JP2000152380A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2000152380A
JP2000152380A JP10317773A JP31777398A JP2000152380A JP 2000152380 A JP2000152380 A JP 2000152380A JP 10317773 A JP10317773 A JP 10317773A JP 31777398 A JP31777398 A JP 31777398A JP 2000152380 A JP2000152380 A JP 2000152380A
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JP
Japan
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annular
fixed
voice coil
pipe
peripheral portion
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Pending
Application number
JP10317773A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takewa
弘行 武輪
Kazuhide Sato
和栄 佐藤
Mikiro Iwasa
幹郎 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10317773A priority Critical patent/JP2000152380A/ja
Publication of JP2000152380A publication Critical patent/JP2000152380A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大入力によるボイスコイルの熱破損を防ぎ、
大出力が可能な小型のスピーカを提供すること。 【解決手段】 環状プレート21を固着した環状マグネ
ット20と同軸にセンターポール22を配置する。また
ボイスコイル28が回巻きされたボイスコイルボビン2
7に対して、ダンパー29と振動板30とを取り付けて
スピーカを構成する。センターポール22の上部に集熱
板33を固着し、ボイスコイル28からのジュール熱を
吸収する。そして集熱板33の下部に銅又はアルミニウ
ム製の中空パイプ中に臨界圧力で微量の液体を封入した
ヒートパイプ34を取り付ける。集熱板33で吸収した
熱をヒートパイプ34を介して放熱フィン35に伝え、
ここから熱をスピーカ後方の空気中に逃がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大入力の音響信号
を再生する小型のスピーカに関し、特に放熱効果の高い
構造に特徴を持つスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型で場所をとらない音響再生装
置が用いられており、このような用途の音響再生装置に
使用されるスピーカは小口径のものが多い。図21
(a)は従来の小口径のスピーカの構造例を示す断面図
であり、(b)はスピーカの中心部の構造を示す斜視図
である。このような構造のスピーカについて以下に説明
する。
【0003】図21(a)、(b)に示すスピーカにお
いて、フレーム201の下端部には、センターポール2
02、環状マグネット203、環状プレート204を含
む環状磁気回路が形成されている。センターポール20
2の上方外周部とトッププレート204の内周部とで形
成される環状の磁気空隙205には、高密度の磁束が生
じ、ボイスコイルボビン206が上下動自在に振動する
よう保持されている。ボイスコイルボビン206の下端
部外周にはボイスコイル210が回巻きされている。
【0004】ボイスコイル210は駆動電流が印加され
ると、電磁力を発生してボイスコイルボビン206をピ
ストン振動させるものである。ボイスコイルボビン20
6に対して振動板208とダンパー(サスペンションと
もいう)207が内周部で固着されている。振動板20
8の外周部は環状のエッジ209を介して振動自在とな
るようフレーム201に取り付けられている。ダンパー
207の外周部はフレーム201に固着され、ダンパー
207の内周部はボイスコイルボビン206と一体に振
動自在となるように保持されている。
【0005】このように構成されたスピーカにおいて、
ボイスコイル210に対して音声信号に対応した駆動電
流が印加されると、この駆動電流と磁気空隙205の磁
束により駆動力が発生し、ボイスコイルボビン206と
エッジ209とに保持された振動板208が上下に振動
し、音が放射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図21に
示す従来構造の小型スピーカでは、振動板208の口径
が小さいので、所定の音圧を得るには入力を大きくしな
ければならない。小型スピーカでは駆動するボイスコイ
ル210も小さく、全体の熱容量も小さいために、過大
な駆動電力が入力されると、小さなボイスコイル210
はジュール熱により発熱して破損する。このように従来
の小型のスピーカでは、大入力で音を再生することが困
難であるという欠点があった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、磁気回路に放熱機構を付加する
ことにより大入力を可能とし、大きな再生音が得られる
小型スピーカを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本願の請求項1の発明は、環状に形成され、
上部及び下部環状面が着磁された環状マグネットと、前
記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金属
で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性体金属
を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前記環状
マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着され、前記
円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と対向する
センターポールと、前記環状プレートの一部に固定され
たフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボイスコイ
ルボビンと、波形成形された弾性部材であって、外周部
が前記フレームに固着され、内周部が前記ボイスコイル
ボビンに固着されたダンパーと、外周部がエッジを介し
て前記フレームに振動自在に保持され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されて音を放射する振動板と、
を具備するスピーカにおいて、前記センターポールの軸
方向に開口された貫通孔と、下端部が前記センターポー
ルの円盤部下方に突出するように前記貫通孔に圧入さ
れ、前記センターポールより熱伝導率の高い金属で形成
された放熱器と、前記放熱器の下端部に取り付けられた
放熱フィンと、を更に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】本願の請求項2の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、を具備するスピーカにおいて、前記センター
ポールの軸方向に開口された貫通孔と、下端部が前記セ
ンターポールの円盤部下方に突出するように前記貫通孔
に圧入され、前記センターポールより熱伝導率の高い金
属で形成された放熱器と、前記センターポールの上端部
の前記ボイスコイルボビンの内周面と対向する位置に取
り付けられ、前記センターポールの外径と略同一外径を
有する集熱板と、前記センターポールの下端部に取り付
けられた放熱フィンと、を更に設けたことを特徴とする
ものである。
【0010】本願の請求項3の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、を具備するスピーカにおいて、前記センター
ポールの軸方向に開口された貫通孔と、下端部が前記セ
ンターポールの円盤部下方に突出するよう前記貫通孔に
圧入され、前記センターポールより熱伝導率の高い金属
製のパイプに臨界圧力で微量の液体が封入されたヒート
パイプと、前記センターポールの上端部の前記ボイスコ
イルボビンの内周面と対向する位置に前記ヒートパイプ
の上部と接触するよう取り付けられ、前記センターポー
ルの外径と略同一外径を有する集熱板と、前記ヒートパ
イプの下端部に取り付けられ、前記ヒートパイプで伝導
された熱を空気中に拡散する放熱フィンと、を更に設け
たことを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項4の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、前記振動板の中心部に固着されたドーム形状
のセンターキャップと、を具備するスピーカにおいて、
前記センターポールの軸方向に開口された貫通孔と、前
記センターキャップに設けられた開口と、上端部が前記
センターキャップの開口から上方に突出するように前記
貫通孔に圧入され、前記センターポールより熱伝導率の
高い金属を用いて形成された放熱器と、前記放熱器の上
端部に取り付けられた放熱フィンと、を更に設けたこと
を特徴とするものである。
【0012】本願の請求項5の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、前記振動板の中心部に固着されたドーム形状
のセンターキャップと、を具備するスピーカにおいて、
前記センターポールの軸方向に開口された貫通孔と、前
記センターキャップに設けられた開口と、前記センター
ポールの上端部の前記ボイスコイルボビンの内周面と対
面する位置に取り付けられ、前記センターポールの外径
と略同一外径を有し、且つ前記貫通孔と同一内径の開口
を有する環状の集熱板と、上端部が前記センターキャッ
プの開口から上方に突出するように前記センターポール
の貫通孔と前記集熱板の開口とに圧入され、前記センタ
ーポールより熱伝導率の高い金属を用いて円柱形状に形
成された放熱器と、前記センターポールの上端部に取り
付けられた放熱フィンと、を更に設けたことを特徴とす
るものである。
【0013】本願の請求項6の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、前記振動板の中心部に固着されたドーム形状
のセンターキャップと、を具備するスピーカにおいて、
前記センターポールの軸方向に開口された非貫通孔と、
前記センターキャップに設けられた開口と、前記センタ
ーポールの上端部の前記ボイスコイルボビンの内周面と
対面する位置に取り付けられ、前記センターポールの外
径と略同一径を有し、且つ前記非貫通孔と同一内径の開
口を有する環状の集熱板と、前記センターキャップの上
方に突出するように前記センターポールの非貫通孔と前
記集熱板の開口とに圧入され、前記センターキャップよ
り熱伝導率の高い金属製のパイプに臨界圧力で微量の液
体が封入されたヒートパイプと、前記ヒートパイプの上
端部に取り付けられ、前記ヒートパイプで伝導された熱
を空気中に拡散する放熱フィンと、を更に設けたことを
特徴とするものである。
【0014】本願の請求項7の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状プレートの下部環状面に前記円盤部が固着され、
前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と対向
するセンターポールと、前記環状プレートの上方に固定
されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボイス
コイルボビンと、波形成形された弾性部材であって、外
周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボイスコ
イルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエッジを
介して前記フレームに振動自在に保持され、内周部が前
記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する振動板
と、を具備するスピーカにおいて、前記フレームを固定
するため前記環状プレートの上部環状面に固着され、前
記環状プレートの内径と略同一内径を有する開口が形成
され、前記センターポールより熱伝導率の高い金属で環
状に形成された放熱プレートと、を更に設けたことを特
徴とするものである。
【0015】本願の請求項8の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状プレートの下部環状面に前記円盤部が固着され、
前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と対向
するセンターポールと、前記環状プレートの上方に固定
されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボイス
コイルボビンと、波形成形された弾性部材であって、外
周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボイスコ
イルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエッジを
介して前記フレームに振動自在に保持され、内周部が前
記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する振動板
と、を具備するスピーカにおいて、前記環状プレートの
上部環状面に固着され、前記環状プレートの内径と略同
一内径を有する開口が形成され、前記センターポールよ
り熱伝導率の高い金属を用いて前記フレームを固定する
カップ状の放熱プレートと、を更に設けたことを特徴と
するものである。
【0016】本願の請求項9の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、を具備するスピーカにおいて、前記環状プレ
ートの外周部から内周部にまで半径方向に沿って貫通さ
れたパイプ孔と、前記環状プレートのパイプ孔に圧入さ
れ、前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパ
イプで形成され、前記パイプの一端が空隙を介して前記
ボイスコイルボビンと対向し、前記パイプの中部がL字
状に折り曲げられ、前記パイプに臨界圧力で微量の液体
が封入されたヒートパイプと、前記ヒートパイプの他端
に取り付けられ、前記ヒートパイプで伝導された熱を空
気中に拡散する放熱フィンと、を更に設けたことを特徴
とするものである。
【0017】本願の請求項10の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、を具備するスピーカにおいて、前記環状プレ
ートの上部環状面に外周部から内周部にまで半径方向に
形成されたパイプ溝と、前記センターポールより熱伝導
率の高い金属製のパイプで形成され、前記パイプの一端
が空隙を介して前記ボイスコイルボビンと対向し、前記
パイプの中部がL字状に折り曲げられ、前記パイプに臨
界圧力で微量の液体が封入され、前記環状プレートのパ
イプ溝に挿入されたヒートパイプと、前記ヒートパイプ
の他端に取り付けられ、前記ヒートパイプで伝導された
熱を空気中に拡散する放熱フィンと、を更に設けたこと
を特徴とするものである。
【0018】本願の請求項11の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの上方に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、を具備するスピーカにおいて、前記環状プレ
ートの外周部から内周部にまで半径方向に沿って貫通さ
れたパイプ孔と、前記環状プレートの上環状面に固着さ
れ、前記フレームを上面で固定する環状の断熱材と、前
記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプで
形成され、前記パイプの一端が空隙を介して前記ボイス
コイルボビンと対向し、前記パイプの中部がL字状に折
り曲げられ、前記パイプの他端が前記フレームの外周部
に取り付けられ、前記パイプに臨界圧力で微量の液体が
封入され、前記環状プレートのパイプ孔に圧入されたヒ
ートパイプと、を更に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0019】本願の請求項12の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの上部環
状面に固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きさ
れたボイスコイルボビンと、波形成形された弾性部材で
あって、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前
記ボイスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部
がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、
内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射
する振動板と、を具備するスピーカにおいて、前記環状
プレートの外周部から内周部にまで半径方向に沿って貫
通されたパイプ孔と、前記フレームの最外周部にその下
面が固着された環状の断熱リングと、前記センターポー
ルより熱伝導率の高い金属製のパイプで形成され、前記
パイプの一端が空隙を介して前記ボイスコイルボビンと
対向し、前記パイプの中部がL字状に折り曲げられ、前
記パイプの他端が前記断熱リングの上面に取り付けら
れ、前記パイプに臨界圧力で微量の液体が封入され、前
記環状プレートのパイプ孔に圧入されたヒートパイプ
と、を更に設けたことを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項13の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの上部環
状面に固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きさ
れたボイスコイルボビンと、波形成形された弾性部材で
あって、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前
記ボイスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部
がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、
内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射
する振動板と、を具備するスピーカにおいて、前記環状
プレートの外周部から内周部にまで半径方向に沿って貫
通されたパイプ孔と、前記フレームの最外周部に下面が
固着された環状の断熱リングと、前記センターポールよ
り熱伝導率の高い金属製のパイプで形成され、前記パイ
プの一端が空隙を介して前記ボイスコイルボビンと対向
し、前記パイプの中部がL字状に折り曲げられ、前記パ
イプの他端が前記断熱リングの上面に取り付けられ、前
記パイプに臨界圧力で微量の液体が封入され、前記環状
プレートのパイプ孔に圧入されたヒートパイプと、前記
ヒートパイプの他端に取り付けられ、前記センターポー
ルより熱伝導率の高い金属を用いて環状に形成された環
状放熱フィンと、を更に設けたことを特徴とするもので
ある。
【0021】本願の請求項14の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、を具備するスピーカにおいて、前記環状プレ
ートの内周部に沿って軸方向に貫通されたパイプ孔と、
前記センターポールの円盤部に貫通され、前記環状プレ
ートのパイプ孔と同一半径位置に形成されたセンターポ
ール孔と、前記センターポール孔に挿入された断熱リン
グと、前記センターポールより熱伝導率の高い金属製の
パイプで形成され、前記パイプの一端が前記ボイスコイ
ルボビンの外周面と対向し、前記パイプの他端が前記セ
ンターポールの下方に突出するよう取り付けられ、前記
パイプに臨界圧力で微量の液体が封入され、前記環状プ
レートのパイプ孔と前記断熱リングの孔とに圧入された
ヒートパイプと、前記ヒートパイプの他端に取り付けら
れ、前記ヒートパイプで伝導された熱を空気中に拡散す
る放熱フィンと、を更に設けたことを特徴とするもので
ある。
【0022】本願の請求項15の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、を具備するスピーカにおいて、前記環状プレ
ートの内周部に沿って軸方向に貫通されたパイプ孔と、
前記ダンパーに貫通されたダンパー孔と、前記ダンパー
孔と同一半径位置に設けられ、前記振動板に貫通された
振動板孔と、前記センターポールより熱伝導率の高い金
属製のパイプで形成され、前記パイプの一端が前記ボイ
スコイルボビンの外周面と対向し、前記パイプの他端が
前記ダンパー孔と前記振動板孔とを介して前記振動板の
前方に突出するよう取り付けられ、前記パイプに臨界圧
力で微量の液体が封入され、前記環状プレートのパイプ
孔に圧入されたヒートパイプと、前記ヒートパイプの他
端に取り付けられ、前記ヒートパイプで伝導された熱を
空気中に拡散する放熱フィンと、を更に設けたことを特
徴とするものである。
【0023】本願の請求項16の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、を具備するスピーカにおいて、前記環状プレ
ートの円柱部の外側面に沿って円盤部と平行に形成され
た環状パイプ溝と、前記環状プレートの円柱部の外側面
に沿って軸方向に形成されたパイプ導溝と、前記センタ
ーポールより熱伝導率の高い金属製のパイプで形成さ
れ、前記パイプの上部が前記環状プレートの環状パイプ
溝と嵌合するよう環状に曲げられ、前記パイプの他端が
前記センターポールの下方に突出するよう取り付けら
れ、前記パイプに臨界圧力で微量の液体が封入され、前
記環状プレートのパイプ溝と前記環状プレートのハイプ
導溝とに挿入されたヒートパイプと、前記ヒートパイプ
の他端に取り付けられ、前記ヒートパイプで伝導された
熱を空気中に拡散する放熱フィンと、を更に設けたこと
を特徴とするものである。
【0024】本願の請求項17の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、前記振動板の中心部に固着され、ドーム形状
のセンターキャップと、を具備するスピーカにおいて、
前記センターキャップに設けられた開口と、前記センタ
ーポールより熱伝導率の高い金属製のパイプで形成さ
れ、前記パイプの下部が前記センターポールの円柱部上
面と当接するよう環状に曲げられ、前記パイプの上部が
前記センターキャップの開口を介して前記振動板の前方
に突出するよう取り付けられ、前記パイプに臨界圧力で
微量の液体が封入されたヒートパイプと、前記ヒートパ
イプの上端部に取り付けられ、前記ヒートパイプで伝導
された熱を空気中に拡散する放熱フィンと、を更に設け
たことを特徴とするものである。
【0025】本願の請求項18の発明は、環状に形成さ
れ、上部及び下部環状面が着磁された環状マグネット
と、前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性
体金属で中空円盤状に形成された環状プレートと、磁性
体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成され、前
記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固着さ
れ、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面と
対向するセンターポールと、前記環状プレートの一部に
固定されたフレームと、ボイスコイルが回巻きされたボ
イスコイルボビンと、波形成形された弾性部材であっ
て、外周部が前記フレームに固着され、内周部が前記ボ
イスコイルボビンに固着されたダンパーと、外周部がエ
ッジを介して前記フレームに振動自在に保持され、内周
部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音を放射する
振動板と、前記振動板の中心部に固着され、ドーム形状
のセンターキャップと、を具備するスピーカにおいて、
前記センターポールの内周部に沿って形成された内周パ
イプ溝と、前記センターキャップに設けられた開口と、
前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプ
で形成され、前記パイプに臨界圧力で微量の液体が封入
され、前記パイプの下部が前記センターポールの内周パ
イプ溝に嵌合するよう環状に曲げられ、前記パイプの上
部が前記センターキャップの開口を介して前記振動板の
前方に突出するよう取り付けられたヒートパイプと、前
記ヒートパイプの上端部に取り付けられ、前記ヒートパ
イプで伝導された熱を空気中に拡散する放熱フィンと、
を更に設けたことを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1におけるスピーカについて、磁気回路の構造を中
心として図面を参照しながら説明する。なお各実施の形
態の図において、従来例と同一の部分は同一の名称を付
けて詳細な説明は省略する。図1は実施の形態1のスピ
ーカの構造を示す断面図である。本図に示すように、環
状マグネット20は、互いに平行な上部環状面と、下部
環状面が着磁された環状の磁石である。以下の説明で
は、上部をスピーカの音の放射方向として部品の位置関
係を説明する。環状プレート21は、鉄等の磁性体金属
で中空円盤状に形成されたもので、環状マグネット20
の上部環状面に固着されている。センターポール22
は、磁性体金属を用いて円筒部と円盤部とが一体に形成
されたもので、環状マグネット20の下部環状面に円盤
部が固着され、円筒部の上部外周面が磁気空隙23を介
して環状プレート21の内周面と対向する。センターポ
ール22の中心部には貫通孔24が設けられ、この貫通
孔24にはセンターポール22の材質より熱伝導率の高
い銅やアルミニウムからなる円柱形状をした放熱器25
が圧入されている。放熱器25の下端部には、放熱効果
を高めるために円盤形状の放熱フィン26が固着されて
いる。
【0027】放熱フィン26は、放熱効果を高めるため
複数個のフィンを一定の間隔を設けて取り付けたもので
も良い。センターポール22の下端は円盤状に広がり、
磁気回路のボトムプレートとして環状マグネット20の
下端部に固着されている。磁気空隙23には、円筒状の
ボイスコイルボビン27上に回巻きされたボイスコイル
28が配置されている。ボイスコイルボビン27は、ダ
ンパー29と、振動板30の外周部に固着されたエッジ
31とによって、ピストン運動が可能なように支持され
ている。ダンパー29とエッジ31の外周部は、環状プ
レート21上に配置されたフレーム32に固着されてい
る。
【0028】このような構造を有するスピーカの動作に
ついて説明する。ボイスコイル28に駆動電流が流れる
と、電磁力により駆動力が発生し、振動板30が振動し
て音を発生する。ボイスコイル28は銅線やアルミニウ
ム線で構成されていて、その抵抗成分によりジュール熱
が発生する。発生した熱の一部は磁気空隙23から直接
放散されるが、大部分は磁気空隙23中の空気を介して
センタポール22及び環状プレート21へ伝達される。
放熱される熱量は磁気回路の熱容量と放熱面積(厳密に
は受熱面積)で決まる。この放熱面積が大きいほどボイ
スコイル28の温度上昇は抑えられるが、スピーカの口
径が小さいため、従来の構造では放熱量を大きくするこ
とは困難である。
【0029】しかしながら図1に示す本実施の形態のス
ピーカでは、センターポール22の中心部に放熱器25
が配置されているので、ボイスコイル28からセンター
ポール22に伝達された熱は、センターポール22自身
と放熱器25とにより磁気回路の下端部へ伝導される。
放熱器25は銅やアルミニウムなど熱伝導率の高い金属
で構成されるため、鉄単独で構成されるセンターポール
に比べ伝熱量は増加する。例えば、センターポール22
の外径を19φ(mm)とし、放熱器25の直径を8φ
とした場合、放熱器25の断面積はセンターポール22
の断面積の約4分の1であるが、熱伝導率が鉄の60
(w/mK°)に比べて銅では386(w/mK°)、
アルミニウム228(w/mK°)となり、実質的に6
倍〜4倍程度大きくなる。このため、放熱器25の円筒
断面を通過する伝熱量は、19φのセンターポール22
と同等以上になる。ボイスコイル28からの熱はセンタ
ーポール22から放出されると共に、放熱器25を介し
て磁気回路下端部に伝わり、放熱器25に固着された放
熱フィン26を通じてスピーカ後方の空中に放出され
る。従って、ボイスコイル28の温度上昇は少なくな
り、従来のものより大電力で駆動することができる。
【0030】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2におけるスピーカについて、図面を参照しながら説明
する。図2は実施の形態2のスピーカの構造を示す断面
図であり、実施の形態1と同一部分は同一の符号を付け
て詳細な説明は省略する。本実施の形態のスピーカで
は、実施の形態1の構造に加えて、センターポール22
を上方に延長するように円柱状の集熱板33が取り付け
られ、放熱器25の上部と接続されている。集熱板33
は、ボイスコイルボビン27の内周面と対面する位置で
あって、センターポール22の上端部に取り付けられ、
センターポール22の円筒部外径と略同一外径を有する
もので、銅やアルミニウム等のように、センターポール
22の材料より熱伝導率の高い金属で構成される。
【0031】本実施の形態2のスピーカでは、集熱板3
3を通じてボイスコイル28の近傍から熱をより多く放
熱器25側に伝達することができるため、放熱効果が更
に高くなる。
【0032】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3におけるスピーカについて図面を参照しながら説明す
る。図3は実施の形態3のスピーカの構造を示す断面図
であり、実施の形態1又は2のスピーカと同一部分は、
同一の符号を付けて詳細な説明は省略する。磁気回路を
構成するセンターポール22には、中心軸に沿って貫通
孔24が設けられている。そしてセンターポール22を
上方に延長するように円盤状の集熱板33が取り付けら
れている。そしてこの貫通孔24にはヒートパイプ34
が挿入される。ヒートパイプ34は、銅やアルミニウム
で構成された金属パイプ中に臨界圧力で微量の液体を封
入したものであり、液体の状態変化に伴う気化熱と、気
化した気体の移動とを利用して、熱を高速に効率よく伝
導するものである。ヒートパイプ34の上方終端は集熱
板33と接触している。ヒートパイプ34の下端部に
は、薄いアルミニウムや銅から構成される放熱フィン3
5が取り付けられている。集熱板33は、ボイスコイル
ボビン27の内周面と対面する位置であって、センター
ポール22の上端部にヒートパイプ34の上部と接触す
るよう取り付けられ、センターポール22の円柱部外径
と略同一外径を有している。
【0033】ヒートパイプ34は、内部に封入された液
体の気化凝縮を利用して伝熱するため、伝熱量は同一径
の銅棒に比べ約20倍の大きさになる。例えばφ3のヒ
ートパイプの伝熱量はφ20の銅棒に相当し、またφ4
5の鉄棒に相当する。従ってφ3のヒートパイプを用い
た場合、φ45のセンターポールに相当する熱を伝導す
ることができる。通常、口径が5cmや8cmの小型ス
ピーカでは、16φや19φのセンターポールが用いら
れるが、これらのセンターポールにヒートパイプを埋め
込むと、放熱効果が非常に高くなる。このようにヒート
パイプ34を用いることで、より多くの熱を伝達するこ
とができる。このため放熱量が更に増加し、ボイスコイ
ル28の温度上昇をより少なくすることができる。
【0034】(実施の形態4)実施の形態1〜3に示し
たスピーカでは、磁気回路の下端方向に放熱器を設けて
いるが、振動板の前方に放熱器を設けても良い。
【0035】図4に示す実施の形態4のスピーカでは、
実施の形態1のスピーカと同様に、環状マグネット2
0、環状プレート21、センターポール22、ボイスコ
イルボビン27、ダンパー29、環状プレート21の一
部に固定されたフレーム32とが設けられている。振動
板31は円錐状に形成され、外周部がエッジ31を介し
てフレーム32に振動自在に保持され、内周部がボイス
コイルボビン27に固着され、ボイスコイルボビン27
のピストン運動によって振動することにより音を放射す
るものである。センターキャップ36は、振動板30の
中心部に固着されたドーム形状のキャップである。
【0036】本実施の形態では、センターキャップ36
の中心に開口37を設ける。次に熱伝導率の高い金属を
用いて円柱形状に形成された放熱器25を用意する。そ
して放熱器25の上端部がセンターキャップ36の開口
37から上方に突出するように貫通孔24に放熱器25
を圧入する。そして放熱器25の上端部に放熱フィン2
6を取り付ける。
【0037】(実施の形態5)図5に示す実施の形態5
のスピーカでは、実施の形態1のスピーカと同様に、環
状マグネット20、環状プレート21、センターポール
22、ボイスコイルボビン27、ダンパー29、環状プ
レート21の一部に固定されたフレーム32とが設けら
れている。振動板30は円錐状に形成され、外周部がエ
ッジ31を介してフレーム32に振動自在に保持され、
内周部がボイスコイルボビン27に固着され、ボイスコ
イルボビン27のピストン運動によって振動することに
より音を放射するものである。センターキャップ36
は、振動板30の中心部に固着されたドーム形状のキャ
ップである。
【0038】本実施の形態では、センターキャップ36
の中心に開口37を設ける。そしてボイスコイルボビン
27の内周面と対面する位置であって、センターポール
22の上端部に集熱板33を取り付ける。集熱板33
は、センターポール22の外径と略同一外径を有し、且
つ貫通孔24と同一内径の開口を設ける。そしてセンタ
ーポール22の貫通孔24と集熱板33の開口とに、放
熱器25を圧入する。放熱器25は、上端部がセンター
キャップ36の開口37から上方に突出するように、熱
伝導率の高い金属を用いて円柱形状に形成したものであ
る。そして放熱器25の上端部に放熱フィン26を取り
付ける。
【0039】(実施の形態6)図6に示す実施の形態6
のスピーカでは、実施の形態1のスピーカと同様に、環
状マグネット20、環状プレート21、センターポール
22、ボイスコイルボビン27、ダンパー29、環状プ
レート21の一部に固定されたフレーム32とが設けら
れている。振動板30は円錐状に形成され、外周部がエ
ッジ31を介してフレーム32に振動自在に保持され、
内周部がボイスコイルボビン27に固着され、ボイスコ
イルボビン27のピストン運動によって振動することに
より音を放射するものである。センターキャップ36
は、振動板30の中心部に固着されたドーム形状のキャ
ップである。
【0040】本実施の形態でも、センターキャップ36
の中心に開口37を設け、センターポール22の中心軸
に非貫通孔24aを設ける。そしてボイスコイルボビン
27の内周面と対面する位置であって、センターポール
22の上端部に集熱板33を取り付ける。集熱板33
は、センターポール22の外径と略同一外径を有し、且
つ非貫通孔24aと同一内径の開口を有する環状の集熱
板である。センターポール22の非貫通孔24aと集熱
板33の開口とに、ヒートパイプ34を圧入する。ヒー
トパイプ34は、センターキャップ36の上方に突出す
るよう、熱伝導率の高い金属で形成された中空のパイプ
に臨界圧力で微量の液体が封入されたものである。そし
てヒートパイプ34の上端部に放熱フィン35を取り付
ける。
【0041】このような構造でも、図1〜図3に示すも
のと同様の効果が得られる。特にスピーカの後方の空間
が制限されている場合は特に有効である。
【0042】(実施の形態7)次に本発明の実施の形態
7におけるスピーカについて、図面を参照しながら説明
する。図7は実施の形態7のスピーカの構造を示す断面
図である。本図に示すように、環状マグネット20の上
部に環状プレート21が固着され、センターポール53
の円柱部との間で磁気空隙23が形成されている。環状
プレート21上には、環状プレート21の内径にほぼ等
しい開口51を有する環状放熱プレート52が取り付け
られている。
【0043】環状放熱プレート52は、フレーム32を
固定するため環状プレート21の上部環状面に固着さ
れ、環状プレート21の内径と同一内径を有する開口5
1が形成された放熱板である。この環状放熱プレート5
2は、ボイスコイル28の熱を効果的に集熱して放出す
るため、熱伝導率の高い金属で環状に形成され、表面が
黒色に着色されている。環状放熱プレート52の外周は
環状プレート21の外周より大きくなっている。環状プ
レート21の内周部には、ボイスコイル28を回巻きし
たボイスコイルボビン27を挟んで、センターポール5
3が配置されている。センターポール53は円柱部と円
盤部とが一体に形成された磁性体金属である。
【0044】センターポール53の円盤部は、磁気回路
のボトムプレートとして環状マグネット20の下端部に
固着されている。ボイスコイルボビン27は、ダンパー
29と、振動板30の外周部に固着されたエッジ31と
によって振動自在に保持されている。ダンパー29とエ
ッジ31の外周部はフレーム32に固着されている。
【0045】このような構造のスピーカの動作について
説明する。ボイスコイル28に駆動電流が流れると、電
磁力により駆動力が発生し、振動板30が振動して音を
発生する。ボイスコイル28は銅やアルミニウム線で構
成されていて、その抵抗成分によりジュール熱が発生す
る。発生した熱の一部は磁気空隙23から直接放散され
るが、大部分は磁気空隙23中の空気を介してセンタポ
ール53及び環状プレート21へ伝達される。この熱量
は磁気回路の熱容量と放熱面積できまる。この放熱面積
が大きいほどボイスコイル28の温度上昇は少なくなる
が、スピーカの口径が小さいため、通常の構造では放熱
量を大きくすることは困難である。
【0046】本実施の形態のスピーカでは、ボイスコイ
ル28から発生する熱は環状放熱プレート52で集熱さ
れ、外周部へ伝導される。環状放熱プレート52は銅や
アルミニウムなど熱伝導率の高い金属で構成されるた
め、鉄単独で構成される環状プレート21に比べて伝熱
量は増加する。例えば環状プレート21の厚さが4m
m、環状放熱プレート52の厚さが2mmの場合、環状
放熱プレート52の内径部分の断面積は環状プレート2
1の内径部分の断面積の2分の1である。しかし、熱伝
導率において、鉄が60(w/mK°)であるのに比べ
て、銅では386(w/mK°)であり、アルミニウム
では228(w/mK°)である。このように、本実施
の形態では熱伝導率は6倍〜4倍大きくなり、実際の伝
熱量は環状プレート21の伝熱量の2倍以上になる。更
に環状放熱プレート52は表面が黒色に着色されている
ため、空気による熱伝導に加えて、ボイスコイル28か
らの放射熱を良く吸熱することができる。
【0047】また環状放熱プレート52の外形は環状プ
レート21より大きいため、環状プレート21よりも外
側の外周部が放熱フィンとして働き、放熱面積が増加す
る。このため、ボイスコイル28の熱が効率よく放熱さ
れる。このようにボイスコイル28からの熱は、通常の
磁気回路から放出される放熱量に加えて、この環状放熱
プレート52を介して外部に放出される分、放熱量が増
加する。従ってボイスコイル28の温度上昇は一層抑止
されることになる。
【0048】また図8に示すように、環状放熱プレート
54をフレーム32の外周に沿うようにカップ状に成形
し、フレーム32をも放熱フィンとして利用するように
しても良い。このようにすればスピーカの外形が円盤状
の放熱プレートにより拡大するのを防ぐことができる。
【0049】(実施の形態8)次に本発明の実施の形態
8におけるスピーカについて、図面を参照しながら説明
する。図9は実施の形態8のスピーカの構造を示す断面
図であり、図10は本スピーカの磁気回路とボイスコイ
ル部分を示す拡大斜視図である。図10に示すように、
環状マグネット20の上部に環状プレート65が固着さ
れている。また図9に示すように、環状プレート65の
内周部とセンターポール22の円柱部との間で磁気空隙
23が形成される。環状プレート65には、外周から内
周部までの半径方向にパイプ孔61が開けられ、このパ
イプ孔61には前述した熱伝導機能を有するヒートパイ
プ62が圧入される。
【0050】図9に示すように、ヒートパイプ62の他
端はフレーム32の側方からスピーカ前面まで延長さ
れ、終端部には放熱フィン63が取り付けられる。一
方、環状プレート65の内周部にはセンターポール53
が配置され、磁気空隙23が形成されている。センター
ポール53の円盤部は、磁気回路のボトムプレートとし
て環状マグネット20の下端部に固着されている。磁気
空隙23中には、ボイスコイルボビン27上に回巻きさ
れたボイスコイル28が配置されている。ボイスコイル
ボビン27は、ダンパー29と、振動板30の外周部に
固着されたエッジ31とにより振動自在に保持されてい
る。ダンパー29とエッジ31の外周部は、環状プレー
ト65上に配置されたフレーム32に固着されている。
【0051】ヒートパイプ62は、内部に封入された液
体の気化凝縮を利用して伝導するため、伝熱量は同一径
の銅棒に比べ約20倍の大きさになる。ヒートパイプ6
2による放熱量が増加するので、ボイスコイル28の温
度上昇を抑えることができる。さらに放熱フィン63を
スピーカの前方に配置することにより、磁気回路からの
放熱によるフィンの干渉を防ぎ、放熱効果を高くするこ
とができる。
【0052】尚、図9及び図10に示すスピーカでは、
環状プレート65の半径方向にパイプ孔61を設けてヒ
ートパイプを配置しているが、図11及び図12に示す
ように環状プレート66にパイプ溝64を設け、ヒート
パイプ62を取り付けても良い。さらに図7に示す環状
プレート21上に固着した環状放熱プレート52に対し
て、同様のパイプ孔やパイプ溝を設け、ヒートパイプ6
2を取り付けても良い。
【0053】(実施の形態9)次に本発明の実施の形態
9におけるスピーカについて図面を参照しながら説明す
る。図13は実施の形態9のスピーカの構造を示す断面
図である。本図に示すように環状マグネット20の上部
に環状プレート65が固着され、センターポール53の
円柱部と間で磁気空隙23が形成されている。環状プレ
ート65には外周から内周部までの半径方向にパイプ孔
61が開けられ、パイプ孔61にはヒートパイプ62が
圧入により取り付けられている。センターポール53の
下端に位置する円盤部は、磁気回路のボトムプレートと
して環状マグネット20の下端部に固着されている。磁
気空隙23中には、ボイスコイルボビン27上に回巻き
されたボイスコイル28が配置されている。
【0054】ボイスコイルボビン27は、ダンパー29
と、振動板30の外周部に固着されたエッジ31とによ
って振動自在に保持されている。ダンパー29とエッジ
31の外周部はフレーム32に固着されている。環状プ
レート65上には、断熱材71を介してフレーム32が
取り付けられている。断熱材71は、環状プレート65
の上環状面に固着され、フレーム32を上面で固定する
環状の断熱材である。ヒートパイプ62の他端は、フレ
ーム32の側方に延長されて固着されている。フレーム
32は断熱材71を介して環状プレート65に固着され
ているため、環状プレート65の熱はフレーム32に伝
わりにくくなる。
【0055】一方、ヒートパイプ62は、環状プレート
65側が集熱端として機能し、フレーム32側が放熱端
として機能する。またフレーム32はヒートパイプ62
の放熱フィンとして働く。ヒートパイプ62は内部に封
入された液体の気化凝縮を利用して伝熱するため、伝熱
量は同一径の銅棒に比べて約20倍の大きさになる。こ
のため放熱量が更に増加し、ボイスコイル28の温度上
昇をより少なくすることができる。さらにフレーム32
を放熱フィンとすることで、図9に示すような放熱フィ
ン63を無くすことができる。
【0056】(実施の形態10)次に実施の形態10の
スピーカについて図14を参照しながら説明する。図1
4は実施の形態10のスピーカの構造を示す断面図であ
る。本図に示すように、環状マグネット20の上部に環
状プレート65が固着され、センターポール53の円柱
部との間で磁気空隙23が形成されている。環状プレー
ト65には、外周から内周部までの半径方向にパイプ孔
61が開けられ、パイプ孔61にはヒートパイプ62が
圧入により取り付けられている。ヒートパイプ62の他
端は、フレーム32の側方からスピーカ前面まで延長さ
れ、終端部には環状放熱フィン81が取り付けられてい
る。環状放熱フィン81は、熱伝導率の高い金属を用い
て環状に形成された放熱板である。環状放熱フィン81
とヒートパイプ終端82は、環状の断熱リング83を介
してフレーム32に固着される。環状プレート65の内
周部にはセンターポール53が配置され、磁気空隙23
が形成されている。
【0057】センターポール53の下端に位置する円盤
部は、磁気回路のボトムプレートとして環状マグネット
20の下端部に固着されている。磁気空隙23中には、
円筒状のボイスコイルボビン27上に回巻きされたボイ
スコイル28が配置されている。ボイスコイルボビン2
7は、ダンパー29と、振動板30の外周部に固着され
たエッジ31とによって、フレーム32に対して振動自
在に保持されている。ダンパー29とエッジ31の外周
部は、環状放熱プレート52上に配置されたフレーム3
2に固着されている。
【0058】ヒートパイプ62は、内部に封入された液
体の気化凝縮を利用して熱を伝導するため、伝熱量は同
一径の銅棒に比べ約20倍の大きさになる。このため放
熱量がさらに増加し、ボイスコイル28の温度上昇をよ
り少なくすることができる。さらに環状放熱フィン81
をスピーカの前方に配置することにより、磁気回路から
の放熱によるフィンの干渉を防ぎ、放熱効果を高くする
ことができる。また環状放熱フィン81を断熱リング8
3を介してフレーム32に固着しているため、環状放熱
フィン81の共振を防ぐことができる。さらに車載用の
スピーカとして、振動の大きな場所でも使用することが
できる。本実施の形態のスピーカでは、環状プレート6
5の半径方向にパイプ孔61を設けてヒートパイプ62
を配置しているが、パイプ溝を設けても良い。
【0059】(実施の形態11)次に本発明の実施の形
態11におけるスピーカについて、図面を参照しながら
説明する。図15は実施の形態11のスピーカ構造を示
す断面図であり、図16は磁気回路とボイスコイル部分
の拡大斜視図である。本図に示すように環状マグネット
20の上部に環状プレート96が固着され、センターポ
ール97の円柱部と間で磁気空隙23が形成される。環
状プレート96の内周部には、ヒートパイプ94を配置
するためのパイプ孔91がセンターポール97の中心軸
と平行に設けられている。図16に示すようにパイプ孔
91は環状プレート96の内周部にほぼ接するように開
口されている。
【0060】センターポール97の下端に位置する円盤
部は、磁気回路のボトムプレートとして環状マグネット
20の下端部に固着されている。センターポール97に
は環状プレート96と環状マグネット20を挟んだ対向
面にセンターポール孔92がセンターポール97の中心
軸と平行に設けられている。センターポール孔92には
円筒状の断熱リング93が挿入されている。この断熱リ
ング93を貫通し、環状プレート96のパイプ孔91ま
でヒートパイプ94が取り付けられている。環状プレー
ト96上のパイプ孔91と、センターポール孔92と
は、中心軸がほぼ一致し、ヒートパイプ94が直線状に
挿入できるようにしている。
【0061】ヒートパイプ94の下端部はスピーカ後方
の空中に突き出し、その先端部に放熱フィン95が取り
付けられている。磁気空隙23中には、ボイスコイルボ
ビン27上に回巻きされたボイスコイル28が配置され
ている。ボイスコイルボビン27は、ダンパー29と、
振動板30の外周部に固着されたエッジ31とにより振
動自在に保持されている。ダンパー29とエッジ31の
外周部は、環状プレート96上に配置されたフレーム3
2に固着されている。
【0062】このような構成のスピーカにおいて、ボイ
スコイル28からの熱はヒートパイプ94を通じてセン
ターポール22の下端から空中へ放熱される。ヒートパ
イプ94は内部に封入された液体の気化凝縮を利用して
熱を伝導するため、伝熱量は同一径の銅棒に比べ約20
倍の大きさになる。そのためヒートパイプ94を通じて
放熱量が増加し、ボイスコイル28の温度上昇を少なく
することができる。
【0063】本実施の形態では、磁気回路の下端部から
ヒートパイプ94をスピーカ後方の空中に配置してい
る。しかし図17のように、ダンパー101に設けたダ
ンパー孔102と、振動板103に開口された振動板孔
104とを貫通して、スピーカの前面の空間に放熱して
も良い。この場合、ダンパー孔102と振動板孔104
はともにヒートパイプ105の外径より大きくし、互い
に接触しないようにする。
【0064】(実施の形態12)次に本発明の実施の形
態12におけるスピーカについて、図面を参照しながら
説明する。図18は実施の形態12のスピーカに用いら
れるセンターポール周辺の外観を示す斜視図である。円
柱部と円盤部とからなるセンターポール111の円柱部
に沿って、環状パイプ溝112が刻まれ、この環状パイ
プ溝112にヒートパイプ113が環状に固着されてい
る。環状パイプ溝112はボイスコイルの下端部近傍に
位置し、ボイスコイルの熱を吸収する。環状パイプ溝1
12の深さはヒートパイプ113の径より大きく、ヒー
トパイプ113を固着してもボイスコイルに接触しない
ようにする。さらにセンターポール111の円柱部に
は、環状パイプ溝112に直交するように、パイプ導溝
114をセンターポール111の中心軸と平行に設け
る。また、センターポール111の円盤部に、パイプ導
溝114と連通する孔115を設ける。そしてヒートパ
イプ113をパイプ導溝114から孔115を通じて磁
気回路下部の空中へ伸ばす。ヒートパイプ113の終端
部には放熱フィン116が取り付けられる。このような
構成でも、実施の形態11と同様の効果が得られる。
【0065】(実施の形態13)次に本発明の実施の形
態13におけるスピーカについて、図面を参照しながら
説明する。図19は実施の形態13のスピーカに用いら
れるセンターポール周辺の外観斜視図である。ボイスコ
イル28と対向し、円柱部と円盤部とからなるセンター
ポール121の円柱部上端には、終端部を円環状に形成
したヒートパイプ122が取り付けられている。ヒート
パイプ122の他端部は、スピーカのセンターキャップ
の中心に設けられた開口を経て、スピーカの前面空中へ
伸びている。そしてこの他端部には放熱フィン123が
取り付けられる。このような構成でも、実施の形態11
と同様の効果が得られる。
【0066】(実施の形態14)次に本発明の実施の形
態14におけるスピーカについて、図面を参照しながら
説明する。図20は実施の形態14のスピーカに用いら
れるヒートパイプ及び磁気回路周辺の構造を示す斜視図
である。環状プレート131上には環状放熱プレート1
32が固着されている。環状放熱プレート132の内周
部は内側円周に沿って内周ハイプ溝133が設けられて
いる。そして内周パイプ溝133の中に、先端部を円環
状に形成したヒートパイプ134が配置され、ボイスコ
イルボビン27に回巻きされたボイスコイル28と対向
している。
【0067】ヒートパイプ134の他端部は、図17に
示すものと同様に、ダンパーに設けた開口、及びセンタ
ーキャップに設けられた開口を経てスピーカの前面空中
に伸びている。この他端部には放熱フィン135が取り
付けられている。なお、簡易的には環状放熱プレート1
32を省略し、直接環状プレート131上に配置しても
良い。
【0068】このように実施の形態12、13、14の
スピーカでは、ヒートパイプの集熱部が円環状に形成さ
れているため、ボイスコイルの熱をより多く効果的に吸
熱することができる。従って伝熱量が増加し、ボイスコ
イルの温度上昇をより少なくすることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、スピー
カにヒートパイプや放熱器を付加することにより、ボイ
スコイルからの熱を多く放熱することができる。このた
め、ボイスコイルの温度上昇を低く抑えることができ
る。従って駆動入力を大きくしても、スピーカの温度上
昇によるボイスコイルの破損が防げ、信頼性を高くする
ことができる。さらに駆動入力を大きくできるため、再
生音圧の高い明瞭度の良い小型のスピーカを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるスピーカの構造
を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2におけるスピーカの構造
を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態3におけるスピーカの構造
を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態4におけるスピーカの構造
を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態5におけるスピーカの構造
を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態6におけるスピーカの構造
を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態7におけるスピーカの構造
例(その1)を示す断面図である。
【図8】実施の形態7におけるスピーカの構造例(その
2)を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態8におけるスピーカの構造
例(その1)を示す断面図である。
【図10】実施の形態8のスピーカ(その1)におい
て、磁気回路周辺の構造を示す斜視図である。
【図11】実施の形態8におけるスピーカの構造例(そ
の2)を示す断面図である。
【図12】実施の形態8のスピーカ(その2)におい
て、磁気回路周辺の構造を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態9におけるスピーカの構
造を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態10におけるスピーカの
構造を示す断面図である。
【図15】本発明の実施の形態11におけるスピーカの
構造例(その1)を示す断面図である。
【図16】実施の形態11のスピーカ(その1)におい
て、磁気回路周辺の構造を示す斜視図である。
【図17】実施の形態11におけるスピーカの構造例
(その2)を示す断面図である。
【図18】本発明の実施の形態12によるスピーカにお
いて、センターポール周辺の構造を示す斜視図である。
【図19】本発明の実施の形態13によるスピーカにお
いて、センターポール周辺の構造を示す斜視図である。
【図20】本発明の実施の形態14によるスピーカにお
いて、センターポール周辺の構造を示す斜視図である。
【図21】(a)は従来の小型スピーカの構造例を示す
断面図、(b)は中心部の斜視図である。
【符号の説明】
20 環状マグネット 21,65,65,96,131 環状プレート 22,53,97,111,121 センターポール 23 磁気空隙 24 貫通孔 24a 非貫通孔 25 放熱器 26,35,63,95,116,123,135 放
熱フィン 27 ボイスコイルボビン 28 ボイスコイル 29,101 ダンパー 30,103 振動板 31 エッジ 32 フレーム 33 集熱板 34,62,94,105,113,122,134
ヒートパイプ 36 センターキャツプ 37,51 開口 52,54,132 環状放熱プレート 61,91 パイプ孔 64 パイプ溝 71 断熱材 81 環状放熱フィン 82 ヒートパイプ終端 83,93 断熱リング 92 センターポール孔 102 ダンパー孔 104 振動板孔 112 環状パイプ溝 114 パイプ導溝 115 孔 133 内周パイプ溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩佐 幹郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D012 BA06 BA08 BB01 BB03 BB04 BD08 CA04 CA07 CA09 FA07 5D016 AA09 FA02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に形成され、上部及び下部環状面が
    着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記センターポールの軸方向に開口された貫通孔と、 下端部が前記センターポールの円盤部下方に突出するよ
    うに前記貫通孔に圧入され、前記センターポールより熱
    伝導率の高い金属で形成された放熱器と、 前記放熱器の下端部に取り付けられた放熱フィンと、を
    更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  2. 【請求項2】 環状に形成され、上部及び下部環状面が
    着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記センターポールの軸方向に開口された貫通孔と、 下端部が前記センターポールの円盤部下方に突出するよ
    うに前記貫通孔に圧入され、前記センターポールより熱
    伝導率の高い金属で形成された放熱器と、 前記センターポールの上端部の前記ボイスコイルボビン
    の内周面と対向する位置に取り付けられ、前記センター
    ポールの外径と略同一外径を有する集熱板と、 前記センターポールの下端部に取り付けられた放熱フィ
    ンと、を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  3. 【請求項3】 環状に形成され、上部及び下部環状面が
    着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記センターポールの軸方向に開口された貫通孔と、 下端部が前記センターポールの円盤部下方に突出するよ
    う前記貫通孔に圧入され、前記センターポールより熱伝
    導率の高い金属製のパイプに臨界圧力で微量の液体が封
    入されたヒートパイプと、 前記センターポールの上端部の前記ボイスコイルボビン
    の内周面と対向する位置に前記ヒートパイプの上部と接
    触するよう取り付けられ、前記センターポールの外径と
    略同一外径を有する集熱板と、 前記ヒートパイプの下端部に取り付けられ、前記ヒート
    パイプで伝導された熱を空気中に拡散する放熱フィン
    と、を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  4. 【請求項4】 環状に形成され、上部及び下部環状面が
    着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、 前記振動板の中心部に固着されたドーム形状のセンター
    キャップと、を具備するスピーカにおいて、 前記センターポールの軸方向に開口された貫通孔と、 前記センターキャップに設けられた開口と、 上端部が前記センターキャップの開口から上方に突出す
    るように前記貫通孔に圧入され、前記センターポールよ
    り熱伝導率の高い金属を用いて形成された放熱器と、 前記放熱器の上端部に取り付けられた放熱フィンと、を
    更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  5. 【請求項5】 環状に形成され、上部及び下部環状面が
    着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、 前記振動板の中心部に固着されたドーム形状のセンター
    キャップと、を具備するスピーカにおいて、 前記センターポールの軸方向に開口された貫通孔と、 前記センターキャップに設けられた開口と、 前記センターポールの上端部の前記ボイスコイルボビン
    の内周面と対面する位置に取り付けられ、前記センター
    ポールの外径と略同一外径を有し、且つ前記貫通孔と同
    一内径の開口を有する環状の集熱板と、 上端部が前記センターキャップの開口から上方に突出す
    るように前記センターポールの貫通孔と前記集熱板の開
    口とに圧入され、前記センターポールより熱伝導率の高
    い金属を用いて円柱形状に形成された放熱器と、 前記センターポールの上端部に取り付けられた放熱フィ
    ンと、を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  6. 【請求項6】 環状に形成され、上部及び下部環状面が
    着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、 前記振動板の中心部に固着されたドーム形状のセンター
    キャップと、を具備するスピーカにおいて、 前記センターポールの軸方向に開口された非貫通孔と、 前記センターキャップに設けられた開口と、 前記センターポールの上端部の前記ボイスコイルボビン
    の内周面と対面する位置に取り付けられ、前記センター
    ポールの外径と略同一径を有し、且つ前記非貫通孔と同
    一内径の開口を有する環状の集熱板と、 前記センターキャップの上方に突出するように前記セン
    ターポールの非貫通孔と前記集熱板の開口とに圧入さ
    れ、前記センターキャップより熱伝導率の高い金属製の
    パイプに臨界圧力で微量の液体が封入されたヒートパイ
    プと、 前記ヒートパイプの上端部に取り付けられ、前記ヒート
    パイプで伝導された熱を空気中に拡散する放熱フィン
    と、を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  7. 【請求項7】 環状に形成され、上部及び下部環状面が
    着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状プレートの下部環状面に前記円盤部が固着
    され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面
    と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの上方に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記フレームを固定するため前記環状プレートの上部環
    状面に固着され、前記環状プレートの内径と略同一内径
    を有する開口が形成され、前記センターポールより熱伝
    導率の高い金属で環状に形成された放熱プレートと、を
    更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  8. 【請求項8】 環状に形成され、上部及び下部環状面が
    着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状プレートの下部環状面に前記円盤部が固着
    され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周面
    と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの上方に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記環状プレートの上部環状面に固着され、前記環状プ
    レートの内径と略同一内径を有する開口が形成され、前
    記センターポールより熱伝導率の高い金属を用いて前記
    フレームを固定するカップ状の放熱プレートと、を更に
    設けたことを特徴とするスピーカ。
  9. 【請求項9】 環状に形成され、上部及び下部環状面が
    着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記環状プレートの外周部から内周部にまで半径方向に
    沿って貫通されたパイプ孔と、 前記環状プレートのパイプ孔に圧入され、前記センター
    ポールより熱伝導率の高い金属製のパイプで形成され、
    前記パイプの一端が空隙を介して前記ボイスコイルボビ
    ンと対向し、前記パイプの中部がL字状に折り曲げら
    れ、前記パイプに臨界圧力で微量の液体が封入されたヒ
    ートパイプと、 前記ヒートパイプの他端に取り付けられ、前記ヒートパ
    イプで伝導された熱を空気中に拡散する放熱フィンと、
    を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  10. 【請求項10】 環状に形成され、上部及び下部環状面
    が着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記環状プレートの上部環状面に外周部から内周部にま
    で半径方向に形成されたパイプ溝と、 前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプ
    で形成され、前記パイプの一端が空隙を介して前記ボイ
    スコイルボビンと対向し、前記パイプの中部がL字状に
    折り曲げられ、前記パイプに臨界圧力で微量の液体が封
    入され、前記環状プレートのパイプ溝に挿入されたヒー
    トパイプと、 前記ヒートパイプの他端に取り付けられ、前記ヒートパ
    イプで伝導された熱を空気中に拡散する放熱フィンと、
    を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  11. 【請求項11】 環状に形成され、上部及び下部環状面
    が着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの上方に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記環状プレートの外周部から内周部にまで半径方向に
    沿って貫通されたパイプ孔と、 前記環状プレートの上環状面に固着され、前記フレーム
    を上面で固定する環状の断熱材と、 前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプ
    で形成され、前記パイプの一端が空隙を介して前記ボイ
    スコイルボビンと対向し、前記パイプの中部がL字状に
    折り曲げられ、前記パイプの他端が前記フレームの外周
    部に取り付けられ、前記パイプに臨界圧力で微量の液体
    が封入され、前記環状プレートのパイプ孔に圧入された
    ヒートパイプと、を更に設けたことを特徴とするスピー
    カ。
  12. 【請求項12】 環状に形成され、上部及び下部環状面
    が着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの上部環状面に固定されたフレーム
    と、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記環状プレートの外周部から内周部にまで半径方向に
    沿って貫通されたパイプ孔と、 前記フレームの最外周部にその下面が固着された環状の
    断熱リングと、 前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプ
    で形成され、前記パイプの一端が空隙を介して前記ボイ
    スコイルボビンと対向し、前記パイプの中部がL字状に
    折り曲げられ、前記パイプの他端が前記断熱リングの上
    面に取り付けられ、前記パイプに臨界圧力で微量の液体
    が封入され、前記環状プレートのパイプ孔に圧入された
    ヒートパイプと、を更に設けたことを特徴とするスピー
    カ。
  13. 【請求項13】 環状に形成され、上部及び下部環状面
    が着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの上部環状面に固定されたフレーム
    と、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記環状プレートの外周部から内周部にまで半径方向に
    沿って貫通されたパイプ孔と、 前記フレームの最外周部に下面が固着された環状の断熱
    リングと、 前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプ
    で形成され、前記パイプの一端が空隙を介して前記ボイ
    スコイルボビンと対向し、前記パイプの中部がL字状に
    折り曲げられ、前記パイプの他端が前記断熱リングの上
    面に取り付けられ、前記パイプに臨界圧力で微量の液体
    が封入され、前記環状プレートのパイプ孔に圧入された
    ヒートパイプと、 前記ヒートパイプの他端に取り付けられ、前記センター
    ポールより熱伝導率の高い金属を用いて環状に形成され
    た環状放熱フィンと、を更に設けたことを特徴とするス
    ピーカ。
  14. 【請求項14】 環状に形成され、上部及び下部環状面
    が着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記環状プレートの内周部に沿って軸方向に貫通された
    パイプ孔と、 前記センターポールの円盤部に貫通され、前記環状プレ
    ートのパイプ孔と同一半径位置に形成されたセンターポ
    ール孔と、 前記センターポール孔に挿入された断熱リングと、 前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプ
    で形成され、前記パイプの一端が前記ボイスコイルボビ
    ンの外周面と対向し、前記パイプの他端が前記センター
    ポールの下方に突出するよう取り付けられ、前記パイプ
    に臨界圧力で微量の液体が封入され、前記環状プレート
    のパイプ孔と前記断熱リングの孔とに圧入されたヒート
    パイプと、 前記ヒートパイプの他端に取り付けられ、前記ヒートパ
    イプで伝導された熱を空気中に拡散する放熱フィンと、
    を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  15. 【請求項15】 環状に形成され、上部及び下部環状面
    が着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記環状プレートの内周部に沿って軸方向に貫通された
    パイプ孔と、 前記ダンパーに貫通されたダンパー孔と、 前記ダンパー孔と同一半径位置に設けられ、前記振動板
    に貫通された振動板孔と、 前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプ
    で形成され、前記パイプの一端が前記ボイスコイルボビ
    ンの外周面と対向し、前記パイプの他端が前記ダンパー
    孔と前記振動板孔とを介して前記振動板の前方に突出す
    るよう取り付けられ、前記パイプに臨界圧力で微量の液
    体が封入され、前記環状プレートのパイプ孔に圧入され
    たヒートパイプと、 前記ヒートパイプの他端に取り付けられ、前記ヒートパ
    イプで伝導された熱を空気中に拡散する放熱フィンと、
    を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  16. 【請求項16】 環状に形成され、上部及び下部環状面
    が着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、を具備するスピーカにおいて、 前記環状プレートの円柱部の外側面に沿って円盤部と平
    行に形成された環状パイプ溝と、 前記環状プレートの円柱部の外側面に沿って軸方向に形
    成されたパイプ導溝と、 前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプ
    で形成され、前記パイプの上部が前記環状プレートの環
    状パイプ溝と嵌合するよう環状に曲げられ、前記パイプ
    の他端が前記センターポールの下方に突出するよう取り
    付けられ、前記パイプに臨界圧力で微量の液体が封入さ
    れ、前記環状プレートのパイプ溝と前記環状プレートの
    ハイプ導溝とに挿入されたヒートパイプと、 前記ヒートパイプの他端に取り付けられ、前記ヒートパ
    イプで伝導された熱を空気中に拡散する放熱フィンと、
    を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  17. 【請求項17】 環状に形成され、上部及び下部環状面
    が着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、 前記振動板の中心部に固着され、ドーム形状のセンター
    キャップと、を具備するスピーカにおいて、 前記センターキャップに設けられた開口と、 前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプ
    で形成され、前記パイプの下部が前記センターポールの
    円柱部上面と当接するよう環状に曲げられ、前記パイプ
    の上部が前記センターキャップの開口を介して前記振動
    板の前方に突出するよう取り付けられ、前記パイプに臨
    界圧力で微量の液体が封入されたヒートパイプと、 前記ヒートパイプの上端部に取り付けられ、前記ヒート
    パイプで伝導された熱を空気中に拡散する放熱フィン
    と、を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
  18. 【請求項18】 環状に形成され、上部及び下部環状面
    が着磁された環状マグネットと、 前記環状マグネットの上部環状面に固着され、磁性体金
    属で中空円盤状に形成された環状プレートと、 磁性体金属を用いて円柱部と円盤部とが一体に形成さ
    れ、前記環状マグネットの下部環状面に前記円盤部が固
    着され、前記円柱部の外周面が前記環状プレートの内周
    面と対向するセンターポールと、 前記環状プレートの一部に固定されたフレームと、 ボイスコイルが回巻きされたボイスコイルボビンと、 波形成形された弾性部材であって、外周部が前記フレー
    ムに固着され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着
    されたダンパーと、 外周部がエッジを介して前記フレームに振動自在に保持
    され、内周部が前記ボイスコイルボビンに固着されて音
    を放射する振動板と、 前記振動板の中心部に固着され、ドーム形状のセンター
    キャップと、を具備するスピーカにおいて、 前記センターポールの内周部に沿って形成された内周パ
    イプ溝と、 前記センターキャップに設けられた開口と、 前記センターポールより熱伝導率の高い金属製のパイプ
    で形成され、前記パイプに臨界圧力で微量の液体が封入
    され、前記パイプの下部が前記センターポールの内周パ
    イプ溝に嵌合するよう環状に曲げられ、前記パイプの上
    部が前記センターキャップの開口を介して前記振動板の
    前方に突出するよう取り付けられたヒートパイプと、 前記ヒートパイプの上端部に取り付けられ、前記ヒート
    パイプで伝導された熱を空気中に拡散する放熱フィン
    と、を更に設けたことを特徴とするスピーカ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019230126A1 (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 ソニー株式会社 スピーカ装置
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