JP3215354B2 - 測定機の校正方法及びその装置 - Google Patents

測定機の校正方法及びその装置

Info

Publication number
JP3215354B2
JP3215354B2 JP16334597A JP16334597A JP3215354B2 JP 3215354 B2 JP3215354 B2 JP 3215354B2 JP 16334597 A JP16334597 A JP 16334597A JP 16334597 A JP16334597 A JP 16334597A JP 3215354 B2 JP3215354 B2 JP 3215354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stylus
ball
calculated
difference
gauge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16334597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10332304A (ja
Inventor
雅文 瀬高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP16334597A priority Critical patent/JP3215354B2/ja
Publication of JPH10332304A publication Critical patent/JPH10332304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3215354B2 publication Critical patent/JP3215354B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X方向移動自在な
検出器にXZ面内揺動自在に触針が支持され、その触針
でワークの表面をトレースしたときの検出器の移動量と
触針の変化量から、ワークの表面粗さや輪郭形状を求め
る測定機に係わり、特にその触針の揺動支点から触針先
端のZ方向距離である触針高さ、X方向距離であるアー
ム長さ、及び触針先端の半径を校正する装置及びその方
法に関する。本明細書では、検出器の移動方向をX方
向、X方向に直角な方向で触針の検出方向をZ方向とい
う。
【0002】
【従来の技術】ワークの表面粗さを求める測定機として
表面粗さ測定機、ワークの輪郭形状を求める測定機とし
て輪郭形状測定機があるが、両者の基本的な構成は同じ
であるので、輪郭形状測定機を例にして説明する。
【0003】一般的な輪郭形状測定機の測定部10は図
9に示すように、ベース11に立設されたコラム12に
送り装置13が設けられ、触針18を有し触針18のZ
方向(鉛直方向)の変位を検出する検出器14が送り装
置13にX方向(水平方向)移動自在に設けられてい
る。送り装置13には検出器14のX方向の移動量を検
出するスケールが内蔵されている。これによって、ワー
クWの測定位置に触針18を当接した状態で検出器14
をX方向に移動させると、触針18のZ方向の変位が検
出器14で検出され、検出器14のX方向の移動量が送
り装置13のスケールで検出されて、ワークの測定デー
タが得られる。ワークの測定データは図示しないデータ
処理装置で演算され、ワークの輪郭形状が出力される。
【0004】この場合、図3に示すように、触針18は
検出器14に設けられた支点15にXZ面内に揺動自在
に支持されたアーム16の先端に固着されており、アー
ム16の途中にはアーム16の変位を検出するセンサー
17が設けられている。つまり、触針18の変位量はセ
ンサー17で検出されるが、支点15から触針先端18
aまでのX方向距離(アーム長さ)をLa、センサー1
7までの距離をLoとすると、センサー17の検出値が
Gaの時の触針18の変位量Zaは、次の式から求めら
れる。 Za=Ga×La/Lo……………(1) したがって、La/Loを正確に求めておく必要があ
る。
【0005】また、図3に示すように、触針18は支点
15を中心にして回転するので、触針18がZ方向に変
位すると触針先端18aがX方向にも変位するため、円
弧誤差が発生する。基準線(支点15とセンサー17の
検出中心位置を結んだ線)Hから触針先端18aまでの
距離(触針高さ)Haが0の場合、触針18の回転角度
がθの時の円弧誤差δは次の式で表される。 δ=La(1−cosθ)……………(2) しかし、触針高さHaを正確に0に設定することは困難
であり、触針高さHaが正確に求まらないと円弧誤差δ
の補正ができない。
【0006】さらに、触針先端18aは計算上はエッジ
の方がよいが、実際には製作上や使用上の理由等から円
弧(ただし、小さいもので半径25μm程度)形状にす
るため、その半径を正確に求めておきワークの輪郭形状
を演算するときに補正する必要がある。
【0007】以上のように、ワークの輪郭形状を正確に
算出するためには、La/Lo、触針高さHa及び触針
先端18aの半径を正確に求め、校正しておく必要があ
る。ただし、通常、触針18やアーム16を交換しても
Loは変化しないので、La/Loについてはアーム長
さLaのみを校正すればよい。
【0008】そこで、従来、一例として次のような方法
が採られている。まず、図10に示すような5角形の基
準ゲージ(5角ゲージ)を用意する。この5角ゲージ6
1は平行な2面61aと61b、この2面に直角な面6
1c、面61aとαの角度をなす傾斜面61d、面61
bとαの角度をなす傾斜面61eとから構成された5角
形となっている。
【0009】校正は次のように行う。まず、5角ゲージ
61の面61bを下にし、面61aに寸法既知のブロッ
クゲージ62を載せてセットする(図10)。そして、
検出器14によって(触針18を面61aとブロックゲ
ージ62の上面に当接させて)、面61aとブロックゲ
ージ62の上面との距離を検出する。これによって、ブ
ロックゲージ62の寸法をZo、センサー17の検出量
をGoとすると、(1)式と同様にアーム長さLaが次
の式から求められ、校正される。 La=Lo×Zo/Go……………(3)
【0010】次に、ブロックゲージ62を取り外した
後、図11の左図のように面61aから斜面61dにか
けてトレースする。これによって得られたデータについ
て、触針高さHaが0であると仮定して演算した値は、
触針高さHaが基準線Hから下側に出ている場合、図1
2の左図に示すように面61aと傾斜面61dとがなす
角度αより小さな角度βとなる。そこで、今度は図11
の右図のように逆に斜面61dから面61aにかけてト
レースし、同様に演算すると図12の右図のように角度
αより大きな角度γとなるので、両方の角度βと角度γ
とが等しくなるような触針高さHaを算出し、算出され
た値に触針高さHaを校正する。
【0011】アーム長さLaと触針高さHaが校正され
ると、今度は、5角ゲージ61を面61cを下にして、
斜面61dから斜面61eにかけてトレースする。この
2面が交わる稜線は精密にエッジ状(その形状の半径は
触針先端18aの半径より十分小さい)に仕上げられて
いるので、触針先端18aを当接したデータから、斜面
61dと斜面61e及びそれらの稜線部分を基準にし
て、触針先端18aの半径を求めることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、5角ゲージ61を触針18のトレース方向に対
して正確に設置する(特に、触針高さHaの校正の場
合)必要があるとともに、3種類の校正値を求める度に
5角ゲージ61の設定を変えなければならない。また、
触針高さHaの校正の場合は、一度では正確な校正がで
きないので一般的には3回以上測定を繰り返す。したが
って、校正が面倒で時間がかかるという問題がある。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ワークの表面粗さや輪郭形状を求める測定機に
おいて、アーム長さLa、触針高さHa及び触針先端1
8aの半径を、容易に短時間で校正できる方法及びその
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、形状寸法既知の球を有するボールゲージ
と、互いに平行で段差寸法既知の2面を有する段差ゲー
ジとを触針18でトレースし、得られた測定データとこ
れらのゲージの既知形状寸法値とを比較演算することに
よって、アーム長さLa、触針高さHa及び触針先端1
8aの半径の校正行う。
【0015】そして、本発明に係る測定機の校正装置を
次の各部から構成する。 (イ)触針高さHa、アーム長さLa及び触針先端18
aの半径の各設計値を入力する設計値入力部。 (ロ)ボールゲージの球を触針18でトレースしたとき
の測定データ(球測定データ)及び段差ゲージの平行な
2面をX方向に平行に置いて触針18でトレースしたと
きの測定データ(段差測定データ)を記憶する測定デー
タ記憶部。 (ハ)球測定データからボールゲージの球の計算形状値
(あらかじめ正確に求められた既知の形状値と区別ため
にこう呼ぶ)を算出する形状値算出部。 (ニ)算出された計算形状値の頂点を境とするX方向左
右の差を算出する形状値左右差算出部。 (ホ)算出された左右の差が小さくなるように、触針高
さHaを校正する触針高さ校正部。 (ヘ)計算形状値のZ方向上下の差を算出する形状値上
下差算出部。 (ト)段差ゲージの平行な2面の計算段差寸法(あらか
じめ正確に求められた既知の段差寸法と区別するために
こう呼ぶ)を、前記段差測定データから算出する段差寸
法算出部。 (チ)算出された計算形状値Z方向上下の差が小さくな
るようにアーム長さLaを仮校正した後、算出された計
算段差寸法が既知段差寸法になるようにアーム長さLa
を校正するアーム長さ校正部。
【0016】また、測定機の校正を次のように行う。 (イ)触針高さHa、アーム長さLa及び触針先端18
aの半径の各設計値を入力する。 (ロ)ボールゲージの球を触針18でトレースして球測
定データを求める。 (ハ)計算形状値を球測定データから算出する。 (ニ)計算形状値の頂点を境とする左右の差を算出し、
その差が小さくなるように触針高さHaを仮校正する。 (ホ)計算形状値のZ方向上下の差を算出するととも
に、その差が小さくなるようにアーム長さLaを仮校正
する。 (ヘ)段差ゲージの平行な2面をX方向に平行に置き、
触針18でトレースして段差測定データを求める。 (ト)計算段差寸法を段差測定データから算出する。 (チ)計算段差寸法が既知段差寸法になるようにアーム
長さLaを校正する。 (リ)計算形状値の頂点を境とするX方向左右の差を算
出し、その差が小さくなるように、改めて触針高さHa
を校正する。
【0017】なお、触針先端18aがルビーボールのよ
うに真球度が高く半径が正確に求まっている場合は、以
上の方法あるいは装置でよいが、そうでない場合は触針
先端半径校正部を設け、触針高さHaとアーム長さLa
が校正された後に、ボールゲージの球の既知形状値と計
算形状値との差から、触針先端18aの半径を校正す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る校正方法及びその装
置に用いるボールゲージを図4に、段差ゲージを図5に
示す。ボールゲージ20は、ブロック21の上面に支柱
22が立設され支柱22の上端に球23が固着されて構
成されている。球23の直径及び真球度はあらかじめ正
確に求められている。段差ゲージ30は、基準ベース3
1の上面にブロックゲージ32が取り付けられて構成さ
れている。基準ベース31の上面はX方向に平行に置か
れるようになっており、上面は平面度が精密に仕上げら
れている。ブロックゲージ32の厚さは既知であり、こ
れによって、基準ベース31の上面とブロックゲージ3
2の上面との距離Ho(段差寸法)が既知となってい
る。
【0019】図2に示したのは本発明に係る校正装置の
ブロック図である。設計値入力部51は、触針高さH
a、アーム長さLa及び触針先端18aの半径の各設計
値を入力する。10は図9に示した輪郭形状測定機であ
る。測定データ記憶部52は、ボールゲージ20の球2
3を触針18でトレースしたときの球測定データ及び段
差ゲージ30のブロックゲージ32の上面と基準ベース
31の上面を触針でトレースしたときの段差測定データ
を記憶する。
【0020】また、形状値算出部53は球測定データか
ら球23の計算形状値を算出する。形状値左右差算出部
54は、算出された計算形状値の頂点を境とするX方向
左右の差を算出し、触針高さ校正部55は、その左右の
差が小さくなるように触針高さHaを校正する。形状値
上下差算出部56は、算出された計算形状値のZ方向上
下の差を算出する。さらに、段差寸法算出部58は、段
差ゲージ30の計算段差寸法を段差測定データから算出
する。アーム長さ校正部57は、球23の計算形状値の
上下の差が小さくなるようにアーム長さLaを仮校正し
た後、算出された計算段差寸法からアーム長さLaを校
正する。
【0021】さらに、触針先端半径校正部59は、球2
3の既知形状値に対する最終的に算出された球23の計
算形状値の差から触針先端18aの半径を算出し校正す
る。
【0022】次に、図1のフローチャート及びその他の
図を用いて校正方法を説明する。まず、設計値入力部5
1から、触針高さHa、アーム長さLa及び触針先端1
8aの半径の各設計値を入力する(ステップ31)。そ
して、ボールゲージ20をベース11に設置し、図4に
示すように、球23の上側を触針18でトレースして球
測定データを求める(ステップ32)。得られた球測定
データは測定データ記憶部52に記憶される。
【0023】球測定データが得られると、設計値入力部
51に入力された設計値を用いて、測定データから球2
3の計算形状値(図6及び図7)が算出される(ステッ
プ33)。図6はアーム長さLaが正しく触針高さHa
が正しくないとき、図7は触針高さHaが正しくアーム
長さLaが正しくないときの計算形状値を表している。
実際の計算形状値は両方を合わせたようなものになる
が、説明のために分離して示している。
【0024】次に、左側の計算形状値Mlと右側の計算
形状値Mrとの差が算出される(ステップ34)。この
場合、計算形状値は頂点Moを境にしてX方向の左側と
右側に分割し、頂点Moから左右同数の測定データの範
囲Dl及びDrによって各々最小自乗法で円を求め、そ
の円の半径差を計算形状値の差とする。理論上は、触針
先端18aが基準線Hから外れていると、計算形状値は
斜めに傾いた楕円形状(図6に示した例は、左斜め上か
ら右斜め下方向に長軸を有する楕円形状)になる。計算
形状値の左右の差が算出されるとその差が判別され(ス
テップ35)、所定値より大きいと小さくなるような触
針高さHaが計算されて、その値に触針高さHaが仮校
正される(ステップ36)。触針高さHaが仮校正され
た場合は計算形状値の左右の差が再度判別され確認され
る。
【0025】ステップ35で計算形状値の左右の差が所
定値より小さい判別されると、今度は、上側の計算形状
値Muと下側の計算形状値Mdとの差が算出される(ス
テップ37)。この場合、計算形状値は頂点MoからD
uの範囲の上側の測定データとそこからDd(DuとD
dは同数)の範囲の下側の測定データに分割し、上側と
下側各々の測定データごとに最小自乗法で円を求め、そ
の円の半径差を計算形状値の差とする。理論上は、算出
されたアーム長さが入力された設計値と異なると、計算
形状値は上下方向に長軸又は短軸を有する楕円形状(図
7に示した例は、上下方向に長軸を有する楕円形状)に
なる。
【0026】計算形状値の上下の差が算出されると、そ
の差が判別され(ステップ38)、所定値より大きいと
小さくなるようにアーム長さLaが計算されて、その値
にアーム長さLaが仮校正される(ステップ39)。ア
ーム長さLaが仮校正された場合は計算形状値の上下の
差が再度判別され確認される。
【0027】ここまでの処理で触針高さHaとアーム長
さLaが真値に近づき、球23の計算形状値がより正確
に既知形状値に近くなる。そこで、次に、ボールゲージ
20の代わりに段差ゲージ30をベース11に載置し
て、図5に示すように触針18でトレースする(ステッ
プ40)。そして、得られた段差測定データから計算段
差寸法を算出し(ステップ41)、算出された計算段差
寸法が既知の段差寸法Hoになるようにアーム長さLa
を校正する(ステップ42)。校正方法は従来の技術で
説明した式(3)と同様にセンサー17の検出量をGo
とすると、次の式による。 La=Lo×Ho/Go……………(4)
【0028】アーム長さLaが正確に校正されると、改
めて、34から36までと同様にステップ32で得られ
た球測定データから計算形状値の左右の差を算出し(ス
テップ43)、その差を判別して(ステップ44)、所
定値より大きい場合は小さくなるように触針高さHaを
校正する(ステップ45)。これによって、触針高さH
aとアーム長さLaの校正が完了する。
【0029】この結果、球23の計算形状値が正確に算
出されるので、図8に示すように、球23の既知形状値
Nと計算形状値Mとの差rを触針先端18aの半径とし
て設定し、触針先端18aの半径をその値に校正する
(ステップ46)。この場合、触針先端18aが摩耗し
ていたりしていると、既知形状値Nと計算形状値Mとの
差rが測定位置によってばらつくので、そのときは触針
先端18aの半径の校正はせず、「触針を交換してくだ
さい。」等というメッセージを出して注意するようにす
る。
【0030】なお、実施の形態では、輪郭形状測定機の
場合について説明したが、表面粗さ測定機にも本発明は
同様に適用できる。表面粗さ測定機の場合はZ方向の測
定範囲が小さいので、ボールゲージ20の球23の寸法
や段差ゲージ30の段差寸法を小さくする必要がある。
また、検出器の移動方向は通常水平方向であるが、鉛直
方向に設定した場合にも本発明は適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
面粗さや輪郭形状を測定する測定機において、形状寸法
既知の球を有するボールゲージと、平行な2面の段差寸
法が既知の段差ゲージとを触針18でトレースし、得ら
れた測定データとこれらのゲージの既知形状寸法値とを
比較演算することによって、アーム長さLa、触針高さ
Ha及び触針先端18aの半径の校正行うようにした。
また、その後にボールゲージの球を測定して得られた測
定データと既知形状寸法値との差から触針先端の半径が
校正されるようにした。これによって、5角ゲージを使
用した校正方法のように触針18のトレース方向に対し
て正確にゲージを設置する必要がないとともに、3種類
の校正値を求める度にゲージの設定を変えなくてもよい
ので、アーム長さLa、触針高さHa及び触針先端18
aの半径を、容易に短時間で校正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る校正方法の実施の形態のフローチ
ャート
【図2】本発明に係る校正装置の実施の形態のブロック
【図3】検出器の模式図
【図4】本発明に係る実施の形態のボールゲージの説明
【図5】本発明に係る実施の形態の段差ゲージの説明図
【図6】本発明に係る実施の形態のボールゲージの球の
計算形状値説明図(触針高さの校正)
【図7】本発明に係る実施の形態のボールゲージの球の
計算形状値説明図(アーム長さの校正)
【図8】本発明に係る実施の形態の触針先端半径の校正
説明図
【図9】一般的な輪郭形状測定機の測定部の説明図
【図10】従来のアーム長さ校正の測定説明図
【図11】従来の触針高さ校正の測定説明図
【図12】従来の基準ゲージの形状値説明図(触針高さ
の校正)
【符号の説明】
31……設計値入力ステップ 32……ボールゲージ測定ステップ 33……計算形状値算出ステップ 34……形状値左右差算出ステップ 35……形状値左右差判別ステップ 36……触針高さ仮校正ステップ 37……形状値上下差算出ステップ 38……形状値上下差判別ステップ 39……アーム長さ仮校正ステップ 40……段差ゲージ測定ステップ 41……計算段差寸法算出ステップ 42……アーム長さ校正ステップ 43……形状値左右差算出ステップ 44……形状値左右差判別ステップ 45……触針高さ校正ステップ 46……触針先端半径校正ステップ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X方向移動自在に設けられた検出器と、そ
    の検出器に設けられた支点にXZ面内に揺動自在に支持
    された触針とが備えられ、前記触針でワークの表面をト
    レースしたときの前記検出器のX方向移動量及び前記触
    針のZ方向変化量から、ワークの表面粗さや輪郭形状を
    求める測定機において、 前記支点からの前記触針先端のZ方向距離である触針高
    さの設計値、前記支点からの前記触針先端のX方向距離
    であるアーム長さの設計値及び前記触針の先端半径の設
    計値を入力し、 形状寸法既知の球を有するボールゲージの、その球を前
    記触針でトレースして球測定データを求め、 前記球測定データから前記ボールゲージの球の計算形状
    値を算出し、 前記計算形状値の頂点を境とするX方向左右の差を算出
    するとともに、その差が小さくなるように前記触針高さ
    を仮校正し、 前記計算形状値のZ方向上下の差を算出するとともに、
    その差が小さくなるように前記アーム長さを仮校正し、 互いに平行で段差寸法が既知の2面を有する段差ゲージ
    の、その2面をX方向に平行に置き、前記触針でトレー
    スして段差測定データを求め、 前記段差ゲージの平行な2面の計算段差寸法を、前記段
    差測定データから算出し、 前記計算段差寸法が既知段差寸法になるように前記アー
    ム長さを校正し、 前記計算形状値の頂点を境とするX方向左右の差を算出
    するとともに、その差が小さくなるように、前記触針高
    さを校正することを特徴とする測定機の校正方法。
  2. 【請求項2】前記触針高さと前記アーム長さが校正され
    た後に、前記ボールゲージの球の既知形状値と前記計算
    形状値との差から前記触針の先端の半径を校正すること
    を特徴とする請求項1に記載の測定機の校正方法。
  3. 【請求項3】X方向移動自在に設けられた検出器と、そ
    の検出器に設けられた支点にXZ面内に揺動自在に支持
    された触針とが備えられ、前記触針でワークの輪郭をト
    レースしたときの前記検出器のX方向移動量及び前記触
    針のZ方向変化量から、ワークの表面粗さや輪郭形状を
    求める測定機において、 形状寸法既知の球を有するボールゲージと、 互いに平行で段差寸法既知の2面を有する段差ゲージ
    と、 前記支点からの前記触針先端のZ方向距離である触針高
    さの設計値、前記支点からの前記触針先端のX方向距離
    であるアーム長さの設計値及び前記触針先端半径の設計
    値を入力する設計値入力部と、 前記ボールゲージの球を前記触針でトレースしたときの
    球測定データを記憶するとともに、前記段差ゲージの平
    行な2面をX方向に平行に置き、その2面を前記触針で
    トレースしたときの段差測定データを記憶する測定デー
    タ記憶部と、 前記球測定データから前記ボールゲージの球の計算形状
    値を算出する形状値算出部と、 前記計算形状値の頂点を境とするX方向左右の差を算出
    する形状値左右差算出部と、 前記左右の差が小さくなるように前記触針高さを校正す
    る触針高さ校正部と、 前記計算形状値のZ方向上下の差を算出する形状値上下
    差算出部と、 前記段差ゲージの平行な2面の計算段差寸法を、前記段
    差測定データから算出する段差寸法算出部と、 前記計算形状値のZ方向上下の差が小さくなるように前
    記アーム長さを仮校正した後、前記計算段差寸法が既知
    段差寸法になるように前記アーム長さを校正するアーム
    長さ校正部と、から構成されたことを特徴とする測定機
    の校正装置。
  4. 【請求項4】前記ボールゲージの球の既知形状値と前記
    計算形状値との差から前記触針先端の半径を校正する触
    針先端半径校正部が備えられたことを特徴とする請求項
    3に記載の測定機の校正装置。
  5. 【請求項5】前記段差ゲージが、基準ベースに寸法既知
    のブロックゲージが取り付けられて構成されたことを特
    徴とする請求項3又は請求項4に記載の測定機の校正装
    置。
JP16334597A 1997-06-04 1997-06-04 測定機の校正方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3215354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16334597A JP3215354B2 (ja) 1997-06-04 1997-06-04 測定機の校正方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16334597A JP3215354B2 (ja) 1997-06-04 1997-06-04 測定機の校正方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10332304A JPH10332304A (ja) 1998-12-18
JP3215354B2 true JP3215354B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=15772123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16334597A Expired - Fee Related JP3215354B2 (ja) 1997-06-04 1997-06-04 測定機の校正方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3215354B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1475603A2 (en) 2003-05-08 2004-11-10 Mitutoyo Corporation Calibration method for a surface texture measuring instrument and said instrument
JP2015175704A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社東京精密 測定機の校正方法及びその装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5108243B2 (ja) * 2006-03-30 2012-12-26 株式会社ミツトヨ 表面性状測定装置および表面性状測定方法
JP5032888B2 (ja) * 2007-05-23 2012-09-26 株式会社ミツトヨ 表面性状測定装置および表面性状測定方法
EP3346228B1 (en) * 2013-04-26 2019-12-04 Tokyo Seimitsu Co., Ltd. Shape measurement device
JP6394970B2 (ja) * 2015-02-18 2018-09-26 株式会社東京精密 測定機の校正方法及び校正用ゲージユニット
JP6848168B2 (ja) * 2017-03-31 2021-03-24 株式会社東京精密 表面形状測定機の校正装置
JP7261560B2 (ja) * 2018-10-31 2023-04-20 株式会社ミツトヨ 表面性状測定方法および表面性状測定装置
DE102019105059A1 (de) * 2018-12-19 2020-06-25 Jenoptik Industrial Metrology Germany Gmbh Verfahren zum Betreiben eines Oberflächenmessgeräts

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1475603A2 (en) 2003-05-08 2004-11-10 Mitutoyo Corporation Calibration method for a surface texture measuring instrument and said instrument
CN100371672C (zh) * 2003-05-08 2008-02-27 株式会社三丰 表面特性测量机及其校正方法
JP2015175704A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社東京精密 測定機の校正方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10332304A (ja) 1998-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3215325B2 (ja) 測定機の校正方法及びその装置
US7131207B2 (en) Workpiece inspection method
US7079969B2 (en) Dynamic artefact comparison
US6886264B2 (en) Reference fixture for roundness measuring instrument
US6546640B2 (en) Traverse linearity compensation method and rotational accuracy compensation method of measuring device
JP6503282B2 (ja) 形状測定・校正装置
JPH1123255A (ja) 真円度測定機及びその検出器感度校正方法
JP3215354B2 (ja) 測定機の校正方法及びその装置
US6701267B2 (en) Method for calibrating probe and computer-readable medium
US7117110B2 (en) Measuring method and measuring apparatus
JP5716427B2 (ja) 真円度測定装置及びその心ずれ量補正方法
US6285965B1 (en) Process and arrangement for the measurement of taper threads on a coordinate measurement device
JP6394970B2 (ja) 測定機の校正方法及び校正用ゲージユニット
JPH08122050A (ja) 輪郭形状測定方法及び測定用治具
JP2004286457A (ja) 表面性状測定機の校正用治具、表面性状測定機の校正方法、表面性状測定機の校正プログラムおよびこの校正プログラムを記録した記録媒体
JP3975815B2 (ja) 3次元カム形状測定結果補正方法および3次元カムプロフィール測定装置
CN110017795B (zh) 一种用于镜面检验的相对式摆臂式轮廓仪及检测方法
JP6197261B2 (ja) 測定機の校正方法及びその装置
JP3855734B2 (ja) 3次元カムプロフィール測定装置および3次元カムプロフィール測子の精度不良診断方法
JP3035589B2 (ja) 測定子交換式測定ヘッド及びそれを備えた自動寸法測定装置
CN117300732A (zh) 一种用于多摆角标定防错的方法
JP2004163358A (ja) 真円度測定機の相対傾斜量測定方法、測定値補正方法、検査治具、および、検査治具の製造方法
JPH0244002B2 (ja)
JPH03118412A (ja) 形状測定機の測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090727

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees