JP2000151347A - 表面実装型弾性表面波フィルタ - Google Patents

表面実装型弾性表面波フィルタ

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JP2000151347A
JP2000151347A JP10316150A JP31615098A JP2000151347A JP 2000151347 A JP2000151347 A JP 2000151347A JP 10316150 A JP10316150 A JP 10316150A JP 31615098 A JP31615098 A JP 31615098A JP 2000151347 A JP2000151347 A JP 2000151347A
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JP
Japan
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acoustic wave
surface acoustic
wave chip
cap
chip
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Pending
Application number
JP10316150A
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English (en)
Inventor
Kazunari Kikuchi
一成 菊地
Satoshi Wakamori
聡 若森
Kiyoma Kondo
清磨 近藤
Seiichi Ogawa
誠一 小川
Takashi Shiba
芝  隆司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Media Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性表面波チップの電極パターン表面への樹
脂、及び溶剤による染み込みを阻止し、電気的特性の劣
化を防止することが出来る表面実装型弾性表面波フィル
タを提供する。 【解決手段】 Auバンプ2により弾性表面波チップ1
と平板セラミック基板3を電気的に接続し、樹脂層5を
弾性表面波チップ1に塗布する前の状態で、この弾性表
面波チップ1に厚さ20μmの薄い内キャップ6を被せ
るようにする。すると上から樹脂層5を塗布した場合
に、弾性表面波チップ1の電極パターン表面への樹脂、
または樹脂の溶剤による染み込みを抑えることができ、
電気的特性の劣化を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面波フィルタに係
り、特に表面実装型弾性表面波フィルタの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】VHF、UHFの周波数範囲内で使用さ
れる回路として、従来の容量素子、抵抗素子やインダク
タンスの集中回路素子を組み合わせた回路に代わり、弾
性表面波を利用したフィルタが開発されている。この弾
性表面波フィルタは、動作特性が安定していること、小
型に出来ること、急峻な遮断特性が得られること等か
ら、携帯電話に代表される各種通信機器等に使用されて
いる。
【0003】従来の弾性表面波フィルタにおいては、弾
性表面波チップとケース(外装キャップ)を電気的に導
通させるため、両者をワイヤにより接続していたが、そ
のためには弾性表面波チップとケースの間に適当な空間
を保持させなくてはならず、全体の小型化には限界があ
った。そこで、さらなる小型化を実現するため、バンプ
による表面実装型弾性表面波フィルタの開発が進められ
た。箱型または平板セラミックを用い、電極パターンを
形成した弾性表面波チップの裏面とケース蓋、または外
装キャップ内面の間に樹脂層を介在させた表面実装構造
の弾性表面波フィルタが、特開平8−307196号公
報により提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平8−307
196号公報に示される表面実装型の弾性表面波フィル
タは、バンプ技術を用い、箱型または平板セラミックを
使用し、電極パターンを形成した弾性表面波チップの裏
面とケース蓋、または外装キャップ内面の間に樹脂層を
介在させることで、耐振動性、耐熱衝撃性が図られてい
る。
【0005】しかし、このバンプによる実装構造では、
箱型セラミックを使用した場合、全体のサイズが大きく
なり、コストも平板セラミックに比べて高くなる。ま
た、箱型や平板セラミックを使用したバンプによる実装
構造では、電極パターンを形成する弾性表面波チップの
裏面に樹脂を塗布する際、樹脂及び溶剤が弾性表面波フ
ィルタの電極パターン表面に滲み込む可能性があり、電
気的特性が劣化する場合がある。
【0006】本発明の目的は、このような弾性表面波チ
ップの電極パターン表面への樹脂及び溶剤による滲み込
みを阻止し、電気的特性の劣化を防止することが出来る
表面実装型弾性表面波フィルタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段は、圧電性基板の表面に電極パターンを
設けた弾性表面波チップと、弾性表面波チップの電極パ
ターンと接続する導電性パターンを有し、電極パターン
との間に隙間をもって導電性バンプにより弾性表面波チ
ップと電気的に接続する平板セラミック基板と、開口端
を平板セラミック基板と接合することにより弾性表面波
チップを内側に収容する外装キャップと、弾性表面波チ
ップの裏面及び端面と外装キャップとの間に介在され、
弾性表面波チップを外装キャップ内に固定すると共に、
平板セラミック基板の周辺部と外装キャップの開口端と
の接合部を外装キャップの内側から固定する接着性を有
する樹脂層とを備え、弾性表面波チップと樹脂層の間に
内キャップを配置したことを特徴とするものである。
【0008】また上記目的を達成するために、第2の手
段は、第1の手段において、内キャップの開口端を外側
に曲げて形成したことを特徴とするものである。
【0009】また上記目的を達成するために、第3の手
段は、第1の手段において、内キャップの開口端を内側
に曲げて形成したことを特徴とするものである。
【0010】また上記目的を達成するために、第4の手
段は、第1ないし3の何れかの手段において、内キャッ
プを金属材で構成したことを特徴とするものである。
【0011】上述したように本発明では、バンプにより
平板セラミック基板に固定された弾性表面波チップの上
に内キャップを被せることで、その上から塗布する樹脂
の弾性表面波チップの電極パターン表面への滲み込みを
抑えるようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
に係る表面実装型弾性表面波フィルタの構成図である。
【0013】本弾性表面波フィルタは、圧電性基板の表
面に電極パターンを設けた弾性表面波チップ1と、弾性
表面波チップ1の電極パターンと接続する導電性パター
ンを有し、電極パターンとの間に隙間をもって導電性バ
ンプ(Auバンプ)2により弾性表面波チップ1と電気
的に接続する平板セラミック基板3と、開口端を平板セ
ラミック基板3と接合することにより弾性表面波チップ
1を内側に収容する外装キャップ4と、弾性表面波チッ
プ1の裏面及び端面と外装キャップ4との間に介在され
(弾性表面波チップ1の電極パターンの表面を覆わない
ように弾性表面波チップ1と外装キャップ4の間に介在
され)、弾性表面波チップ1を外装キャップ4内に固定
すると共に、平板セラミック基板3の周辺部と外装キャ
ップ4の開口端との接合部を外装キャップ4の内側から
固定する接着性を有する樹脂層5とを備え、さらに弾性
表面波チップ1と樹脂層5の間に厚さ約20μmの金属
製の内キャップ6を有している。
【0014】弾性表面波チップ1には、Yカットタンタ
ル酸リチウム(LiTaO3 )36°が用いられる。
【0015】このように、Auバンプ2により弾性表面
波チップ1と平板セラミック基板3を電気的に接続し、
樹脂層5を弾性表面波チップ1に塗布する前の状態で、
この弾性表面波チップ1に厚さ20μmの薄い内キャッ
プ6を被せるようにする。すると上から樹脂層5を塗布
した場合に、弾性表面波チップ1の電極パターン表面へ
の樹脂、または樹脂の溶剤による染み込みを抑えること
ができ、電気的特性の劣化を防ぐことができる。
【0016】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
表面実装型弾性表面波フィルタの構成図である。全体構
造は、図1に示す第1の実施の形態と同じである。本実
施形態では、内キャップ6の開口端部6aを外側に曲げ
て形成したものである。
【0017】図3は、本発明の第3の実施の形態に係る
表面実装型弾性表面波フィルタの構成図である。全体構
造は、図1に示す第1の実施の形態と同じである。本実
施形態では、内キャップ6の開口端部6aを内側に曲げ
て形成したものである。
【0018】内キャップ6の開口端部6aは図1に示す
ように垂直であってもよいが、図2、図3のように外側
あるいは内側に向いていても差し支えない。なお、内キ
ャップ6は必ずしも金属製でなくてもよいが、金属製に
することにより電気的特性の向上を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ンプによりセラミック基板に固定された弾性表面波チッ
プの上に内キャップを被せることで、その上から塗布す
る樹脂による弾性表面波チップの電極パターン表面への
染み込みを抑えることができ、チップとケース(外装キ
ャップ)の十分な接着力を保ちながら、電気的特性の劣
化を防ぐことができる。また、平板セラミック基板を使
用することで、構造が容易で作業性が良いためにコスト
低減に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表面実装型弾
性表面波フィルタの構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る表面実装型弾
性表面波フィルタの構成図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る表面実装型弾
性表面波フィルタの構成図である。
【符号の説明】
1 弾性表面波チップ 2 Auバンプ 3 平板セラミック基板 4 外装キャップ 5 樹脂層 6 内キャップ 6a 内キャップ6の開口端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 清磨 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 (72)発明者 小川 誠一 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 (72)発明者 芝 隆司 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 Fターム(参考) 5J097 AA25 AA34 GG03 HA04 JJ03 JJ09 JJ10 KK10 5J108 BB01 CC04 EE03 GG03 GG08 GG15 GG16 KK04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電性基板の表面に電極パターンを設け
    た弾性表面波チップと、弾性表面波チップの電極パター
    ンと接続する導電性パターンを有し、電極パターンとの
    間に隙間をもって導電性バンプにより弾性表面波チップ
    と電気的に接続する平板セラミック基板と、 開口端を平板セラミック基板と接合することにより弾性
    表面波チップを内側に収容する外装キャップと、 弾性表面波チップの裏面及び端面と外装キャップとの間
    に介在され、弾性表面波チップを外装キャップ内に固定
    すると共に、平板セラミック基板の周辺部と外装キャッ
    プの開口端との接合部を外装キャップの内側から固定す
    る接着性を有する樹脂層とを備え、 弾性表面波チップと樹脂層の間に内キャップを配置した
    ことを特徴とする表面実装型弾性表面波フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、内キャップの開
    口端を外側に曲げて形成したことを特徴とする表面実装
    型弾性表面波フィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、内キャップの開
    口端を内側に曲げて形成したことを特徴とする表面実装
    型弾性表面波フィルタ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れか記載におい
    て、内キャップを金属材で構成したことを特徴とする表
    面実装型弾性表面波フィルタ。
JP10316150A 1998-11-06 1998-11-06 表面実装型弾性表面波フィルタ Pending JP2000151347A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04150405A (ja) * 1990-10-12 1992-05-22 Oki Electric Ind Co Ltd 表面弾性波フィルタ及びその製造方法
JPH0817853A (ja) * 1994-06-27 1996-01-19 Nec Corp 半導体装置及びその製造方法
WO1997002596A1 (fr) * 1995-06-30 1997-01-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Composant electronique et son procede de fabrication

Patent Citations (3)

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