JP2000146128A - 触媒燃焼器 - Google Patents

触媒燃焼器

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JP2000146128A
JP2000146128A JP10318744A JP31874498A JP2000146128A JP 2000146128 A JP2000146128 A JP 2000146128A JP 10318744 A JP10318744 A JP 10318744A JP 31874498 A JP31874498 A JP 31874498A JP 2000146128 A JP2000146128 A JP 2000146128A
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catalyst
combustion catalyst
chamber
catalysts
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剛 ▲羽▼田野
Takeshi Hatano
Toshinari Matsumoto
俊成 松本
Miki Yasuno
幹 保野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化加熱反応を促進する触媒に効率の良い加
熱をし、入力ロスが少なくて入力に対し大きく差のある
出力が出し易い効率的な触媒燃焼器を提供することを目
的とする。 【解決手段】 操作部4と燃焼室2とがあり、燃焼室2
には第一と第二の燃焼用触媒(複数の燃焼用触媒)1
0、11をガス噴出ノズル7と空気吸引エゼクタ8の下
流の流路に配置し、第一と第二の燃焼用触媒10と11
の間には空間のある中間チェンバー12を介在させた触
媒燃焼器とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスを燃料として
触媒燃焼により加熱する機器に使用される触媒燃焼器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、触媒燃焼を応用した加熱機器の触
媒燃焼器は、図11に示すようにケース111の底部の
燃料部にガスボンベ112を装着し、ガスボンベ112
をバルブを介してガス突出ノズル113に連結し、ガス
突出ノズル113には外部空気が導入される混合管11
4を連結し、混合管114の上端部を燃料部の上方に設
けた燃焼部に導き、混合管114上端の噴出部を囲繞す
る様に通気性を有する酸化用触媒115を配設し、混合
ガスの噴出経路には点火ヒータ116を設置し、酸化用
触媒115の外周には熱交換板117を設置せしめると
共に、熱交換板117および酸化用触媒115の上面を
容器118の底部に接触する加熱部と成し、燃焼部と燃
料部との間を反射板119で区割りした触媒燃焼器とし
たものである。次に動作を説明する。燃料ガスをガス突
出ノズル113、混合管114を通して酸化用触媒11
5へ噴出供給し、初期着火に基づいて酸化用触媒115
の作用により触媒燃焼が開始され、かかる燃焼熱により
酸化用触媒115、熱交換板117を介して容器118
内の水との間で効率的な熱交換を行い、加熱したり保温
したりするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】燃焼用触媒を用いた酸
化加熱反応はある一定の温度以上で触媒が活性化され、
酸化加熱反応が起こるもので、その一定温度以下におい
て、酸化加熱反応は起きない。ある能力の燃焼用触媒は
酸化加熱反応を維持するため、一定量以上の燃料を燃焼
し続ける必要がある。そのため、燃焼量はある程度の範
囲に限られる。そのため、大きく差のある出力を出すこ
とは困難であった。
【0004】そこで本発明の第一の課題としては、燃焼
量を可変する幅をより大きくすることとした。
【0005】本発明の第二の課題としては、燃焼量を可
変する幅をより大きくした複数の燃焼用触媒を搭載した
燃焼器でスムーズな着火を実現することとした。
【0006】本発明の第三の課題としては、燃焼量を可
変する幅をより大きくした複数の燃焼用触媒を搭載した
燃焼器で複数の燃焼用触媒間のより早期の連続的な着火
を実現することとした。
【0007】本発明の第四の課題としては、燃焼量を可
変する幅をより大きくした複数の燃焼用触媒触媒を搭載
した燃焼器で複数の燃焼用触媒間の熱の移動を良くし、
これにより早期の連続的な着火が実現することとした。
【0008】本発明の第五の課題としては、燃焼量を可
変する幅をより大きくした複数の燃焼用触媒を搭載した
燃焼器で、順次、燃焼用触媒内の通過スピードを低下さ
せ、より完全な燃焼をおこすこととした。
【0009】本発明の第六の課題としては、燃焼量を可
変する幅をより大きくした複数の燃焼用触媒を搭載した
燃焼器で、燃焼器全体としての通気バランスを確保する
ことと大きな燃焼量の可変幅を確保することとした。
【0010】本発明の第七の課題としては、燃焼量を可
変する幅をより大きくした二つの燃焼用触媒を搭載した
燃焼器で、第一第二の両燃焼用触媒の熱をどちらからも
同様に取り出すことが可能となり、より熱効率の良い触
媒燃焼器を得ることとした。
【0011】本発明の第八の課題としては、燃焼量を可
変する幅をより大きくした二つの燃焼用触媒を搭載した
燃焼器で、第一と第二の両燃焼用触媒の熱の移動がスム
ーズで、より燃焼量の可変をスムーズにすることとし
た。
【0012】本発明の第九の課題としては、燃焼量を可
変する幅をより大きくした二つの燃焼用触媒を搭載した
燃焼器で、第二の燃焼用触媒の再着火等をスムーズに行
うこととした。
【0013】本発明の第十の課題としては、燃焼量を可
変する幅をより大きくした二つの燃焼用触媒を搭載した
燃焼器で、より燃焼量の可変をさらにスムーズにすると
ともに、また、更に第二の燃焼用触媒の再着火等をスム
ーズに行うこととした。
【0014】
【課題を解決するための手段】第一の課題に対する手段
としては操作部と燃焼室を備え、操作部には開閉弁、燃
料タンク、点火装置があり、燃焼室はガス噴出ノズル、
空気吸引エゼクタに相対し、点火プラグ、排気口を具備
し、前記燃焼室に、複数の燃焼用触媒を内装し、複数の
燃焼用触媒を前記ガス噴出ノズル、空気吸引エゼクタか
ら下流の排気口までの間の流路に順次配置し、前記複数
の燃焼用触媒間に、空間を持った中間チャンバーを介在
することによって、燃焼量を可変する幅をより大きくし
た触媒燃焼器が実現できるものである。
【0015】第二の課題に対する手段としては、点火プ
ラグを複数の燃焼用触媒で最下流の燃焼用触媒と排気口
の間の空間に設けることによって、複数の燃焼用触媒搭
載時のスムーズな着火が可能となるもので、より使い勝
手の良い触媒燃焼器が実現できる第三の課題に対する手
段としては、複数の燃焼用触媒のそれぞれ一部を対向も
しくは近接させることによって、複数の燃焼用触媒搭載
時の触媒間の熱の移動が起こり、より早期の連続的な着
火が実現できるものである。
【0016】第四の課題に対する手段として、搭載する
複数の燃焼用触媒のそれぞれ一部を良熱伝導体で連結さ
せることによって複数の燃焼用触媒搭載時の触媒間の熱
の移動が起こり、より早期の連続的な着火が実現できる
ものである。
【0017】第五の課題に対する手段として、搭載する
複数の燃焼用触媒の通気断面積を上流から下流へ向かっ
て順次拡大することによって、順次、燃焼用触媒内の通
過スピードを低下させ、より完全な燃焼の達成をはかる
ものとである。
【0018】第六の課題に対する手段として、複数の燃
焼用触媒の目開きを上流から下流へ向かって順次細かく
することによって、燃焼器全体としての通気バランスの
確保とより大きな燃焼量の可変幅を確保するものであ
る。
【0019】第七の課題に対する手段としては、操作部
と燃焼室を備え、操作部には開閉弁、燃料タンク、点火
装置があり、燃焼室はガス噴出ノズル、空気吸引エゼク
タに相対し、点火プラグ、排気口を具備し、前記燃焼室
に、第一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒を内装し、第
一の燃焼用触媒の周囲に第二の燃焼用触媒を配置し、両
燃焼用触媒に隣接し、流路を連結する中間チャンバーを
配設し、前記中間チャンバーの少なくとも一面に外面を
非加熱物と隣接する熱伝達面を形成することによって、
第一と第二の両燃焼用触媒の熱をどちらからも同様に取
り出すことが可能となり、より熱効率の良い触媒燃焼器
を得ることができるものである。
【0020】第八の課題に対する手段としては、操作部
と燃焼室を備え、操作部には開閉弁、燃料タンク、点火
装置があり、燃焼室はガス噴出ノズル、空気吸引エゼク
タに相対し、点火プラグ、排気口を具備し、前記燃焼室
に、第一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒を内装し、第
一の燃焼用触媒の周囲に第二の燃焼用触媒を配置し、両
燃焼用触媒に隣接し、流路を連結する中間チャンバーを
配設し、第一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒の間を良
熱伝導体で接触固定することによって、上流の第一の燃
焼用触媒から第二の燃焼用触媒への熱の移動を起こすこ
とが可能で、より燃焼量の可変をスムーズにするもので
ある。
【0021】第九の課題に対する手段としては、操作部
と燃焼室を備え、操作部には開閉弁、燃料タンク、点火
装置があり、燃焼室はガス噴出ノズル、空気吸引エゼク
タに相対し、点火プラグ、排気口を具備し、前記燃焼室
に、第一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒を内装し、第
一の燃焼用触媒の周囲に第二の燃焼用触媒を配置し、両
燃焼用触媒に隣接し、流路を連結する中間チャンバーを
配設し、第一の燃焼用触媒を良熱伝導体を担体として構
成することによって、第一の燃焼用触媒が、下流に向か
っても発熱するため、下流に隣接する第二の燃焼用触媒
にも熱の移動がスムーズであり、第二の燃焼用触媒の再
着火等をスムーズに行うものである。
【0022】第十の課題に対する手段としては、操作部
と燃焼室を備え、操作部には開閉弁、燃料タンク、点火
装置があり、燃焼室はガス噴出ノズル、空気吸引エゼク
タに相対し、点火プラグ、排気口を具備し、前記燃焼室
に、第一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒を内装し、第
一の燃焼用触媒の周囲に第二の燃焼用触媒を配置し、両
燃焼用触媒に隣接し、流路を連結する中間チャンバーを
配設し、前記中間チャンバー内に、良熱伝導体を担体と
する補助燃焼用触媒で前記第一の燃焼用触媒と第二の燃
焼用触媒を連結することによって、補助燃焼用触媒での
局部燃焼によって、上流の第一の燃焼用触媒から第二の
燃焼用触媒への熱の移動を起こすことが可能で、より燃
焼量の可変をスムーズに、また、第二の燃焼用触媒の再
着火等をスムーズに行うものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項に記載した構成
を実施形態とすることができるのであるが、その具体的
な実施例を以下に図面を用いて詳細に説明することとす
る。
【0024】
【実施例】(実施例1)図1は請求項1と請求項2にか
かる発明の実施例1における触媒燃焼器である。
【0025】触媒燃焼器本体1は、ガスを触媒酸化反応
によって燃焼する燃焼室2とブタン等の燃料ガスを貯蔵
する燃料タンク3を内装し、ガスの流入停止、着火を操
作する操作部4を備えている。操作部4には、ブタン等
の燃料ガスを貯蔵する燃料タンク3が内装され、同燃料
タンク3の一端に形成されたジョイント5を介して、器
外から開閉操作可能な燃料バルブ6へ接続配管されてい
る。7は燃料バルブ6の他端に接続されたガス噴出ノズ
ルにして、燃料ガスをその先に形成された空気吸引エゼ
クタ8へ向かって噴出する。9は前記空気吸引エゼクタ
8の下流に接続された一次チャンバーにしてその一面に
は第一の燃焼用触媒10が配置されている。11はその
下流に位置する第二の燃焼用触媒にして、前記第一の燃
焼用触媒10との間に中間チェンバー12を介してい
る。13は排気チャンバーにして前記第二の燃焼触媒1
1の更に下流に位置し、その構成壁の一部には燃焼後の
排気を外気へと導出する排気口14が形成されている。
15は点火プラグにして、前記排気チャンバー13内に
設けられ、操作部4に内装された点火装置16の操作に
より、排気チャンバー13内に火花を飛ばし、着火動作
を行う。
【0026】以上の構成においてその動作を説明する
と、操作部4の燃料ガスが充填された燃料タンク3と連
接された燃料バルブ6を操作、開放すると燃料ガスはガ
ス噴出ノズル7より空気吸引エゼクタ8へ向かって噴出
し、空気を巻き込み混合ガスとなって一次チャンバー9
へ流入し、順次、第一の燃焼用触媒10、中間チャンバ
ー12、第二の燃焼触媒11、排気チャンバー13と流
入する。この時、点火装置16の操作によって点火プラ
グ15で点火し、前記第二の燃焼触媒11の下流面11
aに保炎する。その後、第二の燃焼触媒11では温度が
上昇し、酸化加熱反応が起きる。その後、この熱によっ
て第一の燃焼触媒10も順次加熱され、酸化加熱反応が
起きる。こうして、発熱を行い、その外部に設けられた
鍋等の被加熱物を加熱するものである。その後、前記燃
料バルブ6を操作し燃料ガスを十分に流したときにはま
ず第一の燃焼触媒10で酸化加熱反応した後、その能力
を超えて流入した未燃焼ガス分は続いて、第二の燃焼触
媒11へと向かう。
【0027】課題で説明した通り、燃焼用触媒を用いた
酸化加熱反応はある一定の温度以上で触媒が活性化さ
れ、酸化加熱反応が起こるもので、その一定温度以下に
おいて、酸化加熱反応は起きない。そのため、ある能力
の燃焼用触媒は酸化加熱反応を維持するため、一定量以
上の燃料を燃焼し続ける必要がある。そのため、燃焼量
はある程度の範囲に限られる。そのため、大きく差のあ
る出力を出すことは困難であった。
【0028】しかし、本発明においては複数の燃焼用触
媒を中間チャンバーを挟んで連続的に設けることによっ
て、燃焼ガス量に応じて、対応が可能となるものであ
る。本実施例においても一度着火した後は、燃焼ガス量
が多ければ、第一の燃焼用触媒10と第二の燃焼用触媒
11とで、燃焼ガス量が少なければ、第一の燃焼用触媒
10のみで燃焼を行うことが可能である。こうして、複
数の燃焼量に対応できるものである。
【0029】以上説明したように本実施例によれば燃焼
量を可変する幅をより大きくした触媒燃焼器が実現でき
るものである。
【0030】また、点火プラグ15は排気チャンバー1
3内に配置することによって、順次上流に向かっての点
火が可能となるもので、複数の燃焼用触媒を連接して配
置する本実施例の場合には、スムーズな着火が可能とな
るものである。
【0031】また、本実施例の点火プラグ15において
は、複数の燃焼用触媒搭載時のスムーズな着火が可能と
なるもので、より使い勝手の良い触媒燃焼器が実現でき
るものである。
【0032】なお、本実施例にあっては図1に示すよう
に燃焼用触媒を第一と第二の2個用いた例を説明した
が、この触媒の数は当該触媒燃焼器の用途によって決定
されるものであって、図2に示すような複数の触媒17
の間を中間チャンバー18で接続していく例にあって
も、同様の効果を有するものである。
【0033】(実施例2)図3は請求項3にかかる発明
の実施例2における触媒燃焼器を示したものである。
【0034】触媒燃焼器本体21には実施例1と同様に
燃焼室22と操作部23がある。操作部23の構成は実
施例1の操作部4と同じである。
【0035】燃焼室22は一次チャンバー24、第一の
燃焼用触媒25、中間チャンバー26、第二の燃焼用触
媒27、排気チャンバー28と連接し、排気チャンバー
28の構成壁の一部に設けた排気口29へ順次連通して
構成されている。30は点火プラグにして、前記排気チ
ャンバー28内に設けられ、排気チャンバー28内に火
花を飛ばし、着火動作を行う。
【0036】ここで、前記第一の燃焼用触媒25と第二
の燃焼用触媒27は中間チャンバー26を介して流路と
しては連通しているが、それぞれ一部を対向もしくは近
接させて配置したものである。
【0037】以上の構成においてその動作を説明する
と、実施例1と同様に操作部23の操作によって、空気
を巻き込んだ混合ガスは一次チャンバー24へ流入し、
順次、第一の燃焼用触媒25、中間チャンバー26、第
二の燃焼触媒27、排気チャンバー28と流入する。こ
の時、点火プラグ30で点火し、前記第二の燃焼触媒2
7の下流面27aに保炎する。その後、第二の燃焼触媒
27では温度が上昇し、酸化加熱反応が起きる。その
後、この熱によって第一の燃焼触媒25も順次加熱さ
れ、酸化加熱反応が起きる。こうして、発熱を行い、そ
の外部に設けられた鍋等の被加熱物を加熱するものであ
る。その際、前記第一の燃焼用触媒25と第二の燃焼用
触媒27はそれぞれ一部を対向もしくは近接させて配置
したもので、それぞれの熱輻射による熱の移動が発生し
やすく、よりスムーズに燃焼用触媒間の点火移行が図れ
るもので、より早い安定燃焼状態が実現できるものであ
る。
【0038】なお、本実施例にあっては図3に示すよう
に燃焼用触媒を第一と第二の2個用いた例を説明した
が、この触媒の数は当該触媒燃焼器の用途によって決定
されるものであって、図2に示すような複数の触媒の間
を中間チャンバーで接続していく例にあっても、同様の
効果を有するものである。
【0039】(実施例3)図4は請求項4にかかる発明
の実施例を示したものである。
【0040】触媒燃焼器本体41には実施例1と同様に
燃焼室42と操作部43がある。そして操作部43の構
成は実施例1の操作部4と同じである。
【0041】燃焼室42は一次チャンバー44、第一の
燃焼用触媒45、中間チャンバー46、第二の燃焼用触
媒47、排気チャンバー48と連接し、排気チャンバー
48の構成壁の一部に設けた排気口49へ順次連通して
構成されている。50は点火プラグにして、前記排気チ
ャンバー48内に設けられ、排気チャンバー48内に火
花を飛ばし、着火動作を行う。
【0042】ここで、前記第一の燃焼用触媒45と第二
の燃焼用触媒47は中間チャンバー46を介して流路と
しては連通している。46aは前記中間チャンバー46
内に第一の燃焼用触媒45と第二の燃焼用触媒47を連
結して設けた金属等の熱伝導体である。
【0043】以上の構成においてその動作を説明する
と、実施例1と同様に操作部43の操作によって、空気
を巻き込んだ混合ガスがと一次チャンバー44へ流入
し、順次、第一の燃焼用触媒45、中間チャンバー4
6、第二の燃焼触媒47、排気チャンバー48と流入す
る。この時、点火プラグ50で点火し、前記第二の燃焼
触媒47の下流面47aに保炎する。その後、第二の燃
焼触媒47では温度が上昇し、酸化加熱反応が起きる。
その後、この熱によって第一の燃焼触媒45も順次加熱
され、酸化加熱反応が起きる。こうして、発熱を行い、
その外部に設けられた鍋等の被加熱物を加熱するもので
ある。
【0044】その際、前記第一の燃焼用触媒45と第二
の燃焼用触媒47のそれぞれを接触もしくは金属等の熱
伝導体46aで略一体に接続することでそれぞれの熱の
移動が熱伝導によって発生し、よりスムーズに燃焼用触
媒間の点火移行が図れるもので、より早い安定燃焼状態
が実現できるものである。
【0045】なお、本実施例にあっては図4に示すよう
に燃焼用触媒を第一と第二の2個用いた例を説明した
が、この触媒の数は当該触媒燃焼器の用途によって決定
されるものであって、図2に示すような複数の触媒の間
を中間チャンバーで接続していく例にあっても、同様の
効果を有するものである。
【0046】(実施例4)図5は請求項5にかかる発明
の実施例の燃焼部を示したものである。
【0047】燃焼室51は一次チャンバー52、第一の
燃焼用触媒53、中間チャンバー54、第二の燃焼用触
媒55、排気チャンバー56と連接し、排気チャンバー
56の構成壁の一部に設けた排気口57へ順次連通して
構成されている。
【0048】搭載する第一の燃焼用触媒53、第二の燃
焼用触媒55は通気断面積を上流から下流へ向かって順
次拡大している。
【0049】ここでその動作を説明すると、前記実施例
と同じく第二の燃焼用触媒55が燃焼するとその後、順
次第一の燃焼用触媒53でも燃焼が始まる。
【0050】ここで、第一の燃焼用触媒53から第二の
燃焼用触媒55へは順次、その流路断面積が拡大してい
るため、より下流の第二の燃焼用触媒55は触媒自体も
大きいので、より高い燃焼能力を有し、その上、燃焼用
触媒内の通過スピードを低下させ、より完全な燃焼の達
成が可能となるものである。
【0051】なお、本実施例にあっては図5に示すよう
に燃焼用触媒を第一と第二の2個用いた例を説明した
が、この触媒の数は当該触媒燃焼器の用途によって決定
されるものであって、多数の触媒の間を中間チャンバー
で接続していく例にあっても、同様の効果を有するもの
である。
【0052】(実施例5)図6は請求項6にかかる実施
例の燃焼部を示したものである。
【0053】燃焼室61は一次チャンバー62、第一の
燃焼用触媒63、中間チャンバー64、第二の燃焼用触
媒65、排気チャンバー66と連接し、排気チャンバー
66の構成壁の一部に設けた排気口67へ順次連通して
構成されている。
【0054】搭載する第一の燃焼用触媒63と、第二の
燃焼用触媒64は通気断面積を上流から下流へ向かって
順次、触媒の目を細かくしている。
【0055】ここでその動作を説明すると、前記実施例
と同じく第二の燃焼用触媒65が燃焼するとその後、順
次第一の燃焼用触媒63でも燃焼が始まる。
【0056】ここで、第一の燃焼用触媒63に比較して
第二の燃焼用触媒65は金属等の目開きを細かくしてい
るので燃焼器全体としての通気バランスの確保とより大
きな燃焼量の可変幅を確保することができる。なお、本
実施例にあっては図6に示すように燃焼用触媒を第一と
第二の2個用いた例を説明したが、この触媒の数は当該
触媒燃焼器の用途によって決定されるものであって、多
数の触媒の間を中間チャンバーで接続していく例にあっ
ても、同様の効果を有するものである。
【0057】(実施例6)図7は請求項7にかかる実施
例の燃焼部を示したものである。
【0058】燃焼室71は一次チャンバー72、第一の
燃焼用触媒73、中間チャンバー74、第二の燃焼用触
媒75、排気チャンバー76と連接し、排気チャンバー
76の構成壁の一部に設けた排気口77へ順次連通して
おり、前記第一の燃焼用触媒73の周囲に設けた中間壁
78を挟んで、その周囲を第二の燃焼用触媒75で取り
囲む形で形成し、第一の燃焼用触媒73と第二の燃焼用
触媒75の片方の通気端面に隣接する中間チャンバー7
4を有する形で構成されている。前記中間チャンバー7
4の上部壁面の裏面には被加熱物と接触する熱伝達面7
9が形成されている。
【0059】ここでその動作を説明すると、前記実施例
と同じく、排気チャンバー76内で着火、保炎した後、
第二の燃焼用触媒75は触媒燃焼に移行し、発熱、この
熱によって第一の燃焼用触媒73も加熱され、第二の燃
焼用触媒75と同様に第一の燃焼用触媒73も触媒燃焼
に移行し、発熱する。
【0060】その運転の際にあって、第一の燃焼用触媒
73、第二の燃焼用触媒75はそれぞれの熱をどちらか
らも同様に取り出すことが可能となり、より熱効率の良
い触媒燃焼器を得ることができるものである。
【0061】また、第二の燃焼用触媒75が第一の燃焼
用触媒73の外周部を覆うことによって、熱伝導面積も
大きくなり、第二の燃焼用触媒75から第一の燃焼用触
媒73への熱の移行はよりスムーズとなる。
【0062】(実施例7)図8は請求項8にかかる実施
例の燃焼部を示したものである。
【0063】燃焼室81は一次チャンバー82、第一の
燃焼用触媒83、中間チャンバー84、第二の燃焼用触
媒85、排気チャンバー86と連接し、排気チャンバー
86の構成壁の一部に設けた排気口87へ順次連通して
おり、前記第一の燃焼用触媒83の周囲に設けた中間壁
88を挟んで、その周囲を第二の燃焼用触媒85で取り
囲む形で形成し、第一の燃焼用触媒83と第二の燃焼用
触媒85の片方の通気端面に隣接する中間チャンバー8
4を有する形で構成されている。前記中間チャンバー8
4の上部壁面の裏面には被加熱物と接触する放熱板89
が形成されている。90は第一の燃焼用触媒83と第二
の燃焼用触媒85を結ぶ金属等よりなる良熱伝導体にし
て、第一の燃焼用触媒83と第二の燃焼用触媒85を熱
的に連結している。
【0064】ここでその動作を説明すると、前記実施例
と同じく、排気チャンバー86内で着火、保炎した後、
第二の燃焼用触媒85は触媒燃焼に移行し、発熱、この
熱によって第一の燃焼用触媒83も加熱され、第二の燃
焼用触媒85と同様に第一の燃焼用触媒83も触媒燃焼
に移行し、発熱する。
【0065】その際に第二の燃焼用触媒85が第一の燃
焼用触媒83の外周部を覆うことによって、熱伝導面積
も大きくなり、第二の燃焼用触媒85から第一の燃焼用
触媒83への熱の移行はよりスムーズとなる。加えて、
第一の燃焼用触媒83と第二の燃焼用触媒85を金属等
よりなる良熱伝導体90で熱的に連結することによっ
て、より上流の第一の燃焼用触媒83から第二の燃焼用
触媒85への熱の移動を起こすことが可能で、より燃焼
量の可変をスムーズにするものである。
【0066】(実施例8)図9は請求項9にかかる実施
例の燃焼部を示したものである。
【0067】燃焼室91は一次チャンバー92、第一の
燃焼用触媒93、中間チャンバー94、第二の燃焼用触
媒95、排気チャンバー96と連接し、排気チャンバー
96の構成壁の一部に設けた排気口97へ順次連通して
おり、前記第一の燃焼用触媒93の周囲に設けた中間壁
98を挟んで、その周囲を第二の燃焼用触媒95で取り
囲む形で形成し、第一の燃焼用触媒93と第二の燃焼用
触媒95の片方の通気端面に隣接する中間チャンバー9
4を有する形で構成されている。前記中間チャンバー9
4の上部壁面の裏面には被加熱物と接触する放熱板99
が形成されている。
【0068】ここで、第二の燃焼用触媒95は金属等の
比較的良好な熱伝導体を担体にして、貴金属類を担持し
た触媒より構成されている。
【0069】ここでその動作を説明すると、前記実施例
と同じく、排気チャンバー96内で着火、保炎した後、
第二の燃焼用触媒95は触媒燃焼に移行し、発熱、この
熱によって第一の燃焼用触媒93も加熱され、第二の燃
焼用触媒95と同様に第一の燃焼用触媒93も触媒燃焼
に移行し、発熱する。
【0070】そして、その運転の際にあって、第一の燃
焼用触媒93は金属等の比較的良好な熱伝導体を担体に
して構成した燃焼用触媒であるため、第一の燃焼用触媒
93は比較的全体が均一な温度となっている。これによ
って、第一の燃焼用触媒93のより下流側93aの温度
も比較的高くなり、第一の燃焼用触媒93から第二の燃
焼用触媒95への熱の移動がスムーズに行われ、第二の
燃焼用触媒95の再着火等をスムーズに行うものであ
る。
【0071】(実施例9)図10は請求項10にかかる
実施例の燃焼部を示したものである。
【0072】燃焼室101は一次チャンバー102、第
一の燃焼用触媒103、中間チャンバー104、第二の
燃焼用触媒105、排気チャンバー106と連接し、排
気チャンバー106の構成壁の一部に設けた排気口10
7へ順次連通しており、前記第一の燃焼用触媒103の
周囲に設けた中間壁108を挟んで、その周囲を第二の
燃焼用触媒105で取り囲む形で形成し、第一の燃焼用
触媒103と第二の燃焼用触媒105の片方の通気端面
に隣接する中間チャンバー104を有する形で構成され
ている。前記中間チャンバー104の上部壁面の裏面に
は被加熱物と接触する放熱板109が形成されている。
110は中間チャンバー104内に設けた前記第一の燃
焼用触媒103、第二の燃焼用触媒105を連接する補
助燃焼用触媒である。
【0073】ここでその動作を説明すると、前記実施例
と同じく、排気チャンバー106内で着火、保炎した
後、第二の燃焼用触媒105は触媒燃焼に移行し、発
熱、この熱によって第一の燃焼用触媒103も加熱さ
れ、第二の燃焼用触媒105と同様に第一の燃焼用触媒
103も触媒燃焼に移行し、発熱する。
【0074】そして、その運転の際にあって、第一の燃
焼用触媒103と第二の燃焼用触媒105は補助燃焼用
触媒110によって連接されているため、燃焼量が少な
くなり、主に第一の燃焼用触媒103での燃焼となった
状態から、燃焼量を増大させ、第二の燃焼用触媒105
でも触媒燃焼を起こす場合に、補助燃焼用触媒110で
順次発熱移行を進めることが可能で、第二の燃焼用触媒
105の再着火等をスムーズに行うことが可能となるも
ので、より自由な燃焼量コントロールが実現されるもの
である。
【0075】
【発明の効果】第一の課題に対する手段としては操作部
と燃焼室を備え、操作部には開閉弁、燃料タンク、点火
装置があり、燃焼室はガス噴出ノズル、空気吸引エゼク
タに相対し、点火プラグ、排気口を具備し、前記燃焼室
には複数の燃焼用触媒を内装し、前記複数の燃焼用触媒
を前記ガス噴出ノズル、空気吸引エゼクタから下流の排
気口までの間の流路に順次配置し、前記複数の燃焼用触
媒間に、空間を持った中間チャンバーを介したことによ
って、燃焼量を可変する幅をより大きくした触媒燃焼器
が実現できるものである。
【0076】第二の課題に対する手段としては、点火プ
ラグを複数の燃焼用触媒で最下流の燃焼用触媒と排気口
の間の空間に設けることによって、複数の燃焼用触媒搭
載時のスムーズな着火が可能となるもので、より使い勝
手の良いに触媒燃焼器が実現できる。
【0077】第三の課題に対する手段としては、複数の
燃焼用触媒のそれぞれ一部を対向もしくは近接させるこ
とによって、複数の燃焼用触媒搭載時の触媒間の熱の移
動が起こり、より早期の連続的な着火が実現できるもの
である。
【0078】第四の課題に対する手段としては、搭載す
る複数の燃焼用触媒のそれぞれ一部を熱伝導体で連結さ
せることによって複数の燃焼用触媒搭載時の触媒間の熱
の移動が起こり、より早期の連続的な着火が実現できる
ものである。
【0079】第五の課題に対する手段としては、搭載す
る複数の燃焼用触媒の通気断面積を上流から下流へ向か
って順次拡大することによって、順次、燃焼用触媒内の
通過スピードを低下させ、より完全な燃焼の達成をはか
るものとである。
【0080】第六の課題に対する手段としては、複数の
燃焼用触媒の目開きを上流から下流へ向かって順次細か
くすることによって、燃焼器全体としての通気バランス
の確保とより大きな燃焼量の可変幅を確保するものであ
る。
【0081】第七の課題に対する手段としては、操作部
と燃焼室を備え、操作部には開閉弁、燃料タンク、点火
装置があり、燃焼室はガス噴出ノズル、空気吸引エゼク
タに相対し、点火プラグ、排気口を具備し、前記燃焼室
に、第一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒を内装し、第
一の燃焼用触媒の周囲に第二の燃焼用触媒を配置し、両
燃焼用触媒に隣接し、流路を連結する中間チャンバーを
配設し、前記中間チャンバーの少なくとも一面に外面を
非加熱物と隣接する熱伝達面を形成することによって、
第一と第二の両燃焼用触媒の熱をどちらからも同様に取
り出すことが可能となり、より熱効率の良い触媒燃焼器
を得ることができるものである。
【0082】第八の課題に対する手段としては、操作部
と燃焼室を備え、操作部には開閉弁、燃料タンク、点火
装置があり、燃焼室はガス噴出ノズル、空気吸引エゼク
タに相対し、点火プラグ、排気口を具備し、前記燃焼室
に、第一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒を内装し、第
一の燃焼用触媒の周囲に第二の燃焼用触媒を配置し、両
燃焼用触媒に隣接し、流路を連結する中間チャンバーを
配設し、第一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒の間を良
熱伝導体で接触固定することによって、上流の第一の燃
焼用触媒から第二の燃焼用触媒への熱の移動をより一層
起こすことが可能で、燃焼量の可変をスムーズにするも
のである。
【0083】第九の課題に対する手段としては、操作部
と燃焼室を備え、操作部には開閉弁、燃料タンク、点火
装置があり、燃焼室はガス噴出ノズル、空気吸引エゼク
タに相対し、点火プラグ、排気口を具備し、前記燃焼室
に、第一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒を内装し、第
一の燃焼用触媒の周囲に第二の燃焼用触媒を配置し、両
燃焼用触媒に隣接し、流路を連結する中間チャンバーを
配設し、第一の燃焼用触媒を良熱伝導体を担体として構
成することによって、第一の燃焼用触媒が、下流に向か
っても発熱するため、下流に隣接する第二の燃焼用触媒
にも熱の移動がスムーズであり、第二の燃焼用触媒の再
着火等をスムーズに行うものである。
【0084】第十の課題に対する手段としては、操作部
と燃焼室を備え、操作部には開閉弁、燃料タンク、点火
装置があり、燃焼室はガス噴出ノズル、空気吸引エゼク
タに相対し、点火プラグ、排気口を具備し、前記燃焼室
に、第一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒を内装し、第
一の燃焼用触媒の周囲に第二の燃焼用触媒を配置し、両
燃焼用触媒に隣接し、流路を連結する中間チャンバーを
配設し、前記中間チャンバー内に、良熱伝導体を担体と
する補助燃焼用触媒で前記第一の燃焼用触媒と第二の燃
焼用触媒を連結することによって、補助燃焼用触媒での
局部燃焼によって、上流の第一の燃焼用触媒から第二の
燃焼用触媒への熱の移動を起こすことが可能で、燃焼量
の可変をスムーズに、また、第二の燃焼用触媒の再着火
等をスムーズに行うものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における触媒燃焼器の断面図
【図2】本発明の実施例1における燃焼室の断面図
【図3】本発明の実施例2における触媒燃焼器の断面図
【図4】本発明の実施例3における触媒燃焼器の断面図
【図5】本発明の実施例4における燃焼室の断面図
【図6】本発明の実施例5における燃焼室の断面図
【図7】本発明の実施例6における燃焼室の断面図
【図8】本発明の実施例7における燃焼室の断面図
【図9】本発明の実施例8における燃焼室の断面図
【図10】本発明の実施例9における燃焼室の断面図
【図11】従来の触媒燃焼器の断面図
【符号の説明】
1、21、41 触媒燃焼器本体 2、22、42、61、71、81、91、101
燃焼室 3 燃料タンク 4、23、43 操作部 7 ガス噴出ノズル 8 空気吸引エゼクタ 9、24、44、52、72、82、92、102
一次チャンバー 10、25、45、53、63、73、83、93、1
03 第一の燃焼用触媒 11、27、47、55、65、75、85、95、1
05 第二の燃焼用触媒 12、26、46、54、64、74、84、94、1
04 中間チャンバー 13、28、48、56、66、76、86、96、1
06 排気チャンバー 14、29、49、57、67、77、87、97、1
07 排気口 15、30、50 点火プラグ 16 点火装置 68、90 良熱伝導体 88、98、108 中間壁 89、99、109 放熱板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保野 幹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K017 BA01 BA03 BB07 BB09 BD01 BE04 3K065 TA12 TD05 TF02 TK02 TK03 TK06 TK09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部と燃焼室を備え、操作部には開閉
    弁、燃料タンク、点火装置があり、燃焼室はガス噴出ノ
    ズル、空気吸引エゼクタに相対し、点火プラグ、排気口
    を具備し、前記燃焼室には複数の燃焼用触媒を内装し、
    前記複数の燃焼用触媒を前記ガス噴出ノズル、空気吸引
    エゼクタから下流の排気口までの間の流路に順次配置
    し、前記複数の燃焼用触媒間に空間を持った中間チャン
    バーを介在した触媒燃焼器。
  2. 【請求項2】 点火プラグを複数の燃焼用触媒で最下流
    の燃焼用触媒と排気口の間の空間に設けた請求項1記載
    の触媒燃焼器。
  3. 【請求項3】 複数の燃焼用触媒のそれぞれ一部を対向
    もしくは近接させた請求項1記載の触媒燃焼器。
  4. 【請求項4】 複数の燃焼用触媒のそれぞれ一部を良熱
    伝導体で連結させた請求項1記載の触媒燃焼器。
  5. 【請求項5】 複数の燃焼用触媒の通気断面積を上流か
    ら下流へ向かって順次拡大した請求項1記載の触媒燃焼
    器。
  6. 【請求項6】 複数の燃焼用触媒の上流から下流へ向か
    って順次目開きを細かくした請求項1記載の触媒燃焼
    器。
  7. 【請求項7】 操作部と燃焼室を備え、操作部には開閉
    弁、燃料タンク、点火装置があり、燃焼室はガス噴出ノ
    ズル、空気吸引エゼクタに相対し、点火プラグ、排気口
    を具備し、前記燃焼室には第一の燃焼用触媒と第二の燃
    焼用触媒を内装し、前記第一の燃焼用触媒の周囲に第二
    の燃焼用触媒を配置し、両燃焼用触媒に隣接し、流路を
    連結する中間チャンバーを配設し、その中間チャンバー
    の少なくとも一面に外面を非加熱物と隣接する熱伝達面
    を形成した触媒燃焼器。
  8. 【請求項8】 操作部と燃焼室を備え、操作部には開閉
    弁、燃料タンク、点火装置があり、燃焼室はガス噴出ノ
    ズル、空気吸引エゼクタに相対し、点火プラグ、排気口
    を具備し、前記燃焼室には、第一の燃焼用触媒と第二の
    燃焼用触媒を内装し、第一の燃焼用触媒の周囲に第二の
    燃焼用触媒を配置し、両燃焼用触媒に隣接し、流路を連
    結する中間チャンバーを配設し、第一の燃焼用触媒と第
    二の燃焼用触媒の間を良熱伝導体で接触固定した触媒燃
    焼器。
  9. 【請求項9】 操作部と燃焼室を備え、操作部には開閉
    弁、燃料タンク、点火装置があり、燃焼室はガス噴出ノ
    ズル、空気吸引エゼクタに相対し、点火プラグ、排気口
    を具備し、前記燃焼室には、第一の燃焼用触媒と第二の
    燃焼用触媒を内装し、第一の燃焼用触媒の周囲に第二の
    燃焼用触媒を配置し、両燃焼用触媒に隣接し、流路を連
    結する中間チャンバーを配設し、第一の燃焼用触媒を良
    熱伝導体を担体として構成した触媒燃焼器。
  10. 【請求項10】 操作部と燃焼室を備え、操作部には開
    閉弁、燃料タンク、点火装置があり、燃焼室はガス噴出
    ノズル、空気吸引エゼクタに相対し、点火プラグ、排気
    口を具備し、前記燃焼室には、第一の燃焼用触媒と第二
    の燃焼用触媒を内装し、第一の燃焼用触媒の周囲に第二
    の燃焼用触媒を配置し、両燃焼用触媒に隣接し、流路を
    連結する中間チャンバーを配設し、その中間チャンバー
    内に、良熱伝導体を担体とする補助燃焼用触媒で前記第
    一の燃焼用触媒と第二の燃焼用触媒を連結した触媒燃焼
    器。
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JP2010276331A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Samsung Sdi Co Ltd 触媒燃焼器及び燃料改質器
WO2023200126A1 (ko) * 2022-04-12 2023-10-19 주식회사 에코마스터 연료전지 시스템 off-gas 촉매연소기 및 이를 포함하는 연료전지 장치

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JP2010276331A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Samsung Sdi Co Ltd 触媒燃焼器及び燃料改質器
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