JP2000149443A - 情報記録媒体及び情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録媒体及び情報記録再生装置

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JP2000149443A
JP2000149443A JP10321939A JP32193998A JP2000149443A JP 2000149443 A JP2000149443 A JP 2000149443A JP 10321939 A JP10321939 A JP 10321939A JP 32193998 A JP32193998 A JP 32193998A JP 2000149443 A JP2000149443 A JP 2000149443A
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JP10321939A
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Takashi Daiko
高志 大胡
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コマーシャル等の副情報を無制限に強制再生
されることを防止する情報記録媒体、この情報記録媒体
を記録再生する情報記録再生装置を提供する。 【解決手段】 主情報の記録再生が可能な主情報記録再
生領域10と、副情報規定再生回数(β)が付された副
情報が記録されている副情報領域8と、前記副情報の副
情報通算再生回数(α)を記録する副情報再生回数記録
領域9とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声データや映像
データを記録し再生することの出来る情報記録媒体及び
その記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め光ディスクに記録された情報を読み
取り再生するシステムとして、音楽等を再生するCDシ
ステム、データ・映像等を再生するCD−ROMシステ
ム、動画映像を再生するビデオCDシステム等が実用化
されている。そして近年になり、大容量メディアである
DVDシステムが注目されており、高画質の映像、高品
質の音声の再生が可能であることから、映画、音楽、ゲ
ーム、コンピュータなど多方面での応用が期待されてい
る。
【0003】一方光ディスクに対してユーザーが自ら記
録し再生することのできるシステムとして、光磁気ディ
スクシステムや相変化ディスクシステムが実用化されて
いる。例えばミニディスクとして知られている光磁気デ
ィスクシステムでは、ユーザーが音楽等の音声を録音し
楽しむことができる。従来の磁気テープに比べ音質や編
集機能に優れていることもあり、徐々にその市場が拡大
しつつある。またDVD−RAMとして知られている相
変化ディスクシステムにおいても、その大容量という特
徴からフロッピーディスクに替わるメディアとして期待
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような光ディスク
システムが広く一般家庭に普及する為には、性能を上げ
るだけでなく価格を抑えることが重要である。このよう
な観点から特開平10−74382号公報では、映画等
の主情報が収められているDVDの中に、その主情報の
提供会社のコマーシャル等の営利を伴う副情報を挿入す
ることで低価格化を図るとの記載がされている。そして
ただ単に副情報を挿入しただけでは、ユーザが早送りす
ることでその副情報を見ない場合が考えられるため、そ
の副情報を確実にユーザーに提供するために、副情報を
再生している時はユーザーからの早送り等の指示を無視
するという方法が提案されている。
【0005】ところが上記手段によれば、ある主情報を
見るためにはその副情報を毎回必ず、しかも永久的に見
なければならない。例えばその副情報がコマーシャルの
類であった場合、コマーシャルというのは元来有効な期
限を持っている性質のものであるので、古くなり全く意
味のない情報を毎回見させられるといったことになりか
ねない。このような問題に対して上記の特開平10−7
4382号公報では、常に最新の副情報をユーザーに提
供する為に、通信ネットワークを介して所定のネットワ
ークサーバにアクセスし、そこから最新の情報を獲得す
る方法も提案されているが、この方法はネットワークが
整備されている家庭に対してのみ有効な方法であり、広
く一般家庭に情報を提供するには適切な方法であるとは
言えない。またDVDのように、予め映画等の主情報が
記録されている再生専用型の光ディスクにコマーシャル
の類の副情報を挿入する場合、その主情報の内容によっ
て副情報の内容が制限されるという問題が発生する。つ
まり例えば主情報の内容が映画であった場合、副情報の
内容はその映画の製作会社の意向が反映されるのが一般
的であり、どのようなコマーシャルでも入れられるとい
うわけにはいかない。光ディスクにコマーシャルを入れ
たいと希望している会社からすると、副情報の内容が制
限されるのは好ましくない。
【0006】そこで本発明は上述の問題を鑑みて提案さ
れたものであり、予め再生回数が設定されている副情報
を読み出し専用領域に記録することにより、適当な回数
だけこの副情報を提供することが可能となり、また、必
要以上に副情報を見せつけられるといった問題を解決で
きる情報記録媒体及び情報記録再生装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の(1),
(2)の構成を有する情報記録媒体及び情報記録再生装
置を提供する。
【0008】(1) 図2に示すように、主情報の記録
再生が可能な記録再生領域(主情報記録再生領域)10
と、規定再生回数(副情報規定再生回数(β))が付さ
れた副情報が記録されている再生専用領域(副情報領
域)8と、前記副情報の通算再生回数(副情報通算再生
回数(α))を記録する通算再生回数記録領域(副情報
再生回数記録領域)9とを有することを特徴とする情報
記録媒体A。
【0009】(2) 図3、図5に示すように、請求項
1記載の情報記録媒体Aに主情報を記録再生する情報記
録再生装置であって、主情報を記録する記録手段と、主
情報及び副情報を再生する再生手段と、前記情報記録媒
体Aの装填時に、前記規定再生回数(副情報規定再生回
数(β))と前記通算再生回数(副情報通算再生回数
(α))とを比較する比較手段と、この比較結果が前記
規定再生回数≦前記通算再生回数の場合は、前記副情報
の再生中のスキップ動作を可能とし、前記比較結果が前
記規定再生回数>前記通算再生回数の場合には、前記副
情報の再生中のスキップ動作を禁止する判定手段と、前
記再生専用領域に記録されている前記副情報の再生が終
了する毎に前記通算再生回数を前記通算再生回数記録領
域に記録する手段とを備えたことを特徴とする情報記録
再生装置。
【0010】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0011】まず、本発明の情報記録媒体に記録する副
情報の種類について説明する。副情報として最も有効な
のが、コマーシャルやプロモーションビデオ等の広告活
動的な情報である。これらの情報は、予め規定された回
数を強制的に再生することでユーザーにその情報を確実
に伝え、その後はユーザーの意志に任され、スキップ操
作することが可能となっている。強制的に再生する回数
は、例えば新製品情報や新曲情報等有効期間が比較的短
い情報は1〜3回、企業CMや学校案内等有効期限が比
較的長い情報は5〜10回、というように、ディスク製
造前にスポンサー企業やプロモーターとディスク製造メ
ーカーとの交渉によって決められ、その回数によってス
ポンサー料が決定される。このスポンサー料が入ること
により、ディスク製造コストが実質的に下がるため低価
格化が可能となる。
【0012】強制再生を伴うことに問題のある副情報
は、ユーザーによる任意再生に設定することが可能であ
る。例えば、ある宗教団体の勧誘ビデオや洗脳ビデオの
類、あるいはアダルト映像の含まれる情報等、強制的に
見せるのは倫理的、教育的に問題があると考えられる情
報は、ユーザーがいつでもスキップ操作できるように設
定することができる。
【0013】上述のようなスポンサー料を伴う副情報以
外にも、ユーザーに伝えるべきと考えられる任意の情報
を記録することができる。例えば、近年になってクロー
ズアップされている環境ホルモン問題やリサイクル問題
に対して、不要となった情報記録媒体の処理方法や情報
記録媒体の材質、環境への影響度等の情報を記録するこ
とも可能である。特に媒体が光ディスクである場合に
は、基板に環境ホルモンの一種であると考えられている
ビスフェノールAを原料とするポリカーボネートが使用
されているので、取り扱い上の注意点を提供することは
ユーザーの身の安全の考慮だけでなく、企業のPL法対
策としても有効である。将来的には、この種の情報を媒
体に表記することが法的に義務づけられる事も考えら
れ、その場合は強制再生回数を無限回に設定することも
可能である。
【0014】なおこれらの副情報の形態は、通常のテレ
ビCMのような(動画像+音声)の形態に限らず、音声
のみ、(静止画像+音声)、静止画像のみ等、特に限定
されるものではない。副情報の形態によって記録容量が
異なってくるので、これも事前の交渉によって決定され
る。
【0015】次に本発明の情報記録媒体の構成について
説明する。説明の都合上、情報記録媒体の一例として円
盤状の書換可能型光ディスクを用いるが、これ以外に、
磁気ディスク、光カード、磁気カード、ICカード、磁
気テープ、光テープ等にも用いることができる。
【0016】本発明の情報記録媒体Aは図1のように、
支持体1、記録層2、保護層3が順に積層された基本断
面構造を有している。そして支持体1と記録層2の界面
には、微細パターンを刻み込んだ情報記録面4が形成さ
れており、グルーブパターンまたはピットパターンが形
成されている。
【0017】支持体1としては、光透過性を有するもの
であれば良く、主にポリカーボネートやポリメチルメタ
クリレート等の透明なプラスチック基板やガラス基板が
用いられる。記録層2には、例えばTbFe、GdC
o、GdTbFe、MnCuBi等の光磁気記録材料や
Te系材料等のピット形成による光記録材料あるいはA
s−Te−Ge系材料、Sn−Te−Se系材料等の相
変化による光記録材料などの光記録可能な種々の材料が
用いられる。保護層3には、各種アクリレートやメタク
リレートモノマーに光重合開始剤を加えてなる光ラジカ
ル重合系樹脂組成物等の光重合型感光性樹脂が主に用い
られる。
【0018】情報記録媒体Aを支持体側上方より見た平
面図を図2に示す。情報記録面4は複数の領域から成
り、センターホール5から外周に向かって順にディスク
をターンテーブルに装着するためのクランピングエリア
6、リードイン領域7、副情報領域8、副情報再生回数
記録領域9、主情報記録再生領域10、リードアウト領
域11が配置されている。リードイン領域7にはディス
クの種類や、記録再生動作の管理を行う為の管理情報、
すなわちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−T
OC(ユーザーTOC)、及び副情報の規定再生回数等
が記録されている。規定再生回数は0〜∞に設定でき、
0の場合は使用開始当初から任意再生、∞の場合は媒体
自体を破棄するまで強制再生を伴う場合である。P−T
OCは、媒体の記録可能エリアなどのエリア指定やU−
TOCエリアの管理等を行うための情報であり、副情報
の規定再生回数とともに読み取り専用領域として記録さ
れている。U−TOCは、ユーザーが記録した内容や新
たに記録が可能な未記録エリアについての管理を行うた
めの情報であり、記録や消去に応じて編集されて書き換
えられるものであるので、書換可能領域として記録され
ている。
【0019】副情報領域8にはユーザーに提供する広告
活動的情報や環境負荷情報等、予め再生回数が限定され
ている副情報が記録され、副情報再生回数記録領域9に
は副情報の再生が一回終了する毎にトータルの再生回数
が記録される。主情報記録再生領域10はユーザーが記
録再生に使用する領域であり、リードアウト領域11に
は主情報記録再生領域10が終了した旨を示す情報が記
録されている。なおここではリードイン領域7の次に副
情報領域8を配置した例を示したが、副情報領域8の位
置は特に限定されるものではない。ただし副情報の内容
に応じて配置するのが望ましい。つまり、広告活動的情
報や媒体の取り扱い上の注意点等、ユーザーが使用する
前に伝えるべき内容のものは主情報記録再生領域10よ
りも前に(内周側に)、廃棄処理方法やリサイクル方法
等、媒体を使い終わってから必要になる情報は主情報記
録再生領域10よりも後に(外周側に)配置するのが望
ましい。そして記録形式についても特に限定はなく、副
情報の内容に応じてディスク装填直後に直ちに再生され
る形式で記録されていても良いし、主情報記録再生領域
10をすべて使い終わった後で直ちに連続再生される形
式で記録されていても良い。副情報再生回数記録領域9
の配置も特に限定されるものではなく、副情報領域8の
前でも後ろでも(内周側でも外周側でも)、あるいはリ
ードイン領域7の中の書換可能領域に設けても良いが、
副情報を再生した後に再生回数を記録するという動作
上、副情報領域8の近隣に配置するのが望ましい。
【0020】次に上述した情報記録媒体を記録再生する
本発明の記録再生装置の構成及び記録再生方法について
ミニディスクシステムを利用して説明する。
【0021】図3に実施例となる記録再生装置の構成を
示す。図3において12は書き換え可能な光磁気ディス
ク(図1、図2に示した情報記録媒体Aと同一構成)を
示し、スピンドルモータ13により回転駆動される。1
4は光磁気ディスク12に対して記録/再生時にレーザ
光を照射する光学ヘッドである。また15は供給された
データによって変調された磁界を光磁気ディスク12に
印加する磁気ヘッドを示し、光磁気ディスク12を挟ん
で光学ヘッド14と対向する位置に配置されている。
【0022】再生動作によって光学ヘッド14により光
磁気ディスク12から検出された情報は、RFアンプ1
6に供給される。RFアンプ16は供給された情報の演
算処理により、再生RF信号、トラッキングエラー信
号、フォーカスエラー信号、絶対位置情報(光磁気ディ
スク12にプリグルーブとして記録されている絶対位置
情報)、アドレス情報、フォーカスモニタ信号等を抽出
する。そして、抽出された再生RF信号はエンコーダ/
デコーダ部17に供給される。またトラッキングエラー
信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路18に供給さ
れ、アドレス情報はアドレスデコーダ19に供給され
る。さらに絶対位置情報、フォーカスモニタ信号は、例
えばマイクロコンピュータによって構成されるシステム
コントローラ20に供給される。
【0023】サーボ回路18は供給されたトラッキング
エラー信号、フォーカスエラー信号や、システムコント
ローラ20からのトラックジャンプ指令、シーク指令、
スピンドルモータ13の回転速度検出情報等により各種
サーボ駆動信号を発生させ、スレッド機構21を制御し
てフォーカス及びトラッキング制御をなし、またスピン
ドルモータ13を一定角速度(CAV)または一定線速
度(CLV)に制御する。
【0024】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部1
7でEFM復調、CIRC等のデコード処理された後、
メモリコントローラ22によって一旦バッファRAM2
3に書き込まれる。なお、光学ヘッド14による光磁気
ディスク12からのデータの読み取り及び光学ヘッド1
4からバッファRAM23までの系における再生データ
の転送は、例えば1.41Mbpsで行われる。
【0025】バッファRAM23に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が例えば0.3Mbpsとなるタイミン
グで読み出され、音声データについては音声圧縮/伸長
処理を行うエンコーダ/デコーダ部24に供給される。
そして音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号
処理を施され、D/A変換器25によってアナログ音声
信号とされ、端子26から所定の増幅回路部へ供給され
て再生出力される。また映像データについては、メモリ
コントローラ22により映像信号のエンコーダ/デコー
ダ部27に供給される。28はエンコード処理、デコー
ド処理の際に映像データを保持するビデオRAM、29
はビデオ信号発生部である。エンコーダ/デコーダ部2
7でデコードされた映像信号(R、G、B映像信号)は
D/A変換器30においてアナログ信号とされ、コンバ
ータ31によってNTSC映像信号に変換され、端子3
2から出力される。ここで、バッファRAM23に一旦
書き込まれ、その後読み出されるデータについては、シ
ステムデコーダ33がそのデータ内容から、そのセクタ
ーデータが音声データであるか映像データであるかを判
別できるようになされており、読み出されたデータをエ
ンコーダ/デコーダ部24とエンコーダ/デコーダ部2
7のいづれに供給すべきかが判別される。アドレスデコ
ーダ19から出力されるアドレス情報や制御動作に供さ
れるサブコードデータはエンコーダ/デコーダ部17を
介してシステムコントローラ20に供給され、各種の制
御動作に用いられる。
【0026】光磁気ディスク12に対して記録動作が実
行される際には、記録すべき音声信号(アナログ音声信
号)については端子34に供給される。また映像信号
(NTSCコンポジット映像信号)は端子35に供給さ
れる。端子34に供給されたアナログ音声信号は、A/
D変換器36によってデジタルデータとされた後、エン
コーダ/デコーダ部24に供給され、音声圧縮エンコー
ド処理を施される。エンコーダ/デコーダ部24によっ
て圧縮された音声データはメモリコントローラ22によ
って一旦バッファRAM23に書き込まれ、また所定タ
イミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部17に
送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部17でCIR
Cエンコード、EFM変調等のエンコード処理された
後、磁気ヘッド駆動回路37に供給される。また端子3
5に供給されたNTSCコンポジット映像信号は、コン
バータ38においてR、G、B映像信号に変換され、さ
らにA/D変換器39によってデジタルデータとされた
後、エンコーダ/デコーダ部27に供給され、MPEG
方式に準じたエンコード処理を施される。エンコーダ/
デコーダ部27によって圧縮エンコード処理された映像
データは、メモリコントローラ22によって一旦バッフ
ァRAM23に書き込まれ、また所定タイミングで読み
出されてエンコーダ/デコーダ部17に送られる。そし
てエンコーダ/デコーダ部17でCIRCエンコード、
EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆
動回路37に供給される。磁気ヘッド駆動回路37に対
しては、音声データと映像データが時分割的に供給され
ることになる。磁気ヘッド駆動回路37は供給された記
録データに応じて、磁気ヘッド15に磁気ヘッド駆動信
号を供給する。つまり、光磁気ディスク12に対して磁
気ヘッド15によるNまたはSの磁界印加を実行させ
る。
【0027】40はユーザー操作に供されるキーが設け
られた操作入力部、41は例えば液晶ディスプレイによ
って構成される表示部を示す。操作入力部40には録音
キー、再生キー、停止キー、AMSキー、サーチキー、
テンキー等がユーザー操作に供されるように設けられて
いる。
【0028】また、光磁気ディスク12に対して記録/
再生動作を行う際には、光磁気ディスク12に記録され
ている管理情報、即ちP−TOC、U−TOCを読み出
して、システムコントローラ20はこれらの管理情報に
応じて光磁気ディスク12上の記録すべきセグメントの
アドレスや、再生すべきセグメントのアドレスを判別す
ることとなるが、この管理情報はバッファRAM23に
保持される。このためバッファRAM23は、上記した
記録データ/再生データのバッファエリアと、これら管
理情報を保持するエリアが分割設定されている。そして
システムコントローラ20はこれらの管理情報を、光磁
気ディスク12が装填された際に管理情報の記録された
ディスクの最内周側の再生動作を実行させることによっ
て読み出し、バッファRAM23に記憶しておき、以後
その光磁気ディスク12に対する記録/再生動作の際に
参照できるようにしている。またU−TOCはデータの
記録や消去に応じて編集されて書き換えられるものであ
るが、システムコントローラ20は記録/消去動作のた
びにこの編集処理をバッファRAM23に記憶されたU
−TOC情報に対して行い、その書換動作に応じて所定
のタイミングで光磁気ディスク12のU−TOCエリア
についても書き換えるようにしている。
【0029】さらにシステムコントローラ20にはRA
M20(a)として、前述した副情報再生回数データを
記憶することができるメモリが搭載されている。この副
情報再生回数データも副情報の再生に応じて書き換えら
れるものであり、システムコントローラ20は副情報の
再生が終了するたびにこの処理をRAM20(a)に対
して行い、その書換動作に応じて所定のタイミングで光
磁気ディスク12の副情報再生回数記録領域9について
も書き換えるようにしている。なお、このRAM20
(a)はシステムコントローラ20に対して外部のRA
Mとして構成されても良い。
【0030】また、さらにシステムコントローラ20に
は、副情報再生中のスキップ動作を禁止する装置とし
て、動作判定部42(a)、制御信号発生部42
(b)、スキップフラグ格納部42(c)からなるスキ
ップ制御装置42が搭載されている。光磁気ディスク1
2の情報の記録フォーマットは、図4(a)に示すよう
に、一定の長さのデータユニット1,2,…から構成さ
れており、各データユニット1,2,…には図4(b)
に示すように、副情報か主情報(ユーザーが記録した情
報)かを判別するための制御コードである主情報コード
又は副情報コードが含まれている。動作判定部42
(a)はデータユニットに含まれる制御コードを受け取
り、その内容を解析して、主情報の再生、副情報の再生
等の動作を判定するようになっている。スキップフラグ
格納部42(c)には、情報再生時に操作入力部40か
らユーザによりスキップの指示がなされたときに、それ
を実行するか否かを判断するためのフラグ、即ちスキッ
プフラグが格納されている。動作判定部42(a)で制
御コードが副情報コードであると判断されたときはスキ
ップフラグをセット(FALSE)され、主情報コード
であると判断されたときはスキップフラグをリセット
(TRUE)されるようになっている。制御信号発生部
42(b)は、動作判定部42(a)からの指示に基づ
きサーボ回路18等に信号を出力するものである。
【0031】次に図3の記録再生装置の動作を説明す
る。図5に示すように、ユーザーが光磁気ディスク12
をセット(ステップS1)すると、システムコントロー
ラ20は光磁気ディスク12からリードイン領域のP−
TOC、U−TOC及び副情報規定再生回数を読み込み
バッファRAM23に記憶する(ステップS2)ととも
に、光磁気ディスク12の副情報再生回数記録領域9か
らそれまでの通算再生回数を読み込み、システムコント
ローラ20内のRAM20(a)に記憶する(ステップ
S3)。そして、RAM20(a)に読み込まれている
副情報通算再生回数(α)と副情報規定再生回数(β)
とを比較し(ステップS4)、(α)≧(β)の場合は
副情報任意再生モードになり(ステップS5)、副情報
再生中のスキップ動作が可能となる。
【0032】一方、(α)<(β)の場合は副情報強制
再生モードに入り(ステップS6)、副情報再生中のス
キップ動作は禁止される。図6に示すように、光磁気デ
ィスク12に記録されている情報を再生するとき、シス
テムコントローラ20は光磁気ディスク12からデータ
ユニットを読み込み(ステップS7)、データユニット
に含まれる制御コードがスキップ制御装置42の動作判
定部42(a)に送られる(ステップS8)。動作判定
部42(a)は受け取った制御コードを解析し(ステッ
プS9)、副情報の制御コード(副情報コード)である
ときはスキップフラグ格納部42(c)に格納されてい
るスキップフラグをセット(FALSE)し(ステップ
S10)、主情報の制御コード(主情報コード)のとき
はリセット(TRUE)する(ステップS11)。その
後動作判定部42(a)は、制御信号発生部42(b)
に制御コードに応じた情報(主情報/副情報)の再生指
示信号の発行を指示し(ステップS12)、制御信号発
生部42(b)から再生指示信号が出力される(ステッ
プS13)。以上の処理がデータユニットが読み取られ
る度に繰り返される。
【0033】ここで、操作入力部40から「ディスク早
送り」の指示が出されたときの情報記録再生装置の動作
を、図7に示すフローチャートを参照して説明する。ま
ず、システムコントローラ20内の動作判定部42
(a)がその早送り指示を受け取る(ステップS1
4)。動作判定部42(a)は、スキップフラグ格納部
42(c)に格納されているスキップフラグの状態
(値)をチェックし(ステップS15)、スキップフラ
グが「FALSE」のとき、即ち現在副情報が再生され
ていると判定したときは早送り指示を無視する。そし
て、システムコントローラ20が副情報の再生がすべて
終了した旨の信号を受け取ると(ステップS16)、R
AM20(a)内に記憶されていた通算再生回数が書き
換えられ(ステップS17)、この動作に応じて所定の
タイミングで光磁気ディスク12の副情報再生回数記録
領域9についても書き換えられる(ステップS18)。
【0034】また、動作判定部42(a)が主情報の制
御コードを受け取ったとき、即ち主情報を再生している
ときは、同様な流れでスキップフラグがリセット(TR
UE)され、早送り指示が出されたときは、動作判定部
42(a)が制御信号発生部42(b)に早送り指示信
号の発行を指示し(ステップS19)、制御信号発生部
42(b)からサーボ回路に対し早送り指示信号が出力
される(ステップS20)。(α)≧(β)の状態で副
情報を再生する場合は、副情報強制再生モードは解除さ
れるので、光磁気ディスク12をセットし、システムコ
ントローラ20が(α)≧(β)と判断したときは、制
御コードが副情報、主情報に関わらず常にリセット(T
RUE)されることになる。
【0035】なお、ここでは「ディスク早送り」指示を
無視する設定について記載したが、当然の事ながら、
「停止」、「一時停止」、「巻き戻し」、「スロー再
生」等、あらゆる指示に対して無視する設定にすること
が可能である。
【0036】以上、本発明について実施例を示したが、
これらは発明の基本骨格を示すための説明であり、本発
明はこれに限定されるものではない。図面で示した実施
例は、本発明の基本骨格を満たしていれば、本文で記載
した別の構成要素と交換することも可能である。副情報
を再生している際のスキップ禁止の方法に関しても特に
限定はなく、例えば制御情報として副情報の再生の終了
条件が記録されており、その終了条件が満足されている
か否かを判定する方法等、あらゆる方法をとることがで
きる。また、その際にはスキップ禁止の方法に応じて、
情報記録媒体の記録フォーマットも変わってくることは
言うまでもない。
【0037】また、実施例においては副情報が一種類し
か記録されていない例について説明したが、当然の事な
がら複数の副情報を記録することが可能であり、規定再
生回数についてもそれぞれの副情報について異なる回数
に設定することが可能である。また、本発明は光ディス
クに限定されるものではなく、磁気ディスク、光カー
ド、磁気カード、ICカード、磁気テープ、光テープ等
構成の類似した他の情報記録媒体にも適応できる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、予め再生回数の限定さ
れている副情報を主情報と共に用いることにより、ユー
ザーに対しては安価に提供することができ、また、予め
設定された再生回数分だけ副情報を提供することが可能
となるから古くなった副情報を強制的に無制限に見せつ
けられるといった問題を解決することができ、さらに、
書換可能な媒体に副情報を記録するという手法により、
こうした副情報の選択の幅が拡がり、あらゆるジャンル
の副情報の記録が可能となることで、コストダウンの可
能性が大きくなる等の利点を有する情報記録媒体及びこ
の情報記録媒体を記録再生する情報記録再生装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録媒体の基本断面構造を説明す
るための図である。
【図2】本発明の情報記録媒体の記録領域状態を説明す
るための図である。
【図3】本発明の記録再生装置の一実施例構成図であ
る。
【図4】光磁気ディスクの記録フォーマットを説明する
ための図である。
【図5】本発明の記録再生装置の再生動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図6】本発明の記録再生装置の再生動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図7】本発明の記録再生装置の再生動作を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
4 情報記録面 8 副情報領域(再生専用領域) 9 副情報再生回数記録領域(通算再生回数記録領域) 10 主情報記録再生領域(記録再生領域) 42 スキップ制御装置(手段) A 情報記録媒体 α 副情報通算再生回数(通算再生回数) β 副情報規定再生回数(規定再生回数)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主情報の記録再生が可能な記録再生領域
    と、 規定再生回数が付された副情報が記録されている再生専
    用領域と、 前記副情報の通算再生回数を記録する通算再生回数記録
    領域とを有することを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報記録媒体に主情報を記
    録再生する情報記録再生装置であって、 主情報を記録する記録手段と、 主情報及び副情報を再生する再生手段と、 前記情報記録媒体の装填時に、前記規定再生回数と前記
    通算再生回数とを比較する比較手段と、 この比較結果が前記規定再生回数≦前記通算再生回数の
    場合は、前記副情報の再生中のスキップ動作を可能と
    し、前記比較結果が前記規定再生回数>前記通算再生回
    数の場合には、前記副情報の再生中のスキップ動作を禁
    止する判定手段と、 前記再生専用領域に記録されている前記副情報の再生が
    終了する毎に前記通算再生回数を前記通算再生回数記録
    領域に記録する手段とを備えたことを特徴とする情報記
    録再生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002013027A1 (fr) * 2000-08-09 2002-02-14 Kanars Data Corporation Systeme de distribution de contenus et dispositif de reproduction de contenus distribues
JP2002341806A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置、記録再生装置の配布方法、及びプログラム
WO2006006619A1 (ja) * 2004-07-13 2006-01-19 Pioneer Corporation 情報記録媒体
JP4783536B2 (ja) * 2000-05-30 2011-09-28 株式会社電通 放送提供方法、放送システムおよび放送受信装置

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