、
前記主回路から搬送されてきた第1の光を受ける第1の
受光手段、前記主回路から搬送されてきた第2の光を受
ける第2の受光手段、および第3の光を発生する第3の
発光手段とを含み、前記主回路の第2の発光手段で発生
して前記光伝送路で搬送されてきた第2の光の光量に比
例した光量で第3の光を前記副回路の第3の発光手段で
発生せしめる機能を有し、この副回路で発生した第3の
光を、前記光伝送路で搬送して前記主回路の第3の受光
手段で受光し、この第3の光の光量が変化した場合に、
前記主回路の第1の発光手段からの第1の光の発光を停
止させる機能を有する遮断回路を設けたことを特徴とす
るものである。
【0008】また本発明は、前記光パワー給電装置にお
いて、第1の発光手段で発生した第1の光の波長と、第
2の発光手段で発生した第2の光の波長と、第3の発光
手段で発生した第3の光の波長とがそれぞれ異なること
を特徴とするものである。
【0009】また本発明は、前記光パワー給電装置にお
いて、第1の発光手段で発生した第1の光の波長と、第
2の発光手段で発生した第2の光の波長と、第3の発光
手段で発生した第3の光の波長とがそれぞれ異なり、第
2の光の光量に比例した光量で第3の光を発光せしめる
第3の発光手段として、波長変換機能を有する材料を用
いることを特徴とするものである。
【0010】また本発明は、前記光パワー給電装置にお
いて、第1の発光手段で発生した第1の光の波長と、第
2の発光手段で発生した第2の光の波長と、第3の発光
手段で発生した第3の光の波長とがそれぞれ異なり、第
2の光の光量に比例した光量で第3の光を発光せしめる
第3の発光手段に用いる波長変換機能材料として、希土
類元素を含む材料を用いることを特徴とするものであ
る。
【0011】また本発明は、前記光パワー給電装置にお
いて、第2の光として、波長980nm帯の光を用い、
且つ第2の光の光量に比例した光量で第3の光を発生せ
しめる第3の発光手段として、波長変換機能材料である
希土類元素のYb3+、Tb3+を含む蛍光体を用いること
を特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記光パワー給電装置にお
いて、第2の光として、波長980nm帯、1300n
m帯、1500nm帯、あるいは1600nm帯の光を
用い、且つ第2の光の光量に比例した光量で第3の光を
発生せしめる第3の発光手段として、波長変換機能材料
である希土類元素のEr3+を含む蛍光体、Dy3+、Er
3+を含む蛍光体、Dy3+、Pr3+を含む蛍光体、D
3+、Nd3+を含む蛍光体、Dy3+、Ho3+を含む蛍光
体、Yb3+、Er3+を含む蛍光体、Yb3+、Pr3+を含
む蛍光体、あるいはYb3+、Ho3+を含む蛍光体を用い
ることを特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記光パワー給電装置にお
いて、第2の光として、波長180nmから380nm
帯の光を用い、且つ第2の光の光量に比例した光量で第
3の光を発生せしめる第3の発光手段として、波長変換
機能材料である希土類元素のEu2+を含む蛍光体、Eu
3+を含む蛍光体、あるいはTb3+を含む蛍光体を用いる
ことを特徴とするものである。
【0014】以上の手段により、光パワーを搬送してい
る光伝送路に異常が発生した場合に、これを検出して光
パワーの発生を停止させる機能を有することから、安全
性および信頼性が高く、かつ小型で経済的な光パワー給
電装置になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態例を詳細に説明する。
【0016】[実施形態例1]図1は本発明の実施形態
例を説明する光パワー給電装置の概略図であり、図2と
同一部分については同一符号を付けて説明する。
【0017】図1の主回路1000において、1は第1
の電力供給手段である電源、2は電源1からの電力で第
1の光パワーを発生する第1の発光手段であるレーザ素
子、21は第2の電力供給手段である電源、22は第2
の電源21からの電力で第2の光を発生する第2の発光
手段であるレーザあるいは発光ダイオード等の発光素
子、33は副回路から搬送されてきた第3の光を受ける
第3の受光手段である受光素子、6は第3の光の光量が
変化した場合にレーザ素子2で発生する第1の光の発光
を停止させる機能を有する遮断回路である。一方、副回
路2000において、3は主回路1000から搬送され
てきた第1の光を受ける第1の受光手段である光電変換
素子、32は主回路1000から搬送されてきた第2の
光を受け、第2の光の光量に比例した光量で第3の光を
発生する機能を有する、第2の受光手段である受光素子
や第3の発光手段である発光素子等を含む回路もしくは
波長変換機能材料である。4は第1の光、第2の光、お
よび第3の光を搬送する光伝送路である光ファイバであ
る。5は負荷となる機器である。
【0018】次に本発明の光パワー給電装置の動作を説
明する。
【0019】光パワーを主回路1000側から副回路2
000側に搬送するに当って、まず始めに行わなければ
ならないことは、光ファイバ4が正常に機能しているか
どうかを確認することである。この点を確認することな
く高エネルギーの光パワーの搬送を開始することは、万
一、光ファイバ4に異常があった場合を考えると大変危
険である。光ファイバ4の状態を確認する方法は次の通
りである。
【0020】まず、主回路1000において、第2の電
力供給手段である電源21からの電力により第2の発光
手段である発光素子22で発生させた第2の光を、光伝
送路である光ファイバ4で副回路2000に搬送する。
この第2の光は、光パワーを搬送するための光ではな
く、光伝送路である光ファイバ4が正常に機能している
ことを確認するための光である。そのため、その光量は
大きな値である必要はない。従って、万一、光伝送路で
ある光ファイバ4に異常があって、この第2の光が外部
に漏洩した場合でも、特に危険や障害を周囲に及ぼすこ
とはない。
【0021】一方、副回路2000では、光ファイバ4
で搬送されてきた第2の光を受け、その光量に比例した
光量で第3の光を発生する機能を有する、第2の受光手
段である受光素子や第3の発光手段である発光素子等を
含む回路もしくは波長変換機能材料32から発生した第
3の光を、光ファイバ4で主回路1000側に搬送す
る。この第3の光の光量は、第2の光の光量と同程度か
もしくはそれ以下であるため、危険な量ではない。
【0022】主回路1000では、光ファイバ4で搬送
されてきた第3の光を、第3の受光手段である受光素子
33で受光する。受光素子33では第3の光の光量に比
例した電気信号を遮断回路6に伝える。遮断回路6に
は、第2の発光手段である発光素子22からも第2の光
の光量に比例した電気信号が伝わっており、この値を基
準として、光ファイバ4が正常に機能している時に受光
素子や発光素子等を含む回路もしくは波長変換機能材料
32から発生する第3の光の光量が光ファイバ4で搬送
された場合に受光素子33から伝わる電気信号の値が設
定値としてあらかじめ定められている。そして遮断回路
6では、受光素子33からの電気信号を、このあらかじ
め設定されている設定値と比較する。そして、受光素子
33からの電気信号が設定値より低い場合には、電源1
とレーザ素子2からなる光パワー発生回路に接続されて
いる遮断回路6を開放することにより、レーザ素子2で
光パワーを発生できない状態とする。また、受光素子3
3からの電気信号が設定値と同等の場合には、遮断回路
6を閉鎖することにより、レーザ素子2で光パワーを発
生できる状態とする。ここで、受光素子33からの電気
信号があらかじめ設定されている設定値と同等であるこ
とは光ファイバ4が正常に機能していることを意味して
いる。また、受光素子33からの電気信号があらかじめ
設定されている設定値より低いことは、何等かの原因、
例えば光ファイバ4に亀裂が生じる等の異常が発生した
ことにより、受光素子33から見て、主回路1000の
発光素子22で発生した第2の光の光量に比例して副回
路2000の受光素子や発光素子等を含む回路もしくは
波長変換機能材料32の第3の発光手段である発光素子
で発生した第3の光の光量が、光ファイバ4が正常に機
能している場合と比較して低減したことを意味してい
る。以上の動作により光ファイバ4の状態を確認するこ
とができ、光パワーの給電を開始するに当って、光ファ
イバ4に異常があった場合でも光パワーの搬送による危
険を回避することが可能となる。
【0023】光ファイバ4が正常に機能していることが
確認できた後、主回路1000の第1の電力供給手段で
ある電源1からの電力により第1の発光手段であるレー
ザ素子2で第1の光を発生させ、この光を光伝送路であ
る光ファイバ4で副回路2000側に搬送する。この第
1の光は副回路2000側に電力を供給するために搬送
する光パワーであるため、その光量は大きな値である。
副回路2000では、この第1の光を第1の受光手段で
ある光電変換素子3で受け、電気エネルギーに変換した
後に、その電力を負荷である機器5に供給する。
【0024】このように主回路1000側から副回路2
000側に光パワーを供給している間も、主回路100
0の第3の光の受光素子33では光ファイバ4の状態を
常にモニタしている。そして、光ファイバ4に亀裂が生
じる等の異常が発生した場合には、第3の光の光量が低
減するため、受光素子33から遮断回路6に伝わる電気
信号が低下する。すると、あらかじめ設定しておいた設
定値と比較してこの電気信号が低いことを検知した遮断
回路6は、光パワー発生回路を開放状態とすることによ
りレーザ素子2から発生される光パワーを停止させ、光
ファイバ4の亀裂部分等からの光の漏洩による危険を回
避することができる。
【0025】[実施形態例2]次に、実施形態例2につ
いて説明する。ここでは、第1の光、第2の光、および
第3の光を搬送する光伝送路として、同一の光ファイバ
4を用いる。
【0026】ここで、第1の光を搬送する光伝送路と、
第2の光を搬送する光伝送路、および第3の光を搬送す
る光伝送路が全て別々の光ファイバを用いる場合には、
第1、第2、および第3の光の波長が同一であっても構
わない。但し、同一の光ファイバ4を光伝送路として用
いる場合には、これらの3つの光の波長を全て異なる波
長にする必要がある。即ち、第1の光の波長と第2の光
の波長とを変えてやらないと、副回路2000におけ
る、第2の光の光量に比例した光量で第3の光を発生す
る機能を有する第2の受光手段である受光素子や第3の
発光手段である発光素子等を含む回路もしくは波長変換
機能材料32が、第1の光の影響により第2の光の光量
に比例した光量で第3の光を発生させることができな
い。また、第2の光の波長と第3の光の波長とを変えて
やらないと、光ファイバ4に破断等の異常が発生した場
合に、破断点で反射して主回路1000側に戻ってきた
第2の光の光量がたまたまあらかじめ設定しておいた設
定値と同等になった場合に、光ファイバ4の異常を検出
できないため危険な状態になる可能性がある。しかしな
がら、第1、第2、および第3の光の波長がそれぞれ異
なる場合には、同一の光ファイバ4を光伝送路として用
いた場合でも、上記のような不都合の発生を未然に防ぐ
ことが可能であり、安全性が高い装置となる。
【0027】なお、一つの光ファイバ4に3種類の波長
の光を通すための合波と分波の手段について述べる。ま
ず、合波について述べる。光路の変換が必要な場合に
は、ミラー等を用いて光路を変換させ、合波する際に
は、ハーフミラーやダイクロイックミラー(ある波長を
境としてそれより長波長側の光を透過(あるいは反射)
し短波長側の光を反射(あるいは透過)する機能を持つ
ミラー)等を用いて複数の波長の光の光軸を一致させる
ことにより、一つの光ファイバ4の中を伝送させる。次
に分波について述べる。分波する際は、合波する場合の
逆で、一つの光ファイバ4の中を伝送してきた光を、ハ
ーフミラーやダイクロイックミラー等を用いて複数の波
長の光に分離する。光路の変換等については必要に応じ
てミラー等を用いる。また、複数の波長の光の合波、あ
るいは分波の際に、光の広がりの抑制や光ファイバ4へ
の結合等の目的でレンズ等を用いて光の平行光化や集光
等、光ビームの加工を行っても良い。あるいは受光素子
の直近に所望の波長の光のみを選択的に通過させる機能
を持つフィルタ類を用いても良い。
【0028】[実施形態例3]次に、実施形態例3につ
いて説明する。ここでは、図1の光パワー給電装置にお
いて、副回路2000における、第2の光の光量に比例
した光量で第3の光を発生する機能を有する第2の受光
手段である受光素子や第3の発光手段である発光素子等
を含む回路もしくは波長変換機能材料32として、波長
変換機能を有する材料を用いる。
【0029】この種の材料は、ある波長の光を照射され
ると、照射された光量に比例した一定の光量で、照射さ
れた光の波長とは異なる波長の光を発生する機能を有す
る。即ち、一定の効率で波長を変換する機能を持つ材料
である。従って、実施形態例1で述べたのと同様の動作
が可能であり、光ファイバ4に異常が発生した場合にこ
れを検出して光パワーの発生を停止させる機能を有す
る。
【0030】このように、副回路2000における、第
2の光の光量に比例した光量で第3の光を発生する機能
を有する第2の受光手段である受光素子や第3の発光手
段である発光素子等を含む回路もしくは波長変換機能材
料32として、電力を消費する素子等を含む回路ではな
く、波長変換機能を有する材料を用いることは、安全性
が高いことに加えて次のような様々な利点を生ずる。主
回路1000側から副回路2000側には、本来、負荷
となる機器5が必要とする電力を得るために必要な光パ
ワーのみを搬送すれば良いが、電力を消費する素子等を
含む回路を用いた場合には、この回路で消費する電力を
得るための光パワーも余分に搬送してやらなければなら
ない。その分、光パワーを発生させるレーザ素子2の負
担が増すと共に、副回路2000が大型で高価な装置に
なる。また、回路中の素子が故障した場合には、本来の
機能を果たすことができないため、信頼性の低い装置と
なってしまう。即ち、第2の光の光量に比例した光量で
第3の光を発生する機能を有する第2の受光手段である
受光素子や第3の発光手段である発光素子等を含む回路
もしくは波長変換機能材料32として、波長変換機能材
料の適用により、安全性および信頼性が高く、かつ小型
で経済的な装置になる。
【0031】[実施形態例4]次に、実施形態例4につ
いて説明する。ここでは、図1の光パワー給電装置にお
いて、副回路2000における、第2の光の光量に比例
した光量で第3の光を発生する機能を有する第2の受光
手段である受光素子や第3の発光手段である発光素子等
を含む回路もしくは波長変換機能材料32として、波長
変換機能材料を用い、この波長変換機能材料として、希
土類元素であるYb3+、Tb3+を含む蛍光体を用いる。
本実施形態例で用いた蛍光体の組成はYbF3 −TbF
3 −LuF3 −ΖnF2 −PbF2 −SiO2 であり、
この蛍光体を蛍光体Aとする。
【0032】ここでは、第2の発光手段であるレーザあ
るいは発光ダイオード等の発光素子22として波長98
0nm帯の光を発生する半導体レーザ(LD:Lase
rDiode)を用いる。この波長980nmの第2の
光を、光ファイバ4を通して波長変換機能材料の蛍光体
Aに照射すると、蛍光体Aは第3の光として、図3に示
すような530〜560nmあるいは480〜500n
mにピークを持つスペクトルの光を発生する。蛍光体A
では、照射された980nmの光をYb3+が吸収し励起
された状態になる。Yb3+が励起状態から基底状態に緩
和する際に、そのエネルギをTb3+に伝達し、今度はT
3+が励起された状態になる。Tb3+が励起状態から基
底状態に緩和する際に図3に示すスペクトルの光を発生
する。つまり、蛍光体Aでは、Yb3+が吸収イオンとし
ての役割、Tb3+が発光イオンとしての役割を果たすこ
とにより、波長980nmから波長530〜560nm
あるいは480〜500nmの光に波長変換する機能を
持つ。
【0033】ここで、530〜560nmあるいは48
0〜500nmの波長の光量つまり発光強度は、波長9
80nmの照射光の強度に依存する。しかし、照射光強
度が一定であれば、変換後の発光強度も一定である。即
ち、Yb3+、Tb3+を含む蛍光体Aは、一定の効率で波
長を変換する機能を持つ材料である。従って、実施形態
例1で述べたのと同様の動作が可能であり、光伝送路に
異常が発生した場合にこれを検出して光パワーの発生を
停止させる機能を有する。
【0034】なお、本実施形態例では、蛍光体Aとして
YbF3 −TbF3 −LuF3 −ΖnF2 −PbF2
SiO2 からなる組成の蛍光体を用いたが、本発明に用
いる蛍光体は必ずしもこの組成に限定されるものではな
く、Ybを数%から数10%、Tbを数%含有していれ
ば良い。
【0035】このように波長変換機能材料に照射する第
2の光の強度に依存して、第3の光の強度も変化する。
しかしながら、この第2、あるいは第3の光は光伝送路
の状態を確認するための光であるため、その光量は大き
な値である必要はない。従って、本実施形態例では第2
の光の発生装置としてLDを用いたが、LDの代りにL
EDやランプをフィルタ等で分光した光を用いても良
い。また、第2の光を波長変換機能材料に照射する際
に、レンズ等を用いて集光することにより照射光の密度
を高めれば、波長変換効率を高めることも可能である。
【0036】また、第3の光の受光手段である受光素子
33には、第3の光のスペクトルのピーク成分のみ、本
実施形態例では例えば波長530〜560nmが透過す
るようなフィルタを組み合わせても良い。
【0037】[実施形態例5]次に、実施形態例5につ
いて説明する。ここでは、図1の光パワー給電装置にお
いて、副回路2000における、第2の光の光量に比例
した光量で第3の光を発生する機能を有する第2の受光
手段である受光素子や第3の発光手段である発光素子等
を含む回路もしくは波長変換機能材料32として、波長
変換機能材料を用い、この波長変換機能材料として、希
土類元素であるEr3+を含む蛍光体、Dy3+、Er3+
含む蛍光体、Dy3+、Pr3+を含む蛍光体、Dy3+、N
3+を含む蛍光体、Dy3+、Ho3+を含む蛍光体、Yb
3+、Er3+を含む蛍光体、Yb3+、Pr3+を含む蛍光
体、あるいはYb3+、Ho3+を含む蛍光体を用いる。本
実施形態例で用いた蛍光体の組成は、ErCl3 −Ba
Cl2 、DyBr3 −ErBr3 −YBr3 、DyCl
3 −PrCl3 −GdCl3 、DyCl3 −NdCl 3
−GdCl3 、DyCl3 −HoCl3 −GdCl3
YbF3 −ErF3 −YF3 、YbF3 −PrF3 −Y
3 、YbF3 −HoF3 −YF3 であり、これらの蛍
光体をそれぞれ蛍光体B、蛍光体C、蛍光体D、蛍光体
E、蛍光体F、蛍光体G、蛍光体H、あるいは蛍光体I
とする。
【0038】ここでは、第2の発光手段である発光素子
22として波長1500nm帯の光を発生するLDを用
いる。この波長1500nmの第2の光を、光ファイバ
4を通して波長変換機能材料の蛍光体Bに照射すると、
蛍光体Bは第3の光として、図4に示すような520〜
560nmあるいは650〜680nmにピークを持つ
スペクトルの光を発生する。また、第2の発光手段であ
る発光素子22として波長1300nm帯の光を発生す
るLDを用いて、この波長1300nmの第2の光を光
ファイバ4を通して波長変換機能材料の蛍光体C、蛍光
体D、蛍光体E、あるいは蛍光体Fに照射すると、蛍光
体C、蛍光体D、蛍光体E、および蛍光体Fは第3の光
として、それぞれ図4に示すような520〜560nm
と650〜680nm、図5に示すような590〜62
0nm、図6に示すような520〜540nmと570
〜600nm、および図7に示すような530〜550
nmと640〜660nmにピークを持つスペクトルの
光を発生する。また、第2の発光手段である発光素子2
2として波長980nm帯の光を発生するLDを用い
て、この波長980nmの第2の光を、光ファイバ4を
通して蛍光体G、蛍光体H、あるいは蛍光体Iに照射す
ると、蛍光体G、蛍光体H、および蛍光体Iは第3の光
として、それぞれ図4に示すような520〜560nm
と650〜680nm、図5に示すような590〜62
0nm、および図7に示すような530〜550nmと
640〜660nmにピークを持つスぺクトルの光を発
生する。また、第2の発光手段である発光素子22とし
て波長1600nm帯の光を発生するLDを用いて、こ
の波長1650nmの第2の光を光ファイバ4を通して
蛍光体Cに照射すると、蛍光体Cは第3の光として図4
に示すような520〜560nmと650〜680nm
にピークを持つスペクトルの光を発生する。
【0039】つまり、蛍光体Bは波長1500nm帯か
ら波長520〜560nmと650〜680nmの光に
波長変換する機能を持ち、蛍光体C、蛍光体D、蛍光体
E、蛍光体F、蛍光体G、蛍光体H、および蛍光体I
は、それぞれ波長1300nm帯から波長520〜56
0nmと650〜680nm、590〜620nm、5
20〜540nmと570〜600nm、530〜55
0nmと640〜660nm、および波長980nm帯
から波長520〜560nmと650〜680nm、5
90〜620nm、530〜550nmと640〜66
0nmの光に波長変換する機能を持つ材料と言える。ま
た、蛍光体Cは波長1600nm帯から波長520〜5
60nmと650〜680nmの光に波長変換する機能
をも持つ材料と言える。従って、実施形態例1で述べた
のと同様の動作が可能であり、光伝送路に異常が発生し
た場合にこれを検出して光パワーの発生を停止させる機
能を有する。
【0040】実施形態例4、および実施形態例5では、
第2の光として980nm帯、1300nm帯、150
0nm帯、1600nm帯の近赤外領域の波長の光を用
い、第3の光として400nmから700nmの可視領
域の波長の光を用いた。この場合、第1の光としては、
高出力のLDが開発されている波長800nm帯の光を
用いるのが望ましい。また、第1の光としてYAGレー
ザ等の波長980nm帯の光を用いる場合には、第2の
光として1300nm帯、1500nm帯、あるいは1
600nm帯の近赤外領域の波長の光を用いる等、第1
の光、第2の光、および第3の光の波長をそれぞれ異な
るように組合せれば良い。
【0041】なお、本発明に用いる蛍光体は上記実施形
態例の組成に限定されるものではなく、必要な希土類元
素を数%から数10%含有していれば良い。また、負荷
となる機器5側で発生した信号を、副回路2000で第
4の光を発生させて副回路2000側から主回路100
0側に搬送し、給電のみではなく光信号の搬送も可能な
装置に、本装置を改良できることは言うまでもない。
【0042】[実施形態例6]次に、実施形態例6につ
いて説明する。ここでは、図1の光パワー給電装置にお
いて、副回路2000における、第2の光の光量に比例
した光量で第3の光を発生する機能を有する第2の受光
手段である受光素子や第3の発光手段である発光素子等
を含む回路もしくは波長変換機能材料32として、波長
変換機能材料を用い、この波長変換機能材料として、希
土類元素であるEu2+を含む蛍光体、例えばBaMg2
Al1627:Eu2+やSr2 Si3 8 ・2SrC
2 :Eu2+、Eu3+を含む蛍光体、例えばY2 3
Eu3+やYVO4 :Eu3+、あるいはTb3+を含む蛍光
体、例えばCeMgAl1119:Tb3+を用いる。
【0043】これらの蛍光体は、第2の光として波長1
80nmから380nmの紫外線を照射されると可視領
域の波長の光に波長変換する機能をも持つ材料である。
従って、実施形態例1で述べたのと同様の動作が可能で
あり、光伝送路に異常が発生した場合にこれを検出して
光パワーの発生を停止させる機能を有する。
【0044】本実施形態例で用いる蛍光体は、実施形態
例4、および実施形態例5で用いた長波長の近赤外領域
の光を照射して短波長の可視領域の光を発生させるよう
な、いわゆる赤外可視波長上方変換蛍光体とは異なり、
短波長から長波長への波長変換を行う通常の蛍光体であ
る。従って、ここでは第2の光である照射光として紫外
領域の光を用いる。光伝送路である光ファイバの損失特
性は紫外領域では増加するが、もともとこの第2の光は
光伝送路の状態を確認するための光であり光量も小さな
値であるため問題はない。
【0045】以上のように本発明の光パワー給電装置
は、光パワーを発生する主回路と、前記主回路で発生し
た光パワーを搬送する光伝送路と、前記光伝送路で搬送
された光パワーを受取る副回路とからなる光パワー給電
装置において、前記主回路には、第1の電力供給手段と
第1の発光手段、第2の電力供給手段と第2の発光手
段、および第3の受光手段とを含み、前記副回路には、
第1の受光手段と第2の受光手段、および第3の発光手
段とを含み、前記主回路の第2の発光手段で発生して前
記光伝送路で搬送されてきた第2の光の光量に比例した
光量で第3の光を前記副回路の第3の発光手段で発生せ
しめる機能を有し、この副回路で発生した第3の光を、
前記光伝送路で搬送して前記主回路の第3の受光手段で
受光し、この第3の光の光量が変化した場合に、前記主
回路の第1の発光手段の発光を停止させる機能を有する
遮断回路を設けた構成とすることにより、光パワーを搬
送している光伝送路に異常が発生した場合にこれを検出
して光パワーの発生を停止させる機能を持つため高い安
全性を有する。
【0046】また、第1の発光手段で発生した第1の光
と、第2の発光手段で発生した第2の光、および、第3
の発光手段で発生した第3の光の波長が、それぞれ異な
る構成とすることにより、同一の光ファイバを光伝送路
として用いた場合でも光伝送路に異常が発生した場合に
これを検出して光パワーの発生を停止させる機能を持つ
ため高い安全性を有する。
【0047】そして、第1の発光手段で発生した第1の
光と、第2の発光手段で発生した第2の光、および、第
3の発光手段で発生した第3の光の波長がそれぞれ異な
り、第2の光の光量に比例した光量で第3の光を発光せ
しめる第3の発光手段として、波長変換機能を有する材
料を用いた構成とすることにより、光パワーを搬送して
いる光伝送路に異常が発生した場合にこれを検出して光
パワーの発生を停止させる機能を持つと共に副回路側に
この機能のために電力を消費する電気回路や素子を含ま
ないため高い安全性と信頼性を有し、かつ小型で経済的
な装置になる。
【0048】さらに、第1の発光手段で発生した第1の
光と、第2の発光手段で発生した第2の光、および、第
3の発光手段で発生した第3の光の波長がそれぞれ異な
り、第2の光の光量に比例した光量で第3の光を発光せ
しめる第3の発光手段に用いる波長変換機能材料とし
て、希土類元素を含む材料を用いた構成としたことによ
り、光パワーを搬送している光伝送路に異常が発生した
場合にこれを検出して光パワーの発生を停止させる機能
を持つと共に副回路側にこの機能のために電力を消費す
る電気回路や素子を含まないため同様に高い安全性と信
頼性を有し、かつ小型で経済的な装置になる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、光パ
ワーを搬送している光伝送路に異常が発生した場合に、
これを検出して光パワーの発生を停止させる機能を有す
る、安全性が高い光パワー給電装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例を示す構成説明図である。
【図2】従来の光パワー給電装置を示す構成説明図であ
る。
【図3】本発明の実施形態例に係るTb3+を含む蛍光体
の発光スペクトルの一例を示す特性図である。
【図4】本発明の実施形態例に係るEr3+を含む蛍光体
の発光スペクトルの一例を示す特性図である。
【図5】本発明の実施形態例に係るPr3+を含む蛍光体
の発光スペクトルの一例を示す特性図である。
【図6】本発明の実施形態例に係るNd3+を含む蛍光体
の発光スペクトルの一例を示す特性図である。
【図7】本発明の実施形態例に係るHo3+を含む蛍光体
の発光スペクトルの一例を示す特性図である。
【符号の説明】
1 電源 2 レーザ素子 3 光電変換素子 4 光ファイバ 5 負荷となる機器 6 遮断回路 21 電源 22 発光素子 32 受光素子や発光素子等を含む回路もしくは波長変
換機能材料 33 発光素子 1000 主回路 2000 副回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光パワーを発生する主回路と、前記主回
    路で発生した光パワーを搬送する光伝送路と、前記光伝
    送路で搬送された光パワーを受取る副回路とからなる光
    パワー給電装置において、 前記主回路には、第1の電力供給手段からの電力で第1
    の光を発生する第1の発光手段、第2の電力供給手段か
    らの電力で第2の光を発生する第2の発光手段、および
    第3の光を受ける第3の受光手段とを含み、 前記副回路には、前記主回路から搬送されてきた第1の
    光を受ける第1の受光手段、前記主回路から搬送されて
    きた第2の光を受ける第2の受光手段、および第3の光
    を発生する第3の発光手段とを含み、 前記主回路の第2の発光手段で発生して前記光伝送路で
    搬送されてきた第2の光の光量に比例した光量で第3の
    光を前記副回路の第3の発光手段で発生せしめる機能を
    有し、 この副回路で発生した第3の光を、前記光伝送路で搬送
    して前記主回路の第3の受光手段で受光し、 この第3の光の光量が変化した場合に、前記主回路の第
    1の発光手段からの第1の光の発光を停止させる機能を
    有する遮断回路を設けたことを特徴とする光パワー給電
    装置。
  2. 【請求項2】 第1の発光手段で発生した第1の光の波
    長と、第2の発光手段で発生した第2の光の波長と、第
    3の発光手段で発生した第3の光の波長とがそれぞれ異
    なることを特徴とする請求項1記載の光パワー給電装
    置。
  3. 【請求項3】 第1の発光手段で発生した第1の光の波
    長と、第2の発光手段で発生した第2の光の波長と、第
    3の発光手段で発生した第3の光の波長とがそれぞれ異
    なり、第2の光の光量に比例した光量で第3の光を発光
    せしめる第3の発光手段として、波長変換機能を有する
    材料を用いることを特徴とする請求項1記載の光パワー
    給電装置。
  4. 【請求項4】 第1の発光手段で発生した第1の光の波
    長と、第2の発光手段で発生した第2の光の波長と、第
    3の発光手段で発生した第3の光の波長とがそれぞれ異
    なり、第2の光の光量に比例した光量で第3の光を発光
    せしめる第3の発光手段に用いる波長変換機能材料とし
    て、希土類元素を含む材料を用いることを特徴とする請
    求項1記載の光パワー給電装置。
  5. 【請求項5】 第2の光として、波長980nm帯の光
    を用い、且つ第2の光の光量に比例した光量で第3の光
    を発生せしめる第3の発光手段として、波長変換機能材
    料である希土類元素のYb3+、Tb3+を含む蛍光体を用
    いることを特徴とする請求項1記載の光パワー給電装
    置。
  6. 【請求項6】 第2の光として、波長980nm帯、1
    300nm帯、1500nm帯、あるいは1600nm
    帯の光を用い、且つ第2の光の光量に比例した光量で第
    3の光を発生せしめる第3の発光手段として、波長変換
    機能材料である希土類元素のEr3+を含む蛍光体、Dy
    3+、Er3+を含む蛍光体、Dy3+、Pr3+を含む蛍光
    体、Dy3+、Nd3+を含む蛍光体、Dy3+、Ho3+を含
    む蛍光体、Yb3+、Er3+を含む蛍光体、Yb3+、Pr
    3+を含む蛍光体、あるいはYb3+、Ho3+を含む蛍光体
    を用いることを特徴とする請求項1記載の光パワー給電
    装置。
  7. 【請求項7】 第2の光として、波長180nmから3
    80nm帯の光を用い、且つ第2の光の光量に比例した
    光量で第3の光を発生せしめる第3の発光手段として、
    波長変換機能材料である希土類元素のEu2+を含む蛍光
    体、Eu3+を含む蛍光体、あるいはTb3+を含む蛍光体
    を用いることを特徴とする請求項1記載の光パワー給電
    装置。
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