JP2000146560A - レンズの片肉測定方法および装置 - Google Patents

レンズの片肉測定方法および装置

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JP2000146560A
JP2000146560A JP10330228A JP33022898A JP2000146560A JP 2000146560 A JP2000146560 A JP 2000146560A JP 10330228 A JP10330228 A JP 10330228A JP 33022898 A JP33022898 A JP 33022898A JP 2000146560 A JP2000146560 A JP 2000146560A
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lens
measuring
thickness
displacement
measurement
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Norio Kimura
紀夫 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 うねりや欠陥を有するレンズ等においてもう
ねりや欠陥の影響を受けることなく、また、測定時にお
けるレンズの浮き等の影響を排除して、レンズの片肉量
を精度良く測定できるレンズの片肉測定方法および装置
を提供する。 【解決手段】 レンズ1の周辺測定部位のレンズ表面の
変位を測定する変位測定子4とこの変位測定子4に対向
して配置されてレンズ裏面の変位を測定する変位測定子
4aにより、レンズ1の同一円周上の複数の測定部位に
おけるレンズ表裏両面の変位を、モーター7により駆動
されるローラー6によってレンズ1を回転させながらそ
れぞれ測定し、これらの測定変位値から演算器20によ
り各測定部位のレンズ厚みを算出し、レンズ1の同一円
周上の全ての測定部位における算出されたレンズ厚みの
最大値と最小値との差からレンズの片肉量を算出し、こ
れらの測定結果、片肉量や片肉分布をディスプレイ29
に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形プレスレンズ
等のレンズの片肉状態を測定するレンズの片肉測定方法
および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズの片肉状態を測定する方法
としては、ダイヤルゲージを用いて測定する方法が周知
である。この種のレンズ片肉の測定方法は、図4に図示
するように、レンズ101を載置するレンズ雇い103
とダイヤルゲージ104を測定台102に配置し、レン
ズ雇い103上にレンズ101を載せ、このレンズ10
1の周辺部にダイヤルゲージ104が位置するように調
整する。そして、ダイヤルゲージ104の触針部105
をレンズ101に接触させ、次いで、レンズ101をレ
ンズ雇い103から浮き上がらないように手で押さえな
がら、レンズ101の縁を手で1回転させ、この1回転
の間にダイヤルゲージ104の目盛106が振れた最大
値106aと最小値106bを読み取り、この差をレン
ズの片肉としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の片
肉測定方法においては、対象とするレンズが研削・研磨
レンズのように表裏面にうねりや欠陥等がない場合に
は、レンズ雇い側のレンズ面を基準としてそのレンズの
反対面の同一円周上の変位を測定すれば、その最大値と
最小値との差により片肉量が測定可能である。ところ
で、成形プレスレンズにおいては、その製造時のプレス
工程におけるレンズ成形の段階でうねりや欠陥等が生じ
ており、この種の成形プレスレンズの片肉量を上記のよ
うな片肉測定方法により測定しようとすると、レンズ雇
いと接触するレンズ面にうねりや欠陥等があるためにそ
のうねりや欠陥が回転の際に片肉量に影響を与えしまい
正確に測定することができず、さらに、ダイヤルゲージ
の針がうねりや欠陥によって振動して正確に読み取れな
いという問題があった。
【0004】また、研削・研磨レンズにおいても、測定
時におけるレンズの押さえが不十分であると、レンズが
レンズ雇いから一部浮いてしまい、片肉量がその浮きの
影響を受け、正確に測定できないという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、上記の従来技術の有す
る未解決の課題に鑑みてなされたものであって、うねり
や欠陥を有するレンズ等においてもうねりや欠陥の影響
を受けることなく、また、測定時におけるレンズの浮き
等の影響を排除して、レンズの片肉量を精度良く測定す
ることができるレンズの片肉測定方法および装置を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズの片肉測定方法は、レンズ周辺部の
同一円周上における測定部位のレンズ表面の変位を測定
する第1の測定手段と該第1の測定手段に対向して配置
されて該測定部位のレンズ裏面の変位を測定する第2の
測定手段により、前記レンズの同一円周上の複数の測定
部位におけるレンズ表面の変位とレンズ裏面の変位を、
前記レンズを回転させながら順次それぞれ測定し、前記
第1の測定手段と第2の測定手段によりそれぞれ測定さ
れる各測定部位におけるレンズ表裏両面の変位値から各
測定部位のレンズ厚みを演算器により算出し、前記レン
ズの同一円周上の全ての測定部位における算出されたレ
ンズ厚みの最大値と最小値との差からレンズの片肉量を
前記演算器により算出することを特徴とする。
【0007】本発明のレンズの片肉測定方法において
は、演算器により算出される各測定部位のレンズ厚み、
レンズの片肉量、あるいは片肉の分布を表示手段により
表示することが好ましい。
【0008】本発明のレンズの片肉測定方法において
は、レンズは回転手段により順次回転させられ、レンズ
の1回転が検知手段により検知されたときに前記回転手
段を停止させることが好ましい。
【0009】また、本発明のレンズの片肉測定装置は、
レンズ周辺部の同一円周上における各測定部位のレンズ
表面の変位を測定する第1の測定手段および該第1の測
定手段に対向して配置されて該測定部位のレンズ裏面の
変位を測定する第2の測定手段と、前記レンズを回転さ
せる回転手段と、前記第1および第2の測定手段により
それぞれ測定されたレンズ表裏両面の変位値から各測定
部位におけるレンズ厚みを算出するとともに、前記レン
ズの同一円周上の全ての測定部位における算出されたレ
ンズ厚みの最大値と最小値との差からレンズの片肉量を
算出する演算器を備えていることを特徴とする。
【0010】本発明のレンズの片肉測定装置において
は、レンズが1回転したことを検知する検知手段をさら
に備えていることが好ましい。
【0011】本発明のレンズの片肉測定装置において
は、レンズを回転させる回転手段は、レンズ雇いに載置
されたレンズの側面に接離可能に配置されたローラーと
該ローラーを駆動するモーターを備えていることが好ま
しい。
【0012】本発明のレンズの片肉測定装置において
は、演算器により算出される各測定部位のレンズ厚み、
レンズの片肉量、あるいは片肉の分布を表示する表示手
段をさらに備えていることが好ましい。
【0013】本発明のレンズの片肉測定装置において
は、表示手段は、レンズが1回転する際の円周位置と該
円周位置でのレンズ厚みとによりレンズの片肉分布をグ
ラフ表示する機能をさらに有するものであることが好ま
しい。
【0014】
【作用】本発明のレンズの片肉測定方法および装置によ
れば、レンズ周辺部における測定部位の対向する表面お
よび裏面の変位を2つの測定手段によってそれぞれ直接
測定し、これらの測定値に基づいてレンズ厚みを算出
し、そしてレンズ厚みの最大値と最小値とからレンズの
片肉量を算出することから、レンズの有するうねりや欠
陥等によるレンズ振れあるいはレンズ浮きがあっても、
これらの影響を受けることなく精度の良い片肉量の測定
が可能である。
【0015】また、測定結果およびその演算結果をデジ
タル的に表示することにより、人による読み取り誤差も
なく、さらに、レンズ厚みをグラフ化することで片肉の
分布状態を即座に把握することが可能となる。さらに、
成形プレスレンズ等においては、レンズの片肉分布状態
を表示することで、プレスレンズ成形過程での問題箇所
を容易に見つけ出すことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0017】図1は、本発明に係るレンズの片肉測定装
置の一実施例を模式的に図示する構成図であり、図2
は、図1に図示するレンズの片肉測定装置を用いて実施
するレンズ片肉測定方法のフローチャートである。
【0018】図1において、レンズ1を載置するレンズ
雇い10を支持するレンズ雇い台3が測定台2の所定の
位置に固定されており、レンズ雇い台3の上方に配置さ
れた接触式の変位測定子4は、レンズ雇い10に載置さ
れるレンズ1の周辺部の部位に接触して該部位における
レンズ1の表面の変位を測定しうるように、その測定部
位に応じて適宜位置調整できるように図示しない調節手
段を介して測定台2に取り付けられ、また、接触式の変
位測定子4に相対向するようにレンズ雇い台3の下方に
配置された接触式の変位測定子4aは、レンズ雇い台3
およびレンズ雇い10に形成された穴部を貫通してレン
ズ雇い10に載置されるレンズ1の裏面に接触し該部位
の変位を測定しうるように配設され、測定部位に応じて
適宜位置調整できるように図示しない調節手段を介して
測定台2に取り付けられている。そして、これらの上下
の変位測定子4および4aは、レンズ雇い10に載置さ
れるレンズ1の周辺部の測定部位における表面と裏面の
変位をそれぞれ測定するように、上下に相対向するよう
に位置決めされる。また、レンズ1の略中央部に当接し
てレンズ1をレンズ雇い10上に押し付けて位置付ける
ためのレンズ押え5が測定台2の上部に上下動自在に配
設されている。
【0019】レンズ雇い10に載置されるレンズ1の側
面に接触してレンズ1を回転させるためのローラー6、
このローラー6を駆動するためのステッピングモーター
7、およびローラー6およびステッピングモーター7を
レンズ1の方へ付勢するためのスプリング8が、レンズ
雇い10とともに、レンズ雇い台3に配設されている。
このローラー6およびステッピングモーター7は、一体
的に構成され、レンズ雇い10に載置されるレンズ1に
対してローラー6が接離できるように移動可能にレンズ
雇い台3上に配置され、スプリング8の付勢力によって
ローラー6をレンズ1の側面に押し付ける作動位置とス
プリング8の付勢力に抗してローラー6をレンズ1から
離隔させる開放位置との間を移動しうるように構成され
ている。
【0020】さらに、測定するレンズ1に印されている
測定開始位置マーカー(不図示)を検知するためのセン
サー11が測定台2に設置されている。
【0021】図示する変位測定子4および4aは、差動
電圧方式等の検出方法による接触式であり、この測定し
た出力信号は、信号線を介して、演算処理装置20の信
号増幅器およびアナログ/デジタル変換器(AMP、A
/D)21に接続され、ステッピングモーター7はステ
ッピングドライバ(STPDRV)22に、センサー1
1はインターフェイス23にそれぞれ信号線を介して接
続されている。また、スタートスイッチ(SWs)12
およびリセットスイッチ(SWr)13はインターフェ
イス24に接続されている。この演算処理装置20は、
前述したインターフェイスなどの他、プログラムが書き
込まれているROM(読み出し専用メモリ)25、RA
M(読み書き用メモリ)26、CPU(中央演算処理装
置)27、VRAM(ビデオメモリ)28から構成さ
れ、VRAM(ビデオメモリ)28には、CPU27で
の演算結果等を表示するためのディスプレイ29が接続
されている。
【0022】次に、本発明に係るレンズの片肉測定装置
を用いて実施するレンズの片肉測定方法について、図1
および図2を参照して説明する。
【0023】被測定物となるレンズ1は、ローラー6お
よびステッピングモーター7を開放位置へ移動させた状
態で、レンズ1用に製作されているレンズ雇い10に載
置される。そして、変位測定子4および4aは、レンズ
周辺部の規定位置でかつ相対向するように図示しない調
節手段で調節した後に、レンズ1の表面および裏面にそ
れぞれ接触させる。また、レンズ押え5を下降させてレ
ンズ1の略中央部に押し当て、レンズ1が安定するよう
にする。その後に、ローラー6およびステッピングモー
ター7を開放位置から作動位置へ移動させ、スプリング
8の付勢力によりステッピングモーター7を介してロー
ラー6をレンズ1の側面部に押し付ける。このローラー
6の押し付けにより、レンズ1は径方向に押され、レン
ズ1の他端側をレンズ雇い10の他方の壁面に突き当
て、レンズ1の安定した回転ができるようにする。
【0024】この状態において、先ず、スタートスイッ
チ(SWs)12が押されると、このスタートスイッチ
12の信号は信号線を介してインターフェイス24に取
り込まれる。CPU27は、ROM25に書き込まれて
いるプログラムに従って、インターフェイス24を調
べ、スタートスイッチ12が押されているかどうかを確
認する。CPU27は、スタートスイッチ12が押され
るまで待機し(S1)、スタートスイッチ12が押され
たならば、センサー11によるレンズ1に印された測定
開始位置マーカーの検出信号をインターフェイス23を
介して調べ、レンズ1が測定開始点の位置に来ているか
どうかを測定開始位置マーカーの検出で判断する(S
2)。レンズ1が測定開始点の位置に来ていない場合に
は、ステッピングドライバ22に指令を出してステッピ
ングモーター7を駆動し、ローラー6を回転させてレン
ズ1を回転させる(S3)。この動作(S2およびS
3)は、レンズ1が測定開始位置に来るまで行なわれ
る。
【0025】レンズ1が測定開始位置に来たならば、そ
の時点での変位測定子4および4aによる測定値を読み
込み、そして、変位測定子4および4aの測定値からレ
ンズ厚みを算出し、これらを基準値にすべく、これらの
値をRAM26に蓄積する(S4)。
【0026】続いて、ステッピングモーター7をプログ
ラムの指示ステップ分駆動し、レンズ1を一定角度回転
させる(S5)。レンズ1を回転させながら、センサー
11の検出信号を調べ、再びレンズ1の測定開始位置マ
ーカーが検出されているかどうかを確認し(S6)、ま
だ、レンズが1回転せずにその測定開始位置に来ていな
ければ、前述した測定開始位置でのレンズ厚みの値をR
AM26から引き出してVRAM(ビデオメモリ)28
を介してディスプレイ29に表示する(S7)ととも
に、レンズ1の一定角度回転後の位置での変位測定子4
および4aによる測定値を読み込み、そこでのレンズ厚
みを演算し、その値および変位測定子4および4aの測
定値をRAM26に蓄積する(S4)。この動作(S4
〜S7)は、レンズ1が1回転して、測定開始位置マー
カーがセンサー11により再び検出されるまで続けら
れ、各一定角度回転位置(すなわち、各測定部位)での
変位測定子4および4aによる測定値から各測定部位で
のレンズ厚みを算出し、それらの値をRAM26に蓄積
するとともに、各測定部位のレンズ厚みと測定開始位置
でのレンズ厚みの値とを比較し、各測定部位における測
定開始位置のレンズ厚みに対する差を、VRAM(ビデ
オメモリ)28を介してディスプレイ29に順次表示す
る。
【0027】レンズ1が1回転したならば、CPU27
はROM25のプログラムに従って、ステッピングモー
ター7の駆動を停止させ(S8)、これまでに蓄積した
データをRAM26から読み出し、そのデータに基づ
き、グラフ作成や前述したレンズ厚みの最大値と最小値
とから片肉量などを算出し、グラフや片肉量などのデジ
タル表示を行なう(S9、S10)。このようにして作
成されたグラフの一例を図3に図示する。図3におい
て、横軸はレンズ1の測定開始位置から測定した円周方
向の距離(mm)を示し、縦軸は算出されたレンズ1の
各測定部位におけるレンズ厚み(肉厚)差(μm)を示
す。このグラフ中で、aはレンズ厚みの最大値を示し、
bは最小値を示す。したがって、この最大値aと最小値
bの差がレンズの片肉となり、このグラフとともに表示
され、このレンズの片肉がどのような分布になっている
かが一目瞭然となる。さらに、前述の表示と同時に、変
位測定子4のみの値からレンズ1の表面の変位をグラフ
とし、この変位値の最大値と最小値からレンズ1の表面
の片肉量を算出し表示することも可能であり、また、他
方の変位測定子4aからはレンズ1の裏面の変位のグラ
フ表示および裏面の片肉量の算出と表示をすることも可
能である。
【0028】以上のように、本発明によれば、レンズ周
辺部の同一円周上における測定部位の対向する表面およ
び裏面の変位を上下2つの変位測定子によってそれぞれ
直接測定し、これらの測定値に基づいて各測定部位のレ
ンズ厚みを算出し、そして全ての測定部位におけるレン
ズ厚みの最大値と最小値とからレンズの片肉量を算出す
ることから、レンズの有するうねりや欠陥等によるレン
ズ振れあるいはレンズ浮きがあっても、これらの影響を
受けることなく、精度の良い片肉量の測定を自動的に行
なうことができる。
【0029】また、測定結果およびその演算結果をデジ
タル的に表示することにより、人による読み取り誤差も
なく、さらに、レンズ厚みをグラフ化することで片肉の
分布状態を即座に把握することが可能となる。さらに、
成形プレスレンズ等においては、レンズの片肉分布状態
をグラフ表示することで、プレスレンズ成形過程での問
題箇所を容易に見つけ出すことが可能となる。
【0030】なお、上述した実施例においては、変位の
測定に接触式の測定子を用いて説明したけれども、変位
の測定には、接触式の測定子に限らず、変位測定可能な
レーザー方式や超音波方式などの測定手段を用いること
が可能であることはいうまでもない。また、演算処理装
置は、各種のインターフェイスを装着することにより市
販のパソコンにプログラムすることにより置き換えが可
能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズ周辺部における変位を2つの測定手段によって測
定し、それらの測定値に基づいてレンズ厚みを算出して
レンズの片肉量を算出するために、レンズの有するうね
りや欠陥等によるレンズ振れ、あるいはレンズ浮きがあ
っても、これらの影響を受けることなく、精度の良い片
肉量の測定が可能であり、また、測定結果およびその演
算結果をデジタル的に表示することにより、人による読
み取り誤差もなく、さらに、レンズ厚みをグラフ化する
ことで片肉の分布状態を即座に把握することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズの片肉測定装置の一実施例
を模式的に図示する構成図である。
【図2】図1に図示するレンズの片肉測定装置を用いて
実施するレンズの片肉測定方法のフローチャートであ
る。
【図3】図1に図示するレンズの片肉測定装置により測
定され算出された片肉分布の一例を図示するグラフ図で
ある。
【図4】レンズの片肉状態を測定する従来の手法を説明
するための概略図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 測定台 3 レンズ雇い台 4、4a 変位測定子 5 レンズ押え 6 ローラー 7 ステッピングモーター 8 スプリング 10 レンズ雇い 11 センサー 12 スタートスイッチ(SWs) 13 リセットスイッチ(SWr) 20 演算処理装置 21 信号増幅器およびアナログ/デジタル変換器 22 ステッピングドライバ 23、24 インターフェイス 25 ROM 26 RAM 27 CPU(中央演算処理装置) 28 VRAM(ビデオメモリ) 29 ディスプレイ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ周辺部の同一円周上における測定
    部位のレンズ表面の変位を測定する第1の測定手段と該
    第1の測定手段に対向して配置されて該測定部位のレン
    ズ裏面の変位を測定する第2の測定手段により、前記レ
    ンズの同一円周上の複数の測定部位におけるレンズ表面
    の変位とレンズ裏面の変位を、前記レンズを回転させな
    がら順次それぞれ測定し、前記第1の測定手段と第2の
    測定手段によりそれぞれ測定される各測定部位における
    レンズ表裏両面の変位値から各測定部位のレンズ厚みを
    演算器により算出し、前記レンズの同一円周上の全ての
    測定部位における算出されたレンズ厚みの最大値と最小
    値との差からレンズの片肉量を前記演算器により算出す
    ることを特徴とするレンズの片肉測定方法。
  2. 【請求項2】 演算器により算出される各測定部位のレ
    ンズ厚み、レンズの片肉量、あるいは片肉の分布を表示
    手段により表示することを特徴とする請求項1記載のレ
    ンズの片肉測定方法。
  3. 【請求項3】 レンズは回転手段により順次回転させら
    れ、レンズの1回転が検知手段により検知されたときに
    前記回転手段を停止させることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のレンズの片肉測定方法。
  4. 【請求項4】 レンズ周辺部の同一円周上における各測
    定部位のレンズ表面の変位を測定する第1の測定手段お
    よび該第1の測定手段に対向して配置されて該測定部位
    のレンズ裏面の変位を測定する第2の測定手段と、前記
    レンズを回転させる回転手段と、前記第1および第2の
    測定手段によりそれぞれ測定されたレンズ表裏両面の変
    位値から各測定部位におけるレンズ厚みを算出するとと
    もに、前記レンズの同一円周上の全ての測定部位におけ
    る算出されたレンズ厚みの最大値と最小値との差からレ
    ンズの片肉量を算出する演算器を備えていることを特徴
    とするレンズの片肉測定装置。
  5. 【請求項5】 レンズが1回転したことを検知する検知
    手段をさらに備えていることを特徴とする請求項4記載
    のレンズの片肉測定装置。
  6. 【請求項6】 レンズを回転させる回転手段は、レンズ
    雇いに載置されたレンズの側面に接離可能に配置された
    ローラーと該ローラーを駆動するモーターを備えている
    ことを特徴とする請求項4または5記載のレンズの片肉
    測定装置。
  7. 【請求項7】 演算器により算出される各測定部位のレ
    ンズ厚み、レンズの片肉量、あるいは片肉の分布を表示
    する表示手段をさらに備えていることを特徴とする請求
    項4ないし6のいずれか1項記載のレンズの片肉測定装
    置。
  8. 【請求項8】 表示手段は、レンズが1回転する際の円
    周位置と該円周位置でのレンズ厚みとによりレンズの片
    肉分布をグラフ表示する機能を有することを特徴とする
    請求項7記載のレンズの片肉測定装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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