JP2000151745A - シリアルインタフェース装置 - Google Patents

シリアルインタフェース装置

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JP2000151745A
JP2000151745A JP10315063A JP31506398A JP2000151745A JP 2000151745 A JP2000151745 A JP 2000151745A JP 10315063 A JP10315063 A JP 10315063A JP 31506398 A JP31506398 A JP 31506398A JP 2000151745 A JP2000151745 A JP 2000151745A
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Satoyuki Sasaki
里幸 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのシリアルインタフェースで、情報デー
タと制御データとを同時に伝送する。 【解決手段】 データ端末装置11と回線終端装置12
との間は、シリアルインタフェース13で接続される。
調歩同期方式の情報データは、送信データSDおよび受
信データRDとして、データ端末装置11の情報データ
伝送回路11aと公衆電話回線網などとの間で、回線終
端装置12の情報データ伝送回路12aを介して伝送さ
れる。情報データの伝送中に、データ端末装置11およ
び回線終端装置12の制御データ伝送回路11b,12
bは、データ端末レディ信号ERおよび回線終端レディ
信号DRに制御データを多重化して伝送することができ
る。多重化された信号は、タイミングの違いに基づき、
データ分離回路11c,11bで分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ装置
と周辺装置やモデム装置などを接続し、調歩同期通信方
式の信号によるデータ情報の伝送を行うシリアルインタ
フェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図8に示すように、パーソナ
ルコンピュータなどのデータ端末装置80は、RS−2
32Cなどの規定に従うシリアルインタフェース81を
介してモデムなどの回線終端装置82に接続され、回線
終端装置82を介して公衆電話回線などの網83を介す
るデータ通信を行っている。データ端末装置80と回線
終端装置82とを接続する標準的なシリアルインタフェ
ース81としては、ITU(国際電気通信連合)−T勧
告のV.24、V.28に従う規格が一般的に使用され
ている。この勧告では、25ピンのコネクタを使用する
信号の相互接続回路の定義と、電気的特性とが規定され
ている。このように、回線終端装置82と網83との間
は、厳格な通信規格に基づく接続が行われる。
【0003】データ端末装置80としてパーソナルコン
ピュータを用い、回線終端装置82としてモデムを用い
るような場合、25ピンのコネクタの全部を信号線には
使用しないで、ピン番号2番に接続される送信データS
D、3番に接続される受信データRD、4番に接続され
る送信要求RS、5番に接続される送信可CS、6番に
接続される回線終端レディDR、8番に接続されるキャ
リア検出CD、20番に接続されるデータ端末レディE
R、22番に接続されるベルによる呼出し表示CIおよ
びピン番号1番目や7番目に接続される接地用のグラン
ドの9種類である。このうちのSDおよびRDを送受信
用のデータ線として使用し、他の信号を制御用の信号と
して使用することによって、調歩同期方式による通信が
実現されている。このため、1つのシリアルインタフェ
ース81を用いるシステムでは、データ端末装置80と
回線終端装置82との間に、同時には1種類のデータの
送受信しかできない。
【0004】図8に示すような、データ端末装置80と
回線終端装置82とを、シリアルインタフェース81で
接続し、さらに回線終端装置82を、網83を介して離
れた地点のリモート側装置と接続する送受信システムで
は、シリアルインタフェース81で伝送される信号が表
す情報には2種類ある。1つは、データ端末装置80と
回線終端装置82との間で送受信される制御データであ
り、残る1つはデータ端末装置80がリモート側の端末
とやりとりする情報データである。情報データは、デー
タ端末装置80と回線終端装置82との間で流れ、網8
1に出て行くことはない。情報データは、回線終端装置
82を通過し、データ端末装置80とリモート側の端
末、あるいは網83との間で送受信される。すなわち、
データ端末装置80と回線終端装置82との間のシリア
ルインタフェース81は、1種類のデータの送受信しか
することができないにも拘わらず、上述のような2種類
のデータを扱う必要がある。
【0005】従来から多く使用される方式として、米国
のHayes社が提供している「AT」コマンドを用い
る方式がある。この方式では、先頭に「AT」あるいは
「at」という文字列を持つデータを制御コマンドとし
て使用し、制御データと情報データとの送受信は、デー
タ端末装置80と回線終端装置82との間のデータ転送
のモードを、コマンドモードとオンラインモードとに切
換えることによって区別する。すなわち、コマンドモー
ドのときに制御データの送受信を行い、オンラインモー
ドのときに情報データの送受信を行うようにして、必要
に応じてこれら2つのモードを切換え、2種類のデータ
の送受信を実現する。
【0006】調歩同期通信方式で、2種類のデータを使
い分けることについての先行技術として、特開昭63−
232648には、テキストデータと、テキストデータ
の初めや終わりを示す「STX」や「ETX」の制御デ
ータとを、1バイトのデータ毎に付加するパリティビッ
トを、偶数パリティとするか奇数パリティとするかによ
って区別する考え方を開示している。しかしながら、こ
の先行技術の制御データは、図8では回線終端装置82
から網83に向けて送出されるデータであるので、シリ
アルインタフェース81に伝達される2種類のデータの
うちでは、情報データに含まれる。また特開平8−23
7414には、複数の信号でデータバスを共用し、制御
データで区別する先行技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すような複数
の信号線を用いるシリアルインタフェース81で、デー
タ端末装置80であるコンピュータを回線終端装置82
であるモデムに接続し、網83を介してリモート側の端
末や通信機器との間でデータの送受信を行うだけであれ
ば、以上に説明したような方式でも充分なデータ通信が
可能である。しかしながら、近年コンピュータと通信機
器との融合が進み、コンピュータを用いて通信機器の制
御を行い、種々の付加的なサービスの提供を行ったり、
高度なデータ圧縮技術を用いて、実質的な通信速度を向
上させたりする一環として、情報データを送受しながら
回線終端装置82の制御を行う要求が高まっている。
【0008】従来の調歩同期通信方式用のシリアルイン
タフェース81では、データ端末装置80と回線終端装
置82との動作モードを切換えることによって、制御デ
ータと情報データとを区別して送受信するようにしてい
る。このため、情報データの伝送の途中で、データ端末
装置80が回線終端装置82を制御しようとしても、一
旦モードの切換えを行って、オンラインモードからコマ
ンドモードに変更しなければ、制御データを送ることは
できない。また、逆に、情報データの伝送中は、回線終
端装置82側からも、制御データをデータ端末装置80
に送ることができない。このため、情報データと制御デ
ータとを同時に送受信することを可能とするためには、
データ端末装置80と回線終端装置82との両方に、コ
ネクタを2つ設け、シリアルインタフェース81を2チ
ャネル分用意して、1つのチャネルで制御データを送受
信し、残るチャネルで情報データを送受信するような構
成にしておく必要がある。
【0009】本発明の目的は、1つのシリアルインタフ
ェースで情報データと制御データとの送受を同時に行う
ことが可能なシリアルインタフェース装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定める複
数の信号線を介して、調歩同期通信方式の信号による情
報データの伝送を行うシリアルインタフェース装置にお
いて、異なる信号線を用いて、情報データと制御用信号
との伝送をそれぞれ行う第1の伝送回路と、第1の伝送
回路によって制御用信号の伝送に用いられる信号線に対
して、該制御用信号とは異なるタイミングとなるように
制御データを多重化して伝送させる第2の伝送回路と、
多重化されて伝送される信号を受信し、タイミングの違
いに基づいて第1の伝送回路による制御用信号と第2の
伝送回路による情報データとを判別して分離するデータ
分離回路とを含むことを特徴とするシリアルインタフェ
ース装置である。
【0011】本発明に従えば、第1の伝送回路は、情報
データと制御用信号との伝送を、異なる信号線を用いて
それぞれ行う。第1の伝送回路によって制御用信号が伝
送される信号線には、第2の伝送回路による制御データ
が制御用信号とは異なるタイミングで多重化して伝送さ
れる。多重化されて伝送される信号は、データ分離回路
によって受信され、タイミングの違いに基づいて第1の
伝送回路による制御用信号と第2の伝送回路による制御
データとに分離される。制御データを伝送するために別
系統の信号線を設ける必要がなく、1組の信号線で容易
に情報データと制御データとの伝送を行わせることがで
きる。
【0012】また本発明で前記第1の伝送回路は、2つ
の信号線を用いて前記情報データの送受信を行い、他の
2つの信号線を用いて送受信のフロー制御を行い、さら
に他の信号線を用いて前記制御用信号の伝送を行うこと
を特徴とする。
【0013】本発明に従えば、第1の伝送回路は、複数
の信号線のうちの2つの信号線を用いて情報データの送
受信を行い、他の2つの信号線を用いて情報データの送
受信に対するフロー制御を行う。さらに他の信号線を用
いて制御用信号の伝送を行うので、情報データの送受信
を確実に行うことができる。第2の伝送回路が制御デー
タの伝送を行う信号線は、情報データの送受信およびそ
のフロー制御を行う信号線とは異なる信号線を用いるの
で、第2の伝送回路が伝送する制御データと、第1の伝
送回路が伝送する情報データとを、相互に干渉を生じな
いように、同一の信号線の組に対して、同時に伝送させ
ることができる。
【0014】また本発明で前記第1の伝送回路は、前記
複数の信号線を予め設定される規格に従ってデータ端末
装置と回線終端装置との間での信号伝送に使用し、前記
第2の伝送回路は、多重化を行う信号線として、該複数
の信号線のうち、データ端末装置がレディ状態のときに
ONとなるデータ端末レディ信号ERを伝送する信号線
と、回線終端装置がレディ状態のときにONとなる回線
終端レディ信号DRを伝送する信号線とを使用すること
を特徴とする。
【0015】本発明に従えば、第2の伝送回路が伝送す
る制御データは、データ端末装置と回線終端装置との間
を接続するように規格化された信号線のうちで、データ
端末装置のレディ状態を表すデータ端末レディ信号ER
と、回線終端装置のレディ状態を表す回線終端レディ信
号DRとをそれぞれ伝送する信号線に多重化して、第2
の伝送装置による制御データが伝送される。データ端末
装置のレディ状態または回線終端装置のレディ状態は、
変化する頻度が少なく、一旦変化した後では、想定され
る変化の時間間隔よりも充分に短い時間間隔で調歩同期
方式の信号伝送を行えば、レディ信号と多重化される制
御データとを容易に区別し、分離することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態
で、パーソナルコンピュータなどのデータ端末装置11
からモデムなどの回線終端装置12に情報データおよび
制御データの送受信を行う概略的な構成を示す。データ
端末装置11と回線終端装置12との間は、シリアルイ
ンタフェース13によって接続される。シリアルインタ
フェース13は、送信データSDをデータ端末装置11
側から回線終端装置12側に送る送信データ線13SD
と、回線終端装置12側からデータ端末装置11に受信
データRDを伝送する受信データ線13RDを情報デー
タの送受信用の信号線として用いる。送信データ線13
SDおよび受信データ線13RDを介して送受信する情
報データに対するフロー制御は、データ端末装置11か
ら回線終端装置12に与える送信要求RS信号用の送信
要求線13RSと、回線終端装置12側からデータ端末
装置11に与える送信可CS信号用の送信可応答線13
CSとを用いて行う。情報データの送受信とそのフロー
制御とに用いる信号線の他に、本実施形態では回線終端
レディ信号DR、データ端末レディ信号ER、キャリア
検出信号CD、ベルによる呼出し表示信号CIおよび接
地GND信号を、それぞれ別個の信号線を用いて伝送す
る。
【0017】データ端末レディ信号ERは、データ端末
装置11から回線終端装置12へ、端末レディ信号線1
3ERを介して伝送される。回線終端レディ信号DR
は、回線終端装置12からデータ端末装置11に、終端
レディ信号線13DRを介して伝送される。キャリア検
出信号CDおよびベルによる呼出し表示信号CIは、検
出信号線13CDおよび呼出信号線13CIを介して、
回線終端装置12からデータ端末装置11にそれぞれ伝
送される。各信号線で伝送される信号電位の基準とし
て、データ端末装置11と回線終端装置12との間は、
接地信号線13GNDで相互に接続される。
【0018】端末レディ信号線13ERは、データ端末
装置11がデータの伝送可能なレディ(Ready)状態と
なるときに0N状態となる。本実施形態のシリアルイン
タフェース13では、アクティブLOWを採用し、ハイ
レベルでは0FF状態、ローレベルではON状態をそれ
ぞれ示す。したがって、端末レディ信号線13ERがロ
ーレベルになれば、データ端末レディ信号ERが0N状
態となり、データ端末装置11がレディ状態であること
を表す。同様に、回線終端レディ信号DRは、回線終端
装置12がレディ状態のときにローレベルのON状態に
なる信号である。キャリア検出信号CDは、通信中に0
Nとなり、ベルによる呼出し表示信号CIは、回線終端
装置12に接続される公衆電話回線網などから着信があ
ったときにON状態になる。
【0019】本実施形態では、データ端末レディ信号E
Rと、回線終端レディ信号DRとを、データ端末装置1
1と、回線回線信号12とのそれぞれのレディ信号とし
て使用するとともに、データ端末装置11と回線終端採
用12との間の制御データの送受信にも使用する。すな
わち、データ端末装置11および回線終端装置12内に
は、第1の伝送回路であり、全部の信号線を用いて情報
データの伝送を行う情報データ伝送回路11a,12a
と、第2の伝送回路であり、制御データの伝送を行う制
御データ伝送回路11b,12bと、信号を分離するデ
ータ分離回路11c,12cとが含まれる。
【0020】図2は、図1のデータ端末装置11側のシ
リアルインタフェース13との接続部分の構成を示す。
シリアルインタフェース13は、ドライバ/レシーバ2
1を介してデータ端末装置11の、シリアルインタフェ
ース制御部22に接続される。シリアルインタフェース
制御部22内には、送信用のシリアルコントローラ23
およびスイッチ24と、受信用のシリアルコントローラ
25およびタイマ26とが備えられる。タイマ24およ
び両シリアルコントローラ23,25は図1の制御デー
タ伝送回路11bに相当し、タイマ26は分離回路11
cに相当する。データ端末レディ信号ERは、スイッチ
24によって、図1に示すデータ端末装置11の情報デ
ータ伝送回路11aとしての制御信号201と、シリア
ルコントローラ23からの調歩同期方式の出力信号とが
切換えられて、シリアルインタフェース13に出力され
る。シリアルインタフェース13から受信される回線終
端レディ信号DRは、シリアルコントローラ25とタイ
マ26とに入力される。タイマ26は、入力信号がON
とOFFとの間を遷移するとリセットされて起動され、
予め設定される時間の計時を行う。計時の途中で入力信
号が遷移すると、改めて計時動作が起動される。計時動
作中は、制御信号204が変化する。
【0021】データ端末レディ信号ERを用いて、制御
データをデータ端末装置11と回線終端装置12に伝送
する場合の手順は、データ端末装置11側では、次のよ
うに行う。
【0022】データ端末装置11がレディ状態でない
ときには、制御信号201はOFF状態であり、スイッ
チ24は制御信号201の状態をデータ端末レディ信号
ERとして出力するように切換えられ、データ端末レデ
ィ信号ERはOFF状態を表す。
【0023】データ端末装置11がレディ状態になる
と、制御信号201がON状態になる。このとき、スイ
ッチ24は制御信号201の状態をデータ端末レディ信
号ERとして出力するように切換えられ、データ端末レ
ディ信号ERはON状態となる。
【0024】データ端末装置11が制御データを送信
する場合に、スイッチ24はシリアルコントローラ23
の出力をデータ端末レディ信号ERとして出力するよう
に接続されている。データ端末装置11からの制御信号
202は、シリアルコントローラ23によって調歩同期
通信方式のデータ信号に変換され、スイッチ24を介し
てデータ端末レディ信号ERとして出力される。
【0025】図3は、図1の回線終端装置12側のシリ
アルインタフェース13との接続部分の構成を示す。シ
リアルインタフェース13は、ドライバ/レシーバ31
を介して回線終端装置12のシリアルインタフェース制
御部32に接続されている。シリアルインタフェース制
御部32内には、送信用のシリアルコントローラ33お
よびスイッチ34と、受信用のシリアルコントローラ3
5およびタイマ36とが備えられる。スイッチ34およ
び両シリアルコントローラ33,35は図1の制御デー
タ伝送回路12bに相当し、タイマ36は分離回路12
cに相当する。回線終端レディ信号DRは、スイッチ3
4によって、図1に示す回線終端装置12の情報データ
伝送回路12bとしての制御信号301と、シリアルコ
ントローラ33からの調歩同期方式の出力信号とが切換
えられて、シリアルインタフェース13に出力される。
シリアルインタフェース13から受信されるデータ端末
レディ信号ERは、シリアルコントローラ35とタイマ
36とに入力される。タイマ36は、前述のタイマ26
と同様に、入力信号の遷移に応じて計時動作が起動さ
れ、制御信号304が変化する。このようなシリアルイ
ンタフェース制御部32の動作および構成は、基本的
に、図2のシリアルインタフェース制御部22と対応し
ており、インタフェース13を介在させて、全体として
本発明のシリアルインタフェース装置を構成する。
【0026】データ端末レディ信号ERを用いて、制御
データがデータ端末装置11から伝送される場合の回線
終端装置12側での手順は、次のように行う。
【0027】データ端末レディ信号ERがOFF状態
のとき、その状態はタイマ36に入力されるとともに、
制御信号304として図1に示す回線終端装置12の情
報データ伝送回路12aに入力され、回線終端装置12
としてデータ端末装置11がレディ状態ではないと判断
する。
【0028】データ端末レディ信号ERがOFF状態
からON状態に遷移すると、タイマ36の計時動作が起
動される。タイマ36に予め設定されている時間分の計
時の満了後もデータ端末レディ信号ERがON状態であ
れば、制御信号304によって、データ端末装置11が
レディ状態にあることが回線終端装置12に伝えられ
る。タイマ36の計時満了後、データ端末レディ信号E
RがOFF状態であれば、データ端末装置11がレディ
状態ではないと判断される。
【0029】データ端末レディ信号ERがON状態か
らOFF状態に遷移すると、タイマ36の計時動作が起
動されると同時に、シリアルコントローラ35が受信準
備を整える。データ端末レディ信号ERに制御データが
多重化されていれば、OFF状態は継続しない。データ
端末レディ信号ERのONとOFFとは、制御データの
内容に従って変化するので、タイマ36はON/OFF
の遷移が発生するたびにリセットされ、計時が満了する
ことはない。したがって、シリアルコントローラ35
は、データ端末レディ信号ERに多重化されて伝送され
てきた調歩同期方式の制御データを受信し、制御信号3
03として回線終端装置12に入力することができる。
データ端末レディ信号ERがOFF状態を継続すると、
タイマ36の計時が満了するので、制御信号304によ
って回線終端装置12はデータ端末装置11がレディ状
態ではないと判断する。
【0030】図4は、本実施形態でのデータ端末レディ
信号ERの伝送に関するタイミングを示す。図4(a)
は、情報データ伝送のためのデータ端末レディ信号ER
としての本来の伝送状態を示す。図4(b)は、制御デ
ータが多重化されている伝送状態を示す。データ端末装
置11がレディ状態か否かは、ON/OFFの状態遷移
が生じてからタイマ36の計時動作満了後に判断され
る。タイマ36の計時動作中に入力信号が変化すれば制
御データとして判断される。
【0031】図5は、図4に示すようにして、データ端
末装置11の状態変化を回線終端装置12が判断する動
作手順を示す。ステップa1で回線終端装置12の動作
が開始されると、ステップa2では、データ端末レディ
信号ERの状態を判断する。ON状態になれば、ステッ
プa3でタイマ36が起動される。ステップa4ではタ
イマ36の計時が満了するまで行われ、ステップa5で
データ端末装置11がレディ状態であると判断される。
ステップa6では、データ端末レディ信号ERの状態を
判断する。データ端末レディ信号ERがOFF状態に遷
移すると、ステップa7でタイマ36が起動される。
【0032】ステップa8では、タイマ36の計時が満
了するか否かが判断される。満了していないときは、ス
テップa9で、データ端末レディ信号ERが変化してい
るか否かが判断される。変化がなければ、ステップa8
に戻る。変化があれば、ステップa10で、タイマ36
の計時動作を停止し、シリアルコントローラ33によっ
て調歩同期方式の制御データを受信し、ステップa11
で手順を終了する。ステップa8でタイマ36の計時が
満了していると判断されるときは、制御データが入力さ
れない場合である。ステップa6でデータ端末レディ信
号ERがOFFになっているので、ステップa12でデ
ータ端末装置11はレディ状態ではないと判断し、ステ
ップa13で手順を終了する。
【0033】次に、回線終端レディ信号DRを用いて制
御データを回線終端装置12からデータ端末装置11に
転送する場合の手順を説明する。回線終端装置12側で
の手順は、次のように行う。
【0034】回線終端装置12がレディ状態ではない
とき、図3に示す制御信号301はOFF状態であり、
スイッチ34は制御信号301を回線終端レディ信号D
Rとして出力するように、切換えられ、シリアルインタ
フェース13に出力される回線終端レディ信号DRはO
FF状態となる。
【0035】回線終端装置12がレディ状態のときに
は、制御信号301がON状態になる。このとき、スイ
ッチ34は制御信号301の状態を回線終端レディ信号
DRとして出力するように切換えられ、シリアルインタ
フェース13に出力される回線終端レディ信号DRはO
N状態となる。
【0036】回線終端装置12が制御データを送信す
る場合、スイッチ34はシリアルコントローラ33の出
力を回線終端レディ信号DRとして出力するように切換
えられる。制御信号302として与えられる制御データ
は、シリアルコントローラ33によって調歩同期方式の
制御データに変換され、スイッチ34を介して回線終端
レディ信号DRとして、シリアルインタフェース13に
出力される。
【0037】データ端末装置11側での手順は、次のよ
うに行う。 回線終端レディ信号DRがOFF状態のとき、その状
態はタイマ26に入力されるとともに、制御信号204
として図1に示すデータ端末装置11の情報データ伝送
回路11aに入力され、データ端末装置11として回線
終端装置12がレディ状態ではないと判断する。
【0038】回線終端レディ信号DRがOFF状態か
らON状態に遷移すると、タイマ26の計時動作が起動
される。タイマ26に予め設定されている時間分の計時
の満了後も回線終端レディ信号DRがON状態であれ
ば、制御信号204によって、回線終端装置12がレデ
ィ状態にあることがデータ端末装置11に伝えられる。
タイマ26の計時満了後、回線終端レディ信号DRがO
FF状態であれば、回線終端装置12がレディ状態では
ないと判断される。
【0039】回線終端レディ信号DRがON状態から
OFF状態に遷移すると、タイマ26の計時動作が起動
されると同時に、シリアルコントローラ25が受信準備
を整える。回線終端レディ信号DRに制御データが多重
化されていれば、OFF状態は継続しない。回線終端レ
ディ信号DRのONとOFFとは、制御データの内容に
従って変化するので、タイマ26はON/OFFの遷移
が発生するたびにリセットされ、計時が満了することは
ない。したがって、シリアルコントローラ25は、回線
終端レディ信号DRに多重化されて伝送されてきた調歩
同期方式の制御データを受信し、制御信号203として
データ端末装置11に入力することができる。回線終端
レディ信号DRがOFF状態を継続すると、タイマ26
の計時が満了するので、制御信号204によってデータ
端末装置11は回線終端装置12がレディ状態ではない
と判断する。
【0040】図6は、本実施形態での回線終端レディ信
号DRの伝送に関するタイミングを示す。図6(a)
は、情報データ伝送のための回線終端レディ信号DRと
しての本来の伝送状態を示す。図6(b)は、制御デー
タが多重化されている伝送状態を示す。回線終端装置1
2がレディ状態か否かは、ON/OFFの状態遷移が生
じてからタイマ26の計時動作満了後に判断される。タ
イマ26の計時動作中に入力信号が変化すれば制御デー
タとして判断される。
【0041】図7は、図6に示すようにして、回線終端
装置12の状態変化をデータ端末装置11が判断する動
作手順を示す。ステップb1でデータ端末装置11の動
作が開始されると、ステップb2では、回線終端レディ
信号DRの状態を判断する。ON状態になれば、ステッ
プb3でタイマ26が起動される。ステップb4ではタ
イマ26の計時が満了するまで行われ、ステップb5で
回線終端装置12がレディ状態であると判断される。ス
テップb6では、回線終端レディ信号DRの状態を判断
する。回線終端レディ信号DRがOFF状態に遷移する
と、ステップb7でタイマ26が起動される。
【0042】ステップb8では、タイマ26の計時が満
了するか否かが判断される。満了していないときは、ス
テップb9で、回線終端レディ信号DRが変化している
か否かが判断される。変化がなければ、ステップb8に
戻る。変化があれば、ステップb10で、タイマ26の
計時動作を停止し、シリアルコントローラ23によって
調歩同期方式の制御データを受信し、ステップb11で
手順を終了する。ステップb8でタイマ26の計時が満
了していると判断されるときは、制御データが入力され
ない場合である。ステップb6で回線終端レディ信号D
RがOFFになっているので、ステップb12で回線終
端装置12はレディ状態ではないと判断し、ステップb
13で手順を終了する。
【0043】以上説明したように、本実施形態では、デ
ータ端末レディ信号ERと回線終端レディ信号DRとを
制御データの送受信に使用し、1つのシリアルインタフ
ェース13を用いて同時に2種類のデータを、データ端
末装置11と回線終端装置12との間で送受信すること
が可能となる。同様の考え方は、複数の信号線を用い
て、調歩同期方式などによるシリアルデータとして情報
データを伝送する際に、制御信号も伝送する場合に適用
することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、予め定め
る複数の信号線で情報データと制御データとを同時に伝
送することも可能となるので、予め定める規格に従う標
準的なコネクタを1つ用いて、2種類のデータの送受信
が可能なシリアルインタフェース装置を実現することが
できる。2種類のデータの伝送に、従来から用いられて
いる標準的なコネクタを用いることができるので、低コ
ストでかつ高度な情報の伝送に関する制御を行わせるこ
とができる。
【0045】また本発明によれば、第1の伝送回路によ
る情報データの送受信のフロー制御に影響を与えないよ
うに分離して、第2の伝送回路による制御データの多重
化した伝送を行うので、1組の信号線を用いる情報デー
タの伝送と、情報データおよび制御データとの同時の伝
送が可能であり、容易かつ確実に情報データと制御デー
タとを送受信することができる。
【0046】また本発明によれば、データ端末レディを
表す信号ERと、回線終端レディを表す信号DRとに多
重化して、制御データの送受信を行うので、各レディ信
号と制御データとを容易に分離して効率的な情報データ
および制御データの伝送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的な電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】図1のデータ端末装置11の部分的な電気的構
成を示すブロック図である。
【図3】図1の回線終端装置12の部分的な電気的構成
を示すブロック図である。
【図4】図1の実施形態で伝送されるデータ端末レディ
信号ERに関するタイミングを示す図である。
【図5】図4のタイミングでデータ端末レディ信号ER
を受信する回線終端装置12の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】図1の実施形態で伝送される回線終端レディ信
号DRに関するタイミングを示す図である。
【図7】図6のタイミングで回線終端レディ信号DRを
受信するデータ端末装置11の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】従来からのシリアルインタフェースを用いてデ
ータ通信を行う構成の概要を示す図である。
【符号の説明】
11 データ端末装置 11a,12a 情報データ伝送回路 11b,12b 制御データ伝送回路 11c,12c データ分離回路 12 回線終端回路 13 シリアルインタフェース 22,32 シリアルインタフェース制御回路 23,25,33,35 シリアルコントローラ 24,34 スイッチ 26,36 タイマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定める複数の信号線を介して、調歩
    同期通信方式の信号による情報データの伝送を行うシリ
    アルインタフェース装置において、 異なる信号線を用いて、情報データと制御用信号との伝
    送をそれぞれ行う第1の伝送回路と、 第1の伝送回路によって制御用信号の伝送に用いられる
    信号線に対して、該制御用信号とは異なるタイミングと
    なるように制御データを多重化して伝送させる第2の伝
    送回路と、 多重化されて伝送される信号を受信し、タイミングの違
    いに基づいて第1の伝送回路による制御用信号と第2の
    伝送回路による情報データとを判別して分離するデータ
    分離回路とを含むことを特徴とするシリアルインタフェ
    ース装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の伝送回路は、2つの信号線を
    用いて前記情報データの送受信を行い、他の2つの信号
    線を用いて送受信のフロー制御を行い、さらに他の信号
    線を用いて前記制御用信号の伝送を行うことを特徴とす
    る請求項1記載のシリアルインタフェース装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の伝送回路は、前記複数の信号
    線を予め設定される規格に従ってデータ端末装置と回線
    終端装置との間での信号伝送に使用し、 前記第2の伝送回路は、多重化を行う信号線として、該
    複数の信号線のうち、データ端末装置がレディ状態のと
    きにONとなるデータ端末レディ信号ERを伝送する信
    号線と、回線終端装置がレディ状態のときにONとなる
    回線終端レディ信号DRを伝送する信号線とを使用する
    ことを特徴とする請求項2記載のシリアルインタフェー
    ス装置。
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