JP2000151462A - マルチレートのスペクトラム拡散通信用受信装置、及びビット拡張回路 - Google Patents

マルチレートのスペクトラム拡散通信用受信装置、及びビット拡張回路

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JP2000151462A
JP2000151462A JP32393098A JP32393098A JP2000151462A JP 2000151462 A JP2000151462 A JP 2000151462A JP 32393098 A JP32393098 A JP 32393098A JP 32393098 A JP32393098 A JP 32393098A JP 2000151462 A JP2000151462 A JP 2000151462A
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Satoshi Nakamura
中村  聡
Morihiko Minowa
守彦 箕輪
Norio Kubo
徳郎 久保
Noriyuki Kawaguchi
紀幸 川口
Hajime Hamada
一 浜田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチレート拡散通信において、レートによっ
て動作する必要のないビットの符号が変化することによ
る電力の消費を抑える構成を有する受信装置を提供す
る。 【解決手段】ダンプ積分の積分値が大きくなることか
ら、回路の信号線のビット幅を広げる必要がある。この
場合、シンボルレートが小さいほど1シンボルに含まれ
るチップ数が多いので、積算する回数も大きくなり、有
効桁数を多く取らなければならない。逆に、シンボルレ
ートが小さい場合には、有効桁数は少なくて良い。そこ
で、ビット幅を増やす場合、シンボルレートに合わせ
て、有効桁数が少なくて良い場合には、使用しないビッ
ト線をLowレベルに固定し、電圧の変化が生じないよ
うにする。従って、ビット拡張した場合に使用する必要
のないビット線における電力の消費を抑え、受信装置の
低消費電力化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】スペクトラム拡散通信におけ
る受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信の変調方式は、以前はアナロ
グ方式、現在はデジタル方式が主に用いられている。一
般的に、アナログセルラ方式は、第1世代、PDC(日
本標準)、GSM(欧州標準)、IS54(米国TDM
A標準)やIS95(米国CDMA標準)などのデジタ
ルセルラは第2世代と呼ばれている。第2世代までは音
声サービスが中心で、アナログ/デジタル狭帯域変復調
方式を駆使して限られた無線帯域を有効利用する方法が
とられてきた。次世代では、音声ばかりでなく、FA
X、電子メール、コンピュータ間通信や静止画、動画な
どさまざまな情報(マルチメディア情報)サービスを提
供できることが重要で、かつ移動網であると意識させな
いような高品質通信の提供が望まれている。DS−CD
MA(DirectSequence Code Division Multiple Ac
cess)方式は、このような次世代無線アクセス方式の有
力候補として注目を集めている。
【0003】DS−CDMA方式は、スペクトラムを拡
散させるべき伝送信号に、それよりはるかに広帯域の符
号を直接乗算させて、スペクトラム拡散を実現する方式
である。元の信号を復元させるためには、拡散時に使用
した符号を乗算する。この操作が逆拡散とよばれる動作
である。そして、次世代移動体通信においては音声ばか
りでなく、データ伝送が必須であるため1台の受信機で
様々なシンボルレートを、及びチップレートを受信でき
るマルチレートへの対応も必須である。
【0004】直接拡散CDMA(DS−CDMA)通信
方式では、各信号は異なった拡散符号によって拡散され
た後、送信される。
【0005】図6は、直接拡散変調方式の一方式である
QPSK変調方式について説明する図である。
【0006】拡散時にQPSK変調方式を用いる場合に
は、データシンボルDi、Dq(共に、“1”または
“−1”)を拡散コードCi、Cq(共に、“1”また
は“−1”)で拡散する際に、(Di+jDq)×(C
i+jCq)という複素演算を行う形で拡散を行う方式
が一般的である。すなわち、以下の式の通りとなる。
【0007】(DiCi−DqCq)+j(DiCq+
DqCi)=Si+jSqここで、jは虚数単位であ
る。以後、情報シンボル、コード共に(1、−1)をと
るものとし、拡散・逆拡散は乗算により行うものとする
が、(0、1)を用いてEXOR演算で実現しても同様
である。
【0008】今、複素情報シンボルDi+jDq、複素
拡散コードCi+jCqを考えると、図6で示した拡散
は(Di+jDq)×(Ci+jCq)という演算と等
価である。ここで、Ci+jCqは、1+j、1−j、
−1+j、−1−jのいずれかなので、Ci+jCqを
かけるということは、振幅の変化を無視するとDi+j
Dqというベクトルを、それぞれπ/4、−π/4、3
π/4、−3π/4回転する操作である。したがって、
逆拡散時には、受信したCi+jCqの値が1+j、1
−j、−1+j、−1−jの時に、それぞれは−π/
4、π/4、−3π/4、3π/4回転すれば元に戻
り、逆拡散は完了する。
【0009】ここで、−π/4、π/4、−3π/4、
3π/4のかわりに、すべてにπ/4を足した、0、π
/2、−π/2、πの回転をするものとする。この場
合、逆拡散出力は、本来欲しいベクトルをπ/4回転し
たものとなる。しかし、受信信号はもともと送信側発振
器と受信側発振器との位相非同期性及び伝送路のフェー
ジングによって位相回転を受けており、これを取り除く
ためにフェージング補償部が受信機には備え付けられて
いるので、余分な一定回転を受信信号に加えても、フェ
ージング補償部で取り除くものとすれば問題は全く無
い。
【0010】図7は、従来用いられているマルチシンボ
ルレートCDMA受信機の構成である。
【0011】受信信号は、フィルタ92による帯域制限
後、A/D変換器97−1、97−2によってデジタル
信号とされ、符号発生器によって発生される自局の拡散
コードとダンプ積分を行うことによって逆拡散を行う。
ここで、受信側の同相成分、直交成分をそれぞれ同相成
分用、直交成分用の拡散符号によって逆拡散するだけで
は、両拡散符号間の相互相関によって逆拡散後の信号の
S/Nが劣化するため、図7に示したように同相、直交
それぞれの成分をそれぞれのコードで逆拡散するため
に、逆拡散を計4回行ってる。
【0012】アンテナ90から入力された信号は、アン
プ91で増幅され、バンドパスフィルタ92によって帯
域制限される。このとき、信号はスペクトラム拡散され
ているので、制限する帯域は比較的広帯域となる。信号
は分岐され、それぞれ乗算器93−1、93−2に入力
される。発振器94で生成された周期波は乗算器93−
1に入力される。この周期波と、受信信号は乗算器93
−1で乗算され、搬送波が取り除かれベースバンドの再
生が行われる。この信号をIフェーズの信号と呼ぶ。た
だし、搬送波と全く同位相の周期波を乗算するのは不可
能であるので、この位相のずれに起因する信号の強度の
うねりを生じる。一方、発振器94から出力された周期
波は位相遅延部95でπ/2だけ位相がずらされて、乗
算器93−2に入力される。この乗算器93−2でも搬
送波を取り除き、ベースバンドが再生される処理が行わ
れるが、やはり存在する位相のずれによりうねりを生じ
る。この信号をQフェーズの信号と呼ぶ。ただし、乗算
器93−1に供給される周期波と乗算器93−2に供給
される周期波とは、位相がπ/2だけずれているので、
生じるうねりも位相がπ/2ずれることになる。次に、
乗算器93−1、93−2でそれぞれ再生されたベース
バンド信号は、ローパスフィルタ96−1、96−2を
通過し、A/D変換器97−1、97−2でデジタル信
号に変換される。
【0013】デジタル信号に変換されたIフェーズとQ
フェーズの信号は、逆拡散部98−1〜98ー4におい
て、それぞれ、逆拡散符号Ci、Cqを用いて逆拡散さ
れ、加算器99−1、99−2でQPSK変調された信
号の復調が行われる。そして、復調された複素信号Di
+jDqの実部Di及び虚部Dqがフェージング補償部
100に入力され、フェージングの影響が取り除かれ
る。そして、判定部101で受信信号のシンボル値が判
定され、受信ビット列として出力される。
【0014】この原理を用いたCDMA受信器のブロッ
ク図を、図8に、逆拡散部の構成を図9に示した。
【0015】逆拡散時に用いるセレクタは、受信信号の
同相・直交成分をそのまま、あるいは符号反転させたも
のを入力し、図10(b)に示すようにCi、Cqの値
にしたがって選択する構成となっている。これによっ
て、簡単に位相回転が可能である。この位相回転した受
信信号を加算することで相関値を得ることができる。
【0016】さて、あるベクトルx+jyを0、π/
2、−π/2、π回転すると、それぞれ、次のようにな
る。
【0017】0→x+jy、π/2→−y+jx、−π
/2→y−jx、π→−x−jy すなわち、もとのベクトルの同相、直交成分を交換する
演算と符号を反転することで実現できる。したがって、
複雑な回転演算がセレクタと符号反転器によって実現で
きる。もちろん、回転角度にはπ/4だけではなく、一
般に、±(2n−1)×π/4(nは整数)を足すこと
で、全く同様に実現可能である。以下に、この原理を利
用したCDMA受信機を示す。
【0018】図8は、QPSK拡散を復調するための別
のCDMA受信機の構成図である。
【0019】同図において、図7と同じ構成要素には同
じ参照符号を付してある。なお、このようなCDMA受
信器の詳細は、特願平9−290729号に記載されて
いる。
【0020】アンテナ90で受信された信号は、アンプ
91で増幅され、バンドパスフィルタ92で帯域制限さ
れて、乗算器93−1、93−2に送られる。発振器9
4からは周期波が出力され、乗算器93−1に入力され
ると共に、位相遅延部95でπ/2だけ位相がずれた周
期波が生成されて、乗算器93−2に入力される。
【0021】それぞれ生成されたIフェーズ及びQフェ
ーズの信号は、ローパスフィルタ96−1、96−2、
A/D変換器97−1、97−2を経て、逆拡散部10
2に入力される。逆拡散部102の構成は後述する。逆
拡散部102で逆拡散された信号は、フェージング補償
部100でフェージングの影響が取り除かれ、判定部1
01で信号判定されて受信ビット列として出力される。
【0022】図9は、図8の逆拡散部の概略構成を示し
た図である。
【0023】Iフェーズ及びQフェーズの信号は、A/
D変換器97−1、97−2によってデジタル信号に変
換され、逆拡散部102の符号反転器110−1、11
0−2に入力される。符号反転器110−1、110−
2は、符号・セレクタ制御部113によって制御され、
符号・セレクタ制御部113に入力される逆拡散符号C
i、Cqのパターンにしたがって、入力信号の符号を反
転する。所定のパターンに従って符号反転された信号
は、セレクタ111に入力される。セレクタ111は、
同じく逆拡散符号Ci、Cqのパターンに従って制御さ
れ、IフェーズとQフェーズの信号を切り替えて、それ
ぞれI’、Q’の出力に信号を出力し、ダンプ積分部1
12−1、112−2に入力し、逆拡散を行う。
【0024】図10は、図9の符号・セレクタ制御部が
行う制御のパターンを示す図である。
【0025】同図(a)に示すように、CiとCqの符
号パターンがAに示すものであった場合には、逆拡散す
べき複素信号の位相をπ/2回転する。同様に、符号パ
ターンがBに示すものであった場合には、位相を回転し
ない(位相を0回転させる)。符号パターンがCに示す
ものであった場合には、位相をπ回転させる。符号パタ
ーンがDに示すものであった場合には、位相を−π/2
回転させる。これにより、同図(b)に示すように、符
号Ci、CqのパターンがAの場合には、I’の出力
に、Qフェーズの信号が、Q’の出力に、Iフェーズの
信号の符号を反転したものが出力される。同様に、符号
のパターンがBの場合には、Iフェーズの信号をI’
に、Qフェーズの信号をQ’に出力する。符号のパター
ンがCの場合には、Iフェーズの信号の符号を反転した
ものがI’に、Qフェーズの信号の符号を反転したもの
がQ’に出力される。符号のパターンがDの場合には、
Qフェーズの信号の符号を反転したものをI’に、Iフ
ェーズの信号をQ’に出力する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】デジタル回路で逆拡散
回路を構成する場合、信号の強さを所定ビット幅のデー
タとして授受するため、その所定ビット幅数の信号線が
必要である。また、逆拡散処理においては、ダンプ積分
を行っているので、積算値が大きくなり、その積算値を
表すために、ビット幅を広くする必要が出てくる。とこ
ろが、1つの回路でマルチレート信号の逆拡散を実現し
ているため、レートによっては動作する必要のないビッ
トの符号が変化することにより、無駄に電力を消費して
いる。例えば、拡散率8(=23 )時にはビット拡張回
路からビット選択回路までの13ビット〜15ビットま
でが必要ない。
【0027】本発明の課題は、マルチレート拡散通信に
おいて、レートによって動作する必要のないビットの符
号が変化することによる電力の消費を抑える構成を有す
る受信装置を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
マルチレートのスペクトラム拡散通信の受信装置におい
て、拡散通信のレートに応じて、信号線の内の不要なビ
ット線をLowレベルに固定して、逆拡散変調されたデ
ジタル信号の信号線のビット幅を拡張するビット拡張手
段と、該逆拡散されたデジタル信号を所定チップ数分積
算するダンプ積分手段と、該ビット幅が拡張された信号
線の内、所定のビット線のみを選択し、該ダンプ積分手
段の出力を送出するビット選択手段とを備えることを特
徴とする。
【0029】本発明の第2の側面は、マルチレートのス
ペクトラム拡散通信の受信装置におけるビット拡張回路
であって、入線したビット線を分岐し、複数のビット線
を組み合わせて、拡散通信において可能な各レートに対
応した複数の信号線を構成し、該複数の信号線の中か
ら、現在の拡散通信のレートに適した信号線を選択する
セレクタを備え、拡散通信のレートに応じて、信号線の
内の不要なビット線をLowレベルに固定して、逆拡散
変調されたデジタル信号の信号線のビット幅を拡張する
ことを特徴とする。
【0030】マルチレートのスペクトラム拡散通信の受
信装置において、ダンプ積分の積算値がレートの違いに
より大きく異なってしまう事に対応するために、信号線
のビット幅を広げる必要がある。このとき、信号線のビ
ット幅を必要となる最大のビット幅に広げる構成では、
レートによりビット幅を全部使わない場合があり、不要
なビットが変化することによる電力の無駄な消費を生じ
てしまう。
【0031】本発明によれば、ダンプ積分した結果の積
算値の有効数字をシンボルレート、あるいは、チップレ
ートから見積り、不必要なビットの信号を送信するビッ
ト線をLowレベルに設定するので、算出途中などにお
いて不要なビットが変動することによる電力の消費を抑
えることが出来る。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明においては、ビット拡張の
やり方を符号ビットをレートに無条件に上位に拡張する
のではなく、レートに応じた出力となるように拡張し、
更に必要のないビットをLow固定とすることにより必
要なビットの符号のみを変化させる。
【0033】逆拡散回路においてシンボルレート及びチ
ップレートによらず、必要なビットのみ変化することに
より低消費電力化を図ることが可能となる。
【0034】図1は、本発明によるマルチシンボルレー
ト逆拡散部の一実施形態である。
【0035】ここでは、一例としてA/D変換のビット
数を10ビットとしている。従って、入力ベースバンド
信号の信号線は10ビット幅となる。同図は、入力ベー
スバンド複素信号を2の補数形式で10ビットでオーバ
サンプリングされたタイミングでA/D変換した信号が
入り、逆拡散した後10ビットの逆拡散結果が出力され
る。なお、ここで、信号線とは、信号値のデジタル表現
の少なくとも一部に必要な複数のビット線を1つのまと
まった線として呼称するものである。
【0036】
【表1】
【0037】表1は、図1中のビット拡張回路及びビッ
ト選択回路の動作の一例を説明するための表である。説
明のため、チップレートを1024kHzシンボルレー
トを16、32、64、128、256、512kHz
と可変する場合について説明を行う。まず、入力ベース
バンド信号は、フリップフロップ1によりチップの真ん
中(最も大きな値を示すと考えられる位置)でサンプル
される。フリップフロップ1には、メインクロック信号
MCKが入力されると共に、チップのどの位置の値をサ
ンプルするかを指示する、チップイネーブル信号CCE
が入力される。チップイネーブル信号CCEは、フリッ
プフロップ1が信号をサンプルするタイミングを与える
ものである。そして、サンプルした信号をセレクタ2に
入力すると共に、信号の符号を反転した信号もセレクタ
2に入力する。逆拡散コードCi、またはCqの符号の
パターンに応じて正転または反転した信号を出力するこ
とによりシンボルデータが取り出せる。例えば、逆拡散
符号(コード)が“1”である場合には、この逆拡散符
号を信号に乗算することは、入力信号の正転信号を得る
ことになるので、セレクタ2は、正転信号を選択して出
力する。逆拡散符号が“−1”である場合には、この逆
拡散符号を信号に乗算することは、信号の符号を反転さ
せることになるので、セレクタ2は、反転信号を選択し
て出力する。このようにして、逆拡散を行うことができ
る。
【0038】ここで、表1によれば、最大の拡散率は6
4(=26 )であるため、ビット拡張回路3により、信
号線のビット幅を10ビットから16ビットに拡張する
必要がある。これは、後のダンプ積分により、デジタル
表示すべき数値が大きくなり、信号線のビット幅が10
ビットでは表現しきれなくなるために必要となるもので
ある。拡張のやり方は、拡散率に応じて16ビットのビ
ット幅を有効数字を表すビットとそれ以外のビットに分
け、有効数字を示さないビットは、Lowに固定する。
こうすることによって、余分なビットが変化することに
よる電力の消費を抑えることができる。
【0039】加算回路4、フリップフロップ5、加算回
路6、及びフリップフロップ7によりシンボル毎の累積
加算を実現している。すなわち、加算回路4の出力は、
フリップフロップ5によって保持されるがこれが、クロ
ック信号MCKのタイミングにしたがって、保持値を出
力する。この出力された保持値は、加算回路4にフィー
ドバックされ、次に入力された逆拡散された信号に加算
される。従って、フリップフロップ5には、逆拡散され
た信号が入力される毎に、信号の累積加算値が保持され
ることになる。累積加算された値は、フリップフロップ
5から加算回路6に入力される。フリップフロップ5
は、1つのシンボル分が累積されるタイミングで入力さ
れるシンボルイネーブル信号SCEが入力され、1シン
ボル分の累積加算を行った後は、リセットされて次の1
シンボル分の累積加算を行う。シンボルイネーブル信号
SCEは、同図の逆拡散部を有する受信機が収容される
システムの管理部から通知されるシンボルレートのレー
ト情報に基づいて、タイミング制御部9で生成される。
マルチシンボルレート通信の場合には、このレート情報
を基に、適切なシンボルレートを選択して、シンボルイ
ネーブル信号を生成するようにする。また、タイミング
制御部は、ビット拡張回路3がシンボルレートに基づい
て最も好ましいビット拡張を行うことが出きるように、
ビット線を選択するための選択信号SELを生成する。
ビット拡張回路3の構成及び動作については後述する。
【0040】加算回路6は、1シンボル分の積分値を正
しく得る為に設けられているものである。すなわち、加
算回路4とフリップフロップ5で、1シンボル当たり1
28回の加算を行う場合、128チップ分の積算値がフ
リップフロップ5に入力されたタイミングでフリップフ
ロップ5にリセット信号が印加されてしまう。従って、
フリップフロップ5から出力される積算値は、127チ
ップ分の積算値の次のタイミングでは、“0”すなわ
ち、リセットされた値となってしまう。つまり、128
チップ分の積算値を正しく求めることができない。そこ
で、フリップフロップ5から127チップ分の積算値が
出力された時に、128チップ目の値をビット拡張回路
3の出力からバイパスして、加算回路6で、127チッ
プ分の積算値と128番目のチップの値とを加算してい
る。このようにすることによって、リセットタイミング
を複雑に制御しなくても、1シンボル分(今の例では、
128チップ分)の積算値が得られる。この1シンボル
分の積算値は、フリップフロップ7に印加され、1シン
ボル分の積算値が加算回路6から出力されるタイミング
で保持される。そして、この積算値は、ビット選択回路
8に入力され、16ビットにビット拡張されていたビッ
ト線から、有効数字を示すビット線のみを取り出して、
10ビット幅の信号線として出力する。同図の構成は、
フリップフロップ5のリセットタイミングが1シンボル
分の積算値が加算回路4から入力されるタイミングと一
致してしまうために必要となるものであるが、リセット
タイミングを適当に設定することにより、加算回路6、
フリップフロップ7を使用しない構成としても良い。
【0041】本実施形態のビット拡張のやり方は、表1
にも示されているように、レートに無条件にビットを上
位に拡張するのではなく、レートに応じて必要でないビ
ットはLow固定とする。例えば、拡散率が8(=
3 )の時には、0ビット〜2ビットをLowとし、A
/D変換後の0ビット〜8ビットは3ビット〜11ビッ
トとして使用し、符号ビットの9ビットを12ビット〜
15ビットとして使用する。そして加算回路4、フリッ
プフロップ5、加算回路6、及びフリップフロップ7に
よりシンボル毎の累積加算を実現している。ビット選択
回路8では、レートによらず常に6ビット〜15ビット
を選択する。
【0042】なお、ビット拡張後のビット幅は必ずしも
16ビットである必要はなく、必要に応じて必要なだけ
ビット拡張すれば良い。また、A/D変換された後の入
力信号も10ビットである必要はない。同図のビット幅
は、一例に過ぎず、実際に構成される装置の仕様に従っ
て、適当なビット幅を設定すべきものである。
【0043】図2は、本実施形態のビット拡張回路構成
及び動作を説明する図である。
【0044】同図(a)において、10ビット幅で入力
されたデジタル信号は、ビット拡張回路に入力される
と、9番のビット線は、そのまま、3つに分岐され、ビ
ット拡張後の13〜15番のビットとして使用される。
一方、0番〜8番のビット線は、シンボルレートに併せ
た有効数字を表示できるように13ビット幅に拡張され
て、セレクタに入力される。例えば、セレクタの端子A
には、0番〜8番までのビット線はそのままで、9番の
ビット線が4分岐され、これら0番〜8番のビット線と
束ねられて接続される。同様に、端子Bには、0番〜8
番のビット線と3分岐された9番のビット線、及び、L
owに設定された1本のビット線が束ねられて接続され
ている。ここで、Lowに設定されたビット線は13本
のビット線の内、LSB(Least Significant Bit )
に設定されている。同様に、端子、C、D、Eにも順
次、9番のビット線と0番〜8番のビット線及びLow
に設定されたビット線が束ねられて接続される。この場
合にも、Lowに設定されたビット線は、LSBから順
次高いビット数へ向かって増やされている。このように
して、拡張されたビット線は、セレクタに入力される3
ビットのセレクタ信号SELによって選択され、0番〜
12番までの13ビット幅の信号として出力される。そ
して、9番のビット線を3分岐して得られた13番〜1
5番のビット線と束ねられて、合計16ビット幅の信号
線としてビット拡張される。
【0045】同図(b)は、セレクタ信号SELの値に
よってどの端子A〜Eがどのように選択されるかという
様子の一例を示した図である。
【0046】同図に示されるように、セレクタ信号SE
Lの値は、シンボルレートに対応しており、最もシンボ
ルレートの低い場合(16ksps)の場合は、Low
に設定された信号線を含まない端子Aが選択される。ま
た、最もシンボルレートの高い(256ksps)の場
合は、Lowに設定された信号線の数が最も多い端子E
を選択している。これは、シンボルレートが大きくなる
ほど1シンボルに含まれるチップの数が少なくなる、す
なわち、拡散率が小さくなるので、1シンボル分の逆拡
散値を累積加算するダンプ積分において、累積加算値が
それほど大きくならず、有効数字が小さいままに保たれ
るので、必要なビット数も少なくて良いという見識に基
づいている。
【0047】なお、セレクタ信号SELは前述の通り、
タイミング制御部で生成されるが、例えば、同図(b)
のようなテーブルをタイミング制御部が記憶しておき、
レート情報を取得した時に、このテーブルを参照してセ
レクタ信号SELを出力するように構成する。
【0048】図3は、シンボルレートだけではなくチッ
プレートも可変にした本発明によるマルチチップ/マル
チシンボルレート逆拡散部の実施形態である。
【0049】表2は、本実施形態によるビット拡張及び
ビット選択の一例である。なお、同図において、図1と
同じ構成要素には同じ参照符号を付してある。
【0050】
【表2】
【0051】ここでは、説明のためチップレート102
4、2048、4096、8192、16384kcp
sシンボルレートを16、32、64、128、25
6、512kspsと可変にする場合について説明を行
う。また、同表においては、チップレートが可変で、シ
ンボルレートが固定の場合も示している。すなわち、シ
ンボルレートが64kspsで固定の場合、同表を横に
見ることにより、チップレートが1024、2048、
4096、8192、16384kcpsと変化する場
合のビット拡張及びビット選択の仕方が読み取れる。
【0052】フリップフロップ1には、A/D変換した
10ビット(必ずしも10ビットに限らない)のベース
バンド信号が入り、フリップフロップ1はチップの真ん
中でサンプルする。フリップフロップ1は、タイミング
制御部10から供給されるチップイネーブル信号CCE
に従ってサンプリングを行う。本実施形態においては、
チップレートが可変であるため、タイミング制御部10
は、レート情報としてチップレートに関する情報を得、
これに基づいてチップイネーブル信号CCEをフリップ
フロップ1に入力する。そして、セレクタ2において、
図1で説明した処理を行うことにより、逆拡散符号の符
号の値(“1”または“−1”)に応じてデータを正転
または反転すれば、シンボルデータが取り出せる。ここ
で、最大の拡散率は1024(=210)であるため、ビ
ット拡張回路11により10ビットから20ビットに拡
張する(最大拡散率に基づいて適宜ビット拡張の幅を設
定すべきものであって、必ずしも20ビットには限らな
い)。拡張のやり方は、レートに無条件に上位に拡張す
るのではなく、レートに応じて必要でないビットはLo
w固定とする。例えば、拡散率が128(=27 )の時
には、0ビット〜2ビットをLowとし、A/D変換後
の0ビット〜8ビットは3ビット〜11ビットとして使
用し、符号ビットの9ビットを12ビット〜19ビット
として使用する。ビット拡張回路11の構成はビット線
の数が多い他は図2で説明したものと同様である。そし
て、加算回路4、フリップフロップ5、加算回路6、及
びフリップフロップ7によりシンボル毎の累積加算を実
現している。ビット選択回路8では、レートによらず常
に10ビット〜19ビットを選択する。
【0053】次に、図8に示した構成の場合に本発明を
適用した実施形態について説明する。
【0054】図4は、本発明のマルチシンボルレート逆
拡散部の別の実施形態である。
【0055】本実施形態においてもビット拡張とビット
選択の仕方は表1に示されるものと同様である。フリッ
プフロップ40−1、40−2には、A/D変換された
後のIフェーズのベースバンド信号IとQフェーズのベ
ースバンド信号Qとがそれぞれ入力される。これらの入
力信号は、一般にA/D変換の際にオーバサンプリング
されており、フリップフロップ40−1、40−2は、
チップレートのクロック信号CCEの入力によりオーバ
サンプリングされた信号値の中から、チップレートと同
じ速度で信号値を保持する。フリップフロップ40−
1、40−2に保持された信号値は、正転信号と反転信
号として、それぞれセレクタ41に入力される。セレク
タ41は図8の逆拡散部102に対応し、複素逆拡散符
号Ci、Cqが入力され、図9及び図10で説明した処
理を施すことにより、QPSK変調された複素信号の逆
拡散を行う。
【0056】逆拡散された信号は、ビット拡張回路42
−1、42−2に入力される。ビット拡張回路42−
1、42−2には、タイミング制御部48からセレクタ
信号SELが入力され、シンボルレートに応じたビット
拡張を行う指示が出される。ビット拡張回路42−1、
42−2でビット拡張されたビット線は、加算回路43
−1、43−2、フリップフロップ44−1、44−
2、加算回路45−1、45−2、及びフリップフロッ
プ46−1、46−2によって構成されるダンプ積分回
路に入力される。加算回路45−1、45−2が設けら
れているのは、図1で説明したように、フリップフロッ
プ44−1、44−2に1シンボル分の積算値が入力さ
れるタイミングでリセット信号が入力されてしまうの
で、最後の1チップ分の値を他のチップの積算値と加算
するためである。そして、フリップフロップ46−1、
46−2には、1シンボル分の積算値が保持され、ビッ
ト選択回路47−1、47−2に入力される。
【0057】前述したように、本実施形態では、ビット
選択回路47−1、47−2では、同図における16ビ
ットの内、予め定められた部分の10ビットのみを選択
して出力するようにする。タイミング制御部48は、前
述の通り、レート情報を取得したら、そのレート情報か
らシンボルレートを得て、シンボルイネーブル信号SC
Eとして出力する。フリップフロップ44−1、44−
2及びフリップフロップ46−1、46−2は、このシ
ンボルイネーブル信号SCEを、リセット信号RES及
びイネーブル信号CEとして使用する。また、フリップ
フロップ40−1、40−2、44−1、44−2、4
6−1、46ー2は、それぞれ、A/D変換器のサンプ
リングレートと同じタイミングを示すメインクロック信
号MCKによって動作される。
【0058】図5は、本発明のマルチチップ/マルチシ
ンボルレート逆拡散部の別の実施形態である。
【0059】同図において、図4と同じ構成要素は同じ
参照符号を付している。
【0060】本実施形態においても、ビット拡張とビッ
ト選択の仕方は表2に示したものと同様である。
【0061】不図示のA/D変換器によってサンプリン
グされたベースバンド信号I及びQは、タイミング制御
部50がレート情報に基づいて生成するチップイネーブ
ル信号CCEにより駆動されるフリップフロップ40−
1、40−2に保持される。フリップフロップ40−
1、40−2で保持された信号値は、正転信号と反転信
号がセレクタ41に入力され、逆拡散符号Ci、Cqに
よって逆拡散される。逆拡散の方法は、図9、図10で
説明したものと同様である。逆拡散された信号は、ビッ
ト拡張回路42’−1、42’−2に入力され、ビット
線の数が増やされる。ビット線の増やし方は、図2で説
明したものと同様であって、相違点は、ビット拡張後の
ビット幅が20ビットになっていることである。これ
は、シンボルレートのみではなく、チップレートも可変
であるため、ダンプ積分において有効数字を表現するの
に必要なビット数が大きく異なると予想されるからであ
る。実際の回路は、図2の構成を、表2に基づいて手直
しすることによって行う。どのように手直しをするか
は、当業者によれば容易に想到されるであろう。
【0062】逆拡散された信号は、加算回路43−1、
43−2、フリップフロップ44−1、44−2、加算
回路45−1、45−2、及びフリップフロップ46−
1、46−2からなるダンプ積分回路で1シンボル分、
ダンプ積分される。加算回路が2段に設けられているの
は、前述したように、フリップフロップ44−1、44
−2に印加されるリセット信号のタイミングの関係で、
1シンボルに含まれるチップの内、最後のチップの信号
値を積算値に正しく組み込むためである。フリップフロ
ップ46−1、46−2は、シンボルレートと同じタイ
ミングで供給されるシンボルイネーブル信号SCEによ
って駆動され、1シンボル分のダンプ積分値を保持す
る。この積分値はビット選択部47−1、47−2に送
られ、表2に示されるように、所定のビット線を選択す
ることによって、有効数字のみを欠落することなく、ビ
ット幅を減少する。本実施形態の場合には、シンボルレ
ートのみならず、チップレートも可変であるので、タイ
ミング制御部50は、レート情報を取得すると、シンボ
ルイネーブル信号SCEと共に、チップイネーブル信号
CCEを生成し、各フリップフロップに供給すると共
に、セレクタ信号SELを生成して、ビット拡張回路4
2’−1、42’−2に受信しようとする信号のシンボ
ルレート及びチップレートに適したビット拡張を行うよ
うに指示する。なお、各フリップフロップに供給される
メインクロック信号MCKは、サンプリングレートに等
しいタイミングを供給するクロック信号である。
【0063】上記実施形態においては、特定のシンボル
レート、及びチップレートを仮定してビット拡張及びビ
ット選択の方法を説明したが、本発明は、表1や表2に
限定されるものではなく、任意のシンボルレート及びチ
ップレートに対し適用され、本発明を利用する当業者に
よって、適宜最適な回路構成が採用されるべきものであ
る。
【0064】
【発明の効果】マルチレート拡散通信の受信装置におい
て、シンボルレート及びチップレートによらず、必要な
ビットのみ信号値を変化することにより低消費電力化を
図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマルチシンボルレート逆拡散部の
一実施形態を示す図である。
【図2】本実施形態のビット拡張回路構成及び動作を説
明する図である。
【図3】本発明によるマルチチップ/マルチシンボルレ
ート逆拡散部の実施形態を示す図である。
【図4】本発明のマルチシンボルレート逆拡散部の別の
実施形態を示す図である。
【図5】本発明のマルチチップ/マルチシンボルレート
逆拡散部の別の実施形態を示す図である。
【図6】直接拡散変調方式の一方式であるQPSK変調
方式について説明する図である。
【図7】従来用いられているマルチシンボルレートCD
MA受信機の構成を示す図である。
【図8】QPSK拡散を復調するための別のCDMA受
信機の構成図である。
【図9】図8の逆拡散部の概略構成を示した図である。
【図10】図9の符号・セレクタ制御部が行う制御のパ
ターンを示す図である。
【符号の説明】
1、5、7、40−1、40−2、44−1、44−
2、46−1、46−2 フリップフロップ 2、41 セレクタ 3、11、42−1、42−2、42’−1、42’−
2 ビット拡張回路 4、6、43−1、43−2、45−1、45−2
加算回路 8、47−1、47−2 ビット選択回路 9、10、48、50 タイミング制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 徳郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 川口 紀幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 浜田 一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE31

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マルチレートのスペクトラム拡散通信の受
    信装置において、 拡散通信のレートに応じて、信号線の内の不要なビット
    線をLowレベルに固定して、逆拡散変調されたデジタ
    ル信号の信号線のビット幅を拡張するビット拡張手段
    と、 該逆拡散されたデジタル信号を所定チップ数分積算する
    ダンプ積分手段と、 該ビット幅が拡張された信号線の内、所定のビット線の
    みを選択し、該ダンプ積分手段の出力を送出するビット
    選択手段と、を備えることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記マルチレート拡散通信は、シンボルレ
    ートが可変であることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】前記マルチレート拡散通信は、チップレー
    トが可変であることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】前記ビット拡張手段は、前記ダンプ積分手
    段で得られる積算値の有効数字を表現するのに不必要な
    数のビット線をLowレベルに設定することを特徴とす
    る請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記ダンプ積分手段は、1シンボルに含ま
    れるチップ数分積算を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】前記ビット拡張手段は、入線したビット線
    を分岐し、複数のビット線を組み合わせて、拡散通信に
    おいて可能な各レートに対応した複数の信号線を構成
    し、該複数の信号線の中から、現在の拡散通信のレート
    に適した信号線を選択するセレクタ手段を備えることを
    特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記セレクタ手段に、現在の拡散通信のレ
    ートに適した信号線を選択させる信号を生成する制御手
    段を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】マルチレートのスペクトラム拡散通信の受
    信装置におけるビット拡張回路であって、 入線したビット線を分岐し、複数のビット線を組み合わ
    せて、拡散通信において可能な各レートに対応した複数
    の信号線を構成し、該複数の信号線の中から、現在の拡
    散通信のレートに適した信号線を選択するセレクタを備
    え、 拡散通信のレートに応じて、信号線の内の不要なビット
    線をLowレベルに固定して、逆拡散変調されたデジタ
    ル信号の信号線のビット幅を拡張することを特徴とする
    ビット拡張回路。
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