JP2000145156A - 養生シート捲重体 - Google Patents

養生シート捲重体

Info

Publication number
JP2000145156A
JP2000145156A JP10322271A JP32227198A JP2000145156A JP 2000145156 A JP2000145156 A JP 2000145156A JP 10322271 A JP10322271 A JP 10322271A JP 32227198 A JP32227198 A JP 32227198A JP 2000145156 A JP2000145156 A JP 2000145156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive layer
sheet
curing sheet
adhesive
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10322271A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Goto
昌彦 五藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10322271A priority Critical patent/JP2000145156A/ja
Publication of JP2000145156A publication Critical patent/JP2000145156A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 極めて能率よく、且つ安全に被覆作業するこ
とができる養生シート捲重体を提供する。 【解決手段】 基材の片面の全面もしくは一部に粘着層
が設けられ、捲重体となされた養生シートにおいて、粘
着層を外側にして捲重体となされていることを特徴とす
る養生シート捲重体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設現場の壁、床
などの表面に仮接着し、その表面を汚損から保護するた
めの養生シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建設現場では壁、床などの表
面を汚損や傷付きから保護するために、それらの表面に
紙や樹脂フィルム類を被覆することが行われていた。こ
の場合は被覆した養生シートの周囲を別の粘着テープな
どで壁や床面に固定するという作業が必要であった。ま
た、被覆作業中に未だ固定されていない養生シートの側
縁や端部が部分的に浮き上がり、これが足に絡み付い
て、現場の安全管理の点でも問題があった。
【0003】上記の不便を解決するため、基材シートの
片面に仮接着用の粘着層を設けた養生シートが開示され
ている(例えば特開平1−129085号公報など)。
しかし、従来の養生シートは粘着層を内側にしてロール
状に捲回された広幅の捲重体であるから、被覆に際して
は粘着層を壁や床側にして広げる作業が大変面倒であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点を解消し、極めて能率よく、且つ安全に被覆作業す
ることができる養生シート捲重体を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の養生シー
トは、基材の片面の全面もしくは一部に粘着層が設けら
れ、捲重体となされた養生シートにおいて、粘着層を外
側にして捲重体となされていることを特徴とするもので
ある。
【0006】また、請求項2記載の養生シートは、請求
項1記載の養生シートであって、捲重体最外周の養生シ
ートが粘着層を内側にして折り返され、捲重体の捲回方
向と逆方向に捲回されることにより、捲重体表面が基材
面となされていることを特徴とするものである。
【0007】本発明の養生シートに使用される基材とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体などのポリオレフィン系樹脂、軟質塩化
ビニル樹脂などで代表される合成樹脂シート、ポリエチ
レンなどでラミネートされた布、和紙など、従来から養
生シートの基材として用いられているものである。
【0008】粘着層としては、主として、天然又は合成
ゴムやアクリルポリマーをベースとし、これに粘着付与
剤、軟化剤、酸化防止剤などが添加された溶剤系、エマ
ルジョン系、ホットメルト系の粘着剤が用いられ、特に
ゴム系のものが好適に用いられる。また、粘着層を積層
する方法としては、粘着剤の形態により公知のものが適
宜採用され、例えば、塗布、共押出等が挙げられる。
【0009】ベースポリマーとしての合成ゴムは特に限
定されるものではなく、例えば、スチレン−ブタジエン
−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−
スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン・ブチ
レン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン
・プロピレン−スチレンブロック共重合体等のブロック
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体ゴムまたはそ
の水素添加物などのスチレン系合成ゴムやポリイソブチ
レンゴム、ポリイソプレンゴム等が挙げられる。
【0010】粘着付与剤としては、例えば、ロジン系樹
脂、テルペンフェノール系樹脂、テルペン樹脂、石油樹
脂、クマロン・インデン樹脂、キシレン樹脂、アルキル
フェノール樹脂などが挙げられ、これらの少なくとも1
種が使用できる。
【0011】軟化剤としては、粘着剤の二次転移点を低
下させ、低温に於ける流動性を高め、且つタックを保持
するために使用され、例えば、プロセスオイル、エキス
テンダーオイル、液状ポリブテン、液状ポリイソプレ
ン、液状ポリイソブチレンなどが挙げられ、これらの1
種又は複数種を併用することができる。
【0012】酸化防止剤としては、通常の酸化防止剤、
老化防止剤が使用され、フェノール系、アミン系、イミ
ダゾール系などが挙げられる。
【0013】上記粘着剤は、通常、塗工、溶融コート、
押出コート、共押出成形などの方法で基材に積層される
が、基材の全面に積層されてもよく、使用後に剥離し易
くするために筋状など部分的に積層されてもよい。
【0014】本発明の養生シートは粘着層が設けられた
面を外側にし、通常は紙管などの巻芯を使用して捲回さ
れる(このように粘着層を外側にした捲回状態を「逆巻
き」と呼び、粘着層を内側にした通常の捲回状態を「正
巻き」と呼ぶことにする)。上記逆巻きとすることによ
り、該養生シートを施工現場で被覆するに際し、この捲
重体を壁や床面に転がすだけで貼り付けることができ、
固定用の粘着テープなどを必要としない。
【0015】しかし、逆巻きとした捲重体のままでは粘
着層が露出しているので塵や埃が付着し、梱包材料の段
ボール箱などに付着するので扱い難い。従って、捲重体
表面に離型紙などを巻き付けることが考えられるが、離
型紙を使用するとコストが高くなり、離型紙を施工現場
で剥離すると嵩張った廃棄物となるなどの問題が生じ
る。
【0016】このため本発明の好ましい形態として、逆
巻きとされた捲重体の最外周の養生シートを一旦剥離
し、粘着層を内側にして捲回方向と逆方向に折り返して
巻き付けると、この最外周においては折り返した養生シ
ートの粘着層とその下の逆巻きの粘着層とが接着され、
捲重体の表面に基材面が露出して正巻きとなる。
【0017】正巻きとすることにより捲重体表面は基材
が現れ、粘着層が露出しないので塵や埃が付着せず、梱
包材料にも付着しないので取扱い易く、又、離型紙を使
用する必要もない。
【0018】上記のように最外周を正巻きとされた捲重
体の養生シートを使用するには、最外周だけを切り除い
て粘着層を露出させるか、粘着層の粘着力が弱い場合に
は粘着層同士の接着を剥離して粘着層を露出させること
ができる。
【0019】(作用)請求項1記載の養生シートによる
と、粘着層を外側にして捲重体となされたものであるか
ら、粘着層を被養生材に接着させながら容易に展開被覆
することができ、固定用の粘着テープを必要とせず能率
的に施工することができる。
【0020】請求項2記載の養生シートでは、捲重体最
外周の養生シートが粘着層を内側にして折り返され、捲
重体の捲回方向とは逆方向に捲回されたものであるか
ら、捲重体表面には粘着層が露出せず、取扱いが容易で
ある。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の養生
シート捲重体の実施例を示す側面図であり、捲重体1は
基材であるポリプロピレンシート2の一面に粘着剤が塗
布されて粘着層3が設けられ、粘着層3を外側にして紙
管4に捲回されたものである。このものは壁面や床面を
被覆する際に転がすだけで接着され、非常に能率的に被
覆作業することができた。
【0022】(実施例2)図2は本発明の養生シート捲
重体の他の実施例を示す側面図であり、この捲重体10
は図1に示した養生シート捲重体1の最外周が剥離さ
れ、粘着層31を内側にして捲重体1の捲回方向と逆方
向に捲回され、内側とされた粘着層31と捲重体1の外
側の粘着層3とが接着されることにより、捲重体10表
面にポリプロピレンシート2の基材が現れたものであ
る。使用するときには、最外周の養生シートの粘着面同
士を剥離して粘着層3を露出させるだけで実施例1のも
のと同様に使用することができた。
【0023】この捲重体10は表面に粘着層3が露出し
ていないので、粘着層3に塵や埃が付着することがな
く、梱包用の段ボール箱に接着することもないので取扱
い易く、また、離型紙を使用しないので廃棄物の処理も
問題なくできた。
【0024】図2では折り返された養生シート11の端
部が折り返し部5に被さるように長く折り返されている
が、露出した粘着層3が他の物品に触れない程度であれ
ば折り返し部5に届かない長さであってもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明の養生シート捲重体は粘着層を被
養生材に接着させながら容易に展開被覆することがで
き、固定用の粘着テープを必要としないので、極めて能
率よく、且つ安全に被覆作業することができる。また、
捲重体最外周の養生シートが粘着層を内側にして折り返
され、捲重体の捲回方向とは逆方向に捲回されたものと
すれば、捲重体表面には粘着層が露出せず、取扱いが容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の養生シート捲重体の実施例を示す側面
図。
【図2】本発明の養生シート捲重体の他の実施例を示す
側面図。
【符号の説明】
10:捲重体 2:ポリプロピレンシート 3,31:粘着層 4:紙管 5:折り返し部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の片面の全面もしくは一部に粘着層
    が設けられ、捲重体となされた養生シートにおいて、粘
    着層を外側にして捲重体となされていることを特徴とす
    る養生シート捲重体。
  2. 【請求項2】 捲重体最外周の養生シートが粘着層を内
    側にして折り返され、捲重体の捲回方向と逆方向に捲回
    されることにより、捲重体表面が基材面となされている
    ことを特徴とする請求項1記載の養生シート。
JP10322271A 1998-11-12 1998-11-12 養生シート捲重体 Pending JP2000145156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10322271A JP2000145156A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 養生シート捲重体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10322271A JP2000145156A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 養生シート捲重体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000145156A true JP2000145156A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18141790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10322271A Pending JP2000145156A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 養生シート捲重体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000145156A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020050692A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 日東電工株式会社 粘着テープ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020050692A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 日東電工株式会社 粘着テープ
JP7222641B2 (ja) 2018-09-25 2023-02-15 日東電工株式会社 粘着テープ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1214384B1 (en) Stretch releasing adhesive tape with integral pull tab
AU701923B2 (en) Removable adhesive tape with controlled sequential release
US6001471A (en) Removable adhesive tape with controlled sequential release
US5069969A (en) Pressure sensitive adhesive tape with central release liner
JP4261057B2 (ja) テープロールタブ貼付方法および物品
US5942300A (en) Flexible laminated sheet flooring product
JP2002505989A (ja) スプライステープ、スプライス方法およびスプライステープを具備するアセンブリ
JP2000145156A (ja) 養生シート捲重体
JPH07166139A (ja) 粘着テープもしくはシート
JPH09279106A (ja) フロアカーペット敷貼り用両面粘着シート及びこれを用いるフロアカーペット敷貼り方法
JPH0953058A (ja) 巻き崩れがない粘着テープ
JP2001031918A (ja) 粘着シート
JPH1121521A (ja) 両面粘着テープ
JP6567294B2 (ja) 壁紙施工用テープ糊及び該テープ糊用転写工具
JPH07156355A (ja) 表面保護シート
JPH089145Y2 (ja) 両面粘着テープ
JP2003301146A (ja) 層間剥離両面テープ
JP2003171059A (ja) ラベル連続体、ラベル連続体の連結方法及びラベルカス連続除去方法
JPH0864134A (ja) ブラウン管保護用粘着テープ
JPH05271630A (ja) 両面粘着テープ及びそれを用いたフレキソ版の固定方法
WO2000075256A1 (en) Adhesive tape
JPH0441578A (ja) 両面粘着テープもしくはシートとその使用方法
JPH06157993A (ja) 粘着テープと被着体との接着構造
JPH05194920A (ja) 除塵用粘着テープ
JP2000309758A (ja) フィルム巻回体