JP2000149325A - 光記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

光記録媒体及びその製造方法

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JP2000149325A
JP2000149325A JP10317965A JP31796598A JP2000149325A JP 2000149325 A JP2000149325 A JP 2000149325A JP 10317965 A JP10317965 A JP 10317965A JP 31796598 A JP31796598 A JP 31796598A JP 2000149325 A JP2000149325 A JP 2000149325A
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Toru Abiko
透 安孫子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高線速度における記録・再生特性、及び高密
度での信号特性においても十分な特性を有する。 【解決手段】 結晶状態と非結晶状態との間の相変化が
可逆的に生じる相変化材料からなる記録層と、上記記録
層と隣接して形成された誘電体層とを備え、光線を照射
して上記記録層に相変化を生じさせることにより情報信
号の記録及び/又は消去が行われ、上記記録層と上記誘
電体層との界面にC及びOが存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結晶状態と非結晶
状態との間の相変化が可逆的に生じる相変化材料からな
る記録層を備え、光線を照射して上記記録層に相変化を
生じさせることにより情報信号の記録及び/又は再生が
行われる光記録媒体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ記録の分野において、光学
記録方式に関する研究が進められている。この光学記録
方式は、記録媒体と非接触で情報信号の記録、再生を行
うことができ、磁気記録方式に比べて一桁以上も高い記
録密度を達成することができる。また、光学記録方式
は、再生専用型、追記型、書換可能型のそれぞれのメモ
リー形態に対応できる等の数々の利点を有する。このよ
うに、光記録方式は、安価な大容量ファイルの実現を可
能とする記録方式として、産業用から民生用まで幅広い
用途が考えられている。
【0003】上述したような光学記録方式のうち、書換
可能型のメモリー形態に対応したものとしては、光磁気
ディスクや、相変化型光ディスク等が挙げられる。光磁
気ディスクでは、磁性材料からなる記録層を部分的にキ
ュリー点または温度補償点以上に昇温させることによっ
て記録層の保磁力を小さくし、外部から記録磁界を印加
することによって記録層の磁化方向を変化させて情報信
号が記録され、また、磁気的に情報信号の読みだしが行
われる。一方、相変化型光ディスクでは、結晶状態と非
結晶状態との間の相変化が可逆的に生じる相変化材料か
らなる記録層を備え、レーザ光等の照射により記録層を
昇温させ、記録層に相変化を生じさせて情報が記録消去
され、また、光学的に情報信号の読み出しが行われる。
【0004】このような相変化型光ディスク等に用いら
れる相変化材料としては、Ge−Te系合金材料、Ge
−Te−Sb系合金材料、In−Sb−Te系合金材
料、Ge−Sn−Te系合金材料等のいわゆるカルコゲ
ン系合金材料が知られている。
【0005】そして、特開昭62-53886号公報、特開昭63
-225934号公報、特開平3-80635号公報、特公平8-32482
号公報等では、相変化材料の高速結晶化特性等の向上を
目的としてGe−Sb−Te系合金材料の組成比が特定
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような相変化型光ディスクにおいては、高線速度、高
密度における信号特性などは、まだ十分なレベルにある
とは言えず、更なる特性向上が望まれている。特に、G
e−Sb−Te系合金材料を記録層に用いた場合、数回
の繰り返し記録によるジッター特性劣化の現象などがあ
り、更なる特性向上が望まれている。
【0007】本発明は、上述したような従来の実情に鑑
みて提案されたものであり、今後の書換可能型のメモリ
ーとして重要な特性である高線速度における記録・再生
特性、及び高密度での信号特性においても十分な特性を
有する光記録媒体及びその製造方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光記録媒体は、
結晶状態と非結晶状態との間の相変化が可逆的に生じる
相変化材料からなる記録層と、上記記録層と隣接して形
成された誘電体層とを備え、光線を照射して上記記録層
に相変化を生じさせることにより情報信号の記録及び/
又は消去が行われる光記録媒体であって、上記記録層と
上記誘電体層との界面にC及びOが存在することを特徴
とする。
【0009】上述したような本発明に係る光記録媒体で
は、上記記録層と上記誘電体層との界面にC及びOが存
在しているので、Cが上記相変化材料の高速結晶化を促
進し、また、Oが上記相変化材料の結晶成長時の結晶粒
径を制御して、高線速、高密度での記録再生が可能とな
る。
【0010】また、本発明の光記録媒体の製造方法は、
基板上に結晶状態と非結晶状態との間の相変化が可逆的
に生じる相変化材料からなる記録層を備え、光線を照射
して上記記録層に相変化を生じさせることにより情報信
号の記録及び/又は消去が行われる光記録媒体の製造方
法であって、上記記録層の形成前及び/又は形成後に、
C及びOを含有する不活性ガス雰囲気下で、プレスパッ
タリングを行うことを特徴とする。
【0011】上述したような本発明に係る光記録媒体の
製造方法では、上記記録層の形成前及び/又は形成後
に、C及びOを含有する不活性ガス雰囲気下でプレスパ
ッタリングを行うことで、上記記録層の界面にC及びO
を存在させ、高線速、高密度での記録再生を可能とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0013】図1は、本発明に係る光記録媒体の一構成
例を模式的に示す断面図である。この光記録媒体は、相
変化型のディスク状光記録媒体(以下、光ディスクと称
する。)である。この光ディスク1は、基板2の一主面
2a上に、第1の誘電体層3と、記録層4と、第2の誘
電体層5と、熱拡散層6と、保護層7とが順次積層形成
されてなる。
【0014】基板2は、ポリカーボネートやガラス等、
レーザ光を透過し得る材料からなる。
【0015】第1の誘電体層3及び第2の誘電体層5は
少なくともZnSを含有する材料よりなることが好まし
く、例えばZnS−SiO2等が挙げられる。この第1
の誘電体層3の厚さとしては50nm〜250nmが好
ましく、具体的には、例えば100nmである。また、
第2の誘電体層5の厚さとしては5nm〜30nmが好
ましく、具体的には、例えば20nmである。
【0016】記録層4は、相変化材料からなり、具体的
にはGe−Sb−Te材料からなるものが好ましい。こ
のような記録層4は、Ge−Sb−Teを含有する相変
化材料をターゲットとして用いたスパッタリングによっ
て形成される。この記録層4の厚さとしては10nm〜
50nmが好ましく、具体的には、例えば20nmであ
る。
【0017】熱拡散層6は、例えばアルミニウム等から
なる。この熱拡散層6の厚さとしては50nm〜250
nmが好ましく、具体的には、例えば160nmであ
る。
【0018】保護層7は、例えば紫外線硬化型樹脂等か
らなる。
【0019】そして、この光ディスク1では、第1の誘
電体層3と記録層4との界面、又は記録層4と第2の誘
電体層5との界面に、C及びOが存在する。第1の誘電
体層3と記録層4との界面、又は記録層4と第2の誘電
体層5との界面に、C及びOを存在させることで、相変
化材料からなる記録層4の結晶化過程において、Cが相
変化材料の結晶化の核となり高速結晶化を促進し、ま
た、Oが上記相変化材料の結晶成長時の結晶粒径を制御
する。これにより、記録層4の相変化速度を高めて、光
ディスク1の高線速、高密度での記録再生が可能とな
る。
【0020】このような光ディスク1に対して情報の記
録を行う場合には、基板2の一主面2aとは反対側の主
面2bからレーザ光等の記録光を部分的に照射して記録
層4の一部を所定の結晶相或いは非結晶相に相変化させ
ることにより記録を行う。上述したような相変化材料で
は、加熱温度によって異なるが、例えば急速加熱又は急
冷することにより非晶質状態となり、徐冷することによ
り結晶状態となる。このように、情報信号に応じて、記
録層4に結晶部分と非結晶部分とを形成することで情報
の記録が行われる。
【0021】また、この光ディスク1から情報の再生を
行う場合には、基板2の一主面2aとは反対側の主面2
b側から記録層4にレーザ光等の再生光を照射して、記
録層4中の異なる結晶相或いは非結晶相間の反射率の差
異により、結晶相及び非結晶相に対応した情報の再生を
行う。なお、この再生光は、記録層4に相変化を起こさ
ないようなものであることが必要である。
【0022】以下、このような光ディスク1の製造方法
について説明する。
【0023】まず、ポリカーボネートやガラス等、レー
ザ光を透過し得る材料からなり、トラッキング用のグル
ーブがスパイラル状に形成された基板2を用意する。
【0024】次に、基板2のグルーブが形成された面上
に、ZnS−SiO2等をスパッタリングにより被着さ
せて、第1の誘電体層3を形成する。この第1の誘電体
層3の厚さとしては50nm〜250nmが好ましく、
具体的には、例えば100nmとする。
【0025】ここで、本発明では、第1の誘電体層3形
成後であって記録層4形成前、又は記録層4形成後であ
って第2の誘電体層5形成前に、C及びOを含有する不
活性ガス中でプレスパッタリングを行う。C及びOを含
有する不活性ガスとして、具体的にはCO2又はCOを
含有するArガスを用いることが好ましい。
【0026】つぎに、プレスパッタリングについて説明
する。一般に、スパッタリングによる成膜工程では、所
望の膜厚を得るために、ターゲットと基板との間に設け
られているシャッタの開閉により膜形成を制御してい
る。プレスパッタとは、このシャッタを開ける前の状態
をいい、成膜には寄与しない状態をいう。
【0027】例えば、Ge−Sb−Teからなる記録層
4、或いはZnS−SiO2からなる誘電体層の成膜時
は、Ge−Sb−Teターゲット或いはZnS−SiO
2ターゲットをArガス雰囲気中でプレスパッタリング
状態にし、シャッタを開けて所望の膜厚を成膜する。こ
のプレスパッタ時のArガスは不活性ガスであり、プレ
スパッタ状態に基板がさらされても界面にArが反応吸
着していくことはない。
【0028】一方、本発明におけるプレスパッタ状態と
は、CO2又はCOを含有するArガス中で放電させて
いることから、シャッタが閉じており成膜こそされない
が、成膜チャンバ内には、活性化したCやO、或いはC
Oがが存在し、誘電体層と記録層との界面にこれらの
C、O或いはCOが吸着、反応することになる。
【0029】このようにして、第1の誘電体層3と記録
層4との界面、又は記録層4と第2の誘電体層5との界
面に、C及びOを存在させることができ、記録層4の相
変化速度を高めて、高線速、高密度での記録再生に適し
た光ディスク1を得ることができる。
【0030】そして、第1の誘電体層3上に、相変化材
料としてGe−Sb−Teをスパッタリングにより被着
させて記録層4を形成する。この記録層4の厚さとして
は10nm〜50nmが好ましく、具体的には、例えば
20nmである。
【0031】次に、記録層4上に、ZnS−SiO2
をスパッタリングにより被着させて、第2の誘電体層5
を形成する。この第2の誘電体層5の厚さとしては5n
m〜30nmが好ましく、具体的には、例えば20nm
とする。
【0032】次に、第2の誘電体層5上に、アルミニウ
ム等を被着させて熱拡散層6を形成する。この熱拡散層
6の厚さとしては50nm〜250nmが好ましく、具
体的には、例えば160nmとする。
【0033】最後に、熱拡散層6上に、紫外線硬化型樹
脂等をスピンコート法によって塗布することにより保護
層7を形成して、光ディスク1が得られる。
【0034】
【実施例】つぎに、上述したような光ディスクを作製
し、その特性を調査した実験例について説明する。
【0035】〈実施例1〉まず、一主面上にトラッキン
グの為のグルーブが0.85μmのピッチでスパイラル
状に形成されている、ポリカーボネート製の基板を用意
し、この基板のグルーブが形成された面上に、スパッタ
リングによりZnS−SiO2を100nmの厚みに被
着させて第1の誘電体層を形成した。
【0036】次に、ZnS−SiO2を放電ターゲット
とし、CO2を10%含有するArガス雰囲気中でプレ
スパッタ(シャッタは閉じた状態)を30秒間行った。
これにより、成膜チャンバ内に、活性化したCやO、或
いはCOを存在せしめ、第1の誘電体層の表面にこれら
のC、O或いはCOが吸着、反応することになる。ま
た、このときの投入パワーはRF電源で1kWとした。
【0037】次に、この第1の誘電体層の上に、Ge2
Sb2Te5をターゲットとしたスパッタリングによりG
e−Sb−Teを25nmの厚みに被着させて記録層を
形成した。
【0038】次に、この記録層の上にスパッタリングに
よりZnS−SiO2を20nmの厚みに被着させて第
2の誘電体層を形成した。
【0039】さらに、この第2の誘電体層の上にスパッ
タリングによりAlを160nmの厚みに被着させて熱
拡散層を形成した。
【0040】これら各層のスパッタリングは各材料ごと
に分かれたチャンバーを有するスパッタリング装置を用
いて行うこととし、スパッタリングの際には各チャンバ
ー内の真空度を5×10-5Pa以下とした後、Arガス
を導入して所定の真空度とした。
【0041】さらに、各層が形成された基板をスパッタ
リング装置から取り出し、上記熱拡散層上にスピンコー
ト法により紫外線硬化樹脂よりなる保護層を形成し、光
ディスクを完成した。
【0042】〈比較例1〉プレスパッタを行わなかった
こと以外は、実施例1と同様にして光ディスクを作製し
た。
【0043】〈比較例2〉プレスパッタ時に、CO2
10%含有するArガスの代わりに、O2を4%含有す
るArガスを用いたこと以外は実施例1と同様にして光
ディスクを作製した。
【0044】次に、これら実施例1、比較例1及び比較
例2の光ディスクを初期化した。ここで言う初期化と
は、この光ディスクの記録層を安定な所定の結晶層にし
ておくことを示す。
【0045】そして、実施例1、比較例1及び比較例2
の光ディスクについて、線速度とジッター値との関係を
評価した。
【0046】評価を行うには、まず、これらの光ディス
クに対して相変化型光記録再生装置により、図2に示す
ような発光パターンを用いて、線速度を4〜16m/s
ecで、長さ0.576μmのマークとなるよう記録し
た。図2中、Ph,Pl及びPcは、ジッター値が最良
になるパワーとした。
【0047】そして、10回のオーバーライト後のクロ
ックに対する各マークエッジの標準偏差をウインドウ幅
で規格化した値をジッター値とした。この条件では、ジ
ッター値が15%以下であればエラー訂正可能であると
されていることから、ジッター値が15%以下となる線
速を記録再生可能な線速とした。特に、そのジッターの
ボトムが得られる線速を最適線速とした。
【0048】実施例1、比較例1及び比較例2の光ディ
スクについて、線速度とジッター値との関係を図3に示
す。ここで、図3においては、実施例1の結果を□で示
す。また、比較例1の結果を○で示し、比較例2の結果
を●で示す。
【0049】図3より、比較例1では、ジッター値も大
きく、最適線速も低かった。また、比較例2では、ジッ
ター値は若干下がるものの、最適線速は、比較例1とほ
とんど変わらなかった。一方、実施例1では、ボトムジ
ッターも高く、且つ最適線速が7m/secと高線速に
対応できることがわかる。
【0050】次に、最適プレスパッタ条件を求めるた
め、プレスパッタの条件を変えて光ディスクを作製し、
特性を評価した。
【0051】〈実施例2〉プレスパッタ時のCO2の濃
度を5%としたこと以外は、実施例1と同様にして光デ
ィスクを作製した。
【0052】〈実施例3〉プレスパッタ時のCO2の濃
度を15%としたこと以外は、実施例1と同様にして光
ディスクを作製した。
【0053】〈実施例4〉記録層の形成後にプレスパッ
タを行い、プレスパッタ時のCO2の濃度を5%とした
こと以外は、実施例1と同様にして光ディスクを作製し
た。
【0054】〈実施例5〉記録層の形成後にプレスパッ
タを行ったこと以外は、実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。
【0055】〈実施例6〉記録層の形成後にプレスパッ
タを行い、プレスパッタ時のCO2の濃度を15%とし
たこと以外は、実施例1と同様にして光ディスクを作製
した。
【0056】〈比較例3〉プレスパッタ時に、CO2
含有しないArガスを用いたこと以外は実施例1と同様
にして光ディスクを作製した。
【0057】〈比較例4〉記録層の形成後にプレスパッ
タを行い、当該プレスパッタ時に、CO2を含有しない
Arガスを用いたこと以外は実施例1と同様にして光デ
ィスクを作製した。
【0058】実施例1〜実施例6、比較例3及び比較例
6の光ディスクについて、上記と同様にしてディスクを
初期化し、線速度とジッター値との関係を評価した。現
行の最適線速5m/secに対し、最適線速がそれ以上
で、かつボトムジッター値が15%以下となる場合には
「OK」として評価し、それ以外の場合には「NG」と
して評価した。
【0059】実施例1〜実施例6、比較例3及び比較例
4の光ディスクについての評価結果を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】表1より、CO2を含有しないArガスだ
けでプレスパッタした比較例3及び比較例4ではNGで
あったが、CO2を含有するArガスでプレスパッタし
た実施例1〜実施例6では、全ての条件でOKであっ
た。
【0062】従って、記録層下地の第1の誘電体層形成
工程と記録層形成工程、又は記録層形成工程と記録層上
地の第2の誘電体層形成工程、あるいはその両方におい
て、CO2を含有するArガス雰囲気下にてプレスパッ
タリングすることにより、記録層と誘電体層との界面に
C及びOを存在せしめ、高線速での記録再生にも対応で
きる良好なジッター特性が得られることがわかった。
【0063】
【発明の効果】本発明では、誘電体層と記録層との界面
に、C及びOを存在させることで、記録層の相変化速度
を高めることができ、高線速、高密度での記録再生が可
能な光記録媒体を実現することができる。
【0064】また、本発明の光記録媒体の製造方法で
は、プレスパッタリングを行うことにより、誘電体層と
記録層との界面にC及びOを存在させ、記録層の相変化
速度を高めて、高線速、高密度での記録再生に適した光
記録媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスクの一構成例を模式的に
示す断面図である。
【図2】光ディスクのジッター特性を評価するための記
録発光パターンを示した図である。
【図3】記録線速度とジッター値との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 光ディスク、 2 基板、 3 第1の誘電体層、
4 記録層、 5第2の誘電体層、 6 熱拡散層、
7 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/26 531 G11B 7/26 531

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶状態と非結晶状態との間の相変化が
    可逆的に生じる相変化材料からなる記録層と、 上記記録層と隣接して形成された誘電体層とを備え、光
    線を照射して上記記録層に相変化を生じさせることによ
    り情報信号の記録及び/又は消去が行われる光記録媒体
    において、 上記記録層と上記誘電体層との界面にC及びOが存在す
    ることを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記記録層は、Ge,Sb,Teを含有
    することを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記誘電体層は、ZnS,SiO2を含
    有することを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 結晶状態と非結晶状態との間の相変化が
    可逆的に生じる相変化材料からなる記録層を備え、光線
    を照射して上記記録層に相変化を生じさせることにより
    情報信号の記録及び/又は消去が行われる光記録媒体の
    製造方法において、 上記記録層の形成前及び/又は形成後に、C及びOを含
    有する不活性ガス雰囲気下で、プレスパッタリングを行
    うことを特徴とする光記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記C及びOを含有する不活性ガスが、
    CO2又はCOを含有するArガスであることを特徴と
    する請求項4記載の光記録媒体の製造方法。
JP10317965A 1998-11-09 1998-11-09 光記録媒体及びその製造方法 Withdrawn JP2000149325A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427517B1 (ko) * 2000-05-11 2004-04-27 닛폰 덴키 가부시끼 가이샤 상 변화 광 디스크
KR100578008B1 (ko) * 2003-03-27 2006-05-11 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 광학적 정보 기록 매체와 그 제조 방법, 이 매체를 이용한정보의 기록 방법 및 기록 장치
KR100695739B1 (ko) * 2002-03-15 2007-03-15 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 광학적 정보 기록 매체와 그 제조 방법, 및 그 기록 재생방법

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