JP2000150625A - 基板支持装置及びそれを備えた熱処理装置 - Google Patents

基板支持装置及びそれを備えた熱処理装置

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JP2000150625A
JP2000150625A JP10324797A JP32479798A JP2000150625A JP 2000150625 A JP2000150625 A JP 2000150625A JP 10324797 A JP10324797 A JP 10324797A JP 32479798 A JP32479798 A JP 32479798A JP 2000150625 A JP2000150625 A JP 2000150625A
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supporting
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heat treatment
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JP10324797A
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English (en)
Inventor
Joichi Nishimura
讓一 西村
Masami Otani
正美 大谷
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様な処理に容易に対応し得る基板支持
装置を提供する。 【解決手段】 基板Wの周縁部を支持する支持部SPと
この支持部SPに支持された基板Wの端縁をガイドする
ガイド部GPとを有する支持部材110を3本備えた周
縁部支持機構11と、基板Wの一方側の面内において、
周縁部支持機構11の支持位置よりも内側の支持位置を
支持する支持部材120を3本備えた面内支持機構12
とを備える。制御部Cは周縁部支持機構11を昇降させ
る昇降駆動機構13Aと面内支持機構12を昇降させる
昇降駆動機構13Bのうちのいずれか一方を選択的に駆
動して、周縁部支持機構11と面内支持機構12とのう
ちのいずれか1つの支持機構11または12を選択して
基板Wの支持に用いるように各支持機構11、12を選
択的に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示器用のガラス基板、フォトマスク用のガラス基
板、光ディスク用の基板などの基板を支持する基板支持
装置とその基板支持装置を備えた加熱処理装置や冷却処
理装置などの熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板に対してレジスト塗布処理や現像処
理などの薬液処理を施す基板処理においては、薬液処理
の前後に基板を加熱処理装置で加熱したり、加熱後の基
板を冷却処理装置で常温に冷却したりする熱処理が実行
される。
【0003】このような熱処理を実行する加熱処理装置
や冷却処理装置などの熱処理装置は、ヒーターなどの加
熱手段を内蔵した加熱プレートや、ペルチェ素子などの
冷却手段を内蔵した冷却プレートなどの熱処理プレート
を処理室内に備え、この熱処理プレートの上面に基板を
支持した状態で基板を加熱または冷却する構成となって
いる。
【0004】この熱処理装置に対する基板の搬入搬出
は、基板を搬送する基板搬送機構が搬送アームを用いて
行うが、基板搬送機構の搬送アームと熱処理装置内の熱
処理プレートとの間で基板の受け渡しを直接行うことが
難しい。そのため、この種の熱処理装置には、基板搬送
機構の搬送アームと熱処理装置内の熱処理プレートとの
間で基板を受け渡すために基板を一時的に支持する基板
支持装置を備えている。
【0005】熱処理装置に備えられた従来の基板支持装
置は、基板を支持する支持機構と、この支持機構と熱処
理プレートとを相対的に昇降させる昇降駆動機構とを備
えて構成されている。支持機構としては、従来、予め決
められたサイズの基板の周縁部を支持する支持部とこの
支持部に支持された前記サイズの基板の端縁をガイドす
るガイド部とを有する支持部材を備えた、いわゆるエッ
ジホールドタイプの支持機構が備えられている。
【0006】この基板支持装置によれば、熱処理プレー
トに対して支持部材を上昇させて、熱処理プレートの上
方に支持部材を突出させた状態で、熱処理前の基板を搬
入してきた基板搬送機構の搬送アームから支持部材にそ
の基板が引き渡されて支持部材に熱処理前の基板が支持
される。そして、熱処理プレートに対して支持部材を下
降させて、支持部材に支持された熱処理前の基板が熱処
理プレートの上面に引き渡され、その基板に熱処理が施
される。また、熱処理を終了すると、熱処理プレートに
対して支持部材を上昇させて、熱処理を終えた基板を支
持部材で支持して熱処理プレートの上方に持ち上げ、そ
の状態で、基板搬送機構の搬送アームによって支持部材
に支持された熱処理済の基板が受け取られて装置外に搬
出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱処理装置に備えた基板支持装置は、エッジホールドタ
イプの支持機構を1つ(1種類)しか備えていないの
で、以下のような不都合を招いている。
【0008】通常は、基板の周縁部のレジストは除去さ
れており、そのように周縁部のレジストが除去された基
板のみが熱処理装置に搬入されていたが、最近、基板を
有効利用するために基板の周縁部までパターンを形成し
たいという要望があり、そのため、周縁部のレジストを
除去していない基板が熱処理装置に搬入されることがあ
る。エッジホールドタイプの支持機構は、基板の周縁部
付近を支持するので、周縁部のレジストを除去していな
い基板をこの支持機構(支持部材)で支持すると、周縁
部のレジストが支持部材と接触して基板からレジストが
剥離し、支持部材にレジストが付着する。そして、この
レジストが乾燥してパーティクルになり支持部材にパー
ティクルが付着した状態となる。その結果、支持部材を
介してパーティクルが他の基板に転移して基板を2次汚
染したり、処理に悪影響を与えたりするなどの不都合が
起こっている。
【0009】また、エッジホールドタイプの支持機構
は、予め決められたサイズの基板を支持するように構成
されており、他のサイズの基板の支持に用いることがで
きない。例えば、300mmの半導体ウエハを支持するた
めのエッジホールドタイプの支持機構では、それよりも
小さい8インチ(200mm)の半導体ウエハを支持する
ことができない。そのため、従来の熱処理装置には、サ
イズの異なる基板を混在させて熱処理装置で熱処理する
ことができないという不都合もあった。例えば、半導体
ウエハのサイズは8インチから300mmに移行しつつあ
り、両方のサイズの半導体ウエハを1つの熱処理装置で
熱処理したいという要望があるが、従来の熱処理装置で
は、そのような要望を実現することができない。
【0010】上述のように、従来の熱処理装置では、処
理の多様化に対応することが難しく、多種多様な処理を
行うためには、基板の種類などに応じて熱処理装置を交
換しなければならないなどコスト高や作業量の増大など
の不都合を招いている。
【0011】また、上述したような問題は、熱処理装置
に備えた基板支持装置に限らず、例えば、複数の基板搬
送機構の間で基板の受け渡しを行う際に用いられる基板
受け渡し部に備えた基板支持装置などにも同様に起こり
得る。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、多種多様な処理に容易に対応し得る基
板支持装置及びそれを備えた熱処理装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板を支持する支持手段
を複数有するとともに、前記複数の支持手段のうちのい
ずれか1つの支持手段を選択して基板の支持に用いるよ
うに前記各支持手段を選択的に切り替え可能に構成した
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板支持装置において、前記複数の支持手段に
は、基板の周縁部を支持する支持部とこの支持部に支持
された基板の端縁をガイドするガイド部とを有する支持
部材を備えた周縁部支持手段と、基板の一方側の面内に
おいて、前記周縁部支持手段の支持位置よりも内側の支
持位置を支持する支持部材を備えた面内支持手段と、を
含んでいることを特徴とするものである。
【0015】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板支持装置において、前記複数の支持手段に
は、所定の第1のサイズの基板の周縁部を支持する支持
部とこの支持部に支持された前記第1のサイズの基板の
端縁をガイドするガイド部とを有する支持部材を備えた
第1の周縁部支持手段と、前記第1のサイズと異なる第
2のサイズの基板の周縁部を支持する支持部とこの支持
部に支持された前記第2のサイズの基板の端縁をガイド
するガイド部とを有する支持部材を備えた第2の周縁部
支持手段と、を含んでいることを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板支持装置において、前記複数の支持手段に
は、所定の第1のサイズの基板の周縁部を支持する支持
部とこの支持部に支持された前記第1のサイズの基板の
端縁をガイドするガイド部とを有する支持部材を備えた
第1の周縁部支持手段と、前記第1のサイズと異なる第
2のサイズの基板の周縁部を支持する支持部とこの支持
部に支持された前記第2のサイズの基板の端縁をガイド
するガイド部とを有する支持部材を備えた第2の周縁部
支持手段と、基板の一方側の面内において、前記第1、
第2の周縁部支持手段の支持位置よりも内側の支持位置
を支持する支持部材を備えた面内支持手段と、を含んで
いることを特徴とするものである。
【0017】請求項5に記載の発明は、上記請求項1な
いし4のいずれかに記載の基板支持装置において、待機
状態と基板の支持に用いる動作状態とで切り替える駆動
手段を、前記複数の支持手段ごとに個別に有するととも
に、前記複数の駆動手段のうちのいずれか1つの駆動手
段を選択して駆動する制御手段を備えたことを特徴とす
るものである。
【0018】請求項6に記載の発明は、基板に熱処理を
施す熱処理装置であって、上記請求項1ないし4のいず
れかに記載の基板支持装置と、加熱手段または冷却手段
のうち少なくとも一方を有し、上面に支持した基板を熱
処理する熱処理プレートと、前記基板支持装置に備えら
れた支持手段と前記熱処理プレートとを相対的に昇降さ
せる駆動手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0019】請求項7に記載の発明は、基板に熱処理を
施す熱処理装置であって、上記請求項5に記載の基板支
持装置と、加熱手段または冷却手段のうち少なくとも一
方を有し、上面に支持した基板を熱処理する熱処理プレ
ートと、を備え、前記複数の支持手段ごとに個別に設け
られ、待機状態と基板の支持に用いる動作状態とで切り
替える駆動手段は、前記各支持手段と前記熱処理プレー
トとを相対的に昇降させるものであることを特徴とする
ものである。
【0020】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、複数の支持手
段を有し、これら複数の支持手段のうちのいずれか1つ
の支持手段を選択して基板の支持に用いるように各支持
手段を選択的に切り替える。これにより、支持対象の基
板に応じて、支持手段を使い分けて、基板に対して最適
な支持手段を用いて基板を支持することができる。
【0021】複数の支持手段としては、例えば、以下の
請求項2ないし4に記載の発明に列記した支持手段を備
える。
【0022】すなわち、まず、請求項2に記載の発明で
は、複数の支持手段として、基板の周縁部を支持する支
持部とこの支持部に支持された基板の端縁をガイドする
ガイド部とを有する支持部材を備えた周縁部支持手段
と、基板の一方側の面内において、上記周縁部支持手段
の支持位置よりも内側の支持位置を支持する支持部材を
備えた面内支持手段とを含める。
【0023】これにより、例えば、周縁部のレジストが
除去されている基板と周縁部のレジストが除去されてい
ない基板とが混在して与えられ、これら各種の基板を支
持する必要がある場合に、周縁部のレジストが除去され
ている基板は周縁部支持手段を用いて支持し、周縁部の
レジストが除去されていない基板は面内支持手段を用い
て支持するように基板の種類に応じて各支持手段を使い
分けて各種の基板を支持することができる。
【0024】周縁部支持手段は、支持部材に設けられた
支持部に基板の周縁部を支持し、この支持部に支持され
た基板の端縁を支持部材に設けられたガイド部でガイド
するので、位置ズレを起こさずに基板を支持することが
でき、周縁部のレジストが除去されている基板を好適に
支持することができる。一方で、面内支持手段は、基板
の一方側の面内において、周縁部支持手段の支持位置よ
りも内側の、レジストが塗布されていない支持位置を支
持部材で支持するので、周縁部のレジストが除去されて
いない基板を支持しても、この面内支持手段に備えた支
持部材にレジストが付着することを防止できる。なお、
面内支持手段が支持する基板の一方側の面は、レジスト
が塗布されていない側の面(基板の裏面)である。
【0025】また、請求項3に記載の発明では、複数の
支持手段として、所定の第1のサイズの基板の周縁部を
支持する支持部とこの支持部に支持された第1のサイズ
の基板の端縁をガイドするガイド部とを有する支持部材
を備えた第1の周縁部支持手段と、第1のサイズと異な
る第2のサイズの基板の周縁部を支持する支持部とこの
支持部に支持された第2のサイズの基板の端縁をガイド
するガイド部とを有する支持部材を備えた第2の周縁部
支持手段とを含める。
【0026】これにより、例えば、サイズの異なる基板
が混在して与えられ、これら各サイズの基板を支持する
必要がある場合に、各サイズに応じた周縁部支持手段を
使い分けて各サイズの基板を支持することができる。
【0027】なお、請求項3に記載の発明では、少なく
とも2種類のサイズの基板を支持できる2種類の周縁部
支持手段を備えていればよいが、3種類以上のサイズの
基板が混在して与えられ、これら3種類以上の各サイズ
の基板を支持する必要がある場合には、基板のサイズの
種類数に応じた数の周縁部支持手段を備えればよい。こ
れについては、次の請求項4に記載の発明でも同様であ
る。
【0028】また、請求項4に記載の発明では、複数の
支持手段として、所定の第1のサイズの基板の周縁部を
支持する支持部とこの支持部に支持された第1のサイズ
の基板の端縁をガイドするガイド部とを有する支持部材
を備えた第1の周縁部支持手段と、第1のサイズと異な
る第2のサイズの基板の周縁部を支持する支持部とこの
支持部に支持された第2のサイズの基板の端縁をガイド
するガイド部とを有する支持部材を備えた第2の周縁部
支持手段と、基板の一方側の面内において、上記第1、
第2の周縁部支持手段の支持位置よりも内側の支持位置
を支持する支持部材を備えた面内支持手段とを含める。
【0029】これにより、例えば、サイズの異なる基板
が混在して与えられるとともに、各サイズの基板につい
ても周縁部のレジストが除去されている基板と周縁部の
レジストが除去されていない基板とが存在する場合で
も、各種各サイズの基板に応じて最適な支持手段を使い
分けて基板を支持することができる。
【0030】例えば、周縁部のレジストが除去されてい
る基板であれば、請求項3に記載の発明と同様に、その
基板のサイズに応じた周縁部支持手段を使い分けて各サ
イズの基板を支持することができる。また、周縁部のレ
ジストが除去されていない基板であれば、例えば、基板
のサイズにかかわらず、面内支持手段を用いてその基板
を支持することができる。なお、例えば、第1のサイズ
が第2のサイズよりも大きい場合、第2の周縁部支持手
段は、第1のサイズの基板に対して、その基板の一方側
の面内において、第1の周縁部支持手段の支持位置より
も内側の支持位置を支持する面内支持手段として機能す
る。従って、第1のサイズが第2のサイズよりも大きい
場合には、周縁部のレジストが除去されていない第1の
サイズの基板は第2の周縁部支持手段で支持し、周縁部
のレジストが除去されていない第2のサイズの基板は面
内支持手段で支持するように各支持手段を使い分けるこ
ともできる。第1のサイズが第2のサイズよりも小さい
場合は、逆に、周縁部のレジストが除去されていない第
2のサイズの基板は第1の周縁部支持手段で支持し、周
縁部のレジストが除去されていない第1のサイズの基板
は面内支持手段で支持する。
【0031】請求項5に記載の発明によれば、制御手段
は、複数の支持手段ごとに個別に備えた、待機状態と基
板の支持に用いる動作状態とで切り替える各駆動手段の
うちのいずれか1つの駆動手段を選択して駆動し、複数
の支持手段のうちのいずれか1つの支持手段を選択して
基板の支持に用いるように各支持手段を選択的に切り替
える。
【0032】請求項6に記載の発明は、基板に熱処理を
施す熱処理装置に、上記請求項1ないし4のいずれかに
記載の基板支持装置を備えて、複数の支持手段のうちの
いずれか1つの支持手段を選択して基板の支持に用いる
ように各支持手段を選択的に切り替え、支持対象の基板
に応じて、支持手段を使い分けて、基板に対して最適な
支持手段を用いて基板を支持する。そして、駆動手段に
よってその支持手段と熱処理プレートとを相対的に昇降
させて、熱処理装置に対する基板の搬入搬出を行う基板
搬送機構の搬送アームと熱処理プレートとの間の基板の
受け渡しを行う。
【0033】請求項7に記載の発明によれば、基板に熱
処理を施す熱処理装置に、上記請求項5に記載の基板支
持装置を備えて、複数の支持手段のうちのいずれか1つ
の支持手段を選択して基板の支持に用いるように各支持
手段を選択的に切り替え、支持対象の基板に応じて、支
持手段を使い分けて基板に対して最適な支持手段を用い
て基板を支持する。そして、駆動手段によってその支持
手段と熱処理プレートとを相対的に昇降させて、熱処理
装置に対する基板の搬入搬出を行う基板搬送機構の搬送
アームと熱処理プレートとの間の基板の受け渡しを行
う。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施例に係る
基板支持装置を備えた第1の熱処理装置の全体構成を示
す一部省略正面図であり、図2は第1の熱処理装置の平
断面図である。
【0035】この第1の熱処理装置は、基板Wを上面に
支持して熱処理する熱処理プレート1や、第1実施例に
係る基板支持装置10を備えている。
【0036】なお、熱処理装置には、基板Wを加熱する
加熱処理装置と基板Wを冷却する冷却装置とがあるが、
加熱処理装置にはヒーターなどの加熱手段を内蔵した加
熱プレート(熱処理プレート1)が搭載され、冷却処理
装置にはペルチェ素子などの冷却手段を内蔵した冷却プ
レート(熱処理プレート1)が搭載されていること以
外、全体的な構成は略同じである。従って、以下では、
加熱処理装置と冷却処理装置を総称して熱処理装置と
し、加熱プレートと冷却プレートとを総称して熱処理プ
レート1として説明する。
【0037】熱処理プレート1は、ハウジング2によっ
て形成された処理室3内に配設されている。通常、熱処
理プレート1の上面には、3個以上の球体状のプロキシ
ミティボール4が、熱処理プレート1の上面より微小量
だけ突出させた状態で配設され、基板Wはこれらプロキ
シミティボール4に載置支持され、熱処理プレート1の
上面からプロキシミティギャップと呼ばれる微小間隔を
隔てた状態で、熱処理(加熱処理や冷却処理)が施され
る。なお、プロキシミティボール4が省略されて、基板
Wが熱処理プレート1の上面に直接接触して支持された
状態で熱処理が施されることもある。
【0038】ハウジング2の1つの側壁には、処理室3
に対する基板Wの搬入搬出に用いられる開口5が形成さ
れ、この開口5を開閉するシャッター6も設けられてい
る。
【0039】次に、本発明の要部である基板支持装置1
0の構成を説明する。この第1実施例に係る基板支持装
置10は、周縁部支持手段に相当するエッジホールドタ
イプの周縁部支持機構11と、面内支持手段に相当する
面内支持機構12との2種類の支持機構(支持手段)を
備えている。また、周縁部支持機構11を昇降駆動して
周縁部支持機構11を待機状態と基板Wの支持に用いる
動作状態とで切り替える駆動手段に相当する第1の昇降
駆動機構13Aと、面内支持機構12を昇降駆動して面
内支持機構12を待機状態と基板Wの支持に用いる動作
状態とで切り替える駆動手段に相当する第2の昇降駆動
機構13Bとを個別に備えて、周縁部支持機構11と面
内支持機構12との複数の支持機構11、12のうちの
いずれか1つの支持機構11または12を選択して基板
Wの支持に用いるように各支持機構11、12を選択的
に切り替え可能に構成されている。
【0040】周縁部支持機構11は、図1ないし図3に
示すように、基板Wの周縁部WOを支持する支持部SP
とこの支持部SPに支持された基板Wの端縁WEの外側
に位置して基板Wの水平移動を規制してガイドするガイ
ド部GPとを有する支持部材110を3本以上(図では
3本)備えて構成されている。これら支持部材110
は、熱処理プレート1に設けられた貫通孔1aに昇降可
能に遊嵌され、その基端部が支持アーム14Aに立設支
持されている。なお、各支持部材110は、基板Wをバ
ランスよく支持できるように基板Wの周縁部WOに沿っ
て等間隔に配置されている。
【0041】面内支持機構12は、図1ないし図3に示
すように、基板Wの一方側の面(図1および図3(a)
の下面である基板Wの裏面)内において、周縁部支持機
構11の支持位置よりも内側の支持位置を支持する支持
部材120を3本以上(図では3本)備えて構成されて
いる。これら支持部材120は、熱処理プレート1に設
けられた貫通孔1aに昇降可能に遊嵌され、その基端部
が支持アーム14Bに立設支持されている。なお、各支
持部材120は、基板Wをバランスよく支持できるよう
に基板Wの周縁部WOと相似する円周に沿って等間隔に
配置されている。
【0042】第1、第2の昇降駆動機構13A、13B
は、例えば、エアシリンダなどで構成されている。第1
の昇降駆動機構13Aを駆動、すなわち、エアシリンダ
13Aのロッド13Aaを縮小・伸長させることで、支
持アーム14Aを介して、周縁部支持機構11を構成す
る各支持部材110を、熱処理プレート1に対して同期
して上昇・下降させることができる。また、第2の昇降
駆動機構13Bを駆動、すなわち、エアシリンダ13B
のロッド13Baを縮小・伸長させることで、支持アー
ム14Bを介して、面内支持機構12を構成する各支持
部材120を、熱処理プレート1に対して同期して上昇
・下降させることができる。
【0043】第1、第2の昇降駆動機構13A、13B
の駆動制御は、制御部Cによって行われる。制御部C
は、第1、第2の昇降駆動機構13A、13Bのうちの
いずれか1つの昇降駆動機構13Aまたは13Bを選択
して駆動し、周縁部支持機構11と面内支持機構12と
のうちのいずれか1つの支持機構11または12を選択
して基板Wの支持に用いるように各支持機構11、12
を選択的に切り替える。
【0044】なお、例えば、図4に示すように、支持ア
ーム14Aは、先端部をリング状にし、中間部を2股に
分け、中間部の2股部分を基端部で結合させてその基端
部にエアシリンダ13Aのロッド13Aaを連結すると
ともに、支持アーム14Bの先端部を、支持アーム14
Aの先端部の中空部よりも小さい円盤状にし、支持アー
ム14Bの中間部及び基端部を支持アーム14Aの中間
部の2股の間に配置させ、支持アーム14Bの基端部に
エアシリンダ13Bのロッド13Baを連結すれば、支
持アーム14A、14Bは互いに干渉せずに、周縁部支
持機構11(支持部材110)と面内支持機構12(支
持部材120)とを個別に昇降させることができる。
【0045】また、この実施例では、周縁部支持機構1
1(各支持部材110)、面内支持機構12(各支持部
材120)ともに、下降された状態を待機状態とし、そ
の待機状態から上昇された状態を動作状態としている。
周縁部支持機構11(各支持部材110)は、図1に示
すように、下降された待機状態において、熱処理プレー
ト1の上面から各支持部材110の先端部が若干突出さ
れ、熱処理中の基板Wの水平方向への位置ズレを防止す
るようにしている。一方、面内支持機構12(各支持部
材120)は、図1に示すように、下降された待機状態
において、基板Wの熱処理の邪魔にならないように、各
支持部材120の先端部が熱処理プレート1内に収容さ
れる。
【0046】制御部Cは、第1、第2の昇降駆動機構1
3A、13Bの駆動制御の他にも、熱処理プレート1内
の加熱手段や冷却手段を駆動制御して熱処理プレート1
の温度制御を行ったり、シャッター6の開閉制御を行っ
たりするなど、装置全体を統括的に制御する。
【0047】次に、上記構成を有する実施例装置の動作
を説明する。シャッター6が開かれた状態で、図示しな
い基板搬送機構が熱処理前の基板Wを保持した搬送アー
ム(図示せず)をハウジング2の外から前進させて開口
5を介して処理室3内に進入させる。そして、搬送アー
ムに保持された基板Wが、熱処理プレート1の上方の所
定の搬入位置に位置されると、制御部Cは、周縁部支持
機構11または面内支持機構12のうちのいずれか一方
の支持機構11または12を選択して第1、第2の昇降
駆動機構13A、13Bのうちのいずれか一方の昇降駆
動機構13Aまたは13Bを駆動して、周縁部支持機構
11を構成する各支持部材110または面内支持機構1
2を構成する各支持部材120を上昇させる。
【0048】各支持部材110または120の上昇が停
止され、各支持部材110または120の先端が搬送ア
ームに保持された熱処理前の基板Wの若干下方に位置す
ると、基板搬送機構は搬送アームを所定量下降させ、そ
の下降途中で、搬送アームに保持する基板Wを各支持部
材110または120に引き渡す。基板Wを各支持部材
110または120に引き渡すと、基板搬送機構は搬送
アームを後退させて処理室3から搬送アームを退出させ
る。
【0049】搬送アームが処理室3から退出されると、
制御部Cは、シャッター6を閉じるとともに、昇降駆動
機構13Aまたは13Bを駆動して、搬送アームから受
け取った熱処理前の基板Wを支持している各支持部材1
10または120を下降させ、その下降途中で、その基
板Wをプロキシミティボール4(または、熱処理プレー
ト1の上面)に引き渡し、待機状態になる。
【0050】熱処理前の基板Wが、プロキシミティボー
ル4に(または、熱処理プレート1の上面に直接)載置
支持されると、その基板Wに熱処理が施される。
【0051】熱処理が終了すると、制御部Cは、周縁部
支持機構11または面内支持機構12のうちのいずれか
一方の支持機構11または12を選択して第1、第2の
昇降駆動機構13A、13Bのうちのいずれか一方の昇
降駆動機構13Aまたは13Bを駆動して、周縁部支持
機構11を構成する各支持部材110または面内支持機
構12を構成する各支持部材120を上昇させ、この上
昇途中で、熱処理済の基板Wが各支持部材110または
120に支持されて、熱処理プレート1の上方に持ち上
げられる。
【0052】そして、シャッター6が開かれ、基板搬送
機構が基板Wを保持していない空の搬送アームを開口5
を介して処理室3内に進入させ、熱処理プレート1の上
方において、各支持部材110または120に支持され
た熱処理済の基板Wの若干下方の搬出位置に搬送アーム
を位置させる。この状態で、基板搬送機構は搬送アーム
を所定量上昇させ、その上昇途中で、各支持部材110
または120に支持されている熱処理済の基板Wを搬送
アームで受け取る。熱処理済の基板Wを搬送アームに受
け取ると、基板搬送機構は、搬送アームを後退させて処
理室3から退出させ、熱処理済の基板Wを熱処理装置か
ら搬出する。一方、搬送アームが処理室3から退出され
ると、制御部Cは、昇降駆動機構13Aまたは13Bを
駆動して、各支持部材110または120を下降させて
待機状態に戻す。
【0053】この第1実施例に係る基板支持装置10及
びそれを備えた第1の熱処理装置によれば、周縁部のレ
ジストが除去されている基板Wと周縁部のレジストが除
去されていない基板Wとが混在して搬入される場合に効
果が得られる。
【0054】すなわち、周縁部のレジストが除去されて
いる基板Wを支持する場合には、周縁部支持機構11を
用い、一方、周縁部のレジストが除去されていない基板
Wを支持する場合には、面内支持機構12を用いるよう
に、各支持機構11、12を使い分けて、上記動作を行
うことができる。
【0055】周縁部のレジストが除去されている基板W
は、周縁部支持機構11(各支持部材110)によって
周縁部付近が支持されても、レジストが支持部材110
に付着することがない。一方、周縁部のレジストが除去
されていない基板Wは、面内支持機構12(各支持部材
120)によって基板Wの下面(レジストが塗布されて
いない裏面)を支持することで、レジストが支持部材1
20に付着することがない。従って、周縁部のレジスト
が除去されている基板Wと周縁部のレジストが除去され
ていない基板Wとが混在して搬入されても、支持機構1
1、12の各支持部材110、120にレジストが付着
することがなく、周縁部のレジストが除去されている基
板Wと周縁部のレジストが除去されていない基板Wとが
混在して搬入される場合に起こっていた従来の問題を解
消することができる。
【0056】また、周縁部支持機構11(各支持部材1
10)によって基板Wを支持すると、上述した熱処理装
置における動作において、各支持部材110によって基
板Wが支持された状態で各支持部材110を昇降させて
も、ガイド部GPによって基板Wの端縁WEがガイドさ
れ水平移動が規制されているので、上記昇降中に基板W
が水平移動して位置ズレすることもない。
【0057】一方、面内支持機構12(各支持部材12
0)によって基板Wを支持した場合、基板Wは各支持部
材120の先端に載置支持されているだけであるので、
上述した熱処理装置における動作において、各支持部材
120によって基板Wが支持された状態で各支持部材1
20を昇降させると、その昇降中に基板Wが水平移動し
て位置ズレする可能性もある。
【0058】すなわち、各支持部材120によって基板
Wが支持された状態で各支持部材120を熱処理プレー
ト1の上方から下降させる場合、各支持部材120によ
って支持された基板Wの下面と熱処理プレート1の上面
との間の空気がスムーズに排出されずその空気がエアク
ションとして働き、基板Wが各支持部材120の上で横
滑りして位置ズレが起きる可能性がある。一方、各支持
部材120を上昇させて熱処理プレート1の上面から基
板Wを持ち上げる際、最初の段階では、基板Wの下面と
熱処理プレート1の上面との間に空気が流入し難く、基
板Wは熱処理プレート1の上面側に引っ張られる応力を
受ける。この状態で基板Wが強制的に上昇されると、基
板Wの下面と熱処理プレート1の上面との間に多量の空
気が急激に流入し、基板Wに付与されていた上記応力が
消滅し、基板Wはその反作用によって各支持部材120
から上方に浮き上がり、これに伴って基板Wが水平移動
して位置ズレが起きる可能性もある。
【0059】しかしながら、上述した熱処理装置におけ
る動作において、各支持部材120によって基板Wが支
持された状態で各支持部材120を昇降させる場合に、
各支持部材120の昇降を比較的低速で行うと、上述し
た基板Wの位置ズレを抑制することができる。
【0060】また、各支持部材120による基板Wの支
持位置を、レジストが付着しない範囲でなるべく基板W
の周縁部寄りの位置を各支持部材12の支持位置にする
ことでも上述した基板Wの位置ズレを抑制することがで
きる。このような支持位置を各支持部材120で支持す
ることで、各支持部材120によって支持された基板W
は、基板Wの自重で中心部が下方にたわむ。その結果、
各支持部材120によって支持された基板Wの周縁部
は、基板Wの中心部よりも高くなり、上述した熱処理装
置における動作において、各支持部材120によって基
板Wが支持された状態で各支持部材120を昇降させる
場合に、基板Wの下面と熱処理プレート1の上面との間
に対する基板Wの周縁部からの空気の排出や流入がスム
ーズに行われ、上述した基板Wの位置ズレを抑制するこ
とができる。なお、本願出願人の実験の結果、半導体ウ
エハのような円形基板Wの場合、基板Wの中心から基板
Wの半径方向に、基板Wの半径の2/3以上の距離隔て
た位置を各支持部材12の支持位置にすることで上述し
た基板Wの位置ズレを抑制することが確認された。
【0061】その他、各支持部材120の先端部に真空
吸着孔を設け、各支持部材120によって基板Wが支持
されると、基板Wの下面の支持位置を各支持部材120
で真空吸着すれば、上述した基板Wの位置ズレをより確
実に防止することができる。
【0062】なお、上述した基板Wの位置ズレ防止の技
術は、後述する実施例でも必要に応じて適用できる。
【0063】次に、本発明の第2実施例に係る基板支持
装置及びそれを備えた第2の熱処理装置の構成を図5、
図6を参照して説明する。図5は本発明の第2実施例に
係る基板支持装置を備えた第2の熱処理装置の全体構成
を示す一部省略正面図であり、図6は第2の熱処理装置
の平断面図である。
【0064】この第2実施例に係る基板支持装置20
は、第1のサイズの基板W(W1)、例えば、300mm
の半導体ウエハW1を支持するための第1の周縁部支持
手段に相当するエッジホールドタイプの第1の周縁部支
持機構21と、上記第1のサイズと異なる第2のサイズ
の基板W(W2)、例えば、8インチ(200mm)の半
導体ウエハW2を支持するための第2の周縁部支持手段
に相当するエッジホールドタイプの第2の周縁部支持機
構22との2種類の支持機構(支持手段)を備えてい
る。
【0065】第1、第2の周縁部支持機構21、22
は、上述した第1実施例で説明した周縁部支持機構11
と同様の構成であるので、共通する部分は第1実施例と
同一符号を付してその詳述を省略する。なお、図5、図
6では、便宜上、第1の周縁部支持機構21を構成する
3本以上(図では3本)の支持部材の符号を210、第
2の周縁部支持機構22を構成する3本以上(図では3
本)の支持部材の符号を220としている。
【0066】そして、この第2実施例では、第1の昇降
駆動機構13Aによって支持アーム14Aを介して第1
の周縁部支持機構21(各支持部材210)を昇降駆動
し、第2の昇降駆動機構13Bによって支持アーム14
Bを介して第2の周縁部支持機構22(各支持部材22
0)を昇降駆動するようにしている。
【0067】サイズが大きい方の基板W(W1)を支持
する第1の周縁部支持機構21(各支持部材210)
は、第1実施例の周縁部支持機構11と同様に、下降さ
れた待機状態において、熱処理プレート1の上面から各
支持部材210の先端部が若干突出され、熱処理中の基
板Wの水平方向への位置ズレを防止するようにしている
(図5参照)。一方、サイズが小さい方の基板W(W
2)を支持する第2の周縁部支持機構22(各支持部材
220)は、図5に示すように、下降された待機状態に
おいて、サイズが大きい方の基板W(W1)を熱処理す
る際に邪魔にならないように、各支持部材210の先端
部を熱処理プレート1内に収容させている。なお、本実
施例では、基板搬送機構との基板Wの受け渡し高さを、
第1の周縁部支持機構21(各支持部材210)及び第
2の周縁部支持機構22(各支持部材220)ともに同
じ高さで行うようにするために、第2の周縁部支持機構
22(各支持部材220)の昇降のストロークを第1の
周縁部支持機構21(各支持部材210)の昇降のスト
ロークよりも若干大きくしている(図5参照)。
【0068】第2実施例に係る基板支持装置20のその
他の構成は第1実施例に係る基板支持装置10と同様で
あり、第2の熱処理装置の構成も上述した第1の熱処理
装置と同様であるので、共通する部分は同一符号を付し
て重複する説明は省略する。
【0069】この第2実施例に係る基板支持装置20及
び第2の熱処理装置によれば、サイズの異なる基板Wが
搬入されても、第1、第2の周縁部支持機構21、22
を使い分けて、いずれか一方の周縁部支持機構21また
は22を用いて、上述した第1実施例に係る基板支持装
置10及び第1の熱処理装置で説明した動作、すなわ
ち、熱処理プレート1の上方で搬送アームから熱処理前
の基板Wを受け取って支持し、熱処理プレート1の上面
に引き渡す動作や、熱処理を終えた基板Wを支持して熱
処理プレート1の上方に持ち上げ、熱処理済の基板Wを
搬送アームに引き渡す動作を行うことができる。従っ
て、サイズの異なる基板Wを混在させた熱処理を容易に
行うことができる。
【0070】また、第1、第2の周縁部支持機構21、
22(各支持部材210、220)によって基板Wを支
持すると、上述した熱処理装置における動作において、
各支持部材210、220によって基板Wが支持された
状態で各支持部材210、220を昇降させても、ガイ
ド部GPによって各サイズの基板Wの端縁がガイドされ
水平移動が規制されているので、いずれのサイズの基板
Wであっても上記昇降中に基板Wが水平移動して位置ズ
レすることもない。
【0071】なお、上記第2実施例に係る基板支持装置
20及び第2の熱処理装置では、2種類のサイズの基板
Wの支持に対応させたが、3種類以上のサイズの基板W
をそれぞれ支持可能な3つ以上の周縁部支持機構を設け
れば、3種類以上のサイズの基板Wの支持にも対応する
ことができる。これについては、後述する実施例でも必
要に応じて適用することができる。
【0072】また、例えば、図7に示すように、小さい
方のサイズ(第2のサイズ)の基板W(W2)を搬入搬
出する基板搬送機構の搬送アームAM2が、平面視で、
第1の周縁部支持機構21の各支持部材210及び第2
の周縁部支持機構22の各支持部材220に干渉しない
場合には、以下のように構成することもできる。
【0073】すなわち、図8に示すように、第1の周縁
部支持機構21の各支持部材210の先端の高さよりも
第2の周縁部支持機構22の各支持部材220の先端の
高さを充分に低くして第1の周縁部支持機構21の各支
持部材210及び第2の周縁部支持機構22の各支持部
材220を支持アーム14に立設支持させておき、これ
ら第1の周縁部支持機構21(各支持部材210)と第
2の周縁部支持機構22(各支持部材220)とを1つ
の昇降駆動機構13で同期して昇降させる。一方で、基
板搬送機構では、第1の周縁部支持機構21(各支持部
材210)に対する基板Wの受け渡しの際の搬送アーム
(第1のサイズの基板W(W1)を搬送する搬送アー
ム)の搬入搬出位置の高さと、第2の周縁部支持機構2
2(各支持部材220)に対する基板Wの受け渡しの際
の搬送アーム(AM2)の搬入搬出位置の高さとを変え
て、第1の周縁部支持機構21(各支持部材210)と
第2の周縁部支持機構22(各支持部材220)とが上
昇されたときの第1の周縁部支持機構21(各支持部材
210)の上昇時の高さと、第2の周縁部支持機構22
(各支持部材220)の上昇時の高さとに応じて設定す
る。
【0074】なお、基板搬送機構の搬送アームAM2が
第2の周縁部支持機構の各支持部材220との間で小さ
いサイズの基板W(W2)の受け渡しを行う場合に、搬
送アームAM2自体は第1の周縁部支持機構21の各支
持部材210に干渉することなく第2の周縁部支持機構
22の各支持部材220との基板受渡し位置にまで進入
することができるが、搬送アームAM2に支持された基
板W(W2)は第1の周縁部支持機構21のいずれかの
支持部材210に干渉するという場合がある。その場合
には、搬送アームAM2によって搬送される小さいサイ
ズの基板W(W2)が第1の周縁部支持機構21の各支
持部材210に干渉するのを避けるため、小さいサイズ
の基板W(W2)が各支持部材210の先端部よりも高
い位置において第2の周縁部支持機構22の各支持部材
220の上方位置への進入もしくは各支持部材220の
上方位置から後退するように搬送アームAM2を動作さ
せてもよい。
【0075】このように構成すれば、第1の周縁部支持
機構21(各支持部材210)と第2の周縁部支持機構
22(各支持部材220)とを同期して昇降させても、
図8に示すように、上昇された状態で第1の周縁部支持
機構21(各支持部材210)よりも下方に位置してい
る第2の周縁部支持機構22(各支持部材220)と干
渉することなく、第1の周縁部支持機構21(各支持部
材210)と搬送アームとの間で大きいサイズの基板W
(W1)の受け渡しが行える。また、図7、図8に示す
ように、搬送アームAM2および小さいサイズの基板W
(W2)は第1の周縁部支持機構21(各支持部材21
0)及び第2の周縁部支持機構22(各支持部材22
0)と干渉しないので、第1の周縁部支持機構21(各
支持部材210)と干渉することなく、第2の周縁部支
持機構22(各支持部材220)と搬送アームAM2と
の間で小さいサイズの基板W(W2)の受け渡しが行え
る。このように構成すれば、第1の周縁部支持機構21
(各支持部材210)と第2の周縁部支持機構22(各
支持部材220)とを昇降させるための昇降駆動機構1
3(駆動手段)を1つにすることができる。
【0076】次に、本発明の第3実施例に係る基板支持
装置及びそれを備えた第3の熱処理装置の構成を図9、
図10を参照して説明する。図9は本発明の第3実施例
に係る基板支持装置を備えた第3の熱処理装置の全体構
成を示す一部省略正面図であり、図10は第3の熱処理
装置の平断面図である。
【0077】この第3実施例に係る基板支持装置30
は、上記第2実施例と同様の第1のサイズの基板Wを支
持するための第1の周縁部支持機構21及び上記第1の
サイズと異なる第2のサイズの基板Wを支持するための
第2の周縁部支持機構22に加えて、上記第1実施例の
面内支持機構12と同様の構成を有する面内支持機構2
3の合計3種類の支持機構(支持手段)を備えている。
【0078】第1、第2の周縁部支持機構21、22
は、上述した第2実施例で説明した第1、第2の周縁部
支持機構21、22と同様の構成であるので、共通する
部分は第2実施例と同一符号を付してその詳述を省略す
る。
【0079】第3実施例の面内支持機構23は、図9、
図10に示すように、基板Wの一方側の面(図9の下面
である基板Wの裏面)内において、第1、第2の周縁部
支持機構21、22の支持位置よりも内側の支持位置を
支持する支持部材230を3本以上(図では3本)備え
て構成されている。これら支持部材230は、熱処理プ
レート1に設けられた貫通孔1aに昇降可能に遊嵌さ
れ、その基端部が支持アーム14Cに立設支持されてい
る。なお、各支持部材230は、基板Wをバランスよく
支持できるように基板Wの周縁部と相似する円周に沿っ
て等間隔に配置されている。
【0080】この第3実施例では、それぞれエアシリン
ダなどで構成される3つの昇降駆動機構13A、13
B、13Cを備えている。そして、第1の昇降駆動機構
13Aによって支持アーム14Aを介して第1の周縁部
支持機構21(各支持部材210)を昇降駆動し、第2
の昇降駆動機構13Bによって支持アーム14Bを介し
て第2の周縁部支持機構22(各支持部材220)を昇
降駆動し、第3の昇降駆動機構13Cによって支持アー
ム14Cを介して面内支持機構23(各支持部材23
0)を昇降駆動するようにしている。なお、図9中の符
号13Caは、第3の昇降駆動機構13Cであるエアシ
リンダのロッドを示している。
【0081】各昇降駆動機構13A、13B、13Cの
駆動制御は制御部Cにより行われる。制御部Cは各昇降
駆動機構13A、13B、13Cのうちのいずれか1つ
を選択して駆動し、3つの支持機構21〜23のうちの
いずれか1つを選択的に切り替えて基板Wの支持に用い
る。
【0082】なお、各支持アーム14A、14B、14
Cを、例えば、図11に示すように構成すれば、支持ア
ーム14A、14B、14Cは互いに干渉せずに、第1
の周縁部支持機構21(各支持部材210)と第2の周
縁部支持機構22(各支持部材220)と面内支持機構
23(各支持部材230)とを個別に昇降させることが
できる。
【0083】第3実施例に係る基板支持装置30のその
他の構成は第1、第2実施例に係る基板支持装置10、
20と同様であり、第3の熱処理装置の構成も上述した
第1、第2の熱処理装置と同様であるので、共通する部
分は同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0084】この第3実施例に係る基板支持装置30及
び第3の熱処理装置によれば、サイズの異なる基板Wが
搬入されても、上記第2実施例に係る基板支持装置20
及び第2の熱処理装置と同様に、第1、第2の周縁部支
持機構21、22を使い分けて、いずれか一方の周縁部
支持機構21または22を用いて、熱処理プレート1の
上方で搬送アームから熱処理前の基板Wを受け取って支
持し、熱処理プレート1の上面に引き渡す動作や、熱処
理を終えた基板Wを支持して熱処理プレート1の上方に
持ち上げ、熱処理済の基板Wを搬送アームに引き渡す動
作を行うことができる。
【0085】また、それに加えて、周縁部のレジストが
除去されている基板Wと周縁部のレジストが除去されて
いない基板Wとが混在して搬入された場合にも対応する
ことができる。
【0086】すなわち、周縁部のレジストが除去されて
いる基板Wであれば、上述したように、その基板Wのサ
イズに応じた周縁部支持機構21または22を使い分け
て各サイズの基板Wを支持する。また、周縁部のレジス
トが除去されていない基板Wであれば、例えば、基板W
のサイズにかかわらず、面内支持機構23を用いてその
基板Wを支持することで、上記第1実施例に係る基板支
持装置10及び第1の熱処理装置と同様の効果が得られ
る。
【0087】なお、図9、図10に示すように、この第
3実施例に係る基板支持装置30及び第3の熱処理装置
では、第1のサイズが第2のサイズよりも大きいので、
第2の周縁部支持機構22は、第1のサイズの基板W1
に対して、その基板W1の一方側の面(裏面)内におい
て、第1の周縁部支持機構21の支持位置よりも内側の
支持位置を支持する面内支持機構として機能させること
ができる。従って、周縁部のレジストが除去されていな
い第1のサイズの基板W1は第2の周縁部支持機構22
で支持し、周縁部のレジストが除去されていない第2の
サイズの基板W2は面内支持機構23で支持するように
各支持機構22、23を使い分けることもできる。な
お、第1のサイズの基板W1の裏面を第2の周縁部支持
機構22で支持する場合は、第1のサイズの基板W1の
裏面を面内支持機構23で支持しする場合よりも、熱処
理プレート1の上方における基板搬送機構の搬送アーム
との間での基板W1の受け渡しの際の高さが若干高くな
る。従って、第1のサイズの基板W1の裏面を第2の周
縁部支持機構22で支持する場合は、基板搬送機構の搬
送アームの搬入搬出位置の高さを若干上方にずらせるこ
とになる。
【0088】以上のように、この第3実施例に係る基板
支持装置30及び第3の熱処理装置によれば、サイズの
異なる基板Wが混在して搬入されるとともに、各サイズ
の基板Wについても周縁部のレジストが除去されている
基板Wと周縁部のレジストが除去されていない基板Wと
が存在する場合でも、各種各サイズの基板Wに応じて最
適な支持機構21、22、23を使い分けて基板Wを支
持することができ、多種多様な処理に容易に対応するこ
とができる。
【0089】なお、上記説明では、本発明に係る基板支
持装置を熱処理装置に適用する場合を例にしたが、本発
明に係る基板支持装置は基板受け渡し部や熱処理装置以
外の基板処理装置などにも適用することができる。
【0090】例えば、基板受け渡し部は、ある基板搬送
機構の搬送アームから別の基板搬送機構の搬送アームへ
の基板Wの受け渡しに用いられる。すなわち、ある基板
搬送機構が搬送アームに保持した基板Wを、基板受け渡
し部に備えた支持機構(支持部材)に一旦支持し、支持
機構(支持部材)に支持されたその基板Wを別の基板搬
送機構が搬送アームで受け取ることで複数の基板搬送機
構の間での基板Wの受け渡しが行われる。従って、受け
渡される基板Wの種類やサイズなどに応じて、その基板
Wに適した支持機構を選択して用いることで多種多様な
基板Wを混在させて基板Wを受け渡すことができる。
【0091】なお、例えば、図12に示すような基板受
け渡し部40の場合、各支持機構(例えば、11、12
や21、22)を構成する各支持部材110、120
(210、220)の高さを変えることで、支持に用い
る支持機構11、12(21、22)を切り替えること
ができる。従って、図12に示すように、例えば、Rを
支点として揺動させるリンク機構50を用いれば、1つ
の駆動機構13で支持に用いる支持機構11、12(2
1、22)を切り替えることができる。
【0092】また、上記説明では、半導体ウエハのよう
な円形基板を支持する場合を例にしたが、液晶表示器用
のガラス基板のような角型基板を支持する場合にも本発
明は同様に適用することができる。
【0093】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、複数の支持手段を有し、これ
ら複数の支持手段のうちのいずれか1つの支持手段を選
択して基板の支持に用いるように各支持手段を選択的に
切り替え可能に構成したので、支持対象の基板に応じ
て、支持手段を使い分けて、基板に対して最適な支持手
段を用いて基板を支持することができる。
【0094】請求項2に記載の発明によれば、複数の支
持手段として、基板の周縁部を支持する支持部とこの支
持部に支持された基板の端縁をガイドするガイド部とを
有する支持部材を備えた周縁部支持手段と、基板の一方
側の面内において、周縁部支持手段の支持位置よりも内
側の支持位置を支持する支持部材を備えた面内支持手段
とを含めたので、例えば、周縁部のレジストが除去され
ている基板と周縁部のレジストが除去されていない基板
とが混在して与えられ、これら各種の基板を支持する必
要がある場合に、周縁部のレジストが除去されている基
板を周縁部支持手段を用いて支持し、周縁部のレジスト
が除去されていない基板を面内支持手段を用いて支持す
るというように基板の種類に応じて各支持手段を使い分
けることができる。
【0095】これにより、周縁部のレジストが除去され
ている基板は周縁部支持手段を用いて周縁部支持手段を
構成する支持部材へのレジストの付着を起こさず、か
つ、位置ズレを起こさずに好適に支持することができ
る。一方、周縁部のレジストが除去されていない基板は
面内支持手段を用いて支持部材にレジストが付着するこ
となく基板を支持することができ、支持部材へのレジス
トの付着に起因する不都合を防止することができる。
【0096】請求項3に記載の発明によれば、複数の支
持手段として、所定の第1のサイズの基板の周縁部を支
持する支持部とこの支持部に支持された第1のサイズの
基板の端縁をガイドするガイド部とを有する支持部材を
備えた第1の周縁部支持手段と、第1のサイズと異なる
第2のサイズの基板の周縁部を支持する支持部とこの支
持部に支持された第2のサイズの基板の端縁をガイドす
るガイド部とを有する支持部材を備えた第2の周縁部支
持手段とを含めたので、例えば、サイズの異なる基板が
混在して与えられ、これら各サイズの基板を支持する必
要がある場合に、各サイズに応じた周縁部支持手段を使
い分けて各サイズの基板を支持することができる。
【0097】請求項4に記載の発明によれば、複数の支
持手段として、所定の第1のサイズの基板の周縁部を支
持する支持部とこの支持部に支持された第1のサイズの
基板の端縁をガイドするガイド部とを有する支持部材を
備えた第1の周縁部支持手段と、第1のサイズと異なる
第2のサイズの基板の周縁部を支持する支持部とこの支
持部に支持された第2のサイズの基板の端縁をガイドす
るガイド部とを有する支持部材を備えた第2の周縁部支
持手段と、基板の一方側の面内において、第1、第2の
周縁部支持手段の支持位置よりも内側の支持位置を支持
する支持部材を備えた面内支持手段とを含めたので、請
求項2に記載の発明と同様に、周縁部のレジストが除去
されているか除去されていないかに応じて最適な支持手
段を使い分けて基板を支持することができ、さらにそれ
に加えて、請求項3に記載の発明と同様に、サイズの異
なる基板が混在していても、各サイズに応じた周縁部支
持手段を使い分けて各サイズの基板を支持することがで
きる。
【0098】請求項5に記載の発明によれば、待機状態
と基板の支持に用いる動作状態とで切り替える駆動手段
を、複数の支持手段ごとに個別に有し、制御手段によっ
てこれら複数の駆動手段のうちのいずれか1つの駆動手
段を選択して駆動するように構成したので、各支持手段
の選択切替えを高精度に、かつ、自動的に行うことがで
きる。
【0099】請求項6に記載の発明によれば、基板に熱
処理を施す熱処理装置に、上記請求項1ないし4のいず
れかに記載の基板支持装置を備えたので、複数の支持手
段のうちのいずれか1つの支持手段を選択して基板の支
持に用いるように各支持手段を選択的に切り替え、支持
対象の基板に応じて、支持手段を使い分けて、基板に対
して最適な支持手段を用いて基板を支持し、熱処理装置
に対する基板の搬入搬出を行う基板搬送機構の搬送アー
ムと熱処理プレートとの間の基板の受け渡しを行うこと
ができる。従って、例えば、周縁部のレジストが除去さ
れている基板と周縁部のレジストが除去されていない基
板とを混在させて熱処理装置で熱処理したり、サイズの
異なる基板を混在させて熱処理装置で熱処理したりする
こともできる。
【0100】請求項7に記載の発明によれば、基板に熱
処理を施す熱処理装置に、上記請求項5に記載の基板支
持装置を備えたので、複数の支持手段のうちのいずれか
1つの支持手段を選択して基板の支持に用いるように各
支持手段を選択的に切り替え、支持対象の基板に応じ
て、支持手段を使い分けて、基板に対して最適な支持手
段を用いて基板を支持し、熱処理装置に対する基板の搬
入搬出を行う基板搬送機構の搬送アームと熱処理プレー
トとの間の基板の受け渡しを行うことができる。従っ
て、例えば、周縁部のレジストが除去されている基板と
周縁部のレジストが除去されていない基板とを混在させ
て熱処理装置で熱処理したり、サイズの異なる基板を混
在させて熱処理装置で熱処理したりすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る基板支持装置を備え
た第1の熱処理装置の全体構成を示す一部省略正面図で
ある。
【図2】第1の熱処理装置の平断面図である。
【図3】周縁部支持機構による基板の支持状態と面内支
持機構による基板の支持状態を示す拡大正面図と拡大平
面図である。
【図4】周縁部支持機構を構成する各支持部材を支持す
る支持アームと面内支持機構を構成する各支持部材を支
持する支持アームの一例の構成を示す平面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る基板支持装置を備え
た第2の熱処理装置の全体構成を示す一部省略正面図で
ある。
【図6】第2の熱処理装置の平断面図である。
【図7】第2のサイズの基板を搬送する搬送アームの一
例の構成を示す平面図である。
【図8】第2実施例に係る基板支持装置及び第2の熱処
理装置の変形例の構成を示す正面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る基板支持装置を備え
た第3の熱処理装置の全体構成を示す一部省略正面図で
ある。
【図10】第3の熱処理装置の平断面図である。
【図11】第1の周縁部支持機構を構成する各支持部材
を支持する支持アームと第2の周縁部支持機構を構成す
る各支持部材を支持する支持アームと面内支持機構を構
成する各支持部材を支持する支持アームの一例の構成を
示す平面図である。
【図12】本発明に係る基板支持装置を基板受け渡し部
に適用した一例の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:熱処理プレート 10:第1の基板支持装置 11:周縁部支持機構 12、23:面内支持機構 13、13A、13B、13C:昇降駆動機構 20:第2の基板支持装置 21:第1の周縁部支持機構 22:第2の周縁部支持機構 30:第3の基板支持装置 110:周縁部支持機構を構成する支持部材 120、230:面内支持機構を構成する支持部材 210:第1の周縁部支持機構を構成する支持部材 220:第2の周縁部支持機構を構成する支持部材 C:制御部 W:基板 W1:第1のサイズの基板 W2:第2のサイズの基板 WO:基板の周縁部 WE:基板の端縁 SP:支持部 GP:ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 正美 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 CA07 FA01 FA02 FA04 FA12 FA13 HA24 HA37 HA38 MA26 MA30 PA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を支持する支持手段を複数有すると
    ともに、 前記複数の支持手段のうちのいずれか1つの支持手段を
    選択して基板の支持に用いるように前記各支持手段を選
    択的に切り替え可能に構成したことを特徴とする基板支
    持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板支持装置におい
    て、 前記複数の支持手段には、 基板の周縁部を支持する支持部とこの支持部に支持され
    た基板の端縁をガイドするガイド部とを有する支持部材
    を備えた周縁部支持手段と、 基板の一方側の面内において、前記周縁部支持手段の支
    持位置よりも内側の支持位置を支持する支持部材を備え
    た面内支持手段と、 を含んでいることを特徴とする基板支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の基板支持装置におい
    て、 前記複数の支持手段には、 所定の第1のサイズの基板の周縁部を支持する支持部と
    この支持部に支持された前記第1のサイズの基板の端縁
    をガイドするガイド部とを有する支持部材を備えた第1
    の周縁部支持手段と、 前記第1のサイズと異なる第2のサイズの基板の周縁部
    を支持する支持部とこの支持部に支持された前記第2の
    サイズの基板の端縁をガイドするガイド部とを有する支
    持部材を備えた第2の周縁部支持手段と、 を含んでいることを特徴とする基板支持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の基板支持装置におい
    て、 前記複数の支持手段には、 所定の第1のサイズの基板の周縁部を支持する支持部と
    この支持部に支持された前記第1のサイズの基板の端縁
    をガイドするガイド部とを有する支持部材を備えた第1
    の周縁部支持手段と、 前記第1のサイズと異なる第2のサイズの基板の周縁部
    を支持する支持部とこの支持部に支持された前記第2の
    サイズの基板の端縁をガイドするガイド部とを有する支
    持部材を備えた第2の周縁部支持手段と、 基板の一方側の面内において、前記第1、第2の周縁部
    支持手段の支持位置よりも内側の支持位置を支持する支
    持部材を備えた面内支持手段と、 を含んでいることを特徴とする基板支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の基
    板支持装置において、 待機状態と基板の支持に用いる動作状態とで切り替える
    駆動手段を、前記複数の支持手段ごとに個別に有すると
    ともに、 前記複数の駆動手段のうちのいずれか1つの駆動手段を
    選択して駆動する制御手段を備えたことを特徴とする基
    板支持装置。
  6. 【請求項6】 基板に熱処理を施す熱処理装置であっ
    て、 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板支持装置と、 加熱手段または冷却手段のうち少なくとも一方を有し、
    上面に支持した基板を熱処理する熱処理プレートと、 前記基板支持装置に備えられた支持手段と前記熱処理プ
    レートとを相対的に昇降させる駆動手段と、 を備えたことを特徴とする熱処理装置。
  7. 【請求項7】 基板に熱処理を施す熱処理装置であっ
    て、 請求項5に記載の基板支持装置と、 加熱手段または冷却手段のうち少なくとも一方を有し、
    上面に支持した基板を熱処理する熱処理プレートと、 を備え、前記複数の支持手段ごとに個別に設けられ、待
    機状態と基板の支持に用いる動作状態とで切り替える駆
    動手段は、 前記各支持手段と前記熱処理プレートとを相対的に昇降
    させるものであることを特徴とする熱処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002057209A (ja) * 2000-06-01 2002-02-22 Tokyo Electron Ltd 枚葉式処理装置および枚葉式処理方法

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