JP2000149392A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2000149392A
JP2000149392A JP10336565A JP33656598A JP2000149392A JP 2000149392 A JP2000149392 A JP 2000149392A JP 10336565 A JP10336565 A JP 10336565A JP 33656598 A JP33656598 A JP 33656598A JP 2000149392 A JP2000149392 A JP 2000149392A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの種類の設定に要する時間を短縮す
ることができ、しかも設定精度を高めることができるデ
ィスク再生装置を提供すること。 【解決手段】 システムコントローラ32は、フォーカ
スサーボプロセッサ20に指示を送ってフォーカスアク
チュエータ14cを駆動して、対物レンズ14aをディ
スク10の信号記録面に対して垂直方向に上げ下げす
る。そして、システムコントローラ32は、このときR
Fアンプ40から出力されるフォーカスエラー信号に含
まれるS字カーブの個数と振幅値に基づいてディスク1
0の種類を判別し、実際にこの判別結果を用いて起動処
理を行う。その後、正常な信号読み取りができない場合
には、設定内容を変更した後、再度起動処理が実施され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(デジタル
バーサイタルディスク)とCD(コンパクトディスク)
の両方の再生が可能なデジタルディスクプレーヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近では、MPEG2の情報圧縮技術が
実用化レベルに達しており、この技術を用いてコンパク
トディスク大のディスクに記録された映像や音楽の再生
を行うDVDプレーヤが市場に出回っている。このDV
Dプレーヤに装てんされるディスクには、一方の面に1
つあるいは2つの信号記録面が形成されており、各信号
記録面にはピットと称される穴が形成されている。この
ピットには数種類の長さのものがあり、これら数種類の
長さのピットが組み合わされて長手方向に配置されてト
ラックが形成されている。ディスクに記録された信号を
再生する場合には、このトラックに沿って形成された各
ピットを一定の線速度で読み取り、この読み取った信号
に基づいて各種の信号処理を行うことにより映像信号や
音楽信号の復元を行っている。
【0003】また、ディスクに形成されたピット列に沿
って信号の読み取りを行う点では、従来からあるコンパ
クトディスクも同様であるが、記録容量の相違からピッ
トの大きさが異なっている。例えばDVDは、一方の面
に2層の信号記録面を有するデュアルレイヤタイプのも
のでは8.5ギガバイトの容量を有し、1層の信号記録
面を有するシングルレイヤタイプのものでは4.7ギガ
バイトの容量を有している。これに対し、CDの容量は
780キロバイト程度であり、ピットの大きさを比較す
ると、DVDのピットはCDのピットに比べて縦横の長
さがほぼ半分になっている。
【0004】このように、DVDとCDでは信号記録面
に形成されたピットの大きさが異なるため、DVDプレ
ーヤでDVDのみならずCDを再生しようとすると、フ
ォーカスレンズの位置やRFアンプのゲインを切り換え
る等の操作が必要となり、その前提としてDVDプレー
ヤに実際に装填されたディスクがDVDであるかCDで
あるかを判別する必要がある。
【0005】DVDプレーヤに装填されたディスクを判
別する方法としては、例えば初期状態においてDVDに
対応した設定を行っておいて、実際に装填されたディス
クに対してフォーカサーボをかけてみる方法がある。正
常にフォーカス位置が検出できた場合(例えばフォーカ
スエラー信号のレベルが所定の閾値を越えるか否かで判
定する)には装填されたディスクはDVDであり、その
ままの設定で再生動作が開始される。また、正常にフォ
ーカス位置が検出できない場合には、装填されたディス
クはDVDではないということになるため、次にCDに
対応した設定を行う。このとき、正常にフォーカス位置
を検出することができれば装填されたディスクはCDで
あり、そのままの設定で再生動作が開始される。また、
この設定においてもフォーカス位置が検出できない場合
には、DVDやCD以外のディスクが装填された場合
や、DVDやCDではあるが傷や偏芯あるいは反り等の
ために記録信号の読み取りが困難になった場合であり、
いずれの場合にも正常な再生動作を継続することはでき
ないため、所定のエラー処理に移行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のディスクの判別方法では、装填対象となるディスク
の設定を実際に行う必要があるため、判別対象となるデ
ィスクの種類が多くなると、ディスクの種類によっては
判別に時間がかかるという問題がある。例えば、装填さ
れる頻度が高い順に予め設定順が決まっているものとす
ると、使用頻度が低いディスクを装填した場合にこのデ
ィスクの判別に要する時間が他のディスクに比べて長く
なる。また、フォーカスサーチの結果によってディスク
の種類を判定しているため、ディスクの種類が多くなる
とディスクの種類を誤って判別する可能性が高くなり、
ディスクの種類の設定精度が悪いという問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、ディスクの種類の設定に要
する時間を短縮することができ、しかも設定精度を高め
ることができるディスク再生装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のディスク再生装置は、フォーカスエラ
ー信号に含まれるS字カーブの個数と振幅値に基づいて
ディスク型記録媒体の種類を判別して設定した後に、実
際に信号の読み取りを行った結果に基づいて、この設定
内容を変更している。特に、フォーカスエラー信号のS
字カーブの個数とその振幅値を組み合わせてディスクの
種類を判別しているため、複数の種類の中から一つを判
別する場合であっても種類の多少によって判別時間が変
動することがなく、判別に要する時間を短縮することが
できる。例えば、単層DVD、2層DVD、CD−RO
M、CD−RWのように多種類の中から一つを判別する
ような場合に適しており、このように判別対象となるデ
ィスクの種類が多い場合であっても短時間でディスクの
種類を判別することができる。
【0009】また、実際に信号の読み取りを行った結果
に基づいて、ディスクの種類の設定内容を変更する場合
には、フォーカスサーボがかかったかどうか、ディスク
の特定領域のデータの読み出しが可能かどうかを考慮す
ることが望ましい。これらの判定において良好な結果が
得られる場合とは、正常な設定がなされているというこ
とであり、このような設定内容の変更を行うことによ
り、ディスクの種類の設定精度を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のDVDプレーヤについて、図面を参照しながら説明
する。
【0011】図1は、本発明を適用した一の実施形態の
DVDプレーヤの構成を示す図である。同図に示すDV
Dプレーヤ1は、装てんされたディスク型記録媒体とし
てのディスク10の種類を判別し、この判別結果に基づ
いてモード切替えを行った後に、ディスク10に記録さ
れた信号を読み取って所定の処理を行って映像や音楽の
再生を行っている。判別対象となるディスク10の種類
としては、例えば一方の面に1つの信号記録面のみを
有するシングルレイヤ(単層)のDVD、一方の面に
2つの信号記録面を有するデュアルレイヤ(2層)のD
VD、記録信号の読み込のみを行うCD−ROM、
記録信号の再生と書き込みを行うことが可能なCD−R
W(リライタブル)の4種類を考えるものとする。な
お、音楽用CD(CD−DA)は、CD−ROMに含ま
れるものとする。
【0012】図1に示すDVDプレーヤ1は、スピンド
ルモータ12、光学ピックアップ14、スレッドモータ
16、フォーカスサーボプロセッサ20、フォーカスア
クチュエータドライバ22、アナログ−デジタル(A/
D)変換器24、トップ保持部26、ボトム保持部2
8、システムコントローラ32、ディスク装てん検出部
34、RFアンプ40、DVDデータプロセッサ42、
MPEGビデオデコーダ44、MPEGオーディオデコ
ーダ46、デジタル−アナログ変換器(D/A変換器)
48、52、58、NTSCエンコーダ50、CDデー
タプロセッサ54およびデジタルフィルタ56を含んで
いる。
【0013】スピンドルモータ12は、ディスク10を
一定の線速度で回転させる。光学ピックアップ14は、
ディスク10から記録信号の読み取りを行うものであ
り、半導体レーザからの照射光を集光するとともにディ
スク10の信号記録面からの反射光をホトダイオードに
導く対物レンズ14aと、この対物レンズ14aをディ
スク10の記録面に垂直方向に移動させることにより焦
点位置を調整するフォーカスアクチュエータ14cを含
んでいる。
【0014】フォーカスサーボプロセッサ20は、RF
アンプ40から入力されるフォーカスエラー信号に対し
て高域成分の位相補償や低域成分の増幅を行うことによ
り、トラッキングサーボに必要な信号を作り、さらにこ
の信号を増幅してフォーカスアクチュエータドライバ2
2の駆動に必要な電圧を発生する。上述したフォーカス
エラー信号は、光学ピックアップ14内の対物レンズ1
4aと合焦点位置(対物レンズの焦点位置がディスク1
0の信号記録面に一致するときのこの対物レンズの位
置)との間の距離に応じた電圧値を有する信号であり、
RFアンプ40内に備わったフォーカスエラー信号検出
部によって生成される。
【0015】フォーカスアクチュエータドライバ22
は、フォーカスサーボプロセッサ20から印加される駆
動電圧に応じて光学ピックアップ14内のフォーカスア
クチュエータ14cのフォーカス用コイルに通電を行う
ためのものであり、この通電動作によって上述した対物
レンズ14aの位置をディスク10の信号記録面に対し
て垂直方向に移動させる。
【0016】A/D変換部24は、RFアンプ40から
出力されるアナログのフォーカスエラー信号をデジタル
データに変換する。また、トップ保持部26は、デジタ
ルデータに変換された後のフォーカスエラー信号の最大
値を保持する。同様に、ボトム保持部28は、デジタル
データに変換された後のフォーカスエラー信号の最小値
を保持する。一般に、光学ピックアップ14の対物レン
ズ14aをディスク10の信号記録面に垂直な一方向に
移動させると、フォーカスエラー信号には、対物レンズ
14aの焦点と信号記録面とが一致する位置に対応して
S字カーブが現れる。上述したトップ保持部26はこの
S字カーブの最大値を保持し、ボトム保持部28はこの
S字カーブの最小値を保持する。
【0017】RFアンプ40は、光学ピックアップ14
から出力される信号を増幅するものであり、その増幅度
はディスク10の種類によって適宜変更可能となってい
る。また、このRFアンプ40は、上述したようにフォ
ーカスエラー信号検出部を内蔵しており、フォーカスエ
ラー信号を出力する機能を有している。
【0018】システムコントローラ32は、ディスク1
0に記録された映像や音楽の再生を行うためにDVDプ
レーヤ1の全体を制御するものであり、特にディスク装
てん検出部34によってディスク10の装てんが検出さ
れると、ディスク10の種類を判別する処理を行い、判
別結果に基づいてモードの切替えを行う。
【0019】DVDデータプロセッサ42は、RFアン
プ40から出力された信号に基づいて、MPEGデータ
を復調するとともに、誤り訂正処理、MPEGビデオデ
ータとMPEGオーディオデータの分離処理、アドレス
情報の抽出処理等の各種のデジタル信号処理を行うもの
である。MPEGビデオデコーダ44は、DVDデータ
プロセッサ42で分離されたMPEGビデオデータに基
づいてMPEG2の画像データを復号化する。復号化さ
れた映像データは、デジタル−アナログ変換器48に入
力され、輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crが作られ
る。さらに、NTSCエンコーダ50によってこれらの
輝度信号および色差信号からNTSC信号(映像信号)
が作られる。MPEGオーディオデコーダ46は、DV
Dプロセッサ42で分離されたMPEGオーディオデー
タに基づいてMPEG2のオーディオデータを復号化す
る。この復号化されたオーディオデータは、D/A変換
器52を通すことにより、アナログのオーディオ信号に
変換される。
【0020】また、CDデータプロセッサ54は、RF
アンプ40から出力された信号に基づいて、EFM(Ei
ght to Fourteen Modulation )復調を行った後、CI
RC(Cross Interleaved Reed-Solomon Code )デコー
ド処理を行って、オーディオデータを出力する。このオ
ーディオデータに対してデジタルフィルタ56によるオ
ーバーサンプリングを行い、その結果をD/A変換器5
8に通すことにより、アナログのオーディオ信号が得ら
れる。
【0021】上述したA/D変換器24、トップ保持部
26、ボトム保持部28、システムコントローラ32が
S字カーブ検出手段に、システムコントローラ32がデ
ィスク種類判別手段、ディスク種類設定変更手段にそれ
ぞれ対応する。
【0022】本実施形態のDVDプレーヤ1はこのよう
な構成を有しており、次にその動作を説明する。図2
は、DVDプレーヤ1の動作手順を示す流れ図であり、
主にディスク10が装てんされてからこのディスク10
の種類に応じたモード設定を行うまでの動作が示されて
いる。
【0023】システムコントローラ32は、ディスク1
0が装てんされたか否かを常時監視している。ディスク
10が装てんされてディスク装てん検出部34から所定
の検出信号が出力されると、次にシステムコントローラ
32は、スピンドルモータ12を回してディスク10を
ほぼ一定速度で回転させるとともに、スレッドモータ1
6にスレッドモータ駆動信号を送って光学ピックアップ
14をディスク10の内周近傍の所定の位置に移動させ
る。実際には、システムコントローラ32から図示しな
いスピンドルサーボプロセッサに回転指示が送られて、
スピンドルモータ12が回転サーボ制御がかかっていな
い状態でほぼ一定速度(必ずしも信号読み取りの際の一
定の線速度と同じである必要はない)で回転される。ま
た、システムコントローラ32から図示しないスレッド
サーボプロセッサに移動指示が送られて、スレッドモー
タ16が回転駆動される。
【0024】次に、システムコントローラ32は、フォ
ーカスサーボプロセッサ20に対して指示を送ることに
より、フォーカスアクチュエータドライバ22によって
光学ピックアップ14内のフォーカスアクチュエータ1
4cを駆動して対物レンズ14aを降下させ、対物レン
ズを所定の位置に設定する。なお、本実施形態では、対
物レンズ14aを降下させることは、ディスク10の信
号記録面から対物レンズ14aを遠ざけることに対応し
ている。
【0025】上述した対物レンズ14aの降下動作後、
あるいはこの降下動作と並行して、システムコントロー
ラ32は光学ピックアップ14内の半導体レーザに通電
を行ってレーザビームの照射を開始する。そして、レー
ザビームが安定するまで一定時間待った後、システムコ
ントローラ32は、フォーカスサーボプロセッサ20に
対して指示を送ることにより、対物レンズ14aを上昇
させた後降下させ、この上昇動作および降下動作が行わ
れている間にFRアンプ40から出力されるフォーカス
エラー信号に含まれるS字カーブの検出を行う(ステッ
プ100)。
【0026】次に、システムコントローラ32は、検出
したS字カーブの個数と振幅値とに基づいて、ディスク
10の種類を判別することができたか否かを判定する
(ステップ101)。
【0027】図3は、フォーカスエラー信号(FE)に
含まれるS字カーブの詳細を示す図であり、A/D変換
器24によってデジタルデータに変換された後の波形が
示されている。システムコントローラ32は、所定のス
タンバイレベルを越えたときにS字カーブの検出を行
う。また、このときの検出動作と並行してS字カーブの
ピーク値とボトム値がそれぞれピーク保持部26、ボト
ム保持部28に取り込まれて保持されるため、システム
コントローラ32は、ピーク保持部26とボトム保持部
28のそれぞれに保持された値を加算することにより、
S字カーブの振幅値を計算することができる。
【0028】図4は、ディスク10の種類とS字カーブ
の出現個数および振幅値の関係を示す図である。同図に
おいて、DVD−SはシングルレイヤのDVDを、DV
D−DはデュアルレイヤのDVDを示している。シング
ルレイヤのDVDは、信号記録面が1層であるため、対
物レンズ14aの上昇と降下を行うと、合計で2個のS
字カーブが検出されるはずである。また、このS字カー
ブのピーク値とボトム値を合計した振幅値(複数個のS
字カーブが検出された場合には平均値)は、比較的大き
な値であり、例えば7FH(Hは16進数であることを
示す)以上となる。また、デュアルレイヤのDVDは、
4個のS字カーブが検出され、その振幅値は40H〜7
EHに含まれる。CD−ROMは、2個のS字カーブが
検出され、その振幅値はデュアルレイヤのDVDと同じ
であって、40H〜7EHに含まれる。CD−RWは、
図3に示したスタンバイレベル以上のS字カーブは検出
されず、その検出個数は0個であって、その振幅値は4
0H未満となる。
【0029】このように、ディスク10の種類によっ
て、検出されるS字カーブの数、あるいはその振幅値が
含まれる範囲のいずれかが異なっているため、反対にS
字カーブの出現個数とその振幅値を求めることにより、
装填されたディスク10の種類を判別することができ
る。
【0030】図5は、フォーカスエラー信号に含まれる
S字カーブの出現個数とその振幅値に基づいてディスク
10の種類の判別を行うディスク種類判別表の一例を示
す図である。なお、図4に示したS字カーブの出現個数
と振幅値の組み合わせを厳密に考えると、この組み合わ
せから外れる場合にはエラーと判断されるが、誤検出等
の場合を考慮して、本来であればエラーとなる場合であ
っても正常判断されるようになっている。
【0031】システムコントローラ32は、ステップ1
01において、図5に示したディスク種類判別表に基づ
くディスクの種類判別が可能であるか否かを判定する。
例えば、起動直後に1回目の判定を行う場合には、図5
に示したハッチング(斜線)が付されていない部分を用
いて判定処理が行われる。この部分に当てはまらない場
合、例えばS字カーブの出現個数が奇数になる場合等に
おいては、ステップ101で否定判断され、次にシステ
ムコントローラ32は、ディスク種類判別表を用いた判
定処理が2回目であるか否かを判定する(ステップ10
2)。ディスク種類が判別できず、しかもこの判定処理
が1回目であれば、ステップ100に戻って再度S字カ
ーブの検出動作が繰り返される。
【0032】また、ステップ101における判定処理が
2回目の場合には、図5に示した全範囲を用いてこの判
定処理が行われる。この場合には、S字カーブの出現回
数とその振幅値との組み合わせによって、何らかのディ
スクの種類が判別されるように、図5に示したディスク
種類判別表が作成されており、次にシステムコントロー
ラ32は、RFアンプ40と光学ピックアップ14のそ
れぞれに対して、判別されたディスク10の種類に応じ
た係数値を転送して(ステップ103)、動作モードの
設定を行う。例えば、RFアンプ40は、この係数値に
基づいてゲインを設定する。また、光ピックアップ14
は、この係数値に基づいてレーザ透過光の径を変えて、
等価的に開口数を最適値に設定する。
【0033】次に、システムコントローラ32は、各種
のサーボ機構を有効に動作させて、ディスク10から記
録信号を読み取るための起動処理を行う(ステップ10
4)。その後、システムコントローラ32は、正常にフ
ォーカスサーボがかかったか否かを判定する(ステップ
105)。正常にフォーカスサーボがかからなかった場
合には、この判定処理が2回目であるか否かが判定され
(ステップ106)、1回目の場合にはディスクの種類
の設定を変更した後(ステップ107)、ステップ10
3に戻って係数値転送処理以降が繰り返される。
【0034】図6は、フォーカスサーボがかからなかっ
た場合に変更されるディスクの種類を示す図である。同
図に示すように、例えば、変更前の設定がシングルレイ
ヤのDVDであった場合には設定がCD−ROMに変更
される。また、変更前の設定がデュアルレイヤのDVD
であった場合には同じ設定を維持して再度起動処理が行
われる。2回目の起動処理においてもフォーカスサーボ
がかからなかった場合には、ステップ106において肯
定判断がなされ、所定のエラー処理が行われる(ステッ
プ110)。
【0035】また、フォーカスサーボがかかった場合に
は、次にシステムコントローラ32は、ディスク10の
リードイン領域にあるセクタ毎のID番号が読みとれる
か否かを判定する(ステップ108)。このID番号が
読み取れなかった場合には、この判定処理が2回目であ
るか否かが判定され(ステップ109)、1回目の場合
にはディスクの種類の設定を変更した後(ステップ10
7)、ステップ103に戻って係数値転送処理以降が繰
り返される。
【0036】図7は、ID番号が読み取れなかった場合
に変更されるディスクの種類を示す図である。同図に示
すように、例えば、変更前の設定がシングルレイヤのD
VDであった場合には設定がCD−ROMに変更され
る。また、変更前の設定がCD−ROMであった場合に
は設定がシングルレイヤのDVDに変更される。2回目
の起動処理においてもID番号が読み取れなかった場合
には、ステップ109において肯定判断がなされ、所定
のエラー処理が行われる(ステップ110)。
【0037】また、ステップ104において起動処理を
行った結果、フォーカスサーボがかかって、リードイン
領域の各セクタのID番号が読み取れる場合には、ディ
スク10を回転させた状態で一時停止となる回転ポーズ
処理が実行される(ステップ111)。以後、利用者か
らの動作指示に応じて、あるいは自動再生を行う場合に
は所定の動作手順にしたがってDVDプレーヤ1が動作
する。
【0038】このように、本実施形態のDVDプレーヤ
1は、フォーカスレンズ14aを上下させたときにフォ
ーカスエラー信号に現れるS字カーブの数と振幅値とを
組み合わせることによって、ディスク10の種類を判別
しており、判別対象となるディスクの種類が多い場合で
あっても短時間で判別処理を行うことができる。
【0039】また、実際のディスク10は、その表面の
汚れや傷等によって、S字カーブの数や振幅値が正常値
からずれる場合も多いが、本実施形態のDVDプレーヤ
1では、図5に示すディスク種類判別表を用いて、正常
値から外れる場合であってもディスクの種類の仮の設定
を行っており、実状に即した判別処理を行うことができ
る。また、起動処理後にフォーカスサーボがかかったか
否か、リードインに記録されているID番号が読み取れ
るか否かによって、予め考えられる誤設定を考慮して設
定内容の変更を行うことができるため、最終的には確実
にディスクの種類を設定することができ、この設定精度
を高めることができる。
【0040】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の実施形態が
可能である。例えば、上述した実施形態では、図5に示
したディスク種別判別表に基づいてディスクの種類を判
別するようにしたが、この判別表の内容は、実際に使用
される光学ピックアップ14の種類等に応じて適宜変更
すればよい。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、フォ
ーカスエラー信号に含まれるS字カーブの個数と振幅値
に基づいてディスク型記録媒体の種類を判別して設定し
た後に、実際に信号の読み取りを行った結果に基づいて
この設定内容を変更している。特に、フォーカスエラー
信号のS字カーブの個数とその振幅値を組み合わせてデ
ィスクの種類を判別しているため、複数の種類の中から
一つを判別する場合であっても種類の多少によって判別
時間が変動することがなく、判別に要する時間を短縮す
ることができる。また、実際に信号の読み取りを行った
結果に基づいて、ディスクの種類の設定内容を変更して
おり、信号が確実に読み取り可能な状態を確保すること
ができるため、ディスクの種類の設定精度を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一の実施形態のDVDプレーヤの構成を示す図
である。
【図2】DVDプレーヤの動作手順を示す流れ図であ
る。
【図3】フォーカスエラー信号に含まれるS字カーブの
詳細を示す図である。
【図4】ディスクの種類とS字カーブの出現個数および
振幅値の関係を示す図である。
【図5】フォーカスエラー信号に含まれるS字カーブの
出現個数とその振幅値に基づいてディスクの種類の判別
を行うディスク種類判別表の一例を示す図である。
【図6】フォーカスサーボがかからなかった場合に変更
されるディスクの種類を示す図である。
【図7】ID番号が読み取れなかった場合に変更される
ディスクの種類を示す図である。
【符号の説明】
1 DVDプレーヤ 10 ディスク 14 光学ピックアップ 20 フォーカスサーボプロセッサ 24 A/D変換器 26 トップ保持部 28 ボトム保持部 32 システムコントローラ 40 RFアンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク型記録媒体の信号記録面に対し
    て垂直方向に光学ピックアップを移動させたときに出力
    されるフォーカスエラー信号に含まれるS字カーブの個
    数と振幅値を検出するS字カーブ検出手段と、 前記S字カーブの個数と振幅値に基づいて、前記ディス
    ク型記録媒体の種類を判別するディスク種類判別手段
    と、 前記ディスク判別手段によって判別された内容を用いて
    実際に信号の読み取り動作を行った結果に基づいて、前
    記ディスク型記録媒体の種類の設定を変更するディスク
    種類設定変更手段と、 を備えることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ディスク種類判別手段による判別対象となる前記デ
    ィスク型記録媒体は、少なくとも単層DVD、2層DV
    D、CD−ROM、CD−RWであることを特徴とする
    ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記ディスク種類設定変更手段は、実際の信号読み取り
    の際にフォーカスサーボがかからなかった場合に、前記
    ディスク型記録媒体の種類の設定を変更することを特徴
    とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記ディスク種類設定変更手段は、実際の信号読み取り
    の際に前記ディスク型記録媒体の所定領域に記録された
    データの読み出しが不可能な場合に、前記ディスク型記
    録媒体の種類の設定を変更することを特徴とするディス
    ク再生装置。
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