JP2000150429A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000150429A
JP2000150429A JP31857198A JP31857198A JP2000150429A JP 2000150429 A JP2000150429 A JP 2000150429A JP 31857198 A JP31857198 A JP 31857198A JP 31857198 A JP31857198 A JP 31857198A JP 2000150429 A JP2000150429 A JP 2000150429A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程を増加することなく外気中の水の侵
入を防止することができ、低誘電率膜からなる層間絶縁
膜を用いた半導体装置においても良好な特性を有する半
導体装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 第1の金属配線5とともにバリア層11
aを形成し、接続孔部7および第2の配線層6ととも
に、バリア層11a上にバリア層11b,11cを形成
することにより、シリコン基板上の多層配線層部5,
6,7とダイシングライン部10との間に、バリア層1
1を多層配線層部5,6,7と同時に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置および
その製造方法に関し、特にダイシングライン部の構造お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サブクォーターミクロン世代以降のロジ
ックデバイスにおいては、デバイスの高速化を実現する
ためにデバイスの信号遅延を低減することが重要であ
る。このデバイスの信号遅延はトランジスタの信号遅延
と配線遅延との和で表されるが、配線ピッチの縮小が急
速に進むにつれてトランジスタの信号遅延より配線遅延
の影響の方が大きくなってきている。配線遅延はRCの
積((抵抗)×(層間容量))に比例するため、配線遅
延の低減のためには、配線抵抗あるいは層間絶縁膜の容
量を低減することが必要である。
【0003】このため低誘電率層間膜の検討が盛んに行
われており、Proceedings of theInternational Inter
connect Technology Conference 1998には低誘電率層間
膜を適用した埋込み配線プロセスによる多層配線構造が
示されている。埋込み配線プロセスとは層間膜となる絶
縁層に配線溝や接続孔を形成し、その中に金属配線を埋
め込むことにより配線構造を形成するものである。
【0004】図7は低誘電率層間膜を適用した埋込み配
線プロセスによる多層配線構造を示す断面図である。図
において、1は第1の層間絶縁膜、2は第2の層間絶縁
膜、3は第3の層間絶縁膜、4は第4の層間絶縁膜であ
り、第1の層間絶縁膜1と第4の層間絶縁膜4とはシリ
コン酸化膜で形成されており、第2の層間絶縁膜2と第
3の層間絶縁膜3とは低誘電率膜で形成されている。
【0005】更に第1の層間絶縁膜1と第3の層間絶縁
膜3とには配線溝を形成して第1の層間絶縁膜1には第
1の金属配線5を、第3の層間絶縁膜3には第2の金属
配線6を埋め込んでおり、第2の層間絶縁膜2に接続孔
を形成し、金属膜を充填することにより接続孔部7を形
成し第1の金属配線5と第2の金属配線6とを接続して
いる。半導体装置はこの後ウエハ状態からチップ状に分
割、切断することにより最終形状となる。この切断に使
用される切断路がダイシングラインである。また、第1
の金属配線5が形成されている第1の層間絶縁膜1に低
誘電率膜を用いることも可能である。
【0006】図8は低誘電率層間膜を適用した埋込み配
線プロセスによる多層配線構造のダイシングライン部の
従来の構造を示す断面図である。図7と同様のものにつ
いては同じ番号を付して、詳細な説明は省略する。ただ
し、図8では1は第1の層間絶縁膜1であるが、低誘電
率膜で形成され、第2の層間絶縁膜2はシリコン酸化膜
で形成されている。8はシリコン基板、9は素子を含む
下部絶縁層、10はダイシングライン部である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】埋込み配線プロセスに
よる多層配線構造のダイシングライン部の従来の構造は
以上のようであり、図8に示すように、ダイシングライ
ン部10の切断面には第1の層間絶縁膜1および第3の
層間絶縁膜3を構成している低誘電率膜が露出すること
になる。
【0008】この低誘電率膜を構成している低誘電率材
料は密度が小さくポーラスな構造であるため、膜中に外
気からの水が侵入しやすい。このため、ダイシングライ
ン部10の露出した低誘電率膜の切断面を通して外気中
の水が半導体装置の内部に侵入し、半導体装置に内在す
るトランジスタ素子の特性変動を引き起こしたり、金属
配線を腐食したりするという問題点があった。
【0009】また、ダイシングライン部における耐湿膜
の形成は、例えば特開平7−335590号公報に開示
されているが、これは新たな製造工程を付加しなくては
ならず製造工程数の増加という問題点があった。
【0010】この発明は上記の様な問題点を解消するた
めになされたもので、製造工程を増加することなく外気
中の水の侵入を防止することができ、低誘電率膜からな
る層間絶縁膜を用いた半導体装置においても良好な特性
を有する半導体装置およびその製造方法を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体装置は、配線部の絶縁膜の延長部で、ダイシン
グラインと上記配線部との間に金属からなるバリア層を
備えるようにしたものである。
【0012】この発明の請求項2に係る半導体装置は、
配線部が複数層の絶縁膜を有し、上記複数層の絶縁膜す
べてにバリア層を備えるようにしたものである。
【0013】この発明の請求項3に係る半導体装置は、
配線部が複数層の絶縁膜を有し、複数層の絶縁膜のうち
の低誘電率材料からなる絶縁膜にバリア層を備えるよう
にしたものである。
【0014】この発明の請求項4に係る半導体装置の製
造方法は、素子部上に第1の層間絶縁膜を形成する工程
と、上記第1の層間絶縁膜に第1の配線用の溝を形成す
るとともに、ダイシングラインと配線部との間に第1の
バリア層用の溝を形成する工程と、上記第1の配線用の
溝および上記第1のバリア層用の溝に金属膜を埋め込
み、上記第1の金属配線を形成するとともに第1のバリ
ア層を形成する工程と、上記第1の層間絶縁膜上に第2
の層間絶縁膜と第3の層間絶縁膜とを順次形成する工程
と、上記第2の層間絶縁膜に接続孔を形成し、上記第3
の層間絶縁膜に第2の配線用の溝を形成するとともに、
上記第1のバリア層上の上記第2の層間絶縁膜に第2の
バリア層用の溝を形成し、上記第1のバリア層上の上記
第3の層間絶縁膜に第3のバリア層用の溝を形成する工
程と、上記接続孔と上記第2の配線用の溝と上記第2お
よび3のバリア層用の溝とに金属膜を埋め込み、接続孔
部と上記第2の金属配線を形成するとともに、第2およ
び3のバリア層を形成する工程と、を備えるようにした
ものである。
【0015】この発明の請求項5に係る半導体装置の製
造方法は、第1の層間絶縁膜上に第2の層間絶縁膜と第
3の層間絶縁膜とを順次形成する工程と、上記第2の層
間絶縁膜に接続孔を形成し、上記第3の層間絶縁膜に第
2の配線用の溝を形成するとともに、第1のバリア層上
の上記第2の層間絶縁膜に第2のバリア層用の溝を形成
し、上記第1のバリア層上の上記第3の層間絶縁膜に第
3のバリア層用の溝を形成する工程と、上記接続孔と上
記第2の配線用の溝と上記第2および3のバリア層用の
溝とに金属膜を埋め込み、接続孔部と第2の金属配線を
形成するとともに、第2および3のバリア層を形成する
工程と、を繰り返し行うことにより配線層を積層するよ
うにしたものである。
【0016】この発明の請求項6に係る半導体装置の製
造方法は、第1のバリア層は第1の金属配線と同じパタ
ーンの配線用の溝で形成し、第2のバリア層は接続孔部
と同じパターンの接続孔で形成し、第3のバリア層は第
2の金属配線と同じパターンの配線用の溝で形成するよ
うにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
半導体装置の構造を示す断面図である。図1において、
8はシリコン基板、9はシリコン基板8上に形成された
素子を含む下部絶縁層、1は低誘電率材料で形成された
第1の層間絶縁膜、2はシリコン酸化膜で形成された第
2の層間絶縁膜、3は低誘電率材料で形成された第3の
層間絶縁膜、5は第1の層間絶縁膜1に埋め込まれた第
1の金属配線、6は第3の層間絶縁膜3に埋め込まれた
第2の金属配線、7は第2の層間絶縁膜2に埋め込まれ
た接続孔部、10はダイシングライン、11a,11
b,11cは第1,第2,第3の層間絶縁膜に形成され
たバリア層である。
【0018】図2(a)〜(d)はその製造方法を示す
工程断面図であり、図にしたがって順次説明を行う。ま
ず、図2(a)に示すように、シリコン基板8上にトラ
ンジスタなどの素子部(図示なし)を含む下部層間絶縁
膜9を形成する。その後、下部層間絶縁膜9上に第1の
層間絶縁膜1を形成する。この第1の層間絶縁膜1は通
常、配線間の容量を低減することを目的として低誘電率
材料で形成されている。
【0019】この低誘電率材料は例えば、水素化シルセ
スキオキサン(Hydrogen Silsesquioxane)、メチルシ
ルセスキオキサン(Methyl Silsesquioxane)、アリル
エーテル(Arylether)、ベンゾシクロブテン(Benzoc
yclobutene)、ポリテトラフロロエチレン(Polytetraf
luoroethylene)やポーラスシリカであるキセロゲル(X
erogel)、エアロゲル(Aerogel)などの回転塗布法で
形成される材料およびフッ素化シリコン酸化膜、フッ素
化アモルファスカーボン、パリレン(Parylene)などの
CVD(Chemical Vapor Deposition)法で形成され
る材料であり、比誘電率は1.8から3.5くらいである。
【0020】次に、図2(b)に示すように、第1の層
間絶縁膜1に配線を埋め込む配線溝を形成するととも
に、バリア層11aとなる配線溝を形成する。その溝に
金属膜を埋込み、更に第1の層間絶縁膜1上の余分な金
属膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法
により除去し、第1の金属配線5およびバリア層11a
を形成する。
【0021】このとき、バリア層11aは、後に形成さ
れるダイシングライン10の近傍で、半導体回路部から
10μm程度離れた位置に幅1μm程度の大きさに形成
する。また、金属膜の埋込みに使用するプロセスにはス
パッタ法で成膜後、熱処理により金属膜を軟化させて埋
め込むリフロー法や、CVD法、メッキ法などがある。
また、金属の種類としては一般にアルミ合金や銅などが
使用される。
【0022】次に、図2(c)に示すように、全面に第
2の層間絶縁膜2を形成し、引き続き第3の層間絶縁膜
3を形成する。ここでは第2の層間絶縁膜2はプラズマ
CVD法で形成したシリコン酸化膜からなり、第3の層
間絶縁膜3は第1の層間絶縁膜1と同様な低誘電率材料
からなる。この場合、シリコン酸化膜の比誘電率は4.4
であり、低誘電率膜と比較して大きい。
【0023】次に、図2(d)に示すように、第2の層
間絶縁膜2に接続孔を、第3の層間絶縁膜3に配線溝を
形成するとともに、第2および第3の層間絶縁膜2,3
に、バリア層11a上でかつバリア層11aと同一の幅
にバリア層11b,11cとなる配線溝を形成する。そ
の後、第1の金属配線5を形成したのと同様にして、第
2の層間絶縁膜2と第3の層間絶縁膜3とに金属膜を充
填し、第2の金属配線層6と接続孔部7とバリア層11
b,11cとを形成する。この結果、接続孔部7および
金属配線6を簡単に製造することができ、半導体回路部
が形成されるとともに、バリア層11a,11b,11
cが形成される。更に、バリア層11a,11b,11
cは一体となってバリア層11を形成する。
【0024】その後、図2(c)(d)の工程を何回か
繰り返すことによって、金属配線を積層する。最後に、
パッシベーション膜(図示なし)で表面を覆うことによ
って、ウエハプロセスを完了する。ウエハプロセス完了
後、バリア層11より外側をダイシングライン10で切
断し、半導体チップに分割することにより図1の半導体
装置が完成する。
【0025】図3はこの発明の半導体チップの平面図で
ある。図3において、12は半導体回路部であり、バリ
ア層11はダイシングライン10と半導体回路部12と
の間で、半導体回路部から10ミクロン程度離れて形成
されており、半導体回路部12の周りを囲むように配置
されている。このため、半導体チップの側面全部におい
て水の侵入を防止することができる。
【0026】また、図4は図1のA−A´面で切断した
ときの断面図である。図4に示すように、バリア層11
は第1から第3の層間絶縁膜1,2,3すべての側面を
覆うように形成されており、外気からの水の侵入を十分
に防止することができる。これは、層間絶縁膜がすべて
低誘電率材料で形成されている場合において特に有効で
ある。
【0027】この様に半導体装置の製造工程である金属
配線5,6および接続孔部7とともにバリア層11を形
成するようにしたので、製造工程を増やすことなく、外
気からの水の侵入を十分に防止することができる。
【0028】実施の形態2.図5(a)(b)は実施の
形態2の半導体装置の断面図である。図5(a)は実施
の形態1と同様にして図2(a)〜(c)の工程を経た
後、第3の層間絶縁膜3に配線溝を形成するとともに、
第3の層間絶縁膜3に、バリア層11a上でかつバリア
層11aと同一の幅にバリア層11cとなる配線溝を形
成する。その後、第1の金属配線5を形成したのと同様
にして、第3の層間絶縁膜3に金属膜を充填し、第2の
金属配線層6とバリア層11cとを形成する。
【0029】図5(b)は図5(a)のA−A´面で切
断したときの断面図である。図5(b)に示すように、
バリア層11は第1と第3の層間絶縁膜1,3の側面を
覆うように形成されている。
【0030】この場合、層間絶縁膜が低誘電率材料で形
成されている第1と第3の層間絶縁膜1,3の側面をバ
リア層11a,11cで覆うことにより、製造工程を増
やすことなく、外気からの水の侵入を防止することがで
きる。さらに、バリア層11と層間絶縁膜との接着力は
低いので、バリア層11と層間絶縁膜とが剥離するとい
う事が考えられるが、バリア層11である金属膜が層間
絶縁膜と接している面積を、実施の形態1に比べて小さ
くすることができ、バリア層11と層間絶縁膜との接触
面の剥離を防止できる。
【0031】実施の形態3.図6(a)(b)は実施の
形態3の半導体装置の断面図である。図6(a)は実施
の形態1と同様にして図2(a)〜(c)の工程を経た
後、第2の層間絶縁膜2に接続孔を、第3の層間絶縁膜
3に配線溝を形成するとともに、バリア層11a上で、
第2の層間絶縁膜2にバリア層11bとなる接続孔を形
成し、第3の層間絶縁膜3にバリア層11cとなる配線
溝を形成する。その後、第1の金属配線5を形成したの
と同様にして、第2の層間絶縁膜2と第3の層間絶縁膜
3とに金属膜を充填し、第2の金属配線層6と金属膜7
とバリア層11b,11cとを形成する。従って、配線
工程と同一の工程でバリア層を形成することができる。
【0032】図6(b)は図6(a)のA−A´面で切
断したときの断面図である。図6(a)(b)に示すよ
うに、実施の形態2と同様の効果を有するとともに、半
導体装置の製造工程と全く同一のパターンを使用してバ
リア層11を形成しているので、バリア層11をより簡
単に形成することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、配線部
の絶縁膜の延長部で、ダイシングラインと上記配線部と
の間に金属からなるバリア層を備えるようにしたので、
ダイシングラインから半導体回路部に外気の水が侵入す
ることを防止することができる。
【0034】また、配線部が複数層の絶縁膜を有し、上
記複数層の絶縁膜すべてにバリア層を備えるようにした
ので、半導体チップの側面全部において水の侵入を防止
することができる。
【0035】また、配線部が複数層の絶縁膜を有し、複
数層の絶縁膜のうちの低誘電率材料からなる絶縁膜にバ
リア層を備えるようにしたので、ダイシングラインにお
ける外気からの水の侵入を防止することができ、バリア
層である金属膜が絶縁膜と接している面積を小さくする
ことができ、バリア層の絶縁膜からの剥離を防止でき
る。
【0036】さらに、この発明の半導体装置の製造方法
は、素子部上に第1の層間絶縁膜を形成する工程と、上
記第1の層間絶縁膜に第1の配線用の溝を形成するとと
もに、ダイシングラインと配線部との間に第1のバリア
層用の溝を形成する工程と、上記第1の配線用の溝およ
び上記第1のバリア層用の溝に金属膜を埋め込み、上記
第1の金属配線を形成するとともに第1のバリア層を形
成する工程と、上記第1の層間絶縁膜上に第2の層間絶
縁膜と第3の層間絶縁膜とを順次形成する工程と、上記
第2の層間絶縁膜に接続孔を形成し、上記第3の層間絶
縁膜に第2の配線用の溝を形成するとともに、上記第1
のバリア層上の上記第2の層間絶縁膜に第2のバリア層
用の溝を形成し、上記第1のバリア層上の上記第3の層
間絶縁膜に第3のバリア層用の溝を形成する工程と、上
記接続孔と上記第2の配線用の溝と上記第2および3の
バリア層用の溝とに金属膜を埋め込み、接続孔部と上記
第2の金属配線を形成するとともに、第2および3のバ
リア層を形成する工程と、を備えるようにしたので、半
導体回路部を製造するのと同時に、製造工程を増加させ
ることなくバリア層を形成することができ、半導体回路
部を製造する際に、簡単な製造方法を使用することがで
きる。
【0037】また、第1の層間絶縁膜上に第2の層間絶
縁膜と第3の層間絶縁膜とを順次形成する工程と、上記
第2の層間絶縁膜に接続孔を形成し、上記第3の層間絶
縁膜に第2の配線用の溝を形成するとともに、第1のバ
リア層上の上記第2の層間絶縁膜に第2のバリア層用の
溝を形成し、上記第1のバリア層上の上記第3の層間絶
縁膜に第3のバリア層用の溝を形成する工程と、上記接
続孔と上記第2の配線用の溝と上記第2および3のバリ
ア層用の溝とに金属膜を埋め込み、接続孔部と第2の金
属配線を形成するとともに、第2および3のバリア層を
形成する工程と、を繰り返し行うことにより配線層を積
層するようにしたので、配線層の積層数が増加しても工
程数を増加させることなく容易にバリア層を形成するこ
とができる。
【0038】また、第1のバリア層は第1の金属配線と
同じパターンの配線用の溝で形成し、第2のバリア層は
接続孔部と同じパターンの接続孔で形成し、第3のバリ
ア層は第2の金属配線と同じパターンの配線用の溝で形
成するようにしたので、半導体回路部と同一パターンを
使用してバリア層を形成でき、バリア層を非常に簡単に
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の半導体装置の構造
を示す断面図である。
【図2】 この発明の半導体装置の製造方法を示す工程
断面図である。
【図3】 この発明の半導体チップの平面図である。
【図4】 図1のA−A´面で切断したときの断面図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態2の半導体装置の構造
を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の半導体装置の構造
を示す断面図である。
【図7】 低誘電率層間膜を適用した埋込み配線プロセ
スによる多層配線構造を示す断面図である。
【図8】 低誘電率層間膜を適用した埋込み配線プロセ
スによる多層配線構造のダイシングライン部の従来の構
造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1の層間絶縁膜、2 第2の層間絶縁膜、3 第
3の層間絶縁膜、5 第1の金属配線、6 第2の金属
配線、7 接続孔部、8 シリコン基板、9 素子を含
む下部絶縁層、10 ダイシングライン、11,11
a,11b,11c バリア層。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に素子部および配線部を
    設け、上記配線部が絶縁膜と上記絶縁膜中に埋め込まれ
    た金属とを備え、上記シリコン基板をダイシングライン
    によって切断し、上記素子部および配線部を含む半導体
    チップに分割する半導体装置において、 上記配線部の絶縁膜の延長部で、上記ダイシングライン
    と上記配線部との間に上記金属からなるバリア層を備え
    たことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 配線部が複数層の絶縁膜を有し、上記複
    数層の絶縁膜すべてにバリア層を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 配線部が複数層の絶縁膜を有し、複数層
    の絶縁膜のうちの低誘電率材料からなる絶縁膜にバリア
    層を備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 シリコン基板上に素子部を形成し、上記
    素子部上に配線部を形成し、上記シリコン基板をダイシ
    ングラインによって切断し、上記素子部および配線部を
    含む半導体チップに分割する半導体装置の製造方法にお
    いて、 上記素子部上に第1の層間絶縁膜を形成する工程と、上
    記第1の層間絶縁膜に第1の配線用の溝を形成するとと
    もに、上記ダイシングラインと上記配線部との間に第1
    のバリア層用の溝を形成する工程と、上記第1の配線用
    の溝および上記第1のバリア層用の溝に金属膜を埋め込
    み、上記第1の金属配線を形成するとともに第1のバリ
    ア層を形成する工程と、上記第1の層間絶縁膜上に第2
    の層間絶縁膜と第3の層間絶縁膜とを順次形成する工程
    と、上記第2の層間絶縁膜に接続孔を形成し、上記第3
    の層間絶縁膜に第2の配線用の溝を形成するとともに、
    上記第1のバリア層上の上記第2の層間絶縁膜に第2の
    バリア層用の溝を形成し、上記第1のバリア層上の上記
    第3の層間絶縁膜に第3のバリア層用の溝を形成する工
    程と、上記接続孔と上記第2の配線用の溝と上記第2お
    よび3のバリア層用の溝とに金属膜を埋め込み、接続孔
    部と上記第2の金属配線を形成するとともに、第2およ
    び3のバリア層を形成する工程と、を備えたことを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の層間絶縁膜上に第2の層間絶縁膜
    と第3の層間絶縁膜とを順次形成する工程と、上記第2
    の層間絶縁膜に接続孔を形成し、上記第3の層間絶縁膜
    に第2の配線用の溝を形成するとともに、第1のバリア
    層上の上記第2の層間絶縁膜に第2のバリア層用の溝を
    形成し、上記第1のバリア層上の上記第3の層間絶縁膜
    に第3のバリア層用の溝を形成する工程と、上記接続孔
    と上記第2の配線用の溝と上記第2および3のバリア層
    用の溝とに金属膜を埋め込み、接続孔部と第2の金属配
    線を形成するとともに、第2および3のバリア層を形成
    する工程と、を繰り返し行うことにより配線層を積層す
    ることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 第1のバリア層は第1の金属配線と同じ
    パターンの配線用の溝で形成し、第2のバリア層は接続
    孔部と同じパターンの接続孔で形成し、第3のバリア層
    は第2の金属配線と同じパターンの配線用の溝で形成す
    るようにしたことを特徴とする請求項4または5に記載
    の半導体装置の製造方法。
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