JP2000146097A - 中圧lng貯槽の落圧方法 - Google Patents
中圧lng貯槽の落圧方法Info
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Abstract
なく、中圧LNG貯槽の落圧を行う。 【解決手段】 複数設置された中圧LNG貯槽1,2の
内、LNGを補充すべき貯槽17内にローリ車18等か
ら圧力差を利用してLNGを送液するに際し、LNG補
充側の貯槽17に対して液位の高い他の貯槽16内のL
NGを、両貯槽16,17内の圧力差を利用してLNG
補充側の貯槽17上部からスプレーして、LNG補充側
の貯槽17内を落圧させる。
Description
圧LNG貯槽の内、LNGを補充すべき貯槽内にローリ
車等から圧力差を利用してLNGを送液する際に、LN
G補充側の貯槽内を落圧させる中圧LNG貯槽の落圧方
法に関するものである。
LNG貯槽にローリ車等からLNGを補充する場合、L
NGを補充すべき貯槽(以下補充側貯槽と称する)内を
落圧させ、ローリ車のタンクの内圧との圧力差を利用し
て、LNGを送液するようになっている。
充側貯槽内のLNGの上部に溜まった気化ガスを大気中
に放散させるか或いは大容量の有水ホルダ内に落圧させ
るのが一般的であった。これによって、補充側貯槽の内
圧を、ローリ車等のタンクの内圧よりも低くして、LN
Gを送液するようになっていた。
圧させる方法もあった。
気化ガスを大気中に放散させる落圧方法では、燃料とし
て使用可能なガスを大気中に放散するため、エネルギー
消費上の観点から無駄が発生するという問題があった。
特に、近年の中圧LNG貯槽の大型化に伴ってLNGの
ガスが大気中に放散され、エネルギーロスが大きくなっ
てくる傾向があり、経済的にも好ましくない。
タンは、地球温暖化ガスの一種であり、環境上好ましく
ない。
LNGからメタンが蒸発し、LNGが濃縮化する(LN
Gのカロリーが増加してしまう)という問題もあった。
に案出されたものであって、その目的は、LNGの気化
ガスを大気中へ放散させることなく、中圧LNG貯槽の
落圧を行うことができる中圧LNG貯槽の落圧方法を提
供することにある。
に本発明は、複数設置された中圧LNG貯槽の内、LN
Gを補充すべき貯槽内にローリ車等から圧力差を利用し
てLNGを送液するに際し、LNG補充側の貯槽に対し
て液位の高い他の貯槽内の低温LNGを、両貯槽内の圧
力差を利用してLNG補充側の貯槽上部からスプレーし
て、LNG補充側の貯槽内を落圧させる方法である。
NGが、LNG補充側の貯槽上部の比較的高めの温度の
ガスを冷却して凝縮液化させるので、そのガス重量が減
少して貯槽内を落圧させることができる。
圧LNG貯槽に接続された払出管或いは低圧ホルダに流
して、その貯槽内を落圧させた後、上記他の貯槽からL
NGを導入してスプレーするものが好ましい。
を添付図面に基づいて詳述する。
方法を実施するための中圧LNG貯槽設備を示した概略
図である。
いて説明する。
貯槽1,2が設けられている。なお、本実施の形態にお
いては、中圧LNG貯槽が二基設けられた例を挙げて説
明する。
庭等に繋がる配管(図示せず)に熱量調整を行った後に
送ガスする払出管3が敷設されている。中圧LNG貯槽
1,2の底面には、払出管3に接続され貯槽内のLNG
を払い出す下部払出管4が設けられている。払出管3に
は、気化器5と減圧弁6とが設けられており、LNGを
気化器5で気化した後、減圧弁6で減圧して、その気化
ガスにプロパンガス等を添加して熱量調整を行った後、
都市ガスとして送ガスされる。下部払出管4にはそれぞ
れ払出弁7が設けられている。
Gの気化ガスを上述の払出管3の減圧弁6よりも下流側
に払い出す上部払出管8がそれぞれ設けられている。上
部払出管8にはそれぞれ払出弁9が設けられている。
払出弁7よりも上流部分には、他方の中圧LNG貯槽2
の上面に延びて、中圧LNG貯槽1内のLNGを中圧L
NG貯槽2のLNG上方のガス相14に導入するLNG
導入配管11が設けられている。これと同様に、中圧L
NG貯槽2の下部払出管4の払出弁7よりも上流部分に
は、中圧LNG貯槽1の上面に延びるLNG導入配管1
1が設けられている。
がそれぞれ設けられている。LNG導入配管11の上側
端部は、ガス相14内に若干突出しており、その端部に
は、導入されたLNGをガス相14及び貯槽内壁に噴射
するチップ15が設けられている。
中圧LNG貯槽1がLNGの貯留量が多くそこから払出
を行う払出側貯槽16となり、他方の中圧LNG貯槽2
がLNGの貯留量が少なくこれを補充すべき補充側貯槽
17となる。これら払出側貯槽16と補充側貯槽17と
はその内部のLNGの貯留量によって相互に交替する。
図1の状態においては、左側の中圧LNG貯槽1が払出
側貯槽16、右側の中圧LNG貯槽2が補充側貯槽17
となっている。
方法を説明する。
0.5〜0.6MPaとしたケースについて以下に述べ
る。
た後、補充側貯槽17に設けられた上部払出管8の払出
弁9を開放し、補充側貯槽17内の気化ガスを払出管3
に流し、補充側貯槽17の内圧を若干下げる。
突出したLNG導入配管11の導入弁12を開放する。
このとき、補充側貯槽17の内圧は、払出側貯槽16の
内圧に比べて低くなっているので、その圧力差によっ
て、払出側貯槽16内底部のLNGが補充側貯槽17の
ガス相14に導入され、その先端のチップ15を介して
スプレーされる(図中破線にて示す)。
40℃(上方から下方に向かって低くなる)であるが、
このガス相14に払出側貯槽16内底部の略−150℃
のLNGをガス相14及び貯槽内壁にスプレーすること
によって、気化ガスが効果的に冷却され、その熱が奪わ
れて液化する。そのため、気化ガス重量が減少し、補充
側貯槽17内が落圧することとなる。
を払出管3の減圧弁6の下流側に若干流すだけで、補充
側貯槽17にLNGがスプレーされ、落圧することがで
きるので、LNGの気化ガスを大気中に放散する必要が
無く、メタンの大気中への放散を防止できると共に、エ
ネルギーロスを防止することができる。また、LNGか
らメタンが蒸発せず、そのカロリーの増加も防止でき
る。
エネルギーの移動のみを利用して、落圧するようになっ
ているので、ポンプ等を用いる必要が無く、LNGに外
部から運動量を与えることがないので、電気等のエネル
ギーが不要である。
MPa低下し、略0.3〜0.4MPaになったところ
で、ローリ車18からの送液を開始する。ローリ車18
のタンク19の内圧は略0.5〜0.6MPaであるの
で、補充側貯槽17の内圧とタンク19との圧力差によ
って、ローリ車18のLNGは、ポンプ等を用いること
なく、補充側貯槽17に自動的に送液される。
管8によって、LNGの気化ガスを払出管3に流すよう
にしたが、減圧先として低圧ホルダ(図示せず)に流す
ようにしてもよい。
G貯槽は二基設けられているが、もっと多数であっても
よい。
気化ガスを大気中へ放散させることなく、中圧LNG貯
槽の落圧を行うことができるという優れた効果を発揮す
る。
するための中圧LNG貯槽設備を示した概略図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数設置された中圧LNG貯槽の内、L
NGを補充すべき貯槽内にローリ車等から圧力差を利用
してLNGを送液するに際し、LNG補充側の貯槽に対
して液位の高い他の貯槽内のLNGを、両貯槽内の圧力
差を利用してLNG補充側の貯槽上部からスプレーし
て、LNG補充側の貯槽内を落圧させることを特徴とす
る中圧LNG貯槽の落圧方法。 - 【請求項2】 上記LNG補充側の貯槽内のガスを、各
中圧LNG貯槽に接続された払出管或いは低圧ホルダに
流して、その貯槽内を落圧させた後、上記他の貯槽から
LNGを導入してスプレーする請求項1記載の中圧LN
G貯槽の落圧方法。
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