JP2000145956A - ギヤポジション検出装置 - Google Patents
ギヤポジション検出装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/68—Inputs being a function of gearing status
- F16H59/70—Inputs being a function of gearing status dependent on the ratio established
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/08—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism
- F16H63/16—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism the final output mechanisms being successively actuated by progressive movement of the final actuating mechanism
- F16H63/18—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism the final output mechanisms being successively actuated by progressive movement of the final actuating mechanism the final actuating mechanism comprising cams
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ギヤポジション検出装置のスイッチの構造を
簡素化して小型化および高精度化を図ること。 【解決手段】 クランクケース２０，２１に支持された
シフトドラム１の端面に可動スイッチ３９を直接取付け
る。スイッチブロック４３はクランクケース２０にイン
ロー嵌合され、可動スイッチ３９と対向する面に、ギヤ
ポジションに応じた複数の固定接点を有する。シフトド
ラム１と可動接点３９との間にスペースのかさばる中間
部材を有していないので、シフトドラム１の軸方向の寸
法が縮小される。また、シフトドラム１の回転位置が可
動接点３９の位置に直接反映するので、正確にギヤポジ
ションを検出することができる。
簡素化して小型化および高精度化を図ること。 【解決手段】 クランクケース２０，２１に支持された
シフトドラム１の端面に可動スイッチ３９を直接取付け
る。スイッチブロック４３はクランクケース２０にイン
ロー嵌合され、可動スイッチ３９と対向する面に、ギヤ
ポジションに応じた複数の固定接点を有する。シフトド
ラム１と可動接点３９との間にスペースのかさばる中間
部材を有していないので、シフトドラム１の軸方向の寸
法が縮小される。また、シフトドラム１の回転位置が可
動接点３９の位置に直接反映するので、正確にギヤポジ
ションを検出することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギヤポジション検
出装置に関し、特に、小型化および製造の容易化を図る
のに好適なギヤポジション検出装置に関する。
出装置に関し、特に、小型化および製造の容易化を図る
のに好適なギヤポジション検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンの回転は変速装置を介して車輪
に伝達され、その回転数はギヤの組合わせによって変化
させられる。変速装置のギヤの組合わせ、つまりギヤポ
ジションを検出するためにスイッチ（チェンジスイッ
チ）が設けられ、このチェンジスイッチの出力に基づい
てニュートラルを示すランプを点灯させたり、各ギヤポ
ジション毎の点火進角や排気制御弁の開度を制御したり
する。
に伝達され、その回転数はギヤの組合わせによって変化
させられる。変速装置のギヤの組合わせ、つまりギヤポ
ジションを検出するためにスイッチ（チェンジスイッ
チ）が設けられ、このチェンジスイッチの出力に基づい
てニュートラルを示すランプを点灯させたり、各ギヤポ
ジション毎の点火進角や排気制御弁の開度を制御したり
する。
【０００３】図５は、従来のチェンジスイッチの支持構
造を示す断面図である。同図において、その回転位置が
ギヤポジションに対応するシフトドラム１の端部には有
底円筒状のカラー２が設けられている。
造を示す断面図である。同図において、その回転位置が
ギヤポジションに対応するシフトドラム１の端部には有
底円筒状のカラー２が設けられている。
【０００４】チェンジスイッチ５の回転シャフト４の軸
はシフトドラム１の軸と一致するように配置されてい
る。回転シャフト４には該回転シャフト４をその軸に直
交する方向に貫通するピン３が固定されていて、該ピン
３はカラー２に係合している。したがって、シフトドラ
ム１の回転はカラー２およびピン３を介して回転シャフ
ト４に伝達される。チェンジスイッチ５には回転シャフ
ト４に固定されて一体に回転する可動接点と、チェンジ
スイッチ５に固定されている固定接点とが内蔵されてい
る（いずれも図示していない）。このようなチェンジス
イッチは、例えば特開平７−２３０７４１号公報に記載
されている。また、スイッチのコンパクト化をねらっ
て、特許２７６４１８８号のごとく、シフトドラム端面
に設けた可動接点を固定接点ユニットに弾性的に付勢さ
せたものもある。
はシフトドラム１の軸と一致するように配置されてい
る。回転シャフト４には該回転シャフト４をその軸に直
交する方向に貫通するピン３が固定されていて、該ピン
３はカラー２に係合している。したがって、シフトドラ
ム１の回転はカラー２およびピン３を介して回転シャフ
ト４に伝達される。チェンジスイッチ５には回転シャフ
ト４に固定されて一体に回転する可動接点と、チェンジ
スイッチ５に固定されている固定接点とが内蔵されてい
る（いずれも図示していない）。このようなチェンジス
イッチは、例えば特開平７−２３０７４１号公報に記載
されている。また、スイッチのコンパクト化をねらっ
て、特許２７６４１８８号のごとく、シフトドラム端面
に設けた可動接点を固定接点ユニットに弾性的に付勢さ
せたものもある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記チェンジスイッチ
を有するギヤポジション検出装置には解決すべき次の課
題がある。前記可動接点および固定接点がチェンジスイ
ッチ内に内蔵されており、チェンジスイッチの組み立て
工程が複雑であるため、検出精度に関して全数の検査が
必要である。また、シフトドラムの回転をチェンジスイ
ッチに伝達するためのカラー等中間部材の設置スペース
が必要となるし、チェンジスイッチから回転シャフトが
突出しているので該回転シャフトを収容するスペースも
必要となるため、全体に大型化することが避けられな
い。さらに、シフトドラム端面に可動接点を組付けるも
のでは、組付け時やメンテナンス時に、シフトドラムに
可動接点を保持できないので作業が極めて困難となる。
を有するギヤポジション検出装置には解決すべき次の課
題がある。前記可動接点および固定接点がチェンジスイ
ッチ内に内蔵されており、チェンジスイッチの組み立て
工程が複雑であるため、検出精度に関して全数の検査が
必要である。また、シフトドラムの回転をチェンジスイ
ッチに伝達するためのカラー等中間部材の設置スペース
が必要となるし、チェンジスイッチから回転シャフトが
突出しているので該回転シャフトを収容するスペースも
必要となるため、全体に大型化することが避けられな
い。さらに、シフトドラム端面に可動接点を組付けるも
のでは、組付け時やメンテナンス時に、シフトドラムに
可動接点を保持できないので作業が極めて困難となる。
【０００６】本発明は、上述の課題を解決し、小型化お
よび製造の容易化を図ることができるギヤポジション検
出装置を提供することを目的とする。
よび製造の容易化を図ることができるギヤポジション検
出装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、シフトフォークを担持するシフトドラムの
回転方向の位置に基づいて変速装置のギヤポジションを
検出するギヤポジション検出装置において、前記シフト
ドラムを回転自在に支持する支持部材と、前記シフトド
ラムの端面に設けられた可動接点と、前記支持部材に固
定され、回転方向の予定位置で前記可動接点と接触する
ように該可動接点と対向して配置された複数の固定接点
を有するスイッチブロックとを具備した点に特徴があ
る。
の本発明は、シフトフォークを担持するシフトドラムの
回転方向の位置に基づいて変速装置のギヤポジションを
検出するギヤポジション検出装置において、前記シフト
ドラムを回転自在に支持する支持部材と、前記シフトド
ラムの端面に設けられた可動接点と、前記支持部材に固
定され、回転方向の予定位置で前記可動接点と接触する
ように該可動接点と対向して配置された複数の固定接点
を有するスイッチブロックとを具備した点に特徴があ
る。
【０００８】上記特徴によれば、可動接点はシフトドラ
ムの回動に従って回動し、シフトドラムが所定の変速位
置（ギヤポジョン）で停止したときに、対向する固定接
点と接触する。この接点同士の接触の有無により、か
つ、どの固定接点に対して可動接点が接触しているかに
よってギヤポジションが判別される。特に、シフトドラ
ムの動きは中間部材を介することなく、可動接点の動き
として伝達される。
ムの回動に従って回動し、シフトドラムが所定の変速位
置（ギヤポジョン）で停止したときに、対向する固定接
点と接触する。この接点同士の接触の有無により、か
つ、どの固定接点に対して可動接点が接触しているかに
よってギヤポジションが判別される。特に、シフトドラ
ムの動きは中間部材を介することなく、可動接点の動き
として伝達される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を説
明する。図１は、本発明の一実施形態に係るギヤポジシ
ョン検出装置を含む自動二輪車の変速装置の要部構成を
示す側面図である。同図において、第１段目のシャフト
１３は軸受１４，１５によってクランクケース２０，２
１に支持されている。第１段目のシャフト１３には、該
シャフト１３と一体に形成された歯車１６と、シャフト
１３に対して回転自在な歯車１７，１８と、歯車１７，
１８の中間にあって、シャフト１３の軸方向に摺動自在
で回転方向にはシャフト１３と一体的に回転するように
スプライン結合された歯車１９とが設けられている。
明する。図１は、本発明の一実施形態に係るギヤポジシ
ョン検出装置を含む自動二輪車の変速装置の要部構成を
示す側面図である。同図において、第１段目のシャフト
１３は軸受１４，１５によってクランクケース２０，２
１に支持されている。第１段目のシャフト１３には、該
シャフト１３と一体に形成された歯車１６と、シャフト
１３に対して回転自在な歯車１７，１８と、歯車１７，
１８の中間にあって、シャフト１３の軸方向に摺動自在
で回転方向にはシャフト１３と一体的に回転するように
スプライン結合された歯車１９とが設けられている。
【００１０】第２段目のシャフト２２は軸受２３，２４
によってクランクケース２０，２１に支持されている。
第２段目のシャフト２２には、該シャフト２２に対して
回転自在な歯車２５，２６と、シャフト２２とともに回
転するようにスプライン結合され軸方向には位置規制さ
れた歯車２７と、シャフト２２の軸方向に摺動自在で回
転方向にはシャフト２２と一体的に回転するようにスプ
ライン結合された歯車２８とが設けられている。
によってクランクケース２０，２１に支持されている。
第２段目のシャフト２２には、該シャフト２２に対して
回転自在な歯車２５，２６と、シャフト２２とともに回
転するようにスプライン結合され軸方向には位置規制さ
れた歯車２７と、シャフト２２の軸方向に摺動自在で回
転方向にはシャフト２２と一体的に回転するようにスプ
ライン結合された歯車２８とが設けられている。
【００１１】シフトドラム１は、該シフトドラム１の一
端の外周および他端のボス１ａの外周がクランクケース
２０，２１に嵌挿されて回転自在に支持されている。シ
フトドラム１には２本のシフトフォーク２９，３０が取
付けられている。シフトフォーク２９，３０のハブ２９
ａ，３０ａには、該ハブ２９ａ，３０ａからシフトフォ
ーク１側ヘ先端が突出するようにガイドロッド３１，３
２が設けられていて、該ガイドロッド３１，３２はシフ
トドラム１の外周に設けられたガイド溝３３，３４に係
合している。ガイドロッド３１，３２がシフトフォーク
２９，３０から抜け出さないように止めピン３５，３６
が設けられている。
端の外周および他端のボス１ａの外周がクランクケース
２０，２１に嵌挿されて回転自在に支持されている。シ
フトドラム１には２本のシフトフォーク２９，３０が取
付けられている。シフトフォーク２９，３０のハブ２９
ａ，３０ａには、該ハブ２９ａ，３０ａからシフトフォ
ーク１側ヘ先端が突出するようにガイドロッド３１，３
２が設けられていて、該ガイドロッド３１，３２はシフ
トドラム１の外周に設けられたガイド溝３３，３４に係
合している。ガイドロッド３１，３２がシフトフォーク
２９，３０から抜け出さないように止めピン３５，３６
が設けられている。
【００１２】ガイド溝３３，３４はシフトドラム１の回
転に対してシフトフォーク２９，３０を軸方向に予定量
偏倚させるために該軸方向に勾配を有している。すなわ
ち、シフトドラム１は円筒形のカムを構成し、カム溝と
してのガイド溝３３，３４にカムフォロワとしてのガイ
ドロッド３１，３２が係合しており、該カムの回転に応
じてシフトフォーク２９，３０が予定量偏倚するように
なっている。
転に対してシフトフォーク２９，３０を軸方向に予定量
偏倚させるために該軸方向に勾配を有している。すなわ
ち、シフトドラム１は円筒形のカムを構成し、カム溝と
してのガイド溝３３，３４にカムフォロワとしてのガイ
ドロッド３１，３２が係合しており、該カムの回転に応
じてシフトフォーク２９，３０が予定量偏倚するように
なっている。
【００１３】シフトドラム１の一端には、ピン３５とア
ーム３６とが係合しており、このアーム３６が図示しな
いモータから駆動力又は足動操作力を得てシフトドラム
１を回動させる。符号８はドラムストッパープレート、
符号９はストッパーアーム１０に取りつけられたストッ
パーローラーであり、ローラー９はプレート８の周方向
に設けられた凹部に入りこむことによりシフトドラム１
の所定回転角を維持するストッパーとなる。シフトフォ
ーク２９，３０の先端は前記歯車２８および歯車１９の
円周方向に形成された溝２８ａ，１９ａに係合してい
る。したがって、シフトドラム１が回動するとその回動
方向および回動量に応じて歯車２８，１９をそれぞれシ
ャフト１３，２２の軸方向に偏倚させる。
ーム３６とが係合しており、このアーム３６が図示しな
いモータから駆動力又は足動操作力を得てシフトドラム
１を回動させる。符号８はドラムストッパープレート、
符号９はストッパーアーム１０に取りつけられたストッ
パーローラーであり、ローラー９はプレート８の周方向
に設けられた凹部に入りこむことによりシフトドラム１
の所定回転角を維持するストッパーとなる。シフトフォ
ーク２９，３０の先端は前記歯車２８および歯車１９の
円周方向に形成された溝２８ａ，１９ａに係合してい
る。したがって、シフトドラム１が回動するとその回動
方向および回動量に応じて歯車２８，１９をそれぞれシ
ャフト１３，２２の軸方向に偏倚させる。
【００１４】歯車２８の側面には前記歯車２５，歯車２
６と係合するダボ２８ｂ，２８ｃが形成されていて、偏
倚方向に応じて歯車２５および歯車２６のいずれかと歯
車２８とが連結される。一方、歯車１９の側面には、前
記歯車１７，歯車１８と係合するダボ穴１９ｂとダボ１
９ｃが形成されていて、偏倚方向に応じて歯車１７およ
び歯車１８のいずれかと歯車１９とが連結される。
６と係合するダボ２８ｂ，２８ｃが形成されていて、偏
倚方向に応じて歯車２５および歯車２６のいずれかと歯
車２８とが連結される。一方、歯車１９の側面には、前
記歯車１７，歯車１８と係合するダボ穴１９ｂとダボ１
９ｃが形成されていて、偏倚方向に応じて歯車１７およ
び歯車１８のいずれかと歯車１９とが連結される。
【００１５】第１段目のシャフト１３には図示しないク
ランクシャフトからエンジンの回転が伝達され、前記各
歯車のかみ合わせに従って第２段目のシャフト２２に回
転を伝達させる。第２段目のシャフト２２にはスプロケ
ット３７が固定されていて、該シャフト２２の回転をチ
ェーン３８を介して図示しない車輪に伝える。
ランクシャフトからエンジンの回転が伝達され、前記各
歯車のかみ合わせに従って第２段目のシャフト２２に回
転を伝達させる。第２段目のシャフト２２にはスプロケ
ット３７が固定されていて、該シャフト２２の回転をチ
ェーン３８を介して図示しない車輪に伝える。
【００１６】シフトドラム１の他端のボス１ａには接点
プレート３９を有するベースプレート４０がボルト４１
で固定されている。一方、接点プレート３９およびベー
スプレート４０が収容されたクランクケース２０の空所
４２にはスイッチブロック４３のボス４３ａが嵌め込ま
れ、該スイッチブロック４３はボルト４４によってクラ
ンクケース２０に固定されている。スイッチブロック４
３とクランクケース２０とのインロー部にはシール部材
としてのＯリング４５が設けられている。
プレート３９を有するベースプレート４０がボルト４１
で固定されている。一方、接点プレート３９およびベー
スプレート４０が収容されたクランクケース２０の空所
４２にはスイッチブロック４３のボス４３ａが嵌め込ま
れ、該スイッチブロック４３はボルト４４によってクラ
ンクケース２０に固定されている。スイッチブロック４
３とクランクケース２０とのインロー部にはシール部材
としてのＯリング４５が設けられている。
【００１７】スイッチブロック４３の、前記接点プレー
ト３９と対向する面には複数の固定接点（後で詳述）が
設けられていて、前記接点プレート３９の接点（後で詳
述）が該固定接点と接触したときに、リード線１２を通
じてギヤポジション検出信号が図示しない制御装置に送
出される。
ト３９と対向する面には複数の固定接点（後で詳述）が
設けられていて、前記接点プレート３９の接点（後で詳
述）が該固定接点と接触したときに、リード線１２を通
じてギヤポジション検出信号が図示しない制御装置に送
出される。
【００１８】図２は、スイッチブロック４３の正面図、
つまりシフトドラム１側から見た図である。同図におい
て、スイッチブロック４３のボス４３ａには５つの固定
接点Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４，Ｃ５が埋め込まれてい
る。それぞれの接点Ｃ１〜Ｃ５は前記リード線１２につ
ながる。例えば、接点Ｃ１は第１速、接点Ｃ２は第２
速、接点Ｃ３は第３速、接点Ｃ４は第４速にそれぞれ対
応し、接点Ｃ５はニュートラル位置に対応する。シフト
ドラム１の回動位置がそれぞれ第１速、第２速、第３
速、第４速、およびニュートラルに対応する位置にある
ときに、これらの接点Ｃ１〜Ｃ５と前記接点プレート３
９の接点とが接触して制御装置はシフトドラム１の位置
に応じたギヤポジション検出信号を受信することができ
る。
つまりシフトドラム１側から見た図である。同図におい
て、スイッチブロック４３のボス４３ａには５つの固定
接点Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４，Ｃ５が埋め込まれてい
る。それぞれの接点Ｃ１〜Ｃ５は前記リード線１２につ
ながる。例えば、接点Ｃ１は第１速、接点Ｃ２は第２
速、接点Ｃ３は第３速、接点Ｃ４は第４速にそれぞれ対
応し、接点Ｃ５はニュートラル位置に対応する。シフト
ドラム１の回動位置がそれぞれ第１速、第２速、第３
速、第４速、およびニュートラルに対応する位置にある
ときに、これらの接点Ｃ１〜Ｃ５と前記接点プレート３
９の接点とが接触して制御装置はシフトドラム１の位置
に応じたギヤポジション検出信号を受信することができ
る。
【００１９】スイッチブロック４３は、フェノール樹脂
等、固定接点Ｃ１〜Ｃ５を一体にモールド成型すること
が容易な樹脂材料で形成することができる。なお、孔４
３ｂは前記ボルト４４用が貫通する孔であり、窪み４６
はベースプレート４０を固定するボルト４１の頭との干
渉を回避するスペースである。この窪み４６にボルト４
１の頭が収容されるので、シフトドラム１の軸方向の寸
法の拡大が防止される。
等、固定接点Ｃ１〜Ｃ５を一体にモールド成型すること
が容易な樹脂材料で形成することができる。なお、孔４
３ｂは前記ボルト４４用が貫通する孔であり、窪み４６
はベースプレート４０を固定するボルト４１の頭との干
渉を回避するスペースである。この窪み４６にボルト４
１の頭が収容されるので、シフトドラム１の軸方向の寸
法の拡大が防止される。
【００２０】図３は、前記接点プレート３９とベースプ
レート４０の正面図、つまりスイッチプロック４３側か
ら見た図、図４は同側面図である。両図において、接点
プレート３９は導電性の板ばねからなり、２か所のかし
め３９ａによってベースプレート４０に固定されてい
る。接点プレート３９の自由端側にはポイント（接点）
３９ｂが形成されていて、このポイント３９ｂは該接点
プレート３９のばね力によって前記スイッチブロック４
３の固定接点設置面に当接される。ベースプレート４０
には、シフトドラム１に固定されたときにシフトドラム
１の端面の穴と係合して位置決めに供するボス４０ａ
が、打ち出しによって形成されている。
レート４０の正面図、つまりスイッチプロック４３側か
ら見た図、図４は同側面図である。両図において、接点
プレート３９は導電性の板ばねからなり、２か所のかし
め３９ａによってベースプレート４０に固定されてい
る。接点プレート３９の自由端側にはポイント（接点）
３９ｂが形成されていて、このポイント３９ｂは該接点
プレート３９のばね力によって前記スイッチブロック４
３の固定接点設置面に当接される。ベースプレート４０
には、シフトドラム１に固定されたときにシフトドラム
１の端面の穴と係合して位置決めに供するボス４０ａ
が、打ち出しによって形成されている。
【００２１】上述のように、本実施形態では、固定接点
Ｃ１〜Ｃ５を有するスイッチブロック４３をクランクケ
ース２０に直接取付けるとともに、可動接点３９ｂを形
成した接点プレート３９を有するベースプレート４０を
シフトドラム１に直接取付けた。この構成によってシフ
トドラム１の回転を可動設定つまり接点プレート３９に
伝達するためのカラー（図５参照）等の、スペースを大
きくとる中間部材を省略できるし、中間部材の省略によ
って誤差の累積を回避することもできる。
Ｃ１〜Ｃ５を有するスイッチブロック４３をクランクケ
ース２０に直接取付けるとともに、可動接点３９ｂを形
成した接点プレート３９を有するベースプレート４０を
シフトドラム１に直接取付けた。この構成によってシフ
トドラム１の回転を可動設定つまり接点プレート３９に
伝達するためのカラー（図５参照）等の、スペースを大
きくとる中間部材を省略できるし、中間部材の省略によ
って誤差の累積を回避することもできる。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１，請求項２の発明によれば、部材の数を低減すること
ができるので、製造が容易であり、かつシフトドラムの
軸方向の寸法が小さくなるので全体として小型化が図ら
れる。また、部材数が少なくなつたことによって公差の
累積が少なくなり精度を高くすることができる。また、
可動接点はシフトドラム側に締結具によって保持される
ので、ギヤポジション検出装置の組立・保守時などに該
接点がシフトドラムから外れることがなくなり、作業性
が向上する。特に、請求項２の発明によれば、加工精度
を高くできるクランクケースにスイッチブロックのハブ
を嵌合して固定したので、該ハブが嵌合されるクランク
ケースの孔の精度、およびシフトドラムの軸位置の精度
の管理のみによって高い取り付け精度が保証される。
１，請求項２の発明によれば、部材の数を低減すること
ができるので、製造が容易であり、かつシフトドラムの
軸方向の寸法が小さくなるので全体として小型化が図ら
れる。また、部材数が少なくなつたことによって公差の
累積が少なくなり精度を高くすることができる。また、
可動接点はシフトドラム側に締結具によって保持される
ので、ギヤポジション検出装置の組立・保守時などに該
接点がシフトドラムから外れることがなくなり、作業性
が向上する。特に、請求項２の発明によれば、加工精度
を高くできるクランクケースにスイッチブロックのハブ
を嵌合して固定したので、該ハブが嵌合されるクランク
ケースの孔の精度、およびシフトドラムの軸位置の精度
の管理のみによって高い取り付け精度が保証される。
【図１】 本発明の一実施形態に係るギヤポジション検
出装置を含む変速装置の要部を示す断面図である。
出装置を含む変速装置の要部を示す断面図である。
【図２】 固定接点を有するスイッチブロックの正面図
である。
である。
【図３】 可動接点およびその支持部材の正面図であ
る。
る。
【図４】 可動接点およびその支持部材の側面図であ
る。
る。
【図５】 従来技術に係るギヤポジション検出装置の要
部を示す断面図である。
部を示す断面図である。
１…シフトドラム、 １２…リード線、 ２０，２１…
クランクケース ３９…接点プレート、 ４０…ベース
プレート、 ４３…スイッチブロック、 Ｃ１〜Ｃ５…
固定接点
クランクケース ３９…接点プレート、 ４０…ベース
プレート、 ４３…スイッチブロック、 Ｃ１〜Ｃ５…
固定接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴫原 明 埼玉県和光市中央一丁目４番１号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 小川 利樹 埼玉県和光市中央一丁目４番１号 株式会 社本田技術研究所内 Ｆターム(参考） 3J067 AB01 AC08 BA17 BB04 FB45 FB47 FB83 FB90
Claims (3)
- 【請求項１】 シフトフォークを担持するシフトドラム
の回転方向の位置に基づいて変速装置のギヤポジション
を検出するギヤポジション検出装置において、 前記シフトドラムを回転自在に支持する支持部材と、 前記シフトドラムの端面に締結具により保持された可動
接点と、 前記支持部材に固定され、回転方向の予定位置で前記可
動接点と接触するように該可動接点と対向して配置され
た複数の固定接点を有するスイッチブロックとを具備し
たことを特徴とするギヤポジション検出装置。 - 【請求項２】 前記可動接点は前記シフトドラムの端部
に取りつけられる環状のベースプレートに保持され、環
状に形成され、その環状の一部に接点部を構成すると共
に環状の中心孔を通して前記ベースプレートが締結具に
よりシフトドラムに固着されることによって可動接点が
前記シフトドラムに保持されていることを特徴とする請
求項１記載のキヤポジション検出装置。 - 【請求項３】 クランクケースで前記支持部材が形成さ
れ、 前記スイッチブロックは前記クランクケースに形成され
た空所に外周が嵌合するボスを有していることを特徴と
する請求項１記載のキヤポジション検出装置。
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