JP2000150134A - マグネトロン駆動用電源装置 - Google Patents
マグネトロン駆動用電源装置Info
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- JP2000150134A JP2000150134A JP10325410A JP32541098A JP2000150134A JP 2000150134 A JP2000150134 A JP 2000150134A JP 10325410 A JP10325410 A JP 10325410A JP 32541098 A JP32541098 A JP 32541098A JP 2000150134 A JP2000150134 A JP 2000150134A
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- capacitor
- switching element
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スイッチング素子の最初のONの時、スイッ
チング素子に流れる急峻の電流を軽減する。 【解決手段】 平滑用コンデンサ4に対して塞流素子で
あるインダクタンス17と平滑用コンデンサが充電され
る際はダイオードを介して電流が流れるような方向のダ
イオード18との並列体を直列に挿入接続する。平滑用
コンデンサ4が充電される時はダイオード18を介して
電流が流れ、放電するときはインダクタンス17を介し
て電流が流れ、共振用コンデンサ7が空の(充電されて
いない)時にスイッチング素子5がONした時の急峻電
流をインダクタンス17の塞流効果で抑えることができ
る。
チング素子に流れる急峻の電流を軽減する。 【解決手段】 平滑用コンデンサ4に対して塞流素子で
あるインダクタンス17と平滑用コンデンサが充電され
る際はダイオードを介して電流が流れるような方向のダ
イオード18との並列体を直列に挿入接続する。平滑用
コンデンサ4が充電される時はダイオード18を介して
電流が流れ、放電するときはインダクタンス17を介し
て電流が流れ、共振用コンデンサ7が空の(充電されて
いない)時にスイッチング素子5がONした時の急峻電
流をインダクタンス17の塞流効果で抑えることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マグネトロン駆
動用電源装置に関するものである。
動用電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば、特開昭61−2790
94号公報に示された並列共振形一石インバータ式のマ
グネトロン用電源装置である。図5において、21は1
次、2次、3次巻線22、23、24からなる絶縁トラ
ンスで、その1次巻線22と該1次巻線22のインダク
タンス分と共振する第1コンデンサ25を並列に接続し
てなる並列共振回路に直列にスイッチング素子26を接
続し、このスイッチング素子26に並列にフライホイー
ルダイオード27を接続し、前記並列共振回路とスイッ
チング素子26に並列に第2コンデンサ28を接続し、
この第2コンデンサ28に並列に直流電源29を接続し
て高周波スイッチングパワー回路となる1次回路を構成
し、2次高圧巻線23と並列で1次巻線22と同極性側
に第1ダイオード30のカソード側を接続し、2次高圧
巻線23と直列で第1ダイオード30のアノード側に第
3コンデンサ31を接続し、第1ダイオード30と並列
にマグネトロン34を接続し、このマグネトロン34の
アノードを接地して半波倍電圧整流の高圧回路となる2
次回路を構成し、3次低圧巻線24と直列で1次巻線2
2と同極性側に第2ダイオード32のアノード側を接続
し、3次低圧巻線24と並列で第2ダイオード32のカ
ソード側に第4コンデンサ33を接続し、この第4コン
デンサ33と並列にマグネトロン34のヒータを接続し
て半波整流平滑のヒータ回路となる3次回路を構成し、
これら1次、2次、3次回路によりマグネトロン用電源
装置を構成する。
94号公報に示された並列共振形一石インバータ式のマ
グネトロン用電源装置である。図5において、21は1
次、2次、3次巻線22、23、24からなる絶縁トラ
ンスで、その1次巻線22と該1次巻線22のインダク
タンス分と共振する第1コンデンサ25を並列に接続し
てなる並列共振回路に直列にスイッチング素子26を接
続し、このスイッチング素子26に並列にフライホイー
ルダイオード27を接続し、前記並列共振回路とスイッ
チング素子26に並列に第2コンデンサ28を接続し、
この第2コンデンサ28に並列に直流電源29を接続し
て高周波スイッチングパワー回路となる1次回路を構成
し、2次高圧巻線23と並列で1次巻線22と同極性側
に第1ダイオード30のカソード側を接続し、2次高圧
巻線23と直列で第1ダイオード30のアノード側に第
3コンデンサ31を接続し、第1ダイオード30と並列
にマグネトロン34を接続し、このマグネトロン34の
アノードを接地して半波倍電圧整流の高圧回路となる2
次回路を構成し、3次低圧巻線24と直列で1次巻線2
2と同極性側に第2ダイオード32のアノード側を接続
し、3次低圧巻線24と並列で第2ダイオード32のカ
ソード側に第4コンデンサ33を接続し、この第4コン
デンサ33と並列にマグネトロン34のヒータを接続し
て半波整流平滑のヒータ回路となる3次回路を構成し、
これら1次、2次、3次回路によりマグネトロン用電源
装置を構成する。
【0003】次に、その動作を説明する。スイッチング
素子26のベース・エミッタ間に電圧VBEを順方向に印
加するとスイッチング素子26は導通し、直流電源29
の電圧VDCによりエネルギーを貯えられた第2コンデン
サ28によって絶縁トランス21の1次巻線22にVDC
が加わり、図示の向きに電流IN1が流れる。次にスイッ
チング素子26のデータ・エミッタ間にVBEを逆方向に
印加するとスイッチング素子26は遮断され、絶縁トラ
ンス21の1次巻線22側よりみたインダクタンス分と
第1コンデンサ25が並列共振して高い共振電圧−VN1
(図示と逆向き)が発生する。この共振電圧−VN1は2
次高圧巻線23により更に高圧にされ、第3コンデンサ
31を充電する。また、スイッチング素子26の導電時
の1次巻線22の両端電圧VDCも2次高圧巻線23によ
り昇圧され、第3コンデンサ31と第1ダイオード30
からなる倍電圧整流回路により第3コンデンサ31の電
圧と加わってマグネトロン34のアノード・カソード間
に供給され、スイッチング素子26の導通時にマグネト
ロンは発振する。また、スイッチング素子26の導通時
に1次巻線22の両端に加わるVDCは3次低圧巻線24
により降圧し、第2ダイオード32と第4コンデンサ3
3で半波整流平滑して直流低電圧をマグネトロン34の
ヒータ回路に供給する。
素子26のベース・エミッタ間に電圧VBEを順方向に印
加するとスイッチング素子26は導通し、直流電源29
の電圧VDCによりエネルギーを貯えられた第2コンデン
サ28によって絶縁トランス21の1次巻線22にVDC
が加わり、図示の向きに電流IN1が流れる。次にスイッ
チング素子26のデータ・エミッタ間にVBEを逆方向に
印加するとスイッチング素子26は遮断され、絶縁トラ
ンス21の1次巻線22側よりみたインダクタンス分と
第1コンデンサ25が並列共振して高い共振電圧−VN1
(図示と逆向き)が発生する。この共振電圧−VN1は2
次高圧巻線23により更に高圧にされ、第3コンデンサ
31を充電する。また、スイッチング素子26の導電時
の1次巻線22の両端電圧VDCも2次高圧巻線23によ
り昇圧され、第3コンデンサ31と第1ダイオード30
からなる倍電圧整流回路により第3コンデンサ31の電
圧と加わってマグネトロン34のアノード・カソード間
に供給され、スイッチング素子26の導通時にマグネト
ロンは発振する。また、スイッチング素子26の導通時
に1次巻線22の両端に加わるVDCは3次低圧巻線24
により降圧し、第2ダイオード32と第4コンデンサ3
3で半波整流平滑して直流低電圧をマグネトロン34の
ヒータ回路に供給する。
【0004】従来の電源装置において、始動時、すなわ
ちインバータが停止状態から、スイッチング素子26が
最初にONした時、共振用の第1コンデンサ25が充電
されていないため、第1コンデンサ25に第2コンデン
サ28から大きい充電電流が流れる。この充電流はスイ
ッチング素子26を介して流れる。その後は絶縁トラン
ス21のインダクタンスと共振用の第1コンデンサ25
の共振現象により、定常電流となる。図2(a)は、ス
イッチング素子のオン−オフシーケンスを示す。図2
(b)は、従来例の電流波形を示す。
ちインバータが停止状態から、スイッチング素子26が
最初にONした時、共振用の第1コンデンサ25が充電
されていないため、第1コンデンサ25に第2コンデン
サ28から大きい充電電流が流れる。この充電流はスイ
ッチング素子26を介して流れる。その後は絶縁トラン
ス21のインダクタンスと共振用の第1コンデンサ25
の共振現象により、定常電流となる。図2(a)は、ス
イッチング素子のオン−オフシーケンスを示す。図2
(b)は、従来例の電流波形を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2(b)に示すよう
に、スイッチング素子が最初にONしたときに急峻な大
電流が流れるため、スイッチング素子にダメージを与
え、また、破壊する恐れがある。この発明はスイッチン
グ素子にダメージを与えないマグネトロン駆動用電流装
置を得ることを目的とする。
に、スイッチング素子が最初にONしたときに急峻な大
電流が流れるため、スイッチング素子にダメージを与
え、また、破壊する恐れがある。この発明はスイッチン
グ素子にダメージを与えないマグネトロン駆動用電流装
置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマグネト
ロン駆動用電源装置は、直流源と、この直流源に並列に
接続された平滑コンデンサと、共振用コンデンサが1次
巻線に並列に接続されたトランスと、環流ダイオードが
並列に接続されたスイッチング素子とを備え、スイッチ
ング素子とトランスの1次巻線とが直列に接続された直
列体が直流源に並列に接続されたマグネトロン駆動用電
源装置において、上記平滑用コンデンサと直列に接続さ
れたインダクタンスと、上記平滑用コンデンサに充電可
能な方向に平滑用コンデンサと直列に接続され、インダ
クタンスと並列に接続されたダイオードとを備えたこと
を特徴とする。
ロン駆動用電源装置は、直流源と、この直流源に並列に
接続された平滑コンデンサと、共振用コンデンサが1次
巻線に並列に接続されたトランスと、環流ダイオードが
並列に接続されたスイッチング素子とを備え、スイッチ
ング素子とトランスの1次巻線とが直列に接続された直
列体が直流源に並列に接続されたマグネトロン駆動用電
源装置において、上記平滑用コンデンサと直列に接続さ
れたインダクタンスと、上記平滑用コンデンサに充電可
能な方向に平滑用コンデンサと直列に接続され、インダ
クタンスと並列に接続されたダイオードとを備えたこと
を特徴とする。
【0007】この発明に係るマグネトロン駆動用電源装
置は、直流源と、この直流源に並列に接続された平滑コ
ンデンサと、共振用コンデンサが1次巻線に並列に接続
されたトランスと、環流ダイオードが並列に接続された
スイッチング素子とを備え、スイッチング素子とトラン
スの1次巻線とが直列に接続された直列体が直流源に並
列に接続されたマグネトロン駆動用電源装置において、
上記平滑用コンデンサと並列に接続されたスイッチング
素子に直列に接続された共振用コンデンサと、上記共振
用コンデンサと直列に接続されたインダクタンスと、上
記共振用コンデンサから放電可能な方向に共振用コンデ
ンサと直列に接続され、インダクタンスと並列に接続さ
れたダイオードとを備えたことを特徴とする。
置は、直流源と、この直流源に並列に接続された平滑コ
ンデンサと、共振用コンデンサが1次巻線に並列に接続
されたトランスと、環流ダイオードが並列に接続された
スイッチング素子とを備え、スイッチング素子とトラン
スの1次巻線とが直列に接続された直列体が直流源に並
列に接続されたマグネトロン駆動用電源装置において、
上記平滑用コンデンサと並列に接続されたスイッチング
素子に直列に接続された共振用コンデンサと、上記共振
用コンデンサと直列に接続されたインダクタンスと、上
記共振用コンデンサから放電可能な方向に共振用コンデ
ンサと直列に接続され、インダクタンスと並列に接続さ
れたダイオードとを備えたことを特徴とする。
【0008】この発明に係るマグネトロン駆動用電源装
置は、直流源と、この直流源に並列に接続された平滑コ
ンデンサと、1次巻線を有するトランスと、共振用コン
デンサが並列に接続されたスイッチング素子からなる並
列体とを備え、トランスの1次巻線と並列体とが直列に
接続された直列体が上記直流源に並列に接続されてなる
マグネトロン駆動用電源装置において、上記共振用コン
デンサと直列に接続されたインダクタンスと、上記共振
用コンデンサから充電可能な方向に共振用コンデンサと
直列に接続され、インダクタンスと並列に接続されたダ
イオードとを備えたことを特徴とする。
置は、直流源と、この直流源に並列に接続された平滑コ
ンデンサと、1次巻線を有するトランスと、共振用コン
デンサが並列に接続されたスイッチング素子からなる並
列体とを備え、トランスの1次巻線と並列体とが直列に
接続された直列体が上記直流源に並列に接続されてなる
マグネトロン駆動用電源装置において、上記共振用コン
デンサと直列に接続されたインダクタンスと、上記共振
用コンデンサから充電可能な方向に共振用コンデンサと
直列に接続され、インダクタンスと並列に接続されたダ
イオードとを備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
マグネトロン駆動用電源装置の一例を示す図である。以
下、特徴のある部分について説明する。商用電源1をダ
イオード2で整流し、インダクタンス3と平滑用コンデ
ンサ4により平滑した直流源を用いる。共振用コンデン
サ7に流れ込む電流は主に平滑用コンデンサ4からであ
る。この発明は、スイッチング素子5の最初のONの
時、この充電電流すなわちスイッチング素子5に流れる
急峻の電流を軽減する。平滑用コンデンサ4に、直流に
対して塞流素子であるインダクタンス17と、平滑用コ
ンデンサ4が充電される際はダイオードを介して電流が
流れるような方向のダイオード18との並列体を挿入接
続する。
マグネトロン駆動用電源装置の一例を示す図である。以
下、特徴のある部分について説明する。商用電源1をダ
イオード2で整流し、インダクタンス3と平滑用コンデ
ンサ4により平滑した直流源を用いる。共振用コンデン
サ7に流れ込む電流は主に平滑用コンデンサ4からであ
る。この発明は、スイッチング素子5の最初のONの
時、この充電電流すなわちスイッチング素子5に流れる
急峻の電流を軽減する。平滑用コンデンサ4に、直流に
対して塞流素子であるインダクタンス17と、平滑用コ
ンデンサ4が充電される際はダイオードを介して電流が
流れるような方向のダイオード18との並列体を挿入接
続する。
【0010】平滑用コンデンサ4が充電されるときは、
ダイオード18を介して電流が流れ、放電するときは、
インダクタンス17を介して電流が流れ、共振用コンデ
ンサ7が空の(充電されていない)時にスイッチング素
子5がONしたときの急峻電流をインダクタンス17の
塞流効果で抑えることができる。図2(c)に電流波形
を示す。図2(a)は、スイッチング素子のオン−オフ
シーケンスを示す図、図2(b)は、従来のスイッチン
グ素子26に流れる電流を示す図、図2(c)は、本発
明によりスイッチング素子5に流れる電流を示す図であ
る。図2(c)に示す電流には、挿入したインダクタン
ス17と他に用いているコンデンサとの間での共振の波
形が乗る。また、挿入したダイオード18には上記共振
現象を軽減する効果もある。
ダイオード18を介して電流が流れ、放電するときは、
インダクタンス17を介して電流が流れ、共振用コンデ
ンサ7が空の(充電されていない)時にスイッチング素
子5がONしたときの急峻電流をインダクタンス17の
塞流効果で抑えることができる。図2(c)に電流波形
を示す。図2(a)は、スイッチング素子のオン−オフ
シーケンスを示す図、図2(b)は、従来のスイッチン
グ素子26に流れる電流を示す図、図2(c)は、本発
明によりスイッチング素子5に流れる電流を示す図であ
る。図2(c)に示す電流には、挿入したインダクタン
ス17と他に用いているコンデンサとの間での共振の波
形が乗る。また、挿入したダイオード18には上記共振
現象を軽減する効果もある。
【0011】実施の形態2.また、図3のように共振用
コンデンサ7に対して、塞流素子であるインダクタンス
17とダイオード18を挿入しても同様の効果が得られ
る。なお、特開平3−156877には、図6に示す回
路が示されている。図6に示すダイオード(D)、コン
デンサ(C)、抵抗(R)の回路は、半導体スイッチン
グ素子5がオフした時に、トランス8のリーケージイン
ダクタンスの蓄積エネルギーによるサージ電圧を抑制す
るとともにトランス8の励磁電流のエネルギーを放出さ
せ(これをリセットと言う)、トランス8の偏磁を防止
する回路であり、スイッチング素子5のオン−オフサイ
クル中毎回発生するサージ電圧の抑制とリセットを行う
回路である。一方、図3に示すダイオード18とインダ
クタンス17は、スイッチング素子5が最初にONした
時に発生する共振用コンデンサ7に充電または放電する
大きなサージ電流を抑制するものであり、図6に示す回
路と目的・構成・効果が異なるものである。
コンデンサ7に対して、塞流素子であるインダクタンス
17とダイオード18を挿入しても同様の効果が得られ
る。なお、特開平3−156877には、図6に示す回
路が示されている。図6に示すダイオード(D)、コン
デンサ(C)、抵抗(R)の回路は、半導体スイッチン
グ素子5がオフした時に、トランス8のリーケージイン
ダクタンスの蓄積エネルギーによるサージ電圧を抑制す
るとともにトランス8の励磁電流のエネルギーを放出さ
せ(これをリセットと言う)、トランス8の偏磁を防止
する回路であり、スイッチング素子5のオン−オフサイ
クル中毎回発生するサージ電圧の抑制とリセットを行う
回路である。一方、図3に示すダイオード18とインダ
クタンス17は、スイッチング素子5が最初にONした
時に発生する共振用コンデンサ7に充電または放電する
大きなサージ電流を抑制するものであり、図6に示す回
路と目的・構成・効果が異なるものである。
【0012】実施の形態3.また、図4に示す直列共振
形の一石インバータ方式の電源装置でも良い。装置が停
止している時は共振用コンデンサ7が充電されており、
動作開始のスイッチング素子5の最初のONの時に、ス
イッチング素子5と共振用コンデンサ7で閉回路となり
大きな放電電流が流れる。しかし、本発明は塞流素子で
あるインダクタンス17とダイオード18を挿入する
と、短絡電流に近い急峻な電流を抑制できる。
形の一石インバータ方式の電源装置でも良い。装置が停
止している時は共振用コンデンサ7が充電されており、
動作開始のスイッチング素子5の最初のONの時に、ス
イッチング素子5と共振用コンデンサ7で閉回路となり
大きな放電電流が流れる。しかし、本発明は塞流素子で
あるインダクタンス17とダイオード18を挿入する
と、短絡電流に近い急峻な電流を抑制できる。
【0013】実施例.以下のように設定して実験を行っ
た。電源電圧:AC100V、共振用コンデンサ7:
0.4μF、平滑用コンデンサ4:9μF、平滑用イン
ダクタンス3:195μH、インバータスイッチング周
波数:25kHz。その結果、インダクタンス17とダ
イオード18がない場合、スイッチング素子に流れる電
流のPeek値は約128Aであった。一方、1.5μ
Hの空心コイルのインダクタンス17とダイオード18
を組み合わせた実施例によるとPeek値は約58Aと
なった。
た。電源電圧:AC100V、共振用コンデンサ7:
0.4μF、平滑用コンデンサ4:9μF、平滑用イン
ダクタンス3:195μH、インバータスイッチング周
波数:25kHz。その結果、インダクタンス17とダ
イオード18がない場合、スイッチング素子に流れる電
流のPeek値は約128Aであった。一方、1.5μ
Hの空心コイルのインダクタンス17とダイオード18
を組み合わせた実施例によるとPeek値は約58Aと
なった。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によればコンデ
ンサに比較的簡素なインダクタンスとダイオードとの並
列体を挿入することにより、インバータ始動時、過渡的
電流を抑えることができ、スイッチング素子の破損を防
止する効果がある。
ンサに比較的簡素なインダクタンスとダイオードとの並
列体を挿入することにより、インバータ始動時、過渡的
電流を抑えることができ、スイッチング素子の破損を防
止する効果がある。
【図1】 本発明の一実施の形態による構成図である。
【図2】 本発明と従来例の電流波形を示す図である。
【図3】 本発明の他実施の形態による構成図である。
【図4】 本発明の他実施の形態による構成図である。
【図5】 従来の構成図である。
【図6】 従来の構成図である。
1 商用電源、2 ブリッヂ整流ダイオード、3 平滑
用インダクタンス、4平滑用コンデンサ、5 スイッチ
ング素子、6 還流ダイオード、7 共振用コンデン
サ、8 トランス、9 半波倍電圧整流用コンデンサ、
10 半波倍電圧整流用ダイオード、11 高周波電流
阻止ダイオード、12 マグネトロン、13 出力電圧
検出用分圧抵抗器、14 出力電圧検出用分圧抵抗器、
15 出力電流検出用カーレントトランス、16 制御
回路、17 インダクタンス、18 ダイオード、81
1次巻線、82 2次巻線、83 ヒータ巻線。
用インダクタンス、4平滑用コンデンサ、5 スイッチ
ング素子、6 還流ダイオード、7 共振用コンデン
サ、8 トランス、9 半波倍電圧整流用コンデンサ、
10 半波倍電圧整流用ダイオード、11 高周波電流
阻止ダイオード、12 マグネトロン、13 出力電圧
検出用分圧抵抗器、14 出力電圧検出用分圧抵抗器、
15 出力電流検出用カーレントトランス、16 制御
回路、17 インダクタンス、18 ダイオード、81
1次巻線、82 2次巻線、83 ヒータ巻線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K086 AA05 BA08 CD02 CD15 EA06 EA08 5H410 BB04 CC03 CC09 CC10 DD02 DD03 EA10 EB04 FF03 FF05 FF25 LL06 LL07 5H430 BB01 BB09 BB10 BB11 EE02 EE17 FF02 FF08 FF13 LA07
Claims (3)
- 【請求項1】 直流源と、 この直流源に並列に接続された平滑コンデンサと、 共振用コンデンサが1次巻線に並列に接続されたトラン
スと、 環流ダイオードが並列に接続されたスイッチング素子と
を備え、 スイッチング素子とトランスの1次巻線とが直列に接続
された直列体が直流源に並列に接続されたマグネトロン
駆動用電源装置において、 上記平滑用コンデンサと直列に接続されたインダクタン
スと、 上記平滑用コンデンサに充電可能な方向に平滑用コンデ
ンサと直列に接続され、インダクタンスと並列に接続さ
れたダイオードとを備えたことを特徴とするマグネトロ
ン駆動用電源装置。 - 【請求項2】 直流源と、 この直流源に並列に接続された平滑コンデンサと、 共振用コンデンサが1次巻線に並列に接続されたトラン
スと、 環流ダイオードが並列に接続されたスイッチング素子と
を備え、 スイッチング素子とトランスの1次巻線とが直列に接続
された直列体が直流源に並列に接続されたマグネトロン
駆動用電源装置において、 上記平滑用コンデンサと並列に接続されたスイッチング
素子に直列に接続された共振用コンデンサと、 上記共振用コンデンサと直列に接続されたインダクタン
スと、 上記共振用コンデンサから放電可能な方向に共振用コン
デンサと直列に接続され、インダクタンスと並列に接続
されたダイオードとを備えたことを特徴とするマグネト
ロン駆動用電源装置。 - 【請求項3】 直流源と、 この直流源に並列に接続された平滑コンデンサと、 1次巻線を有するトランスと、 共振用コンデンサが並列に接続されたスイッチング素子
からなる並列体とを備え、 トランスの1次巻線と並列体とが直列に接続された直列
体が上記直流源に並列に接続されてなるマグネトロン駆
動用電源装置において、 上記共振用コンデンサと直列に接続されたインダクタン
スと、 上記共振用コンデンサから充電可能な方向に共振用コン
デンサと直列に接続され、インダクタンスと並列に接続
されたダイオードとを備えたことを特徴とするマグネト
ロン駆動用電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10325410A JP2000150134A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | マグネトロン駆動用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10325410A JP2000150134A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | マグネトロン駆動用電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000150134A true JP2000150134A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18176542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10325410A Pending JP2000150134A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | マグネトロン駆動用電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000150134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104039032A (zh) * | 2014-05-28 | 2014-09-10 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 电磁加热电路及其控制方法和控制装置 |
-
1998
- 1998-11-16 JP JP10325410A patent/JP2000150134A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104039032A (zh) * | 2014-05-28 | 2014-09-10 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 电磁加热电路及其控制方法和控制装置 |
CN104039032B (zh) * | 2014-05-28 | 2016-06-29 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 电磁加热电路及其控制方法和控制装置 |
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