JP2000145468A - 発電・電動機を備えたターボチャージャ - Google Patents

発電・電動機を備えたターボチャージャ

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JP2000145468A
JP2000145468A JP10318138A JP31813898A JP2000145468A JP 2000145468 A JP2000145468 A JP 2000145468A JP 10318138 A JP10318138 A JP 10318138A JP 31813898 A JP31813898 A JP 31813898A JP 2000145468 A JP2000145468 A JP 2000145468A
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真治 原
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電・電動機用の回転子をシャフト上に取り
付けた状態でハウジングに組み付け可能とすることによ
り,回転バランスの取れた回転部分を容易に組み付ける
ことが可能な発電・電動機を備えたターボチャージャを
提供する。 【解決手段】 軸受10を支持するタービン側センタハ
ウジング14の軸受支持部14aの内径d2 は,回転子
16の外径d1 よりも大きい値に設定されている。シャ
フト4とタービン側センタハウジング14との間をシー
ルするシールプレート49を圧入するため,タービン側
センタハウジング14の端壁14bに内周面46と端面
47とによって形成された凹部の内径d3 は,軸受支持
部14aの内径d2 よりも大きい値に設定されている。
ターボチャージャ1の主要な回転部分は回転バランスが
取られた状態で端壁14b側から組み付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,吸気を過給する
と共に,排ガスエネルギーを電気エネルギー変換してエ
ネルギーを回収する発電・電動機を備えたターボチャー
ジャに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に,ターボチャージャは,エンジン
の高速回転時や高負荷運転時における出力の向上を目的
として,エンジンの排ガスエネルギーを利用して駆動さ
れるタービンによってコンプレッサを駆動して吸気を過
給するものである。ターボチャージャを備えたエンジン
では,排ガスエネルギーで駆動されるタービン,該ター
ビンを取り付けたシャフト,及び該シャフトに取り付け
たコンプレッサを有するターボチャージャを設けたもの
がある。また,エンジンに設けたターボチャージャに
は,排ガスエネルギーで駆動されるタービン,該タービ
ンを取り付けたシャフト,該シャフトに取り付けたコン
プレッサ及び前記シャフト上に設けた発電・電動機から
成るエネルギー回収装置が提案されている。また,ター
ボチャージャを備えた断熱エンジンでは,排気系に発電
・電動機を持つターボチャージャを配置すると共に,該
ターボチャージャの後流に発電タービンを設けたエネル
ギー回収装置を配置したものが提案されている。
【0003】車両のエンジンの排気ガスエネルギーによ
りタービンを駆動し,該タービンに接続した発電機によ
って電力を発電することで,排気ガスエネルギーを電気
エネルギーとして回収するものとして発電・電動機を備
えたターボチャージャがある。図4は,従来の発電・電
動機を備えたターボチャージャを示す断面図である。図
4に示すターボチャージャ60は,エンジンの排気ガス
エネルギーによって駆動されるタービン2,該タービン
2を取り付けたシャフト4,及び該シャフト4に取り付
けたコンプレッサ3を有している。ターボチャージャ6
0のハウジングは,タービン2を収容するタービンハウ
ジング12,コンプレッサ3を収容するコンプレッサハ
ウジング13,及びタービンハウジング12とコンプレ
ッサハウジング13との間にあって両ハウジング12,
13を連結するセンタハウジング8から構成されてい
る。ハウジングを貫通するシャフト4は,センタハウジ
ング8の両端部に設けられている軸受10,11によっ
て回転自在に支持されている。シャフト4には,タービ
ン2側の端部においてタービンブレード7が取り付けら
れ,コンプレッサ3側の端部においてコンプレッサブレ
ード9が取り付けられている。センタハウジング8は,
タービンハウジング12と固定されるタービン側センタ
ハウジング14と,コンプレッサハウジング13が固定
されるコンプレッサ側センタハウジング15とから構成
されている。タービンハウジング12とタービン側セン
タハウジング14との間には,遮熱板28が介装されて
いる。
【0004】エンジンの排気管を通じてタービンスクロ
ール6に送られた排気ガスは,ターボチャージャ60の
タービン2に供給してタービンブレード7を回転する。
タービンブレード7の回転は,シャフト4を介してコン
プレッサ3に伝達され,コンプレッサ3において,コン
プレッサブレード9を回転して過給,即ち,空気を圧縮
してエンジンに供給する。
【0005】シャフト4は10〜20万rpmもの速度
で高速回転をし,更にスラスト方向の軸力を生じること
もあるので,シャフト4をラジアル方向のみならずスラ
スト方向にも安定して回転支持するために,シャフト4
を軸支する軸受10,11には,アンギュラ型の玉軸受
が採用されている。また,シャフト4の高速回転を可能
にするため,軸受10,11には潤滑油が供給される。
潤滑油は,タービン側センタハウジング14及びコンプ
レッサ側センタハウジング15に形成されているオイル
給油路45を通じて供給され,軸受10,11を潤滑し
た後,排油路75を通じてターボチャージャ60の外部
に排出される。
【0006】発電・電動機を備えたターボチャージャ6
0の発電機5は,タービン2及びコンプレッサ3の間に
おいて,タービン側センタハウジング14内に収容され
ている。発電機5は,排気エネルギーにより駆動される
シャフト4に取り付けられてシャフト4と共に回転する
永久磁石から成る回転子16と,回転子16の周囲にお
いてセンタハウジング8に圧入によって取り付けられた
固定子17とから成る。固定子17は,固定子鉄心に巻
線を取り付けて構成されている。回転子16は,シャフ
ト4を軸支する軸受10,11の間に配置されている。
発電機5は,排気ガスにより駆動されるタービン2の出
力の一部を電気エネルギーに変換し,この電力によりエ
ンジンに取り付けたモータを駆動することで,排気ガス
エネルギーの回収を実現し,且つ燃費の向上を図ってい
る。高速回転時に回転子16がバーストするのを防止す
るため,回転子16の周囲には補強部材としてのカーボ
ン繊維強化プラスチック製の補強スリーブ18が嵌着さ
れている。タービン側センタハウジング14は,タービ
ン2側に近いタービン近傍部25,筒状の固定子取付け
部27,及びタービン近傍部25と固定子取付け部27
とを連結する連結部26から成り,固定子17は,筒状
の固定子取付け部27の筒状内面19に圧入によって取
り付けられている。
【0007】タービン側センタハウジング14は,エン
ジンからの高温の排気ガスが導入されるタービンハウジ
ング12に結合されているため,ターボチャージャ稼働
中には高温になるタービンハウジング12からの熱伝導
によって高温になり易い。また,発電・電動機を備えた
ターボチャージャ60では,タービン2は排気ガスの流
れによって駆動されるため,シャフト4が高温となる。
シャフト4に装着した回転子16である永久磁石も,シ
ャフト4から伝達される熱によって高温となり,減磁す
る場合がある。潤滑油は,タービン側から伝わる熱等に
よって軸受10が高温になるのを防止する冷却作用も有
している。
【0008】発電・電動機を備えたターボチャージャを
組み立てる場合,先ず,タービン2,コンプレッサ3,
永久磁石となるべき回転子16等のターボチャージャの
回転部分を構成する部品毎について,それぞれバランス
を取る。このようにしてバランスが取られた各部品のう
ち,ターボチャージャの回転部分,即ち,タービン2,
回転子16,軸受10,11,スペーサ76,スリーブ
77,コンプレッサ3,及び軸端ナット78をシャフト
4に組み付ける。この状態で,シャフト4とシャフト4
に組み付けた組立体の曲がりチェックやバランス修正を
行っている。スリーブ77と軸端ナット78とは,コン
プレッサブレード9をシャフト4に固定するための固定
手段を構成している。
【0009】シャフト4上で組み付けられたバランス修
正が完了した組立体を一旦分解し,回転子16のみを着
磁装置によって着磁する。センタハウジング8内にシャ
フト4を再度挿入し,その後,着磁して永久磁石となっ
た回転子16を初めとして,スペーサ76,軸受10,
11,及びスリーブ77を組み付けていく。このとき,
永久磁石となった回転子16が磁性金属から製作されて
いる固定子17やセンタハウジング8に引き寄せられ,
回転子16の組付けが困難になったり,回転子16が固
定子17やセンタハウジング8に吸着する際に永久磁石
のかけらが発生し,軸受等の高いシール性が要求される
部分に入り込む可能性もある。また,シャフト4とその
回りに回転部分を組み付けて構成される組立体について
は,回転体としてのバランスを一旦取った後に分解し,
再度組み付けるため,再組付け後のターボチャージャの
回転部分にアンバランスが発生し易く,ターボチャージ
ャを高速回転させることが困難になることもある。
【0010】また,従来,センタハウジングに軸支され
るシャフトのタービンハウジングとは反対側に突出する
部分に発電機部を配置した型式の発電・電動機を備えた
ターボチャージャであり,円筒管と円筒磁極とから構成
される回転子のガタつきを磁気センタ位置を固定子コア
の磁気センタ位置とずらして,回転中の回転子に固定子
コアからスラスト方向に磁気力を与えることにより,円
筒管と円筒磁極との間に働く遠心力や熱膨張率の相違に
起因して生じるガタつきを吸収して回転子のバランスを
向上させたものがある(特開平2−298627号公報
参照)。
【0011】タービンで得られた駆動力で発電機を駆動
するターボチャージャの一例として,回転軸の回転数に
応じて排気ガスを同軸上に配設した大タービン又は小タ
ービンに供給することにより,排気ガス量が変化してタ
ービン効率を高い状態に維持することを図ったものがあ
る(特開平2−11815号公報参照)。
【0012】更に,発電・電動機を備えたターボチャー
ジャの別の例として,シャフトの外周に同一中心軸上に
且つシャフトとは独立して回転できる中空軸の外側シャ
フトを設け,この外側シャフトに発電機用タービンと発
電機の回転子とを設けたものがある(特開平6−288
242号公報)。このターボチャージャでは,コンプレ
ッサを駆動するためのタービンと,発電機用タービンと
は,排気ガス流れに沿って直列に配置されている。ま
た,ケーシングに対する外側シャフト,及び外側シャフ
トに対するシャフトは,それぞれ軸受によって回転自在
に支持されている。シャフトは,ナットによってシャフ
トに取り付けられているスラスト軸受を介してセンタハ
ウジングに対してスラスト方向にも回転自在に支持され
ている。更に,外側シャフトは,センタハウジングにス
ラスト軸受を介してスラスト方向にも回転自在に支持さ
れている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の組立作業に関し
て生じる問題点は,まだ着磁されていない磁性材料で構
成された回転子を他の回転部品と共に一旦組み立てた回
転組立体を分解し,回転子を着磁した後に,回転組立体
を再組立することに起因している。そこで,着磁された
回転子とシャフトとを含む主要な回転部分を一体化した
状態でセンタハウジング内に組み込むことを可能にする
ことによって,組立体の分解・再組立を行う作業を不要
にし,組立作業を効率化することが可能な発電・電動機
を備えたターボチャージャを得る点で解決すべき課題が
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,エン
ジンから排出される排気ガスが有するエネルギーを電気
エネルギーに変換し,排気ガスのエネルギーを電気エネ
ルギーの形態で回収する発電・電動機を備えたターボチ
ャージャにおいて,着磁された回転子とシャフトとを含
む主要な回転部分を組み立てたまま,ハウジングの一方
から挿入してハウジングへの組付けを可能とすること
で,着磁された回転子をハウジングに組み付ける際に回
転子がハウジング等に衝突するのを防止し,且つ回転体
組立体のバランスを良好にした状態でターボチャージャ
を組み立てることを可能にする発電・電動機を備えたタ
ーボチャージャを提供することである。
【0015】この発明は,ハウジング内に配設され且つ
排ガスエネルギーで駆動されるタービン,前記ハウジン
グ内に配設されたコンプレッサ,前記タービンと前記コ
ンプレッサとを連結するシャフト,前記ハウジングに形
成された一対の軸受支持部にそれぞれ配設されて前記シ
ャフトを回転可能に軸支する軸受,一対の前記軸受間に
おいて前記シャフト上に取り付けられた発電・電動用の
回転子,該回転子の外側を取り囲んだ状態で前記ハウジ
ング内に取り付けられた固定子,前記シャフトと前記ハ
ウジングとの間をシールするため前記各軸受よりも前記
シャフトの軸端側において前記ハウジングの少なくとも
一方の端壁に形成された凹部に嵌着されるシール部材を
具備し,前記凹部が形成された側の前記軸受支持部の内
径は前記回転子の外径よりも大きい値に設定され,且つ
前記ハウジングの前記凹部の内径は前記軸受支持部の内
径よりも大きい値に設定されていることから成る発電・
電動機を備えたターボチャージャに関する。
【0016】この発電・電動機を備えたターボチャージ
ャによれば,回転子の外径と,凹部が形成された側の軸
受支持部の内径と,ハウジングに形成された凹部の内径
とは,上記のように大小関係が設定されているので,着
磁された回転子とシャフトとを含む主要な回転部分は,
回転バランスが取られた組立状態のまま,シャフトと回
転子をハウジングの一方の端壁から軸受支持部の内部を
通してハウジングの内部へ挿入することが可能となる。
シャフトを操作して回転部分を組み立てるので,着磁さ
れた回転子をハウジングに組み付ける際に回転子がハウ
ジング等に衝突するのが防止される。また,回転体組立
体は,回転バランスを良好にした状態でターボチャージ
ャに組み立てられる。回転子とシール部材との間に位置
する軸受をハウジングの一方の端壁に形成されている軸
受支持部に取り付けた状態では,シール部材はハウジン
グの端壁に形成された凹部に嵌着される。
【0017】前記シール部材は,前記シャフトと相対摺
動可能に配設されたシールプレート,及び前記シャフト
に形成された周溝内に配置され且つ前記シールプレート
と相対摺動可能に配設されたシールリングである。
【0018】前記ハウジングは前記タービンを内部に配
設したタービンハウジング,前記コンプレッサを内部に
配設したコンプレッサハウジング,及び両端に前記ター
ビンハウジングと前記コンプレッサハウジングとがそれ
ぞれ固定されたセンタハウジングから構成されており,
前記センタハウジングはタービン側センタハウジングと
コンプレッサ側センタハウジングとから構成されてお
り,前記タービン側センタハウジングに形成された一方
の前記軸受支持部に一方の前記軸受が配置され,前記コ
ンプレッサ側センタハウジングに形成された他方の前記
軸受支持部に他方の前記軸受が配置されている。
【0019】前記タービンを構成するタービンブレード
又は前記コンプレッサを構成するコンプレッサブレード
は,前記軸受と当接可能に前記シャフト上に装着された
スリーブと前記シャフトの軸端に螺着された軸端ねじと
の間で挟着された状態で前記シャフト上に取り付けられ
る。
【0020】前記タービンブレード及び前記コンプレッ
サブレードのいずれか一方のみが前記シャフトに取り付
けられ且つ前記シャフトに取り付けられた前記タービン
ブレード又は前記コンプレッサブレードに対応した一方
の前記シール部材と前記回転子とが前記シャフトに取り
付けられた状態で回転体組立体が組み立てられ,前記回
転体組立体を一方の前記シール部材が嵌着される前記ハ
ウジングの一方の前記端壁側から前記ハウジング内に挿
着することにより組み立てられる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による発電・電動機を備えたターボチャージャの実施例
を説明する。図1はこの発明による発電・電動機を備え
たターボチャージャの一実施例を示す断面図である。図
1に示す発電・電動機を備えたターボチャージャにおい
て,図4に示す発電・電動機を備えたターボチャージャ
60の各構成要素及び部位と同等のものには,同じ符号
が付されているので,重複する詳細な説明を省略する。
【0022】図1に示す発電・電動機を備えたターボチ
ャージャ1(以下,実施例の説明において「ターボチャ
ージャ1」と略す)において,中実軸であるシャフト4
は,タービン側センタハウジング14とコンプレッサ側
センタハウジング15とにそれぞれ設けられたアンギュ
ラ型玉軸受である軸受10,11によって回転自在に支
持されている。軸受10,11は,間に回転子16を配
置させることができるように,シャフト4の軸方向に互
いに充分隔置して配置されており,回転子16の軸方向
位置は軸受10,11との間に配設されるスペーサ76
によって規制されている。固定子17は,シャフト4の
回転に伴って回転子16である永久磁石の磁束変化に応
じて起電力を発生する。ターボチャージャ1において,
タービンハウジング12内に排気タービンスクロール6
を通じて排ガス流が導入され,シャフト4の一端に固定
されたタービンブレード7を回転する。
【0023】タービン側センタハウジング14のタービ
ン2側の端壁14bには,内周面46と端面47からな
る環状の凹部が形成されており,シールプレート49が
この凹部内にタービン2側から圧入して取り付けられて
いる。シャフト4に形成された周溝にはシールリング5
3が配設されており,シールプレート49と摺接して,
軸受10を潤滑・冷却した潤滑油がタービン2側への漏
れを防止するシール機能を有している。タービン側セン
タハウジング14に形成されているオイル供給路45か
らの潤滑油は,軸受10に向かって噴出され,軸受10
を潤滑すると共に冷却している。タービン側センタハウ
ジング14の内周面には,軸受10とシールプレート4
9との間において,ダンパリング30が装着されてい
る。ダンパリング30は,軸受10に潤滑及び冷却用に
供給される潤滑油の一部をタービン側センタハウジング
14及びシールプレート49との間の隙間に供給する。
これらの隙間において潤滑油が形成するオイルフィルム
の緩衝・制振作用によって,シャフト4の振動を緩和・
吸収してシャフト4の高速回転を可能にしている。軸受
11側においても,コンプレッサ側センタハウジング1
5との間に,同様の構造を有するダンパリング30が配
設されている。
【0024】タービン2は,排気ガスの流れによって駆
動されるため,シャフト4は高温となり,シャフト4に
装着した回転子16である永久磁石も高温となって減磁
する場合がある。軸受10に向かって噴出される潤滑油
は,シャフト4を冷却する働きもする。軸受10に向か
って噴出される潤滑油は,シールプレート49のシール
リング53にも熱を伝達して,シャフト4の熱をタービ
ン側センタハウジング14に逃がしている。これらの冷
却性能を向上させるため,タービン側センタハウジング
14のタービン2の近い側に位置するタービン近傍部2
5には,冷却水が導入されるタービン側水ジャケット5
5が形成されている。
【0025】ステータコイルである固定子17は,固定
子17を横切る磁束変化と固定子17のコイルを流れる
電流とによって発熱し,その結果,固定子17の発電性
能が低下して充分な発電電力を取り出すことができない
ことがある。このような事態に対処するため,固定子1
7が取り付けられているタービン側センタハウジング1
4の固定子取付け部27の内部には,固定子17を取り
囲むように水ジャケット57が形成されている。この実
施例では,水ジャケット57は,タービン側センタハウ
ジング14のタービン近傍部25と固定子取付け部27
とを一体的に連結している連結部26の内部に形成され
ている連通路56を通じて,タービン近傍部25に形成
されているタービン側水ジャケット55と通じている。
【0026】タービン側水ジャケット55を流れる冷却
水によってタービン近傍部25は強制冷却されている。
したがって,軸受10やシャフト4が高温にならず,軸
受10や潤滑油の耐久性が低下したり,回転子16の永
久磁石が消磁することもない。また,タービン側水ジャ
ケット55を流れる冷却水は,連通路56を通じて,固
定子取付け部27の内部に形成されている水ジャケット
57をも流れているので,水ジャケット57内の冷却水
は固定子取付け部27を強制的に冷却し,固定子17か
ら取り出される発電電力の効率が低下するのを防止して
いる。
【0027】ターボチャージャ1それ自体は,次のよう
に作動する。ターボチャージャ1では,エンジン(図示
せず)からの排気ガスがタービンスクロール6からター
ビンハウジング12へ導入されることによって,排気ガ
スはタービンブレード7に作用し,タービン2を駆動す
る。タービン2が駆動することによってシャフト4を通
じてコンプレッサ3を駆動し,コンプレッサ3のコップ
レッサブレード9が回転することによって吸入空気がエ
ンジンに過給される。シャフト4に取り付けた回転子1
6としての永久磁石が回転し,発電機5で発電する状態
になる。発電機5は,エンジンの運転状態に応じて,消
費或いは蓄電するに見合った量だけ発電するが,その電
力を使用しない場合には,回転子16は空転するだけで
ある。
【0028】次に,図2及び図3を参照して,この発明
による発電・電動機を備えたターボチャージャの組み立
てる手順について説明する。図2は図1に示す発電・電
動機を備えたターボチャージャのシャフト組立体の回転
子の着磁工程を示す説明図であり,図3はこの発明によ
る発電・電動機を備えたターボチャージャの組立手順を
示す組立フロー図である。
【0029】先ず,未着磁状態の回転子16とシャフト
4とを含むターボチャージャ1の少なくとも回転部分を
構成する仮組立部品を組み立てて,シャフト仮組立体が
組み立てられる(図3のステップ1)。ターボチャージ
ャの回転部分の組立前に,シャフト4にはシールプレー
ト49,シールリング53及びダンパリング30が組み
付けられる。その後,ターボチャージャ1の少なくとも
回転部分を構成する仮組立部品を,完成したターボチャ
ージャと同じ配置関係になるように,シャフト4を中心
として順次取り付けることにより組み立てる。即ち,軸
受10,一方のスペーサ76,未着磁状態の回転子1
6,他方のスペーサ76,及び軸受11をシャフト4に
順次取り付け,軸受11の外側には更にスリーブ77及
びコンプレッサブレード9を順に取り付け,軸端ナット
78を締めつけることによりコンプレッサブレード9を
スリーブ77との間で挟み込んで,シャフト仮組立体が
組み立てられる。シャフト仮組立体は,図2に示す回転
体組立体90に,スリーブ77,コンプレッサブレード
9及び軸端ナット78を取り付けたものに相当する。
【0030】次に,シャフト仮組立体の回転部分に対し
てバランス修正を行い,高速回転を可能にするようにタ
ーボチャージャの回転部分の回転バランスを取る(ステ
ップ2)。回転バランスをとることにより,シャフト4
及び回転子16等の回転部分が軸に振動を生じることな
く高速回転可能となる。
【0031】次に,シャフト仮組立体からスリーブ7
7,コンプレッサブレード9,軸端ナット78を取り外
して回転体組立体90とし(ステップ3),シャフト4
に取り付けられた状態のままの回転子16を,図2に示
す着磁装置91によって着磁する(ステップ4)。着磁
装置91は,着磁電源92から電力が供給される着磁ヨ
ーク93とから構成されている。着磁ヨーク93から生
じる強力な磁力線によって回転子16が着磁される。こ
こで,軸受10,11のインナレース(内輪)は,シャ
フト4に圧入によって取り付けられているので,回転子
16やスペーサ76がシャフト4に対して軸方向に動く
ことがない。
【0032】回転子16の着磁が完了すると,回転子1
6がシャフト4に取り付けられた状態の回転体組立体9
0がタービン側センタハウジング14に組み付けられ
る。回転体組立体90は組付けが完了しているので,シ
ャフト4上に組み付けられたシールプレート49をセン
タハウジング8のタービン側センタハウジング14の内
周面46に端面47に当接するまで圧入する(ステップ
5)。その後,コンプレッサ側センタハウジング15を
タービン側センタハウジング14に嵌合して取り付け
(ステップ6),更に,取り外した状態となっているス
リーブ77,コンプレッサブレード9,軸端ナット78
をシャフト4に装着することでターボチャージャ1の組
立が完了する(ステップ7)。
【0033】図1に示すように,回転子16の外径,又
は回転子16の外周にバースト防止用の補強スリーブ1
8を嵌着する場合には補強スリーブ18の外径d1 は,
軸受け10,11及びダンパリング30を収容するため
タービン側センタハウジング14に形成される軸受支持
部14aの内径d2 よりも小さく設定されている。した
がって,回転体組立体90は,図1で見て,タービン2
側から軸受支持部14aを貫通してタービン側センタハ
ウジング14に装填可能である。更に,シールプレート
49の外径d3 は軸受支持部14aの内径d2 よりも大
きく,シールプレート49をタービン側センタハウジン
グ14の内周面46に圧入した段階で,回転体組立体9
0のタービン側センタハウジング14への装填が終了す
る。
【0034】上記の実施例では,回転子16及び固定子
17から成る交流機を発電機として説明したが,固定子
17に電流を供給して交流機を電動機として用い,エン
ジンの排気ガスが充分利用できない場合等,コンプレッ
サの駆動による過給を電動機で行うようにしてもよい。
また,上記の実施例では,回転体組立体90はタービン
2側から装填されるものであるが,コンプレッサ3側か
ら装填する場合も考えられる。この場合,シャフト4に
は,コンプレッサブレード9が取り付けられた状態の回
転体組立体が組み立てられ,シールプレート49はコン
プレッサ3側に設けられる。また,シールプレート49
がコンプレッサ側センタハウジング15の軸受支持部1
5aに圧入される構造に変更されることになる。
【0035】
【発明の効果】この発明による発電・電動機を備えたタ
ーボチャージャは,上記のように構成されており,次の
ような効果を有する。即ち,この発電・電動機を備えた
ターボチャージャにおいては,着磁された回転子とシャ
フトとを含む主要な回転部分を組み立てたまま,ハウジ
ングの一方から挿入してハウジングへの組付けができ,
着磁された回転子をハウジングに組み付ける際に回転子
がハウジング等に衝突するのを防止し,且つ回転体組立
体のバランスを良好にした状態でターボチャージャを組
み立てることができる。回転体組立体は回転バランスが
良好になった状態でセンタハウジングに組み付けられる
ので,組付け後のターボチャージャの回転部分にアンバ
ランスが発生することがなく,高速回転で運転すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による発電・電動機を備えたターボチ
ャージャの一実施例を示す断面図である。
【図2】この発明による発電・電動機を備えたターボチ
ャージャの回転子の着磁工程を示す説明図である。
【図3】この発明による発電・電動機を備えたターボチ
ャージャの組立手順を示すフロー図である。
【図4】従来の発電・電動機を備えたターボチャージャ
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 発電・電動機を備えたターボチャージャ 2 タービン 3 コンプレッサ 4 シャフト 5 発電機 7 タービンブレード 8 センタハウジング 9 コンプレッサブレード 10,11 軸受 12 タービンハウジング 13 コンプレッサハウジング 14 タービン側センタハウジング 14a 軸受支持部 15 コンプレッサ側センタハウジング 15a 軸受支持部 16 回転子 17 固定子 18 補強スリーブ 30 ダンパリング 46 内周面 47 端面 49 シールプレート 53 シールリング 76 スペーサ 77 スリーブ 78 軸端ナット 90 回転体組立体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 7/18 H02K 7/18 A Fターム(参考) 3G005 EA14 EA16 FA51 GB55 GB61 GB65 GB83 HA15 5H607 BB01 BB02 BB07 BB14 BB26 CC03 CC05 DD03 DD09 DD19 FF07 FF30 GG01 GG08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に配設され且つ排ガスエネ
    ルギーで駆動されるタービン,前記ハウジング内に配設
    されたコンプレッサ,前記タービンと前記コンプレッサ
    とを連結するシャフト,前記ハウジングに形成された一
    対の軸受支持部にそれぞれ配設されて前記シャフトを回
    転可能に軸支する軸受,一対の前記軸受間において前記
    シャフト上に取り付けられた発電・電動用の回転子,該
    回転子の外側を取り囲んだ状態で前記ハウジング内に取
    り付けられた固定子,前記シャフトと前記ハウジングと
    の間をシールするため前記各軸受よりも前記シャフトの
    軸端側において前記ハウジングの少なくとも一方の端壁
    に形成された凹部に嵌着されるシール部材を具備し,前
    記凹部が形成された側の前記軸受支持部の内径は前記回
    転子の外径よりも大きい値に設定され,且つ前記ハウジ
    ングの前記凹部の内径は前記軸受支持部の内径よりも大
    きい値に設定されていることから成る発電・電動機を備
    えたターボチャージャ。
  2. 【請求項2】 前記シール部材は,前記シャフトと相対
    摺動可能に配設されたシールプレート,及び前記シャフ
    トに形成された周溝内に配置され且つ前記シールプレー
    トと相対摺動可能に配設されたシールリングであること
    から成る請求項1に記載の発電・電動機を備えたターボ
    チャージャ。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングは前記タービンを内部に
    配設したタービンハウジング,前記コンプレッサを内部
    に配設したコンプレッサハウジング,及び両端に前記タ
    ービンハウジングと前記コンプレッサハウジングとがそ
    れぞれ固定されたセンタハウジングから構成されてお
    り,前記センタハウジングはタービン側センタハウジン
    グとコンプレッサ側センタハウジングとから構成されて
    おり,前記タービン側センタハウジングに形成された一
    方の前記軸受支持部に一方の前記軸受が配置され,前記
    コンプレッサ側センタハウジングに形成された他方の前
    記軸受支持部に他方の前記軸受が配置されることから成
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の発電・電動機を
    備えたターボチャージャ。
  4. 【請求項4】 前記タービンを構成するタービンブレー
    ド又は前記コンプレッサを構成するコンプレッサブレー
    ドは,前記軸受と当接可能に前記シャフト上に装着され
    たスリーブと前記シャフトの軸端に螺着された軸端ねじ
    との間で挟着された状態で前記シャフト上に取り付けら
    れることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    発電・電動機を備えたターボチャージャ。
  5. 【請求項5】 前記タービンブレード及び前記コンプレ
    ッサブレードのいずれか一方のみが前記シャフトに取り
    付けられ且つ前記シャフトに取り付けられた前記タービ
    ンブレード又は前記コンプレッサブレードに対応した一
    方の前記シール部材と前記回転子とが前記シャフトに取
    り付けられた状態で回転体組立体が組み立てられ,前記
    回転体組立体を一方の前記シール部材が嵌着される前記
    ハウジングの一方の前記端壁側から前記ハウジング内に
    挿着することにより組み立てられることから成る請求項
    4に記載の発電・電動機を備えたターボチャージャ。
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